JP4513681B2 - 雨滴・結露検出装置 - Google Patents

雨滴・結露検出装置 Download PDF

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本発明は、透明板状体の外面に付着する雨滴と内面に生じる結露を検出する雨滴・結露検出装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、透明板状体の外面に付着する雨滴と内面に生じる結露の両方を検出する雨滴・結露検出装置が知られている。
この雨滴・結露検出装置は、透明板状体であるウインドガラス内面の一部に固定され、中央主部が帯板状で透光性材料からなる導光板と、導光板の一端に支持された結露及び雨滴用の兼用発光素子と、導光板の他端に支持された雨滴検出用受光素子及び結露用受光素子と、兼用発光素子からの光を分岐させるためにウインドガラスと導光板との間に設けられた半反射部材であるハーフミラーと、分岐後の光をそれぞれ反射させるためにウインドガラスと導光板との間に設けられたミラーとから構成されている。
特開平9−257952号公報
しかしながら、上記構成においては、兼用発光素子から出力された光は発散するので、ウインドガラスの内面又は外面において光強度は弱くなる。従って、雨滴又は結露の付着によって光が散乱してもその光量変化(減光量)は小さい。
また、光量変化を大きくするために光路長を長くする(例えばウインドガラス内及び導光板内で複数回反射させる)ことも考えられるが、装置を小型化するのが困難となる。
本発明は上記問題点に鑑み、雨滴と結露の両方を精度良く検出することができ、小型化が可能な雨滴・結露検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1〜8に記載の発明は、透明板状体の外面に付着する雨滴と内面に生じる結露を検出する雨滴・結露検出装置に関するものである。先ず請求項1に記載のように、透明板状体の外面に付着する雨滴と内面に生じる結露を検出する雨滴・結露検出装置であって、透明板状体に向けて発光する発光手段と、透明板状体の面の一部に設けられた反射手段と、透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、発光手段からの光束の一部を平行光とする第1のコリメート手段と、透明板状体とは離間して透明板状体と発光手段との間に配置され、発光手段からの光束の一部を平行光として、少なくとも反射手段の設置領域を含む透明板状体の面に照射する第2のコリメート手段と、透明板状体に対して発光手段と同じ側に配置され、第1のコリメート手段を介して透明板状体内に入射された光束の、透明板状体の面における反射光を受光する第1の受光手段と、透明板状体に対して発光手段と同じ側に配置され、第2のコリメート手段を介して反射手段に照射された光束の反射光を受光する第2の受光手段とを備え、反射手段における透明板状体への設置面の裏面が、透明板状体の内面側の空気に晒されており、第2のコリメート手段の平行光が、透明板状体の内面側の空気を介して、反射手段の裏面に照射することを特徴とする。
このように本発明によると、発光手段から出射された光を、第1のコリメート手段により平行光として透明板状体内に導入し、その面における反射光を第1の受光手段にて受光する。従って、平行光が反射される透明板状体面における光強度が高められるので、雨滴を精度良く検出することができる。また、同一の発光手段から出射された光を、第2のコリメート手段により平行光として反射手段に照射し、その反射光を第2の受光手段にて受光する。従って、反射手段が設けられた透明板状体面における光強度が高められるので、結露を精度良く検出することができる。更に言えば、反射手段における透明板状体の内面側の空気に晒される裏面、すなわち、反射手段における結露が生じる表面に、第2のコリメート手段の平行光が、透明板状体の内面側の空気を介して照射する。すなわち、反射手段の外部から、反射手段における結露が生じる表面に光が照射される。これによれば、特許文献1に示されるように、導光板内から、導光板における結露が生じる面に光が照射される構成と比べて、結露によって光が散乱され易くなる。この結果、結露による反射光の強度変化量が大きくなるので、結露の検出精度がより高まる。以上により、本発明によれば、雨滴と結露の両方を精度良く検出することができる。
また、本発明においては、透明板状体の両表面における光強度を高めることができるので、光路長を短くすることができる。すなわち、雨滴・結露検出装置を小型化することができる。尚、発光手段を兼用しているので、装置をさらに小型化することができる。更に言えば、発光手段が内面側に配置されているので、発光手段が外面側に配置される構成とは異なり、雨滴に晒されない。これにより、耐久性が向上する。また見栄え上も好ましく、装置も小型化することができる。
第1のコリメート手段及び第2のコリメート手段としては、例えば請求項2に記載のように、それぞれコリメートレンズを含むものを適用することができる。
請求項3に記載のように、第1のコリメート手段による平行光と第2のコリメート手段による平行光は互いに平行であることが好ましい。この場合、発光手段からの光束の一部を第2のコリメート手段にて平行光とし、反射手段に照射するとともに、発光手段からの光束の一部を第1のコリメート手段にて平行光とし、反射手段が設けられていない部位を介して透明板状体に導入する構成を、より小さく実現することができる。
請求項4に記載のように、第のコリメート手段平行光が、反射手段の裏面に直接照射し、反射手段の裏面にて反射された反射光が、第2の受光手段に直接入射す構成が好ましい。これによれば、第2のコリメート手段の平行光が、反射手段の表面にて1度反射される構成となっているので、特許文献1に示されるように、結露が生じる面を有する導光板内で光が複数回反射される構成と比べて、発光素子から受光素子までの光路長を短くすることできる。更に言えば、結露が生じる面にて、幾度も光が反射される構成とは異なり、反射光の強度が結露によって著しく低下することが抑制される。これにより、結露の付着量の検出精度が向上される。
