JP4519682B2 - ステータおよびモータ駆動装置 - Google Patents

ステータおよびモータ駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、ステータおよびモータ駆動装置に関する。
従来、例えばU相、V相、W相からなる3相のステータリングを軸線方向に沿って同軸に積み重ねるようにして配置し、軸線方向で隣り合うステータリング間に形成された環状の巻線装着部に、回転子を回転させる回転磁界を発生する環状巻線を配置し、各相のステータリング本体から径方向に突出する爪状誘導極を備え、各相の爪状誘導極を順次周方向に沿って配列すると共に固定子の磁極に対向配置させてなる固定子を備えるクローポール型モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−20981号公報
ところで、上記従来技術の一例に係るクローポール型モータにおいては、軸線方向で隣り合うU相およびV相ステータリング間の巻線装着部にU相巻線および第1V相巻線が配置され、軸線方向で隣り合うV相およびW相ステータリング間の巻線装着部に第2V相巻線およびW相巻線が配置されていることから、各相毎の巻数を比較した場合にV相の巻数がU相およびW相の巻数の2倍となり、V相に係るインダクタンスがU相およびW相に係る各インダクタンスとは異なる値となっている。そして、このインダクタンス不整合により、クローポール型モータの制御内容が複雑化してしまうという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ステータの構成を簡略化しつつ各相のインダクタンス不整合が生じることを防止することが可能なステータおよびモータ駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のステータは、電気角で90°の位相差で通電される2相の互いに独立した環状巻線(例えば、実施の形態でのα相環状巻線14,β相環状巻線15)と、互いに同等かつ電気角で90°に相当する周方向幅(例えば、実施の形態での周方向幅Ca)のティース(例えば、実施の形態でのA相爪状誘導極22,D相爪状誘導極26)を具備する2相のステータ部材(例えば、実施の形態でのA相ステータリング11と、D相ステータリング13)と、前記周方向幅の2倍かつ電気角で180°に相当する周方向幅(例えば、実施の形態での周方向幅Cb)のティース(例えば、実施の形態でのB相爪状誘導極24)を具備する1相のステータ部材(例えば、実施の形態でのB相ステータリング12)とを備え、前記2相のステータ部材の一方の前記ティースと、前記1相のステータ部材の前記ティースと、前記2相のステータ部材の他方の前記ティースとが、周方向に順次配列され、前記ステータ部材は環状であって、該ステータ部材と前記環状巻線とは、軸線に対して同軸に積み重ねるようにして交互に配置可能である。
上記構成のステータによれば、偶数相である2相の互いに独立して通電される環状巻線を備えることで各相のインダクタンスに不整合が生じることを防止することができ、さらに、3相に次いで最も少ない相数である4相の回転磁界を生成することができ、回転磁界を発生させるために要するステータの構成が複雑化することを防止することができる。
上記構成のステータによれば、ステータの構成が複雑化することを防止しつつ、4相の回転磁界を生成することができる。
上記構成のステータによれば、ステータの構成が複雑化することを防止しつつ、4相の回転磁界を生成することができ、ロータを所定の回転トルクで駆動することができる。
上記構成のステータによれば、ステータの構成が複雑化することを防止しつつ、4相の回転磁界を生成することができる。
上記構成のステータによれば、3相のステータ部材と2相の環状巻線とを、軸線に平行な方向に沿って順次積み重ねるようにして交互に配置させるだけの単純な作業によってステータを容易に製造することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のステータでは、前記1相のステータ部材は、2相の前記環状巻線により軸線に平行な方向の両側から挟み込まれるようにして配置されてなることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、ステータの構成が複雑化することを防止しつつ、4相の回転磁界を生成することができる。
さらに、請求項3に記載の本発明のステータでは、前記環状巻線は蛇行部を有することを特徴としている。
上記構成のステータによれば、環状巻線にティースが装着される蛇行部を備えた場合には、例えば2相の環状巻線の互いの対向方向に突出する互いの蛇行部が周方向に沿って交互に配列されるように設定することで、互いの環状巻線同士が位置的に干渉して交差等が生じてしまうことを防止し、コイルエンドの高さおよびステータの軸線方向の寸法が増大してしまうことを防止することができる。
また、請求項4に記載の本発明のモータ駆動装置は、請求項1から請求項3の何れか1つに記載のステータと、各前記環状巻線毎に接続される2対のスイッチング素子からなる4対の前記スイッチング素子を具備する4相のインバータとを備える。
本発明のステータによれば、偶数相である2相の環状巻線を備えることで各相のインダクタンスに不整合が生じることを防止することができ、さらに、3相に次いで最も少ない相数である4相の回転磁界を生成することができ、ステータの構成が複雑化することを防止することができる。
さらにロータを所定の回転トルクで駆動することができる。
さらに3相のステータ部材と2相の環状巻線とを、軸線に平行な方向に沿って順次積み重ねるようにして交互に配置させるだけの単純な作業によってステータを容易に製造することができる。
さらに、請求項に記載の本発明のステータによれば、環状巻線にティースが装着される蛇行部を備えた場合には、例えば2相の環状巻線の互いの対向方向に突出する互いの蛇行部が周方向に沿って交互に配列されるように設定することで、互いの蛇行部同士が交差等により配置上で干渉してしまうことを防止し、コイルエンドの高さおよびステータの軸線方向の寸法が増大してしまうことを防止することができる。
以下、本発明のステータの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るステータ10は、例えば内燃機関と共に車両の駆動源としてハイブリッド車両に搭載されるクローポール型モータを構成し、例えば内燃機関とクローポール型モータとトランスミッションとを直列に直結した構造のパラレルハイブリッド車両では、少なくとも内燃機関またはクローポール型モータの何れか一方の駆動力は、トランスミッションを介して車両の駆動輪に伝達されるようになっている。
また、車両の減速時に駆動輪側からクローポール型モータに駆動力が伝達されると、クローポール型モータは発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、内燃機関の出力がクローポール型モータに伝達された場合にもクローポール型モータは発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
ロータ(図示略)を回転させる回転磁界を発生するステータ10は、例えば図1および図2に示すように、A相およびB相およびD相からなる3相の各相毎のA相ステータリング11と、B相ステータリング12と、D相ステータリング13と、α相およびβ相からなる2相のα相環状巻線14およびβ相環状巻線15とを備えて構成されている。
A相ステータリング11は、略円環状のA相バックヨーク21と、このA相バックヨーク21の内周部の周方向に所定間隔をおいた位置から径方向内方に向かい突出すると共に、基端側から先端側に向かうことに伴い軸線方向の一方に屈曲するようにして伸びる鉤爪状のA相爪状誘導極22とを備えて構成されている。
そして、A相爪状誘導極22は、例えば、周方向に対する断面形状が略L字状かつ径方向に対する断面形状が所定の周方向幅(つまり電気角で90°に相当する幅)Caを有する略長方形状に形成されている。
B相ステータリング12は、略円環状のB相バックヨーク23と、このB相バックヨーク23の内周部の周方向に所定間隔をおいた位置から径方向内方に向かい突出すると共に、基端側から先端側に向かうことに伴い軸線方向の一方および他方に伸びる両鉤爪状のB相爪状誘導極24とを備えて構成されている。
そして、B相爪状誘導極24は、例えば、周方向に対する断面形状が略T字状かつ径方向に対する断面形状が、所定の周方向幅Caの2倍の値の周方向幅(つまり電気角で180°に相当する幅)Cb(Cb=2Ca)を有する略長方形状に形成されている。
D相ステータリング13は、例えばA相ステータリング11と同等の形状を有し、略円環状のD相バックヨーク25と、このD相バックヨーク25の内周部の周方向に所定間隔をおいた位置から径方向内方に向かい突出すると共に、基端側から先端側に向かうことに伴い軸線方向の他方に屈曲するようにして伸びる鉤爪状のD相爪状誘導極26とを備えて構成されている。
そして、D相爪状誘導極26は、例えば、周方向に対する断面形状が略L字状かつ径方向に対する断面形状が所定の周方向幅(つまり電気角で90°に相当する幅)Caを有する略長方形状に形成されている。
各ステータリング11,12,13は、軸線Pと同軸に配置され、軸線方向に沿って順次積み重ねられると共に、各爪状誘導極22,24,26が周方向に沿って順次配列されるようにして接続され、A相バックヨーク21の軸方向端面とB相バックヨーク23の他方の軸方向端面とが当接した際に、軸線方向に所定間隔を置いて配置される各爪状誘導極22,24の基端部同士により軸線方向の両側から挟み込まれるようにして、α相環状巻線14が固定されている。また、B相バックヨーク23の一方の軸方向端面とD相バックヨーク25の軸方向端面とが当接した際に、軸線方向に所定間隔を置いて配置される各爪状誘導極24,26の基端部同士により軸線方向の両側から挟み込まれるようにして、β相環状巻線15が固定されている。
そして、2相のα相環状巻線14およびβ相環状巻線15は、例えば図3に示すように、各環状巻線14,15に対して互いに独立に通電可能な駆動回路30によって、互いに90°の位相差を有する2相の正弦波電流(つまりα相電流およびβ相電流)により駆動されることで、互いに90°の位相差の正弦波で通電される4相のステータと同等の回転磁界を発生する。
つまり、例えば図4(a)に示すように、2相のα相環状巻線14およびβ相環状巻線15と、それぞれ電気角で90°の周方向幅を有する2相のA相爪状誘導極22およびD相爪状誘導極26と、電気角で180°の周方向幅を有する1相のB相爪状誘導極24とを備えて構成されるステータ10は、例えば図4(b)または図4(c)に示す各ステータと同等になる。
例えば図4(b)に示すように、4相のクローポール型のステータは、4相の各A相及びB相及びC相及びD相爪状誘導極A,B,C,Dを具備する各A相及びB相及びC相及びD相ステータリングが、軸線Pと同軸に配置され、軸線方向に沿って順次積み重ねられると共に、電気角で90°の互いに同等の周方向幅を有する4相の各爪状誘導極が周方向に沿って順次配列されるようにして接続され、さらに、軸線方向に所定間隔を置いて配置される各爪状誘導極A及びB,B及びC,C及びDの各基端部同士により軸線方向の両側から挟み込まれるようにして各A相環状巻線a及び第1B相環状巻線b1,第2B相環状巻線b2及び第1C相環状巻線c1,第2C相環状巻線c2及びD相環状巻線dが固定されて構成されている。
この図4(b)に示す4相のクローポール型のステータにおいて、周方向で隣り合うB相爪状誘導極B及びC相爪状誘導極Cを一体化し、各環状巻線b1,b2,c1,c2を共用化すると、例えば図4(c)に示すように、3相の各A相及びBC相及びD相爪状誘導極A,BC,Dを具備する各A相及びBC相及びD相ステータリングが、軸線Pと同軸に配置され、軸線方向に沿って順次積み重ねられると共に、電気角で90°の周方向幅を有するA相爪状誘導極及び電気角で180°の周方向幅を有するBC相爪状誘導極及び電気角で90°の周方向幅を有するD相爪状誘導極が周方向に沿って順次配列されるようにして接続され、さらに、軸線方向に所定間隔を置いて配置される各爪状誘導極A及びBC,BC及びDの各基端部同士により軸線方向の両側から挟み込まれるようにして各A相環状巻線a及び第1BC相環状巻線bc1,第2BC相環状巻線bc2及びD相環状巻線dが固定されてステータが構成される。
さらに、この図4(c)に示す4相のクローポール型のステータにおいて、各環状巻線bc1,bc2を共用化すると、例えば図4(a)に示すステータ10が構成されることになる。
駆動回路30は、トランジスタのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路31と、平滑コンデンサ32とを備え、パルス幅変調(PWM)によるPWMインバータとされている。
このブリッジ回路31は、複数のスイッチング素子であるトランジスタA1H,A2H,B1H,B2H,A1L,A2L,B1L,B2Lを備えて構成され、これらのトランジスタA1H,…,B2Lは、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)とされている。
トランジスタA1H,A2H,B1H,B2H,A1L,A2L,B1L,B2Lのコレクタ−エミッタ間には、それぞれダイオードDA1H,DA2H,DB1H,DB2H,DA1L,DA2L,DB1L,DB2Lが配置され、各トランジスタA1H,…,B2Lのエミッタに、各ダイオードDA1H,…,DB2Lのアノードが接続され、各コレクタには、各ダイオードDA1H,…,DB2Lのカソードが接続されている。
各トランジスタA1H,A2H,B1H,B2Hのコレクタは全て直流入出力端子30Pに接続されている。トランジスタA1HのエミッタはトランジスタA1Lのコレクタに接続され、トランジスタA2HのエミッタはトランジスタA2Lのコレクタに接続され、トランジスタB1HのエミッタはトランジスタB1Lのコレクタに接続され、トランジスタB2HのエミッタはトランジスタB2Lのコレクタに接続されている。各トランジスタA1L,A2L,B1L,B2Lのエミッタは全て直流入出力端子30Nに接続されている。また、平滑コンデンサ32は直流入出力端子30P,30N間に接続されている。
そして、α相環状巻線14の一方および他方の交流入出力端子14,14と、β相環状巻線15の一方および他方の交流入出力端子15,15とには、ブリッジ回路31の各交流入出力端子30A,30A,30B,30Bが接続されている。ここで、ブリッジ回路31の交流入出力端子30AはトランジスタA1HのエミッタおよびトランジスタA1Lのコレクタに接続され、交流入出力端子30AはトランジスタA2HのエミッタおよびトランジスタA2Lのコレクタに接続され、交流入出力端子30BはトランジスタB1HのエミッタおよびトランジスタB1Lのコレクタに接続され、交流入出力端子30BはトランジスタB2HのエミッタおよびトランジスタB2Lのコレクタに接続されている。
駆動回路30にはクローポール型モータと電力の授受を行う高圧系のニッケル−水素バッテリ(バッテリ)33が接続されている。
そして、駆動回路30は、制御装置(図示略)からの制御指令を受けてクローポール型モータの駆動及び回生作動を制御する。例えばクローポール型モータの駆動時には、制御装置から出力されるトルク指令に基づき、バッテリ33から出力される直流電力を90°の位相差を有する2相のα相交流電力およびβ相交流電流に変換してクローポール型モータへ供給する。一方、クローポール型モータの回生動作時には、クローポール型モータから出力される3相交流電力を直流電力に変換してバッテリ33を充電する。
この駆動回路30の電力変換動作は、制御装置からブリッジ回路31の各トランジスタA1H,…,B2Lのゲートに入力されるパルス、つまりパルス幅変調(PWM)により各トランジスタA1H,…,B2Lをオン/オフ駆動させるためのパルスに応じて制御され、このパルスのデューティ、つまりオン/オフの比率のマップ(データ)は予め制御装置に記憶されている。
本実施の形態に係るステータ10は上記構成を備えており、次に、このステータ10を具備するクローポール型モータに対し、互いに90°の位相差を有する2相の正弦波電流(つまりα相電流およびβ相電流)を通電した試験の試験結果について説明する。
この試験では、互いに90°の位相差を有する2相の正弦波電流である各α相電流およびβ相電流を2相の各α相環状巻線14およびβ相環状巻線15に通電し、クローポール型モータから出力されるトルクの変化を検出した。この試験結果を図5に示した。
図5に示すように、互いに90°の位相差を有する2相の正弦波電流である各α相電流およびβ相電流の1周期(つまり電気角で360°)の変化に対して、各α相電力およびβ相電力は2周期の変化を示し、クローポール型モータから出力されるトルクの波高値は所定値を維持することがわかる。
上述したように、本実施の形態によるステータ10によれば、偶数相である2相の互いに独立して通電される各環状巻線14,15を備えることで各相のインダクタンスに不整合が生じることを防止することができ、さらに、3相に次いで最も少ない相数である4相の回転磁界を生成することができ、回転磁界を発生させるために要するステータ10の構成が複雑化することを防止することができる。
なお、上述した実施形態においては、2相のα相環状巻線14およびβ相環状巻線15を、単に、円環状としたが、これに限定されず、例えば図6および図7に示すように、各環状巻線14,15を、例えば軸線周りの周面内でクランク状に蛇行しつつ周回するようにして、複数の各α相蛇行部41,…,41およびβ相蛇行部42,…,42を備えて構成してもよい。
この変形例では、各蛇行部41,42の周方向Cの幅つまりコイルピッチは、例えば電気角で90°に設定され、各蛇行部41,42は互いに異なる方向(つまり互いの対向方向であって軸線方向Pの一方および他方)に向かい突出するように設けられ、α相環状巻線14とβ相環状巻線15とは、電気角で90°の位相差を有するようにして周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置されている。これにより、2相の各環状巻線14,15は、互いの対向方向に突出する互いの各蛇行部41,42が周方向Cに沿って交互に配列され、互いに交差しないように配置されている。
そして、α相蛇行部41には1つのA相爪状誘導極22が装着され、β相蛇行部42には1つのD相爪状誘導極26が装着され、周方向Cで隣り合うA相爪状誘導極22とD相爪状誘導極26との間には1つのB相爪状誘導極24が配置されている。
これにより、周方向Cで隣り合う各爪状誘導極22,24または24,26間を縫うようにして配置される2相の各環状巻線14,15は所謂短節波巻きをなすように形成されている。
本発明の実施形態に係るクローポール型のステータの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るクローポール型のステータの要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るクローポール型のステータを駆動する駆動回路である。 図4(a)は本発明の実施形態に係るクローポール型のステータの模式図であり、図4(b),(c)は本発明の実施形態に係るクローポール型のステータと同等の回転磁界を発生する4相のクローポール型のステータである。 本発明の実施形態に係るクローポール型のステータを具備するクローポール型モータに対して、互いに90°の位相差を有する2相の正弦波電流であるα相電流およびβ相電流を通電した試験の試験結果として、クローポール型モータから出力されるトルクの波高値の変化を示すグラフ図である。 本発明の実施形態の変形例に係るクローポール型のステータの要部斜視図である。 本発明の実施形態の変形例に係るクローポール型のステータの構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 ステータ
11 A相ステータリング
12 B相ステータリング
13 D相ステータリング
14 α相環状巻線(環状巻線)
15 β相環状巻線(環状巻線)
22 A相爪状誘導極(ティース)
24 B相爪状誘導極(ティース)
26 D相爪状誘導極(ティース)

Claims (4)

  1. 電気角で90°の位相差で通電される2相の互いに独立した環状巻線と、互いに同等かつ電気角で90°に相当する周方向幅のティースを具備する2相のステータ部材と、前記周方向幅の2倍かつ電気角で180°に相当する周方向幅のティースを具備する1相のステータ部材とを備え、
    前記2相のステータ部材の一方の前記ティースと、前記1相のステータ部材の前記ティースと、前記2相のステータ部材の他方の前記ティースとが、周方向に順次配列され、
    前記ステータ部材は環状であって、該ステータ部材と前記環状巻線とは、軸線に対して同軸に積み重ねるようにして交互に配置可能であることを特徴とするステータ。
  2. 前記1相のステータ部材は、2相の前記環状巻線により軸線に平行な方向の両側から挟み込まれるようにして配置されてなることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記環状巻線は蛇行部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステータ。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1つに記載のステータと、
    各前記2相の前記環状巻線毎に接続される2対のスイッチング素子からなる4対の前記スイッチング素子を具備する4相のインバータと
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
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