JP4521249B2 - 圧縮木製品および当該圧縮木製品の製造方法 - Google Patents

圧縮木製品および当該圧縮木製品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮した木材を用いて形成される圧縮木製品および当該圧縮木製品の製造方法に関する。
近年、木材を圧縮することによって所定の形状に加工する技術が注目されている。自然素材である木材はさまざまな木目を有するため、原木である無垢材から形取る箇所に応じて個体差が生じ、その個体差が製品ごとの個性となる。また、長期の使用によって生じる傷や色合いの変化自体も、独特の風合いとなって使用者に親しみを生じさせることがある。これらの理由により、合成樹脂や軽金属を用いた製品にはない、個性的で味わい深い製品を生み出すことのできる素材として、木材が注目されている。
従来、木材の圧縮加工技術として、吸水軟化した一枚の木材を圧縮し、その木材を圧縮方向と略平行に切断して板状の一次固定品を得た後、この一次固定品を加熱吸水させながら所定の三次元形状に成形する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、軟化処理した状態で圧縮した一枚の木材を所定の型枠で仮固定し、この木材の回復を型内で行って型成形する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特許第3078452号公報 特開平11−77619号公報
一般に木材は繊維方向を有しており、この繊維方向に応じて強度にも方向性がある。このため、木材を形取ったときに木材の繊維方向がその木材の肉厚方向に対して略平行となる部分などは木材繊維が短くならざるを得ず、たとえ圧縮加工を行ったとしても他の箇所に比べて強度が弱くなり、一つの製品として見た場合に強度の弱い場所や方向が存在してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、如何なる三次元形状をなす場合であっても場所や方向によらずに一様な強度を有する圧縮木製品および当該圧縮木製品の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る圧縮木製品は、圧縮加工された木材から成り、長手方向の一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部と、前記主板部の長手方向に沿って前記主板部と略直交する方向に立ち上って延出する略同形の二つの側板部とを有し、前記主板部が曲面をなす端部が略椀形状である一方、前記主板部が平板状をなす端部が前記長手方向と直交する凹型形状の端面を有する第1の部材と、平板状の直方体形状をなし、前記第1の部材と接合される第2の部材と、を備え、前記第1の部材をなす木材の繊維方向は、前記第1の部材の長手方向に略平行であるとともに、前記第1の部材の肉厚方向と交差し、前記第2の部材の表面のうち前記凹型形状をなす前記第1の部材の端面と対向して接する表面は、前記第1の部材の長手方向略直交することを特徴とする。
また、本発明に係る圧縮木製品は、上記発明において、前記第2の部材は、圧縮して平板状の直方体形状に加工した木材から成り、前記第2の部材をなす木材の繊維方向は、前記第2の部材の長手方向に略平行であるとともに、前記第2の部材の肉厚方向と略直交することを特徴とする。
また、本発明に係る圧縮木製品の製造方法は、圧縮加工された木材から成る第1の部材と、平板状の直方体形状をなして前記第1の部材と組み合わされる第2の部材とを備える圧縮木製品の製造方法であって、木材の繊維方向が当該木材の長手方向に略平行であるとともに、当該木材の肉厚方向と交差するように前記第1の部材となる木材を形取る工程と、この形取った木材を圧縮し、長手方向の一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部と、前記主板部の長手方向に沿って前記主板部と略直交する方向に立ち上って延出する略同形の二つの側板部とを有し、前記主板部が曲面をなす端部が略椀形状である一方、前記主板部が平板状をなす端部が前記長手方向と直交する凹型形状の端面を有する形状に加工することによって前記第1の部材を形成する工程と、前記第2の部材の表面のうち一つの表面を前記凹型形状をなす前記第1の部材の端面と対向して接した状態で接合する工