JP4516383B2 - 転写装置及びそれを用いた静電記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真法を用いる複写機、レーザビームプリンタ等の静電記録装置において、感光体ドラム上に形成されたトナー像を、転写ベルトによって感光体ドラムに押圧された用紙等の被転写材に転写する転写装置及びそれを用いた静電記録装置に関する。
電子写真法を用いるカット紙レーザプリンタや複写機等の静電記録装置の転写装置では、転写ベルト方式が採用されている。転写ベルトは、用紙等の被転写材の搬送と転写とを行い、誘電体ベルトにより構成されている。この転写ベルト方式では、用紙に対向当接する誘電体ベルトの表面に対する裏面から、コロナ放電により電荷を与えることでベルトの表面に電荷を誘起させ、この電荷により用紙を吸着して搬送し、感光体ドラム上に形成された画像を用紙に転写する。
転写ベルト方式では、従来から多用されているコロナ放電によって転写分離するコロトロン転写方式と比較して、用紙をドラムに押し付け、その後分離するための機構が不要である。このため、簡単な構成で安定して用紙を搬送できる。更に、転写ベルトによって用紙を感光体ドラムに密着させて転写を行うので、画質がコロトロン転写方式よりも優れており、特に用紙の先端から後端まで均一に印刷できるという利点がある。
しかし、転写ベルトは、使用時にコロナ放電によって発生するオゾンに曝され、更に用紙との摩擦によって電気抵抗や弾性率が変動し劣化する。電気抵抗が大きく変動すると、用紙上にトナー画像を転写する効率を意味する転写効率が低下し、画質が劣化する。また、転写ベルトは無端状であり一対のローラ等に掛け渡されることにより張力が作用した状態で支持され、この状態で一方のローラを駆動する。このため、弾性率が変動すると転写ベルトの移動速度が変わってしまい、感光体ドラムとの速度差が顕著になる。この結果、用紙に転写した画像に文字ぶれが生じるなどの印刷品質の低下を招くことになる。そこで、転写ベルト方式では、転写ベルトが劣化すると転写ベルトを交換する必要がある。
特開平8−123294号公報には、転写ベルトを駆動するためのローラと、転写ベルトを架張するためのテンションロール等の少なくとも複数のロールとを有する転写装置を備える画像形成装置が記載されている。この構成では、少なくとも一つのローラの回転軸を、画像形成時の回転駆動位置から他のロール方向に移動させるためのロール移動機構が設けられており、ロール移動機構により転写ベルトの張力が開放された状態とされて転写ベルトの交換作業が行われる。
特開平5−213472号公報には、転写ベルトを備える転写ユニットを装置本体から別な場所に移動させずに、装置本体前方に引き出した状態でベルト交換作業を行うことができる画像形成装置におけるベルト搬送装置が記載されている。
特開平5−18449号公報には、3本のローラが設けられたベルト駆動装置が記載されている。第1のローラと第2ローラとの両端は、一対のブレードによって支持されており、一対のブレードの外側には、それぞれテンションブレードが設けられている。テンションブレードは、第3のローラの両端を支持しており、ブレードに対してスライド移動可能である。テンションブレードがスライド移動され、転写ベルトに作用している張力が開放された状態とされ、転写ベルトの交換が行われる。
特開2003−76150号公報には、転写ベルトを保持する転写ベルト保持ユニットと、転写ベルト保持ユニットを実装する収納ユニットとを備える転写装置が記載されている。収納ユニットに設けられた連結シャフトと同位相形状を持つ保持部材によって転写ベルト保持ユニットは保持されている。
特開平6−181071号公報には、つる巻きバネが給電板に圧着される構成により、高圧給電部材の組立性の容易化と給受電の確実安定化を可能とした高圧給電方法が記載されている。
特開平8−123294号公報 特開平5−213472号公報 特開平5−18449号公報 特開2003−76150号公報 特開平6−181071号公報
しかし、転写ベルト方式では、転写装置の構成によっては転写ベルトの交換に時間を要し、保守コストの増大につながるという問題が生じていた。
例えば、プリンタ、複写機では、保守を容易にするために転写ベルトを有する転写装置の部分をユニットとして構成する方式が知られている。この方式では、引出し可能な静電記録装置の収納機構にユニットが実装される。ユニットは、画像形成装置のフレーム本体から簡単に取り外されて、転写ベルトの交換が行われる。この方式では、ユニットをガイドするスライドレールやユニットを収納する収納機構が必要となるため、部品点数が増えコストが増大する。
また、転写ベルトの内部には、前述のローラ類の他に、コロナ転写器や転写ベルトを感光体に押し付ける支持ローラ等を内蔵している。ユニットにおいて主に機能が劣化するのは転写ベルトのみであるが、ユニット交換時には、これらの内蔵部品もそっくり交換することとなり、大量に印刷を行うプリンタにおいては、ユニット毎の交換により、装置を維持するためのランニングコストが増大することになる。
