JP4515159B2 - タイミング可変装置 - Google Patents

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この発明は、デジタル回路に使用する、例えばタイミングデコードパルスのシリアルデータによる高分解能なタイミング可変装置に関するものである。
従来、デジタル回路で使用するタイミングデコードパルスのシリアルデータによるタイミング可変については、既に公知である。
特許文献1には、遅延素子によって遅延させられた数種類のタイミング信号を、切り替え制御信号によってアナログスイッチを介して出力するタイミング可変回路の構成が開示されている。この構成における、分解能は遅延素子の遅延量で決められるが、可変範囲が制限されるという課題があった。
特許文献2には、制御レジスタのビット数が同一で、タイミング可変の範囲を設定できるようにしたタイミング可変装置の構成が開示されている。この構成では、可変タイミングの分解能を、カウンタのクロック周期以上には制御できないという課題があった。
図5に先行文献2の基本構成部のみを示し、課題を説明する。
図5は先行技術のシリアルデータによるタイミング可変装置の構成を示す回路ブロック図である。図5において、符号10はクロック信号入力端子を示し、符号20はシリアル制御レジスタからのシリアルデータ入力端子群からなるビットデータ入力部を示し、符号30はリセット信号入力端子を示し、符号50はタイミング可変パルス信号出力端子を示し、符号100はバイナリカウンタ(1/N分周器)を示し、符号200は一致検出部を示し、符号300はD−フリップフロップを示し、符号400は出力R−Sラッチ部を示す。
図7に一致検出部200の回路構成図を示す。一致検出部200は従来例では一致ゲート(EX−NORゲート)5〜8と、ANDゲート9とから構成される。図5の符号5Aはクロック入力信号を反転させるインバータを示す。図5では、クロック入力信号のアクティブエッジが立下りエッジである例を示している。
図5において、クロック信号入力端子10に入力されるクロック信号をバイナリカウンタ100がカウントする。このバイナリカウンタ100の各ビット出力(たとえばQ0〜Q3)が、図7の複数のEX−NORゲート(あるいはEX−ORゲート)5〜8の一方の入力端子に接続される。図7の複数のEX−NORゲート(あるいはEX−ORゲート)5〜8の他方の入力端子にシリアルデータの各ビット出力(たとえばD0〜D3)が接続される。ANDゲート9(あるいはORゲート。図7では、ANDゲートが示されている。)の入力端子に、EX−NORゲート(あるいはEX−ORゲート)5〜8の出力端子が接続されている。
以上のような構成により、バイナリカウンタ100の各Q出力とシリアルデータの各ビットデータとが一致(あるいは反転一致)すると、そのANDゲート9の出力端子(AGREE)の信号が“Lo”から“Hi”へ移行する。
図5では、インバータ5Aで反転されたクロック信号NCLKがD−フリップフロップ300のクロック入力端子に印加される。D−フリップフロップ300のD入力端子にANDゲート9の出力端子が接続される。D−フリップフロップ300の反転出力端子が出力R−Sラッチ部400の一方の入力端子に接続される。出力R−Sラッチ部400の他方の入力端子には、リセット信号入力端子30が接続される。リセット信号入力端子30は、バイナリカウンタ100のリセット入力端子とD−フリップフロップ300のリセット入力端子とにも接続される。出力R−Sラッチ部400の出力端子が、タイミングパルスを出力するタイミング可変パルス信号出力端子50に接続されている。
以上の構成からなる図5および図7に示す従来例のシリアルデータ制御のタイミング可変装置において、ビットデータ入力部(シリアルデータ入力部)20に入力されるシリアルレジスタ出力値の組み合わせにより、タイミング可変パルス信号出力端子50に得られるタイミングパルスの位置を可変している。
図6にその主要動作部の動作波形図を示す。図6に示すように、レジスタ出力値として[D3,D2,D1,D0]=[0,0,1,0]=2dec(decは10進数を意味する)がビットデータ入力部20に入力されている場合を例に説明する。時刻t1から時刻t2までの間リセット信号RESETによりバイナリカウンタ100がリセットされている。
時刻t2でバイナリカウンタ100のリセットが解除される。その後、バイナリカウンタ100のカウント値が10進数で“2”となる時刻t4で、バイナリカウンタ100のカウント値がレジスタ値の“2”と一致するので、一致検出部200は一致出力信号AGREEを出力する。すなわち、バイナリカウンタの出力Q3〜Q0が、シリアルデータD3〜D0の値と一致するタイミングである時刻t4で、一致出力信号AGREEは“Lo”から“Hi”へ移行する。その後の時刻t5では、一致ではなくなるので、一致出力信号AGREEは“Hi”から“Lo”へ復帰する。
