JP4525821B2 - 加湿ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、室内に供給する空気を加湿する加湿ユニットに関する。
従来、加湿ユニットとしては、加湿ロータと、この加湿ロータを経由する吸湿通路と、その加湿ロータを経由する加湿通路と、加湿通路の加湿ロータよりも上流側の空気を加熱するヒータとを備えて、加湿ロータが、吸湿通路の空気から吸湿する一方、加湿通路の加熱された空気に加湿するものがある(例えば特許第3430993号公報(特許文献1)参照)。
すなわち、上記加湿ロータの吸湿通路に面する領域は、吸湿通路を流れる空気中の水分を吸着する。一方、上記加湿ロータの加湿通路に面する領域は、ヒータで加熱された空気が通過することによって、温度が上がる。そうすると、上記加湿ロータの加湿通路に面する領域から水分が脱着され、その領域を通過する空気が加湿される。
ところで、上記従来の加湿ユニットでは、加湿通路内の空気はヒータで加熱された後、加湿ロータを通過するが、加湿ロータに到達するまでに温度が下がるため、この温度が下がった分、加湿ロータから脱着される水分量は低下する。この場合、上記ヒータの温度を例えば部品の耐熱温度まで上げれば、加湿ロータから脱着される水分量は増加するが、加湿ロータから水分を脱着する効率は悪い。
また、上記加湿ロータの加湿通路に面する領域の中央部は、ヒータで加熱された空気が流れ易いので、温度が上がり易いが、その領域の周縁部は、ヒータで加熱された空気が流れ難いため、温度が上がり難くなっている。その結果、上記加湿ロータの加湿通路に面する領域の周縁部から脱着される水分は少ない。
このように、上記従来の加湿ユニットには、加湿ロータから水分を効率良く脱着することができないという問題がある。
特許第3430993号公報
そこで、本発明の課題は、加湿ロータから水分を脱着する効率を上げることができる加湿ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の加湿ユニットは、
加湿ロータと、
上記加湿ロータを経由する加湿通路と、
上記加湿通路の上記加湿ロータよりも上流側に設けられた加熱手段と、
上記加湿通路の上記加湿ロータよりも下流側に設けられた輻射板と
上記加湿通路の上記加湿ロータよりも下流側に設けられて、上記加湿ロータと上記輻射板との間に、上記加湿ロータを通過した空気が流れ難くなるように配置されたじゃま板と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の加湿ユニットによれば、上記加湿通路の加湿ロータよりも上流側の空気が、加熱手段で加熱された後、加湿ロータを通過する。このとき、上記加湿通路の加湿ロータよりも下流側には輻射板が設けられているので、輻射板は加湿ロータからの空気が加熱される。
したがって、上記加熱手段による空気の加熱温度を上げなくても、輻射板の輻射熱により、加湿ロータの温度が上がって、加湿ロータから脱着される水分量が増加するので、加湿ロータから水分を高効率に脱着できる。
また、上記加湿通路の加湿ロータよりも下流側において、じゃま板があることによって、空気は流れ難い。これにより、上記空気によって輻射板を十分に加熱することができる。
したがって、上記加湿ロータの輻射板側の表面を輻射板の輻射熱で十分に加熱して、加湿ロータから脱着される水分量を十分に多くすることができる。
一実施形態の加湿ユニットでは、
上記じゃま板は、上記加湿ロータの上記加湿通路に面する領域の周縁部以外の部分に対向している。
上記実施形態の加湿ユニットによれば、上記じゃま板は、加湿ロータの加湿通路に面する領域の周縁部以外の部分に対向しているので、加湿通路の加湿ロータよりも下流側において、上記周縁部以外の部分に対向する部分を空気が流れ難くなって、周縁部に対向する部分(風の流れ難い部分)と、非周縁部に対向する部分(風の流れ易い部分)とになるべく均等に加熱された空気を送ることができる。これにより、上記輻射板からの輻射熱を加湿ロータになるべく均等に照射することができる。
一実施形態の加湿ユニットでは、
上記じゃま板は、上記加湿ロータおよび上記輻射板に対向する貫通穴を有する。
上記実施形態の加湿ユニットによれば、上記じゃま板は、加湿ロータおよび輻射板に対向する貫通穴を有するので、輻射板の輻射熱をじゃま板の貫通を介して加湿ロータに照射することができる。
