JP4513190B2 - 車両用シートの着座乗員判定装置 - Google Patents

車両用シートの着座乗員判定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シートの着座乗員判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、車両用エアバッグシステムに採用されるシートの着座状態判定装置においては、シートの着座乗員の種類を判定するにあたり、当該シートの着座部内に圧力センサを埋設し、この圧力センサにより着座乗員の体重を荷重として検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記着座状態判定装置では、その判定にあたり利用する基準は、検出荷重やこの検出荷重の分布で決まる面積である。換言すれば、検出荷重やその分布面積には形状の情報がない。このため、着座乗員の姿勢の変化や車両の悪路走行時の上下動により上記基準が変動し易いという欠点が生じている。
【0004】
従って、例えば、着座乗員が姿勢を変化させることにより圧力センサによる検出荷重が大きく変動し着座乗員の実際の体重とシートの着座部上に加わる荷重が逆転することがある。このため、検出荷重で判定しようとすると、大人を子供と誤判定したり、子供を大人と誤判定するという不具合が生ずる。
【0005】
また、チャイルドシートをシートの着座部上に固定すると、大人の着座状態以上の荷重がシートの着座部上に加わることがある。このため、検出荷重で判定しようとすると、チャイルドシートを大人と誤判定するという不具合が生ずる。
【0006】
これに対し、本発明者は着座乗員の姿勢変化について種々検討してみたところ、着座乗員の姿勢変化により検出荷重が増減しても、着座乗員の臀部とシートの着座部との間の接触面形状は変わらないことが分かった。また、このような接触面形状は、シートの背もたれ部を倒したり手足の位置を動かしても殆ど変化しないことも分かった。また、上記接触面形状は、着座乗員とチャイルドシート等の物体とは明らかに異なることも分かった。また、大人と子供とでは臀部の大きさが明らかに異なる。
【0007】
以上より、本発明者は、人間の臀部のシートの着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状を利用すれば、着座乗員が大人と子供のいずれであるかを正確に判定可能であること、及びチャイルドシートと着座乗員との区別を正確に行えることに気が付いた。
【0008】
そこで、本発明は、以上のようなことに着目し、人間の臀部のシートの着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状を利用して、着座乗員の種類の判定や着座乗員のチャイルドシート等の物体と区別した判定を正確に行うようにした車両用シートの着座乗員判定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決にあたり、請求項1〜3に記載の発明に係る車両用シートの着座乗員判定装置は、
車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて着座面にかかる荷重を複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
複数のセンサ部の着座面に対する上記各検出荷重の面分布形状と、着座乗員の臀部の着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、210、260)と、
上記一致度合いに応じて着座乗員の種類を載置物体と区別して判定する判定手段(130、131、140、270、271)とを備える。
【0010】
このように、着座乗員の臀部の着座部との接触面形状が着座乗員の姿勢変化によっては殆ど変動しないことを利用して、着座乗員の臀部の着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状を採用し、着座乗員の体重や荷重分布面積に依存することなく、シートセンサの各センサ部の検出荷重の面分布形状と基準荷重面分布形状との一致度合いに応じて着座乗員の種類を載置物体と区別して判定するようにしたので、着座乗員の種類を載置物体と区別して判定する精度が著しく向上する。
【0011】
また、請求項に記載の発明では、請求項1〜3に記載の車両用シートの着座乗員判定装置において、
一致度合い算出手段は、上記基準荷重面分布形状と上記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
判定手段は、子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数が、これら相関係数の分布につき各多数の人間及び載置物体に応じて定めた人間領域及び載置物体領域のいずれに属するかにつき判定することで、着座乗員の種類を載置物体と区別して判定することを特徴とする。
【0012】
このように、相互相関法により求めた子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数を利用して、人間領域及び載置物体領域のいずれに属するかにつき判定することで、着座乗員の種類を載置物体と区別して判定するので、請求項1〜3に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0013】
また、請求項に記載の発明では、請求項1〜3に記載の車両用シートの着座乗員判定装置において、一致度合い算出手段は、上記基準荷重面分布形状と上記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
