JP4521374B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4521374B2
JP4521374B2 JP2006105260A JP2006105260A JP4521374B2 JP 4521374 B2 JP4521374 B2 JP 4521374B2 JP 2006105260 A JP2006105260 A JP 2006105260A JP 2006105260 A JP2006105260 A JP 2006105260A JP 4521374 B2 JP4521374 B2 JP 4521374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
game
game ball
back surface
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006105260A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007275286A (ja
Inventor
武史 荒明
豊 中島
直彦 宮野入
公明 後藤
剛行 須永
敏徳 竹渕
Original Assignee
株式会社ソフイア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソフイア filed Critical 株式会社ソフイア
Priority to JP2006105260A priority Critical patent/JP4521374B2/ja
Publication of JP2007275286A publication Critical patent/JP2007275286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4521374B2 publication Critical patent/JP4521374B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、遊技盤の後面側に、入賞領域に入賞した遊技球を流下案内する遊技球流路が形成された裏面構成部材を備えるとともに、該裏面構成部材の後方に電気的制御装置を配設した遊技機に関する。
従来、入賞領域が形成される遊技盤の後面側には、該入賞領域に入賞した遊技球を流下案内する遊技球流路や、発光部材等を取り付けるための裏面構成部材が備えられている。
近年の遊技機は、大当り状態を発生させるためのゲームを液晶表示装置等の画像表示装置で実行するものが多く、この画像表示装置を遊技盤に配設する際には、遊技盤の後面に配設された裏面構成部材に取り付けて、センターケースに形成された表示窓部から画像表示部が前方に臨むように構成されていた。
遊技盤は、遊技機の種類に応じて入賞領域の位置や個数が変化することとなることから、遊技機の種類別に比較的大型の裏面構成部材を新たに設計する必要があり、コスト高、大量生産できない、在庫が持てない等の種々の問題があった。
そこで、画像表示装置等を取り付ける上部の部分と、入賞球流路が形成された下部の部分(始動入賞口を覆う部分)とを分割構成することで、入賞球流路が変化する下部の部分のみを機種毎に作成して、上部の部分は複数の機種で共通使用できるようにした裏面構成部材(入賞球案内部材)も考えられている(例えば、特許文献1参照)。
一方、遊技盤における裏面構成部材の背面には、制御装置が備えられる場合が多く、制御装置として例えば遊技制御装置を遊技盤の背面に備えるようにして、遊技盤の交換の際に制御装置も同時に交換できるようにした遊技機も考えられている。しかしながら、制御装置を遊技盤の背面に取り付けた場合に、制御装置で遊技盤の裏面が隠されることから、この裏面構成部材と制御装置の間に、不正部材として、例えば、所謂ぶら下がり基板、すなわち裏面構成部材で覆われた始動入賞口のセンサから制御装置間に接続されるリード線を中継することで始動入賞タイミングを意図的に変化させるような基板等を取り付けられてしまう可能性があるといった課題がある。そのため、制御装置を取り外さなくてもその前面や制御装置の背面を確認できるようにした遊技機も考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−131440号公報 特開2005−261696号公報
しかしながら、上記したように裏面構成部材を共通部分と非共通部分とに分離構成しても、遊技盤の入賞領域は遊技領域の比較的広範囲に配置していることから、これらの入賞領域全てを覆うようにしなければならず機種毎に交換する部分でも比較的大型となり、上記課題を完全に解消するには到らない。
また、裏面構成部材と制御装置との間に不正部材が隠されているか否かを確認できるように構成しても、不正部材の発見は容易となるが、不正部材が取り付けられてしまうという根本的な課題を解決していない。
本発明の目的は、遊技盤の後面側に、入賞領域に入賞した遊技球を流下案内する遊技球流路が形成された裏面構成部材を備えるとともに、該裏面構成部材の後方に電気的制御装置を配設した遊技機において、不正部材が取り付けられることを防止することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、前面側に入賞領域が形成された遊技盤の後面側に、該入賞領域に入賞した遊技球を所定方向に流下案内する遊技球流路が形成された裏面構成部材を備えるとともに該裏面構成部材の後方に電気的制御装置を配設した遊技機において、
前記裏面構成部材は、
前記遊技盤の後面に取り付けられ、前方開口の凹形状を有する本体部材と、
前記本体部材の凹部の内部に収納されるとともに、前記遊技球流路が形成された流路構成部材と、
を備え、
前記本体部材をその前後幅が前記流路構成部材における遊技球流路の前後幅よりも大きくなるように後方側に膨出形成するとともに複数種の遊技機で共通的に使用可能に構成し、一方、前記流路構成部材を遊技機別に選択的に交換可能に構成し
前記流路構成部材は、
複数の入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の第1遊技球流路が形成され、該各遊技球流路に遊技球を検出する検出器を備えた第1流路構成部材と、
前記複数の入賞領域とは異なる複数の入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の第2遊技球流路が形成されるとともに前記複数の第2遊技球流路の下流側に当該各第2遊技球流路からの遊技球を集合させて一条の排出部から排出する集合流路が形成され、該排出部に前記集合された遊技球を検出する検出器を備えた第2流路構成部材と、
を含んでいることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、裏面構成部材が後方に膨出した形状となり、電気的制御装置を取付作業などに支障が生ずるほど前方に取り付けなくても裏面構成部材と電気的制御装置との間の隙間を無くすことができ、その隙間に不正部材が取り付けられることを防止できる。
また、裏面構成部材は、ベースとなる本体部材を各機種で共通に使用できるようにして、比較的小型の流路構成部材だけを機種毎に交換できるように構成したので、流路構成部材だけを機種に応じて設計変更すればよく、その製作の手間を省ける。さらに、本体部材を大量生産してコストを低減することができる上、流路構成部材の小型化により成型用金型を小型化することができる。
また、流路構成部材は、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路を形成するようにしたので、複数の流路を機種毎に正確に形成することが可能となる。
また、各一般入賞口に入賞した遊技球を別々に検出でき、入賞口ごとの入賞数を計数できる。
また、複数の遊技球流路の下流側に各遊技球流路からの遊技球を集合させて一条の排出部から排出する集合流路を形成し、排出部に遊技球を検出する検出器を備えるので、各入賞領域に入賞した遊技球の全てを確実に検出することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機であって、前記裏面構成部材の背面であって前記電気的制御装置の前方に、中継基板を取り付けるための中継基板取付部材を配設し、
前記中継基板取付部材は、前記中継基板を取り付けるための取付面を前記裏面構成部材の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定したことを特徴とする。
ここで、「所定距離を有する位置に設定」とは、取付面を有する板状の取付板部を裏面構成部材の背面から所定間隔を設けた位置に取り付けるものの他、肉厚の部材の一側面に取付面を形成するものも含む。
請求項に記載の発明によれば、裏面構成部材の背面に中継基板を取り付けるための中継基板取付部材を配設したので、中継基板を備えることにより裏面構成部材と電気的制御装置との間の隙間を更に無くすことが可能となる。