一実施形態の加湿ユニットは、
上記輻射板の上記加湿ロータ側とは反対側に配置された断熱材を備える。
上記実施形態の加湿ユニットによれば、上記断熱材が輻射板の加湿ロータ側とは反対側に配置されているので、輻射板の熱が加湿ロータ側とは反対側に逃げるのを防ぐことができる。
一実施形態の加湿ユニットでは、
上記加湿ロータは円板状である。
上記実施形態の加湿ユニットによれば、上記加湿ロータが円板状であるから、小型化できる。
一実施形態の加湿ユニットでは、
上記加熱手段で加熱された空気が上記加湿ロータの略扇形状の領域を通過する。
上記実施形態の加湿ユニットによれば、上記加熱手段で加熱された空気が加湿ロータの略扇形状の領域を通過する場合、加湿ロータの加熱ムラが生じ易いが、輻射板の輻射熱によって加熱ムラが生じるのを防ぐことができる。
一実施形態の加湿ユニットでは、
上記輻射板の上記加湿ロータ側の面は凹凸面である。
上記実施形態の加湿ユニットによれば、上記輻射板の加湿ロータ側の面は凹凸面であるので、加湿ロータの広範囲に輻射熱を照射することができる。
本発明の加湿ユニットによれば、加湿通路の上記加湿ロータよりも下流側に輻射板を設けていることによって、加熱手段による空気の加熱温度を上げなくても、加湿ロータの温度が輻射板の輻射熱で上がって、加湿ロータから脱着される水分量が増えるので、加湿ロータから水分を脱着する効率を上げることができる。
以下、本発明の加湿ユニットを図示の実施の形態により詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の加湿ユニット4を搭載する空気調和機1の概略構成図である。
上記空気調和機1は、1台の室外機3と、2台の第1,第2室内機2a,2bとが冷媒配管13a,13b,14a,14bによって並列に接続されているマルチタイプの空気調和機である。また、この空気調和機1は、冷房運転および暖房運転を含む通常運転、加湿運転、給気運転および排気運転等の運転を行うことができる。また、上記加湿ユニット4と第1,第2室内機2a,2bとの間には、加湿ユニット4の内部空間と第1,第2室内機2a,2bの内部空間とを連通させることが可能な吸排気ホース6a,6bが設けられている。この吸排気ホース6a,6bは、室外に配置される室外ダクト8a,8bと、屋内に配置される室内ダクト9a,9bとから構成されている。
まず、上記第1,第2室内機2a,2bについて説明する。この第1,第2室内機2a,2bは共に壁面等に取り付けられる壁掛け型の室内機である。上記第1室内機2aは第1部屋1a内に配置されている一方、第2室内機2bは第2部屋1b内に配置されている。そして、上記第1室内機2a内には、第1室内熱交換器11aと、この第1室内熱交換器11aに対向する第1室内ファン12aとが収容されている。また、上記第2室内機2b内には、第1室内機2a内と同様に、第2室内熱交換器11bと、この第2室内熱交換器11bに対向する第2室内ファン12bとが収容されている。
上記第1,第2室内熱交換器11a,11bは、複数回折り返されてなる伝熱管と、この伝熱管が挿通された複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。
上記第1,第2室内ファン12a,12bは、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に延びる羽根が設けられている。この第1,第2室内ファン12a,12bは、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向の空気流を生成する。そして、上記第1室内ファン12a,12bは、第1,第2部屋1a,1b内の空気を第1,第2室内機2a,2b内に吸い込むと共に、第1,第2室内熱交換器11a,11bとの間で熱交換を行った後の空気を第1,第2部屋1a,1b内に吹き出す。
また、上記第1,第2室内機2a,2b内には、室内ダクト9a,9bの一部が配置されている。室内ダクト9a,9bには開口が設けられており、この開口は第1,第2室内熱交換器11a,11bの表面と対向する位置に配置されている。より詳しくは、上記開口の位置は、第1,第2室内ファン12a,12bが回転して空気流が生成されている状態で、第1,第2室内機2a,2bの上部に設けられている空気取込口の下流側であり、かつ、第1,第2室内熱交換器11a,11bの上流側である。
