JP4515105B2 - シュリンクラベル及び該ラベル付き容器 - Google Patents

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本発明は、PETボトル等の容器本体に被嵌するシュリンクラベル及び該ラベルを付した容器に関する。
従来、清涼飲料水や調味料を充填する容器として、ポリエチレンテレフタレート(PET)製ボトル等のプラスチック製容器本体の側面に、商品名やデザイン、内容物に関する説明等の表示が印刷された熱収縮性を有するフィルム(シュリンクラベル)が装着されている容器が使用されている。このようなプラスチック製容器は、軽量化の要求に応じて容器本体の厚みが薄くされる傾向にある。
このような容器に用いられる容器本体の断面形状には、大きく分けて円形状と角形状の二種類がある。円形状断面の容器は、炭酸が含まれた清涼飲料の充填に使用される。
一方、果汁入り飲料、スポーツドリンク、お茶やコーヒーなど炭酸が含まれない清涼飲料や調味料を充填する容器本体は、容器強度、変形防止、デザイン性等の点から四角状や六角状、八角状などの多形状断面(部分的に円形状断面を有するものも多い)のものが主として使用されている。該角形状断面の容器本体は、周方向に複数の突出部と壁部を交互に有する構造を有し、外周をシュリンクラベルに被覆されている。
上記のような容器は、容器本体の厚さを薄くすると外力によって容器本体が変形してつぶれやすく、特に、角形状断面の容器本体は外力による変形が生じやすいという問題がある。
例えば、自動販売機などにラベル付き容器を充填した際、下方に位置するラベル付き容器が、その上に積まれた他のラベル付き容器の重量によって変形してつぶれると、ラベル付き容器が販売機内で詰まったり、多数個排出するなどのトラブルが発生する場合がある。
上記問題を解決するため、接着又は密着層を設けたシュリンクラベル、例えば、図8に示されるように、熱収縮性フィルム20、着色インキ層22、白色インキ層21及び接着又は密着層3がこの順に積層された層構成を有するシュリンクラベルを、該ラベルの接着又は密着層3により容器本体が有する複数の突出部に接着又は密着させたところ、容器の耐変形性が向上することが検討されている(例えば、特許文献1参照)。このシュリンクラベルによれば、前記容器本体の突出部に固定されることにより、外力の作用によっても容器本体の隣接する突出部が近づいたり離れたりするのを防ぐことができるため、耐変形性が向上する。
特開2003−335343号公報
しかし、特許文献1のラベルは、白色インキ層が接着又は密着層3に隣接して設けられているため、ラベル装着時には突出部の容器表面と接着(密着)した部分において、白色インキ層と容器表面の凹凸とが接着(密着)層によって平滑になることにより隠蔽性が著しく低下してしまい、内容物の色が濃い場合にはその色が見えるため、デザイン性が損なわれるという問題があった。
従って、本発明の目的は、厚みが薄い容器本体に装着することにより容器の変形を防止でき、且つ隠蔽性が改善されたシュリンクラベル及び耐変形性を有し且つデザイン性に優れた該ラベル付き容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記特性を有し、且つ容器への装着が容易であるラベル及び該ラベルを装着したラベル付き容器を提供する。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の構成を有するシュリンクラベルによれば、容器本体の外周に装着するのみで容器の耐変形性を向上しうるとともに、優れた隠蔽性が得られることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ボトル状の容器本体の外周に装着するシュリンクラベルであって、着色インキ層、白色インキ層、熱収縮性フィルム、及び感熱接着剤からなる接着又は密着層をこの順に有しており、少なくとも該容器本体と接触する部分に前記接着又は密着層が設けられているとともに、前記感熱接着剤の活性化温度が熱収縮性フィルムの収縮開始温度より10℃以上高いことを特徴とするシュリンクラベルを提供する。
また、本発明は、上記本発明のシュリンクラベルが、ボトル状の容器本体の外周に装着されており、前記シュリンクラベルと接着又は密着層により固定されているラベル付き容器を提供する。
本発明は、また、周方向に複数の突出部と壁部を交互に有するボトル状の容器本体の外周に装着するシュリンクラベルであって、着色インキ層、白色インキ層、熱収縮性フィルム、及び感熱接着剤からなる接着又は密着層をこの順に有しており、少なくとも該容器本体を構成する突出部と接触する部分に前記接着又は密着層が設けられているとともに、前記感熱接着剤の活性化温度が熱収縮性フィルムの収縮開始温度より10℃以上高いことを特徴とするシュリンクラベルを提供する。