このような方式において、ユニットの転写ベルトのみを交換しようとすると、ユニット内部の内蔵部品を取外した後に、再度取り付けなければならず、交換作業に時間を要する。通常部品交換などのメンテナンス時には、装置を止めて作業を行う必要があり、このように転写ベルトのみを交換しようとすると、長時間装置を止めることになる。メンテナンスに長時間を要すると、その間の業務に差し支えが生じるばかりでなく、保守にかかる費用も莫大なものとなる。
また、特開2003−76150号公報記載の転写装置のような構成とすると、転写ベルト保持ユニット及び収納ユニットを画像形成装置から取出すときに、一旦、紙詰まりが生じたときに詰まった紙を取り除くいわゆるジャムクリア位置に退避させる必要があるが、このときに、高圧給電部が転写ベルト保持ユニットと一体に回動するため、回動するスペースを確保する必要があり、転写装置が設けられた画像形成装置を小型化することは困難である。
そこで、本発明では、転写ベルトを交換するときには、転写ベルトのみを転写装置から簡単に取外し可能であり、且つ、転写装置が設けられる静電記録装置の小型化を図ることができる転写装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、本体フレームと、該本体フレーム内において回転可能に支持され、略円柱状をなし、表面に静電潜像が形成され該静電潜像の形成された該表面にトナーが付着される記録体と、該本体フレーム内に収容され、高電圧を該記録体に印加するための帯電器と、高電圧が印加された該記録体に露光を行うため露光器と、トナーを該記録体上に供給してトナー像を該記録体上に形成するための現像装置を備え静電記録装置に設けられ、該記録体上のトナー像を被転写材に転写する転写装置において、
該転写装置は、第1のローラと第2のローラとの少なくとも2つのローラと、該2つのローラを掛渡すようにして設けられた無端状の転写ベルトとを有する転写ベルト部と、該転写ベルト部内に該記録体上のトナー像を被転写材に転写するためのコロナ転写器と、該転写ベルト部を収納する収納ユニットと、該コロナ転写器に高電圧を印加する高圧給電部とを備え、該高圧給電部は、略長方形状の基部と、該基部の一端に設けた略円筒状保護部材受け部を備え、該基部の該略円筒状保護部材受け部を設けた側と反対の一端部側で該本体フレームに対し回動可能に支持し、該略円筒状保護部材受け部は、該コロナ転写器の本体の端部に回動可能に挿入され、該転写ベルト部及び該収納ユニットは、該第1のローラを中心軸として該本体フレームに対して回動可能であり、該転写ベルト部及び該収納ユニットを、該第1のローラを中心に回動して該記録体から離間させ、該高圧給電部を該本体フレームに保持した状態で、該第1のローラの回動軸方向に該転写ベルト部及び該収納ユニットを引き出して該転写ベルトの交換を行う転写装置を提供している。
ここで、該収納ユニットは収納ユニット本体を有し、該収納ユニット本体は略平行に配置された一対の板状部を有し、該一対の板状部にはそれぞれ同一形状の切欠き部が形成され、該切欠き部は、開口部と、該開口部から平行に延出する切欠き部平行部と、該開口部が形成されている該切欠き部平行部の一端に対する他端に接続され該切欠き部平行部の幅よりも径の大きい円形部とからなり、該第1のローラの回転軸の外周は、該切欠き部の該円形部と略同一径の一対の円弧状部と、該一対の円弧状部を互いにむすび該切欠き部平行部の幅と略同一幅の一対の回転軸平行部とを有し、該切欠き部平行部と該回転軸平行部とは、該転写ベルト部該収納ユニットに装着され該トナー像の該被転写材への転写が行われているときには平行の位置関係にならず、該転写ベルト部が該収納ユニットに対して所定角度回動された状態のときに平行の位置関係となることが好ましい。
また、該高圧給電部の一端側の部分には長穴が形成され、該長穴にはシャフトが挿入され、該シャフトの一端は該本体フレームに固定されることにより該高圧給電部は該本体フレームに回動可能に支持され、該シャフトは該長穴内を相対的に移動可能であり、該転写ベルト部が回動しているときには該シャフトが該長穴内を相対的に移動することが好ましい。
また、該本体フレームに対して着脱する際に該収納ユニットを着脱方向へ案内するための案内部を該本体フレームが有していることが好ましい。
また、該転写ベルト部内にはコロトロンワイヤが設けられ、該コロトロンワイヤの少なくとも一端は該転写ベルト部から突出するワイヤ突出部を有し、該ワイヤ突出部は、該ワイヤ突出部に同軸的に設けられた略円筒状保護部材により保護され、該高圧給電部には、略円筒状をなし該略円筒状保護部材の外径よりも大きな内径を有し、該略円筒状保護部材を挿入可能な略円筒状保護部材受け部が設けられ、該略円筒状保護部材受け部の該転写ベルト部に対向する一端部は、内径が該略円筒状保護部材受け部の他端側から該一端に近づくに従い徐々に大きくなる拡径部を有していることが好ましい。