この一致出力信号AGREEがD−フリップフロップ300のD入力端子に入力され、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にはバイナリカウンタ100に入力されるものと同じクロック信号NCLKが入力される。その結果、D−フリップフロップ300の反転出力端子NQには、時刻t5〜t6までの期間に“Lo”の信号が出力され、出力R−Sラッチ部400のSET信号として与えられる。これにより、出力R−Sラッチ部400は、タイミングパルス出力信号S_PULSE OUTを時刻t5で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
一方、時刻t1〜t2までの期間にリセット信号入力端子30に入力されるRESET信号の立下りエッジで、タイミングパルス出力信号S_PULSE OUTが“Lo”から“Hi”へ移行している(基準タイミング)が、この基準タイミングt1に対して時刻t5での“Hi”から“Lo”への移行タイミングを、シリアルレジスタのデータ設定により選択的に可変することができる。
特開平 3−261216号公報 特開2000−68989号公報
上記先行技術では、デジタル回路に使用するタイミングパルス作成において、その出力タイミングをシリアルデータにより可変できる。ところが、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETであるD−フリップフロップ300の反転出力信号(NQ)を得るのに、バイナリカウンタ100と同じクロック信号を、D−フリップフロップ300のクロック信号として使用している。
したがって、タイミングパルス出力信号S_PULSE OUTの可変タイミングの分解能、すなわち可変ステップは、クロック信号CLKの立下り1周期分の時間に制約されることになる。
先行技術のタイミングデコードパルスのシリアルデータによるタイミング可変装置において、出力信号のタイミング可変分解能を上げる場合は、バイナリカウンタ100のクロック信号CLKの周波数を上げざるを得ず、バイナリカウンタ100のビット数増大や、高速クロックによるスイッチングノイズを発生させる要因につながり、集積化するに際し、大きな不都合が生じるという課題があった。
この発明は、上記先行技術の課題を解決するものであり、カウンタのビット数の増大や、カウンタのクロック信号高速化を招くことなく、タイミングパルス出力信号S_PULSE OUTの可変タイミングの分解能を上げることが可能な、タイミング可変装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、発明のタイミング可変装置は、第1のクロック入力信号をカウントするカウンタと、このカウンタの各ビット出力の一部とビットデータ入力部に入力されるビットデータ値の上位ビットとをビットごとに比較する一致検出部と、第1のクロック信号の周期の逓倍周期をもつ第2のクロック入力信号とビットデータ入力部に入力されるビットデータ値の下位ビットデータとから第1のクロック入力信号の1周期間にビットデータ値の下位ビットデータ値によって分割されたクロックタイミングを作成するクロック生成部と、一致検出部の出力をD入力としクロック生成部の出力をクロック入力とするDフリップフロップと、このDフリップフロップの出力信号とリセット信号とが入力されるラッチ部とを備え、ビットデータ入力部に入力されるビットデータ値により、ラッチ部の出力信号のタイミングを第2のクロック入力信号の半分の周期の分解能で可変するようにしている。
発明のタイミング可変装置によれば、第1のクロック信号の周期の逓倍周期をもつ第2のクロック入力信号とビットデータ入力部に入力されるビットデータ値の下位ビットデータとからクロック入力信号の1周期間に上記下位ビットデータ値によって分割されたクロックタイミングを作成するクロック生成部を設けることで、従来より高分解能なタイミングパルス出力を得ることができる。
発明のタイミング可変装置によれば、カウンタの出力同士を比較する個別一致検出回路を有する一致検出部を用い、カウンタのクロック信号を用いてタイミングを作成するレジスタビット値によるクロック生成部を設けることによって、従来のタイミングに対してカウンタのクロックの1周期手前の1周期間において従来より早い位置に4分の1という従来より高分解能で作成されるタイミングパルス出力を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態のタイミング可変装置を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1のタイミング可変装置を図1および図2により説明する。
図1において、符号10はクロック信号入力端子を示し、符号20はシリアル制御レジスタからのシリアルデータ入力端子群からなるビットデータ入力部を示し、符号30はリセット信号入力端子を示し、符号40はハーフクロック入力端子を示し、符号50はタイミング可変パルス信号出力端子を示し、符号100はバイナリカウンタ(1/N分周器)を示し、符号200は一致検出部を示し、符号300はD−フリップフロップを示し、符号400は出力R−Sラッチ部を示し、符号500はレジスタビット値によるクロック生成部を示す。