さらに、本発明は、上記本発明のシュリンクラベルが、ボトル状の容器本体の外周に装着されているラベル付き容器であって、容器本体は、周方向に複数の突出部と壁部を交互に有しており、少なくとも該容器本体の突出部が前記前記シュリンクラベルと接着又は密着層により固定されているラベル付き容器を提供する。
本発明によれば、加熱によりシュリンクラベルが収縮して容器本体の外周に緊密に装着されるとともに、シュリンクラベルの接着又は密着層により容器本体に固定され、容器本体に外力が作用しても変形が規制されるため、厚みが薄い容器であっても耐変形性を向上させることができる。しかも、シュリンクラベルが接着又は密着層によって容器本体に接着(密着)されている部分と接着(密着)されていない部分の外観差を低減できるため、優れたデザイン性を発揮できる。
また、周方向に複数の突出部と壁部とを交互に有するボトル状の容器本体にシュリンクラベルを装着する場合には、加熱により容器本体の突出部とシュリンクラベルとが固定され、容器本体に外力が作用しても隣接する突出部間の相対的な接近や離反が規制されるため、耐変形性を向上させることができる。しかも、突出部における接着(密着)部と非接着(密着)部の外観差を低減でき、優れたデザイン性を発揮できる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明のラベル付き容器の一例を示す正面図であり、図2(イ)は、図1におけるA−A線断面図、図2(ロ)は、図2(イ)の部分拡大図を示す。
本発明のラベル付き容器は、図1及び図2に示すように、ボトル状の容器本体1と、該容器本体1の外周を被覆する本発明のシュリンクラベル2とを備えている。
容器本体1は、筒状の胴部10を有し、該胴部10の外周面が前記ラベル2に被覆されている。胴部10の上端には、内容物である清涼飲料などを出し入れするための開口部が設けられている。該開口部は、着脱可能な蓋体(図示省略)を螺着することにより閉塞して容器本体1内を密封状態にすることができる。
容器本体1としては、例えば、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)など)、ポリスチレン系樹脂(ポリスチレンなど)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、アリレート樹脂などのブロー成形可能な熱可塑性樹脂等を素材とするプラスチック製ボトルなどが挙げられる。これらの素材は単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。なかでも、PETボトル等のポリエステル系樹脂製ボトルなどが好ましい。
容器本体1の胴部10は、周方向に複数の突出部と壁部を交互に有し、例えば、図2(イ)に示すように、断面が略多角形状をなしている。より詳細には、胴部10は、周方向に所定間隔を隔てて設けられた複数の突出部(リブ)4と、各突出部4の間に設けられた壁部5とからなり、突出部4を頂点とした多角形状(図2(イ)では、突出部4が8つ設けられた八角形状)をなしている。また、前記壁部5は、内側に屈曲した面を形成しており、より詳細には、径方向外側に向けて凸状に突き出している複数の突出部4の間に、径方向内側に向けて凹状に湾曲した円弧状の面を形成している。
なお、本発明における容器本体としては、上記のような角形状断面の容器に限定されず、シリンダー形、オーバル形などの円形状断面の容器を利用することもできる。
本発明のシュリンクラベル2は、ボトル状の容器本体の胴部10を被覆しており、例えば、図2(イ)に示されるように、周方向に間隔をなして設けられている突出部4a、4b、4c等と接触している。後述のように、シュリンクラベル2は、熱収縮により胴部10に装着され、例えば、図2(ロ)に示すように、容器本体1に対して突出部4bを接触部とし、壁部5bを非接触部として装着される。好ましくは、周方向において、突出部4の長さは壁部5の長さよりも短く設ける。
本発明のシュリンクラベル2は、例えば、図3に示すように、着色インキ層22、白色インキ層21、熱収縮性フィルム20及び接着又は密着層3がこの順で積層された層構成を有している。
白色インキ層21を構成する白色顔料としては、無機顔料及び有機顔料のいずれでもよいが、好ましくは酸化チタンや炭酸カルシウムなどの白色無機顔料、特に、隠蔽性に優れる点で酸化チタンを好適に用いることができる。白色インキ層21の厚みは、例えば1〜20μm、好ましくは2〜10μm程度の範囲から選択することができる。前記厚みが薄すぎると隠蔽性が十分に得られにくく、厚すぎると塗工後の乾燥に時間を要する。
