JP4524231B2 - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商品に係る情報の通信処理をおこなう通信システムおよび通信装置に関し、特に、導入が容易であり、また、通信不良の発生を効果的に抑制することができる通信システムおよび通信装置に関する。
従来、商品を識別する識別情報を記憶したRFIDタグを各商品に取り付け、その識別情報をショッピングカートに設置されたリーダライタが読み出して、同じくショッピングカートに設置された無線装置がその識別情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置により送信された商品の価格情報を上記無線装置が受信して価格情報を取得するPLU(Price Look Up)システムが利用されるようになってきている。
このPLUシステムでは、店舗の天井などに無線装置が多数設置されており、これらの無線装置はショッピングカートに設置された無線装置との間で商品の識別情報や価格情報などの情報の授受をおこなう。
図19は、従来のPLUシステムの構成を示す図である。図19に示すように、従来のPLUシステムは、ショッピングカート1に設置されたショッピングカート通信装置2と、ショッピングカート通信装置2と無線通信をおこなう無線装置31〜3nと、店舗サーバ4とから構成される。
ショッピングカート通信装置2は、陳列棚から取り出され、ショッピングカートに入れられた商品に取り付けられているRFIDタグ5との間で通信をおこなって、RFIDタグ5に記憶された商品の識別情報を読み取り、その識別情報に対応する商品の価格情報を店舗サーバから取得して出力するPLU処理をおこなう。
具体的には、ショッピングカート通信装置2は、無線装置31〜3nとの間で無線通信をおこなう無線通信処理部6、RFIDタグ5に記憶されている商品の識別情報を読み出すRFID RW(Reader/Writer、リーダライタ)7、液晶ディスプレイなどから構成される情報を表示する表示部8を備えている。
そして、ショッピングカート通信装置2のRFID RW7は、RFIDタグ5から商品の識別情報を読み出し、無線通信処理部6は、その情報を無線通信により無線装置31〜3nに送信する。
無線装置31〜3nは、LAN(Local Area Network)を介して商品の識別情報を店舗サーバ4に転送する。店舗サーバ4は、受信した商品の識別情報に対応する価格情報をデータベースから検索し、価格情報を無線装置31〜3nに送信する。
その後、無線装置31〜3nは、価格情報をショッピングカート通信装置2の無線通信処理部6に無線通信により送信し、表示部8が無線通信処理部6により受信された価格情報を表示することにより、商品の価格を客に通知することができる。
ここで、ショッピングカート1に入れられた各商品のRFIDタグ5から、商品の識別情報が一斉に送信されると、RFID RW7が、すべてのRFIDタグ5を認識し、識別情報を適切に読み取ることができなくなる可能性がある。
そのため、各RFIDタグ5が、RFIDタグ5に割り当てられた固有のID情報に応じた周波数でRFID RW7に応答することにより、RFID RW7側でRFIDタグ5を確実に認識できるようにする技術が開示されている(特許文献1を参照)。
特開2004−164220号公報
しかしながら、上述した従来技術では、PLUシステムの効率化を図ることが難しいという問題があった。具体的には、ショッピングカート1に無線装置31〜3nとの間で通信をおこなう無線通信処理部6と、RFIDタグ5との間で通信をおこなうRFID RW7とを両方設置する必要があり、また、無線通信処理部6とRFID RW7との間で情報の授受をおこなうため、2つの装置間で通信をおこなう通信装置がさらに必要になるなど、PLUシステムの導入コストが高くなるという問題があった。
さらに、上述した従来技術では、店舗の天井などに無線装置31〜3nを多数設置する必要があるためPLUシステムの導入が容易ではなく、また、無線通信に用いられる電波は指向性が強いため、陳列棚などの配置によって通信不良が発生しやすくなるという問題があった。
そのため、導入が容易であり、また、通信不良の発生を効果的に抑制することができるPLUシステムを開発し、PLUシステムの導入コストの削減を実現することが近年重要な問題となってきている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、導入が容易であり、また、通信不良の発生を効果的に抑制することができる通信システムおよび通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、商品に係る情報の通信処理をおこなう通信システムであって、RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、当該商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報を読み取るリーダライタとしての機能を有し、かつ、読み取った情報を送信するRFIDタグとしての機能を有する第1の通信手段と、前記商品を陳列する陳列棚に取り付けられ、前記RFIDタグとしての機能を有する第1の通信手段により送信された情報を受信するリーダライタとしての機能を有し、当該情報に対応する商品情報を前記リーダライタとして機能する前記第1の通信手段に送信するRFIDタグとしての機能を有する第2の通信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の通信手段は、前記商品に取り付けられたRFIDタグから読み取った商品識別情報と、商品を収容する用具に割り当てられた用具識別情報とをRFIDタグとして機能することにより送信し、前記商品識別情報および用具識別情報に対応付けられた商品情報を前記リーダライタとして機能することにより受信した場合に当該商品情報を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記商品情報は、前記商品を収容する用具に収容された商品の合計金額に係る情報であることを特徴とする。
また、本発明は、RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、当該商品に係る情報の通信処理をおこなう通信装置であって、商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報をリーダライタとして機能することにより読み取り、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより送信する情報送信手段と、商品を陳列する陳列棚に取り付けられたRFIDタグとしての機能を有する装置から前記情報送信手段により送信された情報に対応する商品情報が送信された場合に、当該商品情報をリーダライタとして機能することにより受信する情報受信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、商品を陳列する陳列棚に取り付けられ、当該商品に係る情報の通信処理をおこなう通信装置であって、RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、RFIDタグとしての機能を有する装置から情報をリーダライタとして機能することにより受信する情報受信手段と、前記情報受信手段により受信された情報に対応する商品情報をRFIDタグとして機能することにより送信する情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、商品に係る情報の通信処理をおこなう通信方法であって、RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置された第1の通信装置が、リーダライタとして機能して当該商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報を読み取り、第1の通信装置が、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより商品を陳列する陳列棚に取り付けられた第2の通信装置に送信する第1の通信工程と、前記第1の通信装置により送信された情報を前記第2の通信装置がリーダライタとして機能することにより受信し、受信した情報に対応する商品情報を前記第2の通信装置がRFIDタグとして機能することにより送信する第2の通信工程と、前記第2の通信装置により送信された商品情報を前記第1の通信装置がリーダライタとして機能することにより受信する第3の通信工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、情報の送受信を無線通信により実行する通信装置であって、RFIDタグと無線通信をおこなうRFIDタグ通信手段と、RFIDタグと無線通信をおこなうリーダライタに応答してリーダライタと無線通信をおこなうリーダライタ通信手段と、前記RFIDタグ通信手段による無線通信において送信または受信される情報、および、前記リーダライタ通信手段による無線通信において送信または受信される情報を記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記RFIDタグ通信手段により無線通信がおこなわれる場合、あるいは、前記リーダライタ通信手段により無線通信がおこなわれる場合に、当該通信以外の通信の実行を停止させる通信調停手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記RFIDタグ通信手段が無線通信に利用する周波数と、前記リーダライタ通信手段が無線通信に利用する周波数とに異なる周波数を割り当てる第1の周波数割当手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の周波数割当手段は、通信に使用する周波数帯域が、第1の周波数帯域と、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域とに分割されている場合に、前記RFIDタグ通信手段が無線通信に利用する電波の周波数を第1の周波数帯域から割り当て、前記リーダライタ通信手段が無線通信に利用する電波の周波数を第2の周波数帯域から割り当てることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記RFIDタグ通信手段が情報を受信した際、あるいは、前記リーダライタ通信手段が情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択した周波数を前記RFIDタグ通信手段が情報を送信する際、あるいは、前記リーダライタ通信手段が情報を送信する際の無線通信に利用する電波の周波数として割り当てる第2の周波数割当手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記RFIDタグ通信手段が情報を受信した際、あるいは、前記リーダライタ通信手段が情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて選択される周波数は、当該無線通信に利用した電波の周波数と所定の値だけ異なる周波数であることを特徴とする。
