JP4525967B2 - 打設中のコンクリート欠陥検出方法及び該欠陥の検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、打設中のコンクリート欠陥検出方法及び該欠陥の検査装置に関する。
コンクリート構造物において、ジャンカなどのコンクリート欠陥はその強度を大きく損なうため、有効な対策を講ずる必要がある。従来、合板などで形成した非導電性コンクリート型枠内で養生中のコンクリートの状況は外部からは観察できないため、コンクリートが硬化して型枠を外したのち、ジャンカ部分にモルタルなどで補修していたが、補修部分と周囲のコンクリートとの一体性が確保し難く、長期間に亘って品質を保証し得ないため、コンクリートの硬化前にジャンカなどを発見して修復することが強く望まれている。
ここでジャンカ・空隙等の不良箇所を周囲の充填部分から見分ける方法としては、次のものが提案されている。
(1)両部分の密度の差を、被検査面を叩いたときの音で判別する打音検査(特許文献1)。
(2)両部分の熱容量の差を、型枠外面への赤外線照射後の加熱状態としてサーモグラフィ技術で判別する方法(特許文献2)。
(3)両部分の静電容量の差を、型枠内面に設置した検出部で検出する方法(特許文献3)。
特開2001−201489号 特開平11−183415号(段落0009) 特許2836799号
(1)の方法は、人の聴覚での判定が主であり、精度が低い。
(2)の方法は、サーモグラフィで判定できる温度差を短時間に発生させるためには、型枠に特殊な高熱伝導率の材料を使用しなければならず、コスト高となり、又、コンクリート充実部分とジャンカとを判別するほどの精度は得られない。
(3)の方法では、検出部はコンクリート中に埋め込まれたままとなり、繰返し使用できないので、不経済である。
本発明は、コンクリート硬化前に経済的にかつ精度良くジャンカ等を検出するために、非導電性コンクリート型枠の外側から計測したコンクリート外側部分の静電容量を、基準値と対比することとしたコンクリート欠陥の検出方法及び該欠陥の検出装置に関する。
まず本明細書において、「コンクリート欠陥」とは、コンクリートの充填不良(空隙)やジャンカなど、コンクリート打込みの際及び硬化中に生ずる不良をいう。
の手段は、打設中のコンクリートの欠陥を検出する方法において、
非導電性コンクリート型枠2内へのコンクリートの打込み後コンクリート硬化前に、コンクリート型枠の外面上の相互に接近した一対の第1測点a1,a1との間で高周波電流を印加することでコンクリート型枠2の静電容量Q1を、又、コンクリート型枠2の外面上の相互に遠隔した一対の第2測点a2,a2との間で高周波電流を印加することでコンクリート型枠2及びコンクリート型枠内面に接するコンクリート外側部分6の静電容量の和Q2を相前後してそれぞれ測定する工程と、
上記第2測点a2,a2の間で測定した静電容量Q2から、上記第1測点a1,a1との間で測定した静電容量Q1を差し引いて硬化前のコンクリート外側部分6の静電容量Qcを算出する工程と、を具備し、
算出されたコンクリート外側部分6の静電容量Qcを、予め定めた基準値Qと比較して該基準値よりも小さいときにコンクリート欠陥有りと判定することを内容としている。
の手段は、上記第の手段に係るコンクリート欠陥検出方法において、上記第1測点a1,a1の間の距離をL1、第2測点a2,a2間の距離をL2としたときに、上記第1測点a1,a1間で測定した静電容量Q1に補正係数(L1/L2)を乗じた数値(L1/L2)Q1を上記Q1に代えて上記Qcの算出に用いたものである。
これは、コンデンサの電気容量(静電容量)の公式Q=ε×(S/d)に基づいて端子間距離の増加による静電容量の減少を補正するものである。尚、上記公式中Sは極板の面積、dは極板間距離、εは被誘電率である。
の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記基準値Qを、コンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量の和Q2を測定する際の端子間距離L2が大きくなるのに対応して小となるL2の減少関数としている。
