JP4514716B2 - レゾルバ - Google Patents

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Description

この発明は、内周に内方に向かって複数個突設された磁極を有するセンサーステータコアと、前記磁極に施される巻線と、前記磁極と前記巻線とを絶縁する絶縁部材と、前記センサーステータコアの外周を覆うケースと、前記巻線に接続されるターミナルを有する防水コネクタとを備え、回転電機のブラケットに支持される回転軸に配設されるレゾルバに関するものである。
従来例として特開2005−300410号公報(特許文献1)が挙げられる。この特許文献1によると、ステータコアと極歯を覆ったインシュレータと、各前記極歯にインシュレータを介して導線が巻回された各巻線部同士が渡り線に介して構成された巻線と、前記巻線と電気的に接続された雄ターミナルを有する巻線コネクタと、前記巻線を覆って設けられた防水用の樹脂層とを備えたものである。
また、従来例として特開2003−207369号公報(特許文献2)が挙げられる。この特許文献2によると、ステータ体の磁極を絶縁する絶縁部材を樹脂一体モールドによって覆い、ステータ体が露出しない状態に一体成形され、前記樹脂一体モールドの材質はナイロン系樹脂、不飽和ポリエステル及びポリフェニレンサルフェイドの何れかによることを特徴とした回転検出器用ステータ構造である。
特開2005−300410号公報(図1及びその説明) 特開2003−207369号公報(図1及びその説明)
上記従来技術によれば、以下の課題が挙げられる。
従来例である前記特許文献1(特開2005−300410号公報)に記載のレゾルバの課題としては、コイルをインサート成形するので、コイル断線・コイルレヤが生じないように細心の注意が必要である。
また、コイルの皮膜ダメージによるコイル劣化が促進されないよう皮膜ダメージが生じないように細心の注意が必要である。
また二重成形であるのでモールドの界面からリーク成形不具合が発生しないようにする必要がある。
また、ステータコアをモータに装着する際、ブラケットに嵌め合わせるレゾルバの嵌合部が樹脂であるため、芯だしを確実に行うために、特許文献1の図7に示されているリング(特許文献1における符号18)を圧入した構造としてあり、部品増・工数大となる。
また、カバー部が一体成形で樹脂なのでノイズ対策も考慮した方が好ましい。
また、水抜き孔をブラケットの地方向に配置しているが、内部に溜まった水はブラケットの勾配だけに依存しているので抜けにくい場合も想定しておく必要がある。
次に、他の従来例である前記特許文献2(特開2003−207369号公報)の課題としては、外部電気接続用端子の構成において、コネクタ等がなく接続が困難である。
また、外部端子部のシールがないため防水性が悪く、接続部を被水から保護するためシールする必要があった。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、ブラケットに嵌め合わせるレゾルバの芯だしを確実に行い、レゾルバを回転電機に取り付けた場合に充分な精度が出せるようにすることを目的とするものである。
この発明に係るレゾルバは、内周に内方に向かって複数個突設された磁極を有するセンサーステータコアと、前記磁極に施される巻線と、前記磁極と前記巻線とを絶縁する絶縁部材と、前記センサーステータコアの外周を覆うケースと、前記巻線に接続されるターミナルを有する防水コネクタとを備え、回転電機のブラケットに支持される回転軸に配設されるレゾルバにおいて、
前記センサーステータコアと前記絶縁部材と前記ケースと前記防水コネクタとが、絶縁部材となる絶縁材料で、前記センサーステータコアの外周面の軸方向一部を覆わないように露出させて一度の注型成形により一体成形され、
この一度の注型成形により一体成形された前記センサーステータコアの前記磁極に、前記一度の注型成形により一体成形された前記絶縁部材を介して前記巻線が施され、
前記一度の注型成形により一体成形された前記センサーステータコアの前記磁極に前記一度の注型成形により一体成形された前記絶縁部材を介して施された前記巻線が、前記ターミナルに接続され
前記レゾルバの反負荷側を覆うカバーが設けられている
ことを特徴とするレゾルバである。
この発明は、内周に内方に向かって複数個突設された磁極を有するセンサーステータコアと、前記磁極に施される巻線と、前記磁極と前記巻線とを絶縁する絶縁部材と、前記センサーステータコアの外周を覆うケースと、前記巻線に接続されるターミナルを有する防水コネクタとを備え、回転電機のブラケットに支持される回転軸に配設されるレゾルバにおいて、
前記センサーステータコアと前記絶縁部材と前記ケースと前記防水コネクタとが、絶縁部材となる絶縁材料で、前記センサーステータコアの外周面の軸方向一部を覆わないように露出させて一度の注型成形により一体成形され、