また、中継基板取付部材は、中継基板を取り付けるための取付面を裏面構成部材の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定したので、中継基板取付部材の前後方向の厚さを増やすことができ、さらに隙間を無くすことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、前記第2流路構成部材は前記複数の遊技球流路の各々に当該遊技機の検査時において検出器を取り付けるための検出器取付部を形成したことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば各遊技球流路に当該遊技機の検査時において検出器を取り付けるための検出器取付部を形成したので、検出器を容易に取り付けることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項の何れか一項に記載の遊技機であって、前記本体部材には、前記遊技盤に配設された変動入賞装置の後方を覆うカバー部を更に一段膨出した状態で形成し、
前記カバー部の内側に前記変動入賞装置に入賞した遊技球を流下案内する排出流路の一部を構成する部分流路構成部材を備え、
前記部分流路構成部材は、前記排出流路の一部を構成する流路構成部の後方に当該部分流路構成部材と前記カバー部との間の空間を無くす延在部を形成して、前記排出流路を前記遊技球流路の同じ前後位置に配設するようにしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、本体部材には、遊技盤に配設された変動入賞装置の後方を覆うカバー部を更に一段膨出した状態で形成したので、ピアノ線やセル等を挿入して不正に変動入賞装置を開放する等の不正を防止することができる。
また、カバー部の内側に変動入賞装置に入賞した遊技球を流下案内する流路の一部を構成する部分流路構成部材を備えたので、カバー部が後方に大きく膨出しても変動入賞装置に入賞した遊技球を確実に所定箇所に案内することが可能となる。
また、部分流路構成部材は、流路の一部を構成する流路構成部の後方に当該部分流路構成部材とカバー部との間の空間を無くす延在部を形成したので、カバー部の内部に隙間が形成されてしまうことを防止でき、この部分に不正部材を隠すことを防止できる。
本発明によれば、裏面構成部材が後方に膨出した形状となり、裏面構成部材と電気的制御装置との間の隙間を無くすことができ、その間に不正部材を取り付けることを防止できる。
また、裏面構成部材は、ベースとなる本体部材を各機種で共通に使用できるようにして、比較的小型の流路構成部材だけを機種毎に交換できるように構成したので、流路構成部材だけを機種に応じて設計変更すればよく、その製作の手間を省ける。さらに、本体部材を大量生産してコストを低減することができる上、流路構成部材の小型化により成型用金型を小型化することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図8を用いて説明を行う。
図1には、ガイドレール2で囲まれ、遊技球を発射して遊技を行う遊技領域1aが前面側に形成された遊技盤1を示した。なお、パチンコ遊技機の外枠であって島設備に固定される機枠や、遊技領域1aの前面を覆うガラス枠、遊技盤1を取り付ける前面枠、遊技領域1aの下側に設けられ遊技球を収容する上皿、下皿を有するとともに、遊技者が発射操作を行うための操作ハンドルを備えた操作パネルなどは図示を省略している。
遊技盤1は、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材18,18,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1a内には、普図始動ゲート14と、普図変動表示ゲームの未処理回数を表示する普図始動記憶表示器5、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器3が設けられている。また、遊技領域1a内には、第1始動入賞口16と、第2始動入賞口をなす普通変動入賞装置7と、特図の変動表示ゲームの未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器6、特図の変動表示ゲームを表示する特図変動表示器13が設けられている。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉4aを有し、特図の変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置4、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴9が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口8,8,…、打球方向変換部材としての風車10、多数の障害釘17,17,…などが配設されている。
普図始動ゲート14内には、該普図始動ゲート14を通過した遊技球を検出するための普図始動ゲートセンサが設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート14内を通過すると、普図変動表示ゲームが行われる。また、普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普図始動ゲート14を遊技球が通過すると、普図始動記憶数の上限数未満でならば、普図始動記憶数が1加算されて普図始動記憶が1つ記憶されることとなる。なお、普図変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普図始動記憶表示器5にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
普図変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる普図変動表示器3で実行されるようになっている。なお、画像表示装置15の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普図変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
また、遊技領域1aの略中央には、特図の変動表示ゲームの表示領域となる矩形状の表示窓部12を形成するセンターケース11が、図3に示すように、遊技盤本体1bに形成された開口1cに前面側から嵌め込まれることで取り付けられている。このセンターケース11に形成された表示窓部12の後方には、図2に示すように、上部裏面構成部材20が取り付けられることによって画像表示装置15が配されるようになっている。この画像表示装置15は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な画像表示面15aがセンターケース11の表示窓部12を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。なお、画像表示装置15は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
また、図1に示すように、普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、第1始動入賞口16の下部に配設され、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球が流入不能な閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、図示しない駆動装置(例えばソレノイド)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。この普通変動入賞装置7と第1始動入賞口16は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7と第1始動入賞口16の内部(入賞領域)に備えられた特図始動入賞口センサによって遊技球を検出することに基づき、特図の変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特図の変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特図始動記憶)として記憶される。従って、特図の変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口16に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特図の変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特図の変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特図の変動表示ゲームが行われ、その特図の変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口16に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特図の変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図の変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特図の変動表示ゲームが開始される。なお、特図の変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特図始動記憶表示器6にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