この基準値Qは、コンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量の和Q2を測定する際の端子間距離L2に反比例として数式Q=A/L2(Aは定数)で定義することができ、コンクリート型枠2から比較的小さな奥行きの範囲を考慮すれば足りる箇所(例えば比較的薄いコンクリート壁に対応する箇所)では、上記数式によりコンクリート欠陥を高精度に判別できるものと期待できる。
の手段は、上記第1の手段乃至第の手段の何れかを有し、かつ上記高周波電流の周波数を、10〜60MHzとしている。
の手段は、上記第1の手段乃至第の手段の何れかを有し、かつ上記コンクリート型枠2の外面上において、上記第1測点a1,a1、乃至第2測点a2,a2のうち一方測点を、他方測点と同じ高さに位置させたことを内容としている。
の手段は、打設中のコンクリートの静電容量を非導電性コンクリート型枠2の外側から計測する装置であって、コンクリート型枠の静電容量Q1を測定するために相互に近距離を隔てた第1端子26,26と、コンクリート型枠及びコンクリート外側部分の静電容量の和Q2を測定するために相互に遠距離を隔てた第2端子28,28とを具備し、第2端子28,28間で測定した静電容量から第1端子26,26間で測定した静電容量を差し引いてコンクリート外側部分の静電容量を計測するように構成している。
の手段は、上記第の手段を有し、かつ上記第1端子26,26及び第2端子28,28を、第1端子26,26を内側に、第2端子28,28を外側にほぼ一列に配列している。
の手段は、上記第の手段又は第の手段を有し、かつ上記第1端子26,26間への高周波電流の印加と、上記第2端子28,28間への高周波電流の印加とを時間差をおいて自動的に連続して行なうことが可能としている。
の手段は、打設中のコンクリートの静電容量を非導電性コンクリート型枠2の外側から計測する装置であって、高周波電流を印加するための一対の端子24,24を有し、これら2つの端子24,24の間の距離を、コンクリート型枠2の静電容量を測定するための第1距離L1と、コンクリート型枠及びコンクリート外側部分の静電容量の和を測定するために上記第1距離L1よりも大とした第2距離L2の何れかに選択可能とし、第2距離L2で測定した静電容量Q2から第1距離L1で測定した静電容量Q1を差し引いてコンクリート外側部分の静電容量を計測するように構成している。
10の手段は、上記第の手段乃至第の手段のいずれかを有し、かつ算出したコンクリート外側部分の静電容量Qcの大きさに応じて、該静電容量とその静電容量の大きさを有するコンクリート欠陥を修復するために必要な振動時間との関係について予め作成された換算テーブルに基づいて所要振動時間に関する情報を表示するように設定している。
ここで「換算テーブル」とは、既述基準値を下回るコンクリート外側部分6の静電容量と、その静電容量を有するコンクリート外側部分が有するコンクリート欠陥を補修するための所要振動時間とを、相互に関連付けた対応表であって、電子回路その他適宜手段に記録されたものをいう。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○コンクリート型枠2の外部から静電容量を測定することができ、その測定センサをコンクリート内部に埋め込む必要がないので、経済的である。
○コンクリートの空隙部分から充実部分までの静電容量には巾があるので、空隙部分はもちろんジャンカ部分まで周囲の充実部分から明瞭に区別できる。
またの手段に係る発明によれば、コンクリート型枠2上で短く隔てた第1測点a1,a1間での測定で型枠自体の静電容量を測定するから、コンクリートの打込みの前後2回に亘って測定作業をする必要がなく、作業が大幅に簡単となる。
の手段に係る発明によれば、コンクリート型枠の静電容量を補正して、コンクリート外側部分の静電容量の算出に使用するから、その算出値の精度が高まる。
