JP4516291B2 - ズームレンズ及びそれを用いたカメラ。 - Google Patents
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Description
例えば、従来、負レンズ群が先行するタイプのズームレンズとして、次の特許文献1〜3に記載のズームレンズが提案されている。
また、特許文献2には、第1レンズ群が負負正負正負の6枚のレンズで構成されたズームレンズが提案されている。このズームレンズでは、広角端での半画角が37°程度となっている。
また、特許文献3には、第1レンズ群が負負負正負正の6枚のレンズで構成され、Fナンバーが3.6程度となっている4群ズームレンズが提案されている。このズームレンズでは、全体のレンズ枚数が多くなっている。
0.2 < d6/|f1| < 0.5 …(1)
0.3 < |f1|/GD1 < 0.55 …(2)
但し、d6は前記第3レンズと前記第4レンズとの間の空気間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、GD1は前記第1レンズ群の全長である。
0.3 < DS/|f1| < 0.9 …(3)
但し、DSは全系の焦点距離が前記第1レンズ群の焦点距離の−0.8倍の時の該第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。
0.5 < DS/|f1| < 0.8 …(3')
但し、DSは全系の焦点距離が前記第1レンズ群の焦点距離の−0.8倍の時の該第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。
0.9 < ft/|f1| < 1.3 …(4)
但し、ftは望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。
また、上記目的を達成するため、本発明によるカメラは、上記本発明によるズームレンズを用いることを特徴としている。
また、本発明のズームレンズにおいては、前記第5レンズが像側に凸面を有することを特徴としている。
また、本発明のズームレンズにおいては、前記第1レンズ群の像側且つ前記第2レンズ群の物体側に配置された明るさ絞りを有することを特徴としている。
また、本発明のズームレンズにおいては、前記第1レンズ群が、物体側より順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凹レンズと、両凸レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとで構成されたことを特徴としている。
また、本発明のズームレンズにおいては、前記第2レンズ群が、物体側より順に、両凸レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合レンズと、両凸レンズと、両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成されたことを特徴としている。
また、本発明のズームレンズにおいては、広角端から望遠端へのズームミング時に、前記第1レンズ群が望遠端近傍で像側に凸の軌跡となるように像側へ移動し、第2レンズ群が開口絞りとともに物体側へ移動し、広角端から望遠端までのいずれかの状態における無限遠から至近距離へのフォーカシングは、第1レンズ群の前記第1レンズ乃至前記第4レンズからなる前群を像側へ移動させると共に、前記第5レンズ乃至前記第6レンズからなる後群を物体側に移動させて行なうことを特徴としている。
更に、本発明のズームレンズにおいては、非球面が、前記第1レンズ群の第2レンズの像側の凹面と前記第2レンズ群の第4レンズの両面に設けられたことを特徴としている。
本発明のズームレンズは、いずれも、物体側より順に、負の屈折力をもつ第1レンズ群と、正の屈折力をもつ第2レンズ群を有し、少なくとも両群の間隔を変化させることでズーミングを行なうズームレンズであって、第1レンズ群が物体側より順に、負負負正負正の6枚のレンズを有して構成されている。
このように構成すれば、物体側から順に、像側に凹面を有する負レンズを3枚配置することにより、広角端で急激に増加する歪曲収差を補正することができ広画角化に有利になる。
そして、これら3枚の負レンズに続いて、正レンズと、負レンズと、正レンズとを組み合わせることにより、軸上収差と軸外収差のバランスのとれた補正が行ない易いズームレンズが得られる。
なお、明るさ絞りは、第1レンズ群よりも像側にあるのが望ましく、更には、第2レンズ群の物体側に配置されるのが望ましい。
0.2 < d6/|f1| < 0.5 …(1)
条件式(1)の下限値を下回ると、第3レンズ及び第4レンズの各面での光束の大きさの変化が少なくなり、軸上から軸外までの良好な収差補正が難しくなる。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズ群の全長が長くなり、第1レンズの外径が大きくなり易くなり、大口径化を達成するために、レンズが大型化してしまう。
また、上記条件式(1)の上限値を0.4とすると良く、更には、0.35とするとより一層好ましい。
このようにすれば、収差補正と第1レンズ群の全長の短縮化との両立により一層有利となる。
第2レンズ群は、負の屈折力をもつ第1レンズ群で発散した光線を正の屈折力で収束させる作用を持っている。そのため、第2レンズ群内の各レンズ要素に偏心が存在していると、非対称なコマ収差や非点収差が発生して結像性能が悪化しやすくなる。