特別図柄(特図、識別情報)の変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる特図変動表示器13で実行されるようになっている。また、画像表示装置15にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図の変動表示ゲームに対応した表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、特図変動表示器13の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して画像表示装置15の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に特図変動表示器13を備えずに、画像表示装置15のみで特図の変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
特別変動入賞装置4は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉4aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉4aは、例えば、ソレノイドのような駆動装置により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するための大入賞口用センサが配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた一般入賞口8,8,…には、一般入賞口8,8,…に入った遊技球を検出するための一般入賞センサが配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口8,8,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口16、特別変動入賞装置4等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出される(払い出される)ようになっている。
次に、遊技盤1の裏面に配された上部裏面構成部材20、裏面構成部材30について説明する。図2,4に示すように、上部裏面構成部材20は、前面側に開口した矩形状の凹部であるセンターケース収納空間21を有し、このセンターケース収納空間21の開口部に画像表示面15aが臨む状態で上部裏面構成部材20の背面に画像表示装置15が取り付けられるようになっている。また、上部裏面構成部材20の周囲を形成する周囲壁25には、前端の周縁の所定個所に周囲壁25に対して垂直に外側へ延出する鍔状の取付片22,22,…が形成されている。この取付片22,22,…には、ねじ穴22a,22a,…および円形状の位置決め突部22b,22b,…が形成されており、遊技盤本体1bの裏面の所定位置にねじによって上部裏面構成部材20を固定できるようになっている。
そして、上部裏面構成部材20を遊技盤本体1bの裏面に取り付けると、センターケース収納空間21によって遊技盤本体1bの後方に突出するセンターケース11の後部が後方から覆われ、センターケース収納空間21に収容された状態となる。その後、上部裏面構成部材20に画像表示装置15を取り付けると、画像表示装置15の画像表示面15aが、センターケース11の表示領域を区画する開口である表示窓部12の後部にちょうど密着して配設されるようになっている。これにより、遊技盤1の前面側から表示窓部12を通して画像表示面15aを視認可能となる。
また、上部裏面構成部材20には、画像表示装置15を制御するための制御装置などが画像表示装置15の背面側に配されており、その背面は背面カバー23によって閉鎖されている。この上部裏面構成部材20の背面を閉鎖する背面カバー23と、その下側に配される後述の裏面構成部材30の背面に配される遊技制御装置19を収納したボックス19aの前後位置は略同じであり、互いに上下に組み合わさる形状となっているとともに、両者の間の隙間が小さくなるようになっている。
図2から8に示すように、裏面構成部材30は、上部裏面構成部材20の下部であって、遊技盤1の前面に形成された入賞領域(一般入賞口8,8,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口16、特別変動入賞装置4)の裏面側となる位置に配されており、入賞領域に入賞した遊技球を流下案内する遊技球流路83,93を形成するとともに、電気的制御装置として、遊技の制御を行う遊技制御装置19が取り付けられている。この裏面構成部材30は、各種部材の取付ベースとなる本体部材31に、遊技球流路83,93を構成する第1流路構成部材80、第2流路構成部材90や、部分流路構成部材43などが取り付けられることで構成されている。
図6,8に示すように、本体部材31は、所定の前後幅を有し、後方側に膨出するとともに前方側に開口した凹形状に形成されている。本体部材31における後方側への膨出幅は、その部位によって様々であり、左右側端部に位置し、裏面側に遊技制御装置19が取り付けられる制御装置取付部32が最も大きく膨出している。そして、この制御装置取付部32に隣接し、前面側に第1流路構成部材80が配される第1収納部33は、裏面側に第1中継基板取付部材100を取り付けるための第1取付部35が形成されている分だけ後方への膨出幅が小さくなっている。また、同じく制御装置取付部32に隣接し、前面側に第2流路構成部材90が配される第2収納部34は、裏面側に第2中継基板取付部材110を取り付けるための第2取付部36が形成されている分だけ後方への膨出幅が小さくなっている。
また、本体部材31の中央部にあって、遊技盤1に配設された普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置4の後方を覆うカバー部38は、第1収納部33、第2収納部34よりも一段後方に膨出しているが、制御装置取付部32よりは膨出幅が小さいものとされている。なお、これら本体部材31の各部位の詳細については後述する。
また、本体部材31の周囲を形成する周囲壁39には、前端の周縁の所定個所に周囲壁39に対して垂直に外側へ鍔状に延出する取付片40,40,…が形成されている。この取付片40,40,…には、ねじ穴40a,40a,…および円形状の位置決め突部40b,40b,…が形成されており、遊技盤本体1bの裏面の所定位置にねじによって裏面構成部材30を固定できるようになっている。さらに、本体部材31には、各種部材の位置決めや取り付けのためのボス47,53,57やねじ止め部が複数形成されている。
図6に示すように、本体部材31の中央部にあって、遊技盤1に配設された普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置4の後方を覆うカバー部38は、上部が普通変動入賞装置7を収納する普通変動入賞装置収納部41とされ、下部が特別変動入賞装置4を収納する特別変動入賞装置収納部42とされている。
普通変動入賞装置収納部41は、遊技盤本体1bの後方へ突出する普通変動入賞装置7の後部を収納するものである。この普通変動入賞装置7の後部には、開閉部材7a,7aの駆動源(例えば、ソレノイド)や入賞した遊技球を誘導する遊技球流路などが備えられている。
普通変動入賞装置収納部41においては、本体部材31の周囲壁39をなす上壁に前後方向に沿ったスリット41aが形成されているとともに、このスリット41aに連続して後壁にL字型のスリット41bが形成されている。このスリット41a,41bは、ここに収納される普通変動入賞装置7に接続された配線を通すためのものであって、このスリット41a,41bを通して本体部材31の後方側に配される中継基板などに接続できるようになっている。
また、普通変動入賞装置収納部41の下側は、特別変動入賞装置4を収納するための特別変動入賞装置収納部42とされている。この特別変動入賞装置収納部42においては、本体部材31の周囲壁39をなす底壁上に部分流路構成部材43が収納され、その上側に遊技盤本体1bの後方へ突出する特別変動入賞装置4の後部が収納されるようになっている。
部分流路構成部材43は、特別変動入賞装置4に入賞した遊技球を、裏面構成部材30の下方へ流下させる排出流路を構成するコ字状の流路構成部44と、該流路構成部44の後方に形成され、カバー部38との隙間を埋めるスペーサとして機能する延在部45と、左右側部にあって、外側へ突出するように形成された取付部46,46とを有する。
