JP2002257717A - 雨滴検出装置および雨滴/曇り検出装置 - Google Patents

雨滴検出装置および雨滴/曇り検出装置

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JP2002257717A
JP2002257717A JP2001054859A JP2001054859A JP2002257717A JP 2002257717 A JP2002257717 A JP 2002257717A JP 2001054859 A JP2001054859 A JP 2001054859A JP 2001054859 A JP2001054859 A JP 2001054859A JP 2002257717 A JP2002257717 A JP 2002257717A
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heat
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Hideaki Kageyama
英明 蔭山
Hiromitsu Inoue
洋光 井上
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外光などによる雨滴検出部の誤作動を防止す
る。 【解決手段】光透過材料によって形成され、ウインドガ
ラス121に取り付けられる導光体101を有し、該ウ
インドガラスの外気側表面で反射して前記導光体を透過
した光の光量の変化に基づいて前記ウインドガラスの外
気側表面に付着した雨滴を検出する雨滴検出部を備えた
雨滴検出装置において、前記雨滴検出部を構成するフォ
トダイオード111aが、前記ウインドガラス面にほぼ
平行に入射した外光の屈折光を受光しない角度範囲で前
記ウインドガラスの室内側に設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、車両等のウ
インドウガラスの雨滴を検出する雨滴検出装置および雨
滴/曇り検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等のウインドウガラスに雨滴が付着
すると視界が悪化して運転に支障をきたすため、ワイパ
ーを作動してウインドウガラスに付着した雨滴を取り除
いている。また、車室内の温度の変化あるいは湿度の上
昇によりウインドウガラスが結露して曇っても、視界が
悪化して運転に支障をきたすため、デフロスタやデフォ
ッガ等の曇り除去装置を作動してウインドウガラスの曇
りを除去している。
【0003】これらワイパーや曇り除去装置は、通常、
ドライバがスイッチを入れることによって動作するよう
設定されている場合が多いが、雨滴や曇りを自動的に検
出して、雨滴であればワイパーが、曇りであれば曇り除
去装置が自動的に動作するよう設定されている場合もあ
る。このときは、雨滴や曇りを自動的に検出する雨滴/
曇り検出装置が用いられる。
【0004】従来の雨滴検出装置あるいは雨滴/曇り検
出装置の雨滴検出部は、図6に示すように、レンズ30
A、30Bを有する導光体21と、ウインドウガラス3
6に装置本体を貼り付けるためのシリコーン層35と、
発光ダイオード22と、フォトダイオード23と、発光
ダイオード22およびフォトダイオード23をそれぞれ
両端に備えた基板24と、通風口を有するカバー25
と、を備えて構成されている。
【0005】発光ダイオード22から発生された光が導
光体21のレンズ30Aに入射し、シリコーン層35お
よびウインドウガラス36を順次透過した後、ウインド
ウガラス36の外気側で全反射する。そして、全反射し
た光がウインドウガラス36、シリコーン層35および
導光体21を順次透過し、今度は導光体21の上面で全
反射する。このようにして、ウインドウガラス36の外
気側および導光体21の上面で全反射を繰り返しなが
ら、最終的にレンズ30Bを透過してフォトダイオード
23に達する。
【0006】ここで、発光ダイオード22の光軸とウイ
ンドウガラス36の外気側の面との交点38に雨滴が付
着すると、発光ダイオード22からの光が雨滴を透過す
るため、ウインドウガラス36の外気側で全反射が起こ
らなくなる。したがって、フォトダイオード23におけ
る受光量が減少するため、フォトダイオード23の出力
が低下する。そして、フォトダイオード23の出力値が
予め設定した基準値以下になったときワイパーを動作さ
せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来装置にあっては、
図7に示すように、ウインドウガラス36の外気側から
入射した外光が、屈折により導光体21のレンズ30B
側に進入することがある。特に、光線がウインドウガラ
ス36にほぼ平行に近い状態で入射すると、入射角によ
ってはフォトダイオード23に直接入射し、発光ダイオ
ード22からの反射光であると誤検知されてしまうとい
う問題がある。このような問題は、特に、ビルや屋外建
造物などからの反射光や、夕暮れ時の水平に近い日光の
照射などを受けて発生することが多い。
【0008】この影響を除去する手段として、例えば、
発光手段からの投光を停止しても受光手段が受光を検知
している場合に、外光の進入と判断するなどの特別な回
路を設けることが考えられる。しかし、回路の追加を伴
うため、装置の大型化や製造コストの上昇につながると
いう問題がある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、回路の追加を伴うことなく、外光などによる雨滴検
出部の誤作動を防止することができる雨滴検出装置およ
び雨滴/曇り検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る雨滴検出装置は、光透過材
料によって形成され、ガラスに取り付けられる導光体を
有し、該ガラスの外気側表面で反射して前記導光体を透
過した光の光量の変化に基づいて前記ガラスの外気側表
面に付着した雨滴を検出する雨滴検出部を備えた雨滴検
出装置において、前記雨滴検出部を構成する受光手段
が、前記ガラス面にほぼ平行に入射した外光の屈折光を
受光しない角度範囲で前記ガラスの室内側に設置される
ことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る雨滴検出装置は、前記角度
範囲が、前記ガラス面の法線に対し少なくとも42.5
°であることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に係る雨滴/曇り検出装
置は、請求項1または請求項2記載の雨滴検出部と、光
を反射する吸熱部および発熱部を有し、該吸熱部の表面
温度が外気温度と同程度に保たれた熱電素子を有し、該
熱電素子の吸熱部を反射した光の光量に基づいて反射面
の曇りを検出する曇り検出部と、を備えたことを特徴と
する。
【0013】請求項4に係る雨滴/曇り検出装置は、前
記熱電素子の発熱部と前記導光体との間に配置され、前
記熱電素子の発熱部で発生した熱を放熱して前記導光体
に伝導する放熱手段を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明によれば、雨滴検出部を構成する受
光手段の設置角度を考慮することにより、受光手段にお
いて外光による影響がほとんど除去される。このため、
外光の屈折光を受光することで、雨滴が付着しているに
もかかわらず受光量が減少せず、ワイパーが動作しない
といった雨滴検出部の誤動作を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る雨滴/
曇り検出装置の構成図であり、図2は雨滴/曇り検出装
置の上面図である。なお、以下に説明する実施形態では
曇り検出部と雨滴検出部とを備える雨滴/曇り検出装置
を例に説明するが、雨滴検出装置を構成する場合は、曇
り検出部を省略して雨滴検出部のみを備える。
【0016】雨滴/曇り検出装置は、車両等のウインド
ウガラスに付着した雨滴を検出してワイパーを作動させ
るための雨滴検出部と、ウインドウガラスの曇り状態を
事前に検出して、エアコンから温風などのエアを送風し
てウインドウガラス(主に、フロントガラス)に噴き当
てることにより曇りを除去するデフロスタや、ウインド
ウガラス(主に、リアウインドウ)内部に埋め込まれた
熱線を通電して発熱させることによりウインドウガラス
の曇りを除去するデフォッガ等の曇り除去装置を作動さ
せるための曇り検出部とから成る。
【0017】図1において、雨滴/曇り検出装置100
は、導光体101と、透明接着テープ103と、雨滴検
出部の投光手段に該当する発光ダイオード(LED)1
09aおよび受光手段に該当するフォトダイオード11
1aと、曇り検出部の投光手段に該当する発光ダイオー
ド109bおよび受光手段に該当するフォトダイオード
