JP4515194B2 - 内視鏡可撓管および内視鏡可撓管の製造方法 - Google Patents

内視鏡可撓管および内視鏡可撓管の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば医療用や産業用の内視鏡に用いられる内視鏡可撓管およびその製造方法に関する。
例えば特許文献1には、内視鏡の可撓管が開示されている。この可撓管の螺旋管の外周面には、離型剤が塗布されている。この螺旋管の外周には、網状管が配設されている。網状管の外周面には、ポリエステル系ウレタンの接着剤が塗布されている。網状管の外周面には、合成樹脂材製の外皮が被覆されている。このため、網状管と外皮とはポリエステル系ウレタンの接着剤によって接着されて一体化されている。
特開昭61−46923号公報
特許文献1に開示された可撓管の網状管と、合成樹脂材製外皮との間は、ポリエステル系ウレタンの接着剤によって接着させられて一体化されている。このため、可撓管を繰り返し湾曲させるなど、使用により網状管と外皮との間の接着力(密着性)を保つことができる。しかし、可撓管に対して、より大きな力が加えられた場合など、使用により網状管と外皮との間の接着力が次第に低下し、網状管と外皮との間の一部が剥離することがある。この場合、網状管から剥離した外皮の剥離部分を内側にして可撓管を湾曲させると、湾曲状態の内側から、剥離部分の外皮がさらに湾曲状態の内側に大きく突出することがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、大きな力が加えられたり、繰り返し湾曲された場合であっても、網状管と外皮との間の密着性が低下させられることを防止することができる内視鏡可撓管およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管は、条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる。そして、前記網状管には、熱硬化性の液状ゴムを含浸して用い、前記外皮には、前記網状管とともに液状ゴムに接着される軟性の熱可塑性のエラストマーを用いる。
また、上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管は、条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる。そして、前記網状管には、熱硬化性の液状ゴムを含浸して用い、前記外皮には、前記液状ゴムに接着される熱硬化性で軟性の液状ゴムを用いる。
また、上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管は、条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる。そして、前記網状管には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を含浸して用い、前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される軟性の熱可塑性のエラストマーを用いる。
また、上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管は、条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる。そして、前記網状管には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を含浸して用い、前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される熱硬化性で軟性の液状ゴムを用いる。
このように、可撓管は、網状管の外周面だけでなく、樹脂材を網状管に含浸させた状態で網状管を外皮と一体的に接着成形した。このため、可撓管を湾曲させた場合であっても、外皮と網状管に含浸させた樹脂材とが容易に伸縮して他方に追従して湾曲される。そうすると、可撓管に大きな力が加えられたり、可撓管が繰り返し湾曲された場合であっても、網状管と外皮との間の密着性が低下させられることを防止することができる。
また、好ましくは、前記外皮は、コート層を外周面に備えている。
このため、可撓管を薬品等から保護することができる。
上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管の製造方法は、薄板が螺旋状に巻かれ、外周面に離型剤が塗布された中空の螺旋管の外周に、素線束が編み込まれた網状管を被覆する工程と、前記網状管の外周から樹脂材を含浸させる工程と、前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程とを備え、前記網状管に含浸された樹脂材には、熱硬化性の液状ゴムを用い、前記外皮には、前記網状管とともに液状ゴムに接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記液状ゴムに接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いる