取付部46,46は前後方向に貫通する開口を有しており、図5に示すように、コ字状の流路構成部44を前側にして、本体部材31に形成された前後方向に沿って前方向に延出するボス47,47をこの開口に挿入するように取り付けることで、部分流路構成部材43が特別変動入賞装置4の下部に収納されるようになっている。また、このボス47は、ボス47の径よりも大きい径を有する基部48の前端部に形成されており、取付部46はこの基部48の前端面に当接した位置で係止されることとなる。これにより、部分流路構成部材43は所定の前後位置に配されることとなる。さらに、部分流路構成部材43を取り付けた後、ボス47,47の前部には後述する第1流路構成部材80、第2流路構成部材90の挿入部80b,90bが固定されるようになっており、これによって部分流路構成部材43が固定されることとなる。
部分流路構成部材43が所定の前後位置に配された状態では、前側に開口するように配されたコ字状の流路構成部44において左右方向に沿って配される後壁をなす後壁面44aが、後述の第1流路構成部材80、第2流路構成部材90における流路形成溝82,92の後壁面と略同じ前後位置に配される。また、コ字状の流路構成部44において後壁面44aの両端部に後壁面44aと直交するように形成され、前後方向に沿って配された側壁面44b,44bの前端部は、後述の第1流路構成部材80、第2流路構成部材90の前端部(流路形成溝82,92の前端部)と略同じ前後位置に配される。すなわち、コ字状の流路構成部44は流路形成溝82,92と同じ前後幅を有する。また、側壁面44b,44bの前端部の前後位置は、本体部材31の前端部と同じ前後位置であって、これによって、コ字状の流路構成部44の前端が遊技盤本体1bの裏面に密着でき、矩形筒状の排出流路が形成されるようになる。
ここで、部分流路構成部材43が配される本体部材31における特別変動入賞装置収納部42の前端は、本体部材31の前端であって遊技盤本体1bの裏面に取り付けられる面よりも、遊技球の直径以上の距離だけ後退した位置にあり、側壁面44b,44bは前端よりも前側に突出するように配されている。これにより、部分流路構成部材43によってここに形成される排出流路で遊技球を裏面構成部材30の下方へ排出できるようになっている。また、この本体部材31の前端が後退した部分であって流路構成部44の左右には、後述の第1流路構成部材80、第2流路構成部材90の排出部86,96が配されるようになっており、同じく遊技球を下方に排出できるようになっている。
以上のことから、本体部材31には、遊技盤1に配設された変動入賞装置(普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置4)の後方を覆うカバー部38を更に一段膨出した状態で形成し、カバー部38の内側に変動入賞装置に入賞した遊技球を流下案内する流路の一部を構成する部分流路構成部材43を備え、部分流路構成部材43は、流路の一部を構成する流路構成部44の後方に当該部分流路構成部材43とカバー部38との間の空間を無くす延在部45を形成したこととなる。
この部分流路構成部材43の上側に収納される特別変動入賞装置4は、遊技盤本体1bに固定されていて、裏面構成部材30を遊技盤本体1bの裏面に取り付けることで、特別変動入賞装置収納部42に収納されるようになっている。この特別変動入賞装置4は、その前部が遊技盤1の前面の遊技領域1aに位置し、前面には上端側が手前側に倒れる方向に回動して大入賞口を開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉4aを有し、特別遊技状態においてこの開閉扉4aを開放することで大入賞口に遊技球が容易に流入するようになっている。
大入賞口の内部は、底面4bが前面側から見て左方向へ下るように傾斜しているとともに、左端部が後方へ延出しており、この後方へ延出した部分がちょうど部分流路構成部材43で形成される排出流路の上部に位置するようになっている。そして、この部分の底面に、排出流路に連通する連通穴(図示略)が形成されている。すなわち、大入賞口に入賞した遊技球はこの連通穴を通って排出流路に至り、裏面構成部材の下方へ排出される。また、連通穴には大入賞口に入賞した遊技球を検出する大入賞口用センサが設けられている。
また、連通穴が形成された部分に隣接して、大入賞口とは独立して上下に貫通する矩形筒状の連通流路49が形成されている。この連通流路49は、特別変動入賞装置4の上部に配される普通変動入賞装置7に入賞した遊技球を、排出流路へ誘導するものである。
また、図3に示すように、特別変動入賞装置4の後部には、開閉扉4aを駆動するための駆動源(例えば、ソレノイド)が配設されているとともに、後端部には配線を接続するためのコネクタ部4dが設けられている。そして、特別変動入賞装置収納部42においては、本体部材31の背面壁に前後に貫通する開口50が形成されており、特別変動入賞装置4のコネクタ部4dがこの開口を通して裏面構成部材30の後方へ露出するようになっている。これによって、本体部材31の後方側に配される中継基板などに接続できるようになっている。
また、図4に示すように、普通変動入賞装置収納部41とされた部分の前面側から見て左側における本体部材31の外周部は、切欠き状に下方に窪むように形成され、ここに取付片配設空間51が形成されている。この取付片配設空間51は、上部裏面構成部材20に形成された取付片22が配される部分であって、後方側からねじ止めを可能とするための空間である。
本体部材31における上述のカバー部38の左右に隣接した部分は、入賞領域に入賞した遊技球を流下案内する遊技球流路83,93を形成する流路構成部材を収納する流路構成部材収納部とされている。この流路構成部材収納部は、裏面構成部材の前面側から見て右側に形成された第1収納部33と左側に形成された第2収納部34とから構成され、第1収納部33には第1流路構成部材80が収納され、第2収納部34には第2流路構成部材90が収納されるようになっている。この第1収納部33、第2収納部34の背面はそれぞれ、略凹凸がなく均等に後方へ膨出している。
また、第1収納部33とされた部分の上部における本体部材31の外周部は、切欠き状に下方へ窪むように形成され、ここに予備空間64が形成されている。この予備空間64は、本体部材31を複数の機種で共通使用可能とするために形成されたものであって、この部分に部材(例えば、モータ)が配設される機種に対しても使用できるようになっている。
さらに、第1収納部33、第2収納部34の上壁は、ここに配される第1流路構成部材80、第2流路構成部材90の厚みの分だけ前後幅が狭くなった切欠部54,54が形成されている。この切欠部54,54も本体部材31を複数の機種で共通使用可能とするためのものであって、遊技盤1における入賞領域の配設位置に応じて、第1流路構成部材80、第2流路構成部材90を本体部材31の上方へ延出して配設することを可能とするものである。なお、この切欠部54,54と対応して、裏面構成部材30の上部に配される上部裏面構成部材20の下側の周囲壁25にも切欠部24,24が形成されており、裏面構成部材30の上方に延出するように配される第1流路構成部材80、第2流路構成部材90は、この切欠部54,24を通って上部裏面構成部材20のセンターケース収納空間21内に延出することとなる。
図4から6に示すように第1流路構成部材80は、その前面側に流路形成壁81が形成されており、この流路形成壁81によって前方に開口した断面がコ字状の流路形成溝82が形成されている。この流路形成溝82は、遊技球の直径以上の深さを有していて、裏面構成部材30を遊技盤本体1bの裏面に取り付けることで、前面側の開口が遊技盤本体1bの裏面で閉鎖されるようになっている。これによって、遊技盤本体1bの裏面と流路形成溝82とで遊技球流路83,83が形成されるようになっている。また、流路形成壁81には、遊技球流路83の内部に突出する複数のリブ84,84,…が形成されており、遊技球流路83を流下する遊技球がこのリブ84,84,…に接触することで、その流下速度が遅くなるようにされている。
このように形成される遊技球流路83,83は各入賞領域に対応して形成されていて、各遊技球流路83の上流側端部は各入賞領域からの遊技球を受け入れ可能な位置に配されるようになっている。すなわち、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,83が形成されている。また、各遊技球流路83は、下流側に形成された集合流路85において合流し、一条の排出部86から排出されるようになっている。
