JP4522425B2 - 電池劣化検出機能付携帯情報機器 - Google Patents

電池劣化検出機能付携帯情報機器 Download PDF

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Description

本発明は、2次電池の性能劣化を精度よく検出し、ユーザに対して的確に性能劣化を報知する電池劣化検出機能付携帯情報機器に関する。
最近の携帯電話等の携帯情報機器は、その機器が備える基本機能以外にもカメラ、音楽再生機能等を搭載し高機能化しており、それに伴い消費電流も増加する傾向にある。
従って、これらの充電可能な電池を搭載している携帯情報機器、例えば携帯電話等では、充電回数が従来よりも増加し、電池の性能劣化が発生し、電池の交換までの時間が従来よりも短くなってきている。
上記電池の劣化が発生し、従来機器の使用可能であった使用時間、例えば携帯電話で連続通話が2時間可能であったところが、1時間数十分程度まで短くなってしまうような事態が発生すると、通常より早く減電してしまい、必要なときに使えない、という不具合が生じてしまう。
上記問題点に対して、下記特許文献1に記載されている携帯電話装置の異常検出方法および装置では、電圧検出用コネクタの電圧を検出し、消費電力が異なる状態でのその電圧差と予め設定した値と比較し、その比較結果から電池の劣化を検出する方法が開示されている。
また、下記特許文献2に記載のバッテリ不具合判定機能付携帯端末装置およびバッテリ不具合判定方法では、機器内部の消費電力量を算出し、バッテリの電圧等から予測される電力消費量と比較し差分が大きい場合に劣化と判断する方法が開示されている。
特開平10−209979号公報 特開2000−349873号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている方法では、処理の状態に応じて、負荷電流がばらつくことにより、検出される電圧もばらつき、電池の性能劣化の検出精度が落ちるという問題点がある。
また、上記特許文献2に開示されている方法でも、電力消費量の変化から劣化を予測しており、処理状態に応じて負荷電流がばらついた場合、電力消費量の変化もばらつき、電池の性能劣化の検出精度が落ちる恐れがある。また、消費電流の算出を行うための回路規模が増大するという問題点もある。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、充電池から負荷電流を変動させずに流出させて、正確に電池の性能劣化を検出することができる電池劣化検出機能付携帯情報機器を提供するものである。
本発明は、上記目的を達成するために、以下に記載する構成を採用するとともに、以下の特徴を備えている。
本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器は、電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記電池劣判断手段は、前記測定時間と前記設定時間との差分値が所定の閾値と比較して、前記差分値が大きい場合、選択された前記機能ブロックに故障があることを判断し、警告表示することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、前記機能ブロックとしてカメラ部を選択した場合、前記カメラ部のレンズを遮蔽し、画像信号の変化により前記消費電流の変化を防ぎ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、前記機能ブロックとして音楽再生部を選択した場合、一定の周波数の音を再生し、音声信号の周波数変化により前記消費電流が変化することを防ぎ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、前記音声信号の前記一定の周波数を可聴周波数帯域外の一定の周波数とし、前記音声信号によりスピーカを駆動するように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、前記機能ブロックとして発光部を選択した場合、前記発光部の発光部材を常時点灯させ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、前記機能ブロックとして赤外線送受信部を選択した場合、前記赤外線送受信部の発光部材を常時点灯させ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、前記機能ブロックとしてTVチューナ部を選択した場合、放送していない周波数帯にチューニングすることにより前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記選択制御手段は、電池劣化検出モード処理に移行した後、通信機能部が着信可能を選択した場合に着信履歴のみ残すように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器において、前記劣化判断手段は、電池劣化検出モード中であっても、前記電池劣化検出モードを解除する情報が発生したかどうかを判定し、前記情報が発生した場合に通常機能に戻るように制御することを特徴とする。
