JP4513413B2 - 無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4513413B2
JP4513413B2 JP2004141047A JP2004141047A JP4513413B2 JP 4513413 B2 JP4513413 B2 JP 4513413B2 JP 2004141047 A JP2004141047 A JP 2004141047A JP 2004141047 A JP2004141047 A JP 2004141047A JP 4513413 B2 JP4513413 B2 JP 4513413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
remaining amount
unit
reader
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004141047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005323264A (ja
Inventor
拓史 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004141047A priority Critical patent/JP4513413B2/ja
Publication of JP2005323264A publication Critical patent/JP2005323264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4513413B2 publication Critical patent/JP4513413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、RFID(Radio Frequency Identification)システムを適用した通信構成において電力供給を行なう電池残量の検出、警告通知などを行なうことを可能とした無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
マイクロ波を適用した無線通信方式を適用したシステムであるRFID(Radio Frequency Identification)は、近年、物流過程などで荷物の識別など、様々な分野で利用されている。RFIDは、タグとリーダとから構成されるシステムで、タグに格納された情報をリーダで非接触に読み取るシステムである。
RFIDでは、通信方式としてアクティブ(Active)方式とパッシブ(Passive)方式とがある。アクティブ方式ではタグは自ら電波を送出しリーダにIDデータを送出する。一方、パッシブ方式ではタグはリーダから送出された電波(搬送波)を受けて、その搬送波を変調し、リーダにIDデータを送出する。この方式は、バックスキャッタ方式と呼ばれる。
アクティブ方式のRFIDシステムでは自ら電波を送出することが必要でありタグ自身に電源を必要とする。一方、パッシブ方式では、リーダから発せられる電波(搬送波)を受信して、受信波に基づいてタグ内で必要なエネルギーを生成するため、タグ自身に電源を必要としない。但し通信距離を長くする、通信速度を上げる、データ容量増やす、などの高機能化を図る場合にはタグ側に電源を設けることが必要となる場合もある。
図1に、タグ側に電源を構成した場合の従来のRFIDシステムにおけるタグ110とリーダ120の構成を示す。タグ110は、基本構成として、電源供給部111と、通信制御部112と、通信機能部113と、ID(識別子)情報記憶部としてのデータ格納部114とから構成される。
電源供給部111は、タグ110内の各機能部に対して電源を供給する。電源供給部111は、前述のようにアクティブ方式の場合では必ず必要となる。パッシブ方式の場合、軽易な通信(近距離、低速)を行う場合には、各機能部に対する電源はリーダ120からの受信波に基づいて生成する誘導起電力が利用されるので、電源供給部111は必須とはならない。しかしながら、前述のように通信の高機能化を図る場合には必要となる。電源供給部111は様々な製品に添付可能なタグ内に構成する必要があり、小型の電池を用いることが要求される。
通信制御部112は、RFIDのベースバンド制御、プロトコル制御を行い、通信機能部113を介してリーダ120の通信機能部123に対して、データ格納部114に格納されたID情報を送信する。なお、通信の高機能化を図る場合には、通信制御部112は、誤り訂正コードの付与処理や高度な変調処理を実行する機能などが付加される。
通信機能部113は、RFIDのRF機能部、すなわちID送信部であり、アンテナ、スイッチ等のRFデバイスによって構成される。ベースバンド信号とRF信号との変換を行い、ID情報をRF信号としてリーダ120に送出する。
データ格納部114は、ID情報を格納するROM/RAMである。不揮発性のE2PROMで提供されることが多い。
一方リーダ120は、電源供給部121と、通信制御部122と、通信機能部123と、表示部124とから構成される。電源供給部121は、他機能部に対して電源を供給する。パッシブ方式を適用した場合は、リーダ120は、タグ110側の電力源としての搬送波送出処理が必要となり、大きな電力を供給する電源供給部121を構成することが必要となる。
通信制御部122は、RFIDのベースバンド制御、プロトコル制御を行い、タグ110から通信機能部123を介して受信したベースバンド信号からID情報を得る。通信機能部123は、タグ110の通信機能部113が出力するRF信号を受信しベースバンド信号に変換する。パッシブ方式の場合は、タグ110に対し搬送波を送出し、タグ110側で変調されたRF信号を受信する。表示部124は、通信制御部122によって取得されたID情報を表示するユーザインターフェースである。ディスプレイ表示が一般的である。
以上の構成によって、RFIDの原理によってタグ110からリーダ120に対しID情報が通信され、リーダ120側で表示される。パッシブ方式で近距離、低速の通信ではタグ110側で電源を持つ必要がないが、アクティブ方式、あるいはパッシブ方式で通信の高機能化を図る場合には、タグ110側に電源を持つ必要がある。