本発明の請求項1記載の転写装置によれば、高圧給電部は、一端側の部分が本体フレームに回動可能に支持されて高圧給電部回転軸をなし、他端側の部分が転写ベルト部に回動可能に支持され、転写ベルト部の回転軸とは異なる高圧給電部回転軸を中心に回動するため、転写装置をいわゆるジャムクリア位置に回動させるときの高圧給電部の移動空間を小さくすることができる。このため、静電記録装置の小型化を図ることができる。
また、転写装置は、第1のローラと第2のローラとの少なくとも2つのローラと、2つのローラを掛渡すようにして設けられた無端状の転写ベルトとを有する転写ベルト部と、記録体上のトナー像を被転写材に転写するためのコロナ転写器と、転写ベルト部を収納する収納ユニットとを備えるため、装置の構成を複雑にすることなく、容易に転写装置を静電記録装置から取外すことができ、また、容易に転写ベルト部を収納ユニットから取外すことができ、容易に転写ベルトを交換できる。このため、転写装置自体のコスト低減、及び転写装置の保守コストの低減を図ることができる。
本発明の請求項2記載の転写装置によれば、一対の板状部にはそれぞれ同一形状の切欠き部が形成され、切欠き部は、開口部と、開口部から平行に延出する切欠き部平行部と、開口部が形成されている切欠き部平行部の一端に対する他端に接続され切欠き部平行部の幅よりも径の大きい円形部とからなり、第1のローラの回転軸の外周は、切欠き部の円形部と略同一径の一対の円弧状部と、一対の円弧状部を互いにむすび切欠き部平行部の幅と略同一幅の一対の回転軸平行部とを有し、切欠き部平行部と回転軸平行部とは、転写ベルト部が収納ユニットに装着されトナー像の被転写材への転写が行われているときには平行の位置関係にならず、転写ベルト部が収納ユニットに対して所定角度回動された状態のときに平行の位置関係となるため、転写ベルト部を収納ユニットに対して所定角度回転させた状態のときにのみ、転写ベルト部を収納ユニットから取外し可能とすることができる。このため、転写装置の静電記録装置からの着脱時に、不意に転写ベルト部が収納ユニットから外れてしまうことを防止することができる。
本発明の請求項3記載の転写装置によれば、高圧給電部の一端側の部分には長穴が形成され、長穴にはシャフトが挿入され、シャフトの一端は本体フレームに固定されることにより高圧給電部は本体フレームに回動可能に支持され、シャフトは長穴内を相対的に移動可能であり、転写ベルト部が回動しているときにはシャフトが長穴内を相対的に移動するため、高圧給電部の高圧給電部回転軸の位置と、転写ベルト部の回転軸の位置とが異なり、転写ベルト部の回動の軌跡と高圧給電部の回動の軌跡とが異なっていても、スムーズに高圧給電部、転写ベルト部をそれぞれ回動させることができる。
本発明の請求項5記載の静電記録装置によれば、本体フレームに対して着脱する際に収納ユニットを着脱方向へ案内するための案内部を本体フレームが有しているため、転写装置の静電記録装置への装着を極めて容易とすることができる。
本発明の請求項4記載の転写装置によれば、コロナ転写器にはコロトロンワイヤが設けられ、コロトロンワイヤの少なくとも一端は転写ベルト部から突出するワイヤ突出部を有し、ワイヤ突出部は、ワイヤ突出部に同軸的に設けられた略円筒状保護部材により保護され、高圧給電部には、略円筒状をなし略円筒状保護部材の外径よりも大きな内径を有し、略円筒状保護部材を挿入可能な略円筒状保護部材受け部が設けられ、略円筒状保護部材受け部の転写ベルト部に対向する一端部は、内径が略円筒状保護部材受け部の他端側から一端に近づくに従い除々に大きくなる拡径部を有しており、略円筒状保護部材受け部にはワイヤ突出部と電気的に接触する電極部を設けたことにより、略円筒状保護部材の略円筒状保護部材受け部への挿入を極めて容易とすることができる。
本発明の実施の形態による転写装置について図1乃至図17を参照しながら説明する。先ず、転写装置が設けられる静電記録装置の構成及び動作について説明する。
図1に示されるように、静電記録装置1は、具体的には電子写真法を用いるレーザビームプリンタであり、表面に静電潜像を形成するための感光体ドラム11と、コロナ放電により高電圧を印加し感光体ドラム11の表面を−極性に帯電するための帯電器13と、半導体レーザ等の光学系3により構成され静電潜像を形成するための露光器12と、トナー像転写後の感光体ドラム11からトナーを除去するためのクリーナ14と、感光体ドラム11から印刷用紙2へ転写されたトナー像を溶融定着させるための定着機15と、感光体ドラム11表面の電位と同極性である−極性トナーを感光体ドラム11上に付着させるための現像装置16と、紙等からなる記録媒体2を案内するためのガイド板17と、記録媒体2を除電する除電器18と、トナー像を記録媒体2上に転写するための転写装置30とを備えている。また、本体フレーム21(図7等)を備えており、感光体ドラム11と、帯電器13と、露光器12と、クリーナ14と、定着機15と、現像装置16と、ガイド板17と、除電器18と、プレチャージ19と、イレーズランプ20と、転写装置30とは、本体フレーム21に支持され、感光体ドラム11は、本体フレーム21に対して回転可能である。また、転写装置30は、後述のように本体フレーム21に対して着脱可能である。感光体ドラム11は記録体に相当する。また、記録媒体は被転写材に相当する。
