JP2002154853A - コンクリート補強材及びそれを用いたコンクリート成形体 - Google Patents

コンクリート補強材及びそれを用いたコンクリート成形体

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JP2002154853A JP2000351054A JP2000351054A JP2002154853A JP 2002154853 A JP2002154853 A JP 2002154853A JP 2000351054 A JP2000351054 A JP 2000351054A JP 2000351054 A JP2000351054 A JP 2000351054A JP 2002154853 A JP2002154853 A JP 2002154853A
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C04B20/00Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コンクリートの補強材として使用
すると、コンクリートの剥落が発生しにくいコンクリー
ト補強材及びそれを用いたコンクリート成形体を提供す
ることを目的とするものである。 【構成】 本発明のコンクリート補強材は、連続した無
機繊維束に樹脂を含浸させ、それを硬化させてから切断
したコンクリート補強材であって、樹脂含有率が10〜
80質量%、切断長が10〜80mmであることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチールファイバ
の代替としてコンクリートの補強材として用いるコンク
リート補強材及びそれを用いたコンクリート成形体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート成形体は、構造体と
して種々の用途に用いられているが、特に、トンネルの
内壁や高架壁では、剥落防止のため、補強材としてスチ
ールファイバを混入させて用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外部からの応力によっ
てコンクリートにクラックが発生した際、クラック中で
橋渡ししている補強材が、全て脆性破壊を起こすと、コ
ンクリートの剥落が発生しやすくなるが、スチールファ
イバは、コンクリートと接着せず、コンクリートとの界
面での摩擦力が低いため、応力がダイレクトに加わるこ
とによる脆性破壊が発生しにくく、コンクリートの剥落
が発生しにくくなる。
【0004】しかしながら、スチールファイバは金属に
特有の錆びが発生しやすい。特に、外部からの応力によ
ってコンクリートにクラックが発生して、破壊に至らな
かった場合においても、そのクラックを通して大気に晒
されたスチールファイバは、錆びて強度が低下し、錆び
た箇所で脆性破壊が起こりやすくなり、コンクリートの
剥落が発生しやすくなるという問題を有している。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、コンクリートの補強材として使用すると、コンク
リートの剥落が発生しにくいコンクリート補強材及びそ
れを用いたコンクリート成形体を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく種々の実験を繰り返した結果、連続した無機
繊維束を多量の樹脂で固化し、切断したものをスチール
ファイバの代替として用いると、コンクリートと接着せ
ず、コンクリートとの界面での摩擦力が低いため、応力
がダイレクトに加わることによる脆性破壊が発生しにく
く、コンクリートの剥落が発生しにくいことを見出し、
本発明を提案するに至った。
【0007】すなわち、本発明のコンクリート補強材
は、連続した無機繊維束に樹脂を含浸させ、それを硬化
させてから切断したコンクリート補強材であって、樹脂
含有率が10〜80質量%、切断長が10〜80mmで
あることを特徴とする。
【0008】また、本発明のコンクリート成形体は、補
強材として、連続した無機繊維束に樹脂を含浸させ、そ
れを硬化させてから切断したコンクリート補強材を含む
コンクリート成形体であって、コンクリート補強材の樹
脂含有率が10〜80質量%、切断長が10〜80mm
であることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のコンクリート補強材は、樹脂含有率が
10〜80質量%となるように樹脂を含浸させ、それを
硬化させ、10〜80mmの長さに切断してなるため、
コンクリートの補強材として使用すると、コンクリート
成形体の強度を向上させるだけでなく、外部からの応力
によりコンクリートにクラックが発生しても、金属以外
の無機繊維を用いるため錆びることが無く、また、コン
クリートと接着せず、コンクリートとの界面での摩擦力
が低いため、応力がダイレクトに加わることによる脆性
破壊が発生しにくいため、コンクリートの剥落が発生し
にくくなる。
【0010】すなわち、樹脂含有率が10質量%よりも