図1において、クロック信号入力端子10に入力されるクロック信号CLKが、インバータ5Aで反転されて反転クロック信号NCLKとなる。反転クロック信号NCLKがバイナリカウンタ100のクロック入力端子に入力される。バイナリカウンタ100の出力が一致検出部200の一方の入力端子に入力される。一致検出部200の他方の入力端子にはビットデータ入力部(シリアルデータ入力端子群)20に入力されるシリアルデータが入力される。
反転クロック信号NCLKとビットデータ入力部20のうち下位2ビット目がNANDゲート4の2つの入力端子に入力される。NANDゲート4の出力がANDゲート3の一方の入力端子に入力される。ANDゲート3の他方の入力端子には、ハーフクロック入力端子40に入力されるハーフクロック入力信号CLKHALFが入力される。
ハーフクロック入力信号CLKHALFは容易に得られる。すなわち、タイミングパルスを得るためのバイナリカウンタ100のクロック入力端子へ与えるクロック入力信号としては、通常デジタルシステムのマスタークロック信号を分周したものを使用するので、本発明でのハーフクロック入力信号は容易に得ることができるものである。
ビットデータ入力部(シリアルデータ入力端子群)20の最下位ビットのデータがインバータ1で反転される。インバータ1の出力とANDゲート3の出力とがEX−NORゲート2の入力端子に接続される。EX−NORゲート2の出力がD−フリップフロップ300のクロック入力端子に接続される。D−フリップフロップ300のデータ入力端子には一致検出部200の出力が接続される。D−フリップフロップ300の反転出力端子が出力R−Sラッチ部400の一方の入力端子に接続される。出力R−Sラッチ部400の他方の入力端子にはリセット信号入力端子30が接続される。リセット信号入力端子30は、バイナリカウンタ100のリセット入力端子とD−フリップフロップ300のリセット入力端子とにも接続されている。出力R−Sラッチ部400の出力端子がタイミング可変パルス信号出力端子50に接続されている。
以上のように構成された実施の形態1のタイミング可変装置について以下、図2にその主要動作部の動作波形を示す。図2においてレジスタ出力値(ビットデータ値)として[D5,D4,D3,D2,D1,D0]=[0,0,1,0、D1,D0]がビットデータ入力部20に入力されている場合を例に説明する。時刻t1から時刻t2の間リセット信号RESETによりバイナリカウンタ100がリセットされている。
時刻t2でバイナリカウンタ100のリセットが解除される。その後、バイナリカウンタ100のカウント値が10進数で“2”となる時刻t4で、バイナリカウンタ100のカウント値がレジスタ値(ビットデータ値)の“2”と一致するので、一致検出部200は一致出力信号AGREEを出力する。すなわち、バイナリカウンタの出力Q3〜Q0が、シリアルデータD5〜D2の値と一致するタイミングである時刻t4で、一致出力信号AGREEは“Lo“から“Hi”へ移行する。その後の時刻t5では、一致ではなくなるので、一致出力信号AGREEは“Hi”から“Lo”へ復帰する。
この一致出力信号AGREEがD−フリップフロップ300のD入力端子に入力される。まず、[D1]=0の時は、NANDゲート4の出力は“Hi”に固定されるので、ハーフクロック入力信号CLKHALFがANDゲート3の出力から出力される。[D0]=0では、EX−NORゲート2の入力に“Hi”が入力されるので、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にはハーフクロック入力信号CLKHALFが入力される。また、[D0]=1では、EX−NORゲート2の入力には“Lo”が入力されるので、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にはハーフクロック入力信号CLKHALFの反転信号が入力される。
すなわち、[D1,D0]=[0,0]の時には、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にハーフクロック入力信号CLKLHALFが入力された場合、D−フリップフロップ300の反転出力のタイミングはハーフクロック入力信号CLKHALFの立ち上がりエッジである、時刻t425のタイミングとなる。そして、D−フリップフロップ300は時刻t425で一致出力信号AGREEを取り込んでからクロック信号CLKの一周期の間“Lo”を反転出力端子に出力し、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとして与える。これにより、出力R−Sラッチ部400は、タイミング出力信号S_PULSE OUT[0,0]を時刻t425で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
