JP4522500B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可変表示装置と、該可変表示装置の可変表示を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)等の制御手段とを備えたスロットマシン、パチンコ遊技機その他の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スロットマシン或いはパチスロと称される遊技機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表わした回転リールを複数配列することで機械的に構成した可変表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示することで電気的に構成した可変表示装置を有し、遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が可変表示装置を駆動して各リールを回転させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させた時、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合に、メダル、コイン等の遊技媒体を払い出すことで遊技者に利益を付与するものであるが、現在主流の機種においては、複数の種類の入賞を設け、特定の入賞図柄になった場合には、1回のメダルの払い出しに終わらず、制御手段による可変表示の制御条件が特別の条件に変換され、所定の期間、通常行われる「一般遊技」よりも条件の良い「特定遊技」を楽しむ利益を遊技者に与える入賞が設けられている。
【0003】
このような種類の入賞として、メダルの払出が行われる入賞図柄が揃いやすい状態が長く続く特別増加入賞と呼ばれるもの、その期間が比較的短い特別入賞と呼ばれるもの、遊技者の停止操作に応じた可変表示の停止制御が行われる、所謂チャレンジタイム(CT)入賞、これらの組合せの入賞などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような入賞は、入賞図柄が表れても直ちに大量のメダルが払い出されるわけではないので、遊技者は獲得した入賞によって遊技状態が変化していることを認識できなかったり、獲得している利益に気がつかず、喜びを感じなかったりすることもあった。
【0005】
従って、本発明の目的は、入賞の種類を認識させ、遊技状態が変化していること、即ち、制御手段が可変表示の制御を遊技者に有利な条件で行っていることを遊技者に気付かせて、遊技者が獲得した「特定遊技」を充分に楽しむことができる遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可変表示手段と、該可変表示手段の可変表示を制御する制御手段と、を備え、該制御手段は、予め定められた複数の制御条件の中から前記可変表示の停止したときの表示態様に対応して選択した制御条件で前記可変表示を制御可能である遊技機において、複数の種類の楽曲を発生可能な音発生手段を具備し、前記可変表示が停止したときの表示態様により、遊技媒体の払出が前記可変表示の停止に伴って行われる役物入賞、前記制御手段の前記可変表示の制御条件が役物入賞の発生しやすい条件となり、この条件での制御が長く続く特別増加入賞、該特別増加入賞により役物入賞の発生しやすい条件での制御期間が短い特別入賞、前記制御手段が所定の入賞役について乱数抽選の結果に応じた停止制御を中止する制御条件となるチャレンジ入賞、前記特別増加入賞又は前記特別入賞と前記チャレンジ入賞との組合せの入賞の何れかの入賞又は外れが決定され、前記特別増加入賞、前記特別入賞、前記チャレンジ入賞、前記組合せの入賞がそれぞれ発生する入賞図柄が設定され、前記制御手段は、前記可変表示の制御条件の変化を伴う入賞を決定すると、決定した入賞に対応して定められた制御条件で前記可変表示をし、前記音発生手段は、前記決定した入賞が発生すると、該発生した入賞に対応して定められた楽曲を発生するとともに、前記特別増加入賞が発生することにより行われる特別増加入賞遊技と、前記特別入賞が発生することにより行われる特別入賞遊技と、前記チャレンジ入賞が発生することにより行われるチャレンジ入賞遊技と、前記組合せの入賞が発生することにより行われる前記特別増加入賞遊技又は前記特別入賞遊技と前記チャレンジ入賞遊技との組合せ遊技と、がそれぞれ行われている間、前記発生した入賞に対応して定められた楽曲を発生し続けることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記遊技機において、前記音発生手段は、所定の楽曲を発生させる音制御部を備えていることを特徴とする。
【0011】