少ないと、繊維がコンクリート補強材の表面層に多く存
在するようになるため、外部からの応力によりコンクリ
ートにクラックが発生した際に、コンクリートとの界面
での摩擦力が大きくなるため、応力がダイレクトに加わ
りやすく、脆性破壊しやすいため、コンクリートの剥落
が発生しやすく、80質量%より多いと、コンクリート
補強材の弾性率が低く、外部からの応力によりコンクリ
ートにクラックが発生した際に、脆性破壊はしないが、
コンクリート補強材が長さ方向に延びて切断されやすく
なるため、コンクリートの剥落が発生しやすくなる。
【0011】また、連続した無機繊維束の長さが10m
mよりも短いと、コンクリートの接触部分が少なくなる
ため、外部からの応力によりコンクリートにクラックが
発生した際に、コンクリート補強材がコンクリートから
抜けやすくなり、コンクリートの剥落が発生しやすく、
80mmより長いと、硬化前のコンクリートの混練作業
が困難になり、コンクリート補強材をコンクリート中に
均一に分散させることが難しくなる。
【0012】また、コンクリート補強材の断面積が、
0.1〜12.0mm2であると、コンクリートとの界
面での摩擦力が低くなるため好ましい。すなわち、断面
積が0.1mm2よりも小さいと、相対的に表面積が増
加し、コンクリートとの接触面積が増加するため、外部
からの応力によりコンクリートにクラックが発生した際
に、コンクリート補強材がコンクリートから抜けにく
く、応力が加わりやすくなり、また、断面の直径も小さ
いことから、破断しやすくなって、コンクリートの剥落
が発生しやすくなり好ましくなく、12.0mm2より
も大きいと、相対的に表面積が減少し、コンクリートと
の接触面積が減少するため、外部からの応力によりコン
クリートにクラックが発生した際に、コンクリート補強
材がコンクリートから抜けやすくなり過ぎ、コンクリー
トの剥落が発生しやすくなり好ましくない。
【0013】また、コンクリート補強材の断面形状は、
特に限定されないが、円形は勿論のこと、三角、四角、
星型等の形状であっても構わない。
【0014】また、コンクリート補強材は、直線状だけ
でなく、インデント及び亜鈴形状を有すると、外部から
の応力によりコンクリートにクラックが発生した際に、
コンクリートとの界面での摩擦力が小さくなりすぎず、
コンクリート補強材がコンクリートから抜けやすくなら
ないため、コンクリートの剥落が発生しにくくなり好ま
しい。
【0015】さらに、コンクリート補強材の表面が凹凸
面を有することによっても、外部からの応力によりコン
クリートにクラックが発生した際に、コンクリートとの
界面での摩擦力が小さくなりすぎず、コンクリート補強
材がコンクリートから抜けやすくならないため、コンク
リートの剥落が発生しにくくなり好ましい。
【0016】コンクリート補強材に使用する無機繊維束
は、金属のように錆びて強度劣化する事が無く、弾性率
が高い繊維束であれば特に限定はないが、耐候性に優れ
たガラス繊維ストランドあるいは炭素繊維ストランドを
用いることが好ましい。特にガラス繊維は、広範な種類
の樹脂の含浸性に優れ、安価であり、弾性率が高く、コ
ンクリート補強材の弾性率が高くなるため、外部からの
応力によりコンクリートにクラックが発生した際に、コ
ンクリート補強材が延びて切断することが無いため、コ
ンクリートの剥落が発生しにくくなり好ましい。
【0017】このガラス繊維の組成としては、特に耐ア
ルカリ性に優れたZrO2を含む耐アルカリ性ガラスで
あると、コンクリート補強材をコンクリートに含ませた
場合に、コンクリート補強材が、コンクリート中のアル
カリ成分により浸食されにくく、強度劣化が起こりにく
いため好ましい。
【0018】また、コンクリート補強材に使用する繊維
束のストランド太さは、250〜3000texである
と好ましい。すなわち、ストランド太さが250tex
より細いと破断しやすくなり、3000texよりも太
いと、断面積が12.0mm 2を超えてしまうため好ま
しくない。
【0019】この繊維束に用いるモノフィラメント径
は、特に制限されないが、繊維の製造に適した12〜2
6μmであると好ましい。
【0020】本発明のコンクリート補強材において使用
するマトリックス樹脂は、特に制限はなく、繊維が含浸
しやすく、成形が容易で、FRP製品によく使用される
ポリエステル、ビニルエステル等の熱硬化性樹脂や、成
形後に変形可能なポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリプロ
ピレン等の熱可塑性樹脂が使用可能である。この中で
も、特にポリプロピレン樹脂は、成形工程における硬化
速度を制御しやすく、成形後における変形や表面加工が
容易で、安価であり好ましい。しかし、この中でも熱硬
化性樹脂であるフラン樹脂は、熱硬化に時間がかかり、
作業効率が悪くなるため好ましくない。
【0021】本発明のコンクリート成形体は、コンクリ
ート補強材の含有率が0.1〜4体積%であると好まし
い。すなわち、コンクリート補強材の含有率が0.1体
積%より低いと、コンクリートの補強効果が低く、外部
からの応力によりコンクリートにクラックが発生した際