着色インキ層22を構成する色料としては、所望する色相に応じて種々の顔料又は染料を使用できる。色相は、特に限定されず、例えば、藍、青、緑、黄、橙、赤などの何れであってもよく、白、黒、灰色であってもよい。着色インキ層22の厚みは、例えば0.2〜10μm、好ましくは0.5〜5μm程度の範囲から選択することができる。
白色インキ層21及び着色インキ層22を形成するインキは、通常、前記白色顔料又は色料のほか、油(植物油、加工油、鉱油など)、樹脂(天然樹脂又はその誘導体、アクリル系やウレタン系等の合成樹脂など)、溶剤(炭化水素、アルコール、エステル、ケトンなど)、可塑剤等からなるビヒクルと、ワックス、界面活性剤、ゲル化剤、安定剤、消泡剤等からなる添加剤とを含んでいる。なお、着色インキ層22を形成するインキには、白色インキ以外の着色インキが少なくとも1種以上用いられている。
白色インキ層21及び着色インキ層22は、上記のような印刷インキを用いて、グラビア印刷やフレキソ印刷等の慣用の印刷方法により印刷して形成できる。白色インキ層21は、文字やデザインを表示する着色インキ層22の背景として、また、被着体としての容器の内容物を隠蔽するため、熱収縮性フィルム20上に全面に印刷するベタ印刷により形成される。また、白色インキ層21、着色インキ層22の表面(最外面)にオーバーコート層を設けてもよい。オーバーコート層としては、無色透明な樹脂製インキを用いてもよいが、シリカ等の微粉末を含有したマットインキを用いたものも好ましい。
本発明のシュリンクラベル2の主な特徴は、白色インキ層21が被着体(容器本体)に接触しない側の面、すなわちラベルの表面側に設けられている点にある。通常、シュリンクラベルの白色インキ層は被着体に接触する側の面に設けられている。このような構成のラベルの白色インキ層上に接着又は密着層が積層されているラベル、例えば、図8に示されるシュリンクラベルを容器本体に装着した場合、容器本体に接着又は密着した部分において、白色インキ層の表面が接着又は密着層の積層時における接着剤の溶融や軟化等によって接着又は密着層と完全に密着して平滑化し、白色インキ層21表面における光の散乱等が少なく、白色インキ本来の隠蔽性が低下してしまう。特に、着色インキ層のない白色インキが露出している部分において隠蔽性の低下が目立つ。例えば濃色の内容物(例えば、コーラやめんつゆ等)が充填されている場合には、隠蔽性が低下したラベルを通して内容物の色が透けてしまい、ラベルのデザイン性が著しく損なわれる。
これに対し、本発明のシュリンクラベル2は、例えば、図3に示されるように、ラベルの表面側に白色インキ層21が設けられているため、シュリンクラベル2の接着又は密着層3により容器本体1と接着又は密着している部分、特に図2(イ)に示される突出部4a等においても、白色インキ層21の粗面性が保持される。従って、接着又は密着層3によってシュリンクラベル2と容器本体1が接着(密着)している部分と接着(密着)していない部分との外観上の差を少なくでき、容器の内容物の色が濃い場合にも透けることがなく、ラベルのデザイン性を損なうことがない。
なお、円形状断面の容器であっても、接着又は密着層3によってシュリンクラベル2と容器本体1が接着(密着)している部分において白色インキ本来の隠蔽性が得られ、該接着(密着)部分と非接着(密着)部分との外観上の差を少なくでき、優れたデザイン性を発揮できる。
前記熱収縮性フィルム20の素材としては、熱収縮性フィルムの材料として通常用いられているものを使用でき、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリスチレンなどのポリスチレン系樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂等が挙げられる。これらの素材は単独で又は2種以上混合して使用できる。なかでも、容器の耐変形性を向上させる点で、剛性を有する樹脂、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるフィルムが好ましい。なお、ポリオレフィン系は剛性に劣る点で好ましくない。熱収縮性フィルム20は、単層フィルム及び多層フィルムの何れで構成されていてもよい。