の手段に係る発明によれば、基準値をコンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量の和Qcを測定する際の端子間距離L2が大きくなるのに対応して小となるL2の減少関数とすることでコンクリート欠陥を確実に検出することができる。
の手段に係る発明によれば、上記高周波電流の周波数を、10〜60MHzとしたから、ジャンカなどのコンクリート欠陥を周囲のコンクリート部分から、より明確に区別できる。
の手段に係る発明によれば、ジャンカの修復のための所要振動時間を決定する要素となる型枠上の高さが同じ箇所に2つの測点を設定したから、ジャンカの修復作業をより的確に行なうことができる。
の手段に係る発明によれば、近距離用の第1端子26,26と遠距離用の第2端子28,28とをそれぞれ設けたから、これら端子を型枠上の外面に当てるだけで簡単にジャンカなどの有無を判別でき、操作が簡単である。
の手段に係る発明によれば、上記第1端子26,26及び第2端子28,28を、第1端子26,26を内側に、第2端子28,28を外側にほぼ一列に配列したから、それら第1端子26,26の間に所要被検査点を位置させることで該検査点での静電容量を確実に計測することができる。
の手段に係る発明によれば、上記第1端子26,26間への高周波電流の印加と、上記第2端子28,28間への高周波電流の印加とを時間差をおいて自動的に連続して行なうことが可能なので、利用者の操作の手間が省け、作業効率が高まる。
の手段に係る発明によれば、2つの端子24,24の距離を可変としたので、これら両端子を操作するだけでコンクリート外側部分の静電容量の算出に必要なデータが計測できる。
10の手段に係る発明によれば、算出したコンクリート外側部分の静電容量Qcの大きさに応じて、予め作成された換算テーブルに基づいて所要振動時間に関する情報を表示したから、該情報に基づいてジャンカ等の補修作業を極めて容易に行なうことができる。
図1から図5は、本発明の参考例に係るコンクリート欠陥の検出方法を示している。この方法は、コンクリートの打込みの前後に亘ってそれぞれ静電容量を測定するものである。
図1は、上記検出方法の原理図を示している。同図中、2は、コンクリート型枠であり、Aは、コンクリート型枠外面上の静電容量の観測箇所であり、更にa0,a0は観測箇所中の2つの測点である。又、上記コンクリート型枠2内にはコンクリート4が充填されており、6は、そのコンクリートの外側部分、20はコンクリート欠陥の検出装置である。該装置により上記2測点間に高周波電流を印加すると、上記コンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6はそれぞれ並列接続されたコンデンサC1、C2として機能し、コンクリート型枠2の静電容量Q1及びコンクリート外側部分の静電容量Qcとの和Q2が測定されることとなる。
図2は、本発明方法によって検査するコンクリート型枠2と、該検査に使用するコンクリート欠陥検出装置20とを示している。
コンクリート型枠2は、鋼材などの導電体で形成すると上記原理図において回路の短絡を生じてしまうので、合板やセメント成形板の如き非導電性材料で形成する。これら合板
型枠などの静電容量は、その含水率に左右されるため、コンクリートの打込み作業の度に測定する必要がある。又、コンクリート型枠2の厚さは、コンクリート外側部分の静電容量の測定が困難とならない程度の大きさとするものとし、例えば合板であれば9〜15mm、特に12mmとすると好適である。又、コンクリート型枠2の外面には複数の観測箇所A1、A2…を設定する。図示例では、各観測箇所A1、A2…をコンクリート型枠2の外面下部に水平方向に等間隔を存して配列しているが、コンクリート型枠の外面に亘って満遍なく測定できればどのように配置しても良い。