そこで、正レンズと負レンズを含んでなる接合レンズを複数備えて構成すれば、各レンズの組み込み誤差を原因とする偏心による像の悪化を低減させることが可能となる。
また、正の単レンズを非球面化して構成してもよい。このようにすれば、偏心による像の悪化を低減しやすくできる。特に、正の単レンズを両側非球面にすれば、さらに偏心補正による影響を低減しやすくすることができる。
また、第2レンズ群を、上述の接合レンズを複数含める構成と、両面非球面の正レンズとを同時に備えて構成すると、偏心の影響を抑えやすくなり、より好ましい。
0.3 < |f1|/GD1 < 0.7 …(2)
但し、GD1は前記第1レンズ群の全長、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。
条件式(2)を満足すれば、広角端から望遠端までの光束径の変化が適正になり、全域で良い性能が得られやすくなる。
条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズ群の全長が長くなり、大口径化を達成するために、第1レンズの外径が大きくなり易くなってしまう。
一方、条件式(2)の上限値を上回ると、第1レンズ群の肉厚や縁厚、レンズ同士の軸上・軸外の間隔を確保するのが難しくなる。
また、本発明のズームレンズにおいては、条件式(2)の上限値を0.6とすると良く、更には、0.55とするとより一層好ましい。
このようにすれば、広角端から望遠端までの全域でより良い性能が得られやすくなる。
0.3 < DS/|f1| < 0.9 …(3)
但し、DSは全系の焦点距離が前記第1レンズ群の焦点距離の−0.8倍の時の該第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。
条件式(3)の上限値を上回ると、全系が長くなり、特に、第1レンズの外径が大きくなりすぎる等好ましくない。
条件式(3)の下限値を下回ると、望遠端での第1レンズ群に対する第2レンズ群以降の倍率が大きくなり過ぎ、第1レンズ群での収差補正の負担が多くなり、望ましくない。
また、本発明のズームレンズにおいては、条件式(3)の上限値を0.8とすると良く、更には0.75とするとより一層好ましい。
例えば、次の条件式(3')を満足すると好ましい。
0.5 <DS/|f1| < 0.8 …(3')
また、本発明のズームレンズにおいては、より好ましくは、次の条件式(4)を満足するとよい。
0.9 < ft/|f1| < 1.3 …(4)
但し、ftは望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。
条件式(4)を満足すれば、望遠端での第1レンズ群に対する第2レンズ群以降の倍率が−1倍付近、より具体的には−0.9倍から−1.3倍の範囲内となり、条件式(3)を満足することにより、収差補正に必要な構成を確保しながら、適正な第1レンズ群の焦点距離を確保することができる。
そのため、広角端での第1レンズの径の小型化と適度な変倍比の確保に有利になる。
また、本発明のズームレンズにおいては、条件式(4)の上限値を1.2とすると良く、更には、1.15とするとより一層好ましい。
本発明のズームレンズは、広画角化が行ないやすい群構成としたものである。このため、広角端画角が90°以上の広画角なズームレンズとすることが好ましい。
また、本発明のズームレンズにおいては、全画角が93°以上の領域において結像可能としてもよい。
また、広角端から望遠端までのいずれかのズーム状態における無限遠から至近距離へのフォーカシングは、第1レンズ群G1の前群G1aを像側へ移動させると共に、後群G1bを物体側に移動させて行なうようになっている。
なお、フォーカシングに関しては、第1レンズ群G1全体を一体的に移動させたり、後群G1bのみを移動させるなど、他の移動方法を用いても良い。
次に、第1実施例のズームレンズを構成する光学部材の数値データを示す。
なお、第1実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッべ数、Fno.はFナンバー、fは全系焦点距離、2ωは全画角を表している。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をK、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+K)(y/r)2}1/2]
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
これらの記号は、以下の各実施例においても共通である。
広角端 中間 望遠端
f 11.21 16.10 21.57
Fno. 2.85 3.16 3.53
2ω 93.8° 72.2° 56.9°
r1=39.5894 d1=2.7500 nd1=1.77250 νd1=49.60
r2=19.2336 d2=4.1319
r3=23.4925 d3=2.900 nd3=1.80610 νd3=40.92
r4=12.5636(非球面) d4=9.3097
r5=-298.3827 d5=1.8000 nd5=1.80440 νd5=39.59
r6=43.4758 d6=5.3592
r7=57.7472 d7=4.3200 nd7=1.75520 νd7=27.51
r8=-57.7472 d8=D8
