JP4517140B2 - セラミック中空ボール及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、たとえば溶鋼を連続鋳造するプロセスにおけるタンディッシュ内の溶鋼を保温し外気と溶鋼表面を遮断すべく機能しまた、各種耐熱保温材料の素材として用いることができる軽量な耐熱性、断熱性に優れたセラミック中空ボール及びその製造方法に関する。
たとえば製鉄所において、溶鋼を連続鋳造する場合、溶鋼は取鍋からタンディッシュ内に注入されさらにタンディッシュから鋳型内に注入されて連続鋳造され凝固後所定長さに切断されて、ブルームやスラブといった鋼片とされる。このプロセスにおいて、取鍋やタンディッシュ内で、溶鋼表面と外気とを遮断すべくまた、溶鋼温度の降下を可及的に抑える目的で保温材が用いられる。保温材として従来、焼き籾、トーワライト、チャーライト、バーミュキュライト(蛭石)などが用いられてきた。
また、少なくとも全体の80%を占める主成分として、二酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、および酸化マグネシウム(MgO)を含み、SiOとAlの重量比が2/1以下、1/1以上の範囲内であって、酸化マグネシウムを重量で、主成分に対し20%〜45%含有する粒状保温材が既知である(たとえば、特許文献1参照)。
特開平07−232246号公報
さらに、CaO/Al=0.5〜1.0かつ、MgO=5%〜30%未満、SiO≦10%とする液相保温材にCaO/Al=0.5未満または2.0%超である中空焼結体を5%〜90%含有せしめた溶鋼保温材も知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平08−033960号公報
また、酸化マグネシウム(MgO)≧60%で比表面積=15m/gr〜1m/gr、嵩比重=0.2〜1.5、粒径=0.5mm〜15mmである断熱、耐火粒子も既知である(たとえば、特許文献3参照)。
特公平03−48152号公報
上記従来技術には、以下の問題が存していた。即ち、焼き籾の場合は、焼き籾の主成分が二酸化珪素(SiO)と炭素(C)であり、二酸化珪素は熱伝導率が低く保温性に優れているけれども、溶鋼中のアルミニウムと反応してこれを酸化アルミニウム(Al)に変化させる。従って、二酸化珪素を主成分とする焼き籾は、タンディッシュ等における溶鋼の保温材として好ましくない。また、炭素を多く含む焼き籾は、溶鋼の炭素含有量を変化させ極低炭素鋼等に対して好ましくない。
トーワライト、チャーライト、バーミュキュライト(蛭石)などの主成分は二酸化珪素(SiO)である。而して、焼き籾におけると同様に、溶鋼中のアルミニウムと反応してこれを酸化アルミニウム(Al)に変化させる点で好ましくない。そしてこれらトーワライト、チャーライト、バーミュキュライト(蛭石)などは、海外からの供給に依存している問題もある。また、焼き籾、トーワライト、チャーライト、バーミュキュライト(蛭石)などは、その使用に際し、作業者に、粉塵に起因する珪肺疾患を招く虞もある。
特許文献1(特開平07−232246号公報)に開示されている保温材は、二酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)を主成分とするものであり、溶鋼成分を変化させ延いては最終的に得られる鋼材の特性に影響を与える問題がある。
特許文献2(特開平08−033960号公報)に開示の保温材の場合、使用時に粒子間の焼結が進み、タンディッシュから鋳型への溶鋼注入の制御を行うストッパーの開閉制御が困難となる問題がある。また、特許文献3(特公平03−48152号公報)に開示されている断熱、耐火粒子の場合も同様の問題がある。
上記従来技術における問題を解決すべく、発明者は先に、特願2002−086132号にて二層構造セラミック中空ボール及びその製造方法を提案した。この提案になる二層構造セラミック中空ボールは上記従来技術における問題を解決し得たが、さらに解決されるべき次の課題があった。即ち、(1)製鉄所において、溶鋼の保温材としてさらに軟化点の高い耐熱性に優れたものが要求される。(2)製造過程が二段階である。即ち、先ずコアボールを作り、このコアボールの外周面にマグネシア等を塗布するという二段階プロセスであるために時間とコストの面でさらに優れた製造プロセスが要求される。本発明は、軟化点がさらに高く耐熱性に優れるとともに、断熱性に優れ嵩密度が低いセラミック中空ボールおよびそれを一段階プロセスで低コスト下に得ることができる製造方法を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、マグネシアクリンカーといった産業廃棄物を原料とし得るセラミック中空ボール及びその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム:マグネシア=5:10:10〜5:2:8の範囲内にある組成を有し、嵩比重≦0.8、軟化点≧1500℃であるセラミック中空ボールである。