この一度の注型成形により一体成形された前記センサーステータコアの前記磁極に、前記一度の注型成形により一体成形された前記絶縁部材を介して前記巻線が施され、
前記一度の注型成形により一体成形された前記センサーステータコアの前記磁極に前記一度の注型成形により一体成形された前記絶縁部材を介して施された前記巻線が、前記ターミナルに接続され
前記レゾルバの反負荷側を覆うカバーが設けられている
ことを特徴とするレゾルバである
ので、前記回転電機の前記回転軸の軸心、前記レゾルバのセンサーロータの軸心の一致が確実に行われ、前記レゾルバの出力は安定した精度の良い十分な大きさの出力とすることができるレゾルバを実現できる。また、前記センサーステータコアと前記絶縁部材と前記ターミナルを有する前記防水コネクタと前記センサーステータコア外周を覆った前記ケースとを前記絶縁部材となる絶縁材料で、一度の注型成形により、一体にモールド成形するので、モールド部の境界面がなくなり、境界面からの水の浸入がなくなり防水性が向上する。また、防水コネクタを、一度の注型成形により、前記センサーステータコア外周を覆った前記ケースと一体成形しているので、接続端子部のシール性も向上する。また、センサーステータの巻線は成形樹脂によるインサート成形がされないため、コイル皮膜のダメージ・コイル断線などがない。また、一体成形終了後の組み立て工程で巻線ができるので、成形工程や成形工程の取扱時におけるコイルへのダメージ等の影響を取り除ける。また、前記レゾルバの反負荷側を覆うカバーが設けられているので防水性が確保できる。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図3により説明する。図1は一体成形したレゾルバの事例を示す図で、その(a)は正面図、(b)は図1(a)の1b−1b線における断面を矢印方向に見た縦断側面図である。図2は図1(b)におけるステータコアの事例を示す正面図、図3は図1(a)におけるセンサーステータコア磁極部の事例を示す拡大縦断正面図である。なお、各図中、同一符合は同一部分を示す。
図1〜3において、センサーステータコア1の磁極2と巻線6とを電気的に絶縁する絶縁部材7と、前記センサーステータコア1の外周を覆ったケース3と、ターミナル4を有する防水コネクタ5と共に、前記ステータコア1はインサート成形される。
つまり、前記センサーステータコア1の磁極2と巻線6とを電気的に絶縁する前記絶縁部材7と、前記センサーステータコア1の外周を覆う前記ケース3と、ターミナル4を有する前記防水コネクタ5と、前記ステータコア1とは、前記絶縁部材7となる絶縁材料で、一度の注型成形により、一体に成形されている。この一体成形に成形された一体成形絶縁部材は図中、符号12で示してある。
前記センサーステータコア1の外周面1pの回転電機側の軸方向一部1paは、前記注型成形による一体成形時にその前記一体成形絶縁部材12により覆われないように露出している。前記センサーステータコア1の外周面1pの回転電機側の軸方向一部1paは、前記一体成形後に前記磁極2に前記巻線6を施し前記ターミナル4との接続を終えたレゾルバ完成品8を回転電機に装着する場合における前記レゾルバ8と回転電機との芯だし(夫々の軸心を一致させる)が正確に行われるように露出されている。
つまり、前記レゾルバ8の前記センサーステータコア1の外周面1pの前記露出された軸方向一部1paは、回転電機の金属製のレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22のボス部22a(後述の図6、図9、図10を参照)のレゾルバ取り付け内周面22apに嵌合される。金属である前記センサーステータコア1が、金属であるレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22に接触して嵌合される構造としたので、前記レゾルバ8の前記センサーステータコア1の軸心、回転電機の回転軸16(後述の図6、図9、図10を参照)の軸心、前記レゾルバ8のセンサーロータ11の軸心の一致が確実に行われ、前記レゾルバ8の出力は安定した精度の良い十分な大きさの出力とすることができる。
なお、前記センサーステータコア1の前記磁極2は、該センサーステータコア1の内方へ向かって複数個突設されている。
また、磁極2に巻線6を施すコイル巻線工程は、前記一体成形後に最終工程で行う。
また、前記巻線6の引き出し線6aは、ケース3にインサート成形されたターミナルピン4aに接続される。防水コネクタ5は前記ターミナルピン4aの逆側部に配設される。