求項5に記載のように、透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、透明板状体の外面における反射光を第1の受光手段に対して収束させる第1の収束手段と、透明板状体とは離間して透明板状体と第2の受光手段との間に設けられ、反射手段による反射光を第2の受光手段に対して収束させる第2の収束手段と、を備え、第2のコリメート手段の平行光が、反射手段の裏面に直接照射し、反射手段の裏面にて反射された反射光が、第2の収束手段に直接入射し、第2の収束手段にて収束された収束光が、第2の受光手段に直接入射する構成が好ましい。
このように、各反射光を対応する収束手段によって収束させるので、受光手段の感度を向上することができる。すなわち、雨滴と結露の両方をより精度良く検出することができる。また、受光手段を小さくできるので、装置をさらに小型化することができる。尚、少なくとも一方の収束手段を有さない構成としても良い。更に言えば、第2のコリメート手段から出射された光が、反射手段の表面にて1度反射される構成となっているので、特許文献1に示されるように、結露が生じる面を有する導光板内で光が複数回反射される構成と比べて、発光素子から受光素子までの光路長を短くすることできる。また、結露が生じる面にて、幾度も光が反射される構成とは異なり、反射光の強度が結露によって著しく低下することが抑制される。これにより、結露の付着量の検出精度が向上される。
第1の収束手段及び前記第2の収束手段としては、請求項6に記載のように、それぞれ集束レンズを含むものを適用することができる。また、請求項7に記載のように、発光手段、第1の受光手段、及び第2の受光手段、を収納する下ケースと、第1のコリメート手段、第2のコリメート手段、第1の収束手段、及び第2の収束手段が、同一材料を用いて一体成形されて成る上ケースと、を有する構成を採用することができる。これによれば、部品点数、取り付け工数を削減することができる。また、各コリメート手段の位置決め精度を向上することができる。
更に、請求項7に記載の構成においては、請求項8に記載のように、透明板状体と上ケースとを接着する接着剤を有し、接着剤が、透明板状体の内面にて、反射手段を隙間なく挟むように、透明板状体と上ケースとの間に設けられた構成を採用することもできる。
次に、請求項9〜14に記載の発明は、請求項1〜8に記載の発明とは別構成の雨滴・結露検出装置に関するものである。先ず請求項9に記載のように、透明板状体に向けて発光する第1の発光手段及び第2の発光手段と、透明板状体の面の一部に設けられた反射手段と、透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、第1の発光手段からの光束の少なくとも一部を平行光として透明板状体に導く第1のコリメート手段と、透明板状体とは離間して透明板状体と第2の発光手段との間に配置され、第2の発光手段からの光束の少なくとも一部を平行光として、少なくとも反射手段の設置領域を含む透明板状体の面に照射する第2のコリメート手段と、透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、第1のコリメート手段を介して透明板状体内に入射された光束の、透明板状体の面における反射光を収束させる第1の収束手段と、透明板状体とは離間して設けられ、第2のコリメート手段を介して反射手段に照射された光束の反射光を収束させる第2の収束手段と、第1の収束手段による収束光及び第2の収束手段による収束光を受光する受光手段と、お互いの点灯期間が重ならないように第1の発光手段及び第2の発光手段の点消灯を制御するとともに、第1の発光手段及び第2の発光手段の点消灯に応じて、受光手段の信号を雨滴検出信号又は結露検出信号とする制御手段とを備え、反射手段における透明板状体への設置面の裏面が、透明板状体の内面側の空気に晒されており、第2のコリメート手段の平行光が、透明板状体の内面側の空気を介して、反射手段の裏面に照射することを特徴とする。
このように本発明によると、発光手段から出射された光を、第1のコリメート手段により平行光として透明板状体内に導入し、その面における反射光を受光手段にて受光する。従って、平行光が反射される透明板状体面における光強度が高められるので、雨滴を精度良く検出することができる。また、第2の発光手段から出射された光を、第2のコリメート手段により平行光として反射手段に照射し、その反射光を受光手段にて受光する。従って、反射手段が設けられた透明板状体面における光強度が高められるので、結露を精度良く検出することができる。更に言えば、反射手段における透明板状体の内面側の空気に晒される裏面、すなわち、反射手段における結露が生じる表面に、第2のコリメート手段の平行光が、透明板状体の内面側の空気を介して照射する。すなわち、反射手段の外部から、反射手段における結露が生じる表面に光が照射される。これによれば、特許文献1に示されるように、導光板内から、導光板における結露が生じる面に光が照射される構成と比べて、結露によって光が散乱され易くなる。この結果、結露による反射光の強度変化量が大きくなるので、結露の検出精度がより高まる。以上により、本発明によれば、雨滴と結露の両方を精度良く検出することができる。
また、本発明においては、透明板状体の両表面における光強度を高めることができるので、光路長を短くすることができる。すなわち、雨滴・結露検出装置を小型化することができる。尚、発光手段を兼用しているので、装置をさらに小型化することができる。更に言えば、発光手段が内面側に配置されているので、発光手段が外面側に配置される構成とは異なり、雨滴に晒されない。これにより、耐久性が向上する。また見栄え上も好ましく、装置も小型化することができる。