上記のように構成された本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器によれば、以下のような優れた効果を奏し得る。
本発明に係る電池劣化検出機能付携帯情報機器によれば、本機器内の基本構成部の内、1つ又は複数の機能ブロックに一定の消費電流を流すように動作させることによって、電池の両端の電圧が所定の電圧に降下するまでの時間と予め定めた時間との比較判定することできるため、その時間差から正確に電池劣化を検出することができる。
また、該携帯情報機器内に既に搭載されている機能ブロックを使うことにより、新たに電池劣化検出のための一定消費電力回路を追加する必要もないので回路規模を増大することなく、コスト低減を図ることができる。
また、満充電後に、使用可能な電圧の下限まで減電させることにより、通常使用時には中途半端な電圧で充放電を繰り返すことにより生じる電池のメモリ効果を防ぐことが可能である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して、説明する。
図1〜図5は、本発明の電池劣化検出機能付携帯情報機器に係る実施形態の一例であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わすものとする。
<第1の実施形態の説明>
まず、本発明の電池劣化検出機能付携帯情報機器の構成について、図1を用いて説明する。
図1は、電池劣化検出機能付携帯情報機器の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯機器電池劣化検出機能付携帯情報機器10は、外部画像又は自画像の画像を取り込むカメラ部100と、本機器内のメモリ又は外部機器内のメモリに保存されている音楽データを再生する音楽再生部101と、液晶画面のバックライト、キーのLED、ピクチャーライト等の照明制御を行う発光部102と、赤外線により他機器とデータの送受信を行う赤外線送受信部103と、地上波デジタル放送等のTV放送を受信するTVチューナ部104と、基地局とのデータの送受信を行う通信機能部105と、充電することにより繰り返し使うことのできる充電池106と、外部電源から供給される電力を充電池に供給する制御を行う充電制御部107と、液晶ディスプレイ等でメール、カメラ画像等の情報を表示する表示部109と、を備えて構成されている。
さらに、電池劣化検出機能付携帯情報機器10は、本発明の特徴である上記カメラ部100等の各部位の内、いずれかの部位を選択し、その部位に一定の消費電流を流し、その他の部位は動作させないように制御する選択制御手段と、満充電圧値から所定の減電圧まで測定した時間と予め設定された設定時間と、を比較し、この比較結果に基づいて、劣化を判断する劣化判断手段と、を有した電池劣化検出部108を備えている。
また、外部電源112と充電制御部107とを接続するコネクタ110と、充電池からの電圧をレギュレートし、各部に電源を供給する電源部111とをさらに備えている。
次に、上記のように構成された電池劣化検出機能付携帯情報機器10の電池劣化検出動作について、図2に基づいて説明する。
図2は、電池劣化検出動作のフローを示す図である。
ここで、図2を用いて、動作フローを説明する前に、電池劣化検出の基本概念を説明しておく。
電池劣化検出部108の選択制御手段は、例えば、図1のカメラ部100を選択し、消費電流が一定となるようにカメラ部100を動作させる。この時、他の各部は、動作しないように制御するか、又は、カメラ部100が消費する一定電流より十分小さい程度に消費電流を抑えるように制御する。
また、電池劣化検出部108の劣化判断手段は、電池の性能劣化を検出する前に、一旦、充電池106を満充電し、この満充電圧値から所定の電圧値まで減電させて、その所定の電圧値までの減電時間を測定する。この減電時間と所定の設定時間と比較することによって、電池の性能劣化を検出することができる。