画像形成を行う際には、先ず、感光体ドラム11が、図1の反時計方向に回転を開始する。次に、感光体ドラム11の表面は帯電器13によって−極性に一様に帯電される。次に、感光体ドラム11上には、露光器12に設けられた図示せぬ光源による露光によって静電潜像が形成される。次に、感光体ドラム11の回転により、静電潜像が現像装置16の位置に至ると、現像装置16によって感光体ドラム11上の静電潜像の位置にのみトナーが供給されて付着し、トナー像が形成される現像が行われる。
感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11の回転により転写装置30の位置に至ると、記録媒体2は、図示せぬ用紙搬送部によりガイド板17に案内されて転写装置30の方向へ搬送され、転写装置30によって記録媒体2に転写され、除電器18によって除電され、定着機15によって定着される。転写装置30によって記録媒体2にトナー像の転写を行った後の感光体ドラム11上に残留した現像剤は、プレチャージ19、イレーズランプ20を経てクリーナ14によって除去される。
次に、転写装置30の構成及び動作について説明する。転写装置30は、図2に示されるように、別個独立に設けられた転写ベルト部40と、収納ユニット50と、高圧給電部60(図11等)とを備えている。収納ユニット50は、金属板により構成される収納ユニット本体51と図示せぬコロナ転写器と図示せぬ支持ローラとを備えた転写ベルト40を収納している。図示せぬコロナ転写器は、感光体ドラム11上のトナー像を、後述の転写ベルト44上に積載された記録媒体2に転写する。図示せぬ支持ローラは、後述の転写ベルト44を感光体ドラム11に押圧する。収納ユニット本体51は、図2に示されるように、上面に略長方形状の開口部が形成された略箱状をなしており、図示せぬコロナ転写器と支持ローラとは、転写ベルト40内に収納されている。転写ベルト40は、後述の構成により収納ユニット50に対して着脱可能である。
転写ベルト部40は、図1に示されるように、平行の位置関係で配置された第1のローラ41と第2のローラ42と第3のローラ43と転写ベルト44とを備えており、第1のローラ41と第2のローラ42との間に第3のローラ43が配置されている。第1のローラ41は駆動ローラであり、第2のローラ42、第3のローラ43は従動ローラである。転写ベルト44は無端状であり、第1のローラ41と第2のローラ42とを掛渡すようにして設けられている。第1のローラ41と第2のローラ42とは、図2に示されるように、それぞれ収納ユニット本体51の略長方形状をした開口部の2つの長辺に略一致する位置に配置されており、収納ユニット50に転写ベルト部40が装着されている状態のときには、転写ベルト部40によって収納ユニット本体51の開口部を覆うように構成されている。第1のローラ41と第2のローラ42と第3のローラ43とが回転することにより、転写ベルト44が回転して、転写ベルト44上に載置された記録媒体2を搬送することができる。
転写ベルト部40は、図6に示されるように、第2のローラ42と第3のローラ43とを支持する金属板からなる転写ベルト本体フレーム45と、第3のローラ43と第1のローラ41とを支持しプラスチック板からなる回動フレーム46とを備えており、回動フレーム46は、第3のローラ43の回転軸43Aによって、転写ベルト本体フレーム45に対して回動可能に構成されている。転写ベルト本体フレーム45と回動フレーム46とには、図1に示されるような印刷時、即ち、画像形成時の状態のときに、同軸的な位置関係となる図示せぬ転写ベルト本体フレーム貫通孔と図示せぬ回動フレーム貫通孔とが形成されている。
図1に示されるような画像形成時には、図6に実線で示されるように、図示せぬ転写ベルト本体フレーム貫通孔及び回動フレーム貫通孔に1本のネジ47が貫通し、回動フレーム46は回動不能となるように構成されている。転写ベルト44の交換時には、ネジ47が外され、回動フレーム46は転写ベルト本体フレーム45に対して回動可能とされ、図6の二点鎖線で示されるような位置に回動され、転写ベルト44に作用していた張力が開放された状態で転写ベルト44の交換が行われる。
転写ベルト部40内であって、第2のローラ42と第3のローラ43との間の位置には、図1に示されるように、内部にコロトロンワイヤ48Aを備えた略直方体形状の転写器48が設けられている。転写器48は、図1の紙面の表と裏とを結ぶ方向に長手方向が指向する略直方体形状をなし上面全面が開口部となっている転写器本体48Bを有している。コロトロンワイヤ48Aは、図12に示されるように、転写器本体48B内において転写器本体48Bの長手方向に略直線状をなし、その両端は、転写ベルト本体フレーム45に保持された一対のプラスチック製の保持部材48G、48Gによって保持されて第1のローラ41、第2のローラ42、及び第3のローラ43と平行に張られている。なお、図12においては、一対の保持部材48G、48Gは説明の便宜のために形状を簡略化して図示している。