111bと、放熱板105と、熱電素子に該当するペル
チエ素子107と、基板113と、カバー115と、を
備えて構成されている。
【0018】導光体101は、光を透過する樹脂等の光
透過性材料によって形成された略凹状の部材であり、導
光体101の両側壁には、同じく光透過性材料によって
形成されたレンズ117a、117bがそれぞれ図中斜
め上向き状態で傾斜配置されている。なお、導光体10
1の窪んだ部分の面には、光反射性材料が塗布されてい
る。
【0019】透明接着テープ103は、導光体101底
面の形状と略同じ形状の、シリコーン樹脂等で形成され
た光透過性を有する接着テープである。透明接着テープ
103を導光体101の底面に接着することにより、導
光体101をウインドウガラス121に取り付けること
ができる。
【0020】発光ダイオード109a、109bは、そ
れぞれ導光体101の一方のレンズ117aおよびペル
チエ素子107に対して投光するものであり、フォトダ
イオード111a、111bは、発光ダイオード109
a、109bが発生した光をそれぞれ受光して光電変換
する受光素子である。
【0021】発光ダイオード109aが発生した光はレ
ンズ117aの中心部に略垂直に入射する。その後、ウ
インドウガラス121の外気側表面で反射した光線がレ
ンズ117bに略垂直に入射し、透過した光線がフォト
ダイオード111aに到達する。
【0022】発光ダイオード109aおよびレンズ11
7aならびにフォトダイオード111aおよびレンズ1
17bから成る光学系は、ウィンドガラス121外気側
から進入する外光を考慮し、後述するように、ウィンド
ガラス121面にほぼ平行に入射した外光の屈折光がフ
ォトダイオード111aに直接到達しないように特に受
光系の設置角度が所定の範囲内に収まるように設計され
る。
【0023】一方、曇り検出部の発光ダイオード109
bからの光は、ペルチエ素子107表面に対して所定の
角度で入射する。フォトダイオード111bはペルチエ
素子107で反射した光を受光する。なお、上記のフォ
トダイオードは、代わりにフォトトランジスタを用いて
も良い。これら発光ダイオード109a、109bおよ
びフォトダイオード111a、111bは、基板113
にそれぞれに取り付けられている。
【0024】また、放熱板105は、ペルチエ素子10
7が発生した熱を逃がすためのものであり、図2に示す
ように、導光体101の窪んだ部分を含む上面に沿って
略全面的に設けられている。ペルチエ素子107は、吸
熱部の表面温度が外気温度センサによって検出された外
気温度と同程度となるよう、マイコン(図示せず)によ
って制御された駆動回路(図示せず)によって駆動され
ており、導光体101の窪んだ部分の放熱板105上に
発熱部が接するように設けられている。このため、ペル
チエ素子107が発生した熱は放熱板105に伝導して
放熱される。
【0025】さらに、カバー115は、導光体101、
放熱板105、ペルチエ素子107、発光ダイオード1
09a、109b、フォトダイオード111a、111
bおよび基板113を覆うための筐体であり、導光体1
01に結合される。また、カバー115には、カバー1
15を導光体101に結合したとき、導光体101の窪
んだ部分と略同一位置に来るような通風口119が形成
されている。
【0026】次に、雨滴/曇り検出装置100の動作に
ついて説明する。雨滴/曇り検出装置100は、上述の
ように、雨滴検出部と曇り検出部とを有し、それぞれ独
立に動作する。まず、雨滴検出部では、主に、発光ダイ
オード109a、導光体101およびフォトダイオード
111aが用いられる。発光ダイオード109aからの
光が導光体101のレンズ117aに入射し、透明接着
テープ103およびウインドウガラス121を順次透過
して、ウインドウガラス121の外気側で全反射する。
全反射した光は、ウインドウガラス121、透明接着テ
ープ103および導光体101を再度透過し、最終的に
レンズ117bを透過してフォトダイオード111aに
達する。
【0027】ここで、ウインドウガラス121の外気側
に雨滴が付着する場合を想定すると、発光ダイオード1
09aからの光が雨滴を透過するため、ウインドウガラ
ス121の外気側で全反射が起こらなくなる。したがっ
て、フォトダイオード111aにおける受光量が減少
し、フォトダイオード111aの出力が低下する。そし
て、フォトダイオード111aの出力値が予め設定した
基準値以下になったときワイパーを作動させる。