また、前記一体成形絶縁部材12には、その回転電機側に、前記センサーステータコア1の前記軸方向一部1paを同心状に囲繞する鍔部12rが、前記一体成形時に一体に設けられており、当該鍔部12rの前記軸方向一部1paと対向する内周面12rpと、前記回転電機の金属製のレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22のボス部22a(後述の図6、図9、図10を参照)の外周面との間に後述のOリング27が設けられる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図4によって説明する。図4(a)は一体成形したレゾルバの他の事例を示す正面図、図4(b)は図4(a)の4b−4b線における断面を矢印方向に見た縦断側面図である。なお、図4(a)(b)において、前述の図1〜図3と同一又は相当部分には同一符号を付してあり、以下に説明するこの発明の実施の形態2の説明は前述の図1〜図3と異なる点を主に説明し、他の説明は割愛する。
本発明の実施の形態2では、図4(a)(b)に示してあるように、センサーステータコア1の外周近傍におけるモールド樹脂部である前記一体成形絶縁部材12に水抜き孔9が1箇所設けられている。
前記水抜き孔9は、前記モールド樹脂部である前記一体成形絶縁部材12の一方から他方に貫通する水抜き孔である。換言すれば、前記水抜き孔9は、前記一体成形絶縁部材12を、前記回転電機側から反回転電機側に貫通している。
前記巻線6の引き出し線6aをからげるターミナルピン4aは、前記水抜き孔9よりも内側に配置されている。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図5によって説明する。図5(a)は一体成形したレゾルバの他の事例を示す正面図、図5(b)は図5(a)の5b−5b線における断面を矢印方向に見た縦断側面図である。なお、図5(a)(b)において、前述の図1〜図4と同一又は相当部分には同一符号を付してあり、以下に説明するこの発明の実施の形態3の説明は前述の図1〜図4と異なる点を主に説明し、他の説明は割愛する。
前述のこの発明の実施の形態2では、前記水抜き孔9を1個設けた場合を例示したが、この発明の実施の形態3では、図5(a)(b)に図示のように、水抜き孔9は、前記センサーステータコア1を取り囲むモールド樹脂部(前記一体成形絶縁部12)に、前記センサーステータコア1の外周を取り囲むように全周に亘って、複数個設けられている。前記複数個の水抜き孔9は何れも一方から他方に前記モールド樹脂部(前記一体成形絶縁部12)モールドを貫通している。前記コイル(巻線)6引き出し線6aをからげるターミナルピン4aは、前記水抜き孔9よりも内側に配置されている。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態3を図6〜図8によって説明する。図6は一体成形したレゾルバを装着した車両用回転電機の事例の全体を示す縦断側面図、図7はレゾルバとカバー間に配置される防水パッキンの事例を示す正面図、図8は一体成形したレゾルバを装着した車両用回転電機のレゾルバ部の事例を示す正面図である。なお、図6において、前述の図1〜図5と同一又は相当部分には同一符号を付してあり、以下に説明するこの発明の実施の形態4の説明は前述の図1〜図5と異なる点を主に説明し、他の説明は割愛する。
図6〜図8において、車両用回転電機の回転軸16はベアリング17とベアリング18とを介してフロントブラケット21及びリヤブラケット22よって支持されている。前記回転軸16には界磁コイル19aが巻装されたロータコア19が嵌着されて回転子側が構成され、三相固定子巻線20aが巻かれた固定子20、固定子20を収容するフロントブラケット21、リヤブラケット22などから固定子側が構成されている。
前記回転軸16の負荷側である一端部は、フロントブラケット21から負荷側に突出しており、その先端部にエンジン等の負荷を駆動するプーリ23が固定されている。また、前記回転軸16の反負荷側である他端部には、2個のスリップリング24が組付けられている。また、リヤブラケット22の内側には、スリップリング24を摺設するブラシ26がブラシホルダ26aに保持されて設けられている。
前述のこの発明の実施の形態1〜3で例示した前記レゾルバ8(図1〜3参照),10(図4参照),10a(図5参照)の前記センサーステータコア1の内側には鉄心のみのセンサーロータ11が、前記センサーステータコア1と同軸状に回転自在に配設されており、このセンサーロータ11は、図6に図示のように、前記回転軸16の反負荷側の先端部に取付けられている。なお、図6では、レゾルバとして、図5に例示したこの発明の実施の形態3におけるレゾルバ10aを適用した場合を事例としてある。