一対の保持部材48G、48Gにおいては、図12、図13に示されるように、コロトロンワイヤ48Aの両端がそれぞれ収縮バネ48C、48Dの一端に掛けられており、収縮バネ48Cの他端は転写ベルト部40から突出するワイヤ突出部48Eをなす。収縮バネ48Dの他端は転写ベルト部40から突出しておらず先端接続部をなす。収縮バネ48C、48Dは、一対の保持部材48G、48Gによってそれぞれ保持されており、この構成により、前述のようにコロトロンワイヤ48Aは、一対の保持部材48G、48Gにより間接的に保持されている。
一対の保持部材48G、48Gには、図13又は図14に示されるように、略円筒状保護部材48H、48Hがそれぞれ設けられている。略円筒状保護部材48Hは、ワイヤ突出部48E、48Fの軸に同軸的に設けられており、ワイヤ突出部48E、48Fの周囲を取囲み、ワイヤ突出部48E、48Fを保護する。ワイヤ突出部48E、48F及び略円筒状保護部材48Hは、後述の高圧給電部60の略円筒状保護部材受け部62に挿入可能である。
第1のローラ41の回転軸41Aの外周は、図4に示されるように、後述の切欠き部51aの円形部51dと略同一径の一対の円弧状部41Bと、一対の円弧状部41Bを互いに結び後述の切欠き部51aの平行部の幅と略同一幅の一対の回転軸平行部41Cとを有している。
一方、第1のローラ41が位置している収納ユニット本体51の略長方形状をした開口部の一の長辺には、図2、図3に示されるように、略長方形状をした開口部の2つの短辺を延長したような略平行な一対の板状部51Aを有している。板状部51Aには、図4に示されるように、他の長辺の方向に向けてそれぞれ同一形状の切欠き部51aが形成されており、切欠き部51aは、図4に示されるように、板状部51Aの延出方向に向けて開口する開口部51bと、開口部51bから収納ユニット本体51の開口部の他の長辺に向けて、即ち、図14の左方向へ向けて平行に延出する切欠き部平行部51cと、開口部51bが形成されている切欠き部平行部51cの一端に対する他端に接続され切欠き部平行部51cの幅よりも径の大きい円形部51dとを有する。
切欠き部平行部51cと回転軸平行部41Cとは、転写ベルト部40によって収納ユニット本体51の開口部を覆っているとき、即ち、収納ユニット50が転写ベルト部40に装着されトナー像の記録媒体2への転写が行われているときには平行の位置関係にならず、図4の左方向へ転写ベルト部40を移動させようとしても、第1のローラ41の円弧状部41Bが収納ユニット本体51の円形部51dを画成する板状部51Aに当接して、転写ベルト部40を収納ユニット50から取外すことができないように構成されている。
しかし、図5に示されるように、転写ベルト部40が収納ユニット50に対して所定角度回動角度たる略75度回動された状態のときには、収納ユニット本体51の切欠き部平行部51cと第1のローラ41の回転軸平行部41Cとが平行の位置関係となり、図4に示されるように左方向へ転写ベルト部40を移動させようとすると、第1のローラ41の回転軸平行部41Cが収納ユニット本体51の切欠き部平行部51cの間を通過して、転写ベルト部40を収納ユニット50から取外すことができるように構成されている。このため、転写装置30の静電記録装置1からの着脱時に、不意に転写ベルト部40が収納ユニット50から外れてしまうことを防止することができる。
高圧給電部60は、図11に示されるように、略長方形状をした基部61と、略円筒状保護部材受け部62と、高圧給電部収納部63とを備える。基部61の一端近傍の部分、即ち、一の短辺近傍の部分には、図15に示されるように、略長方形をした基部61の長辺に平行に延出する長穴61aが形成されており、長穴61aには、後述のようにネジ64のシャフト64A(図16)の部分が挿入される。
略円筒状保護部材受け部62は、図11に示されるように、略長方形状をした基部61の他の短い辺近傍部の部分に設けられ、略長方形状をした基部61の面から垂直に延出している。略円筒状保護部材受け部62は略円筒状をなしており、略円筒状保護部材48Hの外径よりも大きな内径を有し、略円筒状保護部材48H(図14等)を挿入可能である。後述のように、転写装置30が静電記録装置1に装着されている状態のときに、略円筒状保護部材受け部62の転写ベルト部40に対向する一端部、即ち、略円筒状保護部材受け部62の延出端部は、図14に示されるように、内径が略円筒状保護部材受け部62の他端側、即ち、基部61の側から当該一端に近づくに従い徐々に大きくなる拡径部62Aを有している。このため、後述のように、略円筒状保護部材48Hを略円筒状保護部材受け部62へ挿入する際に、略円筒状保護部材48Hが略円筒状保護部材受け部62と完全に同軸的になっておらず、多少ずれた位置関係になっていても、当該挿入を極めて容易に行うことができる。