前述したように、タグ110側に電源を構成する場合、タグ自体が小型であることから電源としては小型電池が使用するのが一般的である。電池には、電力消費による動作寿命が存在するが、一般的なID識別というタグ用途を考えると、タグに電池残量を示すユーザインターフェース(UI)を付加することはタグの大きさの制約、コストの制約等から困難である。そのためタグに設けた電池の残量が分からずタグが正常な通信動作が可能な状態にあるのか否かをユーザが知ることができないという問題点がある。
電池残量の有無を通知するため、タグにLEDインジケータを構成し、LEDインジケータをUIとして電池残量がある場合にLEDインジケータを発光させる構成も可能であるが、LEDインジケータを発光させるため電力を供給する必要が発生し、この構成によってタグの消費電力が増大してしまうという問題が発生する。また、特許文献1には、電池残量を検出し、検出情報に基づいて香料発生手段を動作させて香料を発生させることでユーザに通知する構成が示されている。しかし、この構成においても、香料発生手段を動作させて香料を発生させるため電力を供給する必要が発生する。従ってこのような構成を採用することはタグの動作寿命を短くしてしまうという問題点を生じさせることになり、好ましい解決手段とは言えない。
特開2003−304645号公報
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、RFID(Radio Frequency Identification)システムにおいて、タグ側の電源部の電源残量を検出し、残量が少ない場合にリーダに対して警告通知を行ない、リーダ側でタグの電源残量についての警告表示を可能とした無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とするものである。
さらに、本発明は、タグに内蔵された電源部の電源残量を検知し、残量が少なくなった場合にはリーダに対し警告情報を送信する構成において、電源残量検知処理、通知処理を誘導起電力に基づいて実行する構成とすることで、タグ内電源の電力の消費を行なうことなく、電源残量減少についての警告通知を可能とした無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の側面は、
RFID出力手段としてのタグとRFID読み取り手段としてのリーダとからなる無線通信システムであり、
前記タグは、
電力供給手段としての電源供給部と、
前記電源供給部の電源残量を検知する電源残量検知部と、
前記電源残量検知部の検知した電源残量情報のリーダに対する出力制御を実行する通信制御部とを有し、
前記リーダは、
前記タグから電源残量情報を受信し、受信した残量情報を表示部に表示する処理を実行する構成を有することを特徴とする無線通信システムにある。
さらに、本発明の無線通信システムの一実施態様において、前記タグは、前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記電源残量検知部による前記電源供給部の電源残量を検知処理および検知情報のリーダに対する送信処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の無線通信システムの一実施態様において、前記電源残量検知部は、定期的な前記電源供給部の電源残量検知処理を実行し、検知情報をデータ格納部に格納する処理を実行する構成であり、前記通信制御部は、前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記データ格納部に格納された電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の無線通信システムの一実施態様において、前記タグは、予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の無線通信システムの一実施態様において、前記タグは、予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に、ID送信を中止する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
RFID出力手段として無線通信装置であり、
電力供給手段としての電源供給部と、
前記電源供給部の電源残量を検知する電源残量検知部と、
前記電源残量検知部の検知した電源残量情報のリーダに対する出力制御を実行する通信制御部と、
を有することを特徴とする無線通信装置にある。
さらに、本発明の無線通信装置の一実施態様において、前記無線通信装置は、前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記電源残量検知部による前記電源供給部の電源残量を検知処理および検知情報のリーダに対する送信処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の無線通信装置の一実施態様において、前記電源残量検知部は、定期的な前記電源供給部の電源残量検知処理を実行し、検知情報をデータ格納部に格納する処理を実行する構成であり、前記通信制御部は、前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記データ格納部に格納された電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の無線通信装置の一実施態様において、前記無線通信装置は、予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の無線通信装置の一実施態様において、前記無線通信装置は、予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に、ID送信を中止する構成であることを特徴とする。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、RFID(Radio Frequency Identification)システムにおいて、タグ側の電源部の電源残量を検出し、残量が少ない場合にリーダに対して警告通知を行ない、リーダ側でタグの電源残量についての警告表示を行なう構成としたので、タグ側の電源の状態を知ることができ、ユーザは警告通知に基づいてタグの電池の入れ替えタイミングを誤ることなく正常なID出力を可能とするための電源の維持管理が可能となる。また、タグ側では電池残量を示すUI機能が不要になり、その結果、タグ側のサイズの増大、消費電力の増大、コストの増大を防ぐことができる。