上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管の製造方法は、薄板が螺旋状に巻かれ、外周面に離型剤が塗布された中空の螺旋管の外周に、素線束が編み込まれた網状管を被覆する工程と、前記網状管の外周から樹脂材を含浸させる工程と、前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程とを備え、前記網状管に含浸された樹脂材には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を用い、前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記網状管とともに前記混合物に接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いる
上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管の製造方法は、素線束が編み込まれた中空の網状管の内側に芯金を挿入する工程と、前記網状管の外周から前記網状管に樹脂材を含浸させる工程と、前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程と、前記芯金を前記網状管から引き抜く工程と、前記網状管の内側に薄板が螺旋状に巻かれた螺旋管を挿入する工程とを備え、前記網状管に含浸された樹脂材には、熱硬化性の液状ゴムを用い、前記外皮には、前記網状管とともに液状ゴムに接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記液状ゴムに接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いる
上記課題を解決するために、この発明の内視鏡可撓管の製造方法は、素線束が編み込まれた中空の網状管の内側に芯金を挿入する工程と、前記網状管の外周から前記網状管に樹脂材を含浸させる工程と、前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程と、前記芯金を前記網状管から引き抜く工程と、前記網状管の内側に薄板が螺旋状に巻かれた螺旋管を挿入する工程とを備え、前記網状管に含浸された樹脂材には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を用い、前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記網状管とともに前記混合物に接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いる
また、好ましくは、前記芯金は、凹凸を外表面に備え、少なくとも径方向に伸縮可能である。
このため、網状管の樹脂材を硬化させたときにその樹脂材の内周面に凹凸を形成することができる。網状管に含浸された樹脂材と、螺旋管の外周面とによる接触面積を減らすことができるので、可撓管を容易に湾曲させることができる。また、芯金を網状管に含浸させた樹脂材から取り外す場合、径方向に縮小させて取り外すことができる。
また、好ましくは、前記外皮の外周にコーティング部材を被覆してコート層を形成する工程をさらに備えている。
このため、可撓管を薬品等から保護することができる。
この発明によれば、大きな力が加えられたり、繰り返し湾曲された場合であっても、網状管と外皮との間の密着性が低下させられることを防止することができる内視鏡可撓管およびその製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
まず、第1の実施の形態について図1ないし図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、内視鏡10は、細長く可撓性を有する挿入部12と、この挿入部12の基端部に設けられた操作部14と、この操作部14から延出されたユニバーサルコード16とを備えている。
挿入部12は、硬質の先端部22と、この先端部22に連結され、湾曲可能な湾曲部24と、この湾曲部24の基端部に先端部が連結され、操作部14に基端部が連結された可撓管26とを備えている。
図2(A)に示すように、可撓管26は、螺旋管32と、この螺旋管32の外周を覆う網状管34と、この網状管34を覆う外皮36と、この外皮36のさらに外周を覆うコート層38とを備えている。螺旋管32は、弾性を有するステンレス鋼材製の薄板が螺旋状に巻かれることによって形成されている。外皮36は、耐熱、対摩耗性を備えているとともに、後述する液状ゴム42を硬化させたときに熱溶着性が優れているなど、液状ゴム42に対する接着性に優れたエラストマーが用いられている。外皮36は、例えばスチレン系、オレフィン系、ウレタン系やエステル系などの熱可塑性エラストマーで形成されている。コート層38は、耐薬品性や患者の体壁に対する滑り性に優れた素材で薄く形成されている。コート層38には、例えばウレタン系樹脂材またはフッ素樹脂材が用いられている。
図2(B)に示すように、網状管34は、例えば素線34aが束にされた素線束が編み込まれることによって管状に形成されている。網状管34は、ステンレス鋼線、ベリリウム銅線、リン青銅鋼線等の金属線で形成されている。
次に、このような構成を有する可撓管26の製造工程について説明する。