また[D1,D0]=[0,1]の時には、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にハーフクロック入力信号CLKLHALFの反転信号が入力された場合、D−フリップフロップ300の反転出力のタイミングはハーフクロック入力信号CLKHALFの立ち下がりエッジである、時刻t45のタイミングとなる。そして、D−フリップフロップ300は時刻t45で一致出力信号AGREEを取り込んでからクロック信号CLKの一周期の間“Lo”を反転出力端子に出力し、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとして与える。これにより、出力R−Sラッチ部400は、タイミング出力信号S_PULSE OUT[0,1]を時刻t45で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
次に[D1]=1の時は、クロック入力信号CLKと同一信号がNANDゲート4から出力される。NANDゲート4の出力がANDゲート3の一方の入力端子に入力され、ANDゲート3の他方の入力端子にはハーフクロック信号CLKHALFが入力される。そのため、ANDゲート3の出力端子にはクロック1周期のうち、4分の3周期から4分の4周期までの間(時刻t475〜t5)にクロック毎に、正極性のパルスが作成される。さらに[D0]=0ではEX−NORゲート2の入力に“Hi”が入力されるので、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にはANDゲート3の出力パルスが入力される。また、[D0]=1では、EX−NORゲート2の入力に“Lo”が入力されるので、D−フリップフロップ300のクロック入力端子にはANDゲート3の出力パルスの反転信号が入力される。
すなわち[D1,D0]=[1,0]の時には、D−フリップフロップ300のクロック入力端子に、クロック1周期のうち、4分の3周期から4分の4周期までの間にクロック毎、正極パルスが入力される。その結果、D−フリップフロップ300は正極パルスの立ち上がりエッジ、つまり時刻t475のタイミングでD入力端子に入力される一致出力信号AGREEを取り込むことになる。したがって、D−フリップフロップ300の反転出力としては、時刻t475からクロック信号一周期の間“Lo”が出力され、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとして与えられる。これにより、出力R−Sラッチ部400は、タイミング出力信号S_PULSE OUT[1,0]を時刻t475で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
次に[D1,D0]=[1,1]の時には、D−フリップフロップ300のクロック入力端子に、クロック1周期のうち、4分の3周期から4分の4周期までの間にクロック毎、正極パルスが入力される。その結果、D−フリップフロップ300は、正極パルスの立ち上がりエッジ、すなわち時刻t5のタイミングでD入力端子に入力されている一致出力信号AGREEを取り込むことになる。したがって、D−フリップフロップ300の反転出力としては、時刻t5からクロック信号一周期の間“Lo”が出力され、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとして与えられる。これにより、出力R−Sラッチ部400は、タイミング出力信号S_PULSE OUT[1,1]を時刻t5で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
一方、時刻t1〜時刻t2までの期間にリセット信号入力端子30に入力されるRESET信号の立下りエッジでタイミングパルス出力信号S_PULSE OUT[0,0]〜[1,1]が“Lo”から“Hi”へ移行している(基準タイミング)が、この基準タイミングt1に対して時刻t425、t45、t475、t5での“Hi”から“Lo”への移行タイミングを、シリアルデータのデータ設定により選択的に可変することができる。
ここでハーフクロック入力信号は容易に得られる。タイミングパルスを得るためのバイナリカウンタ100のクロック入力端子は通常デジタルシステムのマスタークロック信号を分周して使用するので、本発明でのハーフクロック入力信号は容易に得ることができるものである。
この実施の形態によれば、第1のクロック信号の周期の逓倍周期をもつ第2のクロック入力信号とビットデータ入力部20に入力されるレジスタ値の下位ビットデータとからクロック入力信号の1周期間に上記下位ビットデータ値によって分割されたクロックタイミングを作成するクロック生成部500を設けることで、従来のタイミングに対してカウンタのクロックの1周期手前の1周期間において従来より早い位置に4分の1という従来より高分解能なタイミングパルス出力を得ることができる。
