JP2006195617A - 自動販売機、および、そのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】人手により目で商品を確認しながら特定の棚にセットしていくことになるので、間違った商品を棚にセットしてしまうということが起こりうる。
【解決手段】商品の銘柄ごとに区切られた棚5と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグ11の情報を読み取る読取手段2と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段3と、前記制御手段により制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段6とを具備し、前記無線ICタグ11の情報に含まれた銘柄が前記棚に設定されている銘柄と異なると判断した場合、前記商品提供手段6を停止させ、客に販売しないようにした。
【選択図】図1
【解決手段】商品の銘柄ごとに区切られた棚5と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグ11の情報を読み取る読取手段2と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段3と、前記制御手段により制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段6とを具備し、前記無線ICタグ11の情報に含まれた銘柄が前記棚に設定されている銘柄と異なると判断した場合、前記商品提供手段6を停止させ、客に販売しないようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線ICタグを利用した自動販売機、および、そのプログラムに関するものである。
自動販売機は街のいたるところに設置されており、最近では売上高情報について、ネットワークを介して把握できる高度な自動販売機も考案されている(例えば特許文献1を参照)。また一方で、流通革命を目指して無線ICタグが商品に添付されつつあり、商品には無線ICタグが添付されているのが当たり前という状況に近づきつつある。
特開2003−196715号公報
しかしながら、高度な機能を有した自動販売機でも現時点では最も基本的な課題を抱えており、例えばタバコのような銘柄ごとに自動販売機に商品をセットしていく場合、人手により目で商品を確認しながら特定の棚にセットしていくことになるので、間違った商品を棚にセットしてしまうということも起こりうる。特にニコチン含有度が異なるようなタバコの場合は商品パッケージが非常に似通っていて、よほど注意しないと間違えてしまうこともある。
このようなミスをすると、消費者にとっては見本と異なる商品を買わされることになるので不愉快極まるものであるし、売り手にとっても価格の異なる商品を間違えて売ってしまうと経済的ダメージも受けることになる。
そこで、前記の課題を解決するために、商品の銘柄ごとに区切られた棚と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグの情報を読み取る読取手段と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段と、前記制御手段により制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段とを具備し、前記制御手段は前記無線ICタグの情報に含まれた銘柄が前記棚に設定されている銘柄と異なると判断した場合、前記商品提供手段を停止させ、客に販売しないようにした。
これにより、例えばタバコや清涼飲料水のような商品を、銘柄ごとに自動販売機の棚にセットすべき場合、間違った商品をセットしてしまっても、それを検知して商品を提供しない、つまり販売中止をするので、うっかりと間違って異なる商品を棚にセットしてしまっても、それが客先に販売されてしまうということを防げる。その結果、消費者にとっては見本と異なる商品を買わされることはなくなり、売り手にとっても価格の異なる商品を間違えて売ってしまうという経済的ダメージも回避できる。
第1の発明は、自動販売機において、商品の銘柄ごとに区切られた棚と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグの情報を読み取る読取手段と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段と、前記制御手段により制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段とを具備し、前記制御手段は前記無線ICタグの情報に含まれた商品の銘柄に関する情報が前記棚に設定されている銘柄に関する情報と異なると判断した場合、前記商品提供手段を停止させるようにした。
これにより、例えばタバコや清涼飲料水のような商品を、銘柄ごとに自動販売機にセットすべき場合、間違った商品をセットしてしまっても、客には提供しない、つまり販売しない。その結果、消費者にとっては見本と異なる商品を買わされることはなくなり、売り手にとっても価格の異なる商品を間違えて売ってしまうという経済的ダメージも回避できる。
第2の発明は、自動販売機において、商品の銘柄ごとに区切られた棚と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグの情報を読み取るひとつ以上の読取手段と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段と、前記制御手段に制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段とを具備し、前記制御手段は前記無線ICタグからの情報に基づいてネットワーク経由で情報サーバに蓄積された第2の情報を取得し、前記第2の情報に含まれた商品の銘柄に関する情報が前記棚に設定されている銘柄に関する情報と異なると判断した場合、前記商品提供手段を停止させるようにした。
これにより、無線ICタグの情報に商品の銘柄に関する情報が含まれておらず、単なるコード番号のような情報しか含まれない場合でも、この情報(コード番号)を元にネットワーク上の情報サーバにアクセスして、商品の銘柄を含む第2の情報を取得するので、第1の発明と同様の効果を得ることが出来る。
第3の発明は、特に第1または第2の発明の自動販売機において、表示手段を具備し、販売できない時には販売中止であることを表示するようにした。これにより、客への利便性が高まる。
第4の発明は、特に第1または第2の発明の自動販売機において、銘柄と異なる商品を検知した場合、ネットワーク上の販売管理端末へ通知するようにした。
これにより、間違った銘柄の商品を棚に並べてしまった場合でも販売管理者の販売管理端末に情報が伝えられるので、正しい商品への入れ替えに迅速な対応を取れるようになる。