判定手段は、子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数が、これら相関係数の分布につき各多数の大人、子供及び載置物体に応じて定めた大人領域、子供領域及び載置物体領域のいずれに属するかにつき判定することで、着座乗員の種類を載置物体と区別して判定することを特徴とする。
【0014】
このように、相互相関法により求めた子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数を利用して、大人領域、子供領域及び載置物体領域のいずれに属するかにつき判定することで、着座乗員の種類を載置物体と区別して判定するので、請求項1〜3に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0015】
また、請求項6〜8に記載の発明に係る車両用シートの着座乗員判定装置は、
車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、着座部に対する着座乗員に応じて着座面にかかる荷重を複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
複数のセンサ部の着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、着座乗員の臀部の着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、260)と、
上記一致度合いに応じて着座乗員の種類を判定する判定手段(130、131、140、270、271)とを備える。
【0016】
このように、請求項1〜3に記載の発明と同様に基準荷重面分布形状を採用し、着座乗員の体重や荷重分布面積に依存することなく、シートセンサの各センサ部の検出荷重の面分布形状と基準荷重面分布形状との一致度合いに応じて着座乗員の種類を判定するようにしたので、着座乗員の種類を判定する精度が著しく向上する。
【0017】
また、請求項に記載の発明によれば、請求項6〜8に記載の車両用シートの着座乗員判定装置において、
一致度合い算出手段は、上記基準荷重面分布形状と上記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
判定手段は、子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数が、これら相関係数の分布につき各多数の大人及び子供に応じて定めた大人領域及び子供領域のいずれに属するかにつき判定することで、着座乗員の種類を判定することを特徴とする。
【0018】
このように、請求項に記載の発明と同様に子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数を利用して、大人領域及び子供領域のいずれに属するかにつき判定することで、着座乗員の種類を判定するので、請求項6〜8に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0026】
また、請求項1、6に記載の発明では、数のセンサ部の各検出加重のうち着座部の左右方向一側から左右方向他側に向け離れるにつれて増大する各検出加重の増大度合いを算出する増大度合い算出手段(210乃至240)を備えて、判定手段は、判定を、一致度合い及び算出増大度合いの双方に応じて行うことを特徴とする
【0027】
また、請求項2、7に記載の発明では、数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)を備えて、判定手段は、判定を、一致度合い及び和算出手段の算出荷重和の双方に応じて行うことを特徴とする
【0028】
また、請求項3、8に記載の発明では、数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面に対する左右方向直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)を備えて、判定手段は、判定を、一致度合い及び和算出手段の算出荷重和の双方に応じて行うことを特徴とする
【0029】
また、請求項10に記載の発明に係る車両用シートの着座乗員判定装置は、
車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて着座面にかかる荷重を複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
複数のセンサ部の着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、着座乗員の臀部の着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(120、260)と、
複数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、
一致度合い及び和算出手段による算出荷重和を着座乗員が大人か子供かを区別可能な合成データに合成する合成手段(241)と、合成データに応じて着座乗員が大人か子供かを載置物体と区別して判定する判定手段(250A)とを備える。
【0031】
また、請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の発明において、その和算出手段に代えて、複数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面に対する直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)を備える構成となっている
【0032】