に、コンクリートの剥落が発生しやすく、4体積%より
高いと、硬化前コンクリートの粘度が高くなり、混練作
業が困難になり好ましくない。
【0022】次に、本発明のコンクリート補強材及びそ
れを用いたコンクリート成形体の製造方法を説明する。
【0023】まず、12〜26μmのモノフィラメント
径で、ストランド太さが250〜3000texのガラ
ス繊維ストランドあるいは炭素繊維ストランドを用意す
る。次に、熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂が入った
含浸ダイに上記ストランドを通過させ、ダイの出口か
ら、熱硬化性樹脂の場合には、加熱しながら引き出し、
熱可塑性樹脂の場合には、冷却しながら引き出し成型
し、所望の長さにカットすることによって、コンクリー
ト補強材10(図1)が作製され、コンクリート補強材
の断面形状や断面積は、ダイの出口の形状によって決定
される。ここで、上記したようにして作製したコンクリ
ート補強材10は、図2に示すように、モノフィラメン
ト12がコンクリート補強材10の長さ方向と平行に並
び、断面方向にほぼ均一に散在している。
【0024】また、熱可塑性樹脂を使用した場合には、
含浸ダイの出口から出てすぐの冷却前あるいは冷却中
に、プレス型や歯車を使用したり、あるいは、ダイの出
口からの引き出し速度を変化させることによって、複数
個のふくらみ16を有するインデント形状のコンクリー
ト補強材17(図4)、複数個の凹部18を有するイン
デント形状のコンクリート補強材19(図5)、複数個
の凸部20を有するインデント形状21(図6)、ある
いは両端にふくらみ22を有する亜鈴形状のコンクリー
ト補強材23(図7)が作製できる。
【0025】さらに、普通ポルトランドセメント、高炉
セメント、フライアッシュセメント、シリカセメント等
のセメントをコンクリート1m3あたりの質量で225
kg以上(以後kg/m3と表す)、川砂等の細骨材1
500kg/m3以下、川砂利等の粗骨材1500kg
/m3以下に、材料分離が生じない程度に水や混和剤を
添加して混練し、次いで所定の長さにカットされたコン
クリート補強材を0.1〜4体積%になるよう添加後、
さらに混練してコンクリートを作製し、所望の形状にな
るように、型に流し込み、硬化後型を外してコンクリー
ト成形体を得る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンクリート補強
材及びそれを用いたコンクリート成形体を実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0027】表1に本発明の実施例(試料No.1〜
7)を、表2に比較例(試料No.8〜14)を示すも
のである。図3は、図1に示したコンクリート補強材1
0、粗骨材14及び細骨材15を含むコンクリート成形
体13を示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】まず、表1及び2に示すストランド太さを
示すガラス繊維ストランド、炭素繊維ストランド、ポリ
プロピレン繊維及びスチールファイバを準備した。尚、
ガラス繊維ストランドは、質量%でSiO2 61.0
%、ZrO2 19.5%、Li2O 1.5%、Na2
O 12.3%、K2O 2.6%、CaO 0.5
%、TiO2 2.6%の組成を有する。また、試料N
o.1〜7、10、12及び13では、集束剤として変
性ポリプロピレン樹脂を、試料No.8及び9では、酢
酸ビニル樹脂を用いた。
【0031】次に、試料No.1〜6、10、12及び
13のガラス繊維ストランド及び試料No.7の炭素繊
維ストランドを240℃に加熱されたポリプロピレン樹
脂が入れられた含浸ダイ中に浸漬し、5m/分の速度で
ダイの円筒状成形出口を通過させ、冷却ローラで冷却
し、円柱状のコンクリート補強材を成形し、表1及び2
に示す長さにカットした。尚、コンクリート補強材の断
面積は表1及び2に示す。
【0032】さらに、普通ポルトランドセメントを36
3kg/m3、最大粒径5.0mmの川砂(細骨材)を
859kg/m3、最大粒径25mmの川砂利(粗骨
材)を806kg/m3、水を161kg/m3及び高性
能AE減水剤(株式会社エヌエムビー製:商品名レオビ
ルドSP−8N)を4.7kg/m3の比率で混練し、
次いで上記したコンクリート補強材、ポリプロピレン樹
脂及びスチールファイバを0.75容積%になるように
添加した後、30秒間混練してコンクリートを作製し
た。
【0033】コンクリート成形時の作業性の評価は、コ
ンクリートの流動性を示すスランプ値を用いて行った。
このスランプ値は、上記したコンクリートの一部を採取
し、JIS A 1101に示すコンクリートのスラン
プ試験方法に準じて測定した。尚、スランプ値が大きい
ほどコンクリートの流動性に優れ、作業性が良くなるこ
とを示している。
【0034】また、上記したコンクリートを15cm×
15cm×60cmの型枠に流し込み、16時間後脱型
してコンクリート成形体を得た。
【0035】コンクリートの剥落は、コンクリートの曲