請求項10に記載のように、第2のコリメート手段の平行光が、反射手段の裏面に直接照射し、反射手段の裏面にて反射された反射光が、第2の収束手段に直接入射し、第2の収束手段にて収束された収束光が、第2の受光手段に直接入射する構成が好ましい。これによれば、第2のコリメート手段の平行光が、反射手段の表面にて1度反射される構成となっているので、特許文献1に示されるように、結露が生じる面を有する導光板内で光が複数回反射される構成と比べて、発光素子から受光素子までの光路長を短くすることできる。更に言えば、結露が生じる面にて、幾度も光が反射される構成とは異なり、反射光の強度が結露によって著しく低下することが抑制される。これにより、結露の付着量の検出精度が向上される。
例えば請求項11に記載のように、第1のコリメート手段及び前記第2のコリメート手段として、それぞれコリメートレンズを含み、第1の収束手段及び第2の収束手段として、それぞれ集束レンズを含む構成を採用することができる。
請求項12,13,14に記載の発明の作用効果は、それぞれ請求項,8に記載の発明の作用効果と同様であるので、その記載を省略する。
上記した請求項1〜14いずれかに記載の発明は、請求項15に記載のように、透明板状体として、2枚のガラスを接着してなる移動体のウインドシールドに好適である。尚、移動体としては、例えば車両(自動車、列車等)、航空機、船舶等に適用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る雨滴・結露検出装置の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る雨滴・結露検出装置100は、透明板状体である車両(自動車)のウインドシールド1(フロントガラス)の車内面2の所定位置に設置されている。ウインドシールド1は、一般的に1mm弱程度の厚さを有するポリビニルブチラール(PVB)を、1.5〜3mm程度の板厚を有する2枚のガラスで挟んだ状態で接着してなるものである。尚、雨滴・結露検出装置100の設置場所としては特に限定されるものではないが、乗員(特に運転者)の視界の妨げにならない位置が好ましい。このような場所としては、例えばルームミラーの取り付けベース周辺等がある。
雨滴・結露検出装置100は、基本構成として、発光手段110、反射手段120、第1のコリメート手段130、第2のコリメート手段140、第1の受光手段150、及び第2の受光手段160を備えている。
発光手段110としては、発光するものであれば適用が可能であり、例えば発光ダイオード(LED)、エレクトロルミネッセンス(EL)素子と、当該素子の発光駆動回路(図示略)から構成される。本実施形態においては赤外線発光ダイオードを採用しており、ウインドシールド1の車内面2側において回路基板10に実装されている。また、発光手段110を構成する発光駆動回路に、回路基板10に構成された制御部(図示略)からの発光指示信号が入力されると、赤外線をウインドシールド1に向けて出力するよう構成されている。
反射手段120としては、ウインドシールド1の発光手段110が配置された側の表面の一部に設けられ、発光手段110から出力された光を反射できるものであれば適用が可能である。本実施形態においては、例えばアルミニウム蒸着等によりウインドシールド1の車内面2に形成してなるミラー(反射膜)を適用している。この反射手段120は、第2のコリメート手段140による平行光が照射されるウインドシールド1の車内面2の領域に対応して形成されている。
第1のコリメート手段130は、反射手段120が設けられたウインドシールド1表面の反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、発光手段110からの光束の一部を平行光とするものであれば適用が可能である。本実施形態において第1のコリメート手段130は、発光手段110から発散する光束の一部を平行光とする第1のコリメートレンズ部131と、第1のコリメートレンズ部131と一体化し、その平行光をウインドシールド1の車内面2で反射させずに、ウインドシールド1内に導く導光部132とにより構成される。
尚、第1のコリメート手段130は、例えばポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等の樹脂やガラス等の、ウインドシールド1を構成するガラスとほぼ同一の屈折率を有する材料を用いて構成されている。従って、光束が第1のコリメート手段130からウインドシールド1に透過する時、光束が散乱しがたい。また、平行光が、例えば約45度の入射角をもってウインドシールド1に入射するように構成されているので、光学損失が少ない。
第2のコリメート手段140は、ウインドシールド1とは離間してウインドシールド1と発光手段110との間に配置され、発光手段110から発散する光束の一部を平行光として、少なくとも反射手段120の設置領域を含むウインドシールド1の表面に照射するものであれば適用が可能である。
本実施形態における第2のコリメート手段140は、発光手段110から発散する光束の一部を平行光とする第2のコリメートレンズ部141により構成される。そして、第1のコリメート手段130による平行光と第2のコリメート手段140による平行光が互いに平行となるように、両者が構成されている。この場合、発光手段110から発散する光束の一部を第2のコリメート手段140にて平行光とし、反射手段120に照射するとともに、発光手段110から発散する光束の一部(好ましくは第2のコリメート手段140の残り)を第1のコリメート手段130にて平行光とし、反射手段120が設けられていない部位を介してウインドシールド1に導入する構成を、より小さく(例えば発光手段110と各受光手段150,160との間の距離を短く)実現することができる。
また、第2のコリメート手段140は、第1のコリメート手段130と同一材料を用いて一体成形されている。従って、部品点数、取り付け工数を削減することができる。また、各コリメート手段130,140の位置決め精度を向上することができる。