まず、図3(A)に示すように、第1の工程として、内側に芯金(図示せず)が挿通された螺旋管32の外周に網状管34を被せる。なお、螺旋管32の外周面やその縁部には、離型剤が塗布されていることが好ましい。そうすると、網状管34に含浸させる後述する液状ゴム42を硬化させても、網状管34の内周面と、螺旋管32の外周面とが接着されることが防止される。このため、螺旋管32と網状管34とを別々に自由に湾曲させることができる。
図3(B)に示すように、第2の工程として、液状ゴム(流体状の樹脂材)42を網状管34に含浸させる。液状ゴム42は、網状管34に含浸し易く、素材単体で粘性が低いものが用いられる。液状ゴム42には、例えばブタジエンゴム、フッ素ゴム、イソブチレンゴム、ブタジエン−スチレンゴム等が用いられる。このような液状ゴム42は、例えば押出成形やディップ成形により形成されて網状管34に含浸される。例えば、図4(A)に示すように押出成形機46が使用されて、網状管34が図4(A)中の左から右に送られるとともに、液状ゴム42を押出成形機46の管路48から高圧状態で供給して網状管34の外周に塗布する。そうすると、液状ゴム42が網状管34の外側から内側に含浸される。
図3(C)に示すように、第3の工程として、網状管34の外周に外皮36を被覆する。図4(B)に示すように押出成形機46が使用されて、液状ゴム42が含浸された網状管34が図4(B)中の左から右に送られるとともに、外皮36の素材である熱可塑性エラストマーを押出成形機46の管路48から供給する。このため、熱可塑性エラストマーで網状管34の外周を覆って外皮36が形成される。このときに形成される外皮36の肉厚は、従来の内視鏡に使用されている網状管の外皮と同程度(例えば0.05mmないし3.00mm)である。網状管34と外皮36との間は、適当な温度の熱を加えて外皮36と網状管34とを液状ゴム42を硬化させながら熱溶着により接着させる。そうすると、網状管34の外周面と外皮36の内周面とが互いに接合される。このとき、液状ゴム42は、例えばブタジエンゴムで形成されているので可撓性を有する軟性状態を保ったまま硬化する。また、外皮36は、例えばスチレン系の熱可塑性エラストマーで形成されているので可撓性を有する軟性状態にある。このため、上述した液状ゴム42および外皮36の素材同士は、熱を加えると溶融して軟化し、その後冷却すると互いに対して結合(接着)し、かつ、可撓性を有する軟性状態で硬化するので、液状ゴム42の硬化体と外皮36との間が剥離し難くなる。
図3(D)に示すように、第4の工程として、外皮36の外周にコーティング用素材を被覆してコート層38を形成する。コート層38は、例えば押出成形(図4(A)および図4(B)参照)やディップ成形により形成される。
その後、螺旋管32の内側に挿通されている芯金を抜き取って内視鏡10の可撓管26の作成を終了する。
このような構成を有する可撓管26により、液状ゴム42を含浸させた網状管34と、この網状管34の外周に被覆した外皮36との間は、液状ゴム42および外皮36の間の熱溶着により接着接合されている。さらに、液状ゴム42と外皮36とは、ともに、内視鏡10の挿入部12を繰り返し湾曲させても、互いを剥離させ難い軟性の素材である。このため、内視鏡10の挿入部12を繰り返し湾曲させた場合であっても、網状管34と外皮36との間の剥離が防止される。
なお、この実施の形態では、可撓管26を内視鏡10の挿入部12に用いることを説明したが、例えばユニバーサルコード16に用いることも好適である。
また、この実施の形態では、網状管34の外周面と外皮36の内周面とが互いに接合されるものとして説明したが、網状管34の外周面と外皮36の内周面との間に網状管34に含浸させた液状ゴム42を硬化させた軟性の樹脂材層が形成されていても良い。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
網状管34に含浸させた液状ゴム42に熱を加えて液状ゴム42を硬化させた素材(熱硬化性エラストマー)と、外皮36の素材(熱可塑性エラストマー)とは、ともに軟性を有し、かつ、互いに接着接合し易く、分離し難い素材で形成されている。このため、内視鏡10の挿入部12に大きな力が加えられたり、繰り返し湾曲させても、網状管34と外皮36との間の剥離(密着性の低下)を防止することができる。
なお、この実施の形態では、網状管34に液状ゴム42を塗布して含浸させる工程と、網状管34の外周に外皮36の熱可塑性エラストマーを被覆する工程とを異なる工程で行なうことを説明したが、図4(C)に示すように、1つの工程で行なっても良い。この場合、図4(C)に示すように、押出成形機46は、2つの管路48a,48bを備えている。このため、網状管34の外周面に、図4(C)中の左側の管路48aから液状ゴム42を供給して塗布して網状管34に含浸させながら、液状ゴム42を含浸させた網状管34の外周面を右側の管路48bから外皮36の素材を供給して覆うことが可能である。
次に、第2の実施の形態について図5を参照しながら説明する。この実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態では、可撓管26の他の製造工程について説明する。
まず、図5(A)に示すように、第1の工程として、好ましくは外表面に凹凸52aを有する円筒状や円柱状の芯金52の外周に網状管34を被せる。ここで用いる芯金52は、両端部が互いに離隔するように引っ張ると、径が縮小する樹脂材等で形成されている。芯金52の外表面には、離型剤が塗布されていることが好ましい。