【0028】この雨滴/曇り検出装置の雨滴検出部を構
成する受光手段であるフォトダイオード111aは、ウ
ィンドガラス121外気側から進入する外光を考慮し、
ウィンドガラス121面にほぼ平行に入射した外光の屈
折光がフォトダイオード111aに直接到達しない範囲
の角度で設置される。
【0029】以下、図3ないし図5を参照してウィンド
ガラス121の外気側から進入する外光とフォトトラン
ジスタ111aとの関係について説明する。図3に示さ
れる入射角θ1と屈折角との関係において、入射角度θ
1と屈折角度θ2の間には、N1sinθ1=N2sin
θ2という関係が成り立つ。ここで、N1およびN2は
それぞれの層における屈折率である。空気側の屈折率N
1=1、ガラス側の屈折率N2=1.5を代表値として
代入すると、空気側すなわちウインドウガラス外気側か
ら入射する光の入射角度に応じて屈折角度が求められ
る。θ1を0から90°までの間で変化させると、ウイ
ンドウガラスにほぼ平行に光が進入したときに屈折角は
最大となるので、θ1=90°における屈折角を求め
る。すなわち、1×sin90°=1.5×sinθ2
よりθ2=42.5°となり、0から90°の範囲で変
わるθ1に対して、θ2は最大で42.5°までにしか
ならないことが判る。つまり、図4に示すように、外光
はどのような角度から進入しても、θ2=42.5°以
上で屈折して室内側へ進入することはない。このことよ
り、発光ダイオード109aから投光された光線の反射
角を、ウインドウガラスの外気側表面の法線に対して少
なくとも42.5°以上の角度にすれば、図4中に示す
外光の屈折角度の範囲を避けることができる。これによ
り、レンズ117bに直角に入射して、フォトダイオー
ド111aに直接到達する外光はほとんどなくなる。な
お、レンズ117bに斜めに入射する外光はレンズ11
7bで屈折されるためフォトダイオード111aには到
達せず、この影響もほぼすべて除去できる。
【0030】また、雨滴/曇り検出装置は、図5に示さ
れるように、左右方向からウインドガラス面にほぼ平行
に入射する外光(光源)を考慮する目的から、雨滴検出
部を構成する受光系が左右方向から入射する外光に対向
するように配置する。
【0031】次に、曇り検出部について説明する。図1
で示すように、曇り検出部は、主に、放熱板105、ペ
ルチエ素子107、発光ダイオード109bおよびフォ
トダイオード111bが用いられる。発光ダイオード1
09bから発生した光は、ペルチエ素子107の表面で
全反射してフォトダイオード111bに達する。ここ
で、外気温度が低下してペルチエ素子107の吸熱部、
すなわち反射面の表面温度が低下することによって反射
面が曇ると、発光ダイオード109bからの光が反射時
に散乱するため、フォトダイオード111bにおける受
光量が減少して、フォトダイオード111bの出力が低
下する。そして、フォトダイオード111bの出力値が
予め設定した基準値以下になったとき、デフロスタやデ
フォッガ等の曇り除去装置を動作させる。
【0032】なお、ペルチエ素子107においては、吸
熱部の温度が低下すれば発熱部で熱が発生する。発熱部
で発生した熱は放熱板105に伝導して放熱される。放
熱板105は、図2に示すように、導光体101の上面
に沿って略全面に設けられ、導光体101のレンズ11
7a、117b近くまで延びている。このため、レンズ
117a、117b近辺の温度および導光体101の温
度は、放熱板105から放熱された熱によって車室内の
温度よりも高くなる。したがって、例えば、外気温度が
低下することによってウインドウガラスに取り付けられ
た導光体101の温度が低下しても、放熱板105から
放熱された熱によってレンズ117a、117bの温度
が露点温度よりも高く維持されていれば、レンズ117
a、117bの表面は結露しない。このため、ウインド
ウガラス121に雨滴が付着していないにもかかわら
ず、レンズ表面の結露によりワイパーが誤動作するとい
った事態がなくなる。
【0033】以上説明したように、本発明の雨滴/曇り
検出装置によれば、雨滴検出部を構成するフォトダイオ
ード111aの設置角度を考慮することにより、受光素
子において外光による影響がほとんど除去される。この
ため、外光の屈折光を受光することで、雨滴が付着して
いるにもかかわらず受光量が減少せず、ワイパーが動作
しないといった雨滴検出部の誤動作を防止することがで
きる。
【0034】また、ガラスに貼着された導光体は外気の