第1流路構成部材80に形成された遊技球流路83,83は、本体部材31の中央部側に配される一方が遊技盤1の中央に形成された第1始動入賞口16に対応した第1始動入賞流路83aとされ、他方が遊技盤1の前面側から見て右側に形成された一般入賞口8に対応した一般入賞流路とされている。また、この各遊技球流路83には、流下する遊技球を検出する遊技球検出センサ(図示略)を取り付けるセンサ固定部88が、集合流路85より上流側に設けられており、それぞれの入賞領域に入賞した遊技球を別々に検出できるようになっている。この遊技球検出センサは、第1流路構成部材80の裏面側からセンサ固定部88に収納されて所定の位置に配されるとともに、センサ固定片88a(図8に図示)によってセンサ固定部88内に固定されている。なお、第1始動入賞口16に入賞した遊技球が流下する第1始動入賞流路83aは、第1流路構成部材80の前面側から見て左上部に流入口83bを有し、この流入口83bに流入した遊技球は、流入口83bの直下に形成されたセンサ固定部88に取り付けられる遊技球検出センサによって検出されるようになっている。そして、この遊技球検出センサによって遊技球が検出されることに基づき、特図の変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。すなわち、この遊技球検出センサは第1始動入賞口16のセンサであり、特図始動入賞口センサをなす。
また、第1流路構成部材80において流路形成溝82が形成された部分は、前面側の左側略半分だけであり、残りの右側半分は流路形成溝82と同じ前後幅を有する空間部89とされ、該空間部の内部には補強のためのリブ89aが形成されている。なお、機種によってはこの空間部89に流路形成溝82を形成し、遊技球流路83を形成することも可能である。
また、図8に示すように第1流路構成部材80の後部には、後方へ突出するリブ80aが形成されており、凹形状の第1収納部33に対して所定の前後位置に第1流路構成部材80が配されるようになっている。すなわち、凹形状の第1収納部33の前後幅は、第1流路構成部材80に形成された流路形成溝82の前後幅よりも大きく、リブ80aが第1収納部33内の後壁に接することで、流路形成溝82が所定の前後位置に配される。この所定の前後位置とは、第1流路構成部材80の前端部(流路形成溝82の前端部)と本体部材31の前端部が一致するような前後位置であって、これによって、第1流路構成部材80が遊技盤本体1bの裏面に密着でき、矩形筒状の遊技球流路83が形成されるようになる。また、これによって第1流路構成部材80が第1収納部33の切欠部54と対応した位置に配されることとなり、切欠部54から本体部材31の上方へ延出することも可能となる。
また、第1流路構成部材80の裏面であって、予備空間64と対応する位置には、該予備空間64を埋めるスペーサ部材65が取り付けられている。このスペーサ部材65を設けることにより、予備空間64内に不正部材が取り付けられることを防止できる。なお、この予備空間64に部材が配設される機種の場合は、このスペーサ部材65を設ける必要はない。
この他に、第1流路構成部材80の裏面には、本体部材31に形成されたボス47,47,…を挿入可能な挿入部80b,80b,…が形成されている。この挿入部80b,80b,…には前後に貫通するねじ穴が形成されており、ボス47,47,…の先端にはねじ止め部が形成されていて、ねじによって第1流路構成部材80を固定できるようになっている。
図4から6に示すように第2流路構成部材90は、基本的には第1流路構成部材80と同様の構成を有しており、前面側に流路形成壁91が形成され、この流路形成壁91によって前方に開口した断面がコ字状の流路形成溝92が形成されている。この流路形成溝92は、遊技球の直径以上の深さを有し、裏面構成部材30を遊技盤本体1bの裏面に取り付けることで、前面側の開口が遊技盤本体1bの裏面で閉鎖されるようになっている。これによって、遊技盤本体1bの裏面と流路形成溝92とで遊技球流路93,93,93が形成されるようになっている。また、流路形成壁91には、遊技球流路93を流下する遊技球の流下速度を遅くするためのリブ94,94,…が突設されている。
この第2流路構成部材90に形成された遊技球流路93,93,93は、遊技盤1の前面側から見て左側に形成された3つの一般入賞口8,8,8に対応して形成されている。また、これらの遊技球流路93,93,93は、下流側にある集合流路95で合流しており、遊技球流路93,93,93を流下した遊技球は集合流路95に至った後、集合流路95の下方に形成された排出部96から排出される。この排出部96には、流下する遊技球を検出する遊技球検出センサ(図示略)を取り付けるためのセンサ固定部98が設けられており、遊技盤1の前面側から見て左側に形成された3つの一般入賞口8,8,8に入賞した遊技球をまとめて検出できるようになっている。この遊技球検出センサは、第2流路構成部材90の裏面側からセンサ固定部98に収納されて所定の位置に配されるとともに、センサ固定片98a(図8に図示)によってセンサ固定部98内に固定されている。
この第2流路構成部材90に形成された3つの一般入賞口8,8,8に対応した遊技球流路93,93,93のそれぞれには、集合流路95よりも上流側に遊技球検出センサを取り付け可能な検出器取付部99,99,99が形成されている。この検出器取付部99,99,99は、遊技機の検査時に用いるものであって、第2流路構成部材90の前面側から遊技球検出センサを収納できるようになっている。これによって各一般入賞口8,8,8に入賞した遊技球を別々に検出でき、入賞口ごとの入賞数を計数できる。なお、通常時には遊技球検出センサは取り付けられていない。
また、図8に示すように第2流路構成部材90の後部にも後方へ突出するリブ90aが形成されていて、このリブ90aが第2収納部34内の後壁に接するようになっている。これにより第2流路構成部材90は、流路形成溝92よりも前後幅が大きい凹形状の第2収納部34に対して、流路形成溝92の前端部と本体部材31の前端部とが一致するように配される。また、これによって、第2流路構成部材90が遊技盤本体1bの裏面に密着し、矩形筒状の遊技球流路93が形成されるようになる。さらに、第2流路構成部材90が第2収納部34の切欠部54と対応した位置に配されることとなり、第2流路構成部材90の上部が切欠部54から本体部材31の上方へ延出するように配される。
この他に、第2流路構成部材90の裏面には、本体部材31に形成されたボス47,47,…を挿入可能な挿入部90b,90b,…が形成されている。この挿入部90b,90b,…には前後に貫通するねじ穴が形成されており、ボス47,47,…の先端にはねじ止め部が形成されていて、ねじによって第2流路構成部材90を固定できるようになっている。
なお、第1流路構成部材80、第2流路構成部材90には、複数の遊技球流路83,93が形成されているが、図8に示すように、これらを収納する第1収納部33、第2収納部34の背面はそれぞれ、略凹凸がなく均等に後方へ膨出している。よって、遊技球流路83,93の数や形状にかかわらず、遊技球流路83,93の後方を平面形状とすることができ、不正部材の取り付けを防止できる。また、このように機種に依存した形状をした遊技球流路83,93を構成する第1流路構成部材80、第2流路構成部材90が本体部材31と別部材であり、選択的に交換可能であることから、本体部材31を複数の機種で共通に使用可能となる。
以上のことから、前面側に入賞領域(一般入賞口8,8,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口16、特別変動入賞装置4)が形成された遊技盤1の後面側に、該入賞領域に入賞した遊技球を所定方向に流下案内する遊技球流路83,93が形成された裏面構成部材30を備えるとともに該裏面構成部材30の後方に電気的制御装置(遊技制御装置19)を配設した遊技機において、裏面構成部材30は、遊技盤1の後面に取り付けられ、前方開口の凹形状を有する本体部材31と、本体部材31の凹部の内部に収納されるとともに、遊技球流路83,93が形成された流路構成部材(第1流路構成部材80、第2流路構成部材90)と、を備え、本体部材31をその前後幅が流路構成部材における遊技球流路83,93の前後幅よりも大きくなるように後方側に膨出形成するとともに複数種の遊技機で共通的に使用可能に構成し、一方、流路構成部材を遊技機別に選択的に交換可能に構成したこととなる。
また、流路構成部材(第1流路構成部材80、第2流路構成部材90)には、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,93が形成され、本体部材31における流路構成部材を収納する収納部(第1収納部33、第2収納部34)は、複数の遊技球流路にかかわらず均等に膨出していることとなる。
また、流路構成部材(第1流路構成部材80、第2流路構成部材90)は、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,93を形成するとともに、該複数の遊技球流路83,93の下流側に当該各遊技球流路83,93からの遊技球を集合させて一条の排出部86,96から排出する集合流路85,95を形成し、排出部86,96に遊技球を検出する検出器(遊技球検出センサ)を備える一方、各遊技球流路93に当該遊技機の検査時において検出器を取り付けるための検出器取付部99を形成したこととなる。