第1の受光手段150は、ウインドシールド1に対して発光手段110と同じ側(図1においては車内面2側)に配置され、第1のコリメート手段130を介してウインドシールド1内に入射された光束の、ウインドシールド1の表面(図1においては車外面3)における反射光を受光するものであれば適用が可能である。
第2の受光手段160は、ウインドシールド1に対して発光手段110と同じ側に配置され、第2のコリメート手段140を介して反射手段120に照射された平行光の反射光を受光するものであれば適用が可能である。本実施形態において、第1の受光手段150及び第2の受光手段160は、フォトダイオードと、フォトダイオードからの出力を増幅する出力増幅回路(図示略)等から構成されている。
上記構成の雨滴・結露検出装置100において、発光手段110、第1のコリメータ手段130、及び第1の受光手段150が、第1の受光手段150の赤外線受光量に基づいて、車外面3に付着する雨滴3a及び/又はその付着量(降雨量)を検出するレインセンサを構成している。そして、第1の受光手段150の検出信号(検出された雨滴及び/又は雨滴量)に基づいて、制御部(図示略)によりワイパ駆動が自動制御される。
また、発光手段110、第2のコリメータ手段140、反射手段120、及び第2の受光手段160が、第2の受光手段160の赤外線受光量に基づいて、車内面2(反射手段120)に付着する結露2a及び/又はその結露量を検出する防曇センサを構成している。そして、第2の受光手段160の検出信号(検出された結露及び/又は結露量)に基づいて、制御部(図示略)によりデフロスタ駆動が自動制御される。
このように本実施形態に係る雨滴・結露検出装置100によると、発光手段110から出射された光束を第1のコリメート手段130により平行光とする。従って、平行光が反射される車外面3における光強度が高められるので、車外面3における反射光を第1の受光手段150にて受光することにより、雨滴3aを精度良く検出することができる。
また、同一の発光手段110から出射された光束を、第2のコリメート手段140により平行光として反射手段120に照射する。従って、反射手段120が設けられたウインドシールド1の車内面2における光強度が高められるので、その反射光を第2の受光手段160にて受光することにより、結露2aを精度良く検出することができる。すなわち、本装置100によれば、雨滴3aと結露2aの両方を精度良く検出することができる。
また、ウインドシールド1の両表面2,3における光強度を高めることができるので、光路長を短くすることができる。すなわち、雨滴・結露検出装置100を小型化することができる。尚、レインセンサと防曇センサの発光手段110を兼用しているので、装置100をさらに小型化することができる。
さらに、本実施形態に係る雨滴・結露検出装置100は、図1に示すように、反射手段120が設けられたウインドシールド1表面の反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、ウインドシールド1の表面(車外面3)における反射光を第1の受光手段150に対して収束させる第1の収束手段170と、ウインドシールド1とは離間してウインドシールド1と第2の受光手段160との間に設けられ、反射手段120による反射光を第2の受光手段160に対して収束させる第2の収束手段180とを備えている。
従って、各反射光を対応する収束手段170,180によって収束させるので、各受光手段150,160の感度を向上することができる。すなわち、雨滴と結露の両方をより精度良く検出することができる。また、各受光手段150,160を小さくできるので、装置100をさらに小型化することができる。
具体的には、第1の収束手段170を、車外面3による反射光を第1の受光手段150に対して収束する第1の集束レンズ部171と、第1の集束レンズ部171に一体化され、ウインドシールド1からの反射光を第1の集束レンズ部171に導く導光部172とにより構成される。
尚、第1の収束手段170は、例えばポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等の樹脂やガラス等の、ウインドシールド1を構成するガラスとほぼ同一の屈折率を有する材料を用いて構成されている。従って、光束(反射光)がウインドシールド1から第1の収束手段170に透過する時、光束が散乱しがたい。また、反射光が、例えば約45度の入射角をもって導光部172に入射するように構成されているので、光学損失が少ない。
第2の収束手段180は、反射手段120により反射された反射光を第2の受光手段160に対して収束する第2の集束レンズ部181により構成される。また、第2の収束手段180は、第1の収束手段170と同一材料を用いて一体成形されている。従って、部品点数、取り付け工数を削減することができる。また、各収束手段170,180の位置決め精度を向上することができる。
本実施形態においては、図1に示すように、各コリメート手段130,140と各収束手段170,180は、上ケース20の一部として、同一材料を用いて一体的に成形されている。従って、部品点数、取り付け工数をさらに削減することができる。また、各収束手段170,180の位置決め精度をより向上することができる。尚、図1において、符号30は、上ケース20と対をなす下ケースである。符号190は、雨滴・結露検出装置100をウインドシールド1に固定するための接着剤である。接着剤190としては、ウインドシールド1、第1のコリメート手段130、及び第1の収束手段170とほぼ同一の屈折率を有する材料(例えばシリコンゲル)を適用することができる。本実施形態においては、第1のコリメータ手段130を構成する導光部132とウインドシールド1との間、第1の収束手段170を構成する導光部172とウインドシールド1との間に配置されている。より詳しくは、車内面2において、反射手段120を隙間なく挟むように配置されている。従って、光学損失を抑えることができる。