すなわち、1つの部位からのみ一定の消費電流を消費し、他の部位による消費電流の影響を受けないようにしていることから、上記測定した減電時間が所定の設定時間よりも長い時間であれば、電池の劣化はないと判断することができる。また、逆に、この減電時間が所定の設定時間よりも短い時間であれば、「電池の劣化がある」と判断することができ、ユーザにその旨の報知することが可能である。
上記の電池劣化検出の基本的な概念を踏まえて、図2を用いて、動作フローを説明する。
図2より、まず、ユーザは、表示部109により、充電池106を充電すべき旨のメッセージを確認した場合、ACアダプタ等の外部電源112を電池劣化検出機能付携帯情報機器(以下、本機器と略称する)10のコネクタ110に接続する。充電制御部107により、充電が開始されると(ステップS100)、本電池劣化検出モード処理に移行するか否かを判断する処理を実行する(ステップS110)。
移行するか否かの判断処理として、例えば、満充電を実行した回数の履歴を残しておき、所定の回数経過後に本電池劣化検出モード処理に移行するようにする。
ここで、処理の順序を逆にして、例えば、ユーザは、充電池106を充電すべき旨のメッセージを確認した後に、充電開始を行う代わりに、電池劣化検出モード処理に移行するか否かを判定する処理(ステップS110)を行い、移行すると判定した場合に、電池劣化検出モード処理に移行するようにしてもよい。この場合も、満充電を実行した回数の履歴に基づいて移行判断するようにしてもよい。なお、移行すると判定しない場合には、通常の満充電が行われる。
ステップS110の判定処理で電池劣化検出モードに移行する場合(ステップS110;Yes)、まず、充電制御部107は、満充電開始処理を行い、満充電検出後、充電動作を終了する(ステップS120)。
次に、電池劣化検出部108の選択制御手段は、例えば、カメラ部100のみを選択し、動作させるとともに、その他の部位(ブロック)は動作させないように停止しておく。このように、所定の部位において、ほぼ一定の消費電流を流すように制御する。
なお、カメラ部100が選択された場合、例えば、レンズにシャッター等で遮蔽しておき、光入力による消費電流が変化しないようにしておく。また、この一定電流消費工程において、クラムシェル開閉、キー入力の検出も不可とし電流が変化しないようにする。
このとき、電池劣化検出モード処理中であり、本機器10が使用不可であることを示すため、本体LCD等の表示部109に電池劣化検出モードであることを表示する、あるいは、充電台に搭載した場合、充電台のLED等を点灯し、このLEDで確認することによって、誤操作を防ぐことが可能である。以上の動作をステップS130で処理する。
次に、カメラ部100に一定の電流を流し始めて、減電を開始した後、電池劣化検出部108の劣化判断手段は、所定の減電圧値に達したどうかを判定する(ステップS140)。所定の電圧値に達していなければ(ステップS140;No)、減電時間をカウントアップして、更新し(ステップS150)、上記ステップS140に戻る。
一方、所定の電圧値に達していると判定した場合(ステップS140;Yes)、ステップS150で得られた減電時間(GT)と予め設定された設定時間値(ST)とを比較・判定する(ステップS160)。GTがSTより大きいと判定した場合(ステップS160;Yes)、電池劣化問題はない旨を表示(ステップS170)した後、再度満充電まで充電する(ステップS190)。そして、電池劣化検出モードにおいて、通常の動作モードに復帰し(ステップS200)、本電池劣化検出モード処理の動作を終了する。
このように、それまで他の機能ブロックを止めて劣化検出いたものを解除させることで、通話機能はもちろん、アラーム等で目覚まし時計も通常通り使うことが可能となる。
また、GTがSTより小さい場合(ステップS160;No)には、電池の劣化があると判断し、警告表示する(ステップS180)。電池の劣化があっても、本体の機能が失われるわけではないので、通常の動作モードに復帰する処理(ステップS200)に移行する。
なお、ステップS110において、本電池劣化検出モード処理に移行しないと判定された場合(ステップS110;No)には、満充電の検出を行い、本処理を終了する(ステップS210)。
ここで、上記予め設定された設定時間値とは、携帯機器固有の値でもよいし電池購入時の実測値であってもよい。
以上説明したように、既存の部位(機能ブロック)であるカメラ部100に一定電流を流して、他の部位に依存しないようにすることで、所定の電圧に降下するまでの時間により判定することができ、電池劣化を高い精度で検出することができる。