温度変化の影響を受けやすく、外気温度が低下したとき
には他の構成要件よりも早く温度が低下してしまうが、
本発明の雨滴/曇り検出装置によれば、ペルチエ素子で
発生した熱が放熱手段によって導光体に伝導されること
によって導光体の温度が外気温度よりも高い状態に保持
される。したがって、外気温度の低下や当該雨滴/曇り
検出装置が設置された室内の湿度上昇等の環境変化が生
じても、導光体表面は結露しない。このため、導光体に
付着した水滴によって光が散乱し、受光量が減少するこ
とによって生じ得る雨滴検出部の誤動作を防止すること
ができる。
【0035】さらに、通常であれば熱電素子の放熱手段
と導光体の結露防止手段とはそれぞれ別々に構成される
が、本発明の雨滴/曇り検出装置が有する放熱手段によ
れば、発生した熱を放熱するだけではなく、導光体表面
の結露防止にも兼用できるため、雨滴/曇り検出装置を
構成するために必要な構成要件数をより少なくすること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の雨滴検出
装置によれば、雨滴検出部を構成する受光手段の設置角
度を考慮することにより、外光による影響がほとんど除
去されるため、雨滴検出部の誤動作を防止することがで
きる。また、外光の影響を除去するための追加回路等を
必要としないため、装置の大型化や製造コストの上昇を
招くこともない。
【0037】また、本発明の雨滴/曇り検出装置によれ
ば、上記雨滴検出装置の効果に加え、ガラスの曇り検出
が可能となる。しかも放熱手段からの伝導熱により、導
光体の表面が結露することがなく、雨滴検出部の誤動作
を防止できる。さらに放熱手段は、熱電素子の放熱のみ
ならず、導光体表面の結露防止手段としても使用できる
ため、装置の構成要件数をより少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雨滴/曇り検出装置
の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る雨滴/曇り検出装置
の上面図である。
【図3】入射角と屈折角の関係を示す光路図である。
【図4】雨滴/曇り検出装置において、外光の進入角度
範囲、屈折角度範囲を示す模式図である。
【図5】雨滴/曇り検出装置の装着形態を示す模式図で
ある。
【図6】従来の雨滴検出装置の構成図である。
【図7】従来の雨滴検出装置において、外光が受光手段
へ進入、屈折する経路を示す模式図である。
【符号の説明】
101 導光体 103 透明接着テープ 105 放熱板 107 ペルチエ素子 109a、109b 発光ダイオード 111a、111b フォトダイオード 113 基板 115 力バー 117a、117b レンズ 119 通風口 121 ウインドウガラス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過材料によって形成され、ガラスに
    取り付けられる導光体を有し、該ガラスの外気側表面で
    反射して前記導光体を透過した光の光量の変化に基づい
    て前記ガラスの外気側表面に付着した雨滴を検出する雨
    滴検出部を備えた雨滴検出装置において、 前記雨滴検出部を構成する受光手段が、前記ガラス面に
    ほぼ平行に入射した外光の屈折光を受光しない角度範囲
    で前記ガラスの室内側に設置されることを特徴とする雨
    滴検出装置。
  2. 【請求項2】 前記角度範囲が、前記ガラス面の法線に
    対し少なくとも42.5°であることを特徴とする請求
    項1記載の雨滴検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の雨滴検出
    部と、 光を反射する吸熱部および発熱部を有し、該吸熱部の表
    面温度が外気温度と同程度に保たれた熱電素子を有し、
    該熱電素子の吸熱部を反射した光の光量に基づいて反射
    面の曇りを検出する曇り検出部と、を備えたことを特徴
    とする雨滴/曇り検出装置。
  4. 【請求項4】 前記熱電素子の発熱部と前記導光体との
    間に配置され、前記熱電素子の発熱部で発生した熱を放
    熱して前記導光体に伝導する放熱手段を備えたことを特
    徴とする請求項3に記載の雨滴/曇り検出装置。
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