また、請求項12に記載の発明に係る車両用シートの着座乗員判定装置は、
車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、着座部に対する着座乗員に応じて着座面にかかる荷重を複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
複数のセンサ部の着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、着座乗員の臀部の着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(120、160)と、
複数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、
一致度合い及び和算出手段による算出荷重和を着座乗員が大人か子供かを区別可能な合成データに合成する合成手段(241)と、合成データに応じて着座乗員が大人か子供かを判定する判定手段(250A)とを備える。
【0034】
また、請求項13に記載の発明では、請求項12に記載の発明において、その和算出手段に代えて、複数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面に対する直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)を備える構成となっている
【0035】
また、請求項14に記載の発明では、請求項10乃至13のいずれか一つに記載の発明において、
一致度合い算出手段は、基準荷重面分布形状と各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
合成手段は、大人パターン相関係数と子供パターン相関係数との差及び和算出手段による算出荷重和に応じて合成データを合成することを特徴とする。
【0037】
また、請求項15に記載の発明では、請求項2、7、10乃至13のいずれか一つに記載の発明において、所定荷重は、複数のセンサ部の各検出荷重のうち着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重のいずれかであって着座乗員が大人か子供かを区別し得る値に設定されていることを特徴とする。
【0039】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
【0041】
(第1実施形態)
図1は本発明に係る自動車用シートの着座乗員判定装置の第1実施形態を示すブロック図である。当該自動車は、図2にて示すようなシート10を車室内に備えており、このシート10は、当該自動車の車室内床面L上に固定した着座部10aと、背もたれ部10bとにより構成されている。
【0042】
当該着座乗員判定装置は、図1にて示すごとく、シートセンサ20と、このシートセンサ20に接続したマイクロコンピュータ30とを備えている。シートセンサ20は、平板状のもので、このシートセンサ20は、図2にて示すごとく、着座部10a内にその着座面11に並行に埋設されている。
【0043】
シートセンサ20は、図3(b)にて示すごとく、電気絶縁性を有する弾性樹脂材料からなる上下両壁21、22を備えており、これら上下両壁21、22は剛性材料からなる隔壁23を介して互いに平行に設けられている。隔壁23は、上下両壁21、22間に狭隙(例えば、0.2mm)を与えるように当該上下両壁21、22により挟持されており、この隔壁23は、上下両壁21、22間の狭隙をマトリクス状に区画して複数の狭隙部23aを形成している。
【0044】
各狭隙部23aは、図3(a)にて示すごとく、円形の平面形状を有しており、これら各狭隙部23aの上下両内面には、各抵抗膜23c、23bが、導電性抵抗材料により形成されている(図3(b)参照)。
【0045】
このように構成したシートセンサ20においては、狭隙部23a毎に、狭隙部23a、その両抵抗膜23b、23c及び上下両壁21、22のうち当該狭隙部23aに対応する各壁部が、それぞれセンサ部Sを構成する。なお、図3では、便宜上、9個のセンサ部Sしか示されていないが、これら各センサ部Sは、さらに、多い数でマトリクス状に位置している。
【0046】
しかして、乗員が着座部10a上に着座し或いはチャイルドシートが着座部10a上におかれることで、センサ部S毎に、上壁21が狭隙部23aに対応する壁部にて下方に撓んで抵抗膜23cが対応の抵抗膜23bに接触したとき、この接触圧力の大きさに逆比例して抵抗値を変化させる。ここで、各センサ部Sは互いに並列接続されており、当該各センサ部Sは、それぞれ、その抵抗値に応じた荷重mを表す出力電圧(以下、出力電圧mともいう)を発生する。
【0047】
マイクロコンピュータ30は、図4にて示すフローチャートに従いコンピュータプログラムを実行し、この実行中において、乗員の種類をチャイルドシートと区別して判定処理をする。なお、上記コンピュータプログラムはマイクロコンピュータ30のROMに予め記憶されている。
【0048】
このように構成した本第1実施形態において、マイクロコンピュータ30が図4のフローチャートに従いコンピュータプログラムの実行を開始すれば、ステップ100においてシートセンサ20の各センサ部Sの出力電圧mが入力される。
【0049】
ここで、以下の説明においては、図3(a)において各センサ部Sに対し図示最上列から最下列にかけ、かつ図示左側から右側にかけて順次番号を付すことで、センサ部S1、S2、・・・、Si、・・・、Snとする(図5参照)。これに対応して、各センサ部S1、S2、・・・、Si、・・・の出力電圧mを、それぞれ、出力電圧m1、m2、・・・、mi、・・・、mnとして表す。従って、ステップ100においては、センサ部Siの出力電圧mi(i=1、2、・・・、n)がセンサ部S1からセンサ部Snにかけて順次入力される。