参考例のコンクリート欠陥検出装置20は、既知の水分測定計と同一構造・同一原理のもので、平坦な当接面22に2つの端子24、24を有し、被検査面にそれら端子を接触させて両端子間に高周波電流を印加することで被検査体の静電容量を測定することができるように構成している。上記両端子24、24の間の距離Lは、30〜60mm程度とすることが好ましく、30mm以下の距離となると、測定した静電容量のうちコンクリート型枠の寄与分に比べてコンクリート外側部分の寄与分が小さくなり過ぎるので、コンクリート外側部分の静電容量を正確に測定し難い。又、60mm以上の距離となると、例えば両測点間に小さなジャンカなどがあった場合に、このジャンカとその周囲のコンクリート充填部分とを併せたものの静電容量を測定することとなるため、小さなジャンカを精度良く検出することが難しい。
本発明方法を実施するときには、次の手順で行う。
(1)コンクリート型枠2の外面に所要数の観測箇所A1、A2…を示す目印を付する。
参考例では、上述の如くコンクリートの打込みの前後に亘って静電容量を測定するため、その測点を明確にする必要がある。
(2)コンクリートの打込み前に各観測箇所A1、A2…について静電容量を測定する。
各観測箇所A1、A2…において、上記検出装置20の両端子24、24を型枠の被検査面に当接すると、これら当接点を測点a0,a0としてこれら両点間のコンクリート型枠2部分の静電容量Q1が測定されるので、この測定値を各観測箇所A1、A2…毎に記録しておく。このとき型枠2に印加する高周波電流の周波数は10〜60MHzとすることが望ましい。この数値の根拠については後述する。
(3)コンクリートの打込み後に各観測箇所A1、A2…について静電容量を測定する。
コンクリートの打込み後硬化が完了する前に、上記各観測箇所A1、A2…において、上記検出装置20の測定端子24、24を被検査面に当接すると、それらの当接点を測点a0,a0としてコンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量の和Q2を測定することができる。尚、コンクリート欠陥の補修のための振動時間は、該欠陥の高さに左右されるので、上記両測点a0,a0は、同じコンクリート型枠2上の同じ高さにとると良い。
下記の表は、図2に示す様なコンクリート打設現場において、端子間距離をL=40mmとし、又、印加電流の周波数を20MHzとして、各観測箇所における打込み前後の静電容量Q1、Q2を測定した結果を示している。同表には、これら測定値のうち後者から前者を差し引いた数値を併せて掲げており、これは測点a0,a0間のコンクリート外側部分の静電容量Qcに相当している。
Figure 0004525967
(4)打込み前後の静電容量の差を、基準値Qと比較して欠陥の有無を判定する。
上述の端子間距離L=40mmでの基準値は後述の実験によれば100pFである。上記各観測箇所A1…におけるコンクリート外側部分の静電容量Qcを、上記基準値に比較すると、表1中のA6の測定値のみ90pFであり、従ってこの場所にはジャンカなどのコンクリート欠陥8が発生しており、他の箇所のコンクリートは健全であると判断される。
図3及び図4は、出願人が本願方法の基準値Qを決定するために行なった実験の説明図である。
上記図3は、空隙部の静電容量の測定実験に係る試験体12を示しており、該装置は、コンクリート型枠2の前壁内面に、模擬空隙部14としての発泡スチロール板を貼り付け、残りのコンクリート型枠内部分にコンクリート4を充填してなる。模擬空隙部14の厚さが10mm,20mm,40mmの3タイプの試験体を用意し、これらを、型枠内部全てにコンクリートを充填したもの(コンクリート充填体という)と対比して実験し、その結果を表2を示している。尚、上記コンクリート型枠2の左右巾及び高さは400mm、奥行きは150mmである。又、測定に使用したのは、端子間距離40mmのコンクリート欠陥検知装置である。
Figure 0004525967
この表から判る通り、欠陥の存しないコンクリート充填体(試験体No1,2)での2箇所の静電容量は、それぞれ126pF、121pFであるのに対して、厚さ10mm,20mm,40mmの模擬空隙部14での静電容量は、67pF、36F、14pFであった。即ち、模擬空隙部の厚さがコンクリート欠陥検出装置の端子間距離の1/4倍、1/2倍,1倍であるときの静電容量は、それぞれ約1/2倍、約1/4倍、約1/10倍となっていることが判る。つまり上記コンクリート型枠2内に少しでも空隙があると、静電容量の測定値は急激に減少する。