さらに、本発明の構成によれば、タグに内蔵された電源部の電源残量を検知し、残量が少なくなった場合にはリーダに対し警告情報を送信する構成において電源残量検知処理、通知処理を誘導起電力に基づいて実行する構成としたので、タグ内の電源の電力を消費することなく、電源残量の検知および警告通知が可能となる。
さらに、本構成の構成によれば、電源供給部に充電可能な2次電池を構成し、バックアップ電源として利用可能な構成としたので、1次電池が消耗された場合においても、2次電池を利用することでリーダからの読み取りに対して応答を返すことが可能であり、リーダからの読み取りに対する応答不能状態の発生を防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
以下に説明する実施例では、一例としてパッシブ(Passive)方式のRFID(Radio Frequency Identification)システムに本発明を適用した例を説明する。ただし、本発明は、タグ内に電源を有し、タグ内の電源による電力供給に基づいてRFID出力を行なうアクティブ(Active)方式のRFIDシステム、およびリーダからの搬送波に基づいてRFID出力を行なうパッシブ(Passive)方式、いずれの方式においても適用可能である。すなわち、本発明はタグ内に電源を有するRFIDシステムであれば適用可能である。
消費電力量を軽減した軽易なパッシブ方式によるRFIDでは、タグはリーダから受信する搬送波の変換によって生成するエネルギーのみで動作可能であり、タグ内の電源を必要としない。しかしながら通信距離を伸ばす、あるいは通信速度を上げる等の高機能化を図る場合や、通信データに対する高度な誤り訂正コード付与処理や変調処理を行なう場合には、多くの電力が必要となり、タグ内に電源を構成することが必要となる。
本発明の適用例としてパッシブ(Passive)方式のRFID(Radio Frequency Identification)システムにおけるタグ、およびリーダの構成を図2に示す。図2は、RFIDを出力するタグ210の構成と、タグ210からのRFIDを入力するリーダ220の構成を示している。
タグ210は、基本構成として、電源供給部211と、通信制御部212と、通信機能部213と、ID(識別子)情報記憶部としてのデータ格納部214、さらに電源残量検知部215を有する構成である。
電源供給部211は、タグ110内の各機能部に対して電源を供給する。電源供給部211は、アクティブ方式では必須となる。パッシブ方式の場合には必須ではないが、電力消費量の多い高機能型のタイプにおいては必要となる。タグ210は、小型であることが要請され、電源供給部211には小型の電池が用いられる。
通信制御部212は、RFIDのベースバンド制御、プロトコル制御を行い、通信機能部213を介してリーダ220の通信機能部223に対して、データ格納部214に格納されたID情報を送信する。なお、通信制御部212は、高機能型システムでは、誤り訂正コードの付与処理や高度な変調処理を実行する構成となる。
通信機能部213は、RFIDの出力部、すなわちRFID送信部であり、アンテナ、スイッチ等のRFデバイスによって構成される。ベースバンド信号とRF信号との変換を行い、ID情報をRF信号としてリーダ220に送出する。
本発明の無線通信システムは、タグ210において電源供給部221を構成する電池の残量状態、すなわち電源残量を検知し、その情報をリーダ220に送信し、リーダ220の表示部224に表示する構成を持つ。そのためにタグ210は、電源残量検知部215を有する。
電源残量検知部215は、電源供給部211を構成する電池の残量としての電源残量の検知処理を実行し、検知した残量情報を通信制御部212に出力するか、あるいはデータ格納部214に格納する。通信制御部212に出力された電源残量情報、またはデータ格納部214に格納された電源残量情報は、ID情報と同じようにリーダ220に出力される。リーダ220は、タグから受信した電源残量情報をリーダ220の表示部224に表示する。タグ210のデータ格納部214は、リーダ220に出力されるIDと、電源残量検知部215の検知した電源供給部211を構成する電池の残量データを格納するメモリであり、不揮発性のメモリ、例えばE2PROMで構成される。
電源残量検知部215における、電源供給部211を構成する電池の残量検知処理は、例えば、リーダ220からのID読み取り処理実行時にリーダ220からタグに入力する搬送波の受信をトリガとして実行される。あるいは、タグ210の電源残量検知部215が自律的に電源残量検出処理を常時あるいは定期的に実行し、検出結果データをデータ格納部214に格納する。これらの検出結果データは、通信制御部212の制御の下に通信機能部213を介してリーダ220に出力される。
リーダ220は、電源供給部221と、通信制御部222と、通信機能部223と、表示部224とから構成される。電源供給部221は、他機能部に対して電源を供給する。通信制御部222は、RFIDのベースバンド制御、プロトコル制御を行い、タグ210から通信機能部223を介して受信したベースバンド信号からID情報を得る。通信機能部223は、タグ210の通信機能部213が出力するRF信号を受信しベースバンド信号に変換する。
なお、パッシブ方式においては、リーダ220は、通信機能部223を介してタグ210側の電力源としての搬送波出力処理を行なう。表示部224は、通信制御部222によって取得されたID情報を表示するユーザインターフェースである。ディスプレイ表示が一般的である。さらに、表示部224は、タグ210側から受信する電源残量検出結果データを表示する。