また、本発明は、RFIDタグとの間、および、RFIDタグと無線通信をおこなうリーダライタとの間で情報の送受信を無線通信により実行する通信装置が通信をおこなう通信方法であって、前記通信装置に備えられた通信部が、前記RFIDタグ、あるいは、前記リーダライタから情報を受信する受信工程と、前記受信工程により受信された情報を前記通信装置に備えられた記憶部に記憶する記憶工程と、前記受信工程によりRFIDタグから受信し、前記記憶工程により記憶された情報をリーダライタに送信し、あるいは、前記受信工程によりリーダライタから受信し、前記記憶工程により記憶された情報をRFIDタグに送信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置された第1の通信装置が、リーダライタとして機能して当該商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報を読み取り、第1の通信装置が、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより商品を陳列する陳列棚に取り付けられた第2の通信装置に送信し、第1の通信装置により送信された情報を第2の通信装置がリーダライタとして機能することにより受信し、受信した情報に対応する商品情報を第2の通信装置がRFIDタグとして機能することにより送信し、第2の通信装置により送信された商品情報を第1の通信装置がリーダライタとして機能することにより受信することとしたので、商品を収容する用具と商品を陳列する陳列棚とにRFIDタグおよびリーダライタとして機能する装置をそれぞれ設置するため、導入が容易であり、また、通信不良の発生を効果的に抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第1の通信装置は、商品に取り付けられたRFIDタグから読み取った商品識別情報と、商品を収容する用具に割り当てられた用具識別情報とをRFIDタグとして機能することにより送信し、商品識別情報および用具識別情報に対応付けられた商品情報をリーダライタとして機能することにより受信した場合に当該商品情報を出力することとしたので、商品の価格情報などを取得するPLU処理を効率的に実行することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、商品情報は、商品を収容する用具に収容された商品の合計金額に係る情報であることとしたので、客が商品の合計金額を容易に知ることができ、買い物時における利便性を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、RFIDタグと無線通信をおこない、RFIDタグと無線通信をおこなうリーダライタに応答してリーダライタと無線通信をおこない、無線通信により送信または受信される情報を記憶することとしたので、RFIDタグおよびリーダライタの両方の機能を通信装置が有し、RFIDタグとして機能する場合とRFID RWとして機能する場合とで情報を容易に共有することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、RFIDタグとの間で無線通信がおこなわれる場合、あるいは、リーダライタとの間で無線通信がおこなわれる場合に、当該通信以外の通信の実行を停止させることとしたので、複数の通信が同時におこなわれることにより発生する電波の干渉を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、RFIDタグと通信する場合に無線通信に利用する周波数と、リーダライタと通信する場合に無線通信に利用する周波数とに異なる周波数を割り当てることとしたので、RFIDタグとの通信に用いる電波とリーダライタとの通信に用いる電波との間の干渉を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、通信に使用する周波数帯域が第1の周波数帯域と、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域とに分割されている場合に、RFIDタグとの無線通信に利用する電波の周波数を第1の周波数帯域から割り当て、リーダライタとの無線通信に利用する電波の周波数を第2の周波数帯域から割り当てることとしたので、RFIDタグとの通信に用いる電波とリーダライタとの通信に用いる電波との間の干渉を効率的に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、RFIDタグから情報を受信した際、あるいは、リーダライタから情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択した周波数を、RFIDタグに情報を送信する際、あるいは、リーダライタに情報を送信する際の無線通信に利用する電波の周波数として割り当てることとしたので、情報を受信する際に無線通信に利用された電波と、情報を送信する際に無線通信に利用される電波との間の干渉を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、RFIDタグから情報を受信した際、あるいは、リーダライタから情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて選択される周波数は、当該無線通信に利用した電波の周波数と所定の値だけ異なる周波数であることとしたので、情報を受信する際に無線通信に利用された電波と、情報を送信する際に無線通信に利用される電波との間の干渉を効率よく防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、通信装置に備えられた通信部が、RFIDタグ、あるいは、リーダライタから情報を受信し、受信した情報を通信装置に備えられた記憶部に記憶し、RFIDタグから受信し、記憶された情報をリーダライタに送信し、あるいは、リーダライタから受信し、記憶された情報をRFIDタグに送信することとしたので、RFIDタグおよびリーダライタの両方の機能を有する通信装置が、自ら記憶している情報に加えて他のRFIDタグが記憶している情報を記憶することができるため、複数のRFIDタグに記憶された情報を容易に共有することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る通信システムおよび通信装置の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例1に係るPLU(Price Look Up)システムの構成について説明する。図1は、実施例1に係るPLUシステムの構成について説明する図である。このPLUシステムにおいては、ショッピングカートと商品を陳列する陳列棚とにRFIDタグの機能とRFID RW(Reader/Writer、リーダライタ)の機能とを一体化したRFID RW/タグが設置される。
そして、ショッピングカートに備えられたRFID RW/タグは、陳列棚に備えられたRFID RW/タグ経由で、商品情報を管理する店舗サーバに商品の価格やショッピングカートに入っている商品の合計金額などの情報を問い合わせることによりPLU処理を実行する。
図1に示すように、このPLUシステムは、ショッピングカートに設置されたショッピングカート通信装置10と、各陳列棚に設置された陳列棚通信装置201〜20nと、店舗外に設置され、陳列棚通信装置201〜20nとLANで接続された店舗サーバ30と、各商品に取り付けられたRFIDタグ40とから構成される。なお、ここでは、各装置の概略を説明し、詳細な構成については後に説明することとする。
ショッピングカート通信装置10は、RFID RW/タグ100と、表示部110とを備えている。RFID RW/タグ100は、商品に取り付けられたRFIDタグ40に記憶された情報を読み取るRFID RWとしての機能と、他のRFID RWに情報を送信するRFIDタグとしての機能とを有した一体型の通信装置である。
このRFID RW/タグ100は、ショッピングカートに商品が入れられた場合などに、商品の識別情報をRFIDタグ40から読み取る。そして、RFID RW/タグ100は、その識別情報を陳列棚通信装置201〜20nを介して店舗サーバ30に送信し、商品情報の問い合わせをおこなう。表示部110は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスであり、RFID RW/タグ100が店舗サーバ30に問い合わせをおこなうことにより得た商品情報を表示する。
また、陳列棚通信装置201〜20nは、RFID RW/タグ2001〜200n、センサ2101〜210n、電子棚札2201〜220n、陳列棚制御部2301〜230nを備えている。RFID RW/タグ2001〜200nは、上述したRFID RW/タグ100と同様の機能を有する通信装置である。
このRFID RW/タグ2001〜200nは、陳列棚の識別情報や陳列棚に陳列される商品の情報などの陳列棚に係る情報を記憶しており、RFIDタグとして機能して他のRFID RWにその情報を送信し、RFID RWとして機能して他のRFIDタグから陳列棚に陳列される商品の情報などを読み取る処理をおこなう。
センサ2101〜210nは、陳列棚の前にショッピングカートがあるかどうかを検出するセンサであり、ショッピングカートが検出された場合に、電子棚札2201〜220nにショッピングカート通信装置10との間で通信を開始するよう指示する処理をおこなう。
電子棚札22011〜220nnは、陳列棚に陳列された各商品の情報を表示する棚札であり、各電子棚札2201〜220nにはRFID RW/タグ220011〜2200nnが備えられている。
RFID RW/タグ220011〜2200nnは、上述したRFID RW/タグ100と同様の機能を有する通信装置である。このRFID RW/タグ220011〜2200nnは、ショッピングカート通信装置10のRFID RW/タグ100がRFIDタグとして機能して商品の識別情報を送信した場合に、RFID RWとして機能してその情報を受信し、受信した情報をLANを介して店舗サーバ30に送信する。
また、RFID RW/タグ220011〜2200nnは、送信した商品の識別情報に対応する商品情報が店舗サーバ30からLANを介して送信された場合に、その商品情報を受信し、受信した商品情報をRFIDタグとして機能してショッピングカート通信装置10のRFID RW/タグ100に送信する処理をおこなう。
陳列棚制御部2301〜230nは、RFID RW/タグ2001〜200n、センサ2101〜210n、電子棚札2201〜220nを制御するとともに、ショッピングカート通信装置10や店舗サーバ30などとの間でおこなう通信を制御する制御部である。
店舗サーバ30は、商品の価格やショッピングカートに入っている商品の合計金額などの商品情報の管理をおこなうサーバ装置である。この店舗サーバ30は、ショッピングカート通信装置10により送信された商品の識別情報を受信した場合に、その商品の価格をデータベースから検索するとともに、ショッピングカートに入っている商品の合計金額を算出し、商品の価格情報および合計金額情報を陳列棚通信装置201〜20nのRFID RW/タグ220011〜2200nnに送信する処理をおこなう。
このように、RFIDタグの機能とRFID RWの機能とを備えたRFID RW/タグ100,220011〜2200nnを用いて、ショッピングカートを用いたPLU処理を実現することにより、PLUシステムの導入コストを削減することができるとともに、ショッピングカート通信装置10が電子棚札22011〜220nnとの間で通信をおこなうことにより、障害物に遮られることなく確実に通信をおこなうことができる。
つぎに、ショッピングカート通信装置10の詳細な構成について説明する。図2は、ショッピングカート通信装置10の詳細な構成について説明する図である。図2に示すように、このショッピングカート通信装置10は、表示部500、タッチパネル510、センサ5201〜520n、RFID RW/タグ530を備える。
表示部500は、ショッピングカート通信装置10が店舗サーバ20に問い合わせをおこなうことにより得た商品情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示デバイスである。タッチパネル510は、情報の入力を受け付けるタッチパネルである。センサ5201〜520nは、ショッピングカート内に商品が入れられたことを検知するセンサである。
RFID RW/タグ530は、図1で説明したRFID RW/タグ100であり、商品に取り付けられたRFIDタグに記憶された情報を読み取ったり、他のRFIDタグにより送信された情報を受信したりするRFID RWとしての機能と、他のRFID RWに情報を送信するRFIDタグとしての機能とを有した一体型の通信装置である。
このRFID RW/タグ530は、RWアンテナ53001〜53004、アンテナ制御部5301、送信部5302、受信部5303、通信制御部5304、センサ制御部5305、起動制御部5306、タグアンテナ5307、RWアンテナ5308、通信制御部5309、メモリ5310、I/O制御部5311、制御部5312を有する。
RWアンテナ53001〜53004は、RFID RW/タグ530がRFID RWとして機能して、商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなう場合に、電波の送受信をおこなうアンテナである。ここでは、RFIDタグの読取精度を高めるため、RWアンテナ53001〜53004を複数設置している。