略円筒状保護部材受け部62の内部には、図13に示されるように電極板62Bが設けられている。電極板62Bは、略円筒状保護部材48Hが略円筒状保護部材受け部62へ挿入されたときに、収縮バネ48Cの端部に接触するように構成されている。電極板62Bは、図1に示されるように、高圧電源22(図1)に接続されており、電極板62Bから収縮バネ48C、48Dを介してコロトロンワイヤ48Aに高圧電圧を印加可能である。
高圧給電部収納部63に設けられた電極板62Bには高圧ケーブルが締結されており、その高圧ケーブルが高圧電源に接続されている。
高圧給電部60は、収納ユニット50や転写ベルト部40によって支持されてはおらず、本体フレーム21によって支持されている。高圧給電部60においては、図11、図15、図16に示されるように、高圧給電部60の基部61に形成された長穴61aにネジ64のシャフト64Aの部分が貫通し、ネジ64のシャフト64Aの部分の先端部は本体フレーム21に形成された雌ネジ21aに螺合している。ネジ64は、長穴61aに対して相対的に移動可能且つ回動可能であるため、高圧給電部60は、本体フレーム21に対して相対的に移動可能且つ回動可能に、その一端側が支持されている。
また、上述のように高圧給電部60の略円筒状保護部材受け部62(図13等)には、コロトロンワイヤ48Aの両端を支持する一対の支持部材の略円筒状保護部材48Hが挿入される。このことにより高圧給電部60の他端部は、転写ベルト部40の略円筒状保護部材48Hによって、転写ベルト部40に対して回動可能に支持される。後述のように、ジャムクリア時に転写ベルト部40及び収納ユニット50が第1のローラ41の回転軸41Aを中心に回動されてジャムクリア位置とされたときには、高圧給電部60は、転写ベルト部40及び収納ユニット50と一体に第1のローラ41の回転軸41Aを中心に回動せずに、図17に示されるように、第1のローラ41の回転軸41Aとは異なる高圧給電部回転軸、即ち、長穴61aに貫通しているネジ64を中心に回動するように構成されている。このため、転写装置30をジャムクリア位置に回動させるときの高圧給電部60の移動空間を小さくすることができ、静電記録装置1の小型化を図ることができる。また、高圧給電部60の高圧給電部回転軸たるネジ64の位置と、転写ベルト部40の回転軸41Aの位置とが異なり、転写ベルト部40の回動の軌跡と高圧給電部60の回動の軌跡とが異なっていても、スムーズに高圧給電部60、転写ベルト部40を回動させることができる。
本体フレーム21の一部であって高圧給電部60がジャムクリア位置となる部分には、図17に示されるようにストッパ23が設けられている。ストッパ23は、感光体ドラム11の軸方向に平行に本体フレーム21から突出するピンからなり、ジャムクリア位置にあるときの高圧給電部60の基部61に当接する。このことにより、転写装置30が静電記録装置1から後述のように取外されたときにも、高圧給電部60をジャムクリア位置にあるのときの位置に保持することができる。
本体フレーム21の一部であって感光体ドラム11の周面に対向する位置には、図8に示されるように、案内部24が設けられている。案内部24は、略水平な面24Aと、水平に対して略45度の角度をなす略45度の面24Bとを有している。略水平な面24Aには、凸部24Cが設けられており、後述のジャムクリア位置に収納ユニット50があるときに、収納ユニット50の開口部に対する底面51Bに形成された凹部51eに当該凸部24Cが部分的に入り込み、収納ユニット50がジャムクリア位置に安定するように構成されている。また、略45度の面24Bは、収納ユニット50がジャムクリア位置にあるときに、収納ユニット50の底面51Bに当接することにより収納ユニット50がジャムクリア位置に安定するように構成されている。案内部24が設けられているため、後述のように転写装置30を静電記録装置1に対して着脱するときに、転写装置30を案内部24に載せて静電記録装置1内に挿入したり引出したりすることができ、転写装置30の着脱を極めて容易とすることができる。
転写ベルト部40が収納ユニット50に装着された状態の転写装置30は、転写ベルト部40の第1のローラ41の軸方向の両端に、第1のローラ41の軸に同軸的に配設されたボールベアリング41D(図10)が、本体フレーム21に回転可能に支持されることにより、本体フレーム21に対して回動可能に支持される。より具体的には、図7、図9に示されるように、本体フレーム21は、本体フレーム21の大部分をなす本体フレーム基部21Aと略板状をしたホルダ21Bとを有しており、ホルダ21Bは、本体フレーム基部21Aにネジ止めされており、本体フレーム基部21Aから着脱可能である。ホルダ21Bには、図10に示されるように、貫通孔21bが形成されており、貫通孔21bには、一端が塞がれた略筒状のベアリング受け部21Cが嵌合している。