本発明において、可変表示装置は、複数の図柄(シンボル)列を移動表示するものであればよく、外周面に図柄列を設けたリールを回転駆動する機械的構成を有するもの、又は液晶,LED,CRTのように図柄を電気的に移動表示するものを含む。また、制御手段は、乱数抽出等で入賞か否かを判定し、その判定結果に基づいて可変表示の停止制御を実行するように構成されたものであればよく、遊技機のマイコンが好適に用いられる。
【0012】
可変表示する図柄列を複数設けた場合、チャレンジタイム入賞が発生すると、制御手段は、その図柄列の全て又は少なくとも1つの図柄列について、遊技者の停止操作に応じた停止制御に切り替えることができる。
【0013】
【作用及び効果】
本発明によれば、制御手段は、可変表示手段の可変表示を制御する。制御手段は複数の制御条件で可変表示を制御することができるが、可変表示の停止した時の表示態様により制御条件を選択し、その後、可変表示は該選択された制御条件で制御される。遊技機は、前記複数の制御条件に対応する複数の楽曲を発生可能な音発生手段を備え、制御条件が選択されると、該制御条件に対応する楽曲を発生する。
【0014】
制御手段が可変表示を制御している制御条件に対応した楽曲が発生するので、遊技者は発生している楽曲を聴いて、自分の行っている可変表示の遊技状態を判断することができる。
【0015】
また、本発明によれば、前記可変表示が停止したときの表示態様により、複数の種類の入賞又は外れが決定されるのであるから、入賞の種類と楽曲の種類が対応することになり、遊技者は発生している楽曲を聴いて、入賞の種類と遊技状態を判断することができる。
【0016】
また、本発明によれば、前記制御手段は、前記可変表示の制御条件の変化を伴う入賞を決定すると、決定した入賞に対応して定められた制御条件で前記可変表示を制御する。遊技者は個々に定められた楽曲が発生し始めると、自分の獲得した入賞が遊技条件の変化の伴う入賞であること、及び、入賞の種類を判断することができるので、遊技者は心構えを変えて、遊技に打ち込むことができる。特に、組合せ入賞の場合、遊技者が停止時の表示態様だけで判断するのは難かしい。従って、特別の楽曲の発生は、遊技者に組合せ入賞の発生を知らせるのに有効である。例えば、遊技媒体の払出が前記可変表示の停止に伴って行われる役物入賞、前記制御手段の前記可変表示の制御条件が役物入賞の発生しやすい条件となり、この条件での制御が長く続く特別増加入賞、該特別増加入賞より役物入賞の発生しやすい条件での制御期間が短い特別入賞、前記制御手段が遊技者の停止操作に応じて前記可変表示を停止する制御条件となるチャレンジタイム入賞、特別増加入賞とチャレンジタイム入賞の組合せの入賞及び特別入賞とチャレンジタイム入賞の組合せの入賞のいずれかの入賞又は外れが決定され、前記制御手段は、前記可変表示の制御条件の変化を伴う入賞を決定すると、決定した入賞に対応して定められた制御条件で前記可変表示を制御する。
【0017】
また、本発明によれば、可変表示を制御する制御手段が、音発生手段の作動の制御も行う。
【0018】
また、本発明によれば、音発生手段は、上記の聴覚的な手段だけでなく、音制御部を備えているので、可変表示の制御条件に合わせて、音制御部が楽曲を選択して発生させる。
【0019】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例のスロットマシンの外観を示す斜視図である。このスロットマシン1は遊技媒体としてメダル、コイン或はトークン等を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
【0020】
スロットマシン1の全体を形成しているキャビネット2の正面には横に並んだ3つの表示窓3L,3C,3Rが設けられ、各表示窓には縦に3個づつの図柄が表示される。
【0021】
図4は遊技機1で用いられる図柄列を表している。これらの図柄は、表示窓3L,3C,3Rに対応してキャビネット2の内部に配置した3つの回転リール4L,4C,4Rの円周面を形成するシートの表面に描かれている。
【0022】
キャビネット2の正面の表示窓の左側下方には、遊技者の操作により上記リールを回転させるためのスタートレバー5が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
【0023】
表示窓3Rの下方右側には、遊技媒体のメダルを入れるメダル投入口6が設けられ、メダル投入口6の上方に、現在クレジットされているメダル数を表示するクレジット表示部7Aと払い出されたメダル数を表示する払い出し表示部7Bが設けられている。各表示部は7セグメントLEDで構成される。なお、表示手段としては、LEDに限らず、LCD(液晶)素子、その他任意のものを使用できる。
【0024】
表示窓3Lの下方左側には、クレジットされているメダルを遊技のために投入する投入ボタン17と遊技者が獲得したメダルのクレジット/払い出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ8が設けられている。
【0025】