アンテナ制御部5301は、各RWアンテナ53001〜53004により送受信される電波を制御する制御部である。このアンテナ制御部5301は、送信部5302から情報を受け付けた場合には、各RWアンテナ53001〜53004から電波を送信し、各RWアンテナ53001〜53004から電波を受信した場合には、受信した電波が保持する情報を受信部5303に送信する。
送信部5302は、RFIDタグに送信する情報を通信制御部5304から受け付けてアンテナ制御部5301に転送し、当該情報をRFIDタグに送信させる情報送信部である。受信部5303は、RFIDタグから受信した情報をアンテナ制御部5301から受け付けて通信制御部5304に転送する情報受信部である。
通信制御部5304は、商品に取り付けられたRFIDタグとの間の通信を制御する制御部である。この通信制御部5304は、RFIDタグに情報を送信する場合には送信部5303にその情報を送信し、RFIDタグから情報を受信した場合には受信部5304からその情報を受け付ける。
センサ制御部5305は、センサ5201〜520nを制御する制御部である。このセンサ制御部5305は、ショッピングカートに商品が入れられたことを示す情報をセンサ5201〜520nから取得し、起動制御部5306にその情報を送信する。
起動制御部5306は、ショッピングカートに商品が入れられたことをセンサ5201〜520nが検知した場合に、商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信を開始するよう通信制御部5304を起動させる処理をおこなう。
タグアンテナ5307は、RFID RW/タグ530がRFIDタグとして機能して、他のRFID RWとの間で通信をおこなう場合に、電波の送受信をおこなうアンテナである。RWアンテナ5308は、RFID RW/タグ530がRFID RWとして機能して、他のRFIDタグとの間で通信をおこなう場合に、電波の送受信をおこなうアンテナである。
通信制御部5309は、RFID RW/タグ530がRFIDタグあるいはRFID RWとして機能して電波の送受信をおこなう通信処理を制御する制御部であり、RWアンテナ5308あるいはタグアンテナ5307を用いて電波の送受信をおこなうことにより通信を制御する。
メモリ5310は、情報を記憶する記憶デバイスであり、RFID RW/タグ530がRFID RWとして機能してRFIDタグから読み取った情報や、ショッピングカートに割り当てられ、ショッピングカートを使用している客を識別するための識別情報である客IDなどを記憶する。RFID RW/タグ530がRFIDタグとして機能する場合には、メモリ5310が記憶している情報が通信制御部5309により読み出され、通信制御部5304または通信制御部5309によりその情報が送信される。
I/O制御部5311は、表示部500およびタッチパネルを用いておこなわれる情報の入出力処理を制御する制御部である。また、このI/O制御部5311は、陳列棚通信装置201〜20nから客IDと商品情報とを受信した場合に、客IDがメモリ5310に記憶されている客IDと一致するか否かを調べ、客IDが一致する場合にのみ、商品情報を表示部500に表示させる。このような制御は、客のショッピングカート通信装置10に別の客の商品情報が表示されることを防止するためにおこなわれる。
制御部5312は、RFID RW/タグ530を全体制御する制御部であり、各機能部間の情報の授受を司る。
つぎに、陳列棚通信装置201〜20nの詳細な構成について説明する。図3は、陳列棚通信装置201〜20nの詳細な構成について説明する図である。図3に示すように、この陳列棚通信装置201〜20nは、センサ6001〜600n、電子棚札6101〜610n、RFID RW/タグ6201〜620n、陳列棚制御部630を備える。
センサ6001〜600nは、図1で説明したセンサ2101〜210nであり、陳列棚の前にショッピングカートがあるかどうかを検出するセンサである。このセンサ6001〜600nによりショッピングカートが検出された場合に、電子棚札6101〜610nやRFID RW/タグ6201〜620nに通信を実行するよう指示がなされる。
電子棚札6101〜610nは、図1で説明した電子棚札22011〜220nnであり、陳列棚に陳列された各商品の情報を表示する棚札である。この、電子棚札6101〜610nには、RFID RW/タグ61001〜6100nが備えられている。
図4は、電子棚札6101〜610nの詳細な構成について説明する図である。この電子棚札6101〜610nは、RFID RW/タグ700、入出力インターフェース710、表示部720、ドライバ730、制御部740から構成される。
RFID RW/タグ700は、図1に示したRFID RW/タグ220011〜2200nnおよび図3に示したRFID RW/タグ61001〜6100nに対応するものであり、RFID RWまたはRFIDタグとして機能して、ショッピングカートに設置されたショッピングカート通信装置10および図3に示した陳列棚制御部630との間で通信処理をおこなう。
入出力インターフェース710は、陳列棚制御部630との間で情報の入出力処理をおこなうインターフェースである。表示部720は、商品情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示デバイスである。ドライバ730は、表示部720を駆動させるドライバである。制御部740は、電子棚札6101〜610nを全体制御する制御部であり、各機能部間の情報の授受などを司る。
また、図5は、RFID RW/タグ700の詳細な構成について説明する図である。このRFID RW/タグ700は、I/O制御部7000、情報送受信部7001、タグアンテナ7002、RWアンテナ7003、通信制御部7004、メモリ7005、制御部7006を備えている。
I/O制御部7000は、RFID RW/タグ700に液晶ディスプレイなどの表示部やタッチパネルなどが接続される場合に、表示部およびタッチパネルに対する情報の入出力を制御する制御部である。情報送受信部7001は、図4に示した制御部740との間で情報の授受をおこなう情報の送受信部である。
タグアンテナ7002は、RFID RW/タグ700がRFIDタグとして機能して、他のRFID RWとの間で通信をおこなう場合に、電波の送受信をおこなうアンテナである。RWアンテナ7003は、RFID RW/タグ700がRFID RWとして機能して、他のRFIDタグとの間で通信をおこなう場合に、電波の送受信をおこなうアンテナである。
通信制御部7004は、RFID RW/タグ700がRFIDタグあるいはRFID RWとして機能して電波の送受信をおこなう通信処理を制御する制御部であり、タグアンテナ7002あるいはRWアンテナ7003を用いて電波の送受信をおこなうことにより通信を制御する。
メモリ7005は、情報を記憶する記憶デバイスであり、RFID RW/タグ700がRFID RWとして機能する場合にRFIDタグから読み取った情報などを記憶する。RFID RW/タグ700がRFIDタグとして機能する場合には、メモリ7005が記憶している情報が通信制御部7004により読み出され、タグアンテナ7002を用いて送信される。
制御部7006は、RFID RW/タグ700を全体制御する制御部であり、各機能部間の情報の授受を司る。
図3の説明に戻ると、RFID RW/タグ6201〜620nは、図1で説明したRFID RW/タグ2001〜200nであり、陳列棚の識別情報や陳列棚に陳列される商品の情報などの陳列棚に係る情報を記憶しており、RFIDタグとして機能して他のRFID RWにその情報を送信し、RFID RWとして機能して他のRFIDタグから陳列棚に陳列される商品の情報などを読み取る処理をおこなう。
なお、RFID RW/タグ6201〜620nの構成は、図5に示したRFID RW/タグ700の構成と同様である。ただし、RFID RW/タグ6201〜620nにおける情報送受信部7001は、図3に示したRFID RW/タグ制御部6303およびセンサ6001〜600nとの間で情報の授受をおこなう。
陳列棚制御部630は、センサ6001〜600n、電子棚札6101〜610n、RFID RW/タグ6201〜620nを制御するとともに、ショッピングカートに設置されたショッピングカート通信装置10や店舗サーバ30などとの間でおこなう通信を制御する制御部である。
この陳列棚制御部630は、回線制御部6300、センサ制御部6301、起動制御部6302、電子棚札制御部6303、RFID RW/タグ制御部6304、制御部6305を備える。
回線制御部6300は、店舗サーバ30との間でLANを介して通信をおこなう場合に、通信回線の確立や切断を制御し、通信を実行する制御部である。センサ制御部6301は、センサ6001〜600nの起動を制御するとともに、センサ6001〜600nが陳列棚の前にショッピングカートがあることを検知した場合に、ショッピングカートを検知したことを示す情報をセンサ6001〜600nから受け付ける制御部である。
起動制御部6302は、センサ制御部6301が、センサ6001〜600nからショッピングカートを検知したことを示す情報を受信した場合に、RFID RW/タグ6201〜620n、RFID RW/タグ61001〜6100nを起動するよう電子棚札制御部6303、RFID RW/タグ制御部6304に要求する制御部である。
電子棚札制御部6303は、電子棚札6101〜610nの起動を制御するとともに、電子棚札6101〜610nおよび回線制御部6300との間で情報の授受をおこなう制御部である。
RFID RW/タグ制御部6304は、RFID RW/タグ6201〜620nの起動を制御するとともに、RFID RW/タグ6201〜620nおよび回線制御部6300との間で情報の授受をおこなう制御部である。
制御部6305は、陳列棚制御部630を全体制御する制御部であり、各機能部間の情報の授受などを司る。
つぎに、店舗サーバ30の詳細な構成について説明する。図6は、店舗サーバ30の詳細な構成について説明する図である。図6に示すように、この店舗サーバ30は、回線制御部3000、プリンタ3001、表示部3002、キーボード3003、I/O制御部3004、商品情報記憶部3005、客別集計情報記憶部3006、品出し数量情報記憶部3007、PLU処理部3008、制御部3009を備える。
回線制御部3000は、陳列棚通信装置201〜20nとの間でLANを介して通信をおこなう場合に、通信回線の確立や切断を制御し、通信を実行する制御部である。プリンタ3001は、種々の情報を印刷する印刷装置である。表示部3002は、ディスプレイ装置などの表示装置である。キーボード3003は、情報の入力を受け付ける入力装置である。I/O制御部3004は、プリンタ3001、表示部3002、キーボード3003を用いておこなわれる情報の入出力処理を制御する制御部である。
商品情報記憶部3005は、ハードディスク装置などの記憶装置であり、PLU処理に用いられる商品価格などの各種の商品情報を記憶する。図7は、商品情報記憶部3005に記憶される商品情報800の一例を示す図である。図7に示すように、この商品情報900は、商品ID、価格、生産元などの情報を記憶している。
商品IDは、商品を識別する識別情報である。価格は、商品の販売価格の情報である。生産元は、商品が生産された産地や生産者などの情報である。
図6の説明に戻ると、客別集計情報記憶部3006は、ハードディスク装置などの記憶装置であり、ショッピングカートに入っている商品の合計金額を客別に集計した情報を記憶する。図8は、客別集計情報記憶部3006に記憶される客別集計情報900の一例を示す図である。図8に示すように、この客別集計情報900は、客ID、合計金額、商品IDの情報を記憶している。
客IDは、各ショッピングカートに割り当てられ、ショッピングカートを使用している客を識別する識別情報である。合計金額は、客のショッピングカートに入っている商品の合計金額の情報である。商品IDは、客のショッピングカートに入っている商品の商品IDである。