以上のように、本発明の構成では、タグ210からリーダ220に対しID情報が出力されるとともに、タグ210側の電源供給部221を構成する電池の電源残量データが出力され、リーダ220の表示部224に、これらのデータを表示する構成であるので、ユーザはタグ210の電源残量を確認し、正常なID出力が可能な状態にあるか否かを判断することが可能となる。
次に、図3〜図5を参照して、タグ210およびリーダ220間において実行する通信処理シーケンスについて説明する。
図3は、タグ210の電源残量検知部215が、リーダ220からのID読み取り処理実行時にリーダ220からタグに入力される搬送波の受信をトリガとして電源残量検知処理を実行し、リアルタイムの検知情報をリーダ220に出力する処理シーケンスであり、図4および図5は、タグ210の電源残量検知部215が自律的に電源残量検出処理を常時あるいは定期的に実行し、検出結果データをデータ格納部214に格納する処理を行い、リーダ220からのID読み取り処理実行時にリーダ220からタグに入力される搬送波の受信をトリガとして、通信制御部212がデータ格納部214に格納された検出結果データを読み出して読み出し情報をリーダ220に出力する処理シーケンスである。
まず、図3に示すシーケンスの各ステップについて説明する。図3において処理例1は、電源残量検知部215による電源残量の検知結果が、[残量なし]である場合の処理を示しており、処理例2は、電源残量検知部215による電源残量の検知結果が、[残量あり]である場合の処理例を示している。
まず、処理例1について説明する。ステップS11において、リーダ220はID読み取り操作に対応して搬送波をタグ210に送信する。タグ210は、通信機能部213を介し、通信制御部212で搬送波を検知する。
通信制御部212で搬送波を検知すると、ステップS12において、通信制御部212は電源残量検知部215に対して残量検知処理の実行を指示する。電源残量検知部215は、通信制御部212からの残量検知処理の実行命令を入力すると、ステップS13において、電源供給部211の電源残量検知処理を実行し、ステップS14において、検知結果を通信制御部212に出力する。この処理例において、電源残量検知部215の電源残量検知処理の検知結果は[残量なし]であったとする。なお、[残量なし]とは、正確なRFID出力処理の実行が困難であるレベル以下の電源残量である場合である。電源残量検知部215は、電源残量レベルの閾値データを有しており、検知結果としての電源供給部211の電源残量データが閾値を下回るか否かに応じて[残量なし]あるいは[残量あり]の結果を出力する。
通信制御部212は、電源残量検知部215から、[残量なし]の検知結果を入力すると、リーダ220に対するRFIDの出力処理を取り止め、ステップS15において、タグ210の電源供給部211の電源残量が少ないことを示す[残量なし]の応答データをリーダ220に対して出力する。リーダ220は、[残量なし]の応答データをリーダ220の通信機能部223を介して受信し、通信制御部222の制御の下に表示部224に対してタグの電源が[残量なし]の状態であることを示す表示データ、あるいは警告メッセージなどを出力する。
この処理例1においては、タグ210からリーダ220に出力されるのはタグのデータ格納部に格納されたID情報ではなく、電源残量検知部215の検知情報として通信制御部212が取得する[残量なし]のデータのみとなる。次に、電源残量検知部215による電源残量の検知結果が、[残量あり]である場合の処理例2のシーケンスについて説明する。
ステップS21において、リーダ220はID読み取り操作に対応して搬送波をタグ210に送信する。タグ210は、通信機能部213を介し、通信制御部212で搬送波を検知する。
通信制御部212で搬送波を検知すると、ステップS22において、通信制御部212は電源残量検知部215に対して残量検知処理の実行を指示する。電源残量検知部215は、通信制御部212からの残量検知処理の実行命令を入力すると、ステップS23において、電源供給部211の電源残量検知処理を実行し、ステップS24において、検知結果を通信制御部212に出力する。この処理例において、電源残量検知部215の電源残量検知処理の検知結果は[残量あり]であったとする。なお、[残量あり]とは、正確なRFID出力処理の実行が可能であるレベル以上の電源残量である。
通信制御部212は、電源残量検知部215から、[残量あり]の検知結果を入力すると、ステップS25において、データ格納部214から出力用のIDを読み取り、ステップS26において、通信機能部213を介してリーダ220に対して出力する。リーダ220は、IDをリーダ220の通信機能部223を介して受信し、通信制御部222の制御の下に表示部224に受信IDを表示する。
なお本例では、電池残量が少ない場合、タグ210からリーダ220に対する応答は、「残量なし」という警告情報のみを与え、ID情報は応答しない構成である。このことにより、ID情報を読み取るためには、電池交換を必ず行わなければならないようにユーザに促すことができる。
なお、図3を参照して説明した例では、タグからの応答は、[残量なし]または[ID]のいずれかの設定であるが、これらの応答の他に、タグからリーダに対して[電源残量レベル情報]を送信する構成としてもよい。また、[ID情報]の送信時に[電源残量情報]を併せて送信する構成としてもよい。
[電源残量レベル情報]を送信する構成においては、電源残量検知部215は、電源供給部211の電源残量レベルを検出し、この検出レベル情報を通信制御部212に出力し、通信制御部がレベル情報を通信機能部213を介して出力する構成となる。
次に、図4、図5を参照して、タグ210の電源残量検知部215が自律的に電源残量検出処理を常時あるいは定期的に実行し、検出結果データをデータ格納部214に格納し、リーダ220からのID読み取り処理実行時にリーダ220からタグに入力される搬送波の受信をトリガとして、通信制御部212がデータ格納部214に格納された検出結果データを読み出して読み出し情報をリーダ220に出力する処理シーケンスについて説明する。
図4は、電源残量検知部215による電源残量の検知結果が、ID送信可能な残量がある場合のシーケンスであり、図5は、ID送信可能な残量がない場合のシーケンスである。まず、図4のシーケンスについて説明する。