図5(B)に示すように、第2の工程として、網状管34の外周に液状ゴム42を塗布して網状管34に液状ゴム42を含浸させる。液状ゴム42は、例えば押出成形やディップ成形により形成される。この場合、芯金52の外表面の凹凸52aの凹部にも、液状ゴム42を入り込ませる。
図5(C)に示すように、第3の工程として、網状管34の外周に外皮36を被覆する。この第3の工程は、第1の実施の形態で説明した第3の工程(図3(C)参照)と同じである。
図5(D)に示すように、第4の工程として、網状管34の内側に配設された芯金52を引き抜く。この場合、芯金52の両端部が互いに離隔するように引っ張って径を縮小させて、芯金52の外表面を網状管34や網状管34に含浸された液状ゴム42から引き離した状態で引き抜く。
図5(E)に示すように、第5の工程として、網状管34の内側の管腔に、外周面に離型剤を塗布し、内側に図示しない芯金(上述した芯金52よりも小径)が内挿された螺旋管32を挿入する。このとき、螺旋管32の先端部および基端部を離隔するように引っ張ると、螺旋管32の外径が全体的に縮径される。このため、螺旋管32を網状管34の内側に容易に挿通させることが可能である。このとき、網状管34の液状ゴム42を硬化させた樹脂材と、螺旋管32の離型剤付き外周面とが互いに密着することが防止される。すでに引き抜かれた芯金52が挿通された状態で液状ゴム42を硬化させたときに形成された凹凸により、螺旋管32の外周面との接触面積が凹凸が存在しない場合よりも小さくなる。このため、網状管34の内周面と螺旋管32の外周面との間の摩擦力が小さくなり、かつ、網状管34の内周面と螺旋管32の外周面との間が密着して固定されることが防止される。
図3(D)に示すように、第6の工程として、外皮36の外周にコート層38を形成する。第6の工程は、第1の実施の形態で説明した第4の工程と同じである。
その後、螺旋管32の内側に挿通された芯金を抜き取って内視鏡10の可撓管26の作成を終了する。
なお、この実施の形態では、上記芯金52の外周面に凹凸52aを有する場合について説明したが、凹凸52aは必ずしも必要ではない。
また、この実施の形態では、網状管34の外周面と外皮36の内周面とが互いに接合されるものとして説明したが、網状管34の外周面と外皮36の内周面との間に網状管34に含浸された液状ゴム42を硬化させた樹脂材層が形成されていても良い。
この実施の形態によれば、第1の実施の形態で得られた効果に加えて以下の効果が得られる。
凹凸52aを有する芯金52を網状管34に挿入した後、網状管34に液状ゴム42を含浸させ、その後に螺旋管32を挿入するので、網状管34と螺旋管32との間が接着された状態で固定されることが防止される。この場合、特に、芯金52の外周面に凹凸52aを備えているので、液状ゴム42を硬化させた素材の内周面を凹凸状に形成することができる。このため、液状ゴム42を硬化させた素材の内周面と、螺旋管32の外周面とが接触する接触面積を小さくすることができる。網状管34および螺旋管32はそれぞれ独立して自由に変形可能であるので、可撓管26のフレキシブル性を高めることができ、延いては内視鏡10の挿入部12の弾発性を高めることができる。
なお、上述した第1および第2の実施の形態では、外皮36を熱可塑性エラストマーで形成し、網状管34に液状ゴム42を含浸させたものとして説明したがこれらの組み合わせに限ることはなく、例えば以下に説明する組み合わせでも良い。
他の第1の組み合わせでは、外皮36には熱硬化性エラストマーを用い、網状管34に含浸させた樹脂材には熱硬化性エラストマーを用いる。この場合、外皮36の熱硬化性エラストマーには、例えばブタジエンゴム、フッ素ゴム、イソブチレンゴム、ブタジエン−スチレンゴム等の液状ゴムが使用される。網状管34に含浸させた熱硬化性エラストマーには、例えばブタジエンゴム、フッ素ゴム、イソブチレンゴム、ブタジエン−スチレンゴム等の液状ゴムが使用される。したがって、外皮36と網状管34に含浸させた樹脂材とには、ともに熱硬化性エラストマーを含んでいるので一体化し易く、外皮36と網状管34との間の剥離を防止することができる。
他の第2の組み合わせでは、外皮36には熱可塑性エラストマーを用い、網状管34に含浸させた樹脂材には熱可塑性エラストマーおよび熱硬化性エラストマーを混合した混合物を用いる。この場合、外皮36の熱可塑性エラストマーには、例えばスチレン系、オレフィン系、ウレタン系やエステル系が使用される。網状管34に含浸させた熱可塑性エラストマーには、例えばスチレン系、オレフィン系、ウレタン系やエステル系が使用される。網状管34に含浸させた熱硬化性エラストマーには、例えばブタジエンゴム、フッ素ゴム、イソブチレンゴム、ブタジエン−スチレンゴム等の液状ゴムが使用される。したがって、外皮36と網状管34に含浸させた樹脂材とには、ともに熱可塑性エラストマーを含んでいるので一体化し易く、外皮36と網状管34との間の剥離を防止することができる。