図6の説明に戻ると、品出し数量情報記憶部3007は、ハードディスク装置などの記憶装置であり、商品の陳列棚への品出し数量に係る情報を記憶する。図9は、品出し数量情報記憶部3007に記憶される品出し数量情報1000の一例を示す図である。図9に示すように、この品出し数量情報1000は、商品ID、陳列棚ID、陳列数量、販売量、在庫量の情報を記憶している。
商品IDは、商品を識別する識別情報である。陳列棚IDは、商品が陳列されている陳列棚を識別する情報である。陳列数量は、陳列棚に陳列されている商品の数量である。販売量は、陳列棚から取り出された商品の数量である。在庫量は、倉庫などに保管されている商品の在庫量である。
ここで、陳列数量、販売量の情報は、商品が陳列棚から取り出されてショッピングカートに入れられ、ショッピングカート通信装置10からショッピングカートに入れられた商品の商品IDが陳列棚通信装置201〜20nを介して店舗サーバ30に送信された場合に更新される。
具体的には、客別集計情報900に記憶された商品IDが読み出され、商品ごとに陳列棚から取り出されて各ショッピングカートに入れられた商品の合計数が算出される。そして、この算出結果に基づいて陳列数量、販売量の情報が更新される。なお、ショッピングカートを使用しない客が購入する商品については、レジにおいてその商品の商品IDが読み取られ、その情報が店舗サーバ30に送信されることにより陳列数量、販売量の情報が更新される。
また、倉庫などに保管されていた商品が陳列棚に新たに陳列され、陳列された商品の数量の情報が店舗サーバ30のキーボード3003を用いて管理者により入力された場合には、その数量の情報に基づいて陳列数量、在庫量の情報が更新される。
図6の説明に戻ると、PLU処理部3008は、ショッピングカート通信装置10から商品IDおよび客IDの情報を含んだPLU処理依頼を受け付けた場合に、PLU処理を実行する処理部である。
具体的には、PLU処理部3008は、ショッピングカート通信装置10からPLU処理依頼を受け付けた場合に、商品IDに対応する価格や生産元などの情報を商品情報800から検索する。
そして、PLU処理部3008は、受信した商品IDに対応する商品価格の合計金額を算出し、算出した合計金額と商品IDとを客別集計情報900に記憶する。また、PLU処理部3008は、商品IDに対応する品出し数量情報800を更新する。
さらに、PLU処理部3008は、受信した商品IDに対応する商品の価格、商品の合計金額、客IDの情報を、陳列棚通信装置201〜20nを介してショッピングカート通信装置10に送信する処理をおこなう。
制御部3009は、店舗サーバ30を全体制御する制御部であり、各機能部間の情報の授受などを司る。
つぎに、実施例1に係るPLU処理の処理手順について説明する。図10は、実施例1に係るPLU処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、ショッピングカート通信装置10は、RFID RWとして機能して、ショッピングカートに入れられた商品に取り付けられているRFIDタグ40から商品IDを読み取る(ステップS101)。
そして、ショッピングカート通信装置10は、RFIDタグとして機能して、商品IDと、ショッピングカートごとに割り当てられている客IDとを陳列棚通信装置201〜20nに送信する(ステップS102)。
陳列棚通信装置201〜20nは、RFID RWとして機能して、ショッピングカート通信装置10から商品IDおよび客IDを受信する(ステップS103)。そして、陳列棚通信装置201〜20nは、店舗サーバ30にLANを介して商品IDおよび客IDを送信する(ステップS104)。
店舗サーバ30は、陳列棚通信装置201〜20nにより送信された商品IDおよび客IDを受信する(ステップS105)。そして、店舗サーバ30は、商品IDの価格などの商品情報を商品情報記憶部3005から検索し(ステップS106)、商品価格の合計金額を算出して客別集計情報900を更新する(ステップS107)。
また、店舗サーバ30は、客別集計情報900に記憶された商品IDの情報に基づいて品出し数量情報1000を更新する(ステップS108)。その後、店舗サーバ30は、陳列棚通信装置201〜20nにLANを介して、客ID、商品の価格や生産元などの商品情報、合計金額の情報を含んだPLU情報を送信する(ステップS109)。
陳列棚通信装置201〜20nは、店舗サーバ30により送信されたPLU情報を受信し(ステップS110)、RFIDタグとして機能することにより、そのPLU情報をショッピングカート通信装置10に送信する(ステップS111)。
ショッピングカート通信装置10は、RFID RWとして機能して、陳列棚通信装置201〜20nからPLU情報を受信する(ステップS112)。そして、PLU情報に含まれている客IDがショッピングカート通信装置10に割り当てられている客IDと一致するか否かを調べる(ステップS113)。
客IDが一致した場合には(ステップS113,Yes)、ショッピングカート通信装置10は、PLU情報を表示し(ステップS114)、処理を終了する。客IDが一致しなかった場合には(ステップS113,No)、PLU情報を表示せず、そのまま処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1では、RFIDタグ40が取り付けられた商品を収容するショッピングカートに設置されたショッピングカート通信装置10が、リーダライタとして機能して当該商品に取り付けられたRFIDタグ40との間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグ40により送信された情報を読み取り、ショッピングカート通信装置10が、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより商品を陳列する陳列棚に取り付けられた陳列棚通信装置201〜20nに送信し、ショッピングカート通信装置10により送信された情報を陳列棚通信装置201〜20nがリーダライタとして機能することにより受信し、受信した情報に対応する商品情報を陳列棚通信装置201〜20nがRFIDタグとして機能することにより送信し、陳列棚通信装置201〜20nにより送信された商品情報をショッピングカート通信装置10がリーダライタとして機能することにより受信することとしたので、商品を収容するショッピングカートと商品を陳列する陳列棚とにRFIDタグおよびリーダライタとして機能する装置をそれぞれ設置するため、導入が容易であり、また、通信不良の発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施例1では、ショッピングカート通信装置10は、商品に取り付けられたRFIDタグ40から読み取った商品IDと、商品を収容するショッピングカートに割り当てられ、ショッピングカートを使用する客を識別する客IDとをRFIDタグとして機能することにより送信し、商品IDおよび客IDに対応付けられた商品情報をリーダライタとして機能することにより受信した場合に当該商品情報を出力することとしたので、商品の価格情報などを取得するPLU処理を効率的に実行することができる。
また、本実施例1では、商品情報は、商品を収容するショッピングカートに収容された商品の合計金額に係る情報であることとしたので、客が商品の合計金額を容易に知ることができ、買い物時における利便性を高めることができる。
なお、上記実施例1では、ショッピングカートにRFID RW/タグや表示部を設置することとしているが、手で持ち運ぶ買い物かごなどにRFID RW/タグや表示部を設置し、上述したようなPLU処理を実行することとしてもよい。
ところで、上記実施例1では、RFID RWまたはRFIDタグの機能を有する一体型のRFID RW/タグが通信をおこなうこととしたが、RFID RW機能とRFIDタグ機能とが同時に有効となり、他のRFID RWおよび他のRFIDタグと同時に通信をおこなってしまうと、電波の干渉により正常に通信をおこなうことができなくなる可能性がある。
そこで、本実施例2では、RFID RW/タグがRFID RW機能とRFIDタグ機能とが排他的に有効となるように制御し、電波の干渉を防止する場合について説明する。
まず、本実施例2に係るRFID RW/タグの機能構成について説明する。図11は、実施例2に係るRFID RW/タグの機能構成を示す図である。なお、図11に示したRFID RW/タグの機能構成においては、図2に示したRFID RW/タグ530が有するI/O制御部5311やセンサ制御部5305、図5に示したRFID RW/タグ700が有するI/O制御部7000などは省略されている。
このRFID RW/タグは、RFIDタグと、RFIDタグに情報を記憶させたり、RFIDタグに記憶された情報を読み出したりするRFID RWの両方の機能と、その両方の機能により利用されるメモリとを備えている。
具体的には、RFID RW/タグは、RWアンテナ1100、タグアンテナ1101、送信調停回路1102、受信調停回路1103、RW情報送信部1104、RW情報受信部1105、タグ情報送信部1106、タグ情報受信部1107、入出力インターフェース1108、メモリ1109および制御部1110を有する。
RWアンテナ1100は、RFID RW/タグがRFID RWとして機能してRFIDタグとの間で電波通信をおこなう場合に、電波を受信したり放射したりするアンテナである。タグアンテナ1101は、RFID RW/タグがRFIDタグとして機能してRFID RWとの間で電波通信をおこなう場合に、電波を受信したり放射したりするアンテナである。
送信調停回路1102は、RFID RW/タグがRFIDタグに情報を送信する場合に、RFID RWへの情報の送信を停止し、また、受信調停回路1103にRFIDタグあるいはRFID RWからの情報の受信を停止させる回路である。
また、この送信調停回路1102は、RFID RWに情報を送信する場合には、RFIDタグへの情報の送信を停止し、また、受信調停回路1103にRFIDタグあるいはRFID RWからの情報の受信を停止させる。
受信調停回路1103は、RFIDタグから情報を受信する場合に、RFID RWからの情報の受信を停止し、また、送信調停回路1102にRFIDタグあるいはRFID RWへの情報の送信を停止させる回路である。
また、この受信調停回路1103は、RFID RWから情報を受信する場合には、RFIDタグからの情報の受信を停止し、また、送信調停回路1102にRFIDタグあるいはRFID RWへの情報の送信を停止させる。
RW情報送信部1104は、RFID RWに情報を送信する送信部である。RW情報受信部1105は、RFID RWから情報を受信する受信部である。タグ情報送信部1106は、RFIDタグに情報を送信する送信部である。タグ情報受信部1107は、RFIDタグから情報を受信する受信部である。
入出力インターフェース1108は、外部コンピュータなどとの接続に用いられるネットワークインターフェースであり、RS(Recommended Standard)−232CやUSB(Universal Serial Bus)などの規格を用いて情報の授受をおこなう。メモリ1109は、RFIDタグおよびRFID RWとの間で送受信される情報を記憶する記憶デバイスである。
制御部1110は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、RFID RW/タグの全体制御や各機能部間のデータの授受などを司る制御部である。特に、この制御部1110は、情報の送受信要求をRW情報送信部1104、RW情報受信部1105、タグ情報送信部1106、タグ情報受信部1107から受け付け、受け付けた送受信要求が、RFID RWへの情報の送信要求、RFID RWからの情報の受信要求、RFIDタグへの情報の送信要求、RFIDタグからの情報の受信要求のいずれであるかを判定する処理などをおこなう。
つぎに、実施例2に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順について説明する。図12は、実施例2に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、RFID RW/タグの制御部1110は、情報の送受信要求を待ち受ける(ステップS201)。そして、制御部1110は、その要求がRFIDタグから情報を受信するタグ情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS202)。