次に、上記室外機3について説明する。この室外機3は、下部の室外空調ユニット5と、上部の加湿ユニット4とを具備する。これにより、上記室外機3では、室外空調ユニット5と加湿ユニット4との電源を一元化することができる。
上記室外空調ユニット5は室外機ケーシング43を備える。この室外機ケーシング43内には、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された室外膨張弁25a,25bと、室外熱交換器24に対向する室外ファン29とが収容されている。
上記室外膨張弁25a,25bは、フィルタ26a,26bおよび液閉鎖弁27a,27bを介して冷媒配管13a,13bに接続されており、この冷媒配管13a,13bを介して室内熱交換器11a,11bの一端に接続されている。
上記四路切換弁22は、ガス閉鎖弁28a,28bを介して冷媒配管14a,14bに接続されており、この冷媒配管14a,14bを介して室内熱交換器11a,11bの他端に接続されている。
次に、上記加湿ユニット4について説明する。この加湿ユニット4は加湿ユニットケーシング7を備える。この加湿ユニットケーシング7内には、加湿ユニット本体6と、空気流路切換装置56とが設置されている。
上記加湿ユニットケーシング7の前面には、複数のスリット状の開口からなる吸着用空気吹き出し口7aが設けられている。この吸着用空気吹き出し口7aは、吸湿通路101を流れた空気を加湿ユニットケーシング7外に排出するための開口である。
また、上記加湿ユニットケーシング7の後面には、吸着用空気取込口7bおよび吸排気口7cが設けられている。
上記吸着用空気取込口7bは、加湿ロータ51に水分を吸着させるために室外から加湿ユニットケーシング7内に取り込まれる空気が通る開口である。より詳しくは、上記吸着用送風装置55が駆動すると、室外の空気は、吸着用空気取込口7bから吸湿通路101内に流入する。この吸湿通路101内に流入した空気は、加湿ロータ51を通過して除湿される。つまり、上記空気中の水分は、吸湿通路101に面する加湿ロータ51に吸着される。
上記吸排気口7cは、吸気運転および加湿運転時に、室外の空気を加湿通路102内に流入させるための開口である。室外の空気が加湿通路102内に入ると、加湿ロータ51の略扇形状の領域を通過した後、加熱装置52で加熱されてから、加湿ロータ51の別の略扇形状の領域を通過して、加湿ファン装置54へ向かって流れる。また、排気運転時には、室内機2a,2bから加湿ユニットケーシング7内に取り込まれた空気が吸排気口7cから室外へ排気される。なお、加熱装置52は加熱手段の一例である。
上記加湿ユニット本体6は、加湿ロータ51、加熱装置52、加湿ファン装置54および吸着用送風装置55を有する。
上記加湿ロータ51は、ハニカム構造のセラミックロータであり、略円板状を呈する。また、上記加湿ロータ51は、回転可能に設けられており、図示しないロータ駆動用モータによって回転駆動される。さらに、上記加湿ロータ51の主たる部分は、ゼオライト等の吸着剤から焼成されている。このゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着すると共に、吸着した水分を加熱されることによって脱着するという性質を有する。なお、本実施形態では、吸着剤としてゼオライトを用いているが、シリカゲルやアルミナ等を吸着剤として用いることも可能である。
このように、上記加湿ロータ51が略円板状であると、加湿ユニット4を小型化することができる。
上記加熱装置52は、加湿ロータ51の上方に位置しており、加湿ロータ51に対向するように配置されている。また、上記加熱装置52に加熱された空気が加湿ロータ51を通過するので、加湿ロータ51の温度が上がる。
上記加湿ファン装置54は、加湿ロータ51の側方に配置されており、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向する部分を通過する空気の流れを生成するラジカルファン組立体である。また、上記加湿ファン装置54は、室外の空気を室内機2a,2bへと送ったり、室内の空気を室内機2a,2b内に取り入れて室外へ排出したりすることができる。