r9=-43.5463 d9=1.7000 nd9=1.88300 νd9=40.76
r10=-625.1817 d10=0.1000
r11=70.6025 d11=2.8000 nd11=1.78472 νd11=25.68
r12=250.1754 d12=D12
r13=(絞り) d13=1.0000
r14=28.5691 d14=3.4441 nd14=1.57099 νd14=50.80
r15=-62.3093 d15=6.7403
r16=-108.7751 d16=3.1918 nd16=1.48749 νd16=70.23
r17=-16.8629 d17=1.6600 nd17=1.83481 νd17=42.72
r18=419.5895 d18=0.4519
r19=31.3057(非球面) d19=9.2900 nd19=1.58313 νd19=59.38
r20=-25.4261(非球面) d20=0.2606
r21=-43.7765 d21=1.3700 nd21=1.80440 νd21=39.59
r22=24.0803 d22=7.2430 nd22=1.48749 νd22=70.23
r23=-18.7623 d23=D23
r24=∞ d24=4.6500 nd24=1.51633 νd24=64.14
r25=∞ d25=1.0000
r26=∞(像面) d26=0
第4面
K=-1.1929
A4=3.5604×10-5 A6=-8.7009×10-10 A8=2.2597×10-10
A10=-8.9735×10-13
第19面
K=-2.5703
A4=-1.6964×10-7 A6=2.9944×10-8 A8=3.6253×10-10
A10=-3.2098×10-12
第20面
K=-1.1772
A4=2.7778×10-5 A6=1.6530×10-8 A8=-1.3383×10-10
A10=0.0000×100
(無限遠物点合焦時)
面間隔 広角端 中間 望遠端
D8 4.80120 4.80120 4.80120
D12 29.52601 11.92308 1.70262
D23 30.74933 39.35719 48.97985
(物点距離0.4m合焦時)
面間隔 広角端 中間 望遠端
D8 2.63974 2.70750 2.71188
D12 31.49134 13.82644 3.60201
また、広角端から望遠端までのいずれかの状態における無限遠から至近距離へのフォーカシングは、第1レンズ群G1の前群G1aを像側へ移動させると共に、後群G1bを物体側に移動させて行なうようになっている。
なお、フォーカシングに関しては、第1レンズ群G1全体を一体的に移動させたり、後群G1bのみを移動させるなど、他の移動方法を用いても良い。
次に、第2実施例のズームレンズを構成する光学部材の数値データを示す。
広角端 中間 望遠端
f 11.28 16.10 21.58
Fno. 2.85 3.14 3.48
2ω 93.8° 72.2° 56.8°
r1=37.9971 d1=2.7000 nd1=1.77250 νd1=49.60
r2=19.8432 d2=3.9342
r3=23.5755 d3=2.9000 nd3=1.80610 νd3=40.92
r4=12.7136(非球面) d4=9.2523
r5=-187.9502 d5=1.6500 nd5=1.80440 νd5=39.59
r6=35.7083 d6=5.8602
r7=49.4731 d7=4.1297 nd7=1.74077 νd7=27.79
r8=-70.4280 d8=D8
r9=-54.6099 d9=1.6000 nd9=1.88300 νd9=40.76
r10=-278.9770 d10=0.0838
r11=95.8088 d11=2.9377 nd11=1.78472 νd11=25.68
r12=346.5293 d12=D12
r13=(絞り) d13=1.0000
r14=25.3573 d14=3.6315 nd14=1.53172 νd14=48.84
r15=-52.9963 d15=6.4475
r16=-61.0441 d16=3.1275 nd16=1.48749 νd16=70.23
r17=-15.8985 d17=1.6782 nd17=1.83481 νd17=42.72
r18=305.9730 d18=0.3071
r19=32.1687(非球面) d19=9.4367 nd19=1.58913 νd19=61.14
r20=-23.3127(非球面) d20=0.2016
r21=-43.2385 d21=1.3987 nd21=1.80440 νd21=39.59
r22=24.1298 d22=7.9524 nd22=1.48749 νd22=70.23
r23=-18.5139 d23=D23
r24=∞ d24=4.6500 nd24=1.51633 νd24=64.14
r25=∞ d25=1.0000
r26=∞(像面) d26=0
第4面
K=-1.0594
A4=2.7803×10-5 A6=2.6653×10-8 A8=1.2883×10-10
A10=-4.5315×10-13
第19面
K=-3.9272
A4=1.9632×10-7 A6=-1.6423×10-9 A8=6.5837×10-10
A10=-4.6274×10-12
第20面
K=-1.4876