上記図4は、空隙部の静電容量の測定実験に係る試験体16を示しており、該装置は、コンクリート型枠2の前壁内面に、上記コンクリート型枠2の前壁内面の左右方向中間部に沿って模擬ジャンカ18を形成している。該模擬ジャンカは、横断面コ字形のアクリル製仕切り材(図示せず)内に砕石を投入するとともに、残りのコンクリート型枠内部分にコンクリート4を充填した後に上記仕切り材を上方に引き抜いてなる。模擬ジャンカの厚さがともに20mmで左右方向の巾が10cm及び20cmの2タイプの試験体を用意し、これら試験体のジャンカ部分とその周囲の充填部分(コンクリートが実密に詰まった状態の部分をいう。以下同じ)との静電容量を測定した。尚、上記コンクリート型枠2の左右巾及び高さは400mm、奥行きは150mmである。
Figure 0004525967
この表によれば、ジャンカ巾10cmの実験体のジャンカ部分及び充填部分の静電容量は、それぞれ54pF及び114pFであり、他方、ジャンカ巾20cmの実験体のジャンカ部分及び実密充填部分の静電容量は、それぞれ43pF及び106pFであった。左右巾10cm、20cmのジャンカ部分の静電容量54pF、43pFは、表2に示した厚さ10cm、20cmの空隙部の静電容量36F、14pFよりは、実密なコンクリート充填部分の静電容量に近いけれども、それでもなお該充填部分とは明瞭に区別できることが判る。
以上のことから、コンクリート欠陥検出装置の端子間距離が40mmである場合、基準値Qを100pFとすればコンクリート欠陥とコンクリート充填部分とを区別できる。
端子間距離が40mm以外の場合も、上述のような実験を行って基準値を決定すれば良い。もっとも既述のコンデンサの電気容量の公式Q=ε×(S/d)によれば、端子間距離が大となるときには基準値も減少することとなるので、端子間距離Lが上記40mmよりもやや大きい程度であれば、L=40mmでの基準値Qをそのまま用いても差し支えない。又、上記静電容量の公式より、端子間距離Lに対する基準値の近似式としてQ=100×(40/L)[pF]を用いることもできる。
下記の表4は、図4に示す模擬ジャンカ付きコンクリート試験体に関して、水−セメント比、単位水量、モルタル量をさまざまに変更して静電容量の対比実験を行なった結果である。この実験には上述の端子間距離L=40mmの欠陥検出装置を用いている。
その実験結果からは、コンクリートの水−セメント比、単位水量、モルタル量を変化させても、同一の基準値Q=100pFを用いてコンクリート欠陥の判定をすることができることが分る。
又、静電容量の低い観測箇所に振動を加えてジャンカを解消させると、周囲のコンクリート部分と同程度まで静電容量が回復することから、静電容量の低さが間違いなくジャンカの存在に起因することも判る。
Figure 0004525967
図5は、本発明方法に使用する高周波電流の周波数を特定するための実験装置を示している。
この実験装置は、上面開口の容器50内に2枚の平板状の端子52,52を間隔を存して挿入し、これら両端子間に加える高周波電流の周波数及び電圧を変化できるように構成したものである。該装置内に、水、モルタル、絶乾状態の砂を入れて、上記周波数を変更してそれぞれの静電容量を測定した結果を、下記の表5に示す。尚、容器の大きさは、奥行き・高さともに40mmであり、又、測定時の温度は約10℃である。又、印加した電流の電圧は、100mVである。
Figure 0004525967
同表中、空気の静電容量はコンクリート型枠中の空隙部の静電容量に、砂の静電容量は、ジャンカの静電容量に、モルタルの静電容量はコンクリートの実密充填部分にそれぞれ相当する。又、同表中の水の静電容量は、例えば水とセメントとの混合が不十分な結果としてコンクリート中で含水率が高い部分の静電容量に相当するものと考える。現実には、水はセメントよりも比重が小さいので、打設コンクリート内の一部に、欠陥に相当するほど含水率の高い部分ができることは稀なのであるが、念のためにこのような部分も想定して周波数帯を設定するものとする。こうしたコンクリート欠陥から健全なコンクリート部分を区別するためには、モルタルの静電容量が空気・砂・水の静電容量の何れとも異なることが必要である。