上記加湿ファン装置54は、室外から取り入れた空気を室内機2a,2bへ送る場合、吸排気口7cから室外の空気を加湿通路102内に吸い込み、その空気を加湿ロータ51を通過させた後、空気流路切換装置56および吸排気ホース6a,6bを介して室内機2a,2bへ送る。このとき、上記吸排気ホース6a,6b内において、空気が矢印A1方向に流れる。
上記加湿ファン装置54は、室内機2a,2b内に取り入れた室内の空気を室外へと排出する場合、その空気を吸排気ホース6a,6b、加湿通路102および吸排気口7cを介して室外へ排出する。このとき、上記吸排気ホース6a,6b内において、空気がA2方向に流れる。
上記空気流路切換装置56は吸排気ホース6a,6bに接続されており、加湿通路102からの空気を吸排気ホース6a,6bの一方に供給することができる。また、上記空気流路切換装置56は、加湿通路102から吸排気ホース6a,6bへの空気の供給を停止させることもできる。つまり、上記加湿ファン装置54からの空気が吸排気ホース6a,6bのどちらにも流入しないようにすることができる。
上記吸着用送風装置55は、吸着用ファンモータ59と、吸着用ファンモータ59によって回転駆動される吸着ファン61とを有し、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向しない部分を通過する空気の流れを生成する。すなわち、上記吸着用送風装置55は、吸湿通路101内において吸着用空気吹き出し口7aに向かう空気の流れを生成する。
図2は上記加湿ユニット4の分解斜視図である。なお、図2において、加湿ユニットケーシング7の上部となる天板の図示を省略している。
上記加湿ユニット4内において、加湿運転時、矢印A11〜A13に沿う空気流と、矢印A21〜A27に沿う空気流とが生成される。このような空気流が生成されている最中、加湿ロータ51は矢印L方向に回転する。
上記矢印A11に沿う空気流は、吸着用空気取込口7bから加湿ロータ51を通過してベルマウス62近傍へ向かう空気の流れである。この空気は、吸湿通路101を流れることにより、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向しない部分を通過するが、この際、空気中の水分がその部分に吸着される。
上記矢印A12に沿う空気流は、ベルマウス62近傍からベルマウス62で囲まれた空間を通って吸着ファン61内に入る空気の流れである。
上記矢印A13に沿う空気流は、吸着ファン61から吹き出されて吸着用空気吹き出し口7aに向かう空気の流れである。
上記矢印A21,A22に沿う空気流は、吸排気口7cから加湿ロータ51を通過して加熱装置52に向かう空気の流れである。この空気は加湿ロータ51の略扇形状の第1領域(加湿通路102の加熱装置52よりも上流側の部分に面する領域)を通過するが、この第1領域は加湿ロータ51の矢印L方向の回転で吸湿通路101に面する。
上記矢印A23〜A25に沿う空気流は、加熱装置52に加熱された空気が加湿ロータ51を通過して空気流路切換装置56に向かう空気の流れである。この空気は、加湿ロータ51の別の略扇形状の第2領域(加湿通路102の加熱装置52よりも下流側の部分に面する領域)を通過して加熱する。この第2領域は、加湿ロータ51の矢印L方向の回転で、加湿通路102の加熱装置52よりも上流側の部分に面する。
上記矢印A26,27に沿って流れる空気流は、空気流路切換装置56から加湿ファン装置54を経由して再び空気流路切換装置56に戻される空気の流れである。
図3は、図2の一部を拡大した図である。また、図4は、図3のIV−IV線を含む鉛直面で加湿ユニット4を切った概略断面図である。なお、図4では、小円で囲んだ部分を大円内に拡大図示している。
上記加湿通路102の加熱装置52よりも下流側の部分に面する加湿ロータ51の領域、つまり、上記略扇形状の第2領域下には、図3,図4に示す輻射板57が配置されている。この輻射板57と加湿ユニットケーシング7の底部との間には、例えばポリエチレンフォームからなる断熱材58が配置されている。