(参考例1)
この参考例1のタイミング可変装置を図3および図4を用いて説明する。
図3において、符号10はクロック信号入力端子を示し、符号20はシリアル制御レジスタからのシリアルデータ入力端子群からなるビットデータ入力部を示し、符号30はリセット信号入力端子を示し、符号50はタイミング可変パルス信号出力端子を示し、符号100はバイナリカウンタ(1/N分周器)を示し、符号200は一致検出部を示し、符号300はD−フリップフロップを示し、符号400は出力R−Sラッチ部を示し、符号600はレジスタビット値によるクロック生成部を示す。
図3において、クロック信号入力端子10に入力されるクロック信号CLKがインバータ5Aで反転されて反転クロック信号NCLKとなる。反転クロック信号NCLKがバイナリカウンタ100のクロック入力端子に入力される。バイナリカウンタ100の出力が一致検出部200の一方の入力端子に入力される。一致検出部200の他方の入力端子にはビットデータ入力部(シリアルデータ入力端子群)20に入力されるシリアルデータが入力される。
ビットデータ入力部(シリアルデータ入力端子群)20の最下位ビットがインバータ1で反転され、EX−NORゲート2の入力端子にクロック信号CLKとシリアルデータ入力端子群の最下位ビットの反転データとが入力される。EX−NORゲート2の出力がD−フリップフロップ300のクロック入力端子に接続されている。D−フリップフロップ300のD入力端子には上記一致検出部200の出力端子が接続され、D−フリップフロップ300の反転出力端子が出力R−Sラッチ部400の一方の入力端子に接続される。出力R−Sラッチ部400の他方の入力端子にはリセット信号入力端子30が接続されている。リセット信号入力端子30は、上記バイナリカウンタ100のリセット入力端子とD−フリップフロップ300のリセット入力端子とにも接続されている。そして、出力R−Sラッチ部400の出力端子がタイミング可変パルス信号出力端子50に接続されている。
以上のように構成された参考例1のシリアルデータによるタイミング可変装置について以下、図4にその主要動作部の動作波形を示す。図3においてレジスタ出力値(ビットデータ値)として[D4,D3,D2,D1,D0]=[0,0,1,0、D0]=2decがビットデータ入力部20に入力されている場合を例に説明する。時刻t1から時刻t2の間リセット信号RESETによりリセットされている。
時刻t2でバイナリカウンタ100のリセットが解除される。その後、バイナリカウンタ100のカウント値が10進数で“2”となる時刻t4で、バイナリカウンタ100のカウント値がレジスタ値(ビットデータ値)の“2”と一致するので、一致検出部200は一致出力信号AGREEを出力する。すなわち、バイナリカウンタの出力Q3〜Q0が、シリアルデータD4〜D1の値と一致するタイミングである時刻t4で、一致出力信号AGREEは“Lo“から“Hi”へ移行する。その後の時刻t5では、一致ではなくなるので、“Hi”から“Lo”へ復帰する。
この一致出力信号AGREEがD−フリップフロップ300のD入力端子に入力される。まず[D0]=0では、EX−NORゲート2の入力にインバータ1によって反転した“Hi”の信号が入力されるので、EX−NORゲート2の出力にはクロック信号CLKと同一のクロック信号が現れ、これがD−フリップフロップ300のクロック入力端子に入力される。一方、[D0]=1では、EX−NORゲート2の入力にインバータ1によって反転した“Lo”の信号が入力されるので、EX−NORゲート2の出力にはクロック信号CLKを反転した反転クロック信号NCLKが現れ、これがD−フリップフロップ300のクロック入力端子に入力される。
すなわち、[D0]=0の時には、クロック入力端子にクロック信号CLKが入力されたD−フリップフロップ300の反転出力はクロック信号CLKの立ち上がりエッジ、すなわち時刻t45のタイミングで、時刻t4にD入力端子に入力されていた一致出力信号AGREEを取り込む。それにより、D−フリップフロップ300からは、時刻t45からクロック信号一周期の間“Lo”が出力され、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとして与えられる。その結果、出力R−Sラッチ部400は、タイミング出力信号S_PULSE OUT[0]を時刻t45で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
次に、[D0]=1の時には、クロック入力端子に反転クロック信号NCLK信号が入力されたD−フリップフロップ300の反転出力はクロック信号CLKの立ち下がりエッジ、すなわち時刻t5のタイミングで、時刻t4にD入力端子に入力されていた一致出力信号AGREEを取り込んで時刻t5からクロック信号一周期の間“Lo”が出力され、出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとしてタイミング出力信号S_PULSE OUT[1]を時刻t5で“Hi”から“Lo”へ移行させることになる。