尚、本実施形態においては、各構成要素110〜180をウインドシールド1の車内面2側に配置する例を示した。しかしながら、配置構成は上記例に限定されるものではない。例えば、各構成要素110〜180を車外面側に配置しても良い。この場合、発光手段110、第1のコリメータ手段130、及び第1の受光手段150が、第1の受光手段150の赤外線受光量に基づいて、車内面2に付着する結露2a及び/又はその付着量を検出する防曇センサを構成する。また、発光手段110、第2のコリメータ手段140、反射手段120、及び第2の受光手段160が、第2の受光手段160の赤外線受光量に基づいて、車外面3(反射手段120)に付着する雨滴3a及び/又はその付着量を検出するレインセンサを構成する。
しかしながら、本実施形態に示したように、各構成要素110〜180をウインドシールド1の車内面2側に配置した方が、雨滴3aに晒されないので耐久性上好ましい。また見栄え上も好ましく、装置100も小型化することができる。
また、本実施形態においては、第1のコリメート手段130、第2のコリメート手段140、第1の収束手段170、及び第2の収束手段180が上ケース20に一体化された例を示した。しかしながら、上ケース20と別部品として設けられても良い。また、コリメート手段130,140と収束手段170,180とを別部品としても良い。さらには、各要素130,140,170,180をそれぞれ別部品として構成しても良い。
また、発光手段110を構成する発光駆動回路や、各受光手段150,160を構成する出力増幅回路、制御部は、本装置100とは別構成(本装置100外において本装置100と電気的に接続された構成)としても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を、図2〜5に基づいて説明する。図2は、本実施形態における雨滴・結露検出装置の概略構成を示す断面図である。図3は、本実施形態における雨滴・結露検出装置の制御構成の一例を示すブロック図である。
第2の実施形態における雨滴・結露検出装置は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
第1実施形態に係る雨滴・結露検出装置においては、1つの発光手段110と2つの受光手段150,160を備える構成であった。それに対し、本実施形態に係る雨滴・結露検出装置は、2つの発光手段と1つの受光手段を備えている。
具体的には、図2〜図4に示すように、第1の発光手段210、第2の発光手段220、反射手段230、第1のコリメート手段240、第2のコリメート手段250、第1の収束手段260、第2の収束手段270、受光手段280、及び制御手段290を基本構成とする。
第1の発光手段210及び第2の発光手段220としては、第1実施形態で示した発光手段110と同様に、発光するものであれば適用が可能であり、例えば発光ダイオード(LED)、エレクトロルミネッセンス(EL)素子と、当該素子の発光駆動回路(図示略)から構成される。本実施形態においては赤外線発光ダイオードを採用しており、ウインドシールド1の車内面2側において回路基板10に実装されている。また、第1の発光手段210及び第2の発光手段を構成するそれぞれの発光駆動回路に、回路基板10に構成された制御部(図示略)からの発光指示信号が入力されると、赤外線をウインドシールド1に向けて出力するよう構成されている。
反射手段230としては、ウインドシールド1の第2の発光手段220が配置された側の表面の一部に設けられ、第2の発光手段220から出力された光を反射できるものであれば適用が可能である。本実施形態においては、例えばアルミニウム蒸着等によりウインドシールド1の車内面2に形成してなるミラー(反射膜)を適用している。この反射手段230は、第2のコリメート手段250による平行光が照射されるウインドシールド1の車内面2の領域に対応して形成されている。
第1のコリメート手段240は、反射手段230が設けられたウインドシールド1表面の反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、第1の発光手段210からの光束の少なくとも一部を平行光とするものであれば適用が可能である。本実施形態において第1のコリメート手段240は、第1の発光手段210から発散する光束の少なくとも一部を平行光とする第1のコリメートレンズ部241と、第1のコリメートレンズ部241と一体化し、その平行光をウインドシールド1の車内面2で反射させずに、ウインドシールド1内に導く導光部242とにより構成される。
尚、第1のコリメート手段240は、例えばポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等の樹脂やガラス等の、ウインドシールド1を構成するガラスとほぼ同一の屈折率を有する材料を用いて構成されている。従って、光束が第1のコリメート手段240からウインドシールド1に透過する時、光束が散乱しがたい。また、平行光が、例えば約45度の入射角をもってウインドシールド1に入射するように構成されているので、光学損失が少ない。
第2のコリメート手段250は、ウインドシールド1とは離間してウインドシールド1と第2の発光手段220との間に配置され、第2の発光手段220から発散する光束の少なくとも一部を平行光として、少なくとも反射手段230の設置領域を含むウインドシールド1の表面に照射するものであれば適用が可能である。
本実施形態における第2のコリメート手段250は、第2の発光手段220から発散する光束の少なくとも一部を平行光とする第2のコリメートレンズ部251により構成される。そして、第1のコリメート手段240による平行光と第2のコリメート手段250による平行光が互いに平行となるように、両者が構成されている。この場合、装置100を小さく(例えば各発光手段210,220と受光手段280との間の距離を短く)することができる。
