JPH11183415A - コンクリートの充填状態の検知方法 - Google Patents

コンクリートの充填状態の検知方法

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JPH11183415A
JPH11183415A JP36700597A JP36700597A JPH11183415A JP H11183415 A JPH11183415 A JP H11183415A JP 36700597 A JP36700597 A JP 36700597A JP 36700597 A JP36700597 A JP 36700597A JP H11183415 A JPH11183415 A JP H11183415A
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JP
Japan
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concrete
difference
temperature
detected
filling
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JP36700597A
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English (en)
Inventor
Toshio Hayashi
俊雄 林
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】客観的で正確にコンクリートの打設高さ、充填
状態を検知することができる、コンクリートの充填状態
の検知方法を提供することを目的とする。 【解決手段】型枠の内部にコンクリートを打設する場合
に、打設中のコンクリートの温度と、コンクリートの存
在しない位置の温度との差を、型枠の外部から検知して
行う、コンクリートの充填状態の検知方法を特徴とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートの充
填状態の検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物を構築する際には、
生コンクリートは、型枠で包囲した空間の内部に打設し
て行う。その場合に開放状態の型枠ならば上からのぞき
込むことで、刻々と上昇する打設中のコンクリートの打
上がり状態を確認できる。したがってコンクリートが一
側に偏らず均一の状態で打設されているか、残りの打設
量がどの程度か、といった見当をつけることができる
し、最終的に完全に充填されたかどうかを肉眼で確認で
きる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上面が開放されてい
る型枠ならばそのような対応ができるが、密閉型の型枠
ではどの位置までコンクリートが打ち上がってきたかを
肉眼で確認することができない。そのために型枠を外部
から小槌で叩いてその反響の違いで見当をつけるといっ
た原始的な方法が採用されているが、もとより正確なも
のではなく、その判断にも多少の経験を必要とするもの
であった。
【0004】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、客観的で正確にコンクリー
トの打設高さ、充填状態を検知することができる、コン
クリートの充填状態の検知方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明のコンクリートの充填状態の検知方
法は、型枠の内部にコンクリートを打設する場合に、打
設中のコンクリートの温度と、コンクリートの存在しな
い位置の温度との差を、型枠の外部から検知して行う、
コンクリートの充填状態の検知方法を特徴としたもので
ある。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
のコンクリートの充填状態の検知方法の実施例について
説明する。
【0007】<イ>本発明の原理。コンクリートは硬化
する際には化学反応を起こし発熱する。この発熱現象を
利用してコンクリートの存在を型枠の外部から検知する
方法が本発明の原理である。そのために本発明の検知方
法においては、打設中のコンクリートが存在する充填部
分の温度と、コンクリートの存在しない空隙部分の温度
との差を、型枠の外部から検知して行う。
【0008】<ロ>型枠の材料。本発明の型枠は、特に
密閉型の場合に有効に利用できるが、開放型においても
利用することができる。型枠の材質は通常の鋼製型枠を
使用できる。しかし、特に熱伝導性の良好な材料で形成
した型枠を使用すると検知作業はさらに有効である。
【0009】<ハ>測定の方法。前記したようにコンク
リート充填部分と空隙部分とでは温度の差、熱容量の差
がある。この温度の差を、例えば高感度の電子温度計で
測定する。市販の高感度の温度計の反応は迅速であり、
わずかな温度差でも正確に測定できるから、温度計を型
枠に接触させ、移動させることによって、コンクリート
充填部分と空隙部分との境界を知ることができる。さら
に型枠の表面に赤外線を照射して型枠表面を加熱する方
法を採用することができる。すると空隙部分とコンクリ
ート充填部分の熱容量の差が顕著になるから、この量の
相違をサーモビュアーなどの熱感知装置によって検知
し、温度差に比例した色彩別の図として表現する。サー
モビュアーとは、物体の温度分布を赤外線を利用して測
定し、画像として取り出すサーモグラフィの原理を利用
した市販の測定装置である。この熱容量の差を示す画像
をプリントアウトすれば、打設中のコンクリートの時々
刻々の変化状況を把握し、記録しておくことができる。
【0010】
【本発明の効果】本発明のコンクリートの充填状態の検
知方法は以上説明したようになるから次のような効果を
得ることができる。 <イ>従来はコンクリート打設の進行状態は、前記した
ように型枠を外部から小槌で叩くような主観的で原始的
な方法で検知していた。しかし本発明の方法を採用すれ
ば、コンクリートの充填部分と非充填部分との温度の
差、熱容量の差によって充填状態を検知することができ
るから、きわめて正確で客観的な手法として評価するこ
とができる。 <ロ>コンクリートの充填部分と非充填部分との温度の
差、熱容量の差という客観的な数値を利用する検知方法
であるから、記録として保存しておき、将来問題が生じ
た場合の資料として利用することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠の内部にコンクリートを打設する場合
    に、 コンクリートの存在する充填部分と、 コンクリートの存在しない空隙部分との、 温度差、熱容量差を、型枠の外部から検知して行う、 コンクリートの充填状態の検知方法
  2. 【請求項2】型枠表面に温度計を接触し、 コンクリート充填部分と空隙部分との温度の差を検知し
    て行う、 請求項1記載の、コンクリートの充填状態の検知方法
  3. 【請求項3】型枠表面を赤外線で加熱し、 コンクリート充填部分と空隙部分との熱容量の差を検知
    して行う、 請求項1記載の、コンクリートの充填状態の検知方法
  4. 【請求項4】型枠は、熱伝導性の良好な材料で形成した
    型枠を使用する、 請求項1記載の、コンクリートの充填状態の検知方法
  5. 【請求項5】型枠が密閉型の構造である、 請求項1記載の、コンクリートの充填状態の検知方法
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