表5を見ると、1〜10MHzの低い周波数帯では、厚さ10mmの場合と厚さ20 mm,40mmの場合とでモルタルの静電容量の測定値が極端に相違し、信頼性のある測定値が得られない。又、80MHzの周波数帯では、モルタルの静電容量は、厚さ10mm,20mm,40mmのそれぞれに関して、14pF、11.2pF、8.9pFと非常に小さく、他の空気・砂・水との差異が数pF程度しかないのでこれらを区別できない。その他の周波数帯では、空気・砂の静電容量はモルタルの静電容量の1/10以下程度であるので、空気・砂とモルタルとの識別は可能である。従って、単に空隙及びジャンカ部を検出するためには、表5中の1〜10MHzの低周波数帯と80MHz前後の高周波数帯とを除いて、おおよそ10〜60MHzの範囲で測定すれば良い。
又、表5によれば、水の静電容量は、低周波数帯ではモルタルの静電容量とほぼ同じかこれよりも小さく、20〜40MHz前後のピーク部分でモルタルの静電容量との差が最大となるので、コンクリート構造物のうち含水率の大きい脆弱部分を検出しようとすれば、モルタルの静電容量のピーク部分で測定することが特に好適である。このピーク部分は端子間距離が40mmである場合には10〜30pFとすることが望ましい。
図6及び図9は、本発明の実施形態に係るコンクリート欠陥の検出方法の実施に適したコンクリート欠陥検出装置20を示している。
この装置は、把手30付きの本体32から頸部34を介して前方突設したヘッド36の先端面を、当接面とするとともに、該当接面の左右方向両側にコンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量測定用の一対の第1端子26,26を、又、上記当接面の左右方向中間部に、コンクリート型枠2の静電容量測定用の第2端子28,28を、それぞれ形成し、本体32乃至把手30の適所に付設した釦(図示せず)を押すことで静電容量の測定が可能としたものである。
上記ヘッド36は、第1端子26,26間の距離を10〜20mmに、第2端子28,28間の距離30〜60mmに設定しており、これにより、第1端子間でコンクリート型枠2のみの静電容量Q1を、又第2端子28,28間でコンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量の和Q2をそれぞれ測定できるように構成している。各第1、第2端子はそれぞれ縦線状に形成しているが、その形状は適宜変更することができる。又、図示例では、一対の第1端子26,26の両側に各第2端子28,28を鉛直線Cに対して対称に形成し、上記当接面をコンクリート型枠2上の被検査面へ押し当てたままで第1端子26,26間の静電容量、及び第2端子28,28間の静電容量を順次測定することでヘッド36を動かすことなく、所定観測箇所でのコンクリート外側部分の静電容量を計測できるように構成している。
又、本体は、制御部としてのマイクロコンピュータを内蔵しており、第1端子26,26間に高周波電流を印加してコンクリート型枠2の静電容量Q1を測定した後、該型枠内電荷の放電時間(通常は1乃至2秒程度)をおいて第2端子28,28間への高周波電流の印加によりコンクリート型枠2及びコンクリート外側部分6の静電容量の和Q2を測定することを、ワンタッチ操作で可能としている。尚、高周波電流は第2端子28,28の間に印加した後に第1端子26,26の間に印加しても良いことはいうまでもない。
尚、上記測定操作において、第2端子28,28間で測定するコンクリート型枠2の静電容量は、第2端子に接する第2測点a2,a2の間のコンクリート型枠部分の静電容量であり、他方、第1端子26,26間の測定するコンクリート型枠2は静電容量は、第1端子26,26に接する第1測点a1,a1のコンクリート型枠部分の静電容量であって、両者は相違する。従って第2測点a2,a2間距離をL2とし、第1測点a1,a1間距離をL1とすると、第1端子間で測定した静電容量Q1に補正係数(L1/L2)を乗じた数値を、上記上記第2端子間で測定した静電容量Qcから差し引かないと、第2測点間のコンクリート外側部分の静電容量を正確に求めることができない。即ち、Qc=Q2 −Q1 ×(L1/L2)である。この式は、上記本体32のマイクロコンピュータに記憶させ、自動的に補正を行なうように構成すると良い。