熱収縮性フィルム20は、少なくとも一方向(例えば、横方向)に延伸処理が施されており、該方向に熱収縮性を示す。延伸処理は、テンター方式、チューブ方式等の方式を用いて、例えば、70〜100℃程度の温度で、主延伸方向に2.0〜6.0倍、好ましくは3.5〜6.0倍程度延伸することにより行われる。熱収縮性フィルム20の主延伸方向の熱収縮率は、80℃(例えば、温水10秒)において、例えば10〜70%程度、好ましくは20〜60%程度であり、特に、装着(収縮)時に容器本体1に対してダメージを与え難いため55%以上であることが好ましい。該熱収縮率は、熱収縮性フィルム20を構成する樹脂の種類、延伸倍率等の延伸条件を適宜選択することにより調整できる。
熱収縮性フィルム20を、例えば一軸方向に延伸し、該主延伸方向を周方向として筒状に形成したときに、周方向に熱収縮性を有するシュリンクラベル2を形成できる。このようなシュリンクラベル2を容器本体1の胴部10の外周を覆った状態で加熱することにより、該シュリンクラベル2が周方向に収縮するため、胴部10の外周面に被嵌することができる。
熱収縮性フィルム20の白色インキ層21側の表面には、必要に応じて、コロナ放電処理やプライマー処理(アンダーコート処理)等の慣用の表面処理が施されていてもよい。熱収縮性フィルム20の厚みは、特に制限されず、例えば10〜80μm、好ましくは20〜50μm程度の範囲から選択することができる。
接着又は密着層3は、シュリンクラベル2を容器本体に接着又は密着させてずれ難くしうる成分で構成される。このような成分として、ポリエステル製フィルムとの摩擦係数が0.7以上[ポリエステル製フィルム表面同士の静摩擦係数が0.45であるポリエステル製フィルム(例えば、東洋紡エステルフィルムE5000:東洋紡(株))の表面に対し、JIS−K−7125に基づいて測定した静摩擦係数を示す]のものを使用することができ、例えば、前記摩擦係数となる印刷インキやコーティング剤、好ましくは接着剤を使用することができる。
本発明における接着又は密着層3とは、接着剤で形成されている接着層、又は接着剤以外の上記のような摩擦係数となる成分で形成されている密着層のいずれかで構成される層を意味している。接着層を構成する接着剤としては、例えば、水分を加えることにより粘着性が生じる感湿接着剤、熱を加えることにより粘着性が生じる感熱接着剤などが利用できる。
前記感湿接着剤としては、ラベルの収縮時にスチームを当てることにより粘着性を生ずる感湿接着剤を使用することが好ましい。具体的には、カゼイン、デキストリン、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、ポリアクリルアミドなどやこれらの変性物、混合物が採用されている。感湿接着剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
感湿接着剤は、水分に反応して粘着性が生じるため、シュリンクラベル2にスチームなどの水分を加えるまでは粘着性が生じず、シュリンクラベル2の取扱が容易である。
一方、感熱接着剤は、水が付着しても粘着性が発現しないため、容器本体に対するラベルの滑りが良好であり、容器本体への装着が容易である。感熱接着剤としては、ラベルの分野で慣用の感熱接着剤を使用できるが、ラベルの熱収縮時に軟化又は溶融することにより粘着性を生ずる感熱接着剤を使用することが好ましい。特に、熱収縮性フィルムへの塗布が容易である点で、エマルジョン型感熱接着剤が好適である。感熱接着剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
また、感熱接着剤としては、塗布、乾燥後の接着剤面が、常温では粘着性を示さないが、加熱によって粘着性が発現し、且つその粘着性が冷却後も一定の期間(数分〜数日間)持続するディレードタックタイプの接着剤も使用可能であり、通常、熱可塑性樹脂(ベースポリマー)、粘着付与剤、ワックスなどから構成される。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリブタジエン、ポリウレタン、スチレン−イソプレンブロック共重合体などが挙げられる。これらの中でも、(メタ)アクリル酸エステルをモノマー成分として含むアクリル系重合体、酢酸ビニルをモノマー成分として含む酢酸ビニル系重合体、スチレンをモノマー成分として含むスチレン系重合体などが好ましく、特に、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの酢酸ビニル系重合体が好ましい。これらの熱可塑性樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
接着又は密着層3は、容器本体のリサイクル利用のために、使用後の容器本体から容易に剥離しうることが求められる。このような接着又は密着層3は、熱収縮性フィルム20に対する接着力より容器本体に対する接着力が小さいという接着特性を有しているものが好ましく、例えば、エマルジョン型感熱接着剤においては、粘着付与剤やワックスの種類や量を適宜選択することにより前記接着特性を調整することができる。