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る圧縮木製品の製造方法は、上記発明において、木材の繊維方向が当該木材の長手方向に略平行であるとともに、当該木材の肉厚方向と略直交するように前記第2の部材となる木材を形取り、この形取った木材を圧縮して平板状の直方体形状に加工することによって前記第2の部材を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、圧縮加工された木材から成り、長手方向の一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部と、主板部の長手方向に沿って主板部と略直交する方向に立ち上って延出する略同形の二つの側板部とを有し、主板部が曲面をなす端部が略椀形状である一方、主板部が平板状をなす端部が長手方向と直交する凹型形状の端面を有する第1の部材と、平板状の直方体形状をなし、第1の部材と接合される第2の部材とを備え、第1の部材をなす木材の繊維方向は、第1の部材の長手方向に略平行であるとともに、第1の部材の肉厚方向と交差し、第2の部材の表面のうち凹型形状をなす第1の部材の端面と対向して接する表面は、第1の部材の長手方向と略直交するため、場所や方向によらずに一様な強度を有する圧縮木製品および当該圧縮木製品の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の構成を示す分解斜視図である。同図に示す圧縮木製品1は、片側が略椀形状をなす主部材11(第1の部材)と平板状の副部材12(第2の部材)とを備え、この両部材が接合されて成る。
主部材11は、長手方向に沿って一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部11aと、この主板部11aの長手方向に沿ってその主板部11aと略直交する方向に立ち上がって延出する略同形の二つの側板部11bおよび11cを有する。主部材11のうち副部材12と接合する端面は凹型形状をなす。この主部材11は圧縮された木材から成り、その木材繊維方向L11は主部材11の長手方向に略平行である。また、木材繊維方向L11は、主部材11の全ての箇所で肉厚方向と交差している。
副部材12は直方体形状をなし、主部材11と同様に圧縮された木材から成る。この副部材12の木材繊維方向L12は、副部材12の長手方向に略平行であるとともに副部材12の肉厚方向と略直交している。したがって、主部材11、副部材12ともに、木材繊維が寸断されて強度が極端に弱くなるような場所や方向は見られず、主部材11と副部材12を接合して成る圧縮木製品1も、曲げや引張り等に対する強度がどの部分でも高くかつ一様となっている。
次に、以上の構成を有する圧縮木製品1の製造方法を説明する。まず、主部材11および副部材12の原材料である木材を、後述する圧縮工程によって減少する分の容積を予め加えた分だけ無圧縮状態の無垢材から形取る。
図2は、主部材11および副部材12を無垢材から形取る状況を模式的に示す説明図である。同図に示すように、主部材11については、その主板部11aの長手方向が無垢材41の木材繊維方向Lに略平行となるように形取る。この場合、主部材11の主板部11a表面のなす曲面は最終形状に比べてなだらかな曲面であるため、主部材11の肉厚方向と木材繊維方向Lは概ね交差する。特に主板部11aの曲面をなす部分以外では、その肉厚方向と木材繊維方向Lは略直交するように形取られる。
副部材12についても、その長手方向が無垢材41の木材繊維方向Lに対して略平行となるように形取る。この副部材12は直方体形状をなすため、その肉厚方向は木材繊維方向Lと略直交する。
なお、図2に示す場合、主部材11および副部材12ともに最も面積が大きい表面が柾目面をなすが、主部材11と副部材12の形取り方はこの場合に限られるわけではない。すなわち、主板部11aの長手方向および副部材12の長手方向が無垢材41の木材繊維方向Lに略平行であれば無垢材41の如何なる部分を形取ってもよく、例えば、主部材11および副部材12の最も面積が大きい表面が板目面や追柾面であってもよい。このように、主部材11および副部材12の無垢材41からの形取りについては、圧縮木製品1に要求される強度や美観等の条件を考慮して最適なものを採用する。
上述したように、本実施の形態に係る圧縮木製品の製造方法は、形取った木材の表面が如何なる面をなすかに依存しない。このため、図面で主部材11および副部材12を記載する際には、それぞれの木目を省略している。