上記本体32の上面には、コンクリート欠陥の判定表示部40を形成する。この表示部は、観測箇所におけるコンクリート外側部分の静電容量の大きさに応じて、該測定が基準値Qを超えるときには正常ランプ40aが、又、上記測定値が基準値をやや下回る程度のときには軽度警告ボタン40bが、更に上記測定値が基準値を大きく下回るときには重度警告ボタン40cがそれぞれ点灯するように構成してもよい。利用者は、この警告の程度に応じてコンクリート欠陥の発生箇所に対する加振時間を調整することができる。表示部の表示方法は適宜変更できるものとし、測定されたコンクリート外側部分6の静電容量を直接数値で直接表示するものとしても良く、又、軽度・重度という区分けの警告ランプの代わりに、基準値を下回る程度に対応する所要振動時間を各ランプに沿えて表示しても良い。又、本体に内蔵するマイクロコンピュータに、静電容量の大きさと、これに対応するコンクリート欠陥を修復するのに必要な所要振動時間とを、相互に相応させて有する換算テーブルを記録させ、測定値に対応して所要振動時間を表示するものとしても良い。
上記頸部34には上下方向への首振りを可能とする揺動機構34aを形成している。
上記構成において、コンクリート型枠2の外面に、コンクリート欠陥検出装置20の当接面22を当てると、該装置は、第1端子26,26の間の静電容量、及び第2端子28,28間の静電容量を順次測定し、補正処理をして、観測箇所におけるコンクリート外側部分の静電容量を計測する。
図9は、本実施形態の変形例であり、上記ヘッド36の当接面に、上述の如く4本の端子を設ける代わりに、一対の端子24,24を設け、そのうちの少なくとも一方(図示例では両方)を可動としたものである。これら両端子24,24は、同図に実線で示す如くコンクリート型枠2及びコンクリート外側部分の静電容量の和を測定可能な距離L2と、コンクリート型枠2の静電容量を測定可能な距離L1との間を、ワンタッチで調整することが可能に構成する。
本発明の参考例に係るコンクリート欠陥検出方法の原理図である。 図1の方法を適用するコンクリート型枠の正面図である。 本発明方法の効果確認のために使用する一の試験体である。 本発明方法の効果確認のために使用する他の試験体である。 本発明方法を実施すべき周波数帯を調べるための実験装置である。 本発明の実施形態の実施に適したコンクリート欠陥の検出装置の側面図である。 図6の装置の上面図である。 図6の装置を後上方方から見た斜視図である。 図6の装置の要部変形例である。
符号の説明
2…コンクリート型枠 A…観測箇所 a0…測点 a1…第1測点 a2…第2測点
4…コンクリート 6…コンクリート外側部分 8…コンクリート欠陥
12…試験体 14…模擬空隙部 16…試験体 18…模擬ジャンカ
20…コンクリート欠陥検出装置 24…端子 26…第1端子 28…第2端子
30…把手 32…本体 34…頚部 34a…首振り機構 36…ヘッド
40…判定表示部 40a…正常ランプ 40b…軽度警告ランプ
40c…重度警告ランプ
50…容器 52…端子
Q1…コンクリート型枠の静電容量
Q2…コンクリート型枠及びコンクリート外側部分の静電容量
Qc…コンクリート外側部分の静電容量 Q…基準値


Claims (10)

  1. 打設中のコンクリートの欠陥を検出する方法において、
    非導電性コンクリート型枠()内へのコンクリートの打込み後コンクリート硬化前に、コンクリート型枠の外面上の相互に接近した一対の第1測点(1,a1 )との間で高周波電流を印加することでコンクリート型枠()の静電容量(Q1 )を、又、コンクリート型枠()の外面上の相互に遠隔した一対の第2測点(2,a2 )との間で高周波電流を印加することでコンクリート型枠()及びコンクリート型枠内面に接するコンクリート外側部分()の静電容量の和(Q2 )を相前後してそれぞれ測定する工程と、