また、本実施形態においても、第2のコリメート手段250が第1のコリメート手段240と同一材料を用いて一体成形されている。従って、部品点数、取り付け工数を削減することができる。また、各コリメート手段240,250の位置決め精度を向上することができる。
第1の収束手段260は、反射手段230が設けられたウインドシールド1表面の反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、ウインドシールド1の表面(車外面3)における反射光を受光手段280に対して収束させるものであれば適用が可能である。本実施形態においては、車外面3による反射光を受光手段280に対して収束する第1の集束レンズ部261と、第1の集束レンズ部261に一体化され、ウインドシールド1からの反射光を第1の集束レンズ部2611に導く導光部262とにより構成される。
尚、第1の収束手段260は、例えばポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等の樹脂やガラス等の、ウインドシールド1を構成するガラスとほぼ同一の屈折率を有する材料を用いて構成されている。従って、光束(反射光)がウインドシールド1から第1の収束手段260に透過する時、光束が散乱しがたい。また、反射光が、例えば約45度の入射角をもって導光部262に入射するように構成されているので、光学損失が少ない。
第2の収束手段270は、ウインドシールド1とは離間してウインドシールド1と受光手段280との間に設けられ、反射手段230による反射光を受光手段280に対して収束させるものであれば適用が可能である。本実施形態においては、反射手段230により反射された反射光を受光手段280に対して収束する第2の集束レンズ部271により構成される。また、第2の収束手段270は、第1の収束手段260と同一材料を用いて一体成形されている。従って、部品点数、取り付け工数を削減することができる。また、各収束手段260,270の位置決め精度を向上することができる。
受光手段280は、ウインドシールド1に対して各発光手段210,220と同じ側(図1においては車内面2側)に配置され、第1のコリメート手段240を介してウインドシールド1内に入射された光束の、ウインドシールド1の表面(図1においては車外面3)における反射光を受光し、且つ、第2のコリメート手段250を介して反射手段230に照射された平行光の反射光を受光するものであれば適用が可能である。本実施形態においては、フォトダイオードとその出力を増幅する出力増幅回路(図示略)から構成されている。
制御手段290は、マイクロコンピュータ等で構成され、各種処理を実行する中央処理ユニット291(以下CPUと示す)と、各発光手段210,220の発光パターンに応じて受光手段280の出力を、レインセンサ出力と防曇センサ出力とに切り替える出力切替回路(スイッチ)292、及び図示されない内部メモリ等により構成される。本実施形態において、制御手段290は、回路基板10に構成されている。
CPU291は、各発光手段210,220の発光駆動回路に発光指示信号を出力し、発光指示信号に同期した出力切替信号を出力切替回路292に出力する。これにより、出力切替回路292は各発光手段210,220が点消灯するタイミングに合わせて受光手段280の出力をレインセンサ出力と防曇センサ出力とに切り替えてCPU291に出力する。また、出力切替回路292からの信号を受けたCPU291は、各種処理を実行し、センサ信号をボディECU400に出力する。
尚、図2において、符号300は、雨滴・結露検出装置200をウインドシールド1に固定するための接着剤である。接着剤300は、第1実施形態に示した接着剤190同様の構成、効果を有する。
次に、制御手段290による各発光手段210,220の点消灯制御と、受光手段280の出力切替について、図3〜図5を用いて説明する。図4は、雨滴・結露検出装置200における特徴部分を説明するための模式図である。図5は、発光タイミングと出力切替を説明するためのタイミングチャートである。
本制御は、例えばイグニッションSW(図示せず)がオンされた状態で、ワイパを自動制御するオートワイパSW(図示せず)及びデフロスタを自動制御するオートエアコンSW(図示せず)がオンされたときに開始され、オフされたときに終了される。
イグニッションSWがオンされた状態で、オートワイパSW及びオートエアコンSWがオンされると、制御手段290を構成するCPU291は、各発光手段210,220を構成する発光駆動回路に対し、所定の発光パターンをもって点消灯するように発光指示信号を出力する。それとともに、CPU291は、制御手段290を構成する出力切替回路292にも、上述の発行指示信号に同期させて、発行指示信号に応じた出力切替信号を出力する。
発光指示信号を受けた発光手段210,220の発光駆動回路は、発光指示信号に従って各素子を駆動させる。これにより、例えば第1の発光手段210及び第2の発光手段220の出力波形は、図5に示すように、所定の発光パターンを示す。尚、本実施形態においては、一定の周期をもって点消灯が繰り返され、互いの点灯期間が重ならないように、各発光手段210,220の発光が制御される。
また、受光手段280は、図4に示すように、受光によりフォトダイオード280aから出力された信号を検波回路(図示せず)にて検波し、出力増幅回路280bにて出力増幅したのち、出力切替回路292に出力する。ここで、出力切替回路292は、受光手段280からの検出信号を、CPU291からの出力切替信号(各発光手段210,220の発光パターンに同期)に応じて、レインセンサ出力或いは防曇センサ出力としてCPU291に出力する。