ステップS31において、タグ210の電源残量検知部215は、自律的に電源供給部211の電源残量を検知し、ステップS32において、検知結果として得られる残量情報をデータ格納部214に書き込む。
ステップS33において、リーダ220はID読み取り操作に対応して搬送波をタグ210に送信する。タグ210は、通信機能部213を介し、通信制御部212で搬送波を検知する。通信制御部212で搬送波を検知すると、ステップS34において、通信制御部212は、データ格納部214をアクセスしてデータ格納部214に格納されているID情報および残量情報を読み取る。
通信制御部212は、データ格納部214に格納されているID情報および残量情報を取得すると、ステップS35において、通信機能部213を介してリーダ220に対してID情報および残量情報を出力する。リーダ220は、ID情報および残量情報をリーダ220の通信機能部223を介して受信し、通信制御部222の制御の下に表示部224に受信IDおよび残量情報を表示する。なお、ここでの残量情報は、残量レベル情報、あるいは残量の有無情報のいずれを適用してもよい。ただし、正確なID送信に十分な電源残量がない場合は、ID情報の送信を中止し、残量情報のみの送信を行なう構成としてもよい。この処理シーケンスについて図5を参照して説明する。
ステップS41において、タグ210の電源残量検知部215は、自律的に電源供給部211の電源残量を検知し、ステップS42において、検知結果として得られる残量情報をデータ格納部214に書き込む。この書き込みデータは、正確なID送信に十分な電源残量レベル以下の残量情報であるとする。
ステップS43において、リーダ220はID読み取り操作に対応して搬送波をタグ210に送信する。タグ210は、通信機能部213を介し、通信制御部212で搬送波を検知する。通信制御部212で搬送波を検知すると、ステップS44において、通信制御部212は、データ格納部214をアクセスしてデータ格納部214に格納されている残量情報を読み取る。通信制御部212は、データ格納部214から読み取った残量情報が正確なID送信に十分な電源残量レベルに達しているか否かを判定し、残量情報が正確なID送信に十分な電源残量レベルに達していない場合、IDの取得および送信処理を中止し、ステップS45において、通信機能部213を介してリーダ220に対して残量情報のみを出力する。リーダ220は、残量情報をリーダ220の通信機能部223を介して受信し、通信制御部222の制御の下に表示部224に表示する。
ユーザは残量情報の表示に基づいて、タグ210の電源の残量が少ないことを知ることができ、本構成により電池交換を促すことができる。
図2を参照して説明したタグ210は、主に電源供給部211の電力供給によってID送信および電源残量情報の送信を行なう構成である。次に、図6を参照してリーダから受信する搬送波に基づいて、タグが電磁誘導効果による誘導起電力を生成し、生成した起電力により電源残量情報をリーダに対して出力するタグの構成例について説明する。
図6に示すタグ500は、リーダから受信する搬送波に基づいて電磁誘導効果による誘導起電力を生成する誘導起電力供給部524と、電源供給部521とを有し、誘導起電力供給部524は、電源残量情報の検知および出力処理のための電力を生成し、電源供給部521は、ID情報の出力、その他の高機能化通信、例えば送信IDのエラー訂正コード付与処理などの処理のための電源として使用される。
図6に示すタグ500の構成について説明する。タグ500は、電源供給部521と、通信制御部510と、通信機能部522と、ID(識別子)情報記憶部としてのデータ格納部523、電源残量検知部530、さらに誘導起電力供給部524を有する構成である。通信制御部510は、データ格納部523からIDデータを取得し通信機能部522を介して出力する制御を行なうデータ通信制御部512と、電源残量検知部530の検知した電源供給部521の電源残量情報の通信制御を実行する残量情報通信制御部511とを有する。
電源供給部521は、タグ500内のデータ通信制御部512に電力を供給し、データ通信制御部512内でのID送信に伴う処理に必要となる電力を供給する。例えばデータ格納部からのデータ取得、送信するRFIDのベースバンド制御、プロトコル制御、エラー訂正コード付加、変調処理などの各種処理に必要となる電源として適用される。
誘導起電力供給部524は、リーダから通信機能部522を介して受信する搬送波に基づいて、電磁誘導効果による誘導起電力を生成する。生成した起電力は、電源残量検知部530と、残量情報通信制御部511に供給される。
電源残量検知部530は、誘導起電力供給部524から供給される電力に基づいて電源供給部211を構成する電池の残量の検知処理を実行し、検知した残量情報を残量情報通信制御部511に出力する。
残量情報通信制御部511は、誘導起電力供給部524から供給される電力に基づいて電源残量検知部530から入力した残量情報を通信機能部522を介してリーダに出力する制御を実行する。なお、出力残量情報は、残量レベル情報、あるいは正確なID出力可能な残量の有無を示す情報などが適用可能である。
通信制御部510のデータ通信制御部512は、電源供給部521からの電力供給に基づいて、データ格納部523に格納されたID情報の取得、IDのベースバンド制御、プロトコル制御、エラー訂正コード付加、変調処理などの各種処理を実行し、ID情報を通信機能部522を介してリーダに出力する制御を実行する。
通信機能部522は、リーダからの搬送波受信、データ通信制御部512の制御に基づくRFIDの出力、残量情報通信制御部511の制御に基づく残量情報の出力処理を実行する。
本構成によれば、タグ500は、電源供給部521の電源を電源残量の検出処理や送信処理に消費することなく、無電源で電源残量情報をリーダに通知することが可能となるのでID通信の寿命を損なうことのないID通知構成が実現される。
次に、図7を参照して、タグ内に構成する電源を充電可能な2次電池を持つ構成として例について説明する。
図7の構成において、タグ600は、通信制御部601、通信機能部602、電源残量検知部603、データ格納部604、発電機能部605、電源供給部(1次電池)611、電源供給部(2次電池)612を有する。