感光体ドラム11の軸方向における本体フレーム基部21Aのホルダ21Bが設けられている位置に対向する位置にも、図示せぬ貫通孔が形成されており、図示せぬ貫通孔には、一端が塞がれた略筒状の図示せぬベアリング受け部が嵌合している。本体フレーム21のベアリング受け部21C内に、図10に示されるように、転写ベルト部40の第1のローラ41の軸方向の両端に配設されたボールベアリング41Dが挿入されそれぞれ保持されることにより、転写装置30は、後述のジャムクリア位置とそれ以外の位置との間で、本体フレーム21に対して回動することができるように支持されている。
画像形成時に、感光体ドラム11上に形成されたトナー像が、感光体ドラム11の回転により転写装置30の位置に至ると、転写装置30は、駆動ローラたる第1のローラ41が回転することにより、図1の矢印で示される方向に回転する。そして、コロトロンワイヤ48Aに高電圧が印加され、コロナ放電により転写ベルト44の表面には、トナーと逆極性の電荷が発生する。搬送されてきた記録媒体2は、この電荷によってトナー画像を転写すると同時に記録媒体2を転写ベルト44に吸着し搬送する。転写ベルト44によって搬送された記録媒体2は、第1のローラ41の位置に至った後、除電器18によって除電され、定着機15で定着される。
転写装置30を静電記録装置1から取外すときには、先ず、転写装置30を、第1のローラ41に回動軸を中心として、図17において2点鎖線で示される通常印刷を行う画像形成時の状態の位置、即ち、転写ベルト44を感光体ドラム11に押圧している位置から、図17の実線及び図7に示されるジャムクリア位置、即ち、転写ベルト44を感光体ドラム11から離間させた位置へと回動させる。より具体的には、図7、図8、図9、図17における半時計方向に転写装置30を回動させる。次に、ホルダ21Bを本体フレーム基部21Aに固定しているネジを外すことによりホルダ21Bを取外す。この状態で、図9に示されるように、転写装置30を静電記録装置1から案内部24に沿って引き出す。このとき、高圧給電部60はストッパ23によりジャムクリア位置に保持される。
取外された転写装置30から転写ベルト44を交換するときには、図5の左側の図に示されるように、転写ベルト部40を収納ユニット50に対して略75度回動させた位置とすることにより、第1のローラ41の回転軸平行部41Cと切欠き部平行部51cとを平行の位置関係とする。そして、転写ベルト部40を図5に示される右方向へ移動させ、図5の右側の図のように切欠き部51aから第1のローラ41の回転軸平行部41Cを取外すことにより、転写ベルト部40を収納ユニット50から取外す。
次に、転写ベルト部40の図示せぬ転写ベルト本体フレーム貫通孔及び回動フレーム貫通孔に貫通しているネジ47を外し、図6の二点鎖線で示されるような位置に回動フレーム46を回動し、転写ベルト44に作用していた張力を開放して転写ベルト44の交換を行う。転写ベルト44の交換が終わった転写装置30の静電記録装置1への装着は、上述の逆の工程により行われる。
本発明の転写装置は、電子写真方式のプリンタ、複写機等の静電記録装置の分野であって、転写ベルトの交換が必要な転写装置等に適用可能である。
本発明の実施の形態による転写装置を備える静電記録装置を示す概略図。 本発明の実施の形態による転写装置を構成する転写ベルト部と収納ユニットとを示す斜視図。 本発明の実施の形態による転写装置を構成する転写ベルト部と収納ユニットとを示す要部斜視図。 本発明の実施の形態による転写装置を構成する転写ベルト部の第1のローラの回転軸と収納ユニットの板状部とを示す拡大図。 本発明の実施の形態による転写装置の収納ユニットから転写ベルト部を取外す様子を示す正面図。 本発明の実施の形態による転写装置の転写ベルト部を示す正面図。 本発明の実施の形態による転写装置が静電記録装置に装着されている状態を示す要部斜視図。 本発明の実施の形態による転写装置が本体フレームの案内部に支持されている様子を示す概念図。 本発明の実施の形態による転写装置が静電記録装置から取外される様子を示す要部斜視図。 本発明の実施の形態による転写装置の第1のローラのボールベアリングが、本体フレームのベアリング受け部に挿入される様子を示す要部断面図。 本発明の実施の形態による転写装置の高圧給電部を示す斜視図。 本発明の実施の形態による転写装置のコロトロンワイヤを示す概略図。 本発明の実施の形態による転写装置のコロトロンワイヤの一端と高圧給電部の略円筒状保護部材受け部とを示す概略図。 本発明の実施の形態による転写装置のコロトロンワイヤの一端と高圧給電部の略円筒状保護部材受け部とを示す拡大図。 本発明の実施の形態による転写装置の高圧給電部の長穴にネジが挿入されている様子を示す概略図。 本発明の実施の形態による転写装置の高圧給電部の長穴にネジが挿入されている様子を示す要部断面図。 本発明の実施の形態による転写装置の、転写ベルト部と高圧給電部とが回動する様子を示す概念図。
符号の説明
