JP4520515B2 - 導電接続部材、および電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒュージング処理により絶縁被覆を有する電線に対して電気的導通を確保した状態で接続される導電接続部材、および該導電接続部材を備えた電動機に関する。
ハイブリッド車両などに用いられる電動機(モータ)がある。この電動機は、例えば特許文献1に示すように、周方向に分割形成された複数のステータコアを有するステータと、ステータに対して回転可能に設置されたロータとを備えている。各ステータコアには、ステータコイル(巻線)が巻回されている。また、ステータの外周には、各相のステータコイルを結線するためのバスリングが設置されている。そして、ステータコイルの外周側に、バスリングの端子とステータコイルの巻線端とを電気的に接続するための導電接続部材(導電接続端子)が装着されている。この導電接続部材は、金属材料で形成された細片状の部材で、一端にバスリングの端子を接続する接続部を有し、他端にステータコイルの巻線端を接続する接続部を有している。これら接続部は、いずれも導電接続部材の端部を断面略U字形状に曲げ形成した部位である。
ところで、ステータコイルやバスリングの電線には、表面に絶縁被覆を有するものがある。このような絶縁被覆を有する電線を用いたステータコイルの巻線端やバスリングの端子を導電接続部材に接合する場合、接合箇所を導通させるためのヒュージング(熱カシメ)処理が必要となる。ヒュージング処理では、U字形状の接続部の内側に電線を挟み込んで保持し、接続部を両側から加圧し、その状態で、接続部と電線の間にヒュージング用の電流を流すことにより、電線表面の絶縁被覆を溶融し、接合面を溶着(ヒュージング)する。
特開2005−229677号公報
上記のようなヒュージング処理では、導電接続端子と電線との接合面で溶融した絶縁被覆が、スラッジと呼ばれる炭化物などを含む生成物(本明細書では、炭化絶縁物と称す。)となる。この炭化絶縁物は、主に導電接続端子と電線との接合面の周囲に固着するが、接合面にも残留する。このことにより、導電接続端子と電線との接合面の電気抵抗が大きくなり、接合箇所の発熱や電動機の効率低下を招くおそれがあった。また、導電接続端子と電線の接合強度が不足して耐震動性が低下したり、経年劣化による腐食が生じ易くなったりすることで、電動機の耐久性に影響を及ぼすおそれもあった。そのため、ヒュージング処理で発生する炭化絶縁物は、導電接続端子と電線との接合面から可能な限り排除することが必要である。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、ヒュージング処理による絶縁被覆の溶融で発生する炭化絶縁物を電線との接合面から効果的に排除できる導電接続部材、および該導電接続部材を備えた電動機を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかる導電接続部材は、ヒュージング処理により絶縁被覆を有する電線(18)に対して電気的導通を確保した状態で接続される導電接続部材(20)であって、電線(18)に接合させる底面(22a)と両側面(22b,22b)を含む内面(22)を有するように曲げ形成された接続部(21)を備え、接続部(21)の内面(22)に溝部(25)が形成されており、該溝部(25)は、内面(22)における電線(18)の長手方向の略中央に位置し該長手方向と交差する方向に延びる縦溝(26)を有することを特徴とする。なお、ここでの括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる導電接続部材によれば、接続部の内面に溝部を形成したので、この溝部を介して、ヒュージング処理の際に電線との接合面で発生する炭化絶縁物を接合面の外へ排出できるようになる。特に、本発明にかかる導電接続部材の溝部は、接続部の内面における電線の長手方向の略中央に位置し該長手方向と交差する方向に延びる縦溝を有することにより、該縦溝を介して、接合面で発生する炭化絶縁物を非常に効果的に排除することができるものである。したがって、電線との接合面に炭化絶縁物が残留することを防止できる。これにより、接合箇所の導電性を確保して発熱を抑制でき、かつ、この導電接続部材を備えた電動機などの効率低下を防止できる。また、電線に対する接合強度の不足を防止できるので、電動機などの耐震動性を高めることができる。
また、本発明の導電接続部材では、縦溝(26)は、接続部(21)の端部(23,23)まで延伸させると良い。これにより、縦溝内の炭化絶縁物が接合面の外へ容易に排出されるようになるので、電線との接合面で発生した炭化絶縁物をさらに効果的に排出することができるようになる。