受光手段280には、ウインドシールド1の車外面3にて反射された反射光と、ウインドシールド1の車内面2(反射手段230)にて反射された反射光が入射する。しかしながら、上記したように、第1の発光手段210及び第2の発光手段220は一定の周期をもって点消灯が繰り返され、互いの点灯期間が重ならないように発光が制御される。従って、図5に示すように、各発光手段210,220の発光(出力)パターンに応じて、受光手段280の出力も変化する。また、光路長の短い第2の発光手段220からの光束の反射光の方が受光強度が大きくなる。
出力切替回路292は、受光手段280の出力を各発光手段210,220の発光パターンに応じて、CPU291にレインセンサ出力或いは防曇センサ出力として出力する。従って、出力切替回路292からCPU291に出力される信号は、図5に示すように、第1の発光手段210が発光している間はレインセンサ出力となり、第2の発光手段220が発光している間は防曇センサ出力となる。
そして、CPU291は、レインセンサ出力或いは防曇センサ出力をワイパを駆動させるための閾値或いはデフロスタを駆動させるための閾値(例えば内部メモリに記憶)と比較し、判定結果に応じたセンサ信号を、ワイパ駆動装置や空調装置等を備えるボディECU400に出力する。
このように本実施形態に係る雨滴・結露検出装置200によっても、各発光手段210,220から出射された光束を対応するコリメート手段240,250により平行光とする。従って、ウインドシールド1の車内両面2,3における光強度が高められるので、雨滴3aと結露2aの両方を精度良く検出することができる。
また、ウインドシールド1の両表面2,3における光強度を高めることができるので、光路長を短くすることができる。すなわち、雨滴・結露検出装置200を小型化することができる。尚、レインセンサと防曇センサの受光手段280を兼用しているので、装置200をさらに小型化することができる。
さらには、各反射光を対応する収束手段260,270によって収束させるので、受光手段280の感度を向上することができる。すなわち、雨滴3aと結露2aの両方をより精度良く検出することができる。また、受光手段280を小さくできるので、装置200をさらに小型化することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、種々変更して実施することができる。
本実施形態においては、自動車のウインドシールド1に雨滴・結露検出装置100,200を配置する例を示した。しかしながら、透明板状体としては、2枚のガラスをPVC等で接着した上記構成のウインドシールド1(所謂合わせガラス)に限定されるものではない。構成材料としては、ガラス以外にもポリカーボネート、アクリル等の樹脂でも良いし、ガラスと樹脂を組み合わせたものでも良い。また、積層枚数も2枚に限定されるものではなく、1枚でも、3枚以上でも良い
また、移動体も自動車に限定されるものではない。それ以外にも、自動車以外の車両(列車やフォークリフト等)、航空機、船舶等に適用することができる。また、移動体でなくとも良い。
第1の実施形態に係る雨滴・結露検出装置の概略構成を示す断面図である。 第2の実施形態における雨滴・結露検出装置の概略構成を示す断面図である。 雨滴・結露検出装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 雨滴・結露検出装置における特徴部分を説明するための模式図である。 発光タイミングと出力切替を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・ウインドシールド(透明板状体)
2・・・車内面
2a・・・結露
3・・・車外面
3a・・・雨滴
20・・・上ケース
30・・・下ケース
100,200・・・雨滴・結露検出装置
110・・・発光手段
210・・・第1の発光手段
220・・・第2の発光手段
120,230・・・反射手段
130,240・・・第1のコリメート手段
140,250・・・第2のコリメート手段
150・・・第1の受光手段
160・・・第2の受光手段
280・・・受光手段
170,260・・・第1の収束手段
180,270・・・第2の収束手段
280・・・受光手段
290・・・制御手段

Claims (15)

  1. 透明板状体の外面に付着する雨滴と内面に生じる結露を検出する雨滴・結露検出装置であって、
    前記透明板状体に向けて発光する発光手段と、
    前記透明板状体の面の一部に設けられた反射手段と、
    記透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、前記発光手段からの光束の一部を平行光とする第1のコリメート手段と、
    前記透明板状体とは離間して前記透明板状体と前記発光手段との間に配置され、前記発光手段からの光束の一部を平行光として、少なくとも前記反射手段の設置領域を含む前記透明板状体の面に照射する第2のコリメート手段と、
    前記透明板状体に対して前記発光手段と同じ側に配置され、前記第1のコリメート手段を介して前記透明板状体内に入射された光束の、前記透明板状体の面における反射光を受光する第1の受光手段と、
    前記透明板状体に対して前記発光手段と同じ側に配置され、前記第2のコリメート手段を介して前記反射手段に照射された光束の反射光を受光する第2の受光手段とを備え
    前記反射手段における前記透明板状体への設置面の裏面が、前記透明板状体の内面側の空気に晒されており、
    前記第2のコリメート手段の平行光が、前記透明板状体の内面側の空気を介して、前記反射手段の裏面に照射することを特徴とする雨滴・結露検出装置。
  2. 前記第1のコリメート手段及び前記第2のコリメート手段は、それぞれコリメートレンズを含むことを特徴とする請求項1に記載の雨滴・結露検出装置。
  3. 前記第1のコリメート手段による平行光と前記第2のコリメート手段による平行光は互いに平行であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の雨滴・結露検出装置。