前記粘着付与剤は、粒子間のバインダーとして造膜性を向上し、さらに感熱接着剤の活性化温度を低下する作用を有し、例えば、ロジン系樹脂(ロジン、重合ロジン、水添ロジン及びそれらの誘導体、樹脂酸ダイマーなど)、テルペン系樹脂(テルペン樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、テルペン−フェノール樹脂など)、石油樹脂(脂肪族系、芳香族系、脂環族系)、クマロン−インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール樹脂などが用いられる。粘着付与剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。粘着付与剤の使用量は、感熱接着剤のベースポリマーに対して、例えば0〜30重量%、好ましくは5〜25重量%程度である。
前記ワックスは、粒子間のバインダーとして造膜性を向上する他、接着剤の低融点化を促進することができ、例えば、ポリエチレンワックスなどの合成ワックスの他、鉱物系ワックス、天然ワックスなどが用いられる。ワックスは単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。該ワックスは、感熱接着剤のベースポリマーに対して、例えば10重量%以下(0〜10重量%)、好ましくは6重量%以下(0〜6重量%)使用される。前記使用量が少なすぎると上記効果が得られにくく、多すぎるとラベル剥離時に容器本体にのり残りしやすくなる。
感熱接着剤には、必要に応じて、安定剤、改質剤等が添加されていてもよい。また、隠蔽性の向上のために、酸化チタン等の白色顔料等を添加してもよい。
また、感熱接着剤としてホットメルト型感熱接着剤や溶剤型感熱接着剤を用いてもよい。ホットメルト型感熱接着剤は、熱溶融性と粘着性とを備えた感熱接着剤であり、通常、ベースポリマー、粘着付与剤、ワックスおよび安定剤などから構成される。溶剤型感熱接着剤は、通常、ポリマー成分(ベースポリマー)、粘着付与剤、架橋剤、改質剤、有機溶媒などから構成される。
感熱接着剤が粘着性を生じる温度(活性化温度)は、好ましくは60℃以上(例えば、60〜100℃程度)、さらに好ましくは65℃以上(例えば、65〜80℃程度)である。活性化温度が60℃未満の感熱接着剤を用いた場合は、室温時(熱収縮前にラベルを容器本体に覆う際など)にブロッキングが生じやすく、活性化温度が高すぎるとシュリンク時に同時に接着力を得ることができず、いずれも作業性に劣る。上記範囲の活性化温度を有する感熱接着剤を用いれば、常温では粘着性が生じないため取扱が容易であり、シュリンクラベル2を容器本体に滑りよく被覆できる。該活性化温度は、ベースポリマーの種類、粘着付与剤やワックスの種類や量、その他の添加物等を適宜選択することにより調整できる。
接着又は密着層3を接着剤で構成する場合は、シュリンクラベル2を装着した容器本体において、外力の作用による変形を防ぐことができる程度の接着強度を有していればよい。前記接着強度は、例えば、図6に示されるように、シュリンクラベル2と容器本体1とが接着している突出部4を含む長さ方向15mm(接着部:15mm)の領域を切り取り、15mm幅のサンプルについて、JIS K 6854−3(T型剥離)に準じた試験により(剥離速度300mm/min)、突出部4における接着強度(周方向の接着強度)として測定できる。前記方法に基づく接着又は密着層3が有する接着強度は、例えば0.1N/15mm〜5.0N/15mm、好ましくは0.5N/15mm〜3.0N/15mm程度である。接着強度が5.0N/15mmを超える場合には、容器本体をリサイクルするために容器本体からラベルを剥がした場合に、容器本体にのり残りしやすく、0.1N/15mm未満では外力の作用により剥離しやすくなる等の問題がある。該接着強度は、接着又は密着層3を構成する接着剤の種類、粘着付与剤やワックスの種類や量を適宜選択することにより調整できる。
接着又は密着層3の厚みは、特に制限されず、例えば0.01〜20μm、好ましくは0.5〜10μm、より好ましくは、1〜6μm程度である。該接着又は密着層3の厚みが厚すぎると凝集破壊を生じやすく、薄すぎると十分な粘着性が得られにくくなる。