また、機能ブロックとして、カメラ部100のみ選択・動作させ、他の機能ブロックを動作させないようにすることにより、新たに一定電流消費ブロックを追加する必要がないため、回路増大を伴うことなく電池劣化を検出することができる。
さらに、電池劣化検出時には一度満充電にした後、使用可能な電圧の下限まで減電させるため、通常使用時に中途半端な電圧で充放電を繰り返すことにより生じてしまう電池のメモリ効果に対しても有効な対策となる。
また、電池劣化検出は通常の充電動作の延長で行えるため、特に、電池劣化検出していることを意識せずに行うことができる。
<第2の実施形態の説明>
ここで、上記減電時間判定ステップ(ステップS160;No)において、測定結果である減電時間(GT)が判定基準となる設定時間値(ST)より小さいと判定した場合、前記第1の実施形態では、「電池の劣化」と判断したが、さらに、設定値(ST)と実測値(GT)との差が、所定の閾値時間(TT)より絶対値的に大きい場合は、回路の故障(+側に大きい場合には、電流が増大しショート準じた故障が発生)と判断することができ、回路自体の故障を検出することができる。
この回路の故障判断処理を含めた減電時間判定ステップ(ステップS160;No)以降の処理の動作フローについて、図3を用いて説明する。
測定結果である減電時間(GT)が判定基準となる設定時間値(ST)より小さいと判定した場合(ステップS140;No)、差時間(|GT−ST|)と所定の閾値時間(TT)と比較判定する(ステップS300)。比較判定した結果、差時間が閾値時間より大きいと判断した場合には(ステップS300;Yes)、「回路故障であること」を表示部109に警告表示する(ステップS310)。そして、満充電を開始せずに、そのまま、本処理を終了する。
一方、差時間が閾値時間より小さいと判断した場合(ステップS300;No)には、従来と同様に、「電池劣化の警告表示」の処理を行い(ステップS180)、上記第1の実施形態と同様に通常動作モードに戻す(ステップS200)。
なお、減電時間判定ステップ(ステップS160;Yes)以降は、第1の実施形態と同じ処理フローとなる。
以上説明したように、電池の劣化ではなく、カメラ部100の内部の回路が故障し、特に、消費電流が大きく変化した場合には、減電圧が電池の劣化の場合に比較して、減電時間(GT)が設定時間(ST)よりかなり短く、すなわち、減電時間(GT)と設定時間(ST)の絶対差分値(|GT−ST|)が大きくなることから、この差分値と閾値との比較を行うことによって、カメラ部100自体の回路の故障を検出することができる。
次に、一定消費電流ステップの部位として上記カメラ部100を例に説明したが、他の部位を用いた場合の電池劣化検出動作について説明する。
<音声再生部の場合の説明>
一定電流消費ステップ(ステップS130)において、音楽再生部101を選択し、一定電流で消費し使用可能な電圧の下限まで減電を検出させる。その一定電流にて消費する際、通常の音楽を再生した場合、電流が変化し正確な測定ができないため、予め搭載されている一定周波数の音源を再生することにより一定電流に保つようにする。
また、上記一定周波数の音源を再生する際、騒音等を気にする必要がない場合はスピーカ21から音を出した方が、消費電流が多くなり検査時間を短くすることが可能であるが、深夜等音を出せない場合は、スピーカ120からの出力のみを「OFF」することにより静かな場所でも検査することが可能となる。
また、上記一定周波数が可聴周波数以外の周波数帯域である場合、スピーカ120をOFFしなくても騒音の問題がないため、可聴周波数以外の周波数帯域の音源を使用してもよい。
このように、既存の機能ブロックである音楽再生部101に一定電流を流して所定の電圧に降下するまでの時間により判定することで、電池劣化を高い精度で検出することができる。また、新たに一定電流消費ブロックを追加する必要がないので回路増大を伴うことなく電池劣化を検出することができる。また、他の効果についても、カメラ部100を使用した場合と同様である。
<発光部又は赤外線送受信部の場合の説明>
一定電流消費ステップ(ステップS130)において、発光部102を選択し、一定電流を消費させて、使用可能な電圧の下限まで減電を検出させる。その一定電流にて消費する際、発光部102のLEDが点滅したり、クラムシェルの開閉、キー操作により点灯、消灯したりすると電流が変化するため、電池劣化検出モード時はクラムシェルの開閉、キー操作を検出せず常時LEDを点灯させることより一定電流に保つようにする。
また、本装置が赤外線送受信部103を備えるものである場合、赤外線送受信部103を動作させ、LEDを常時点灯させて、一定電流に保つようにしてもよい。
既存の機能ブロックである発光部102あるいは赤外線送受信部103に一定電流を流して所定の電圧に降下するまでの時間により判定することで、電池劣化を高い精度で検出することができる。また、同様に、新たに一定電流消費ブロックを追加する必要がないので回路増大を伴うことなく電池劣化を検出することができる等の効果がある。
<TVチューナ部の場合の説明>
一定電流消費工程(ステップS130)において、TVチューナ部104を選択し、一定電流で消費し使用可能な電圧の下限まで減電を検出させる。その一定電流にて消費させるため、画像データが受信できないよう、放送していない周波数帯にチューニングすることより一定電流に保つようにする。
既存の機能ブロックであるTVチューナ部104に一定電流を流して所定の電圧に降下するまでの時間により判定することで、電池劣化を高い精度で検出することができ、新たに一定電流消費ブロックを追加する必要がないので回路増大を伴うことなく電池劣化を検出することができる。
ここで、上述した例では、1つの機能ブロックを選択し、そのブロックにおいて、一定電流で消費し使用可能な電圧の下限まで減電を検出させる方法を示したが、各ブロックのうち2つ以上の複数の機能ブロックを選択し、動作させることにより、消費電流を増加させ、検査にかかる時間を短くすることが可能である。ここで、各ブロックの消費電流を一定電流に保つことには変わりがない。
<第3の実施形態の説明>
次に、前述した実施形態において、選択した部位を一定消費電流になるように制御するにあたって、その対象の部位以外の部位については、動作しないようにしており、特に、通信機能部105については、着信等通信機能を受け付けないようにすることにより、対称部位の消費電流を一定に保つようにしているが、着信等通信機能の内、電話着信履歴は残す必要がある場合もある。
電話着信履歴を残す処理を含んだ動作フローについて、図4を用いて説明する。
本動作フローは、図2に示すステップS110とS120間に挿入される。ステップS110で、電池劣化モード検出処理に移行した後、電話着信履歴を残すか否かの判定処理を行う(ステップS400)。電話着信履歴を残すと判断した場合(ステップS400;Yes)、電話受信を可能とし(ステップS410)、ステップS120の処理に移行する。また、電話着信履歴を残さないと判断した場合(ステップS400;No)、電話受信不可状態のままとし、そのままステップS120の処理に移行する。
ここで、電話着信履歴を残すか否かの判定情報は、例えば、電池劣化モード検出処理に移行時に残すか否かの情報を入力するようにしてもよいし、ステップS400の直前で、ユーザに対して情報入力を促すようにしてもよい。
通話機能部105の機能を完全にOFFにしておいた方が電池劣化検出モード中の電流を一定に保つことが可能であるが、機能ブロックに対し、携帯電話の待ち受け時平均電流は微小であるため、着信時の呼び出し動作はさせず、留守電、着信履歴を残すのみにすることにより、電流の変化を最小限に抑えて着信履歴を残すことができる。
また、最低限着信履歴が残せることにより、携帯電話の機能を損なうことを防ぐことができる。
<第4の実施形態の説明>
電池劣化検出中に、通話等の本体機能を使用する必要が発生し、電池劣化検出モード処理を強制的に解除したい場合が生ずる。本実施形態は、このような状態を確保することを考慮したものであり、図5に示すフローに従って動作を説明する。
電池劣化検出処理モードに移行後、任意の処理ステップの実行又は終了時において、電池劣化検出モードを強制的に解除したかどうかを判定する(ステップS500)。強制的に解除したことを検出した場合(ステップS500;Yes)、全ての条件を解除し通常処理モードにし(ステップS510)、本処理を終了する。一方、解除を検出しなかった場合(ステップS500;No)、上記処理ステップに処理を戻す。
ここで、強制的に解除したことの情報としては、例えば、外部電源112を外したことの情報等が挙げられる。外部電源112を外したことによって充電動作をやめた場合は、電池劣化検出できなくなるため、電池劣化検出することを止めると判断することができる。また、解除情報として、特別に割り当てられたキーの押下であってもよい。
このように、通常動作モードに戻ることにより、着信履歴を残すばかりでなく、着信を受けて通話することが可能となる。
尚、本発明の電池劣化検出機能付携帯情報機器は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
電池劣化検出機能付携帯情報機器の構成を示すブロック図である。 電池劣化検出動作のフローを示す図である。 回路故障判断処理を含めた減電時間判定ステップ以降の処理の動作フローを示す図である。 電話着信履歴を残す処理を含んだ動作フローを示す図である。 電池劣化検出モード処理を強制的に解除する処理ステップを含む動作フローを示す図である。