なお、この実施の形態で使用する無垢材41は、檜、檜葉、桐、杉、松、桜、欅、黒檀、チーク、マホガニー、ローズウッドなどである。これらの無垢材41は、本発明の全ての実施の形態で使用することができ、圧縮木製品の用途に応じて最適な種類を選択する。
続いて、主部材11を所定の形状に圧縮する圧縮工程について説明する。図3は、この圧縮工程の概要を示す説明図である。また、図4は、主部材11を圧縮している状況を示す縦断面図(図3のA−A線断面に相当)である。これらの図3および図4に示すように、圧縮時に主部材11の上方から主部材11に対して圧縮力を加える金型51は、下方に突出して主部材11の内側面の形状に相当する凸部52を有する。これに対し、圧縮時に主部材11の下方から主部材11に対して圧縮力を加える金型61は、下方に窪んで主部材11の外側面の形状に相当する凹部62を有する。
この圧縮工程を行うに際して、まず主部材11を高温高圧の水蒸気雰囲気中に所定時間放置する。これにより、主部材11は過剰に水分を吸収して軟化する。その後、同じ水蒸気雰囲気中で二つの金型51および61のうち少なくともいずれか一方の金型を他方の金型に近づけるようにして主部材11を挟持、圧縮する。この結果、主部材11は、凸部52と凹部62の隙間に相当する三次元形状に変形する。図4に示す場合、圧縮後の主部材11の肉厚rは、ほぼ均一となる。
無垢材41から形取った主部材11の肉厚をRとすると、この圧縮工程による主部材11の圧縮率Cは(R−r)/Rで与えられる。この圧縮率Cの具体的な数値例は0.5〜0.7程度である。
図4に示す状態で所定時間放置した後、金型51と金型61を離間させて圧縮を解除し、水蒸気雰囲気を解いて主部材11を乾燥させる。なお、主部材11をなす木材の材質によっては、二つの金型51と61を離間すると元の形状に戻ってしまう場合もある。この場合には、金型51および61で主部材11を挟持した状態で圧縮を解除して乾燥を行う。主部材11の乾燥時間は、その形状や種類に応じて最適な値に設定する。
ここまで主部材11の圧縮工程について説明してきたが、副部材12の圧縮工程も同様である。すなわち、無垢材41から形取った副部材12を高温高圧の水蒸気雰囲気中で所定時間放置し、その後、所望の形状に変形するための二つの金型(金型51および61とは異なる)によって副部材12を挟持し、圧縮力を加えて所定時間経過させる。この圧縮工程の後、副部材12に対する圧縮を解いて乾燥させることにより、副部材12の最終形状を得る。
最後に、以上の圧縮工程を経て成形された主部材11と副部材12とを組み立てることにより、圧縮木製品1が完成する。この組み立てを行う際には、主部材11と副部材12の互いに接する部分に接着剤を塗布して接合する。なお、主部材11と副部材12の互いに他の部材と接する平面のうち、例えば主部材11の方には溝部を設ける一方、副部材12の方にはその溝部に嵌合可能な突出部を設けておき、接合時にその溝部と突出部を嵌合して位置合わせを行う構成にしてもよい。
また、主部材11および副部材12の一方の部材の端面から接合時に他方の部材方向に突出する複数の突出部を形成し、他方の部材にはその複数の突出部の各々を嵌合可能な複数の溝部を形成し、接合時に対応する突出部と溝部とを嵌合するようにしてもよい。この突出部と溝部には同径の孔部を設け、主部材11と副部材12を接合したときに互いに嵌合しあう突出部と溝部の孔部の位置が一致するようにしておけば、その孔部にボルトを挿通してナットで締結したり、ゴムブッシュ等の緩衝部材を圧入したりすることによって主部材11と副部材12を一体化して固定することができる。この場合には、接合する面に接着剤を塗布しなくてもよい。
このように、主部材11と副部材12を組み立てる際には、木材同士を安定的に固定するために通常用いられるさまざまな技術を適用可能である。
ここで、比較例として、圧縮木製品1と同形状の圧縮木製品を一枚の木材から製造する場合を考える。図5は、一枚の木材から成る圧縮木製品の構成を示す斜視図である。同図に示す圧縮木製品71は圧縮木製品1と同形状をなし、主板部71a(圧縮木製品1の主板部11aに相当)、側板部71bおよび71c(それぞれ側板部11bおよび11cに相当)に加えて、副部材12に相当する側板部71dを有する。
この圧縮木製品71を無垢材41から形取ると、側板部71dの木材繊維方向Ldが主板部71aの木材繊維方向Laに略平行となる。この結果、側板部71dの木材繊維は側板部71dの肉厚方向と略平行になって短くなり、この部分が他の部分と比較して強度的に弱くなってしまう。これに加えて、主板部71aから側板部71dの境界で湾曲する湾曲部71eの外側面の湾曲角度は90度程度と急角度であるため、加工の難易度も高い上、上記同様に金型を用いた圧縮工程を行うと、その湾曲部71eの外側面に曲げによるバリやわれが生じやすい。
これに対して圧縮木製品1の場合には、副部材12の木材繊維方向L12がその長手方向に略平行であってその肉厚方向に略直交するので、木材繊維の長さも圧縮木製品71の側板部71dに比べて長くとることができる。したがって、本実施の形態における副部材12の強度は、比較例における側板部71dの強度に比べて極めて高くすることができる。さらに、加工時に曲げの角度が急になるところは、予め別の木材を用いて形成すればよいので、一枚の木材から形成する場合のようにバリや割れを生じることがない。
この例からも明らかなように、本実施の形態に係る圧縮木製品は、三次元形状を複数の部分に分割して形成することにより、一枚の木材から加工した場合とは異なり、複数の部分を構成する各々の木材が、極端に強度の弱い部分や方向を持たないため、それらを組み合わせた製品全体としても場所や方向によらず高くかつ一様な強度を有し、成形も容易である。また、加工後にバリや割れ等の不具合を生じる恐れもない。
図6は、上記の如く形成された圧縮木製品1の一適用例を示すものであり、より具体的には、この実施の形態に係る圧縮木製品を用いてデジタルカメラの外装材を形成した場合のデジタルカメラの外観構成を示す斜視図である。同図に示すデジタルカメラ81は、圧縮木製品1に開口部等を設けることによってそれぞれ形成した二つのカバー部材2および3が組み合わさって外装材をなす。
図7は、デジタルカメラ81の外装材の概略構成を示す斜視図である。この図7に示すように、デジタルカメラ81の外装材は、カバー部材2および3に開口部や切り欠きを設けたものを向かい合わせることによって形成される。このため、カバー部材2および3は、開口部や切り欠きの有無を除いて圧縮木製品1と同じ構成を有する。
各カバー部材のさらに具体的な構成を説明する。カバー部材2は主部材21と副部材22とを備える。主部材21は、圧縮木製品1の主部材11と同様、主板部21a、ならびに側板部21bおよび21cを有する。このうち主板部21aには、撮像レンズを有する撮像部4を表出する円筒形状の開口部211およびフラッシュ5を表出する直方体形状の開口部212が形成されている。また、側板部21cには半円筒形状をなす切り欠き213が形成されている。
他方、カバー部材3は主部材31と副部材32とを備える。主部材31は主板部31a、側板部31bおよび31cを有する。このうち主板部31aには、画像情報や文字情報を表示するために液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、または有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等を用いて実現される表示部6を表出する直方体形状の開口部311が形成されている。また、側板部31bには半円筒形状の切り欠き313が形成されている。
なお、カバー部材2および3に形成される開口部や切り欠きは、無垢材41から形取る際に一括して形成してもよい。また、上述した開口部や切り欠き以外にも、ファインダや操作入力ボタンを表出するための開口部や切り欠きを設けてもよいし、デジタルカメラ81の内部に設けられるスピーカが発生する音声を外部に出力するために複数の小さい孔が穿設されて成る音声出力孔部を設けてもよい。さらに、USB等の接続用端子、xDピクチャーカードやスマートメディア等の外部記憶媒体を装着する装着用デバイス、および電源等の差込用ジャック等の接続デバイスを表出する開口部等を設けてもよい。
以上の構成を有するカバー部材2および3を用いてデジタルカメラ81を組み立てると、カバー部材2の切り欠き213とカバー部材3の切り欠き313が向かい合って円筒形状の開口部233を形成し、シャッターボタン7を表出する。
デジタルカメラ81を組み立てる際のカバー部材2とカバー部材3の接合は、主部材21と副部材22、および主部材31と副部材32をそれぞれ接合するのと同様であり、互いの接合する表面に接着剤を塗布して行う。この後、二つのカバー部材2および3の接合した境界部分の外周を弾性部材等から成る封止部材を用いて封止してもよい。また、接合部分となる二つのカバー部材2および3の端部のうちいずれか一方のカバー部材の端部に溝部を穿設し、他方のカバー部材の端部にはその溝部に嵌合可能な突出部を形成し、接合時に両者を嵌合するようにしてもよい。