通信制御部601、通信機能部602、電源残量検知部603、データ格納部604の構成、機能は、先に図2を参照して説明した構成、機能と同様であるので説明を省略する。
本実施例の構成では、電源部を電源供給部(1次電池)611と、電源供給部(2次電池)612との2つの電源構成としている。電源供給部(1次電池)611は充電処理に適さない電池であり、電源残量検知部603の電源残量検出処理の対象となり、前述の実施例において説明したと同様リーダに残量情報が通知される。
電源供給部(2次電池)612は、電源供給部(1次電池)611のバックアップ電源として作用し、電源供給部(1次電池)611の消耗によって電源供給部(1次電池)611からの供給電力のみでは正常動作が困難である場合に、各機能部に対して電力を供給する。
電源供給部(2次電池)612は、2次電池であり、例えば電気二重層キャパシタを使用する。電気二重層キャパシタとは、導体を電解液に浸し電流を与えたときに、導体と電解液の界面に電荷とイオンの二重層(電気二重層)が形成されることを利用したキャパシタ(コンデンサ)である。最近開発されているものは、Liイオンの2次電池には及ばないが、エネルギー密度が高く、高速充電性に優れ、形状の自由度も高いといった利点を持つ。電気二重層キャパシタによって構成される電源供給部(2次電池)612には、発電機能部605の発電処理により適宜、充電処理がなされる。
発電機能部605は、例えば、太陽光、温熱、振動、電磁誘導、マイクロ波等による発電機構の少なくともいずれかを備え、エネルギー変換処理により電気エネルギーを生成し、電源供給部(2次電池)612の充電を行なう。なお、マイクロ波によるエネルギー変換処理を行なう構成の場合には、リーダからの搬送波に基づく発電処理を実行する構成とすることが可能である。パッシブ方式のRFIDシステムでは、リーダはタグに対して搬送波を送信し、例えば2.4GHz帯のRFIDでは、搬送波はマイクロ波に相当するので、タグ側でマイクロ波を受信したときに、発電機能部605がマイクロ波の電気変換処理を実行し、電源供給部(2次電池)612のキャパシタに充電することが可能である。
本構成によれば、電源供給部(1次電池)611の1次電池が消耗した場合においても、電源供給部(2次電池)612の2次電池をバックアップ的に使用することが可能となる。電源供給部(2次電池)612の2次電池は発電機能部605の発電機能によって充電されるので、1次電池が消耗された場合においても、リーダからの読み取りに対して応答を返すことが可能であり、リーダからの読み取りに対する応答不能状態の発生を防止することができる。
また、電源供給部(1次電池)611の1次電池が消耗した場合、警告を発する構成であり、警告に基づきユーザが電源供給部(1次電池)611の1次電池の取替えを行なうまでの間、電源供給部(2次電池)612の2次電池の電力による動作が可能な状態を継続することができ、動作不能状態を全く発生させることなく正確なID送信を維持することができる。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、RFIDシステムにおいて、タグ側の電源部の電源残量を検出し、残量が少ない場合にリーダに対して警告通知を行ない、リーダ側でタグの電源残量についての警告表示を行なう構成としたので、タグ側の電源の状態を知ることができ、ユーザは警告通知に基づいてタグの電池の入れ替えタイミングを誤ることなく、正常なID出力を可能とするための電源の維持管理が可能となる。また、タグ側では電池残量を示すUI機能が不要になり、その結果、タグ側のサイズの増大、消費電力の増大、コストの増大を防ぐことができる。
さらに、本発明の構成によれば、タグに内蔵された電源部の電源残量を検知し、残量が少なくなった場合にはリーダに対し警告情報を送信する構成において電源残量検知処理、通知処理を誘導起電力に基づいて実行する構成としたので、タグ内の電源の電力を消費することなく、電源残量の検知および警告通知が可能となる。
さらに、本構成の構成によれば、電源供給部に充電可能な2次電池を構成し、バックアップ電源として利用可能な構成としたので、1次電池が消耗された場合においても、2次電池を利用することでリーダからの読み取りに対して応答を返すことが可能であり、リーダからの読み取りに対する応答不能状態の発生を防止することができる。
無線通信システムを構成するタグおよびリーダの構成を示す図である。 本発明の無線通信システムを構成するタグおよびリーダの構成を示す図である。 本発明の無線通信システムを構成するタグおよびリーダ間で実行される通信シーケンスについて説明する図である。 本発明の無線通信システムを構成するタグおよびリーダ間で実行される通信シーケンスについて説明する図である。 本発明の無線通信システムを構成するタグおよびリーダ間で実行される通信シーケンスについて説明する図である。 電源供給部と誘導起電力供給部を有するタグの構成を示す図である。 電源供給部に充電可能な2次電池を備えたタグの構成を示す図である。
符号の説明
110 タグ
111 電源供給部
112 通信制御部
113 通信機能部
114 データ格納部
120 リーダ
121 電源供給部
122 通信制御部
123 通信機能部
124 表示部
210 タグ
211 電源供給部
212 通信制御部
213 通信機能部
214 データ格納部
215 電源残量検知部
220 リーダ
221 電源供給部
222 通信制御部
223 通信機能部
224 表示部
500 タグ
510 通信制御部
511 残量情報通信制御部
512 データ通信制御部
521 電源供給部
522 通信機能部
523 データ格納部
524 誘導起電力供給部
530 電源残量検知部
600 タグ
601 通信制御部
602 通信機能部
603 電源残量検知部
604 データ通信制御部
605 発電機能部
611 電源供給部(1次電池)
612 電源供給部(2次電池)

Claims (10)

  1. RFID出力手段としてのタグとRFID読み取り手段としてのリーダとからなる無線通信システムであり、
    前記タグは、
    電力供給手段としての電源供給部と、
    前記電源供給部の電源残量を検知する電源残量検知部と、
    前記電源残量検知部における前記電源供給部の電源残量検出処理、および検出情報の送信処理に必要な電力を供給する誘導起電力供給部と、