図7,8に示すように、本体部材31の裏面側であって、第1収納部33の裏面側は、中継基板(図示略)が取り付けられた第1中継基板取付部材を配設可能な第1取付部35とされている。この第1取付部35には、後方に突出するボス53,53,53や、配線を通すための前後に貫通した開口55、配線を保持するための配線保持部52、係合部材108,108,108と係合可能な係合穴56が形成されている。
この第1取付部35に取り付けられる第1中継基板取付部材100は、中継基板を取り付け可能な取付面103aを有する取付板部103を備えた中継基板取付部101と、第1取付部35の使用しない部分を埋めるスペーサとしてのスペーサ部102を有している。この第1中継基板取付部材100は、中継基板取付部101がカバー部38に隣接するように配されるとともに、スペーサ部102が中継基板取付部101と側端に位置する制御装置取付部32との間を埋めるように配される。
後側に開口した矩形状の凹部である中継基板取付部101の上下には係止部材104,104が設けられており、この係止部材104,104によって中継基板が後壁をなす取付板部103の取付面103aと平行に保持されるようになっている。なお、係止部材104,104のうち上側の係止部材104は上下に弾性変形可能であり、下側の係止部材104に中継基板の一端を係止させ、ここを支点として後方へ押し込むことで容易に取り付けられるようになっている。
また、中継基板取付部101の取付板部103は前端部よりも後退した位置に形成されており、中継基板取付部101の前面側(本体部材31の第1取付部35と対向する側)にも凹部105が形成されている。この前面側の凹部105は、第1取付部35の開口55を通って後方に導出された配線を通す空間を形成するものである。また、この前面側の凹部105の側壁には、カバー部38の特別変動入賞装置収納部42に形成された開口50に隣接する部分に切欠き状の配線導出口106が形成されており、ここから第1取付部35の開口55を通って後方に導出された配線を外部に導出し、中継基板などに接続できるようになっている。
スペーサ部102は、中継基板取付部101の側部に一体的に形成されており、中継基板取付部101とは逆に前側に開口した矩形状の凹部を有する。このスペーサ部102は、第1取付部35の使用しない部分を埋めるためのものであって、機種によってはこのスペーサ部102が配された部分を中継基板取付部などとして利用することも可能である。
そして、第1中継基板取付部材100における本体部材31の第1取付部35と対向する側には、第1取付部35に形成されたボス53,53,53と対向する位置に、ボス53,53,53の先端部を挿入可能な挿入部107,107,107が形成されている。この挿入部107,107,107のうち、前側に開口した凹部となったスペーサ部102に形成された挿入部107は、凹部の前後幅と同じだけ前方向に延出したボス状に形成されている。
また、中継基板取付部101の取付板部103に形成された挿入部107,107も、取付板部103が前端部よりも後退した位置に形成されていることから、その分だけ前方向に延出するようにボス状に形成されている。これによって、中継基板を取り付けるための取付板部103の取付面103aが裏面構成部材30の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定されるようになる。
また、この挿入部107,107,107には前後に貫通するねじ穴が形成され、ボス53,53,53の先端にはねじ止め部が形成されていて、ねじによって第1中継基板取付部材100を固定できるようになっている。さらに、第1中継基板取付部材100の側部の前端には、第1取付部35に形成された係合穴56,56,56に係合可能な係合部材108,108,108が形成されており、この係合部材108,108,108によっても第1中継基板取付部材100が第1取付部35に固定されるようになっている。
また、本体部材31の裏面側であって、第2収納部34の裏面側は、中継基板が取り付けられた第2中継基板取付部材110を配設可能な第2取付部36とされている。この第2取付部36には、後方に突出するボス57,57や係合部材117,117,117と係合可能な係合穴58,58,58が形成されている。
第2中継基板取付部材110は、中継基板を取り付け可能な取付面113aを有する取付板部113を備え、後側に開口した矩形状の凹部である中継基板取付部111を備えている。この中継基板取付部111は、上述の第1中継基板取付部材100の中継基板取付部101と同様の構成を有するものであって、中継基板取付部111の上下には係止部材112,112が設けられており、この係止部材112,112によって中継基板が後壁をなす取付板部113の取付面113aと平行に保持されるようになっている。
また、中継基板取付部111の取付板部113は前端部よりも後退した位置に形成されており、中継基板取付部111の前面側(本体部材31の第2取付部36と対向する側)にも凹部115が形成されている。これによって、中継基板を取り付けるための取付板部113の取付面113aが裏面構成部材30の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定されるようになる。
そして、この凹部115には、第2取付部36に形成されたボス57,57と対向する位置に、ボス57,57の先端部を挿入可能な挿入部116,116が、取付板部113が後退した分だけ前方向に延出するようにボス状に形成されている。また、この挿入部116,116には前後に貫通するねじ穴が形成され、ボス57,57の先端にはねじ止め部が形成されていて、ねじによって第2中継基板取付部材110を固定できるようになっている。さらに、第2中継基板取付部材110の側部の前端には、第2取付部36に形成された係合穴58,58,58に係合可能な係合部材117,117,117が形成されており、この係合部材117,117,117によっても第2中継基板取付部材110が第2取付部36に固定されるようになっている。
なお、取付板部を裏面構成部材から所定間隔を設けた位置に取り付けることで、取付面を裏面構成部材から所定間隔を設けた位置に配するようにしているが、取付板部を肉厚の部材で形成することによって、取付面を裏面構成部材から所定間隔を設けた位置に配するようにしても良い。
以上のことから、裏面構成部材30の背面に、中継基板を取り付けるための中継基板取付部材(第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110)を配設し、中継基板取付部材は、中継基板を取り付けるための取付面103a,113aを裏面構成部材30の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定したこととなる。
また、本体部材31の左右側端部は、裏面構成部材30の後方に遊技制御装置19を取り付けるための制御装置取付部32とされている。この制御装置取付部32を構成する本体部材31の裏面側から見て左側の側端部には軸受部59,59が形成されており、この軸受部によって、遊技制御装置19を収納したボックス19aの前面側に形成された上下方向に沿って延在する回動軸19b、19b(図2に図示)が回動可能に保持されるようになっている。これによって、遊技制御装置19を収納したボックス19aが、左右方向に扉状に回動可能に軸支されるようになっている。また、制御装置取付部32を構成する本体部材31の裏面側から見て右側の側端部には係止部60が形成されており、遊技制御装置19を収納したボックス19aの前面側に形成された係止部材(図示略)をこの係止部60に係止することで、遊技制御装置19が裏面構成部材30の裏面側に固定されることとなる。
この制御装置取付部32は、本体部材31の裏面側において最も大きく後方に膨出した部分であり、さらには、本体部材31の裏面側に取り付けられた第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110の後端部よりも後方へ突出している。よって、遊技制御装置19を収納したボックス19aを裏面構成部材30の裏面側に固定しても、第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110や、裏面構成部材30の後部と干渉しないようになっている。
以上のような構成を有する裏面構成部材30においては、複数の機種で共通使用可能な本体部材31に対して、機種に応じた第1流路構成部材80、第2流路構成部材90や第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110を選択的に取り付けることで、複数の機種に使用することができる。すなわち、上述した実施形態における第1流路構成部材80、第2流路構成部材90、第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110の形状や配設態様は一例であって、これに限られるものではない。