スタートレバー5と並んで各リールの回転を停止するために遊技者が操作する停止ボタン9L,9C,9Rが配置されている。
【0026】
キャビネット2の正面下部にはメダル払出口12と、払い出されたメダルを溜めるメダル受け部13とが配置されている。
【0027】
メダル払出口12の右下に多数の音出し孔から成る発音部10が設けられている。この発音部10を通して、キャビネット2内部に配置されたスピーカ15(図2)から外部へ音が出る。スピーカ15は、複数の種類の音及び複数の種類の楽曲を出力でき、この遊技機1における音発生手段である。
【0028】
キャビネットの正面の表示窓の上方には入賞に対してどれだけのメダルが払い出されるかを示す配当表が表示される表示面16が設けられ、その上端の縁は発光可能な演出部11として形成されている。演出部11は多数のLEDからなり、点灯、点滅、消灯などの動作により、種々の演出及び情報の表示が可能である。
【0029】
図2は、スロットマシン1における遊技処理動作を制御する制御部と、これに電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)とを含む回路構成を示す。
【0030】
この場合、制御手段はマイコン20を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイコン20は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU21と、記憶手段であるROM22及びRAM23を含み、CPU21に、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路24及び分周器25と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器26及び乱数サンプリング回路27とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイコン20内で、すなわちCPU21の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器26及び乱数サンプリング回路27は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
【0031】
マイコン20のROM22には、乱数サンプリングの判定に用いられる入賞確率テーブルを含む入賞判定のためのデータが格納されている。
【0032】
ROM22には、更に、複数の種類の音及び複数の種類の楽曲を発生するためのデータ、リール停止時に入賞図柄に基づいて発生する音を決定するためのデータが格納されている。図2の回路において、マイコン20からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、前記リール4L,4C,4Rをそれぞれ回転駆動するステッピングモータ14L,14C,14Rと、遊技媒体のメダルを収納するホッパー(払い出しのための駆動部を含む)30と、表示部7A,7B及び演出部11の光源と、スピーカ15とがあり、モータ駆動回路31、ホッパー駆動回路32、光源駆動回路37、音出力回路38を介してCPU21の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU21から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
【0033】
また、マイコン20が制御信号を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、メダル投入口6に投入されたメダル、又は投入ボタン17を押すことでクレジットから投入されたメダルを検出するメダルセンサ6S、スタートレバー5の操作を検出するスタートスイッチ5S、C/Pスイッチ8、各停止ボタン9L,9C,9Rの操作に応じて停止信号を発生するリール停止信号回路34、並びに、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リールの位置を検出するための信号をCPU21へ供給するリール位置検出回路35、メダル検出部33の計数値(ホッパー30から払い出されたメダル数)が指定された枚数データに達した時メダル払出し完了を検知するための信号をCPU21へ供給する払出し完了信号回路36がある。
【0034】
図2の回路において、乱数発生器26は、所定の数値範囲に属する乱数を発生し、乱数サンプリング回路27は、スタートレバー5が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうして抽出された乱数は、ROM22内の記憶部に格納されている予め定めた入賞領域に属しているかが判定され、判定結果に基づく信号を発生する。
【0035】