げ靭性評価試験により評価し、この曲げ靭性評価試験で
は、20℃、60%RHで2週間養生したコンクリート
成形体を用い、スパン45cm、載荷速度2mm/分の
条件での三等分点載荷曲げ試験を行い、コンクリート成
形体のたわみ量が3mm及び5mmの時の荷重値が、ス
チールファイバと同程度であることが必要とされる。
尚、どのサンプルにおいても、コンクリート成形体のた
わみ量が3mmになる前にクラックが発生した。また、
コンクリート成形体のたわみ量が3mmや5mmのとき
の荷重値が0であるのは、そのときにコンクリート成形
体がクラック部で破断したことを示し、コンクリートの
剥落が発生しやすいことを表している。
【0036】表1に示すように、実施例No.1〜7の
コンクリート成形体は、作業性に優れ、コンクリート成
形体のたわみ量が3mmや5mmのときの荷重値が、試
料No.14のスチールファイバとほぼ同等かそれ以上
であり、コンクリートの剥落が発生しにくい。
【0037】それに対して、試料No.8〜10は、樹
脂の含有率が10%よりも低いため、たわみ量が3mm
や5mmの時の荷重値が試料No.14のスチールファ
イバよりもかなり低いあるいは0であり、試料No.1
1は、無機繊維は含まれておらず、ポリプロピレン繊維
のみからなるため、たわみ量が3mmや5mmの時の荷
重値は基準値に比べかなり低く、また、試料No.12
のコンクリート補強材は、長さが8mmと短く、クラッ
ク発生時にコンクリートから抜けたため、たわみ量が3
mmや5mmの時の荷重値が0であり、コンクリートの
剥落が発生しやすいことを示した。また、試料No.1
3のコンクリート補強材は、長さが90mmと長いため
スランプ値が小さく、作業性が悪かった。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート補強材をコンクリートの補強材として使用すると、
外部からの応力により、コンクリートにクラックが発生
しても、コンクリートの剥落が発生しにくい。
【0039】また、本発明のコンクリート補強材を用い
たコンクリート成形体は、コンクリートの剥落が発生し
にくいため、土木や建築分野における構造体として有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート補強材である。
【図2】本発明のコンクリート補強材の断面拡大図であ
る。
【図3】本発明のコンクリート成形体である。
【図4】本発明の複数個のふくらみを有するインデント
形状のコンクリート補強材である。
【図5】本発明の複数個の凹部を有するインデント形状
のコンクリート補強材である。
【図6】本発明の複数個の凸部を有するインデント形状
のコンクリート補強材である。
【図7】本発明の亜鈴形状のコンクリート補強材であ
る。
【符号の説明】
10 コンクリート補強材 11 無機繊維束 12 モノフィラメント 13 コンクリート成形体 14 粗骨材 15 細骨材 16 ふくらみ 17 複数個のふくらみを有するインデント形状のコン
クリート補強材 18 凹部 19 複数個の凹部を有するインデント形状のコンクリ
ート補強材 20 凸部 21 複数個の凸部を有するインデント形状のコンクリ
ート補強材 22 ふくらみ 23 亜鈴形状のコンクリート補強材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 14:42 C04B 14:42 C 14:38 14:38 A 26:02) 26:02) Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した無機繊維束に樹脂を含浸させ、
    それを硬化させてから切断したコンクリート補強材であ
    って、樹脂含有率が10〜80質量%、切断長が10〜
    80mmであることを特徴とするコンクリート補強材。
  2. 【請求項2】 切断面の断面積が0.1〜12.0mm
    2であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリー
    ト補強材。
  3. 【請求項3】 連続した無機繊維束が、ガラス繊維スト
    ランドあるいは炭素繊維ストランドであることを特徴と
    する請求項1に記載のコンクリート補強材。
  4. 【請求項4】 補強材として、連続した無機繊維束に樹
    脂を含浸させ、それを硬化させてから切断したコンクリ
    ート補強材を含むコンクリート成形体であって、コンク
    リート補強材の樹脂含有率が10〜80質量%、切断長
    が10〜80mmであることを特徴とするコンクリート
    成形体。
  5. 【請求項5】 コンクリート補強材の切断面の断面積が
    0.1〜12.0mm2であることを特徴とする請求項
    4に記載のコンクリート成形体。
  6. 【請求項6】 連続した無機繊維束が、ガラス繊維スト
    ランドあるいは炭素繊維ストランドであることを特徴と
    する請求項4に記載のコンクリート成形体。
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