接着又は密着層3は、図2(ロ)に示されるように熱収縮性フィルム20の全面に設けてもよいが、適宜な箇所に部分的に設けてもよい。前記接着又は密着層3は、シュリンクラベルが前記容器本体1と接触する側の面に設けられ、容器本体1が突出部を有する場合には、少なくとも該突出部4と接触する部分(例えば、図2(ロ)における突出部4bとの接触部分)に設けられている。なお、接着又は密着層3は、容器本体1や前記突出部4と接触する部分の全てに設けられている必要はなく、その一部に設けられていてもよい。
本発明のシュリンクラベル2が感湿接着剤からなる接着又は密着層3を有する場合には、容器本体に被嵌したシュリンクラベル2にスチームを当てることにより、シュリンクラベル2が周方向に収縮して容器本体1やその突出部4と接触し、同時にスチームの水分によって感湿接着剤に粘着性が生じることにより接着し、その後、感湿接着剤が乾燥するとシュリンクラベル2が容器本体1やその突出部4に固定される。このように感湿接着剤は、シュリンクラベル2がスチームの熱により収縮して容器本体1やその突出部4と接触した後、乾燥して徐々に固まるため、熱収縮後にシュリンクラベル2の位置が多少ずれていても修正することができる。
また、本発明のシュリンクラベル2が感熱接着剤からなる接着又は密着層3を有する場合には、該感熱接着剤の活性化温度が、熱収縮性フィルム20の収縮開始温度(1%以上収縮する温度)より10℃以上、特に20℃以上高いことが好ましい。このようなシュリンクラベル2によれば、加熱開始後、シュリンクラベル2が収縮して容器本体1やその突出部4と接触し、収縮時の圧力により容器本体1やその突出部4を締め付け、次いで感熱接着剤が活性化されて接着することにより、シュリンクラベル2を容器本体1やその突出部4に固定することができる。
本発明のシュリンクラベル2は、例えば、図3に示す層構成を有する積層体を形成した後、所望の幅の長尺帯状にスリットし、接着又は密着層3側の面を内側にして、主延伸方向が周方向となるように筒状に丸め、両端辺を接着剤や溶剤、ヒートシール等で接着した後、必要に応じて所望の長さに切断し、筒状のシュリンクラベル2とすることができる。
本発明のラベル付き容器は、例えば、上記筒状に形成されたシュリンクラベル2を自動ラベル装着装置に供給し、必要に応じて所望の長さに切断した後、容器本体1に連続的に被嵌し、所定温度のスチームトンネルや熱風トンネルを通過させて熱収縮させることにより製造できる。なお、飲料等の内容物の容器への充填時期はシュリンク包装の前後の何れであってもよい。
上記方法において、加熱によりシュリンクラベル2が周方向に収縮すると同時に、シュリンクラベル2が密着層を有する場合には密着し、接着層を有する場合には熱収縮時の熱やスチームの水分等により該接着層に粘着性が生じ、シュリンクラベル2が容器本体1に固定される。
また、周方向に複数の突出部4と壁部5を交互に有する容器本体に対しては、上記方法において、加熱によりシュリンクラベル2が周方向に収縮して、突出部4とシュリンクラベル2が接触し、次いで、隣り合う突出部5の間のシュリンクラベル2が直線状になるまで収縮させる。この際、壁部5は内側に凹状に設けられているため、シュリンクラベル2と壁部5との非接触部分を形成する。また、シュリンクラベル2が収縮すると同時に、シュリンクラベル2の接着又は密着層3によりシュリンクラベル2が突出部4に密着又は接着して固定される。
通常、容器本体が外力を受けて変形するとき、突出部の位置が移動する。具体的には、容器本体の変形によって、ある部分では隣り合う突出部同士が相対的に近づき、また他の部分では隣り合う突出部同士が相対的に離れる。従来のラベル付き容器では、ラベルと突出部とは接触しているだけで固定されていないため、ラベルと容器本体とは別個に変形していた。図5は、前記従来のラベル付き容器の断面図であり、外力が作用して変形した状態を示している。従来のラベル付き容器において、例えば容器本体が周方向に複数の突出部と壁部を交互に有する場合には、図5に示されるように、外力が作用すると壁部5が変形して、接触しているだけの容器本体1とシュリンクラベル2とが互いに滑り、例えば、隣り合う突出部4aと突出部4bが相対的に離れ、他の部分で隣り合う突出部4bと突出部4cが相対的に近づく。
一方、本発明のラベル付き容器によれば、例えば容器本体1が周方向に複数の突出部と壁部を交互に有する場合には、容器本体1とシュリンクラベル2とが、少なくとも突出部4において接着又は密着層3によって固定されているため、容器本体の変形に伴い隣り合う突出部4aと突出部4b、及び突出部4bと突出部4cが相対的に離れることを防止できる(図2(イ))。その結果、隣り合う突出部同士が相対的に近づくことも抑制されるため、全体として容器本体1の変形を防止することができる。特に、本発明のシュリンクラベル2は周方向に伸び難いため、優れた変形防止性を発揮できる。なお、容器本体1が突出部4以外の部位でもシュリンクラベル2と接触している形状である場合、突出部4に加えて、該接触部位で容器本体1とシュリンクラベル2が接着又は密着層3によって固定されていてもよい。