リール4L,4C,4Rの回転が開始された後、ステッピングモータ14L,14C,14Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM23の所定エリアに書き込まれる。リール4L,4C,4Rからは各々の一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路35を介してCPU21に入力される。CPU21は、こうして得られたリセットパルスにより、RAM23に格納した駆動パルス計数値を“0”にクリアする。これにより、RAM23内には、各リール4L,4C,4Rについて1回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
【0036】
制御部は前記乱数の判定により生成した信号に基づいて各リール4L,4C,4Rの停止位置を決定し、その位置でリールが停止するように制御する信号をモータ駆動回路に送る。
【0037】
制御部は停止ボタン9L,9C,9Rの操作により発生する停止信号を検出すると各リール4L,4C,4Rをそれぞれ停止する。
【0038】
ROM22に格納されている入賞判定のためのデータとして、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとを対応づけるための入賞図柄組合せテーブルが含まれ、それぞれのリール4L,4C,4Rの制御時及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
【0039】
前記ROM22に格納されているリール停止時に入賞図柄に基づいて発生する音及び楽曲を決定するためのデータとして、入賞図柄組合せテーブルと楽曲の種類又は音の種類とを関係づけるためのテーブルが含まれている。このテーブルにより全リール停止後の入賞確認で楽曲の種類又は音の種類が決定される。
【0040】
ROM22には、このスロットマシン1でゲームが実行される際のプログラム(シーケンスプログラム)が格納されている。
【0041】
図4は、遊技機1のリール4L,4C,4Rの外周面に設けられている図柄列である。
【0042】
各図柄列には特別の意味を持つ図柄である「7」,「7」及び「BAR 」が設けられている。
【0043】
遊技機1は、可変表示の制御条件の異なる特別増加入賞遊技(以下、BB遊技と称する)、特別入賞遊技(以下、RB遊技と称する)及びチャレンジタイム遊技(以下、CT遊技と称する)が設定され、リール4L,4C,4Rが停止した時、入賞ラインに「7」が揃うとBB遊技が発生し、「7」が揃うとBB遊技とCT遊技の組合せが発生し、「BAR 」が揃うとRB遊技が発生する。
【0044】
この遊技機1においては、遊技開始時に一般遊技状態となり、スタートレバー5を操作する度に乱数サンプリングが行われ、最も有利なBB遊技とCT遊技の組合せ、BB遊技、RB遊技及び役物のいずれかの入賞又は外れの判定が行われる。
【0045】
この遊技機1では、CT入賞が単独で発生する入賞図柄は設定されていないが、CT遊技が単独で発生する入賞図柄を設定し、CT遊技の発生を決定するための入賞判定を、一般遊技のゲーム1回毎、BB遊技の発生または終了毎、及びRB遊技の発生または終了毎に行われるようにしてもよい。また、RB遊技とCT遊技の組合せの入賞が発生する入賞図柄を設定してもよい。
【0046】
BB遊技は、入賞図柄「7−7−7」により発生する遊技者にとって最も有利な制御条件で可変表示が制御され、最大30回連続して役物入賞が発生し多数のメダルを獲得できる遊技状態で、次に述べるRB遊技が3回発生したと同じ状態である。BB遊技中は、BB遊技、RB遊技及びCT遊技の入賞判定は行われず、役物の入賞判定だけが行われる。遊技機1において、入賞図柄「7−7−7」が発生すると、可変表示の制御条件はBB遊技に対応するものとなり、BB遊技の行われている間、BB遊技に対応して定められた楽曲がスピーカ15から発生される。
【0047】
スピーカ15から発生される楽曲を聴いて遊技者はBB遊技を行っていることを知ることができる。
【0048】
RB遊技は、入賞図柄「BAR-BAR-BAR」により発生し、最大12回連続して役物入賞が発生しやすい状態が続く制御条件で可変表示が制御される。RB遊技中もBB遊技中と同様にBB遊技、RB遊技及びCT遊技の入賞判定は行われず、役物の入賞判定だけが行われる。遊技機1において、可変表示が入賞図柄「BAR-BAR-BAR」で停止すると、制御条件はRB遊技に対応したものとなり、RB遊技の行われている間、RB遊技に対応して定められた楽曲がスピーカ15から発生される。
【0049】
スピーカ15から発生される楽曲を聴いて遊技者はRB遊技を行っていることを知ることができる。
【0050】
BB遊技とCT遊技の組合せは、入賞図柄「7−7−7」(7はリボン付き7を意味する)により発生し、前記BB遊技の終了後CT遊技が発生する。遊技機1において、入賞図柄「7−7−7」が発生すると、スピーカ15から、入賞図柄「7−7−7」のために設定された楽曲が発生し、BB遊技及びCT遊技が終了するまでこの楽曲が流れる。この楽曲を聴いて遊技者はBB遊技だけでなくCT遊技も行えることを知ることができる。