上記輻射板57は、例えばアルミ板、ガルバ鋼板、鉄板等といった金属製の板を用いて形成されている。そして、上記輻射板57の加湿ロータ51側の面は凹凸面となっている。より詳しくは、図4の大円内に示すように、輻射板57の断面形状は、複数の略台形状の凸部と、複数の略三角形状の凹部とを含む。
このように、上記加湿ロータ51の略扇形状の第2領域よりも下流側に、その第2領域に対向する輻射板57を配置しているので、加熱装置52で加熱されて加湿ロータ51を通過した空気が輻射板57を加熱する。
したがって、上記加熱装置52の出力を上げなくても、輻射板57の輻射熱により、加湿ロータ51の第2領域の温度が上がって、加湿ロータ51の第2領域から脱着される水分量が増加するので、加湿ロータ51の第2領域から水分を高効率に脱着できる。
また、上記断熱材58が輻射板57と加湿ユニットケーシング7の底部との間に配置されているので、輻射板57の熱が加湿ユニットケーシング7の底部へ逃げるのを防ぐことができる。
また、上記加湿ロータ51の略扇形状の第2領域よりも下流側に輻射板57が設けていない場合、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域で加熱ムラが生じしまう。このような加熱ムラは、本実施形態のように、輻射板57を配置することによって少なくできる。
また、上記輻射板57の加湿ロータ57側の面は凹凸面であるので、図4の矢印で示すように、輻射板57の輻射熱が広範囲に広がる。その結果、上記加湿ロータ51の略扇形状の第2領域において、内周縁部および外周縁部は、加熱装置52からの空気で加熱され難いが、輻射板57の輻射熱で加熱することができる。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態の加湿ユニット104の分解斜視図の要部を拡大した図である。また、図6は、図5のVI−VI線を含む鉛直面で加湿ユニット104を切った概略断面図である。また、図5,図6において、図1〜図4に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図1〜図4における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記加湿ユニット104は、図5,図6に示すように、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域(加熱装置52よりも下流側の部分に面する領域)と輻射板57と間に配置されたじゃま板159を備える点のみが、上記第1実施形態の加湿ユニット4と異なる。
上記じゃま板159は、パンチング板で形成されており、輻射板57と同じく輻射機能を有する。また、上記じゃま板159は、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域における内周縁部および外周縁部以外の部分に対向する。そして、上記じゃま板159には、図7に示すように、加湿ロータ51および輻射板57に対向する複数の貫通穴160が設けられている(図5,図6参照)。
上記構成の加湿ユニット104によれば、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域と輻射板57と間にじゃま板159を配置しているので、その第2領域を通過した空気が下流側に流れ難くなる。
その結果、上記加湿ロータ51の略扇形状の第2領域を通過した空気によって輻射板57が十分に加熱されるので、輻射板57の輻射性能を上げることができる。
また、上記じゃま板159は、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域における内周縁部および外周縁部以外の部分に対向するので、その第2領域を通過した空気が下流側に流れ難くなる効果が高い。
また、上記じゃま板159は、加湿ロータ51および輻射板57に対向する貫通穴160を有するので、輻射板159の輻射熱をじゃま板159の貫通穴160を介して加湿ロータ51の略扇形状の第2領域に照射することができる。
また、上記じゃま板159は輻射機能を有するので、図6の矢印で示すように、じゃま板159の輻射熱を加湿ロータ51の略扇形状の第2領域に照射することができる。