他の第3の組み合わせでは、外皮36には熱硬化性エラストマーを用い、網状管34に含浸させた樹脂材には熱可塑性エラストマーおよび熱硬化性エラストマーを混合した混合物を用いる。この場合、外皮36の熱硬化性エラストマーには、例えばブタジエンゴム、フッ素ゴム、イソブチレンゴム、ブタジエン−スチレンゴム等の液状ゴムが使用される。網状管34に含浸させた熱可塑性エラストマーには、例えばスチレン系、オレフィン系、ウレタン系やエステル系等が使用される。網状管34に含浸させた熱硬化性エラストマーには、例えばブタジエンゴム、フッ素ゴム、イソブチレンゴム、ブタジエン−スチレンゴム等の液状ゴムが使用される。したがって、外皮36と網状管34に含浸させた樹脂材とは、互いに接着結合し易く、分離し難い素材であるので、外皮36と網状管34との間の剥離を防止することができる。
また、上述した第1および第2の実施の形態では、液状ゴム42を含浸させた網状管34の外周に外皮36を被覆することを説明したが、液状ゴム42を外皮36の素材に含浸させたものを網状管34の外周に被覆するようにしてもよい。すなわち、液状ゴム42の素材(例えば熱硬化性エラストマー)と外皮36の素材(例えば熱可塑性エラストマー)とを混合した素材を網状管34の外周に被覆しするとともに、網状管34に一部を含浸させた状態で硬化させて可撓管26を形成しても良い。
また、このような第1および第2の実施の形態で説明した可撓管26は、医療用だけでなく、産業用などの内視鏡10に適宜に使用される。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1) 内視鏡内部に配置された網状管と、
前記網状管の外周を覆うように含浸させた液状ゴム層と、
前記液状ゴム層の外周を覆う熱可塑性エラストマー層と
を有することを特徴とする内視鏡可撓管。
(付記項2) 前記液状ゴム層と前記熱可塑性エラストマー層は熱溶着されていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡可撓管。
(付記項3) 前記熱可塑性エラストマー層に用いる熱可塑性エラストマー素材に液状ゴムを混合したことを特徴とする付記項1もしくは付記項2に記載の内視鏡可撓管。
(付記項4) 内視鏡内部に配置される中空の網状管に芯金を挿入する芯金挿入工程と、
前記芯金を挿入した状態で網状管に液状ゴムを含浸させる液状ゴム含浸工程と、
前記芯金を前記網状管の管腔より引き抜く引抜工程と、
前記網状管の管腔に弾性のある薄板を螺旋状に巻いた螺旋管を挿入する螺旋管挿入工程と
を有することを特徴とする内視鏡可撓管製造方法。
(付記項5) 前記芯金の外周部分に凹凸が設けられていることを特徴とする付記項4記載の内視鏡可撓管製造方法。
(付記項6) 螺旋管、網状管、外皮、コート層が順次積み重ねられた内視鏡の挿入部において、
前記螺旋管に被せた網状管に含浸させた液状ゴム層と、
前記液状ゴム層に被せた熱可塑性エラストマー層と
から成ることを特徴とする内視鏡挿入部。
(付記項7) 付記項6に記載の内視鏡挿入部において、
前記液状ゴム層は、前記熱可塑性エラストマーよりも厚さが小さいことを特徴とする。
(付記項8) 付記項6に記載の内視鏡挿入部において、
前記網状管に芯金を設けた後に液状ゴムが含浸されてなることを特徴とする。
(付記項9) 付記項8に記載の内視鏡挿入部において、
前記芯金の外表面に凹凸を設けたことを特徴とする。
第1の実施の形態に係る内視鏡の概略的な構成を示す斜視図。 (A)は第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の可撓管の構成を示す断面図、(B)は(A)中の網状管の一部の概略的な斜視図。 (A)ないし(D)は、第1の実施の形態に係る内視鏡の可撓管の中心軸に対して上半分の可撓管の断面を示し、かつ、可撓管の製造工程を順次示す概略図。 第1の実施の形態に係る内視鏡の可撓管の製造時に使用される押出成形機を示し、(A)は網状管の外周に液状ゴムを高圧状態で塗布して網状管に含浸させる状態を示す概略図、(B)は液状ゴムを含浸させた網状管の外周に外皮を被覆する状態を示す概略図、(C)は網状管の外周に液状ゴムを高圧状態で塗布して網状管に含浸させるとともに、このような網状管の外周に外皮を被覆する状態を1つの工程で行なうことを示す概略図。 (A)ないし(E)は、第2の実施の形態に係る内視鏡の可撓管の中心軸に対して上半分の可撓管の断面を示し、かつ、可撓管の製造工程を順次示す概略図。
符号の説明
26…可撓管、32…螺旋管、34…網状管、36…外皮、38…コート層、42…液状ゴム

Claims (11)

  1. 条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる内視鏡可撓管において、
    前記網状管には、熱硬化性の液状ゴムを含浸して用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに液状ゴムに接着される軟性の熱可塑性のエラストマーを用いることを特徴とする内視鏡可撓管。
  2. 条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる内視鏡可撓管において、
    前記網状管には、熱硬化性の液状ゴムを含浸して用い、
    前記外皮には、前記液状ゴムに接着される熱硬化性で軟性の液状ゴムを用いることを特徴とする内視鏡可撓管。
  3. 条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる内視鏡可撓管において、