第5の発明は、特に第1または第2の発明の自動販売機において、電磁波遮断材で棚を構成した。
これにより、棚ごとに電磁的に分離できるので、読取手段が例えば隣の棚から異なる銘柄の商品に添付された無線ICタグの情報を間違って読み出してしまうというようなトラブルを回避することが出来る。
第6の発明は、特に第1または第2の発明の自動販売機において、通信距離が近接する他の棚まで達しない読取手段を設置するようにした。
これにより、特別な電磁波遮断対策をしなくても近接する棚に置かれた別の商品の無線ICタグを誤って読み取ってしまうことがなくなり、シンプルな構成になる。
第7の発明は、第1〜4の発明の自動販売機において、少なくともひとつの機能をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、CPU、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部をプログラムとして容易に実現することができる。また記録媒体に記録あるいは、通信回線を用いてプログラム配信することにより、プログラム配布が他の手段に比べて極めて簡単に実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて一実施形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の自動販売機の構成一例を示す図である。
図1は本発明の自動販売機の構成一例を示す図である。
自動販売機1には、商品に添付された無線ICタグ10a、10bの情報を読み取る読取手段2a、2b、全体の制御を行う制御手段3、自動販売機のさまざまな状態を表示して客に伝える表示手段4a、4b、商品を格納しておく棚5a、5b、機械的な動作をして棚から商品を取り出して客に商品を提供する商品提供手段6a、6bを具備している。
棚5a、5bは電磁波を遮断する材質(例えば金属)で構成されており、図では便宜上、上段の棚5aと下段の棚5bに分かれて記述している。当然ながらこれは一例であってどのような配置で棚を分けても構わないが、それぞれの棚同士を電磁波遮断物質で構成して、お互いが電磁的に孤立していることが望ましい。
図においても、上段の棚5aと下段の棚5bを仕切る材質は電磁波を遮断する材質で構成されており、上段の棚5aと下段の棚5bは、それぞれ電磁的に仕切られており、それぞれの棚に読取手段2a、2bが取り付けられている。
このように読取手段2a、2bは電磁的には完全に孤立しているので、お互い干渉することもなく、それぞれの棚5a、5bに存在する商品10a、10bに添付された無線ICタグ11a、11bを読取手段2a、2bが、それぞれ別個に読み出すことが出来る。
すなわち、図において商品10aに添付された無線ICタグ11aは読取手段2aだけによって読み取られ、読取手段2bから読み取られることはない。逆に商品10bに添付された無線ICタグ11bは読取手段2bだけによって読み取られ、読取手段2aから読み取られることはない。
読取手段2a、2bによって読み取られた無線ICタグ11a、11bの情報には、無線ICタグ11a、11bが添付された商品10a、10bの銘柄を含んでいる。
一方、制御手段3は読取手段2aと読取手段2bを区別するために、制御手段3には複数の入力インターフェイスを設けて、それぞれの入力インターフェイスから個別に読取手段2a、または読取手段2bの情報を受け取るようにした。
このようにして制御手段3は、どの情報がどちらの読取手段2a、あるいは2bから届いたものかどうかを判定することが出来る。
制御手段3はどの棚にはどんな商品の銘柄がセットされるべきであるかを予め内部で記憶しており、無線ICタグから読み取った銘柄が内部で記憶した銘柄と異なることを検知した場合には表示手段4a、4bを個別に制御して音、音声、光、振動、文字、絵柄などで報知すると共に、商品提供手段6a、6bを個別に停止させ、客への商品提供を中止、すなわち販売中止にする。
例えば、棚5aでのみ銘柄違いが検知されている場合は、制御手段3で制御して、販売中止させる対象は表示手段4a、または商品提供手段6aである。もちろん、念のためにすべての商品を販売中止するといった制御を禁止しているわけではないので、何かの銘柄違いがあればその自動販売機を一切使用禁止にしてしまっても構わない。
読取手段2a、2bによって読み取られた無線ICタグ11a、11bの情報には、商品10a10bの銘柄を含んでおらず、単なるIDのようなコード番号(例えば商品コード番号など)だけを含んでいる場合には、そのID(コード番号)を元に商品10a、10bの銘柄を取得する必要がある。すなわち、コード番号を元に制御手段3がネットワーク20を経由して、ネットワーク20に接続されている情報サーバ30にアクセスして、IDに対応する商品10a、10bの銘柄に関する情報を取得する。この結果、上記と同様の動作を行うことが可能となる。
ここで述べているネットワーク20はインターネットであって情報サーバ30は外部にあっても構わないし、ネットワーク20は家庭内LANであって情報サーバ30も家庭内にあっても構わないし、ネットワーク20を含めたすべてが自動販売機1に存在して自動販売機1だけで閉じていても、もちろん構わない。
現時点で市販されている無線ICタグ11a、11b、および読取手段2a、2bには数メートル以上の距離まで対応した遠距離タイプと、数センチ〜10数センチ程度の距離にしか対応していない近接型が存在する。特に近接型を用いた場合には、棚5aの一部に開口部があっても、そこから漏れ出した電磁波は隣の棚(例えば棚5b)にまで達することがないように設置することが可能になり、特別な電磁波もれ対策をしなくても棚同士を電磁的に遮断できるので、近接型を用いることは好ましい。この場合には、必ずしも電磁波遮断物質で構成された棚を用いる必要はなくなる。
なお、遠距離タイプを用いた場合は、隣の棚はもちろんのこと、商品10a、10b以外のものに添付された、例えば作業者のポケット内にあるタバコなど関係のない無線ICタグの情報を読み取ってしまうことが想定されるので、こういったタイプは本用途には必ずしも向いているとは言えない。ただし、この場合でも、近接する棚にまでは電磁波が届かないように電磁波強度を落としたり、アンテナサイズを変えたりして感度を調整して、関係のない無線ICタグを読み取らないようにしても構わない。
また読み出し方法としては、商品10a、10bが棚にセットされている場合に、定期的に、自動販売機1に具備された読取手段2で順に、あるいは一括で無線ICタグ11a、11bの情報を読み取る。一括で読み取れるのはすべての無線ICタグ11a、11b、および読取手段2a、2bが衝突検出に対応している場合であり、セットした商品を一括読み出しして、銘柄確認できるので本用途には最適である。