1・・・静電記録装置 2・・・記録媒体 11・・・感光体ドラム 12・・・露光器 13・・・帯電器 16・・・現像装置 21・・・本体フレーム 24・・・案内部 30・・・転写装置 40・・・転写ベルト部 41・・・第1のローラ 41B・・・円弧状部 41C・・・回転軸平行部 42・・・第2のローラ 44・・・転写ベルト 48Aコロトロンワイヤ 48E・・・ワイヤ突出部 48H・・・略円筒状保護部材 50・・・収納ユニット 51・・・収納ユニット本体 51a・・・切欠き部 51b・・・開口部 51c・・・切欠き部平行部 51d・・・円形部 60・・・高圧給電部 61a・・・長穴 64A・・・シャフト 62A・・・拡径部

Claims (5)

  1. 本体フレームと、該本体フレーム内において回転可能に支持され、略円柱状をなし、表面に静電潜像が形成され該静電潜像の形成された該表面にトナーが付着される記録体と、該本体フレーム内に収容され、高電圧を該記録体に印加するための帯電器と、高電圧が印加された該記録体に露光を行うための露光器と、トナーを該記録体上に供給してトナー像を該記録体上に形成するための現像装置を備えた静電記録装置に設けられ、該記録体上のトナー像を被転写材に転写する転写装置において、
    該転写装置は、
    第1のローラと第2のローラとの少なくとも2つのローラと、該2つのローラを掛渡すようにして設けられた無端状の転写ベルトとを有する転写ベルト部と、
    該転写ベルト部内に該記録体上のトナー像を被転写材に転写するためのコロナ転写器と、
    該転写ベルト部を収納する収納ユニットと、
    該コロナ転写器に高電圧を印加する高圧給電部とを備え、
    該高圧給電部は、略長方形状の基部と、該基部の一端に設けた略円筒状保護部材受け部を備え、
    該基部の該略円筒状保護部材受け部を設けた側と反対の一端部側で該本体フレームに対し回動可能に支持し、
    該コロナ転写器の長手方向端部の保持部材に設けられた略円筒状保護部材は、該略円筒状保護部材受け部に回動可能に挿入され、
    該転写ベルト部及び該収納ユニットは、該第1のローラを中心軸として該本体フレームに対して回動可能であり、
    該転写ベルト部及び該収納ユニットを、該第1のローラを中心に回動して該記録体から離間させ、該高圧給電部を該本体フレームに保持した状態で、該第1のローラの回動軸方向に該転写ベルト部及び該収納ユニットを引き出して該転写ベルトの交換を行うことを特徴とする転写装置。
  2. 該収納ユニットは収納ユニット本体を有し、該収納ユニット本体は略平行に配置された一対の板状部を有し、
    該一対の板状部にはそれぞれ同一形状の切欠き部が形成され、該切欠き部は、開口部と、該開口部から平行に延出する切欠き部平行部と、該開口部が形成されている該切欠き部平行部の一端に対する他端に接続され該切欠き部平行部の幅よりも径の大きい円形部とからなり、
    該第1のローラの回転軸の外周は、該切欠き部の該円形部と略同一径の一対の円弧状部と、該一対の円弧状部を互いにむすび該切欠き部平行部の幅と略同一幅の一対の回転軸平行部とを有し、
    該切欠き部平行部と該回転軸平行部とは、該転写ベルト部が該収納ユニットに装着され該トナー像の該被転写材への転写が行われているときには平行の位置関係にならず、該転写ベルト部が該収納ユニットに対して所定角度回動された状態のときに平行の位置関係となることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 該高圧給電部の一端側の部分には長穴が形成され、該長穴にはシャフトが挿入され、該シャフトの一端は該本体フレームに固定されることにより該高圧給電部は該本体フレームに回動可能に支持され、該シャフトは該長穴内を相対的に移動可能であり、
    該転写ベルト部が回動しているときには該シャフトが該長穴内を相対的に移動することを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  4. 該コロナ転写器にはコロトロンワイヤが設けられ、
    該コロトロンワイヤの少なくとも一端は該転写ベルト部から突出するワイヤ突出部を有し、該ワイヤ突出部は、該ワイヤ突出部に同軸的に設けられた略円筒状保護部材により保護され、
    該略円筒状保護部材受け部は、該高圧給電部に設けられ、かつ略円筒状をなし、該略円筒状保護部材の外径よりも大きな内径を有し、
    該略円筒状保護部材受け部の該転写ベルト部に対向する一端部は、内径が該略円筒状保護部材受け部の他端側から該一端に近づくに従い除々に大きくなる拡径部を有しており、
    該略円筒状保護部材受け部には該ワイヤ突出部と電気的に接触する電極部を設けたことを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  5. 該本体フレームに対して着脱する際に該収納ユニットを着脱方向へ案内するための案内部を該本体フレームが有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の転写装置を備えた静電記録装置。
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