  4. 前記第のコリメート手段平行光が、前記反射手段の裏面に直接照射し、前記反射手段の裏面にて反射された反射光が、前記第2の受光手段に直接入射することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の雨滴・結露検出装置。
  5. 前記透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、前記透明板状体の外面における反射光を前記第1の受光手段に対して収束させる第1の収束手段と、
    前記透明板状体とは離間して前記透明板状体と前記第2の受光手段との間に設けられ、前記反射手段による反射光を前記第2の受光手段に対して収束させる第2の収束手段と、を備え、
    第2のコリメート手段の平行光が、前記反射手段の裏面に直接照射し、前記反射手段の裏面にて反射された反射光が、前記第2の収束手段に直接入射し、前記第2の収束手段にて収束された収束光が、前記第2の受光手段に直接入射することを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載の雨滴・結露検出装置。
  6. 前記第1の収束手段及び前記第2の収束手段は、それぞれ集束レンズを含むことを特徴とする請求項5に記載の雨滴・結露検出装置。
  7. 前記発光手段、前記第1の受光手段、及び前記第2の受光手段、を収納する下ケースと、
    前記第1のコリメート手段、前記第2のコリメート手段、前記第1の収束手段、及び前記第2の収束手段が、同一材料を用いて一体成形されて成る上ケースと、を有することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の雨滴・結露検出装置。
  8. 前記透明板状体と前記上ケースとを接着する接着剤を有し、
    前記接着剤が、前記透明板状体の内面にて、前記反射手段を隙間なく挟むように、前記透明板状体と前記上ケースとの間に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の雨滴・結露検出装置。
  9. 透明板状体の外面に付着する雨滴と内面に生じる結露を検出する雨滴・結露検出装置であって、
    前記透明板状体に向けて発光する第1の発光手段及び第2の発光手段と、
    前記透明板状体の面の一部に設けられた反射手段と、
    記透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、前記第1の発光手段からの光束の少なくとも一部を平行光として前記透明板状体に導く第1のコリメート手段と、
    前記透明板状体とは離間して前記透明板状体と前記第2の発光手段との間に配置され、前記第2の発光手段からの光束の少なくとも一部を平行光として、少なくとも前記反射手段の設置領域を含む前記透明板状体の面に照射する第2のコリメート手段と、
    記透明板状体の内面における反射手段設置部位とは異なる部位に一端が固定され、前記第1のコリメート手段を介して前記透明板状体内に入射された光束の、前記透明板状体の面における反射光を収束させる第1の収束手段と、
    前記透明板状体とは離間して設けられ、前記第2のコリメート手段を介して前記反射手段に照射された光束の反射光を収束させる第2の収束手段と、
    前記第1の収束手段による収束光及び前記第2の収束手段による収束光を受光する受光手段と、
    お互いの点灯期間が重ならないように前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の点消灯を制御するとともに、前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段の点消灯に応じて、前記受光手段の信号を雨滴検出信号又は結露検出信号とする制御手段とを備え
    前記反射手段における前記透明板状体への設置面の裏面が、前記透明板状体の内面側の空気に晒されており、
    前記第2のコリメート手段の平行光が、前記透明板状体の内面側の空気を介して、前記反射手段の裏面に照射することを特徴とする雨滴・結露検出装置。
  10. 前記第コリメート手段の平行光が、前記反射手段の裏面に直接照射し、前記反射手段の裏面にて反射された反射光が、前記第2の収束手段に直接入射し、前記第2の収束手段にて収束された収束光が、前記第2の受光手段に直接入射することを特徴とする請求項9に記載の雨滴・結露検出装置。
  11. 前記第1のコリメート手段及び前記第2のコリメート手段は、それぞれコリメートレンズを含み、
    前記第1の収束手段及び前記第2の収束手段は、それぞれ集束レンズを含むことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の雨滴・結露検出装置。
  12. 前記第1のコリメート手段による平行光と前記第2のコリメート手段による平行光は互いに平行であることを特徴とする請求項9〜11いずれか1項に記載の雨滴・結露検出装置。
  13. 前記第1の発光手段、前記第2の発光手段、及び前記受光手段を収納する下ケースと、
    前記第1のコリメート手段、前記第2のコリメート手段、前記第1の収束手段、及び前記第2の収束手段が、同一材料を用いて一体成形されて成る上ケースと、を有することを特徴とする請求項9〜12いずれか1項に記載の雨滴・結露検出装置。
  14. 前記透明板状体と前記上ケースとを接着する接着剤を有し、
    前記接着剤が、前記透明板状体の内面にて、前記反射手段を隙間なく挟むように、前記透明板状体と前記上ケースとの間に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の雨滴・結露検出装置。
  15. 前記透明板状体は、2枚のガラスを接着してなる移動体のウインドシールドであることを特徴とする請求項1〜14いずれか1項に記載の雨滴・結露検出装置。
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