なお、円形状断面の容器であっても、シュリンクラベル2の接着又は密着層3によって容器本体1が固定されているため、該固定部において容器本体1に対するシュリンクラベル2の滑りが規制され、結果として容器本体1の変形を防止することができる。
容器の変形防止性は、例えば、容器の胴部に外圧をかけたときの該胴部における形状の変化量を測定することにより評価できる。具体的には、図7(イ)に示されるように、径30mmの円柱状の台30上にボトル状容器を、壁部5が上に且つ水平になるように横倒しに置き、該容器の胴部の壁部5上に、径40mmの円柱状の押圧部材31を介して40Nの荷重をかけたときの同箇所に生じるへこみを測定し、ボトル状容器の形態に応じて生じるへこみを比較する。図7(ロ)は、図7(イ)におけるB−B線断面図を示す。
本発明のラベル付き容器によれば、上記のように優れた変形防止性を有するため、ベンダーに充填した場合にも、多数個排出や排出不良などの取り出し操作時のトラブルを回避できる。また、従来のラベル付き容器より容器本体の厚みを薄くすることができる。
本発明のラベル付き容器は、上記の例に限定されず、本発明の効果を損なわない範囲で種々変更を加えてもよい。例えば、図1及び図2(イ)は、壁部5が内側に湾曲した例を示しているが、図4(イ)に示すように、容器本体1′が、4つの突出部4′と、平面の壁部5′からなる略四角形状であってもよい。このような容器本体においても、シュリンクラベル2は、突出部4′で固定されているため、壁部5′が変形して隣り合う突出部5′同士が相対的に離れようとすることをシュリンクラベル2によって防止することができる。このように本発明における容器本体は、例えば、複数の突出部を備えると共に、該突出部4においてシュリンクラベル2と固定され、突出部の数は特に限定されない。
また、図4(ロ)に示すように、突出部4″を正多角形の頂部とし、壁部5″を平板状に形成して正多角形(図4(ロ)においては、突出部4″が6つ設けられた正六角形)をなす容器本体であってもよい。この場合、容器本体1″とシュリンクラベル2とが全周にわたって接触するが、シュリンクラベル2を熱収縮したときに、突出部4″とシュリンクラベル2とがしっかりと固定されて、容器本体1″の変形を防止することができる。さらに、シュリンクラベル2の内面側全体に接着又は密着層3が設けられている場合には、壁部5″においてもシュリンクラベル2が固定されるため、容器本体1″がより変形し難くなる。
本発明における容器本体は、上記のような角形状断面の容器に限定されず、部分的にその断面が円形状であってもよく、また、シリンダー形、オーバル形などの円形状断面の容器であってもよい。
本発明のラベル付き容器は、例えば、ビール、日本酒、ワイン等の酒類、ジュース類、炭酸飲料、水、お茶などの飲料;しょうゆ、みりん、めんつゆ、油などの調味料類などの容器として適している。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
熱収縮性フィルムとして、熱収縮性ポリエチレンテレフタレートフィルム[商品名「スペースクリーンS7542」、東洋紡績(株)製;厚み50μm、熱収縮開始温度62℃、95℃における収縮率約80%、収縮応力約4.5N/cm]を用い、該フィルムの一方の面に、白色インキを用いてグラビア印刷を施して白色インキ層(厚み約3μm)を形成し、同様の方法で白色インキ層上に着色インキ層(厚み約2μm)を形成した。熱収縮性フィルムのインキ層を設けていない側の面上に、エマルジョン型感熱接着剤[酢酸ビニル含量が33重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体80重量部、粘着付与剤(水添テルペン系樹脂;商品名「クリアロンP105」、ヤスハラケミカル社製)5重量部、パラフィンワックス5重量部;活性化温度約70℃]をグラビア印刷により塗布して接着層(厚み2μm)を形成し、着色インキ層/白色インキ層/熱収縮性フィルム/接着層の層構成を有するシュリンクラベルを作製した。
このシュリンクラベルの接着層側を内側にして主延伸方向が周方向となるように筒状に丸め、両端辺を有機溶剤で接着し、筒状のシュリンクラベルを作成した。これを市販されている突出部と壁部とを交互に有する八角形状断面の飲料用PETボトル(ポリエチレンテレフタレート100重量%の樹脂からなるリブ付き多面ボトル)に被せて、温度80〜90℃のスチームトンネルを通して収縮させるとともに、接着層を活性化させてシュリンクラベルを容器本体に固定し、図1に示されるようなラベル付き容器を得た。