【0051】
CT遊技は、遊技者の停止操作に基づくリールの停止が行われるが、遊技機1においてはスタートレバー5を操作する度に乱数サンプリングが行われ、BB遊技及びRB遊技の入賞判定が行われ、入賞すると制御部は入賞に応じたリールの停止制御を行う。CT遊技及び役物の入賞判定は行われない。
【0052】
図3は、遊技機1における可変表示の制御条件の異なる特定遊技と一般遊技との関係を表している。一般遊技中に各入賞図柄で可変表示が停止すると、対応する特定遊技が開始される。
【0053】
各特定遊技は、一般遊技とは可変表示の制御条件が異なるので、各特定遊技が行われている間、夫々の特定遊技を開始する入賞図柄に対応して予め設定された楽曲がスピーカ15から発生される。
【0054】
図3に示すように、BB遊技、RB遊技又はCT遊技が終了すると、一般遊技の制御に戻る。一般遊技の際には、特別な制御条件ではないのでスピーカ15から特別な楽曲は発生しない。
【0055】
BB遊技又はRB遊技とCT遊技の組合せ当選のときはBB遊技又はRB遊技が終了するとCT遊技に移行する。スピーカ15からは、各組合せ当選に対応して設定された楽曲が発生される。
【0056】
CT遊技中にBB遊技に当選するとCT遊技は終了し、BB遊技が開始される。スピーカ15が発生していたCT遊技又はBB遊技、RB遊技とCT遊技の組合せ当選に対応した楽曲はBB遊技に対応する楽曲に変化する。
【0057】
CT遊技中にRB遊技に当選するとCT遊技は中断し、RB遊技が割り込み、RB遊技が終了すると、残りのCT遊技が再開される。スピーカ15から発生する楽曲はCT遊技の楽曲はRB遊技に対応する楽曲に変更され、CT遊技が再開されると、元のCT遊技の楽曲に再度変更される。
【0058】
各図柄列には役物図柄である「葡萄」40、「JAC 」41及び「オレンジ」42が設けられている。リール4L,4C,4Rが停止した時、入賞ラインにこれらの図柄が揃うと役物入賞となり、所定枚数のメダルが払い出される。
【0059】
遊技機1においては、前記「7」,「7」,「BAR」が入賞ライン上に揃って可変表示が停止すると、制御部の制御条件が特別に定められたものになるので、発生する楽曲も夫々異なる。
【0060】
一方、「JAC 」,「葡萄」及び「オレンジ」が揃った時は、単に1回の遊技媒体の払出が行われるだけなので、入賞払出音として設定された音が発生するように設定されているが、各図柄に合わせて夫々異なる音を発生するように設定してもよい。
【0061】
前述のROM22には、入賞図柄に対応する音又は楽曲を発生するためのデータが格納され、マイコン20は、可変表示が停止した時、入賞図柄に対応した制御条件を選択して、その後選択した制御条件で可変表示を制御すると共に、入賞図柄に対応する楽曲を選択し、前記選択した制御条件が継続している間その楽曲を発生する指令を音発生回路に出力する。
【0062】
図5及び図6は、遊技機1の制御部の音発生に関連する動作のフローチャートである。
【0063】
遊技機1の通常の状態である「一般遊技」において、制御部はリールの回転開始条件が整ったか否かを判定する(ST1)。メダルが投入されメダルセンサー6Sから信号が出力され、スタートレバー5が操作されてスタートスイッチ5Sがオンになると”YES”と判定してリール4L,4C,4Rの回転を開始する(ST2)。
【0064】
乱数の抽出が行われ、入賞判定が行われる(ST3)。停止ボタン9L,9C,9Rが押され、停止条件が整うと(ST4)、リールは停止制御される(ST5)。
【0065】
停止図柄が入賞図柄「7−7−7」であるか否か判定し(ST6)、”YES”と判定すると、スピーカ15から、入賞図柄「7−7−7」のために設定された楽曲が発生する(ST7)と共に、可変表示の制御条件はBB遊技の条件となり(ST8)、BB遊技が終了するとCT遊技が開始される(ST9)。前記入賞図柄「7−7−7」のために設定された楽曲は、上記BB遊技及びCT遊技が終了するまで、スピーカ15から発生し続ける。
【0066】
停止図柄が入賞図柄「7−7−7」ではないと判定すると、次に入賞図柄「7−7−7」であるか否かが判定される(ST10)。”YES”と判定すると、スピーカ15から、入賞図柄「7−7−7」のために設定された楽曲が発生する(ST11)と共に、可変表示の制御条件はBB遊技の条件となり(ST12)、BB遊技の行われている間、前記図柄「7−7−7」のために設定された楽曲がスピーカ15から発生し続ける。
【0067】
停止図柄が入賞図柄「7−7−7」ではないと判定すると、次に停止図柄が入賞図柄「BAR-BAR-BAR」であるか否かが判定される(ST13)。”YES”と判定すると、スピーカ15から、入賞図柄「BAR-BAR-BAR」のために設定された楽曲が発生する(ST14)と共に、可変表示の制御条件はRB遊技の条件となり(ST15)、RB遊技の行われている間、前記図柄「BAR-BARBAR」のために設定された楽曲がスピーカ15から発生し続ける。