例えば、第1収納部33、第2収納部34には、遊技盤1に形成された入賞領域の位置にあわせた第1流路構成部材80、第2流路構成部材90を取り付ければ良く、さらには、入賞領域がなく、流路構成部材を配設する必要がない場合はスペーサ部材を配設して不正部材の取り付けを防止するようにする。また、第1取付部35、第2取付部36も中継基板の数にあわせて第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110を取り付ければ良く、使用しない場合はスペーサ部材を配設して不正部材の取り付けを防止するようにする。また、これら第1収納部33、第2収納部34、第1取付部35、第2取付部36には、流路構成部材や中継基板取付部材を取り付けるだけでなく、制御装置や駆動源などを取り付けるようにしても良い。また、その他の部材の形状や、配設位置もこれに限られるものではない。
以上ような遊技機は、前面側に入賞領域(一般入賞口8,8,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口16、特別変動入賞装置4)が形成された遊技盤1の後面側に、該入賞領域に入賞した遊技球を所定方向に流下案内する遊技球流路83,93が形成された裏面構成部材30を備えるとともに該裏面構成部材30の後方に電気的制御装置(遊技制御装置19)を配設した遊技機であって、裏面構成部材30は、遊技盤1の後面に取り付けられ、前方開口の凹形状を有する本体部材31と、本体部材31の凹部の内部に収納されるとともに、遊技球流路83,93が形成された流路構成部材(第1流路構成部材80、第2流路構成部材90)と、を備え、本体部材31をその前後幅が流路構成部材における遊技球流路83,93の前後幅よりも大きくなるように後方側に膨出形成するとともに複数種の遊技機で共通的に使用可能に構成し、一方、流路構成部材を遊技機別に選択的に交換可能に構成している。
したがって、裏面構成部材30が後方に膨出した形状となり、電気的制御装置を取付作業などに支障が生ずるほど前方に取り付けなくても裏面構成部材30と電気的制御装置との間の隙間を無くすことができ、その隙間に不正部材が取り付けられることを防止できる。
また、裏面構成部材30は、ベースとなる本体部材31を各機種で共通に使用できるようにして、比較的小型の流路構成部材だけを機種毎に交換できるように構成したので、流路構成部材だけを機種に応じて設計変更すればよく、その製作の手間を省ける。さらに、本体部材31を大量生産してコストを低減することができる上、流路構成部材の小型化により成型用金型を小型化することができる。
また、流路構成部材(第1流路構成部材80、第2流路構成部材90)には、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,93が形成され、本体部材31における流路構成部材を収納する収納部(第1収納部33、第2収納部34)は、複数の遊技球流路にかかわらず均等に膨出している。
したがって、流路構成部材には、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,93が形成され、本体部材31における流路構成部材を収納する収納部は、複数の遊技球流路にかかわらず均等に膨出したので、不正部材の取り付けを困難にすることができる。すなわち、複数の遊技球流路83,93毎に収納部を形成すると、本体部材31の背面には各流路間で凹凸が形成され、その凹部に不正部材を取り付けられてしまう可能性があるが、その部分を均等に膨出形成することで、不正部材を取り付けるスペースを無くすことができる。
また、裏面構成部材30の背面に、中継基板を取り付けるための中継基板取付部材(第1中継基板取付部材100、第2中継基板取付部材110)を配設し、中継基板取付部材は、中継基板を取り付けるための取付面103a,113aを裏面構成部材30の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定している。
したがって、裏面構成部材30の背面に中継基板を取り付けるための中継基板取付部材を配設したので、中継基板を備えることにより裏面構成部材30と電気的制御装置との間の隙間を更に無くすことが可能となる。
また、中継基板取付部材は、中継基板を取り付けるための取付面103a,113aを裏面構成部材30の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定したので、中継基板取付部材の前後方向の厚さを増やすことができ、さらに隙間を無くすことができる。
また、流路構成部材(第1流路構成部材80、第2流路構成部材90)は、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,93を形成するとともに、該複数の遊技球流路83,93の下流側に当該各遊技球流路83,93からの遊技球を集合させて一条の排出部86,96から排出する集合流路85,95を形成し、排出部86,96に遊技球を検出する検出器(遊技球検出センサ)を備える一方、各遊技球流路93に当該遊技機の検査時において検出器を取り付けるための検出器取付部99を形成している。
したがって、流路構成部材は、異なる入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の遊技球流路83,93を形成するようにしたので、複数の流路を機種毎に正確に形成することが可能となる。
また、複数の遊技球流路83,93の下流側に各遊技球流路83,93からの遊技球を集合させて一条の排出部86,96から排出する集合流路85,95を形成し、排出部86,96に遊技球を検出する検出器を備えるので、各入賞領域に入賞した遊技球の全てを確実に検出することができる。
また、各遊技球流路93に当該遊技機の検査時において検出器を取り付けるための検出器取付部99を形成したので、検出器を容易に取り付けることが可能となる。
また、本体部材31には、遊技盤1に配設された変動入賞装置(普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置4)の後方を覆うカバー部38を更に一段膨出した状態で形成し、カバー部38の内側に変動入賞装置に入賞した遊技球を流下案内する流路の一部を構成する部分流路構成部材43を備え、部分流路構成部材43は、流路の一部を構成する流路構成部44の後方に当該部分流路構成部材43とカバー部38との間の空間を無くす延在部45を形成している。
したがって、本体部材31には、遊技盤1に配設された変動入賞装置の後方を覆うカバー部38を更に一段膨出した状態で形成したので、ピアノ線やセル等を挿入して不正に変動入賞装置を開放する等の不正を防止することができる。
また、カバー部38の内側に変動入賞装置に入賞した遊技球を流下案内する流路の一部を構成する部分流路構成部材43を備えたので、カバー部38が後方に大きく膨出しても変動入賞装置に入賞した遊技球を確実に所定箇所に案内することが可能となる。
また、部分流路構成部材43は、流路の一部を構成する流路構成部44の後方に当該部分流路構成部材43とカバー部38との間の空間を無くす延在部45を形成したので、カバー部38の内部に隙間が形成されてしまうことを防止でき、この部分に不正部材を隠すことを防止できる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技盤の正面図である。 遊技盤の裏面側を示す斜視図である。 上部裏面構成部材を取り外した状態の遊技盤の裏面側を示す斜視図である。 上部裏面構成部材および裏面構成部材の前面側を示す斜視図である。 裏面構成部材および特別変動入賞装置の前面側を示す斜視図である。 裏面構成部材の前面側を示す分解斜視図である。 裏面構成部材の裏面側を示す斜視図である。 裏面構成部材の裏面側を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
4 特別変動入賞装置(入賞領域、変動入賞装置)
7 普通変動入賞装置(入賞領域、変動入賞装置)
8 一般入賞口(入賞領域)
16 第1始動入賞口(入賞領域)
19 遊技制御装置(電気的制御装置)
30 裏面構成部材
31 本体部材
33 第1収納部(収納部)
34 第2収納部(収納部)
38 カバー部
43 部分流路構成部材
44 流路構成部
45 延在部
80 第1流路構成部材(流路構成部材)
83 遊技球流路
85 集合流路
86 排出部
90 第2流路構成部材(流路構成部材)
93 遊技球流路
95 集合流路
96 排出部
99 検出器取付部
100 第1中継基板取付部材(中継基板取付部材)
103a 取付面
110 第1中継基板取付部材(中継基板取付部材)
113a 取付面

Claims (4)

  1. 前面側に入賞領域が形成された遊技盤の後面側に、該入賞領域に入賞した遊技球を所定方向に流下案内する遊技球流路が形成された裏面構成部材を備えるとともに該裏面構成部材の後方に電気的制御装置を配設した遊技機において、
    前記裏面構成部材は、
    前記遊技盤の後面に取り付けられ、前方開口の凹形状を有する本体部材と、
    前記本体部材の凹部の内部に収納されるとともに、前記遊技球流路が形成された流路構成部材と、
    を備え、
    前記本体部材をその前後幅が前記流路構成部材における遊技球流路の前後幅よりも大きくなるように後方側に膨出形成するとともに複数種の遊技機で共通的に使用可能に構成し、一方、前記流路構成部材を遊技機別に選択的に交換可能に構成し