A4=2.3962×10-5 A6=3.2194×10-10 A8=-6.9462×10-11
A10=0.0000×100
(無限遠物点合焦時)
面間隔 広角端 中間 望遠端
D8 4.90179 4.90179 4.90179
D12 31.08093 12.31967 1.16140
D23 31.17858 39.41545 48.78522
(物点距離0.4m合焦時)
面間隔 広角端 中間 望遠端
D8 1.32166 1.45662 1.47855
D12 34.27747 15.39571 4.21786
また、広角端から望遠端までのいずれかの状態における無限遠から至近距離へのフォーカシングは、第1レンズ群G1の前群G1aを像側へ移動させると共に、後群G1bを物体側に移動させて行なうようになっている。
なお、フォーカシングに関しては、第1レンズ群G1全体を一体的に移動させたり、後群G1bのみを移動させるなど、他の移動方法を用いても良い。
次に、第3実施例のズームレンズを構成する光学部材の数値データを示す。
広角端 中間 望遠端
f 11.25 16.09 21.59
Fno. 2.8500 3.1512 3.5064
2ω 93.4° 72.4° 56.9°
r1=39.4656 d1=2.7000 nd1=1.77250 νd1=49.60
r2=19.1575 d2=3.8376
r3=23.4988 d3=2.9000 nd3=1.80610 νd3=40.92
r4=12.3518(非球面) d4=8.7545
r5=-321.5338 d5=1.7500 nd5=1.80440 νd5=39.59
r6=38.1909 d6=5.6587
r7=51.8517 d7=4.2500 nd7=1.74077 νd7=27.79
r8=-62.4189 d8=D8
r9=-49.8100 d9=1.7000 nd9=1.88300 νd9=40.76
r10=-634.3371 d10=0.1000
r11=76.0148 d11=2.8000 nd11=1.78472 νd11=25.68
r12=279.3232 d12=D12
r13=(絞り) d13=1.0000
r14=26.6837 d14=3.5381 nd14=1.53172 νd14=48.84
r15=-58.7525 d15=6.6753
r16=-105.7861 d16=3.2705 nd16=1.48749 νd16=70.23
r17=-16.5092 d17=1.6600 nd17=1.83481 νd17=42.72
r18=483.0727 d18=0.5116
r19=31.5949(非球面) d19=9.6340 nd19=1.58913 νd19=61.14
r20=-24.9249(非球面) d20=0.3176
r21=-43.5703 d21=1.3700 nd21=1.80440 νd21=39.59
r22=23.2096 d22=7.6628 nd22=1.48749 νd22=70.23
r23=-18.8170 d23=D23
r24=∞ d24=4.6500 nd24=1.51633 νd24=64.14
r25=∞ d25=1.0000
r26=∞(像面) d26=0
第4面
K=-1.2568
A4=4.0845×10-5 A6=7.9534×10-9 A8=1.4928×10-10
A10=-6.6801×10-13
第19面
K=-2.9863
A4=6.2363×10-9 A6=3.8233×10-8 A8=2.5629×10-10
A10=-3.2996×10-12
第20面
K=-1.2082
A4=2.6128×10-5 A6=2.9162×10-8 A8=-2.7710×10-10
A10=0.0000×100
(無限遠物点合焦時)
面間隔 広角端 中間 望遠端
D8 3.67042 3.67042 3.67042
D12 30.02014 12.13323 1.54340
D23 30.83039 39.33862 49.00113
(物点距離0.4m合焦時)
面間隔 広角端 中間 望遠端
D8 1.05911 1.14556 1.15380
D12 32.41585 14.44961 3.85223
表1
G1a 前群
G1b 後群
G2 第2レンズ群
L11,L12 像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L13,L23,L25 両凹レンズ
L14,L21,L24,L26 両凸レンズ
L15 物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L16 物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
L22 物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
S 開口絞り
CG 平行平板
I 像面
1 一眼レフレックスカメラ
2 撮影レンズ
3 マウント部
4 撮像素子面
5 クイックリターンミラー
6 光路
7 クイックリターンミラーより反射された光路に配置されたファインダースクリーン
8 ペンタプリズム
9 ファインダー
E 観察者の眼(アイポイント)
Claims (15)
- 物体側より順に、負の屈折力をもつ第1レンズ群と、正の屈折力をもつ第2レンズ群を有し、少なくとも両群の間隔を変化させることでズーミングを行なうズームレンズであって、