得られたラベル付き容器15本をベンダーに充填したところ、多数個排出や排出不良などの取り出し操作時のトラブルはなかった。
比較例1
実施例1において、熱収縮性フィルムのインキ層上にエマルジョン型感熱接着剤を印刷した点以外は実施例1と同様の操作を行って、熱収縮性フィルム/着色インキ層/白色インキ層/接着層の層構成を有するシュリンクラベルを作製した。
得られたシュリンクラベルを実施例1と同様の方法により容器本体に固定し、図1に示されるようなラベル付き容器を得た。
得られたラベル付き容器15本をベンダーに充填したところ、多数個排出や排出不良などの取り出し操作時のトラブルはなかった。
(評価試験)
デザイン性
実施例1及び比較例1で得たラベル付き容器に、濃茶色の液体であるめんつゆを充填し、突出部(リブ)における外観を目視観察により評価した。実施例1のラベル付き容器は内容物が透け難くラベルのデザイン性に優れていた。一方、比較例1のラベル付き容器では、突出部においてラベルが接着している部分において内容物の濃茶色が透けて見え、接着していない部分との間に外観上の差が生じ、デザイン性に劣っていた。
変形防止性
図7に示すように、径30mmの円柱状の台30上にボトル容器の壁部5が当接するように横倒しに置き、上部より容器本体の壁部5に対して径40mmの円柱状の押圧部材31を介して40Nの荷重をかけたときの円柱状の台30と円柱状の押圧部材31との間の距離を測定した。荷重速度は10min/mm、試験時のサンプル温度は5℃±1℃であった。ボトル容器として、ラベルの付いていない容器(ラベルなし容器)、ラベルは付されているが接着はされていないラベル付き容器(ラベル被覆容器)、実施例1で得たラベル付き容器(ラベル接着容器)を用い、各容器における荷重後の台30と押圧部材31との間の距離yと、荷重前のボトル容器の胴部径x(66.48mm)との差(x−y)を荷重による容器の「へこみ」として算出した。その結果を表1に示す。表中、「へこみ」の欄には、各ボトル容器ごとに前記試験を15回繰り返した平均値を示す。
Figure 0004515105
本発明のラベル付き容器の一例を示す正面図である。 (イ)は、図1におけるA−A線断面図であり、(ロ)は(イ)の部分拡大図である。 本発明のシュリンクラベルの一例を示す概略断面図である。 (イ)及び(ロ)は、本発明における容器本体の他の例を示す断面図である。 従来のラベル付き容器の断面図であり、外力が作用して変形した状態である。 接着強度の測定に用いるサンプル採取の方法を示す概略図である。 (イ)は、変形防止性の評価試験の説明図(正面図)であり、(ロ)は(イ)のB−B線断面図である。 白色インキ層と接着又は密着層とが隣接しているシュリンクラベルを示す概略断面図である。
符号の説明
1、1′、1″ 容器本体
2 シュリンクラベル
3 接着又は密着層
4、4a、4b、4c、4′、4″ 突出部
5、5a、5b、5′、5″ 壁部
10 胴部
20 熱収縮性フィルム
21 白色インキ層
22 着色インキ層
30 径30mmの円柱状台
31 径40mmの円柱状押圧部材

Claims (4)

  1. ボトル状の容器本体の外周に装着するシュリンクラベルであって、着色インキ層、白色インキ層、熱収縮性フィルム、及び感熱接着剤からなる接着又は密着層をこの順に有しており、少なくとも該容器本体と接触する部分に前記接着又は密着層が設けられているとともに、前記感熱接着剤の活性化温度が熱収縮性フィルムの収縮開始温度より10℃以上高いことを特徴とするシュリンクラベル。
  2. 周方向に複数の突出部と壁部を交互に有するボトル状の容器本体の外周に装着するシュリンクラベルであって、着色インキ層、白色インキ層、熱収縮性フィルム、及び感熱接着剤からなる接着又は密着層をこの順に有しており、少なくとも該容器本体を構成する突出部と接触する部分に前記接着又は密着層が設けられているとともに、前記感熱接着剤の活性化温度が熱収縮性フィルムの収縮開始温度より10℃以上高いことを特徴とするシュリンクラベル。
  3. 請求項1記載のシュリンクラベルが、ボトル状の容器本体の外周に装着されており、前記シュリンクラベルと接着又は密着層により固定されているラベル付き容器。
  4. 請求項2記載のシュリンクラベルが、ボトル状の容器本体の外周に装着されているラベル付き容器であって、容器本体は、周方向に複数の突出部と壁部を交互に有しており、少なくとも該容器本体の突出部が前記シュリンクラベルと接着又は密着層により固定されているラベル付き容器。
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