図8は図6のB−B線断面図であり、デジタルカメラ81の内部の概略構成を示す図である。この図8に示すように、デジタルカメラ81の内部には、撮像処理等に関する駆動制御を行う制御回路、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子、および音声の入出力を行うマイクロフォンやスピーカを含む電子的部材を備える制御部8が収納されている。このうち制御回路は、演算および制御機能を有するCPU(Central Processing Unit)、および所定のOS(Operation System)を起動するプログラム等の各種情報を記憶するフラッシュメモリなどによって実現される。
以上説明したように、この実施の形態に係る圧縮木製品をデジタルカメラ等の電子機器に適用すると、その電子機器の外観に影響を及ぼさずに外装材として必要な強度を得ることができる。また、外装材表面をなす木材が有する木目や凹凸が滑り止めの役目を果たすため、電子機器を手にとって操作するときの操作性を向上させることができる。
なお、二つの副部材22および32を一つの木材を圧縮加工することによって実現してもよい。この場合には外装材の部品点数や接合工程を削減することができるため、デジタルカメラ等の電子機器を大量生産する上で好適である。
ところで、この実施の形態に係る圧縮木製品を外装材として適用可能な電子機器は、デジタルカメラの他に、携帯電話、PHSまたはPDA等の携帯型通信端末、MD、CD、DVDまたはカセットテープ等の音声記録媒体を装着して音声を出力する携帯型オーディオ装置、ICレコーダ、携帯型テレビ、携帯型ラジオ、各種家電製品のリモコン、デジタルビデオなどがある。また、この実施の形態に係る圧縮木製品は、電子機器の外装材以外の用途にも適用可能である。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、圧縮加工された木材から成り、長手方向の一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部と、主板部の長手方向に沿って主板部と略直交する方向に立ち上って延出する略同形の二つの側板部とを有し、主板部が曲面をなす端部が略椀形状である一方、主板部が平板状をなす端部が長手方向と直交する凹型形状の端面を有する第1の部材と、平板状の直方体形状をなし、第1の部材と接合される第2の部材とを備え、第1の部材をなす木材の繊維方向は、第1の部材の長手方向に略平行であるとともに、第1の部材の肉厚方向と交差し、第2の部材の表面のうち凹型形状をなす第1の部材の端面と対向して接する表面は、第1の部材の長手方向と略直交するため、場所や方向によらずに一様な強度を有する圧縮木製品および当該圧縮木製品の製造方法を提供することができる。
なお、この実施の形態に係る圧縮木製品の形状は上述したものに限られるわけではない。また、圧縮木製品を構成する木材の枚数がその圧縮木製品のなす三次元形状に応じて変化することはいうまでもない。
ここまで、本発明を実施する上で最良と思われる一実施の形態を詳述してきたが、本発明はこの実施の形態によってのみ限定されるものではない。
例えば、上述した圧縮木製品において主部材と副部材のうちいずれか一方を金属(アルミニウム、チタン、鉄、ステンレス等)によって形成してもよいし、熱可塑性樹脂(ポリアミド、ポリアセタール、ポリエステル、ポリカーボネート、ABS等に加えて、それらをガラス繊維などで強化した強化樹脂も含む)によって形成してもよい。また、主部材と副部材のうちいずれか一方を、金属および熱可塑性樹脂のうち少なくともいずれか一方を含む物質から形成してもよい。これらの場合には、木材から成る方の部材の木材繊維方向に関わらず、圧縮木製品の強度を向上させることができる。
より一般には、本発明に係る圧縮木製品を、複数の木材と金属および熱可塑性樹脂のうち少なくともいずれか一方を含む材質の部材とを適当に組み合わせることによって構成することが可能である。この場合にも、上記同様に圧縮木製品の強度を向上させることができる。
また、圧縮加工後の木材の表面を焼成してもよい。このように木材の表面を焼成することにより、その表面に生じる炭化層は導電体となり、金属と比較して格段に軽量な電磁シールド材となるので、携帯型の電子機器用外装材として好適である。