上記第2実施形態では、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域と輻射板57と間にじゃま板159を配置していたが、図8に示すじゃま板259を配置してもよい。このじゃま板259では、加湿ロータ51および輻射板57に対向する部分が金網260となっている。
また、上記じゃま板259は、加湿ロータ51の略扇形状の第2領域における内周縁部および外周縁部以外の部分に対向するように配置してもよい。
上記第1,第2実施形態の加湿ユニット4,104は、マルチタイプの空気調和機1に搭載するものであったが、本発明の一実施形態の加湿ユニットはシングルタイプの空気調和機に搭載するものであってもよい。つまり、本発明の加湿ユニットは、様々なタイプの空気調和機に搭載することができるものであり、また、自身のみで例えば室内を加湿できるものである。
本発明の加湿ユニットは、上記第1,第2実施形態のように、壁掛け型の室内機を有する空気調和機に搭載してもよいし、壁掛け型以外の室内機を有する空気調和機に搭載してもよい。この壁掛け型以外の室内機としては、例えば、床置き型、天井埋込カセット型、天吊型等の室内機がある。
本発明の加湿ユニットのじゃま板の形状は、図7,図8に示す形状に限定されず、加湿ロータを通過して加湿された空気が流れ難くなるような形状であればどのようなものであってもよい。
図1は本発明の第1実施形態の空気調和機の概略構成図である。 図2は本発明の第1実施形態の加湿ユニットの分解斜視図である。 図3は図2の要部の拡大図である。 図4は上記第1実施形態の加湿ユニットの概略断面図である。 図5は本発明の第2実施形態の加湿ユニットの要部の分解斜視図である。 図6は上記第2実施形態の加湿ユニットの概略断面図である。 図7は上記第2実施形態の加湿ユニットのじゃま板の概略斜視図である。 図8は上記第2実施形態の加湿ユニットの他のじゃま板の概略斜視図である。
4,104 加湿ユニット
51 加湿ロータ
52 加熱装置
57 輻射板
58 断熱材
101 吸湿通路
102 加湿通路
159,259 じゃま板
160 貫通穴

Claims (7)

  1. 加湿ロータ(51)と、
    上記加湿ロータ(51)を経由する加湿通路(102)と、
    上記加湿通路(102)の上記加湿ロータ(51)よりも上流側に設けられた加熱手段(52)と、
    上記加湿通路(102)の上記加湿ロータ(51)よりも下流側に設けられた輻射板(57)と
    上記加湿通路(102)の上記加湿ロータ(51)よりも下流側に設けられて、上記加湿ロータ(51)と上記輻射板(57)との間に、上記加湿ロータ(51)を通過した空気が流れ難くなるように配置されたじゃま板(159,259)と
    を備えたことを特徴とする加湿ユニット。
  2. 請求項に記載の加湿ユニットにおいて、
    上記じゃま板(159,259)は、上記加湿ロータ(51)の上記加湿通路(102)に面する領域の周縁部以外の部分に対向していることを特徴とする加湿ユニット。
  3. 請求項またはに記載の加湿ユニットにおいて、
    上記じゃま板(159)は、上記加湿ロータ(51)および上記輻射板(57)に対向する貫通穴(160)を有することを特徴とする加湿ユニット。
  4. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の加湿ユニットにおいて、
    上記輻射板(57)の上記加湿ロータ(51)側とは反対側に配置された断熱材(58)を備えることを特徴とする加湿ユニット。
  5. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の加湿ユニットにおいて、
    上記加湿ロータ(51)は円板状であることを特徴とする加湿ユニット。
  6. 請求項に記載の加湿ユニットにおいて、
    上記加熱手段(52)で加熱された空気が上記加湿ロータ(51)の略扇形状の領域を通過することを特徴とする加湿ユニット。
  7. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の加湿ユニットにおいて、
    上記輻射板(57)の上記加湿ロータ(51)側の面は凹凸面であることを特徴とする加湿ユニット。
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