請求項2に記載の発明は、焼成後に、重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム:マグネシア=5:10:10〜5:2:8の範囲内にある組成となるように、水ガラス、炭酸カルシウム:マグネシア、および必要に応じて水を加えて混練、成型した後、空気中、250℃〜500℃の温度域で5分間〜20分間加熱するセラミック中空ボールの製造方法である。
請求項3に記載の発明は、焼成後に、重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム:マグネシア=5:10:10〜5:2:8の範囲内にある組成となるように、水ガラス、炭酸カルシウム、マグネシア、および必要に応じて水を加えて混練して得られたスラリーを1箇又は複数箇のノズルからプレート上に所定量押し出し、次いで、所定間隔プレートを変位させて所定量のスラリーを押し出し以降順次これを繰り返し原料スラリーをプレート上に配置した後、該プレートを空気中、250℃〜500℃の温度域で5分間〜20分間加熱するようにしたセラミック中空ボールの製造方法である。
本発明の一層構造のセラミック中空ボールは、耐熱性、断熱性に優れるとともに軽量であり、製鉄所における溶鋼等の保温材として好適に用いることができるほか、船舶や航空機、自動車のエンジン周辺の断熱材や壁材、スペースシャトルの断熱材、建築や土木用の耐火材、不燃材、防音材など多くの分野で利用することができる。また、バーミュキュライトのように、海外にその供給を依存することなく産業廃棄物であるマグネシアクリンカー(耐火物廃材)を主原料として用いることができる。
請求項2に記載の発明によるときは、一層構造のセラミック中空ボールを、一段階プロセスによって、バーミュキュライト等に比し、少なくとも1/10程度のコストで製造することができる。
以下、本発明をその好ましい実施形態に則して説明する。
本発明のセラミック中空ボールは、重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)=5:10:10〜5:2:8の範囲内の組成を有する。炭酸カルシウム(CaCO)の配合比率が2未満或は10超では、きれいな一層構造の中空ボールとはならない。好ましくは、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)=5:10:10〜5:4:10の範囲である。
本発明のセラミック中空ボールを製造するに際しては、水ガラス(50%程度の水を含んだもの)を用いる。水ガラスは、二酸化珪素とアルカリとを融解して得られる珪酸アルカリ塩を濃厚水溶液としたものであって、通常、NaO:1molにつきSiO:2mol〜4molを含み無色で粘性の大きな液体である。水ガラスの約50%は水であり、適度の粘度を有するため炭酸カルシウムやマグネシアを凝集させ、成型することを容易にする。
本発明のセラミック中空ボールの製造プロセスは、水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)=10:10:10〜10:2:8、望ましくは、水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)=10:10:10〜10:4:10、および必要に応じて水を加えた混合物を混練、成型した後、200℃以上、好ましくは250℃以上の温度域に1分間〜20分間保持して成型物中の水分を揮散させる。水ガラス中の水分および混練に先立って必要に応じて添加された水が蒸発する際、炭酸カルシウムの一部が分解して二酸化炭素(CO)が同時に発生することによって混合物成型体は効率よく発泡し、中空ボールとなる。このときの化学反応は、以下の如くである。
Figure 0004517140
水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)=10:10:10〜10:2:8、および必要に応じて水を加えた混合物を混練し成型したものの加熱は、空気中、200℃以上、好ましくは250℃以上であり、300℃以上が最も望ましい。加熱温度が高くなるに従って発泡に要する時間は短くなるけれども、加熱温度が500℃を超えると反応速度が過大となり中空ボールが破裂したりする。従って、加熱温度は250℃〜500℃が好ましい。このときの加熱時間は5分間から20分間が望ましい。
水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO):および水を、10:8:10:2〜10:6:10:2の範囲内で変化させ、この混合物をよく混練し球状に成型した後、500℃の温度で20分間加熱した。得られたセラミック中空ボールの水ガラス(珪酸ナトリウム成分の重量):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)の重量比と直径、重量、嵩密度を表1に示す。
Figure 0004517140
得られたセラミック中空ボールの耐熱試験を行った。セラミック中空ボールの組成と耐熱試験の結果を、従来保温材として用いられてきたバーミュキュライトの耐熱試験結果と併せ表2に示す。
Figure 0004517140
表2から明らかなように、炭酸カルシウム(CaCO)の配合比率が高いほど水ガラス成分(珪酸ナトリウム成分)の中空ボールからの滲み出しが少ない。しかし、上記組成において、炭酸カルシウム(CaCO)の配合比率が10を超えると、きれいな中空ボールとはならなかった。炭酸カルシウム(CaCO)の配合比率が2に満たない場合も同様であった。生成したセラミック中空ボールの組成が重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分の重量):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO)=5:8:10であるものが最も耐熱性に優れている。この組成のものは、1600℃においても、多少の変形は認められるものの依然として中空ボールのままであり、製鉄所における溶鋼の取鍋やタンディッシュでの使用にも十分に耐えることができる。
比較のために、従来、製鉄所において溶鋼の保温材として用いられているバーミュキュライトの耐熱性を、本発明のセラミック中空ボールと同一の条件で試験した。その結果を表2に併記しているが、表2から明らかなように、1450℃で溶融し、1500℃ではさらさらの液体となった。
〔比較例1〕
水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸バリウム(BaCO):マグネシア(MgO):および水を、10:8:5:0.8の比率で混合しこの混合物をよく混練し球状に成型した後、500℃の温度で20分間加熱した。得られたセラミック中空ボールについて、耐熱性の試験を行った。その結果を表3に示す。
Figure 0004517140
表3から明らかなように、耐熱性において、本発明のセラミック中空ボールに大きく劣る。なお、比較例1に示した炭酸バリウムを含む系では、水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸バリウム((BaCO):マグネシア(MgO):および水の比が10:8:5:0.8の場合に中空ボールを作成することができ、マグネシア(MgO)濃度がそれより高い場合には中空ボールは作成できなかった。
次に、本発明の実施例1で得られたセラミック中空ボールと、比較例1で得られたセラミック中空ボールについて、耐酸性試験を行った。耐酸性試験は、硝酸と硫酸からなるpH=3.5の模擬酸性雨をセラミック中空ボール重量の9倍量秤り取り、その中にセラミック中空ボールを3日間浸漬させた後の溶出量を調べる方法によった。比較のために、740℃で30分間加熱するアニーリングを行ったセラミック中空ボールについても耐酸性試験を行った。表4および図1に、本発明のセラミック中空ボールの耐酸性試験結果を示す。
Figure 0004517140
表4および図1から明らかなように、本発明のセラミック中空ボールであって、740℃で30分間加熱するアニーリングを施したものは耐酸性にも優れている。
表5および図2に、比較例1で得られたセラミック中空ボールの耐酸性試験結果を示す。
Figure 0004517140
表5および図2から明らかなように、比較例1で得られたセラミック中空ボールは、740℃で30分間加熱するアニーリングを施したものも含め、経時的に溶出量が増大している。
図3に、本発明のセラミック中空ボールの製造方法を実施するときの装置の一例を示す。図3において、1は脚であって基礎に固定され、プレート3の直線運動案内面をもつベッド2を固定・支承する。4は門型フレームであり、シリンダ5を固定・吊下しこのシリンダ5によってスラリー送給ヘッダ6を昇降自在に支持・吊下する。
7はスラリー容器であって、水ガラス(50%程度の水を含んだもの):炭酸カルシウム(CaCO):マグネシア(MgO):および必要に応じて水を添加した混合物を混練して得られるスラリーを貯留する。8はスラリー圧送装置であって、100kPa〜3MPaの気体たとえば圧縮空気でスラリーを加圧して、チューブ9たとえばフレキシブルチューブを介してスラリーを圧送し、ノズル10からプレート3上に所定量のスラリーを吐出し原料スラリー11として載置する。原料スラリー11のサイズは、ノズル10の口径およびノズル10からの供給時間とスラリー圧送装置8における圧力によって制御される。
12はモータであって、たとえばステッピングモータが用いられる。13はスプロケットホイールであり、モータ12の出力軸に固定されるとともにチェーン14が巻回され、チェーン14はモータ12の出力軸と対向する側にあるもう一方のスプロケットホイール13(アイドルスプロケットホイール)間で無限軌道を形成する。チェーン14の途中でプレート3の下面が固定され、モータ12の正・逆回転によってプレート3はベッド2上を進退(直線運動)する。
この実施例においては、モータ12としてステッピングモータを用いており、図示しない制御装置およびモータドライバによって所与の数のパルスがモータ12に与えられ、パルス数に応じた回転を行う。これによって、プレート3は所定距離だけ直線運動する。然る後、ノズル10から原料スラリーがプレート3上に送給される。これを順次繰り返して行く。プレート3上への原料スラリーの送給が完了したら、プレート3を取り外し、窯炉中で、たとえば500℃で20分間加熱してセラミック中空ボールを得る。
この実施例においては、原料ボール11が所定間隔でマトリックス状に配置されるプレート3は、表面が平滑な金属よりも粗面(微細凹凸)を有するセラミックボードが好ましい。而して、この実施例においては、チェーン14の途中に固定される鋼製フレームにセラミックボードを装着したプレート3としている。
(参考例1)
発明者は、実施例2における本発明のセラミック中空ボールの製造方法を実施するときの装置にさらに改善を加え、原料11のサイズ、重量のバラツキの小さな製造プロセスを実現した。それを図4に示す。図4において、30はプレートであって、この参考例においてはセラミックボード部分を示している。プレート30には、図4(a)に示すように、凹部(キャビティ)31がマトリックス状に配列されている。凹部(キャビティ)31の縦断面形状を図4(b)〜図4(e)に示す。即ち、凹部(キャビティ)31−1〜31−4は半球状(図4(b))、半楕円球状(図4(c))、円錐状或は角錐状(図4(d))、円筒状または多角柱状(図4(e))など種々の形状を採用することができる。
而して、プレート30上に原料スラリーを送給するに際しては、プレート3上の凹部31に原料スラリーを充填すべくラフにかつ迅速に原料スラリーを流下せしめ、然る後、図示しないスクレーパでプレート30の平坦面に沿って余剰原料スラリーを掻き取る。こうして、プレート3上の凹部31のみに原料スラリーが充填される。掻き取った余剰原料スラリーは再使用する。そして、プレートにおけるセラミックボード部分を取り外し、窯炉等に装入し、たとえば、500℃で20分間加熱し、セラミック中空ボールを得る。或は、プレートをベルトコンベアでトンネル型キルン中へ移動させ、たとえば、500℃で20分間加熱し、セラミック中空ボールを得る。
本発明の一層構造のセラミック中空ボールは溶鋼等の保温材として好適に用いることができるほか、船舶や航空機、自動車のエンジン周辺の断熱材や壁材、スペースシャトルの断熱材、建築や土木用の耐火材、不燃材、防音材など多くの分野で利用することができる。
本発明のセラミック中空ボールを模擬酸性雨中に浸漬したときの溶出量の経時変化を示すグラフ 比較例1によって得られたセラミック中空ボールを模擬酸性雨中に浸漬したときの溶出量の経時変化を示すグラフ 本発明のセラミック中空ボールの製造方法を実施するときの装置の一例を示す斜視図 本発明のセラミック中空ボールの製造方法を実施するときの装置の他の例を示す図であって、(a)は平面図、(b)〜(e)は縦断面図である。
1 脚
2 ベッド
3 プレート
4 門型フレーム
5 シリンダ
6 スラリー送給ヘッダ
7 スラリー貯留容器
8 スラリー圧送装置
9 チューブ
10 ノズル
11 原料ボール
12 モータ
13 スプロケットホイール
14 チェーン
30 プレート
31 凹部
31−1 半球状凹部
31−2 半楕円球状凹部
31−3 円錐状或は角錐状凹部
31−4 円筒状又は多角

Claims (3)

  1. 重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム:マグネシア=5:10:10:〜5:2:8の範囲内にある組成を有し、嵩比重≦0.8、軟化点≧1500℃であることを特徴とするセラミック中空ボール。
  2. 焼成後に、重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム:マグネシア=5:10:10〜5:2:8の範囲内にある組成となるように、水ガラス、炭酸カルシウム、マグネシア、および必要に応じて水を加えて混練、成型した後、空気中、250℃〜500℃の温度域で5分間〜20分間加熱することを特徴とするセラミック中空ボールの製造方法。
  3. 焼成後に、重量比で、水ガラス(珪酸ナトリウム成分のみ):炭酸カルシウム:マグネシア=5:10:10〜5:2:8の範囲内にある組成となるように、水ガラス、炭酸カルシウム、マグネシア、および必要に応じて水を加えて混練して得られたスラリーを1箇又は複数箇のノズルからプレート上に所定量押し出し、次いで、所定間隔プレートを変位させて所定量のスラリーを押し出し以降順次これを繰り返し原料スラリーをプレート上に配置した後、該プレートを空気中、250℃〜500℃の温度域で5分間〜20分間加熱するようにしたことを特徴とするセラミック中空ボールの製造方法。
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