一方、時刻t1〜時刻t2までの期間にリセット信号入力端子30に入力されるRESET信号の立下りエッジでタイミングパルス出力信号S_PULSE OUT[0]〜[1]が“Lo”から“Hi”へ移行している(基準タイミング)が、この基準タイミング時刻t1に対して時刻t45、t5での“Hi”から“Lo”への移行タイミングをシリアルデータのデータ設定により選択的に可変することができる。
この参考例1によれば、クロック入力信号とビットデータ入力部20に入力されるレジスタ値の下位ビットデータとからタイミングを作成するクロック生成部600を設けることで、従来のタイミングに対してカウンタのクロックの1周期手前の1周期間において従来より早い位置に2分の1という従来より高分解能なタイミングパルス出力を得ることができる。
このように、この実施の形態1、参考例1では、バイナリカウンタ100の出力と、レジスタ値とが一致したタイミングで出力される一致出力信号AGREEを、バイナリカウンタ100のクロックタイミングで取り込んで出力R−Sラッチ部400のセット信号SETとすることを含め、そのクロック1周期の期間に、一致出力信号AGREEの取り込みタイミングを、レジスタビット値によるクロック生成部500,600を設けることで分割して得ることによりタイミングパルス出力信号S_PULSE OUTの可変ステップ幅を、高分解能にすることができている。
なお、一致検出部200のEX−NORゲートがEX−ORゲートに代わる場合は、バイナリカウンタ100の各出力が反転出力であっても良い。また、一致検出部200のEX−NORゲートがEX−ORゲートに代わり、カウンタ出力が、非反転出力のままで、ANDゲート9が、NORゲート回路であっても、同一の一致出力信号AGREEが得られる。
また、上記の実施の形態では、シリアルデータによるタイミング可変装置を示したが、パラレルデータによるタイミング可変装置についても同様に考えることができる。また、上記の実施の形態では、バイナリカウンタを使用していたが、これに限定されることはない。
本発明の、シリアル制御レジスタ値による高分解能なタイミング可変装置は、TFT液晶表示用のタイミングパルス群を得るのに有用である。パネルの種類や画素数、駆動方式による各タイミングパルスの差異を、高分解能で、レジスタによるプログラマブル化が可能となり、集積化して大なる効果が得られる。
本発明の実施の形態1におけるタイミングデコードパルスのシリアルデータによるタイミング可変装置の回路構成を示す回路ブロック図である。 図1の動作を説明するタイムチャートである。 参考例1におけるタイミングデコードパルスのシリアルデータによるタイミング可変装置の回路構成を示す回路ブロック図である。 図3の動作を説明するタイムチャートである。 先行技術のタイミングデコードパルスのシリアルデータによるタイミング可変装置の回路構成を示す回路ブロック図である。 図5の動作を説明するタイムチャートである。 先行技術のタイミングデコードパルスのシリアルデータによるタイミング可変装置におけるタイミングの一致検出部の構成を示す回路ブロック図である。
符号の説明
10 クロック信号入力端子
20 ビットデータ入力部(シリアルレジスタのビット値入力端子群)
30 リセット信号入力端子
40 ハーフクロック入力端子
50 タイミング可変パルス信号出力端子
100 バイナリカウンタ
200 一致検出部
300 D−フリップフロップ
400 出力R−Sラッチ部
500 レジスタビット値によるクロック生成部
600 レジスタビット値によるクロック生成部
1 インバータ
2 EX−NORゲート
3 ANDゲート
4 NANDゲート
5A インバータ
5〜8 EX−NORゲート(または、EX−ORゲート)
9 ANDゲート(または、NORゲート)

Claims (1)

  1. 第1のクロック入力信号をカウントするカウンタと、
    このカウンタの各ビット出力の一部とビットデータ入力部に入力されるビットデータ値の上位ビットとをビットごとに比較する一致検出部と、
    前記第1のクロック信号の周期の逓倍周期をもつ第2のクロック入力信号と前記ビットデータ入力部に入力される前記ビットデータ値の下位ビットデータとから前記第1のクロック入力信号の1周期間に前記ビットデータ値の下位ビットデータ値によって分割されたクロックタイミングを作成するクロック生成部と、
    前記一致検出部の出力をD入力とし前記クロック生成部の出力をクロック入力とするDフリップフロップと、
    このDフリップフロップの出力信号とリセット信号とが入力されるラッチ部とを備え、
    前記ビットデータ入力部に入力されるビットデータ値により、前記ラッチ部の出力信号のタイミングを前記第2のクロック入力信号の半分の周期の分解能で可変するタイミング可変装置。
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