    上記第2測点(2,a2 )の間で測定した静電容量(Q2 )から、上記第1測点(1,a1 )との間で測定した静電容量(Q1 )を差し引いて硬化前のコンクリート外側部分()の静電容量(Qc)を算出する工程と、を具備し、
    算出されたコンクリート外側部分()の静電容量(Qc)を、予め定めた基準値( )と比較して該基準値よりも小さいときにコンクリート欠陥有りと判定することを特徴とする、打設中のコンクリートの欠陥検出方法。
  2. 請求項に記載したコンクリート欠陥検出方法において、上記第1測点(1,a1 )の間の距離を(1 )、第2測点(2,a2 )間の距離を(2 )としたときに、上記第1測点(1,a1 )間で測定した静電容量(Q1 )に補正係数(L1/L2)を乗じた数値[(L1/L2)Q1 ]を上記(Q1 )に代えて上記(Qc)の算出に用いることを特徴とする、コンクリートの欠陥検出方法。
  3. 上記基準値( )を、コンクリート型枠()及びコンクリート外側部分()の静電容量の和(2 )を測定する際の端子間距離(2 )が大きくなるのに対応して小となる(2 )の減少関数としたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のコンクリート欠陥検出方法。
  4. 上記高周波電流の周波数を、10〜60MHzとしたことを特徴とする、請求項1乃至請求項の何れかに記載したコンクリート欠陥検出方法。
  5. 上記コンクリート型枠()の外面上において、上記第1測点(1,a1 )、乃至第2測点(2,a2 )のうち一方測点を、他方測点と同じ高さに位置させたことを特徴とする、請求項1乃至請求項の何れかに記載のコンクリート欠陥検出方法。
  6. 打設中のコンクリートの静電容量を非導電性コンクリート型枠()の外側から計測する装置であって、コンクリート型枠の静電容量(Q1 )を測定するために相互に近距離を隔てた第1端子(26,26)と、コンクリート型枠及びコンクリート外側部分の静電容量の和(Q2 )を測定するために相互に遠距離を隔てた第2端子(28,28)とを具備し、第2端子(28,28)間で測定した静電容量から第1端子(26,26)間で測定した静電容量を差し引いてコンクリート外側部分の静電容量を計測することを特徴とする、打設中のコンクリート欠陥の検査装置。
  7. 上記第1端子(26,26)及び第2端子(28,28)を、第1端子(26,26)を内側に、第2端子(28,28)を外側にほぼ一列に配列したことを特徴とする、請求項6記載の打設中のコンクリート欠陥の検査装置。
  8. 上記第1端子(26,26)間への高周波電流の印加と、上記第2端子(28,28)間への高周波電流の印加とを時間差をおいて自動的に連続して行なうことが可能としたことを特徴とする、請求項又は請求項記載の打設中のコンクリート欠陥の検査装置。
  9. 打設中のコンクリートの静電容量を非導電性コンクリート型枠()の外側から計測する装置であって、高周波電流を印加するための一対の端子(24,24)を有し、これら2つの端子(24,24)の間の距離を、コンクリート型枠()の静電容量を測定するための第1距離(1 )と、コンクリート型枠及びコンクリート外側部分の静電容量の和を測定するために上記第1距離(1 )よりも大とした第2距離(2 )の何れかに選択可能とし、第2距離(2 )で測定した静電容量(Q2 )から第1距離(1 )で測定した静電容量(Q1 )を差し引いてコンクリート外側部分の静電容量を計測することを特徴とする、打設中のコンクリート欠陥の検査装置。
  10. 算出したコンクリート外側部分の静電容量(Qc)の大きさに応じて、該静電容量とその静電容量の大きさを有するコンクリート欠陥を修復するために必要な振動時間との関係について予め作成された換算テーブルに基づいて所要振動時間に関する情報を表示するように設定したことを特徴とする、請求項乃至請求項の何れかに記載した、打設中のコンクリート欠陥の検査装置。
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