【0068】
停止図柄が入賞図柄「BAR-BAR-BAR 」ではないと判定すると、次に停止図柄が役物入賞の図柄、即ち「葡萄」40、「JAC 」41又は「オレンジ」42が揃っているか否かが判定される(ST16)。”YES”と判定すると、スピーカ15から、入賞払出音が発生する(ST17)と共に、メダルが払い出される(ST18)。
【0069】
遊技機1においては、一般遊技においては、スピーカ15から楽曲は発生していないが、一般遊技用の楽曲を用意し、一般遊技においてもその楽曲を発生させるようにすることもできる。
【0070】
遊技機1においては、CT遊技が単独で発生する入賞、RB遊技とCT遊技の組合せ入賞なども設定されていないが、これらの入賞の発生する入賞図柄を用意し、スピーカ15からこれらの入賞図柄に対応する楽曲を発生させるようにすることもできる。
【0071】
以上、説明した通り、可変表示装置の可変表示の制御条件の変化に対応して、複数の楽曲を発生させることにより、遊技者に入賞図柄によってばかりでなく、発生する楽曲の種類によっても獲得した入賞の価値を容易に知らせることができ、遊技者が可変表示による遊技を一層楽しいと感ずることができるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスロットマシンの外観を示す正面斜視図。
【図2】実施例のスロットマシンに用いられる回路構成を示すブロック図。
【図3】実施例のスロットマシンで行われる複数の遊技状態の関係図。
【図4】実施例のスロットマシンの図柄列。
【図5】実施例のスロットマシンの制御動作を表すフローチャート。
【図6】実施例のスロットマシンのの制御動作を表すフローチャート。
【符号の説明】
1…スロットマシン、2…キャビネット、3L,3C,3R…表示窓、4L,4C,4R…リール、5…スタートレバー、6…メダル投入口、7A…クレジット表示部、7B…払い出し表示部、8…C/Pスイッチ、9L,9C,9R…停止ボタン、10…発音部、11…演出部、12…メダル払出口、13…メダル受け部、14L,14C,14R…ステッピングモータ、15…スピーカ、16…表示面、20…マイコン、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…クロックパルス発生回路、25…分周器、26……乱数発生器、27…乱数サンプリング回路、30…ホッパー、31…モータ駆動回路、32…ホッパー駆動回路、33…メダル検出部、34…リール停止信号回路、35…リール位置検出回路、36…払出し完了信号回路、37…光源駆動回路、38…音出力回路。
Claims (2)
- 遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可変表示手段と、該可変表示手段の可変表示を制御する制御手段と、を備え、該制御手段は、予め定められた複数の制御条件の中から前記可変表示の停止したときの表示態様に対応して選択した制御条件で前記可変表示を制御可能である遊技機において、
複数の種類の楽曲を発生可能な音発生手段を具備し、前記可変表示が停止したときの表示態様により、遊技媒体の払出が前記可変表示の停止に伴って行われる役物入賞、前記制御手段の前記可変表示の制御条件が役物入賞の発生しやすい条件となり、この条件での制御が長く続く特別増加入賞、該特別増加入賞により役物入賞の発生しやすい条件での制御期間が短い特別入賞、前記制御手段が所定の入賞役について乱数抽選の結果に応じた停止制御を中止する制御条件となるチャレンジ入賞、前記特別増加入賞又は前記特別入賞と前記チャレンジ入賞との組合せの入賞の何れかの入賞又は外れが決定され、前記特別増加入賞、前記特別入賞、前記チャレンジ入賞、前記組合せの入賞がそれぞれ発生する入賞図柄が設定され、
前記制御手段は、前記可変表示の制御条件の変化を伴う入賞を決定すると、決定した入賞に対応して定められた制御条件で前記可変表示をし、
前記音発生手段は、前記決定した入賞が発生すると、該発生した入賞に対応して定められた楽曲を発生するとともに、前記特別増加入賞が発生することにより行われる特別増加入賞遊技と、前記特別入賞が発生することにより行われる特別入賞遊技と、前記チャレンジ入賞が発生することにより行われるチャレンジ入賞遊技と、前記組合せの入賞が発生することにより行われる前記特別増加入賞遊技又は前記特別入賞遊技と前記チャレンジ入賞遊技との組合せ遊技と、がそれぞれ行われている間、前記発生した入賞に対応して定められた楽曲を発生し続けることを特徴とする遊技機。 - 請求項1記載の遊技機において、前記音発生手段は、所定の楽曲を発生させる音制御部を備えていることを特徴とする遊技機。
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