衝突検出に対応していない場合は、商品を1つごとに自動販売機1に具備された読取手段2a、2bに読ませる必要があるが、こういった衝突検出に対応していない無線ICタグは本用途に必ずしも適しているとはいえない。
ここまで述べてきたように自動販売機1は銘柄が異なる商品を検知した場合、販売中止であることを表示し、商品の販売を中止にすることができるが、さらに制御手段3は予め設定されているネットワーク20上の販売管理端末40に対して、銘柄違いが生じて販売中止しているという情報を伝えることも出来る。
あるいは上記とは逆に、販売管理端末40から定期的に自動販売機1の制御手段3に接続して、自動販売機1の状態を取得して、銘柄違いが生じて販売中止しているかどうかを確認するという方式でも構わない。
また、情報サーバ30がインターネット、販売管理端末40は電話交換網に接続されていても構わない。
この販売管理端末40を通じて、管理者が常時または定期的に、遠隔地から自動販売機の状態を確認して、銘柄違いを知り、状況に応じた対応をすることができる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録、もしくはインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
なお、本実施の形態では商品の銘柄に関する情報を用いて判断したが、銘柄でなくても商品を識別できる情報であればよい。
以上のように、本発明にかかる自動販売機およびそのプログラムは、商品の銘柄ごとに区切られた棚と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグの情報を読み取る読取手段と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段と、前記制御手段により制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段とを具備し、前記制御手段は前記無線ICタグの情報に含まれた銘柄が前記棚に設定されている銘柄と異なると判断した場合、前記商品提供手段を停止させ、銘柄の異なる商品を客に販売しないようにした。自動販売機のほかにも商品棚、アイスクリーム販売機などにも応用できる。
1 自動販売機
2a、2b 読取手段
3 制御手段
4a、4b 表示手段
5a、5b 棚
6a、6b 商品提供手段
10a、10b 商品
11a、11b 無線ICタグ
20 ネットワーク
30 情報サーバ
40 販売管理端末
2a、2b 読取手段
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6a、6b 商品提供手段
10a、10b 商品
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20 ネットワーク
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Claims (7)
- 商品の銘柄ごとに区切られた棚と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグの情報を読み取る読取手段と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段と、前記制御手段により制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段とを具備し、前記制御手段は前記無線ICタグの情報に含まれた商品の銘柄に関する情報が前記棚に設定されている銘柄に関する情報と異なると判断した場合、前記商品提供手段を停止させることを特徴とする自動販売機。
- 商品の銘柄ごとに区切られた棚と、前記棚ごとに設置されて、商品に添付された無線ICタグの情報を読み取るひとつ以上の読取手段と、前記読取手段から情報を受け解析および制御を行う制御手段と、前記制御手段に制御され前記商品の客への提供を行う商品提供手段とを具備し、前記制御手段は前記無線ICタグからの情報に基づいてネットワーク経由で情報サーバに蓄積された第2の情報を取得し、前記第2の情報に含まれた商品の銘柄に関する情報が前記棚に設定されている銘柄に関する情報と異なると判断した場合、前記商品提供手段を停止させることを特徴とする自動販売機。
- 表示手段を具備し、銘柄と異なる商品を検知した場合、販売中止であることを表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動販売機。
- 銘柄と異なる商品を検知した場合、ネットワーク上の販売管理端末へ通知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動販売機。
- 電磁波遮断材で前記棚を構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動販売機。
- 通信距離が近接する他の棚まで達しない読取手段を設置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動販売機。
- 請求項1〜4のいずれか記載の自動販売機において少なくともひとつの機能をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004792A JP2006195617A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 自動販売機、および、そのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005004792A JP2006195617A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 自動販売機、および、そのプログラム |
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JP (1) | JP2006195617A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014210168A (ja) * | 2014-02-26 | 2014-11-13 | グローリー株式会社 | 景品払出装置 |
-
2005
- 2005-01-12 JP JP2005004792A patent/JP2006195617A/ja active Pending
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JP2014210168A (ja) * | 2014-02-26 | 2014-11-13 | グローリー株式会社 | 景品払出装置 |
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