前記第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力をもつ第1レンズと、負の屈折力をもつ第2レンズと、負の屈折力をもつ第3レンズと、正の屈折力をもつ第4レンズと、負の屈折力をもつ第5レンズと、正の屈折力をもつ第6レンズの6枚のレンズから構成され、
次の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
0.2 < d6/|f1| < 0.5
0.3 < |f1|/GD1 < 0.55
但し、d6は前記第3レンズと前記第4レンズとの間の空気間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、GD1は前記第1レンズ群の全長である。 - 前記第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力をもち像側に凹面を有するメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力をもち像側に凹面を有するメニスカス形状の第2レンズと、負の屈折力をもち像側に凹面を有する第3レンズと、正の屈折力をもち両凸形状の第4レンズと、負の屈折力をもつ第5レンズと、正の屈折力をもつ第6レンズの6枚のレンズから構成されることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群が、正レンズと負レンズを含んでなる接合レンズを少なくとも2組有することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群が、両面非球面の正の屈折力をもつ単レンズを少なくとも1枚有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のズームレンズ。
- 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のズームレンズ。
0.3 < DS/|f1| < 0.9
但し、DSは全系の焦点距離が前記第1レンズ群の焦点距離の−0.8倍の時の該第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。 - 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のズームレンズ。
0.5 < DS/|f1| < 0.8
但し、DSは全系の焦点距離が前記第1レンズ群の焦点距離の−0.8倍の時の該第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の間隔、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。 - 次の条件式を満足することを特徴とする請求項5又は6に記載のズームレンズ。
0.9 < ft/|f1| < 1.3
但し、ftは望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、f1は前記第1レンズ群の焦点距離である。 - 広角端における全画角が、90°以上となる領域において結像することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のズームレンズ。
- 請求項1〜8の何れかに記載のズームレンズを用いたカメラ。
- 前記第5レンズが像側に凸面を有することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
- 前記第1レンズ群の像側且つ前記第2レンズ群の物体側に配置された明るさ絞りを有することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
- 前記第1レンズ群が、物体側より順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凹レンズと、両凸レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとで構成されたことを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群が、物体側より順に、両凸レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合レンズと、両凸レンズと、両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成されたことを特徴とする請求項12に記載のズームレンズ。
- 広角端から望遠端へのズームミング時に、前記第1レンズ群が望遠端近傍で像側に凸の軌跡となるように像側へ移動し、第2レンズ群が開口絞りとともに物体側へ移動し、広角端から望遠端までのいずれかの状態における無限遠から至近距離へのフォーカシングは、第1レンズ群の前記第1レンズ乃至前記第4レンズからなる前群を像側へ移動させると共に、前記第5レンズ乃至前記第6レンズからなる後群を物体側に移動させて行なうことを特徴とする請求項13に記載のズームレンズ。
- 非球面が、前記第1レンズ群の第2レンズの像側の凹面と前記第2レンズ群の第4レンズの両面に設けられたことを特徴とする請求項13又は14に記載のズームレンズ。
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