    前記流路構成部材は、
    複数の入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の第1遊技球流路が形成され、該各遊技球流路に遊技球を検出する検出器を備えた第1流路構成部材と、
    前記複数の入賞領域とは異なる複数の入賞領域から入賞した遊技球を個別に流下案内する複数の第2遊技球流路が形成されるとともに前記複数の第2遊技球流路の下流側に当該各第2遊技球流路からの遊技球を集合させて一条の排出部から排出する集合流路が形成され、該排出部に前記集合された遊技球を検出する検出器を備えた第2流路構成部材と、
    を含んでいることを特徴とする遊技機。
  2. 前記裏面構成部材の背面であって前記電気的制御装置の前方に、中継基板を取り付けるための中継基板取付部材を配設し、
    前記中継基板取付部材は、前記中継基板を取り付けるための取付面を前記裏面構成部材の背面から後方側に所定距離を有する位置に設定したことを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記第2流路構成部材は前記複数の遊技球流路の各々に当該遊技機の検査時において検出器を取り付けるための検出器取付部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記本体部材には、前記遊技盤に配設された変動入賞装置の後方を覆うカバー部を更に一段膨出した状態で形成し、
    前記カバー部の内側に前記変動入賞装置に入賞した遊技球を流下案内する排出流路の一部を構成する部分流路構成部材を備え、
    前記部分流路構成部材は、前記排出流路の一部を構成する流路構成部の後方に当該部分流路構成部材と前記カバー部との間の空間を無くす延在部を形成して、前記排出流路を前記遊技球流路の同じ前後位置に配設するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の遊技機。
JP2006105260A 2006-04-06 2006-04-06 遊技機 Expired - Fee Related JP4521374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006105260A JP4521374B2 (ja) 2006-04-06 2006-04-06 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006105260A JP4521374B2 (ja) 2006-04-06 2006-04-06 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007275286A JP2007275286A (ja) 2007-10-25
JP4521374B2 true JP4521374B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=38677432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006105260A Expired - Fee Related JP4521374B2 (ja) 2006-04-06 2006-04-06 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4521374B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5391686B2 (ja) * 2008-12-25 2014-01-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP5450290B2 (ja) * 2010-06-30 2014-03-26 株式会社ニューギン 遊技機
JP5406156B2 (ja) * 2010-10-08 2014-02-05 株式会社ニューギン 遊技機
JP5422533B2 (ja) * 2010-10-08 2014-02-19 株式会社ニューギン 遊技機
JP5508219B2 (ja) * 2010-10-08 2014-05-28 株式会社ニューギン 遊技機
JP5959091B2 (ja) * 2011-12-16 2016-08-02 サミー株式会社 弾球遊技機
JP5874069B2 (ja) * 2012-12-05 2016-03-01 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP5700101B2 (ja) * 2013-10-17 2015-04-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP6021207B2 (ja) * 2015-09-04 2016-11-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6504186B2 (ja) * 2017-02-13 2019-04-24 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004275628A (ja) * 2003-03-19 2004-10-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2004305544A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2005034232A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Olympia:Kk 弾球遊技機
JP2006026203A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sophia Co Ltd 遊技機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10286356A (ja) * 1997-04-14 1998-10-27 Sophia Co Ltd 遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004275628A (ja) * 2003-03-19 2004-10-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2004305544A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2005034232A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Olympia:Kk 弾球遊技機
JP2006026203A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sophia Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007275286A (ja) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4521374B2 (ja) 遊技機
JP4978772B2 (ja) パチンコ機
JP5055545B2 (ja) 遊技機
JP4563781B2 (ja) 遊技機
JP4698522B2 (ja) 遊技機
JP5754107B2 (ja) 遊技機
JP5024748B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2012183405A (ja) 遊技機
JP6674097B2 (ja) 遊技機
JP4417302B2 (ja) 遊技機
JP4698523B2 (ja) 遊技機
JP2007319181A (ja) パチンコ遊技機
JP5507961B2 (ja) 遊技機
JP5130556B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4122728B2 (ja) 遊技機
JP2007209591A (ja) 弾球遊技機
JP2012143627A (ja) 遊技機
JP4448839B2 (ja) 遊技機
JP5099293B2 (ja) 遊技機
JP4928162B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4993073B2 (ja) 遊技機
JP2012143626A (ja) 遊技機
JP5083550B2 (ja) 遊技機
JP5972414B2 (ja) 弾球遊技機
JP4625250B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4521374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees