JP4518395B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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近年、上記のような画像形成装置においては、処理の高速化に対する要求は、ますます大きくなっている。これは、高画質化やカラー化の進展により、プリント出力要求された画像の光書込みに用いる発光用データが増大し、そのデータの処理や発光源のドライバ部へのデータ伝送に時間を要するために、出力の処理速度(枚数/単位時間)を低下させる要因となるが、このような状況にあっても、モノクロ出力にできるだけ近い処理速度を得たい、という側面があり、このような背景が開発を加速している。
画像データの伝送に使用されるI/Fには、データバスを通常用いる。このデータ伝送方式においては、必要に応じたデータバス幅が必要となる。即ち、伝送されるデータが、256階調の画像(ビデオ)信号ならば、8bitバスデータ信号を、n個の制御対象(データ伝送先)があれば、8×nとバス幅がn倍になる。
また、バス転送方式のI/Fにおいては、データ伝送用の同期が必要である。即ち、データ伝送の同期にクロック信号を用いて、クロック信号の立ち下がりや立ち上がりのエッジでデータをラッチしてデータを確定する操作を発信側と受信側の双方の伝送回路部で行う、という方式が一般的に採用されている。このために、データとともに、クロックを伝送する必要があり、処理の高速化に応えるために、クロックとしてより高い周波数が用いられるようになってきている。
このように、より高い周波数のクロックが用いられると問題になるのは、クロック信号によるEMC(Electro Magnetic Interference)やACタイミングへの影響である。特に、バス幅を広くとる必要があり、かつプリント基板上にパターンとして形成された伝送路を用いたり、ケーブルを用いるような回路構成になる場合には、輻射電磁ノイズの問題も大きく、対策も多くの困難を伴う。
特許文献1記載の印刷装置は、プリンタコントローラで処理された印刷用のデータをスペクトル拡散させたビデオクロック信号により動作するビデオインタフェースを介してプリンタエンジンに伝送し、レーザダイオードによる書込みを行う装置である。ここでは、スペクトル拡散により、ビデオクロックを発生源とする不要輻射ノイズレベルのピークを低く抑えることを可能にしている。
一般に、画像形成装置の光書込装置は、被走査面を有する画像形成部の構成と密接な関係が有り、近年の光書込装置の複数化(カラー化等)と機器内の省スペース化により光書込装置への画像データ伝送の機内レイアウトの自由度が強く求められるようになっている。従って、信号伝送の高速化に伴って必要になるEMCへの対策として提案された、上記のような磁気シールドやスペクトル拡散による方法は、製品開発工数の増加につながり、回路規模を大きくするので、この要求に対する適切な解決手段を提供するものではない。
本発明は、発光用データ処理部で処理され、発光源のドライバ部へ高速にデータ伝送を行う光書き込み装置を有する画像形成装置における上述の従来技術の問題に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、発光用のデータ処理部と発光源のドライバ部間の伝送回路で用いる高い周波数のクロック信号によるEMCやACタイミングへの影響を簡素な回路構成で低減化することを可能とし、かつ多様化したデバイスに柔軟に対応し得る伝送インターフェースを提供することにある。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された画像形成装置において、前記データ伝送回路がシリアルデータ伝送方式の手段であることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載された画像形成装置において、前記データ伝送回路がLVDS (Low Voltage Differential Signaling)方式の手段であることを特徴とするものである。
しかも、第1及び第2のクロックジェネレータをぞれぞれ、同期信号に基づきクロック信号の位相を制御する機能を有するものとしたので、任意の同期信号に対応可能になり、多様化した構成を持つデバイスに柔軟に対応し得、汎用性を増すことができる(請求項1)。
また、データ伝送をシリアルデータ伝送方式としたので、パラレル伝送方式に比べ、EMC等への影響をより低減することが可能になる(請求項3)。
また、データ伝送をLVDS方式としたので、データ伝送速度を落とすことなく、EMC等への影響をより低減することが可能になる(請求項4)。
図1乃至図4は、本実施形態に係わる画像形成装置の構成の概要を示す図である。
図1は、本実施形態に係わる画像形成装置としてのMFP(複写、プリンタ、FAX等の機能を複合させたプリント出力装置)機の構成概念を説明する図である。同図に示すように、MFP機本体100には、入力装置(入力インターフェース)を通して外部からプリント出力の処理対象となる画像データが入力される。
原稿画像の入力は、MFP機100の本体側に設けた原稿読取装置(不図示)で行われ、読取原稿を自動供給するために、ADF(自動原稿搬送装置)50が装備されている。複写原稿やFAX送信原稿は、原稿読取装置により読取られ、MFP機100内の処理部で画像出力が可能な形式の画像データへと編集・処理される。
FAX受信画像の入力は、FAX回線を介してFAX機能を備えた外部機器300から行われ、MFP機100内の処理部(不図示)で画像出力が可能な形式の画像データへと処理される。
印刷要求のデータ入力は、ネットワーク等を介してイメージデータ(印刷データ)を作成する機能を備えたPC等の外部機器200から行われ、MFP機100内のプリンタコントローラ(不図示)で画像出力が可能な形式の画像データへと編集・処理される。
光書込装置は、発光用データ処理部、発光用データをもとに発光源の点灯をオン/オフ制御するドライバ部等よりなる制御部(後述)と、発光源、光ビーム走査装置等よりなる露光部を備える。
露光部は、図2に例示するLD(レーザ ダイオード)ユニットを発光源として持つ。同図示のLDユニット63は、一般的な構造を持つものであり、クラッド層と活性層からなりクラッド層に接続された電極からの電荷によりLDチップからガラス板を透過してレーザー光は出射される(これをフロントビームと呼ぶ)。また、このときフロントビームと対になるバックビームがLDユニット内のフォトダイオード(PD、図中ではPINチップとして示される)に出射され、電極からPD出力を得ることが出来る。PD出力により、ビーム光量をモニタでき、モニタ出力に応じた制御を行うことにより、所定の光パワーで安定した出力が可能となる。
図3に例示する光ビーム走査装置1において、LD63から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ64とアパーチャー65を介して整形され、シリンダレンズ66を透過した後、回転偏向させるためのポリゴンミラー3によって入射したレーザ光が偏向走査される。このポリゴンミラー3は、図4(後述)に示すように、ポリゴンモータ3Mによって所定の回転数で回転駆動される。このポリゴンミラー3によって反射されたレーザ光は、fθレンズ4とバレルトロイダルレンズ(BTL)5(図4、参照)とを透過して、折り返しミラー6で反射され、さらに防塵ガラス70を透過して記録媒体としての感光体31上に集光される。これらの光学系により、感光体31面を光ビームが一定の速度で走査する。また、主走査タイミングを検出するために、LD63からのビームの走査光路上に同期センサ61が配置されている。
感光体31の回りには、帯電器36、現像ユニット32、転写器33、クリーニングユニット34、除電器35が備わっており、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写という順序に従い、感光体31に形成された静電潜像を可視化像とし、転写工程を経て、記録媒体(転写紙)上に画像が形成される。
転写紙に形成された画像は、定着装置(不図示)によって転写紙に定着される。
また、画像形成装置(MFP機)内には、転写から排紙するまでの転写紙の給紙・搬送機構(不図示)が装備されている。
カラー画像を形成する画像形成装置のように、複数のLD発光素子を用いる場合に採用する構成としては、LDユニットを複数有する構成のものと、LDアレーを用いたLDユニットで構成するものが存在する。ただ、いずれの構成を採用しても、LDユニットのドライブ部には、制御信号がそれぞれに必要である。
LD63の発光タイミングと走査光路上に配置された同期センサ61により検知される同期検知信号の関係を説明する。同期検知ユニットは、同期センサ61とこのセンサで検知された信号を増幅して出力する増幅部から構成され、一般的にLDビームが同期センサ61上を走査している期間、増幅部のトランジスタがL(Low)レベルの信号を出力する。
LD63の制御側は、同期センサ61上を走査する期間、LD63を点灯する機能を備えているとともに、この期間に同期検知ユニットからの同期検知信号を受けて、LD発光開始タイミングを生成するカウンタの同期クロック(画素クロック)の位相を制御する機能を有している。
一般的に発振ブロックにおいて高速に駆動する源振クロックからカウンタにより同期クロック(画素クロック)を形成し、同期検知ユニットからの同期検知信号により前記カウンタのリセットを行うことにより、同期クロックが所定の期間、周期を伸び縮みすることで位相制御が実現される。これによりLD63が、被走査面上を走査する場合に走査方向の画像書き込み開始点を一定に保つことができ、各走査において形成される画像にズレを生じないようにすることができる。
データバス転送方式においては、上記[背景技術]の項に述べたように、n個の制御対象(データ伝送先)があれば、バス幅がn倍になり、バス幅を広くとる必要があり、かつプリント基板上にパターンとして形成された伝送路を用いたり、ケーブルを用いるような回路構成になる場合には、輻射電磁ノイズの問題も大きく、対策も多くの困難を伴う。
また、上記した露光部の光ビーム走査装置1(図4、参照)においては、ポリゴンミラーの被走査面に対する走査領域を示す有効走査率は、普通60%程度であることから、特に露光部での画素クロックは、その他の部分の画素クロックより倍程度高い周波数となり、露光部での不要輻射対策をより難しいものとしている。
この方式によるデータ伝送は、通常、図7に示す回路構成のデータ伝送I/Fによって行われている。
図7に示すように、光書込装置の制御部は、LDドライバ21により駆動されるLD63を持つ書込みLD部20と書込みLD部20の前段に設けた発光用データ処理部10よりなる。発光用データ処理部10は、それぞれに伝送回路を装備した処理ブロック(1)11と処理ブロック(2)12を有する。
また、発光用データ処理部10の処理ブロック(2)12と書込みLD部20のLDドライバ21は、それぞれに装備した伝送回路により、これらの間でデータ伝送を行う。このデータ伝送は、クロック信号でデータをラッチしてデータを確定する操作を行うために、受信側から発信側にクロックCLK(2)16を伝送して、伝送されたクロックで同期をとってデータを確定する操作を行うことにより、データずれのないデータ伝送を実現している。
図8は、4bitデータの例を示すもので、4bitのデータ0〜3が、同図示の所定周期のクロックにより、ラッチされるので、データにおける立ちあがり、立下りがクロックの立ちあがりと同期して行われる。
この従来方式の動作では、図8に示されるように、データ0〜3の4bitのデータ信号は、そのデータ値が変化した部分でしか信号レベルに変化がない。例えば、4bitデータにおいて2hから6hに値が変化した場合に、実際に信号のレベルが変化するのは、3bit目が0から1(正論理でLからH)だけであるから、クロック信号と比較して周期的に変化する割合が低くなる。しかも、例え、0h→fh→0h→fh→・・・と繰り返す状態(図中の後半部分)であっても、図示のように、立ち上がりや立ち下がりもしくはその両エッジに同期しているので、この結果として、データの周期が最小でも、同期用クロック信号の2倍にしかならないことが分かる。
従って、データによる信号の変化は、同期用のクロック信号による変化よりもEMCへの影響が少なく、問題にならないが、同期用クロック信号は、高い周波数が用いられるようになって、影響はより大きい。
そこで、本発明では、上記従来技術における同期用のクロックの伝送をしないで、発信、受信双方でデータを確定するラッチ操作を行うためのクロックの同期をとることを可能にするシステムとすることによって、この課題を解決する。即ち、発信側と受信側の伝送回路に共通に用いる同期信号(それぞれの側で発生させるクロックの位相を合わせるための信号であって、クロックではない)を伝送する回路を設けることにより、従来方式における同期用のクロックを無くし、EMCへの影響を少なくすることを可能にする。
図5は、本発明の実施形態に係わるデータ伝送I/Fの回路構成を示す。
図5に示すように、光書込装置の制御部は、LDドライバ21により駆動されるLD63を持つ書込みLD部20と書込みLD部20の前段に設けた発光用データ処理部10よりなる。
発光用データ処理部10は、スキャナ、PC、FAX等から伝送されたデータを露光部の書き込み制御に用いるデータへと処理するために設けられている。これは、光ビーム走査装置1の走査(ポリゴンミラー3の動作)に対する発光(書込み)制御の同期処理と、書き込み有効走査率に対応する速度変更処理とが必要となるからで、少なくともこのための処理ブロックが普通、LDドライバ21の前段に設けられている。更に、画素密度変換やスムージング処理等も必要な場合は同様に書き込みLD部の前段で処理される。図5の回路では、これらを伝送回路が装備された処理ブロック(1)11と処理ブロック(2)12として示している。
処理ブロック(2)12とLDドライバ21間のデータ伝送に用いる各々のクロック信号(クロックCLK(2)とクロックCLK(3))を同期させるために、同期信号伝送回路を設ける。この同期信号伝送回路は、同期信号源としての同期センサ61(図3、参照)からの検知信号を伝送媒体(ケーブル等)を介して発光用データ処理部10と書込みLD部20に同期信号として伝送し、クロックジェネレータ・CLK(2)17とクロックジェネレータ・CLK(3)25の双方に入力する。
従って、同期信号伝送回路からの同期信号の入力を受けるクロックジェネレータ・CLK(2)17とクロックジェネレータ・CLK(3)25は、発生させるクロック信号の位相を制御する機能を有するクロックジェネレータである。
図6(A)に示すクロックジェネレータ17,25は、水晶発振子、セラミック発振子等の発振器17kとn進カウンタ17cを備え、発振器17kで発振した内部クロックをn進カウンタ17cに入力し、同期信号をn進カウンタ17cのリセット端子への入力としている。このクロックジェネレータ17,25は、図6(B)に示すように同期信号でn進カウンタ17c(図6(B)の例では、2進の場合を示し、CLKは内部クロックの周期を4倍して出力する)をリセットすることにより、クロックCLK出力の位相を制御する。
なお、上記構成では、クロックジェネレータ・CLK(2)17とクロックジェネレータ・CLK(3)25を同一とし、発生するクロック周波数が同じであることを想定した例を示したが、一方のクロックジェネレータが発生するクロック周波数を他方の周波数の整数倍であるようにすれば、データ伝送密度が異なるだけで、データずれの問題は、発生しないので、このような条件により実施することも可能である。
伝送されてくるデータを受け取るLDドライバ21側のデータ伝送回路では、伝送されたデータを確定するために、クロックジェネレータ・CLK(3)25が発生するクロックを用いてラッチ操作を行う。
この操作において、発信側と受信側のクロックCLK(2)、クロックCLK(3)の周波数が同じでも、クロック同士の位相が異なっている場合には、データの位相ズレが発生するが、本実施形態では、共通の同期信号を発信側と受信側に伝送し、その同期信号に基づいてクロック位相を制御することにより、発信側のクロック位相で発信されたデータは受信側のクロック位相に同期したクロックで受信できることとなり、データの位相ズレを生じることがない。
上記のように、本実施形態の伝送I/Fによれば、処理ブロック(2)12とLDドライバ21間のデータ伝送をデータと同期信号の伝送により実現できるため、高周波クロックを伝送する従来方式において伝送経路上で起きる不要輻射は発生しない。
上記実施形態(図5、参照)においては、処理ブロック(2)12とLDドライバ21間のデータ伝送において、発信側と受信側のクロックCLK(2)、クロックCLK(3)の同期をとるための同期信号をそれぞれのクロックジェネレータ17,25に伝送媒体(ケーブル等)を介して伝送する回路構成を採用した。本実施形態では、この回路構成に代えて、処理ブロック(2)12とLDドライバ21間で伝送される画像データに付加される発光制御に用いる制御データを利用することにより、上記実施形態で設けた伝送媒体(ケーブル等)を介して同期信号を伝送する回路を不要にする。
ここで利用する発光制御に用いる制御データは、伝送される画像データと所定の時間的関係が必要である。そのために、例えば、従来から画像データに対する発光制御条件として付加されているスムージング等に使用する位相制御データ(画素ドットを打つ位置を「右寄せ」「左寄せ」「中央」に制御するデータ)を用いることが可能である。
この位相制御データは、処理ブロック(2)12で生成される発光用データ中において、画像データに対する付加ビットとして画像ビット列と一定のビット配置関係を持ってLDドライバ21に伝送される。
従って、LDドライバ21は、発光用データ中に付加された位相制御データにもとづいて、同期信号を得ることができ、伝送媒体(ケーブル等)を介して同期信号を伝送する回路を不要にし、伝送回路を簡素化することが可能になる。
上記実施形態(図5、参照)においては、処理ブロック(2)12とLDドライバ21間の発光用データを伝送する際に、画像(ビデオ)信号の階調数を表現するビット数に応じたデータをパラレル伝送する方式を採用することを実施形態として示した。本実施形態では、この方式に代えて、シリアル伝送方式を採用することにより、不要輻射をパラレル伝送方式で発生するときに比べて、より低減化することを可能にするものである。
シリアル伝送方式を採用する場合には、発信側の処理ブロック(2)12が有する伝送回路として、前段の処理ブロックから送られてくるパラレルデータをシリアルデータに変換する回路を備え、シリアルバスを介して変換したデータを受信側のLDドライバ21に伝送する。従って、受信側のLDドライバ21は、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換する回路を備え、データを復元することにより、LD63の発光を制御する駆動信号に用いることが可能なデータにする。なお、上記したパラレル→シリアル変換回路、シリアル→パラレル変換回路を用いるシリアルインターフェースそのものは、既存技術であり、本実施形態は、これらの既存技術を適用することにより、実施し得る。
上記実施形態では、高周波クロックの伝送を不要にしたことにより、伝送路で発生する不要輻射を低減化することを可能にしたが、データ伝送による不要輻射は、高周波クロックによるよりも小さいが依然として存在し、画像データの伝送にパラレルインターフェースを用いると、無視できない大きさになる可能性があり、又、シリアルインターフェースを用いる場合、伝送速度を上げると、同様に無視できなくなる可能性がある。
そこで、本実施形態においては、処理ブロック(2)12とLDドライバ21間の発光用データを伝送する際に、LVDS (Low Voltage Differential Signaling)方式のインターフェースを採用することにより、データ伝送速度を低下させることなく、より不要輻射の低減化を図ることを可能にするものである。
LVDSインターフェースは、発信側の処理ブロック(2)12の伝送回路にLVDSドライバを備え、受信側のLDドライバ21の伝送回路にLVDSレシーバを備えることにより構成される。
LVDSドライバは、前段の処理ブロックから出力されるTTL/CMOS信号をLVDS 信号に変換する。また、LVDSレシーバは、LVDS 信号をTTL/CMOS信号に復元し、LDドライバ21で利用可能な信号にする。
LVDS 信号のレベルは、TTL/CMOS信号レベルに比べ、各段に小さく、バス幅も狭く、しかも伝送速度を落とさずに、伝送経路上で起きる不要輻射を低減化することが可能になる。なお、LVDSインターフェースそのものは、既存技術であり、本実施形態は、既存のLVDSインターフェースを適用することにより、実施し得る。
Claims (4)
- 発光源、発光用データ処理部、発光用データをもとに発光源の点灯をオン/オフ制御するドライバ部、発光用データ処理部で処理されたデータをドライバ部に伝送するためのデータ伝送インターフェース及び発光源で発生した光を書込み面上に走査させる走査部よりなる光書込装置を有する画像形成装置であって、前記データ伝送インターフェースは、同期信号を伝送する同期信号伝送回路と、前記同期信号伝送回路から伝送されてきた同期信号に基づきクロック信号の位相を制御する機能を有する第1及び第2の各クロックを発生するクロックジェネレータと、第1のクロックジェネレータが発生するクロックに同期して発光用データを伝送するデータ伝送回路と、第2のクロックジェネレータが発生するクロックに同期して伝送された発光用データをラッチする回路を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載された画像形成装置において、前記同期信号伝送回路が前記データ伝送回路によって伝送される発光用データに挿入された制御用データを同期信号として利用する回路であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、前記データ伝送回路がシリアルデータ伝送方式の回路であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至3のいずれか記載された画像形成装置において、前記データ伝送回路がLVDS (Low Voltage Differential Signaling)方式の回路であることを特徴とする画像形成装置。
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