前記レゾルバ8,10,10aの前記センサーステータコア1の外周面1pの前記露出された軸方向一部1paは、回転電機の金属製のレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22のボス部22aのレゾルバ取り付け内周面22apに嵌合される。金属である前記センサーステータコア1が、金属であるレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22に接触して嵌合される構造とすることにより、前記レゾルバ8,10,10aの前記センサーステータコア1の軸心、回転電機の回転軸16の軸心、前記レゾルバ8,10,10aのセンサーロータ11の軸心の一致が確実に行われ、前記レゾルバ8,10,10aの出力は安定した精度の良い十分な大きさの出力とすることができる。
また、図6に図示のように、前述のレゾルバ8,10,10aの前記一体成形絶縁部材12における前述の鍔部12rの内周面12rpと、前記回転電機の金属製のレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22のボス部22aの外周面との間は、Oリング27によりシールされている。
図7は、前記レゾルバ10aと、そのカバー14との間に配置される防水パッキン25の事例を、正面図で例示してある。
図8は前述の一体成形したレゾルバ10aを車両用回転電機に装着した状態で、レゾルバ10aのみを後部(反負荷側)から見た正面図である。
前記レゾルバ10aは、前記センサーステータコア1の外周面1pの軸方向一部1paと前記リヤブラケット22のボス部(嵌合部)22aのレゾルバ取り付け内周面22apとを嵌め合わせて装着しする。
また、図6および図8に示されているように、前記レゾルバ10aと前記カバー14との間に前記防水パッキン25が挟みこまれ、前述のレゾルバ8,10,10aの前記一体成形絶縁部材12における前述の鍔部12rの内周面12rpと前記回転電機の金属製のレゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22のボス部22aの外周面との間には前記Oリング27が嵌めこまれおり、さらに、前記レゾルバ10aとその前記カバー14とは、同一のネジ(取り付け部材)33により、3箇所で、前記レゾルバ側ブラケット(リヤブラケット)22に共締めされる。これより防水性が向上される。また部品点数削減と工程数削減が可能となりコスト低減できる。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態3を図9および図10によって説明する。図9は一体成形したレゾルバを装着した車両用回転電機の事例の全体を示す縦断側面図、図10は図9における負圧部近傍を拡大して示す拡大図縦断側面図である。なお、図9および図10において、前述の図1〜図8と同一又は相当部分には同一符号を付してあり、以下に説明するこの発明の実施の形態5の説明は前述の図1〜図8と異なる点を主に説明し、他の説明は割愛する。
前記ロータコア19にはロータファン28・ファン29が溶接で取付けられている。ロータが回転すると前記ロータファン28により冷却風34が発生し回転電機の内部30に負圧が発生する。負圧が発生することで、リヤブラケットに切欠け部31とスリップリング24・ブラシホルダ26aのスキマ間に空気通路35を設けているので、結露によりカバー14とセンサーステータコア1との間に溜まった水は、点線の矢印wdで示すように、前記レゾルバ10aに設けられた前記水抜き孔9を通り、前記リヤブラケット22の排水口32より排水される。
次に、前記レゾルバ10aの前記カバー14は鉄などの磁性材で製作されており、図示しない外部の三相線などに発生するスイッチングノイズなどを遮断する効果がある。また、前記ロータコア19に巻装される前記界磁コイル19aは、鉄製の前記回転軸16を磁化するために、前記回転軸16の端部に配設されたレゾルバ近傍に漏れ界磁磁束を発生しノイズを生じさせるが、前記鉄製等の磁性カバー14を使用することで、漏れ界磁磁束を後部へ磁気バイバスすることで、前記センサーロータ11・前記センサーステータ1間への漏れ界磁磁束量を減少させてノイズを抑えることができる。これらにより、レゾルバの検出精度が向上される。
次に、前述のこの発明の実施の形態1〜5における特徴点を以下に記載する。
回転軸の先端部に配設されるレゾルバを有する回転電機において、レゾルバ側のブラケットのボス部にレゾルバ取り付け内周面を形成すると共に、前記レゾルバのセンサーステータコアの外周面を露出させ、当該露出した外周面を、前記レゾルバ側ブラケットのボス部の前記レゾルバ取り付け内周面に接触させて嵌合したことを特徴としている。
また、前記レゾルバは、前記センサーステータコアと、前記センサーステータコアの磁極とセンサーステータ巻線とを電気的に絶縁する絶縁部材と、前記センサーステータコアの近傍に配置され前記センサーステータ巻線の引き出し線が接続されるターミナルと、前記ターミナルと接続された端子を有する防水コネクタと、前記センサーステータコアの外周を前記露出した外周面を残して覆うケースとで構成され、前記センサーステータコアと前記絶縁部材と前記ターミナルと前記防水コネクタと前記ケースとが一種類の絶縁樹脂で一体モールド成形されていることを特徴としている。