    前記網状管には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を含浸して用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される軟性の熱可塑性のエラストマーを用いることを特徴とする内視鏡可撓管。
  4. 条帯を螺旋状にした螺旋管の外周に、素線または素線束が編みこまれて形成された網状管を同心的に配し、前記網状管の外側に外皮を被覆してなる内視鏡可撓管において、
    前記網状管には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を含浸して用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される熱硬化性で軟性の液状ゴムを用いることを特徴とする内視鏡可撓管。
  5. 前記外皮は、コート層を外周面に備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の内視鏡可撓管。
  6. 薄板が螺旋状に巻かれ、外周面に離型剤が塗布された中空の螺旋管の外周に、素線束が編み込まれた網状管を被覆する工程と、
    前記網状管の外周から樹脂材を含浸させる工程と、
    前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、
    前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程と
    を具備し、
    前記網状管に含浸された樹脂材には、熱硬化性の液状ゴムを用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに液状ゴムに接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記液状ゴムに接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いることを特徴とする内視鏡可撓管の製造方法。
  7. 薄板が螺旋状に巻かれ、外周面に離型剤が塗布された中空の螺旋管の外周に、素線束が編み込まれた網状管を被覆する工程と、
    前記網状管の外周から樹脂材を含浸させる工程と、
    前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、
    前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程と
    を具備し、
    前記網状管に含浸された樹脂材には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記網状管とともに前記混合物に接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いることを特徴とする内視鏡可撓管の製造方法。
  8. 素線束が編み込まれた中空の網状管の内側に芯金を挿入する工程と、
    前記網状管の外周から前記網状管に樹脂材を含浸させる工程と、
    前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、
    前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程と、
    前記芯金を前記網状管から引き抜く工程と、
    前記網状管の内側に薄板が螺旋状に巻かれた螺旋管を挿入する工程と
    を具備し、
    前記網状管に含浸された樹脂材には、熱硬化性の液状ゴムを用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに液状ゴムに接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記液状ゴムに接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いることを特徴とする内視鏡可撓管の製造方法。
  9. 素線束が編み込まれた中空の網状管の内側に芯金を挿入する工程と、
    前記網状管の外周から前記網状管に樹脂材を含浸させる工程と、
    前記網状管の外周に外皮を被覆する工程と、
    前記樹脂材を硬化させて前記外皮と前記網状管とを互いに接着させる工程と、
    前記芯金を前記網状管から引き抜く工程と、
    前記網状管の内側に薄板が螺旋状に巻かれた螺旋管を挿入する工程と
    を具備し、
    前記網状管に含浸された樹脂材には、少なくとも熱可塑性のエラストマーおよび熱硬化性の液状ゴムを含有する混合物を用い、
    前記外皮には、前記網状管とともに前記混合物に接着される軟性の熱可塑性のエラストマー、もしくは、前記網状管とともに前記混合物に接着される熱硬化性で軟性の液状ゴム、を用いることを特徴とする内視鏡可撓管の製造方法。
  10. 前記芯金は、凹凸を外表面に備え、少なくとも径方向に伸縮可能であることを特徴とする請求項8もしくは請求項9に記載の内視鏡可撓管の製造方法。
  11. 前記外皮の外周にコーティング部材を被覆してコート層を形成する工程をさらに具備することを特徴とする請求項6ないし請求項10のいずれか1に記載の内視鏡可撓管の製造方法。
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