    前記電源残量検知部の検知した電源残量情報のリーダに対する出力制御を実行する通信制御部とを有し、
    前記リーダは、
    前記タグから電源残量情報を受信し、受信した残量情報を表示部に表示する処理を実行する構成を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記タグは、
    前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記電源残量検知部による前記電源供給部の電源残量を検知処理および検知情報のリーダに対する送信処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記電源残量検知部は、
    定期的な前記電源供給部の電源残量検知処理を実行し、検知情報をデータ格納部に格納する処理を実行する構成であり、
    前記通信制御部は、
    前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記データ格納部に格納された電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記タグは、
    予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記タグは、
    予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に、ID送信を中止する構成であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. RFID出力手段としての無線通信装置であり、
    電力供給手段としての電源供給部と、
    前記電源供給部の電源残量を検知する電源残量検知部と、
    前記電源残量検知部における前記電源供給部の電源残量検出処理、および検出情報の送信処理に必要な電力を供給する誘導起電力供給部と、
    前記電源残量検知部の検知した電源残量情報のリーダに対する出力制御を実行する通信制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  7. 前記無線通信装置は、
    前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記電源残量検知部による前記電源供給部の電源残量を検知処理および検知情報のリーダに対する送信処理を実行する構成であることを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  8. 前記電源残量検知部は、
    定期的な前記電源供給部の電源残量検知処理を実行し、検知情報をデータ格納部に格納する処理を実行する構成であり、
    前記通信制御部は、
    前記リーダからのID読み取り要求信号の入力をトリガとして、前記データ格納部に格納された電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  9. 前記無線通信装置は、
    予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に電源残量情報をリーダに送信する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  10. 前記無線通信装置は、
    予め設定された電源残量閾値データと、前記電源残量検知部が検出した前記電源供給部の検出電源残量データとを比較し、前記検出残量データが前記閾値を下回る場合に、ID送信を中止する構成であることを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
JP2004141047A 2004-05-11 2004-05-11 無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム Active JP4513413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141047A JP4513413B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141047A JP4513413B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005323264A JP2005323264A (ja) 2005-11-17
JP4513413B2 true JP4513413B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=35470178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004141047A Active JP4513413B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4513413B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8044800B2 (en) * 2006-11-14 2011-10-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP4835534B2 (ja) * 2007-08-07 2011-12-14 株式会社デンソーウェーブ Rfタグシステム,rfタグ,タグリーダ
JP5040539B2 (ja) * 2007-09-07 2012-10-03 株式会社デンソーウェーブ Rfタグシステム,rfタグ及びタグリーダ
JP4872858B2 (ja) * 2007-09-07 2012-02-08 株式会社デンソーウェーブ Rfタグシステム及びrfタグ
JP2009211303A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Panasonic Electric Works Co Ltd 無線通信システム
JP5079548B2 (ja) * 2008-03-03 2012-11-21 パナソニック株式会社 無線通信システム、応答器
JP5159396B2 (ja) 2008-04-03 2013-03-06 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法及びプログラム
JP4645698B2 (ja) 2008-08-19 2011-03-09 ソニー株式会社 無線通信装置と受電装置
JP2012018552A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Nippon Signal Co Ltd:The アクティブタグおよびアクティブタグシステム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778224A (ja) * 1993-06-25 1995-03-20 Nippon Signal Co Ltd:The Icカード装置
JP2002300239A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Sharp Corp 通信装置
JP2004021612A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Nissan Motor Co Ltd 充電式管理タグ
JP2004038574A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触icカード通信システム、リーダ/ライタ及び非接触icカード

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778224A (ja) * 1993-06-25 1995-03-20 Nippon Signal Co Ltd:The Icカード装置
JP2002300239A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Sharp Corp 通信装置
JP2004021612A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Nissan Motor Co Ltd 充電式管理タグ
JP2004038574A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触icカード通信システム、リーダ/ライタ及び非接触icカード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005323264A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2205028B1 (en) Communication device, communication method, program and communication system
EP2192810B1 (en) Near field communication power saving device
US10135261B2 (en) Power transmitting apparatus, power receiving apparatus, control methods thereof, and program
US20120045989A1 (en) Device discovery in near-field communication
JP4872858B2 (ja) Rfタグシステム及びrfタグ
JP4513413B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置、および無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP5935235B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび通信方法
CN103814559A (zh) 通过无线电力信号的无线电力接收器的通信
KR102296151B1 (ko) 무선 네트워크 환경에서 파워 비콘을 이용한 에너지 하비스팅 방법 및 시스템
JP5040539B2 (ja) Rfタグシステム,rfタグ及びタグリーダ
JP4893528B2 (ja) Rfタグシステム及びタグリーダ
JP2006127363A (ja) 非接触ic媒体
JP2013185344A (ja) 充電機能付き電子キー
JP2013185343A (ja) 充電機能付き電子キー
JP4835534B2 (ja) Rfタグシステム,rfタグ,タグリーダ
JP4985239B2 (ja) Rfタグシステム,rfタグ及びタグリーダ
KR101898506B1 (ko) 무선 인식 무전원 센서 태그 시스템 및 그 동작 방법
JP2005250545A (ja) 充電式の無線タグ
JP5120127B2 (ja) タグ装置
US9214073B2 (en) Non-battery operated container alert system
JP2006311169A (ja) 非接触アクティブidタグ装置及びrf−idシステム
KR100766068B1 (ko) Rfid를 이용한 비활성 센서 노드 탐지 방법 및 이를채용한 센서 네트워크 시스템과 센서 노드
JPH10124637A (ja) データキャリア、及び非接触型データキャリアシステム
JP5263314B2 (ja) 通信装置
US20060077044A1 (en) Wireless communications systems, remote communications devices, and wireless communications methods

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100503

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4513413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250