情報の送受信要求が、タグ情報受信要求である場合には(ステップS202,Yes)、受信調停回路1103は、送信調停回路1102に情報の送信処理を停止させる(ステップS203)。
そして、受信調停回路1103は、RFID RWから情報を受信するRW情報受信処理を停止し(ステップS204)、その後、タグ情報受信部1107は、タグ情報受信処理を実行する(ステップS205)。
そして、タグ情報受信部1107は、タグ情報受信処理が終了したか否かを調べ(ステップS206)、受信処理が終了していない場合には(ステップS206,No)、ステップS205に戻って、タグ情報受信処理を継続する。
タグ情報受信処理が終了した場合には(ステップS206,Yes)、受信調停回路1103は、送信調停回路1102に情報の送信処理の停止を解除させ(ステップS207)、RW情報受信処理の停止を解除して(ステップS208)、ステップS201に移行し、それ以降の処理を継続させる。
ステップS202において、情報の送受信要求が、タグ情報受信要求でない場合には(ステップS202,No)、制御部1110は、その要求がRFID RWから情報を受信するRW情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS209)。
そして、情報の送受信要求が、RW情報受信要求である場合には(ステップS209,Yes)、受信調停回路1103は、送信調停回路1102に情報の送信処理を停止させる(ステップS210)。
そして、受信調停回路1103は、RFIDタグから情報を受信するタグ情報受信処理を停止し(ステップS211)、その後、RW情報受信部1105は、RW情報受信処理を実行する(ステップS212)。
そして、RW情報受信部1105は、RW情報受信処理が終了したか否かを調べ(ステップS213)、受信処理が終了していない場合には(ステップS213,No)、ステップS212に戻って、RW情報受信処理を継続する。
RW情報受信処理が終了した場合には(ステップS213,Yes)、受信調停回路1103は、送信調停回路1102に情報の送信処理の停止を解除させ(ステップS214)、タグ情報受信処理の停止を解除して(ステップS215)、ステップS201に移行し、それ以降の処理を継続させる。
ステップS209において、情報の送受信要求が、RW情報受信要求でない場合には(ステップS209,No)、制御部1100は、その要求がRFIDタグに情報を送信するタグ情報送信要求であるか否かを調べる(ステップS216)。
そして、情報の送受信要求が、タグ情報送信要求である場合には(ステップS216,Yes)、送信調停回路1102は、受信調停回路1103に情報の受信処理を停止させる(ステップS217)。
続いて、送信調停回路1102は、RFID RWに情報を送信するRW情報送信処理を停止し(ステップS218)、その後、タグ情報送信部1106は、タグ情報送信処理を実行する(ステップS219)。
そして、タグ情報送信部1106は、タグ情報送信処理が終了したか否かを調べ(ステップS220)、送信処理が終了していない場合には(ステップS220,No)、ステップS219に戻って、タグ情報送信処理を継続する。
タグ情報送信処理が終了した場合には(ステップS220,Yes)、送信調停回路1102は、受信調停回路1103に情報の受信処理の停止を解除させ(ステップS221)、RW情報送信処理の停止を解除して(ステップS222)、ステップS201に移行し、それ以降の処理を継続させる。
ステップS216において、情報の送受信要求が、タグ情報送信要求でない場合には(ステップS216,No)、制御部1110は、その要求がRFID RWに情報を送信するRW情報送信要求であるか否かを調べる(ステップS223)。
そして、情報の送受信要求が、RW情報送信要求である場合には(ステップS223,Yes)、送信調停回路1102は、受信調停回路1103に情報の受信処理を停止させる(ステップS224)。
続いて、送信調停回路1102は、RFIDタグに情報を送信するタグ情報送信処理を停止し(ステップS225)、その後、RW情報送信部1104は、RW情報送信処理を実行する(ステップS226)。
そして、RW情報送信部1104は、RW情報送信処理が終了したか否かを調べ(ステップS227)、送信処理が終了していない場合には(ステップS227,No)、ステップS226に戻って、RW情報送信処理を継続する。
RW情報送信処理が終了した場合には(ステップS227,Yes)、送信調停回路1102は、受信調停回路1103に情報の受信処理の停止を解除させ(ステップS228)、タグ情報送信処理の停止を解除して(ステップS229)、ステップS201に移行し、それ以降の処理を継続させる。
また、ステップS223において、情報の送受信要求が、RW情報送信要求でない場合には(ステップS223,No)、ステップS201に移行し、それ以降の処理が継続される。
上述してきたように、本実施例2では、タグ情報送信部1106およびタグ情報受信部1107が、RFIDタグと無線通信をおこない、RW情報送信部1104およびRW情報受信部1105が、RFIDタグと無線通信をおこなうRFID RWに応答してRFID RWと無線通信をおこない、メモリ1109が、無線通信により送信または受信される情報を記憶することとしたので、RFIDタグおよびリーダライタの両方の機能をRFID RW/タグが有し、RFIDタグとして機能する場合とRFID RWとして機能する場合とで情報を容易に共有することができる。
また、本実施例2では、送信調停回路1102および受信調停回路1103が、RFIDタグとの間で無線通信がおこなわれる場合、あるいは、RFID RWとの間で無線通信がおこなわれる場合に、当該通信以外の通信の実行を停止させることとしたので、複数の通信が同時におこなわれることにより発生する電波の干渉を防止することができる。
なお、図11に示した機能構成には、電源が省略されているが、実際には制御部1100等を駆動させる電源が備えられている。通常のパッシブ型のRFIDタグは、電源を備えていないが、このRFID RW/タグにおいては、RFIDタグとしての機能を発揮するRW情報送信部1104やRW情報受信部1105などが、電源から電力の供給を受けることができるため、RFIDタグとして安定した通信をおこなうことができるようになる。
ところで、上記実施例2では、RFID RW/タグがRFIDタグおよびRFID RWの双方と通信する通信処理について説明したが、RFIDタグと通信する場合とRFID RWと通信する場合とで利用する電波の周波数帯域を分け、電波の干渉を防止することとしてもよい。
そこで、本実施例3では、RFIDタグと通信する場合とRFID RWと通信する場合とで利用する電波の周波数帯域を分ける場合について説明する。
まず、本実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理について説明する。図13は、実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理について説明する図である。
図13に示すように、たとえば、950MHzから956MHzの周波数帯域が通信用に用意されている場合には、通常、1MHz単位などで帯域が分割され、電波の周波数を切り替えることにより情報の送受信がおこなわれる。
しかし、あるRFID RW/タグがRFIDタグと通信する場合に用いる電波の周波数と、他のRFID RW/タグがRFID RWと通信する場合に用いる電波の周波数とが、周波数の切替パターンが同じになるなどして偶然一致してしまうと、それらの電波が干渉してしまい、情報の送受信を正常におこなえなくなる可能性がある。
そのため、RFIDタグと通信する場合とRFID RWと通信する場合とで、使用する電波の通信帯域を分けるようにする。たとえば、図13では、953MHzを境として周波数帯域を分け、周波数が低い方の領域をRFIDタグと通信する場合に用いる電波の周波数帯域として割り当て、0.5MHzごとに周波数切替をおこなって、外部のRFIDタグと通信をおこなうようにしている。
また、周波数が高い方の領域をRFID RWと通信する場合に用いる電波の周波数帯域として割り当て、0.5MHzごとに周波数切替をおこなって、外部のRFID RWと通信をおこなうようにしている。
さらに、RFID RW/タグに情報を送信するRFID RWが、上述したような周波数帯域の割り当てをおこなう機能をもたないRFID RWである場合には、周波数が950MHzから956MHzの範囲内である電波を用いて情報を送信してくるが、本実施例のRFID RW/タグは、RFID RWからの情報受信時には、RFIDタグからの情報の受信処理、および、RFIDタグ・RFID RWへの情報の送信処理を停止するため、電波の干渉を防ぐことができる。
同様に、RFIDタグが、周波数が950MHzから956MHzの範囲内である電波を用いて情報を送信してきた場合には、本実施例のRFID RW/タグは、RFID RWからの情報の受信処理、および、RFIDタグ・RFID RWへの情報の送信処理を停止するため、電波の干渉を防ぐことができる。
なお、ここでは、周波数帯域が950MHzから956MHzの場合を例として挙げているが、使用する周波数帯域はこの周波数帯域に限定されるものではなく、他の周波数帯域を用いることとしてもよい。
つぎに、本実施例3に係るRFID RW/タグの機能構成について説明する。図14は、実施例3に係るRFID RW/タグの機能構成を示す図である。
図14に示すように、このRFID RW/タグは、RWアンテナ1200、タグアンテナ1201、送信調停回路1202、受信調停回路1203、情報送信部1204、情報受信部1205、周波数分割回路1206、入出力インターフェース1207、メモリ1208および制御部1209を有する。
RWアンテナ1200は、RFID RW/タグがRFID RWとして機能して、RFIDタグとの間で電波通信をおこなう場合に、電波を受信したり放射したりするアンテナである。タグアンテナ1201は、RFID RW/タグがRFIDタグとして機能して、RFID RWとの間で電波通信をおこなう場合に、電波を受信したり放射したりするアンテナである。
送信調停回路1202は、RFIDタグに情報を送信する場合に、RFID RWへの情報の送信を停止し、また、受信調停回路1203にRFIDタグあるいはRFID RWからの情報の受信を停止させる回路である。
また、この送信調停回路1202は、RFID RWに情報を送信する場合には、RFIDタグへの情報の送信を停止し、また、受信調停回路1203にRFIDタグあるいはRFID RWからの情報の受信を停止させる。
受信調停回路1203は、RFIDタグから情報を受信する場合に、RFID RWからの情報の受信を停止し、また、送信調停回路1202にRFIDタグあるいはRFID RWへの情報の送信を停止させる回路である。
また、この受信調停回路1203は、RFID RWから情報を受信する場合には、RFIDタグからの情報の受信を停止し、また、送信調停回路1202にRFIDタグあるいはRFID RWへの情報の送信を停止させる。
情報送信部1204は、RFIDタグあるいはRFID RWに情報を送信する送信部である。情報受信部1205は、RFIDタグあるいはRFID RWから情報を受信する受信部である。
周波数分割回路1206は、図13に示したように、RFIDタグと通信する際に用いる周波数帯域とRFID RWと通信する際に用いる周波数帯域とに周波数帯域を分け、RFIDタグと通信するのか、あるいは、RFID RWと通信をするのかに応じて電波の周波数を設定する回路である。
入出力インターフェース1207は、外部コンピュータなどとの接続に用いられるネットワークインターフェースであり、RS−232CやUSBなどの規格を用いて情報の授受をおこなう。メモリ1208は、RFIDタグおよびRFID RWとの間で送受信される情報を記憶する記憶デバイスである。
制御部1209は、CPUなどにより構成され、RFID RW/タグの全体制御や各機能部間のデータの授受などを司る制御部である。特に、この制御部1209は、情報の送受信要求を情報送信部1204、および、情報受信部1205から受け付け、受け付けた送受信要求が、RFID RWへの情報の送信要求、RFID RWからの情報の受信要求、RFIDタグへの情報の送信要求、RFIDタグからの情報の受信要求のいずれであるかを判定する処理などをおこなう。