符号の説明
10 電池劣化検出機能付携帯情報機器
100 カメラ部
101 音楽再生部
102 発光部
103 赤外線送受信部
104 TVチューナ部
105 通信機能部
106 充電池
107 充電制御部
108 電池劣化検出部
109 表示部
110 コネクタ
111 電源回路部
112 外部電源
120 スピーカ

Claims (9)

  1. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記電池劣判断手段は、前記測定時間と前記設定時間との差分値が所定の閾値と比較して、前記差分値が大きい場合、選択された前記機能ブロックに故障があることを判断し、警告表示することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  2. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記選択制御手段は、前記機能ブロックとしてカメラ部を選択した場合、前記カメラ部のレンズを遮蔽し、画像信号の変化により前記消費電流の変化を防ぎ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  3. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記選択制御手段は、前記機能ブロックとして音楽再生部を選択した場合、一定の周波数の音を再生し、音声信号の周波数変化により前記消費電流が変化することを防ぎ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  4. 前記選択制御手段は、前記音声信号の前記一定の周波数を可聴周波数帯域外の一定の周波数とし、前記音声信号によりスピーカを駆動するように制御することを特徴とする請求項に記載の電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  5. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記選択制御手段は、前記機能ブロックとして発光部を選択した場合、前記発光部の発光部材を常時点灯させ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  6. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記選択制御手段は、前記機能ブロックとして赤外線送受信部を選択した場合、前記赤外線送受信部の発光部材を常時点灯させ、前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  7. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記選択制御手段は、前記機能ブロックとしてTVチューナ部を選択した場合、放送していない周波数帯にチューニングすることにより前記消費電流を一定に保持するように制御することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  8. 電源コネクタを介して、外部電源から充電する充電池を備え、前記充電池の劣化を検出する電池劣化検出機能付携帯情報機器であって、
    前記電池劣化検出機能付携帯情報機器に搭載されている機能ブロックの内、1つ以上の機能ブロックを選択し、前記機能ブロックのみに一定の消費電流が消費されるように動作制御する選択制御手段と、
    前記一定の消費電流を流し、満充電圧から所定の電圧まで降下する時間を測定し、該測定した測定時間と所定の設定時間とを比較し、比較した結果に基づいて前記充電地の劣化を判断する劣化判断手段と、
    を備え、
    前記選択制御手段は、電池劣化検出モード処理に移行した後、通信機能部が着信可能を選択した場合に着信履歴のみ残すように制御することを特徴とする電池劣化検出機能付携帯情報機器。
  9. 前記劣化判断手段は、電池劣化検出モード中であっても、前記電池劣化検出モードを解除する情報が発生したかどうかを判定し、前記情報が発生した場合に通常機能に戻るように制御することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の電池劣化検出機能付携帯情報機器。
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