また、本発明の導電接続部材では、縦溝(26)から底面(22a)と反対側の端部(23,23)の方に向かって斜めに延びる傾斜溝(27)をさらに有すると良い。あるいは、縦溝(26)から該縦溝(26)に対して略直交する方向に延びる横溝(28)をさらに有するとよい。このように、縦溝に加えて傾斜溝あるいは横溝を有することにより、電線の接合面で発生した炭化絶縁物をさらに効果的に排出することができる。特に、縦溝から底面と反対側の端部の方に向かって斜めに延びる傾斜溝を有していれば、該傾斜溝を介して接合面で発生した炭化絶縁物を接続部の端部の方へ導くことができるので、接合面の炭化絶縁物を非常に効果的に排出できるようになる。
また、本発明の導電接続部材では、溝部(25)は、ヒュージング処理による絶縁被覆の溶融で電線(18)の接合面(A)から発生する炭化絶縁物を収容可能な容積を少なくとも有することが望ましい。これによれば、接合面から発生する炭化絶縁物の全量を溝部に収容可能となるので、接合面に炭化絶縁物が残留することをより効果的に防止できる。なおこの場合、溝部は、接合面から発生する炭化絶縁物を収容可能な最低限の容積を有していれば、それ以上の容積であってもよい。この最低限の容積を有することにより、接合部の電気的導通や接合強度を維持するために必要な導電接続部材と電線の接合面積を確保できる。
また、本発明にかかる電動機は、ヒュージング処理により巻線(15,16)の絶縁被覆を有する電線(18)に対して電気的導通を確保した状態で接続された導電接続部材(20,40)を備え、該導電接続部材(20,40)として、本発明にかかる上記いずれかの導電接続部材(20,40)を備えることを特徴とする。この電動機によれば、巻線の電線と導電接続部材との接合箇所における発熱を抑制でき、かつ、電動機の効率低下を防止できるようになる。また、接合箇所に必要な接合強度を確保できるので、電動機の耐震動性、耐久性を向上させることができる。
本発明にかかる導電接続部材によれば、ヒュージング処理による絶縁被覆の溶融で発生する炭化絶縁物を電線との接合面から効果的に排除できるようになる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる電動機(以下、モータという)1が備えるステータ10の一部を示す部分拡大図である。本実施形態のモータ1は、ハイブリット車両に用いられるもので、詳細な図示は省略するが、内燃機関(エンジン)のクランクシャフト及びトランスミッションと軸線を共有するように設置される。ステータ10は、ハウジングを介してエンジンに固定され、ステータ10に対して回転可能なロータ(図示せず)は、エンジンのクランクシャフト及びトランスミッションに連結される。モータ1は、蓄電器からの電力の供給でエンジンを駆動補助する。また、車両減速時には、車輪の回転が伝達されることで発電機として動作し、運動エネルギーの一部を電力に回生するようになっている。
図1に示すように、ステータ10は、径方向内側に向かって突出形成されたステータコア12を備えている。ステータコア12は、複数が円周方向に沿って配列されており、各ステータコア12には、絶縁性のインシュレータ13を介してステータコイル(巻線)15が巻回されている。そして、ステータ10の外周に沿う位置には、バスリング(配電用巻線)16が設置されている。バスリング16は、略円環状の本体部から径方向内側に突出するように曲げ加工されたバスリング端子17を備えている。そして、ステータコイル15の外周側には、バスリング端子17とステータコイル15の巻線端15aとを接続するための導電接続端子(導電接続部材)20が装着されている。
なお、ステータコイル15の内周側には、他の導電接続端子(導電接続部材)40が装着されている。導電接続端子40は、後述する導電接続端子20の具体的構成と同様、両端に接続部(詳細図示略)を有し、一方の接続部にはステータコイル15の内周側の巻線端15bが接続されており、他方の接続部には隣接するステータコイル15の内周側の巻線端15bが接続されている。これにより、各ステータコイル15の内周側の巻線端15bがステータ10の全周に渡って結線され、その一部を図示しないアース端子に接続することで、各ステータコイル15の中点接続がなされている。
図2は、導電接続端子20を示す斜視図である。導電接続端子20は、金属材料で構成された細片状の部材を曲げ形成したもので、一端にバスリング端子17の電線18を接続する接続部21を有し、他端にステータコイル15の巻線端15aを接続する接続部31を有している。接続部21は、底面22aと両側面22b,22bを含む内面22を有するように、導電接続端子20の端部を長手方向に沿って断面略U字形状に曲げ形成した部位からなる。この接続部21は、底面22a及び両側面22b,22bを電線18の周囲に接合させて電線18を保持するようになっている。なお、接続部31も断面略U字形状に曲げ形成された部位であり、接続部21と同様、巻線端15aを内側に保持するようになっている。
接続部21の内面22には、溝部25が形成されている。溝部25は、接続部21の幅方向(電線18の長手方向)の略中央に位置し、電線18の長手方向と直交する方向に延びる一本の直線状の溝(以下、縦溝という)26からなる。この縦溝26は、接続部21の内面22における底面22aから両側面22b,22bを通り、接続部21の開放端(U字形状の端部)23,23まで延伸している。
図3は、溝部25の具体例を示す図である。なお、同図では、接続部21の内面22を展開した状態を示している。同図(a)に示す溝部25aは、図2に示す縦溝26からなる溝部25である。同図(b)に示す溝部25bは、内面22の幅方向中央の縦溝26aに加えて、縦溝26aの両側に該縦溝26aと平行な縦溝26b,26cをそれぞれ形成し、合計三本の縦溝26を有している。また、同図(c)に示す溝部25cは、中央の縦溝26に加えて、該縦溝26から底面22aと反対側の端部である開放端23,23の方に向かって斜めに延びる傾斜溝27をさらに形成している。そして、互いに平行に配列した複数本の傾斜溝27を縦溝26の両側にそれぞれ配置し、中央の縦溝26と両側の傾斜溝27とで枝形状の溝部25cを構成している。なお、各傾斜溝27の先端は、接続部21の幅方向の端辺あるいは開放端23,23まで延伸している。また、同図(d)に示す溝部25dは、中央の縦溝26a及び両側の縦溝26b,26cに対して略直交する方向(電線18の長手方向)に延びる横溝28をさらに形成している。そして、複数本の横溝28を所定間隔で互いに平行に配列し、縦溝26と横溝28とで格子形状の溝部25dを構成している。なお、各横溝28の先端は、接続部21の幅方向の端辺まで延伸している。
図4は、溝部25の断面形状を示す図である。溝部25は、同図(a)に示すように、断面を略V字型とするほか、同図(b)に示すように、断面を略U字型とすることもできる。また、溝部25の容積として、少なくとも、後述するヒュージング処理により電線18における接続部21との接合面A(図2参照)から発生する炭化絶縁物の全量を収容可能な容積を確保することが望ましい。したがって、そのために必要な深さ寸法、幅寸法、長さ寸法、溝の本数などを適宜に選択して、溝部25の具体的な寸法及び形状を決定する。
図5は、ヒュージング処理の手順を説明するための図である。ヒュージング処理では、同図に示すように、接続部(U字状部)21の内側に電線18を配置し、その状態で、接続部21の両外側に配置した電極50,50で接続部21を挟持する。これにより、接続部21の底面22a及び両側面22b,22bを電線18の周囲に圧着させる。また、接続部21の開放端23,23は、電極50,50により左右から押圧されることで、互いに当接してU字形状の開口を塞ぐ状態になるまで変形する。なお、開放端23,23はその間隔を狭めさえすれば、必ずしも当接させる必要はなく、両者の間に隙間があってもよい。このように、電極50,50によって接続部21を加圧した状態で、該電極50,50を介して接続部21と電線18の間にヒュージング用の電流を流す。これにより、電線18の表面の絶縁被覆が溶融し、導電接続端子20と電線18の接合面Aが溶着(ヒュージング)される。
ヒュージング処理において、電線18の接合面Aで溶融した絶縁被覆が炭化絶縁物となる。この炭化絶縁物は、主に導電接続端子20と電線18との接合面Aの周囲に固着するが、従来は、接合面Aにも残留する場合があった。しかしながら、本実施形態の導電接続端子20は、接続部21の内面22に溝部25を形成しているので、溝部25を介して接合面Aで発生する炭化絶縁物が接合面Aの外へ排出されるようになる。これにより、接合面Aに炭化絶縁物が残留することを効果的に防止できる。
本願発明者は、図3(a)乃至(d)に示す各形状の溝部25a〜25dを有する導電接続端子20を用意し、ヒュージング処理により各導電接続端子20の接続部21に電線18を接続した部品を製作した。そして、各部品に対して、電線18の長手方向に沿って導電接続端子20と電線18を引き離す向きの引張荷重を加える耐荷重試験を行った。その結果、耐荷重値が高い溝形状の順序は、(c)傾斜溝27を有する枝形状の溝部25c、(a)一本の縦溝26のみの溝部25a、(d)横溝28を有する格子状の溝部25d、(b)三本の縦溝26a〜26cを有する溝部25b、の順となった。この結果から、導電接続端子20と電線18との接合面Aから炭化絶縁物を排除するためには、縦溝26と、該縦溝26から開放端23,23の方に向かって斜めに延びる傾斜溝27とを有する枝形状の溝部25cを形成することが最も有効であるとわかった。枝形状の溝部25cが有効な理由としては、ヒュージング処理の際、接合面Aから溝部25へ流出した炭化絶縁物が、縦溝26と傾斜溝27とによって接続部21の開放端23,23の方へ導かれるので、接合面Aの外へ排出され易くなるためと考えられる。
なお、本願発明者は、図3に示す溝部25a〜25d以外にも、他形状の溝部として、図示は省略するが、縦溝26を設けずに、接続部21の幅方向に対して傾斜する方向に延びる複数の傾斜溝のみを設けた溝部、および、該傾斜溝に加えて、該傾斜溝に対して幅方向で対称形状の傾斜溝を追加し、互いに交差する複数の傾斜溝を有する斜め格子状の溝部も発案した。そして、そのような溝部を有する導電接続端子20を用意し、上記と同様の耐荷重試験を行なった。しかしながら、これらはいずれも、図3に示す各形状の溝部と比べて耐荷重値が低く、接合面Aから炭化絶縁物を排除する優位性があまり認められなかった。このことから、接合面Aの炭化絶縁物の排除には、接続部21の幅方向の中央に形成した縦溝26(26a)が重要な役割を果たしており、この縦溝26が無いと、接合面Aで発生する炭化絶縁物を効果的に排除できず、炭化絶縁物が接合面Aに残留し易くなることがわかった。したがって、導電接続端子20と電線18との接合面Aから炭化絶縁物を効果的に排除するためには、少なくとも接続部21の幅方向(電線18の長手方向)の中央に縦溝26を設けることが必要である。
以上説明したように、本実施形態の導電接続端子20によれば、接続部21の内面22に溝部25を形成したので、溝部25を介して、ヒュージング処理の際に接合面Aで発生する炭化絶縁物を接合面Aの外へ排出できる。これにより、接合面Aの導電性を確保して、発熱を抑制でき、モータ1の効率低下を防止できる。また、電線18に対する接合強度の不足を防止できるので、モータ1の耐震動性、耐久性を高めることができる。
なお、本実施形態では、導電接続端子20をバスリング端子17の電線18に接続する接続部21に溝部25を形成した場合を説明したが、本発明にかかる溝部は、導電接続端子20をステータコイル15の巻線端15aに接続する接続部31にも形成することが可能である。さらに、ステータコイル15の外周側に設置した導電接続端子20のほか、ステータコイル15の内周側に設置した導電接続端子40の各接続部にも本発明の適用が可能である。また、本発明において、導電接続部材の接続部に接続する電線は、断面が矩形状のいわゆる平角線のみならず、断面が丸形状の丸線であってもよい。また、接続部に接続する電線の本数も一本には限らず、複数本を接続してもよい。また、接続部は、少なくとも底面と両側面を含む内面を有する形状に曲げ形成した部位であれば、具体的な形状は断面U字形状には限定されず、他の形状であってもよい。
また、上記実施形態の溝部25が備える各溝の具体的な本数、配置、幅寸法、長さ寸法、深さ寸法、形状などはあくまでも一例であり、本発明にかかる導電接続部材が有する溝部は、上記実施形態以外の本数、配置、幅寸法、長さ寸法、深さ寸法、形状であってもよい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
本発明の一実施形態にかかるモータが備えるステータの一部を示す部分拡大図である。 導電接続端子を示す斜視図である。 溝部の具体例を示す図で、(a)は一本の縦溝からなる溝部、(b)は三本の縦溝を有する溝部、(c)は枝形状の溝部、(d)は格子状の溝部を示す図である。 溝部の断面形状を示す図で、(a)は断面略V字型、(b)は断面略U字型の溝部を示す図である。 ヒュージング処理の手順を説明するための図である。
符号の説明
1 モータ(電動機)
10 ステータ
12 ステータコア
15 ステータコイル(巻線)
15a 巻線端
16 バスリング(配電用巻線)
17 バスリング端子
18 電線(絶縁被覆を有する電線)
20 導電接続端子(導電接続部材)
21 接続部
22 内面
22a 底面
22b 側面
23 開放端
25 溝部
26 縦溝
27 傾斜溝
28 横溝
50 電極
A 接合面

Claims (3)

  1. ヒュージング処理により絶縁被覆を有する電線に対して電気的導通を確保した状態で接続される導電接続部材であって、
    前記電線に接合させる底面と両側面を含む内面を有するように曲げ形成された接続部を備え、
    前記接続部の内面に溝部が形成されており、
    該溝部は、
    前記内面における前記電線の長手方向の略中央に位置し該長手方向と交差する方向に延びて前記接続部の端部まで延伸する縦溝と、
    前記縦溝から前記底面と反対側の端部の方に向かって斜めに延びる傾斜溝と、を有することを特徴とする導電接続部材。
  2. 前記溝部は、ヒュージング処理による絶縁被覆の溶融で前記電線の接合面から発生する炭化絶縁物を収容可能な容積を少なくとも有してなることを特徴とする請求項に記載の導電接続部材。
  3. ヒュージング処理により巻線の絶縁被覆を有する電線に対して電気的導通を確保した状態で接続された導電接続部材を備える電動機であって、
    前記導電接続部材は、請求項1又は2に記載の導電接続部材であることを特徴とする電動機。
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