つぎに、実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順について説明する。図15−1および図15−2は、実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャート(1)および(2)である。
図15−1に示すように、まず、RFID RW/タグの周波数分割回路1206は、RFIDタグおよびRFID RWに情報を送信する際、電波の周波数を決定するために用いられるタグ情報送信周波数カウンタおよびRW情報送信周波数カウンタを初期値(図13のように周波数帯域を分割した場合には、950MHzおよび953MHz)に設定する(ステップS301)。
そして、制御部1209は、情報の送受信要求を待ち受け(ステップS302)、その要求がRFIDタグあるいはRFID RWから情報を受信する情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS303)。
情報の送受信要求が、情報受信要求である場合には(ステップS303,Yes)、制御部1209は、情報の送受信要求を解析し(ステップS304)、それがRFIDタグから情報を受信するタグ情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS305)。
情報の送受信要求が、タグ情報受信要求である場合には(ステップS305,Yes)、受信調停回路1203は、送信調停回路1202に情報の送信処理を停止させる(ステップS306)。
そして、受信調停回路1203は、RFID RWから情報を受信するRW情報受信処理を停止し(ステップS307)、その後、情報受信部1205は、タグ情報受信処理を実行する(ステップS308)。
そして、情報受信部1205は、タグ情報受信処理が終了したか否かを調べ(ステップS309)、受信処理が終了していない場合には(ステップS309,No)、ステップS308に戻って、タグ情報受信処理を継続する。
タグ情報受信処理が終了した場合には(ステップS309,Yes)、受信調停回路1203は、送信調停回路1202に情報の送信処理の停止を解除させ(ステップS310)、RW情報受信処理の停止を解除して(ステップS311)、ステップS302に移行し、それ以降の処理を継続させる。
ステップS305において、情報の送受信要求が、タグ情報受信要求でない場合には(ステップS305,No)、制御部1209は、その要求がRFID RWから情報を受信するRW情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS312)。
そして、情報の送受信要求が、RW情報受信要求である場合には(ステップS312,Yes)、受信調停回路1203は、送信調停回路1202に情報の送信処理を停止させる(ステップS313)。
そして、受信調停回路1203は、RFIDタグから情報を受信するタグ情報受信処理を停止し(ステップS314)、その後、情報受信部1205は、RW情報受信処理を実行する(ステップS315)。
そして、情報受信部1205は、RW情報受信処理が終了したか否かを調べ(ステップS316)、受信処理が終了していない場合には(ステップS316,No)、ステップS315に戻って、RW情報受信処理を継続する。
RW情報受信処理が終了した場合には(ステップS316,Yes)、受信調停回路1203は、送信調停回路1202に情報の送信処理の停止を解除させ(ステップS317)、タグ情報受信処理の停止を解除して(ステップS318)、ステップS302に移行し、それ以降の処理を継続させる。
ステップS303において、情報の送受信要求が、情報受信要求でない場合(ステップS303,No)、あるいは、ステップS312において、情報の送受信要求が、RW情報受信要求でない場合には(ステップS312,No)、図15−2に示すように、制御部1209は、その要求がRFIDタグに情報を送信するタグ情報送信要求であるか否かを調べる(ステップS319)。
そして、情報の送受信要求が、タグ情報送信要求である場合には(ステップS319,Yes)、送信調停回路1202は、受信調停回路1203に情報の受信処理を停止させる(ステップS320)。
続いて、送信調停回路1202は、RFID RWに情報を送信するRW情報送信処理を停止し(ステップS321)、その後、周波数分割回路1206は、タグ情報送信周波数カウンタの値を情報を送信する電波の周波数として設定し(ステップS322)、情報送信部1204は、タグ情報送信処理を実行する(ステップS323)。
そして、情報送信部1204は、タグ情報送信処理が終了したか否かを調べ(ステップS324)、送信処理が終了していない場合には(ステップS324,No)、ステップS323に戻って、タグ情報送信処理を継続する。
タグ情報送信処理が終了した場合には(ステップS324,Yes)、送信調停回路1202は、受信調停回路1203に情報の受信処理の停止を解除させ(ステップS325)、RW情報送信処理の停止を解除する(ステップS326)。
その後、周波数分割回路1206は、タグ情報送信周波数カウンタに1を加算し(ステップS327)、タグ情報送信周波数カウンタが所定の最大値(図13のように周波数帯域を分割した場合には、953MHz)であるか否かを調べる(ステップS328)。
タグ情報送信周波数カウンタが所定の最大値である場合には(ステップS328,Yes)、周波数分割回路1206は、タグ情報送信周波数カウンタを初期値(図13のように周波数帯域を分割した場合には、950MHz)に設定し(ステップS329)、ステップS302に移行して、それ以降の処理を継続させる。
タグ情報送信周波数カウンタが所定の最大値でない場合には(ステップS328,No)、そのままステップS302に移行して、それ以降の処理が継続される。
ステップS319において、情報の送受信要求が、タグ情報送信要求でない場合には(ステップS319,No)、制御部1209は、その要求がRFID RWに情報を送信するRW情報送信要求であるか否かを調べる(ステップS330)。
そして、情報の送受信要求が、RW情報送信要求である場合には(ステップS330,Yes)、送信調停回路1202は、受信調停回路1203に情報の受信処理を停止させる(ステップS331)。
続いて、送信調停回路1202は、RFIDタグに情報を送信するタグ情報送信処理を停止し(ステップS332)、その後、周波数分割回路1206は、RW情報送信周波数カウンタの値を情報を送信する電波の周波数として設定し(ステップS333)、情報送信部1204は、RW情報送信処理を実行する(ステップS334)。
そして、情報送信部1204は、RW情報送信処理が終了したか否かを調べ(ステップS335)、送信処理が終了していない場合には(ステップS335,No)、ステップS334に戻って、RW情報送信処理を継続する。
RW情報送信処理が終了した場合には(ステップS335,Yes)、送信調停回路1202は、受信調停回路1203に情報の受信処理の停止を解除させ(ステップS336)、タグ情報送信処理の停止を解除する(ステップS337)。
その後、周波数分割回路1206は、RW情報送信周波数カウンタに1を加算し(ステップS338)、RW情報送信周波数カウンタが所定の最大値(図13のように周波数帯域を分割した場合には、957MHz)であるか否かを調べる(ステップS339)。
RW情報送信周波数カウンタが所定の最大値である場合には(ステップS339,Yes)、周波数分割回路1206は、RW情報送信周波数カウンタを初期値(図13のように周波数帯域を分割した場合には、953MHz)に設定し(ステップS340)、ステップS302に移行して、それ以降の処理を継続させる。
RW情報送信周波数カウンタが所定の最大値でない場合には(ステップS339,No)、そのままステップS302に移行して、それ以降の処理が継続される。
また、ステップS330において、情報の送受信要求が、RW情報送信要求でない場合には(ステップS330,No)、ステップS302に移行し、それ以降の処理が継続される。
上述してきたように、本実施例3では、周波数分割回路1206が、RFIDタグと通信する場合に無線通信に利用する周波数と、RFID RWと通信する場合に無線通信に利用する周波数とに異なる周波数を割り当てることとしたので、RFIDタグとの通信に用いる電波とRFID RWとの通信に用いる電波との間の干渉を防止することができる。
また、本実施例3では、周波数分割回路1206が、通信に使用する周波数帯域が第1の周波数帯域(図13の例では、950〜952MHz)と、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域(図13の例では、953〜956MHz)とに分割されている場合に、RFIDタグとの無線通信に利用する電波の周波数を第1の周波数帯域から割り当て、RFID RWとの無線通信に利用する電波の周波数を第2の周波数帯域から割り当てることとしたので、RFIDタグとの通信に用いる電波とRFID RWとの通信に用いる電波との間の干渉を効率的に防止することができる。
ところで、上記実施例3では、RFIDタグと通信する場合とRFID RWと通信する場合とで利用する電波の周波数帯域を分けることとしたが、他の装置によりなされた通信に応答する場合に、当該通信において用いられた電波の周波数と応答に用いる電波の周波数とを所定の値だけずらして設定することにより、電波の干渉を防止することとしてもよい。
そこで、本実施例4では、他の装置によりなされた通信に対する応答時に、当該通信において用いられた電波の周波数と応答に用いる電波の周波数とを所定の値だけずらして設定する場合について説明する。
まず、本実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理について説明する。図16は、実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理について説明する図である。
たとえば、RFID RW/タグがRFID RWから950MHzの電波を用いて情報を受信した場合には、図16に示すように、その周波数に1MHzを加算し、951MHzの電波を用いてRFID RWに応答することにより、電波の干渉を防止する。
なお、図16では、周波数に1MHz加算した周波数を用いてRFID RWに応答することとしているが、たとえば、RFID RW/タグがRFID RWから955MHzの電波を用いて情報を受信した場合に、その周波数から1MHz減算し、954MHzの電波を用いてRFID RWに応答することとしてもよい。
つぎに、本実施例4に係るRFID RW/タグの機能構成について説明する。図17は、実施例4に係るRFID RW/タグの機能構成を示す図である。
図17に示すように、このRFID RW/タグは、RWアンテナ1300、タグアンテナ1301、送信調停回路1302、受信調停回路1303、情報送信部1304、情報受信部1305、送信周波数生成回路1306、入出力インターフェース1307、メモリ1308および制御部1309を有する。
RWアンテナ1300は、RFID RW/タグがRFID RWとして機能して、RFIDタグとの間で電波通信をおこなう場合に、電波を受信したり放射したりするアンテナである。タグアンテナ1301は、RFID RW/タグがRFIDタグとして機能して、RFID RWとの間で電波通信をおこなう場合に、電波を受信したり放射したりするアンテナである。
送信調停回路1302は、RFIDタグに情報を送信する場合に、RFID RWへの情報の送信を停止し、また、受信調停回路1303にRFIDタグあるいはRFID RWからの情報の受信を停止させる回路である。
また、この送信調停回路1302は、RFID RWに情報を送信する場合には、RFIDタグへの情報の送信を停止し、また、受信調停回路1303にRFIDタグあるいはRFID RWからの情報の受信を停止させる。
受信調停回路1303は、RFIDタグから情報を受信する場合に、RFID RWからの情報の受信を停止し、また、送信調停回路1302にRFIDタグあるいはRFID RWへの情報の送信を停止させる回路である。
また、この受信調停回路1303は、RFID RWから情報を受信する場合には、RFIDタグからの情報の受信を停止し、また、送信調停回路1302にRFIDタグあるいはRFID RWへの情報の送信を停止させる。