また、前記センサーステータ巻線は、前記一体モールド成形の後に前記センサーステータコアの磁極に前記絶縁部材を介して巻回されていることを特徴としている。
また、回転電機の回転軸の先端部に配設されるレゾルバにおいて、前記センサーステータコアと、前記センサーステータコアの磁極とセンサーステータ巻線とを電気的に絶縁する絶縁部材と、前記センサーステータコアの近傍に配置され前記センサーステータ巻線の引き出し線が接続されるターミナルと、前記ターミナルと接続された端子を有する防水コネクタと、前記センサーステータコアの外周を前記露出した外周面を残して覆うケースとで構成され、前記センサーステータコアと前記絶縁部材と前記ターミナルと前記防水コネクタと前記ケースとが一種類の絶縁樹脂で一体モールド成形されていることを特徴としている。
従って、ステータコアと絶縁部材と雄ターミナルを有する防水コネクタとコア外周を覆ったケースを一種類の樹脂で一体モールド成形するので、モールド部の境界面がなくなり、境界面からの水の浸入がなくなり防水性が向上する。また、防水コネクタを一体成形しているので、外部電気接続が容易になり、接続端子部のシール性も向上する。また、センサーステータコイルは成形樹脂にインサート成形されないため、コイル皮膜のダメージ・コイル断線・コイルレヤがない。また、一体成形終了後の組み立て最終工程で巻線ができるので、成形工程や成形工程の取扱時におけるコイルへのダメージ等の影響を取り除ける。また、一体成形しながら、軸芯が容易に出せる。また、型等で内径と外径を一体に加工できる。また、センサーステータコア外周で規定できる部位を露出したので、回転電機等に適用した場合に充分な精度が出せる。
また、前記レゾルバの負荷側および反負荷側の両端面間を貫通する水抜き孔がレゾルバに設けられていることを特徴としている。従って、コイル等が露出してオープン状態であるが、水が抜けるので電触とか錆を抑制できる。また、一方から他方へ排水距離をとることで、外部から水が浸入しにくい構造となっている。
また、前記水抜き孔が、前記レゾルバのロータを取り囲むように全周に亘って複数個設けられていることを特徴としている。従って、取付け状態によらず同じレゾルバで水抜きできるので、共用化・標準化が可能となりコストが下げられる。
また、前記センサーステータ巻線と前記ターミナルの接続部が、前記水抜き孔よりも径方向内側に位置していることを特徴としている。従って、ターミナル接続部に水が溜まるのを防げるので、ターミナル間の短絡がなくなり、センサーの誤動作が防げる。
また、回転電機のロータファンと前記レゾルバの内部空間とに通じる空気孔が設けられ、前記ロータファンの回転によって発生する負圧により、前記水抜き孔から前記レゾルバ内の水が排出されることを特徴としている。従って、負圧により水が吸込まれ易くなり排水効果が高まる。
また、前記レゾルバ側ブラケットのボス部の外周と、前記レゾルバとの間がシールされていることを特徴としている。従って、レゾルバ、ブラケットは別部材であっても工作性が容易で防水性が確保できる。
また、前記レゾルバの反負荷側を覆うカバーが設けられていることを特徴としている。従って、カバー、レゾルバは別部材であっても工作性が容易で防水性が確保できる。また、カバーとレゾルバとを同時にブラケットに装着し、カバーとレゾルバには部分的に隙間を設け、該隙間にシール部材を弾性密着するように設ければ、カバーとレゾルバとを同一工程で組立られ、防水性も同時に確保できる。
また、前記レゾルバの前記カバーは金属製である。従って、成形樹脂とは別部材で金属製なのでノイズに対して良い。外部からの異物などが衝突したときもレゾルバを保護する効果が高い。また、金属は結露し易いが前述のように水抜き孔を設ける構成とすれば排水性が良く好適である。
この発明の実施の形態1を示す図で、その(a)は一体成形したレゾルバの事例を示す正面図、(b)は図1(a)の1b−1b線における断面を矢印方向に見た縦断側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1(b)におけるステータコアの事例を示す正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1(a)におけるセンサーステータコア磁極部の事例を示す拡大縦断正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、その(a)は一体成形したレゾルバの事例を示す正面図、(b)は図4(a)の4b−4b線における断面を矢印方向に見た縦断側面図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、その(a)は一体成形したレゾルバの事例を示す正面図、(b)は図5(a)の5b−5b線における断面を矢印方向に見た縦断側面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、一体成形したレゾルバを装着した車両用回転電機の事例の全体を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、レゾルバとカバー間に配置される防水パッキンの事例を示す正面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、一体成形したレゾルバを装着した車両用回転電機のレゾルバ部の事例を示す正面図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、一体成形したレゾルバを装着した車両用回転電機の事例の全体を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、図9における負圧部近傍を拡大して示す拡大図縦断側面図である。
符号の説明
1 ステータコア、
1p ステータコアの外周面、
1pa ステータコア外周面1pの軸方向一部、
2 センサーステータコアの磁極、
3 ケース、
4 ターミナル、
4a ターミナルピン、
5 防水コネクタ、
6 巻線(コイル)、
6a 引き出し線、
7 絶縁部材、
8 レゾルバ(実施の形態1)、
9 水抜き孔、
10 レゾルバ(実施の形態2)、
10a レゾルバ(実施の形態3,4,5)、
11 センサーロータ、
12 一体成形絶縁部材、
14 カバー、
16 回転軸、
17 ベアリング、
18 ベアリング、
19 ロータコア、
19a 界磁コイル、
20 固定子、
20a 三相固定子巻線、
21 フロントブラケット、
22 リヤブラケット、
22a リヤブラケットのボス部(嵌合部)、
22ap リヤブラケットのボス部(嵌合部)のレゾルバ取り付け内周面、
23 プーリ、
24 スリップリング、
25 パッキン、
26 ブラシ、
26a ブラシホルダ、
27 Oリング、
28 ファン、
29 ファン、
30 回転電機の内部、
31 切欠け部、
32 排水口、
33 ネジ、
34 冷却風、
35 空気通路。

Claims (7)

  1. 内周に内方に向かって複数個突設された磁極を有するセンサーステータコアと、前記磁極に施される巻線と、前記磁極と前記巻線とを絶縁する絶縁部材と、前記センサーステータコアの外周を覆うケースと、前記巻線に接続されるターミナルを有する防水コネクタとを備え、回転電機のブラケットに支持される回転軸に配設されるレゾルバにおいて、
    前記センサーステータコアと前記絶縁部材と前記ケースと前記防水コネクタとが、絶縁部材となる絶縁材料で、前記センサーステータコアの外周面の前記回転電機のブラケットとの嵌合部となる軸方向一部を覆わないように露出させて一度の注型成形により一体成形され、
    この一度の注型成形により一体成形された前記センサーステータコアの前記磁極に、前記一度の注型成形により一体成形された前記絶縁部材を介して前記巻線が施され、
    前記一度の注型成形により一体成形された前記センサーステータコアの前記磁極に前記一度の注型成形により一体成形された前記絶縁部材を介して施された前記巻線が、前記ターミナルに接続され、
    前記レゾルバの反負荷側を覆うカバーが設けられ、
    前記センサーステータコアの前記露出した外周面が、前記回転電機のブラケットのレゾルバ取り付け内周面に、接触して嵌合される
    ことを特徴とするレゾルバ。
  2. 請求項1に記載のレゾルバにおいて、負荷側および反負荷側の両端面間を貫通する水抜き孔が設けられていることを特徴とするレゾルバ。
  3. 請求項2に記載のレゾルバにおいて、前記水抜き孔が、前記センサーステータコアの内側に配設のセンサーロータを取り囲むように全周に亘って複数個設けられていることを特徴とするレゾルバ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のレゾルバにおいて、前記巻線と前記ターミナルとの接続部が、前記水抜き孔よりも径方向内側に位置していることを特徴とするレゾルバ。
  5. 請求項2〜4の何れか一に記載のレゾルバにおいて、前記回転電機のロータファンの回転によって発生する負圧により、前記水抜き孔から前記レゾルバ内の水が排出されることを特徴とするレゾルバ。
  6. 請求項1〜5の何れか一に記載のレゾルバにおいて、前記回転電機のブラケットのボス部の外周と、前記レゾルバとの間がシールされていることを特徴とするレゾルバ。
  7. 請求項1に記載の回転電機において、前記カバーが金属製であることを特徴とするレゾルバ。
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