以上の説明からも明らかなように、本発明は、ここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の構成を示す分解斜視図である。 木材を無圧縮状態の無垢材から形取る状況を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の製造方法における圧縮工程の概要を示す説明図である。 圧縮工程における木材圧縮時の状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態の比較例に係る圧縮木製品として、一枚の木材から形成した圧縮木製品の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品を外装材として適用したデジタルカメラの外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の構成を示す斜視図である。 図6のB−B線断面図である。
符号の説明
1、71 圧縮木製品
2、3 カバー部材(圧縮木製品)
4 撮像部
5 フラッシュ
6 表示部
7 シャッターボタン
8 制御部
11、21、31 主部材(第1の部材)
11a、21a、31a、71a 主板部
11b、11c、21b、21c、31b、31c、71b、71c、71d 側板部
12、22、32 副部材(第2の部材)
41 無垢材
51、61 金型
52 凸部
62 凹部
71e 湾曲部
81 デジタルカメラ
211、212、233、311 開口部
213、313 切り欠き
L、L11、L12、La、Ld 木材繊維方向

Claims (4)

  1. 圧縮加工された木材から成り、長手方向の一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部と、前記主板部の長手方向に沿って前記主板部と略直交する方向に立ち上って延出する略同形の二つの側板部とを有し、前記主板部が曲面をなす端部が略椀形状である一方、前記主板部が平板状をなす端部が前記長手方向と直交する凹型形状の端面を有する第1の部材と、
    平板状の直方体形状をなし、前記第1の部材と接合される第2の部材と、
    を備え、
    前記第1の部材をなす木材の繊維方向は、前記第1の部材の長手方向に略平行であるとともに、前記第1の部材の肉厚方向と交差し、
    前記第2の部材の表面のうち前記凹型形状をなす前記第1の部材の端面と対向して接する表面は、前記第1の部材の長手方向略直交することを特徴とする圧縮木製品。
  2. 前記第2の部材は、圧縮して平板状の直方体形状に加工した木材から成り、前記第2の部材をなす木材の繊維方向は、前記第2の部材の長手方向に略平行であるとともに、前記第2の部材の肉厚方向と略直交することを特徴とする請求項1記載の圧縮木製品。
  3. 圧縮加工された木材から成る第1の部材と、平板状の直方体形状をなして前記第1の部材と組み合わされる第2の部材とを備える圧縮木製品の製造方法であって、
    木材の繊維方向が当該木材の長手方向に略平行であるとともに、当該木材の肉厚方向と交差するように前記第1の部材となる木材を形取る工程と、
    この形取った木材を圧縮し、長手方向の一方の端部付近が曲面をなすとともに他方の端部付近が平板状をなす主板部と、前記主板部の長手方向に沿って前記主板部と略直交する方向に立ち上って延出する略同形の二つの側板部とを有し、前記主板部が曲面をなす端部が略椀形状である一方、前記主板部が平板状をなす端部が前記長手方向と直交する凹型形状の端面を有する形状に加工することによって前記第1の部材を形成する工程と、
    前記第2の部材の表面のうち一つの表面を前記凹型形状をなす前記第1の部材の端面と対向して接した状態で接合する工程と、
    を有することを特徴とする圧縮木製品の製造方法。
  4. 材の繊維方向が当該木材の長手方向に略平行であるとともに、当該木材の肉厚方向と略直交するように前記第2の部材となる木材を形取り、この形取った木材を圧縮して平板状の直方体形状に加工することによって前記第2の部材を形成する工程を有することを特徴とする請求項記載の圧縮木製品の製造方法。
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