情報送信部1304は、RFIDタグあるいはRFID RWに情報を送信する送信部である。情報受信部1305は、RFIDタグあるいはRFID RWから情報を受信する受信部である。
送信周波数生成回路1306は、図16に示したように、情報を受信した際の受信電波の周波数に所定の値を加算して、その結果得られた周波数を、情報を送信するために用いる電波の周波数として設定する回路である。
入出力インターフェース1307は、外部コンピュータなどとの接続に用いられるネットワークインターフェースであり、RS−232CやUSBなどの規格を用いて情報の授受をおこなう。メモリ1308は、RFIDタグおよびRFID RWとの間で送受信される情報を記憶する記憶デバイスである。
制御部1309は、CPUなどにより構成され、RFID RW/タグの全体制御や各機能部間のデータの授受などを司る制御部である。特に、この制御部1309は、情報の送受信要求を情報送信部1304、および、情報受信部1305から受け付け、受け付けた送受信要求が、RFID RWへの情報の送信要求、RFID RWからの情報の受信要求、RFIDタグへの情報の送信要求、RFIDタグからの情報の受信要求のいずれであるかを判定する処理などをおこなう。
つぎに、実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順について説明する。図18−1および図18−2は、実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャート(1)および(2)である。
図18−1に示すように、まず、RFID RW/タグの制御部1309は、情報の送受信要求を待ち受け(ステップS401)、その要求がRFIDタグあるいはRFID RWから情報を受信する情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS402)。
情報の送受信要求が、情報受信要求である場合には(ステップS402,Yes)、制御部1309は、情報の送受信要求を解析し(ステップS403)、それがRFIDタグから情報を受信するタグ情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS404)。
情報の送受信要求が、タグ情報受信要求である場合には(ステップS404,Yes)、受信調停回路1303は、送信調停回路1302に情報の送信処理を停止させる(ステップS405)。
そして、受信調停回路1303は、RFID RWから情報を受信するRW情報受信処理を停止し(ステップS406)、その後、情報受信部1305は、タグ情報受信処理を実行する(ステップS407)。
そして、情報受信部1305は、タグ情報受信処理が終了したか否かを調べ(ステップS408)、受信処理が終了していない場合には(ステップS408,No)、ステップS407に戻って、タグ情報受信処理を継続する。
タグ情報受信処理が終了した場合には(ステップS408,Yes)、受信調停回路1303は、送信調停回路1302に情報の送信処理の停止を解除させ(ステップS409)、RW情報受信処理の停止を解除する(ステップS410)。
その後、送信周波数生成回路1306は、応答電波の送信周波数を、受信電波の周波数に1MHzを加算した周波数に設定し(ステップS411)、ステップS401に移行して、それ以降の処理を継続させる。
ステップS404において、情報の送受信要求が、タグ情報受信要求でない場合には(ステップS404,No)、制御部1309は、その要求がRFID RWから情報を受信するRW情報受信要求であるか否かを調べる(ステップS412)。
そして、情報の送受信要求が、RW情報受信要求である場合には(ステップS412,Yes)、受信調停回路1303は、送信調停回路1302に情報の送信処理を停止させる(ステップS413)。
そして、受信調停回路1303は、RFIDタグから情報を受信するタグ情報受信処理を停止し(ステップS414)、その後、情報受信部1305は、RW情報受信処理を実行する(ステップS415)。
そして、情報受信部1305は、RW情報受信処理が終了したか否かを調べ(ステップS416)、受信処理が終了していない場合には(ステップS416,No)、ステップS415に戻って、RW情報受信処理を継続する。
RW情報受信処理が終了した場合には(ステップS416,Yes)、受信調停回路1303は、送信調停回路1302に情報の送信処理の停止を解除させ(ステップS417)、タグ情報受信処理の停止を解除する(ステップS418)。
その後、送信周波数生成回路1306は、応答電波の送信周波数を、受信電波の周波数に1MHzを加算した周波数に設定し(ステップS411)、ステップS401に移行して、それ以降の処理を継続させる。
ステップS402において、情報の送受信要求が、情報受信要求でない場合(ステップS402,No)、あるいは、ステップS412において、情報の送受信要求が、RW情報受信要求でない場合には(ステップS412,No)、図18−2に示すように、制御部1309は、その要求がRFIDタグに情報を送信するタグ情報送信要求であるか否かを調べる(ステップS419)。
そして、情報の送受信要求が、タグ情報送信要求である場合には(ステップS419,Yes)、送信調停回路1302は、受信調停回路1303に情報の受信処理を停止させる(ステップS420)。
続いて、送信調停回路1302は、RFID RWに情報を送信するRW情報送信処理を停止し(ステップS421)、その後、情報送信部1304は、タグ情報送信処理を実行する(ステップS422)。
そして、情報送信部1304は、タグ情報送信処理が終了したか否かを調べ(ステップS423)、送信処理が終了していない場合には(ステップS423,No)、ステップS422に戻って、タグ情報送信処理を継続する。
タグ情報送信処理が終了した場合には(ステップS423,Yes)、送信調停回路1302は、受信調停回路1303に情報の受信処理の停止を解除させ(ステップS424)、RW情報送信処理の停止を解除して(ステップS425)、ステップS401に移行し、それ以降の処理を継続させる。
ステップS419において、情報の送受信要求が、タグ情報送信要求でない場合には(ステップS419,No)、制御部1309は、その要求がRFID RWに情報を送信するRW情報送信要求であるか否かを調べる(ステップS426)。
そして、情報の送受信要求が、RW情報送信要求である場合には(ステップS426,Yes)、送信調停回路1302は、受信調停回路1303に情報の受信処理を停止させる(ステップS427)。
続いて、送信調停回路1302は、RFIDタグに情報を送信するタグ情報送信処理を停止し(ステップS428)、その後、情報送信部1304は、RW情報送信処理を実行する(ステップS429)。
そして、情報送信部1304は、RW情報送信処理が終了したか否かを調べ(ステップS430)、送信処理が終了していない場合には(ステップS430,No)、ステップS429に戻って、RW情報送信処理を継続する。
RW情報送信処理が終了した場合には(ステップS430,Yes)、送信調停回路1302は、受信調停回路1303に情報の受信処理の停止を解除させ(ステップS431)、タグ情報送信処理の停止を解除して(ステップS432)、ステップS401に移行し、それ以降の処理を継続させる。
また、ステップS426において、情報の送受信要求が、RW情報送信要求でない場合には(ステップS426,No)、ステップS401に移行し、それ以降の処理が継続される。
上述してきたように、本実施例4では、送信周波数生成回路1306が、RFIDタグから情報を受信した際、あるいは、RFID RWから情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択した周波数を、RFIDタグに情報を送信する際、あるいは、RFID RWに情報を送信する際の無線通信に利用する電波の周波数として割り当てることとしたので、情報を受信する際に無線通信に利用された電波と、情報を送信する際に無線通信に利用される電波との間の干渉を防止することができる。
また、本実施例4では、送信周波数生成回路1306が、RFIDタグから情報を受信した際、あるいは、RFID RWから情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて選択される周波数は、当該無線通信に利用した電波の周波数と所定の値(図16の例では、1MHz)だけ異なる周波数であることとしたので、情報を受信する際に無線通信に利用された電波と、情報を送信する際に無線通信に利用される電波との間の干渉を効率よく防止することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)商品に係る情報の通信処理をおこなう通信システムであって、
RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、当該商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報を読み取るリーダライタとしての機能を有し、かつ、読み取った情報を送信するRFIDタグとしての機能を有する第1の通信手段と、
前記商品を陳列する陳列棚に取り付けられ、前記RFIDタグとしての機能を有する第1の通信手段により送信された情報を受信するリーダライタとしての機能を有し、当該情報に対応する商品情報を前記リーダライタとして機能する前記第1の通信手段に送信するRFIDタグとしての機能を有する第2の通信手段と、
を備えたことを特徴とする通信システム。
(付記2)前記第1の通信手段は、前記商品に取り付けられたRFIDタグから読み取った商品識別情報と、商品を収容する用具に割り当てられた用具識別情報とをRFIDタグとして機能することにより送信し、前記商品識別情報および用具識別情報に対応付けられた商品情報を前記リーダライタとして機能することにより受信した場合に当該商品情報を出力することを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)前記商品情報は、前記商品を収容する用具に収容された商品の合計金額に係る情報であることを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、当該商品に係る情報の通信処理をおこなう通信装置であって、
商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報をリーダライタとして機能することにより読み取り、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより送信する情報送信手段と、
商品を陳列する陳列棚に取り付けられたRFIDタグとしての機能を有する装置から前記情報送信手段により送信された情報に対応する商品情報が送信された場合に、当該商品情報をリーダライタとして機能することにより受信する情報受信手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記5)商品を陳列する陳列棚に取り付けられ、当該商品に係る情報の通信処理をおこなう通信装置であって、
RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、RFIDタグとしての機能を有する装置から情報をリーダライタとして機能することにより受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段により受信された情報に対応する商品情報をRFIDタグとして機能することにより送信する情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記6)商品に係る情報の通信処理をおこなう通信方法であって、
RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置された第1の通信装置が、リーダライタとして機能して当該商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報を読み取り、第1の通信装置が、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより商品を陳列する陳列棚に取り付けられた第2の通信装置に送信する第1の通信工程と、
前記第1の通信装置により送信された情報を前記第2の通信装置がリーダライタとして機能することにより受信し、受信した情報に対応する商品情報を前記第2の通信装置がRFIDタグとして機能することにより送信する第2の通信工程と、
前記第2の通信装置により送信された商品情報を前記第1の通信装置がリーダライタとして機能することにより受信する第3の通信工程と、
を含んだことを特徴とする通信方法。
(付記7)情報の送受信を無線通信により実行する通信装置であって、
RFIDタグと無線通信をおこなうRFIDタグ通信手段と、
RFIDタグと無線通信をおこなうリーダライタに応答してリーダライタと無線通信をおこなうリーダライタ通信手段と、
前記RFIDタグ通信手段による無線通信において送信または受信される情報、および、前記リーダライタ通信手段による無線通信において送信または受信される情報を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記8)前記RFIDタグ通信手段により無線通信がおこなわれる場合、あるいは、前記リーダライタ通信手段により無線通信がおこなわれる場合に、当該通信以外の通信の実行を停止させる通信調停手段をさらに備えたことを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記9)前記RFIDタグ通信手段が無線通信に利用する周波数と、前記リーダライタ通信手段が無線通信に利用する周波数とに異なる周波数を割り当てる第1の周波数割当手段をさらに備えたことを特徴とする付記7または8に記載の通信装置。
(付記10)前記第1の周波数割当手段は、通信に使用する周波数帯域が、第1の周波数帯域と、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域とに分割されている場合に、前記RFIDタグ通信手段が無線通信に利用する電波の周波数を第1の周波数帯域から割り当て、前記リーダライタ通信手段が無線通信に利用する電波の周波数を第2の周波数帯域から割り当てることを特徴とする付記9に記載の通信装置。
(付記11)前記RFIDタグ通信手段が情報を受信した際、あるいは、前記リーダライタ通信手段が情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択した周波数を前記RFIDタグ通信手段が情報を送信する際、あるいは、前記リーダライタ通信手段が情報を送信する際の無線通信に利用する電波の周波数として割り当てる第2の周波数割当手段をさらに備えたことを特徴とする付記7または8に記載の通信装置。
(付記12)前記RFIDタグ通信手段が情報を受信した際、あるいは、前記リーダライタ通信手段が情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて選択される周波数は、当該無線通信に利用した電波の周波数と所定の値だけ異なる周波数であることを特徴とする付記11に記載の通信装置。
(付記13)RFIDタグとの間、および、RFIDタグと無線通信をおこなうリーダライタとの間で情報の送受信を無線通信により実行する通信装置が通信をおこなう通信方法であって、
前記通信装置に備えられた通信部が、前記RFIDタグ、あるいは、前記リーダライタから情報を受信する受信工程と、
前記受信工程により受信された情報を前記通信装置に備えられた記憶部に記憶する記憶工程と、
前記受信工程によりRFIDタグから受信し、前記記憶工程により記憶された情報をリーダライタに送信し、あるいは、前記受信工程によりリーダライタから受信し、前記記憶工程により記憶された情報をRFIDタグに送信する送信工程と、
を含んだことを特徴とする通信方法。
以上のように、本発明に係る通信システムおよび通信装置は、導入が容易であり、また、通信不良の発生を効果的に抑制することが必要な通信システムおよび通信装置に有用である。
実施例1に係るPLUシステムの構成について説明する図である。 ショッピングカート通信装置10の詳細な構成について説明する図である。 陳列棚通信装置201〜20nの詳細な構成について説明する図である。 電子棚札6101〜610nの詳細な構成について説明する図である。 RFID RW/タグ700の詳細な構成について説明する図である。 店舗サーバ30の詳細な構成について説明する図である。 商品情報記憶部3005に記憶される商品情報800の一例を示す図である。 客別集計情報記憶部3006に記憶される客別集計情報900の一例を示す図である。 品出し数量情報記憶部3007に記憶される品出し数量情報1000の一例を示す図である。 実施例1に係るPLU処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2に係るRFID RW/タグの機能構成を示す図である。 実施例2に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理について説明する図である。 実施例3に係るRFID RW/タグの機能構成を示す図である。 実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャート(1)である。 実施例3に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャート(2)である。 実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理について説明する図である。 実施例4に係るRFID RW/タグの機能構成を示す図である。 実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャート(1)である。 実施例4に係るRFID RW/タグがおこなう通信処理の処理手順を示すフローチャート(2)である。 従来のPLUシステムの構成を示す図である。
符号の説明
1 ショッピングカート
10,2 ショッピングカート通信装置
100,2001〜200n,220011〜2200nn,530,6201〜620n,61001〜6100n,700 RFID RW/タグ
1000 品出し数量情報
1100,1200,1300,53001〜53004,5308,7003 RWアンテナ
1101,1201,1301,5307,7002 タグアンテナ
1102,1202,1302 送信調停回路
1103,1203,1303 受信調停回路
1104 RW情報送信部
1105 RW情報受信部
1106 タグ情報送信部
1107 タグ情報受信部
1108,1207,1307,710 入出力インターフェース
1109,1208,1308,5310,7005 メモリ
1110,1209,1309,3009,5311,6305,740,7006 制御部
1204,1304 情報送信部
1205,1305 情報受信部
1206 周波数分割回路
1306 送信周波数生成回路
201〜20n 陳列棚通信装置
2101〜210n,5201〜520n,6001〜600n センサ
2201〜220n,6101〜610n 電子棚札
2301〜230n,630 陳列棚制御部
1〜3n 無線装置
30,4 店舗サーバ
3000,6300 回線制御部
3001 プリンタ
3002,500,720,8 表示部
3003 キーボード
3004,5310,7000 I/O制御部
3005 商品情報記憶部
3006 客別集計情報記憶部
3007 品出し数量情報記憶部
3008 PLU処理部
5 RFIDタグ
510 タッチパネル
5301 アンテナ制御部
5302 送信部
5303 受信部
5304,5309,7004 通信制御部
5305,6301 センサ制御部
5306,6302 起動制御部
6 無線通信処理部
6303 電子棚札制御部
6304 RFID RW/タグ制御部
7 RFID RW
730 ドライバ
7001 情報送受信部
800 商品情報
900 客別集計情報

Claims (5)

  1. 商品に係る情報の通信処理をおこなう通信システムであって、
    RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、当該商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報を読み取るリーダライタとしての機能を有し、かつ、読み取った情報を送信するRFIDタグとしての機能を有する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段が情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択された周波数を前記第1の通信手段が情報を送信する電波の周波数として割当てる第1の割当手段と、
    前記商品を陳列する陳列棚に取り付けられ、前記RFIDタグとしての機能を有する前記第1の通信手段により送信された情報を受信するリーダライタとしての機能を有し、当該情報に対応する商品情報を前記リーダライタとして機能する前記第1の通信手段に送信するRFIDタグとしての機能を有する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段が情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択された周波数を前記第2の通信手段が情報を送信する電波の周波数として割当てる第2の割当手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1の通信手段は、前記商品に取り付けられたRFIDタグから読み取った商品識別情報と、商品を収容する用具に割り当てられた用具識別情報とをRFIDタグとして機能することにより送信し、前記商品識別情報および用具識別情報に対応付けられた商品情報を前記リーダライタとして機能することにより受信した場合に当該商品情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記商品情報は、前記商品を収容する用具に収容された商品の合計金額に係る情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、当該商品に係る情報の通信処理をおこなう通信装置であって、
    商品に取り付けられたRFIDタグとの間で通信をおこなうことにより当該商品に取り付けられたRFIDタグにより送信された情報をリーダライタとして機能することにより読み取り、読み取った情報をRFIDタグとして機能することにより送信する情報送信手段と、
    商品を陳列する陳列棚に取り付けられたRFIDタグとしての機能を有する装置から前記情報送信手段により送信された情報に対応する商品情報が送信された場合に、当該商品情報をリーダライタとして機能することにより受信する情報受信手段と、
    前記RFIDタグとして情報を受信した際、あるいは、前記リーダライタとして情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択された周波数を前記RFIDタグとして情報を送信する際、あるいは、前記リーダライタとして情報を送信する際の無線通信に利用する電波の周波数として割当てる周波数割当手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  5. 商品を陳列する陳列棚に取り付けられ、当該商品に係る情報の通信処理をおこなう通信装置であって、
    RFIDタグが取り付けられた商品を収容する用具に設置され、RFIDタグとしての機能を有する装置から情報をリーダライタとして機能することにより受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段により受信された情報に対応する商品情報をRFIDタグとして機能することにより送信する情報送信手段と、
    前記RFIDタグとして情報を受信した際、あるいは、前記リーダライタとして情報を受信した際に無線通信に利用した電波の周波数に応じて当該周波数とは異なる周波数を選択し、選択された周波数を前記RFIDタグとして情報を送信する際、あるいは、前記リーダライタとして情報を送信する際の無線通信に利用する電波の周波数として割当てる周波数割当手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
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