【0050】
但し、現段階では、シート10の着座部10aには乗員が着座しているか或いはチャイルドシートがおいてあるものとする。なお、図5において図示最上列の各センサ部Siが当該自動車の前方側に位置し、図示最下列の各センサ部Siが当該自動車の後方側に位置する。
【0051】
次に、ステップ110において、各出力電圧miが対応の各センサ部SiのシートセンサS内の位置に合わせて面状に分布処理される。これにより、各出力電圧miは出力電圧面分布形状に変換される。
【0052】
例えば、シート10に着座した乗員が子供である場合には、着座部10aにおける各センサ部Siの出力電圧面分布形状は図6(a)にて示すようになる。この図6(a)において、符号Aは子供の臀部の着座部10aとの接触面形状を示す。但し、子供の体重は22kgであり、各センサ部Siの出力電圧の総和に対応する総面荷重は600であるとする。
【0053】
シート10に着座した乗員が大人の場合には、着座部10aにおける各センサ部Siの出力電圧面分布形状は図6(b)にて示すようになる。この図6(b)において、符号Aは大人の臀部の着座部10aとの接触面形状を示す。但し、大人の体重は48kgであり、各センサ部Siの出力電圧の総和に対応する総面荷重は500であるとする。
【0054】
また、着座部10a上にチャイルドシートがおいてある場合には、着座部10aにおける各センサ部Siの出力電圧面分布形状は図6(c)にて示すようになる。この図6(c)において、符号Aはチャイルドシートの低壁と着座部10aとの接触面形状を示す。但し、チャイルドシートの各センサ部Siの出力電圧の総和に対応する総面荷重は700であるとする。なお、図6において、出力電圧面分布形状は、荷重分布形状を考慮して、複数の曲線による出力電圧の分布形状で示される。
【0055】
上述のようにステップ110における処理がなされると、ステップ120において、上記出力電圧面分布形状が子供用基準パターンPaを含む子供用基準電圧面分布形状(図7(a)参照)及び大人用基準パターンPbを含む大人用基準電圧面分布形状(図7(b)参照)とどの程度一致するかを表す一致度合いが算出(パターンマッチング処理)される。
【0056】
ここで、上記子供用基準電圧面分布形状は、多数の子供のシート10に対する着座状態における臀部の着座部10aとの接触面形状をもとに選定されている。また、上記大人用基準電圧面分布形状は、多数の大人のシート10に対する着座状態における臀部の着座部10aとの接触面形状をもとに選定されている。なお、これら子供用基準電圧面分布形状及び大人用基準電圧面分布形状はマイクロコンピュータ30のROMに予めデータとして記憶されている。
【0057】
また、上記一致度合いは次の数1の式に基づき相互相関法により相関係数Rを求めることで算出される。
【0058】
【数1】
R=Rxy/(Rxx・Ryy)1/2
但し、この数1の式において、Rxx、Ryy、Rxyは次の数2乃至数4の式で表される。
【0059】
【数2】
Rxx=Σ(Xi2
【0060】
【数3】
Ryy=Σ(Yi2
【0061】
【数4】
Rxy=Σ(Xi・Yi)
但し、数2の式において、Xiは上記基準電圧面分布形状の各センサ部Siの位置に対応する位置での値を示す。数3の式において、Yiは上記出力電圧面分布形状の各センサ部Siの位置に対応する位置での値を示す。なお、Xi、Yiにおいてiは整数であって1乃至nのうちのいずれかである。
【0062】
具体的には、上記一致度合いは次のようにして算出される。まず、Rxxが、数2の式に基づき、上記子供用基準電圧面分布形状の各値Xiに応じて算出され、Ryyが、数3の式に基づき、上記出力電圧面分布形状の各値Yiに応じて算出される。
【0063】
また、Rxyが数4の式を用いて次のようにして算出される。即ち、上記基準電圧面分布形状の中央位置(各センサ部SiのうちシートセンサSの中央に位置するセンサ部の位置に対応)が上記出力電圧面分布形状の最上列最左端の位置(センサ部S1の位置に対応)に重畳される。この重畳状態で互いに対応する上記基準電圧面分布形状及び上記出力電圧面分布形状の各値の積(Xi・Yi)が順次算出される。そして、各積(Xi・Yi)の総和がRxyとして算出される。ついで、上述のように算出したRxy、Rxx、Ryyに応じて数1の式に基づき相関係数Rが算出される。
【0064】
以上のような算出処理の後、上記基準電圧面分布形状の中央位置が上記出力電圧面分布形状の最上列最左端の隣りの位置(センサ部S2の位置に対応)に重畳される。この重畳状態で互いに対応する上記基準電圧面分布形状及び上記出力電圧面分布形状の各値の積(Xi・Yi)が順次算出される。そして、各積(Xi・Yi)の総和がRxyとして算出される。ついで、上述のように算出したRxy、Rxx、Ryyに応じて数1の式に基づき相関係数Rが算出される。
【0065】
以下、このような処理が上記基準電圧面分布形状の中央位置を上記出力電圧面分布形状の残りの各位置(センサ部S3乃至Snの各位置に対応)に順次ずれて重畳される。そして、これら各重畳状態毎に、互いに対応する上記基準電圧面分布形状及び上記出力電圧面分布形状の各値の積(Xi・Yi)が順次算出され、各積(Xi・Yi)の総和がRxyとして算出され、各算出Rxy、Rxx、Ryyに応じて数1の式に基づき相関係数Rが算出される。
【0066】
以上のようにして全ての相関係数Rの算出が終了すると、これら各相関係数Rのうちの最大値が、上記基準電圧面分布形状と上記出力電圧面分布形状との間の上記一致度合いを表す相関係数として決定される。即ち、子供用基準電圧面分布形状に基づき算出された上記一致度合いを表す相関係数が子供パターン相関係数Rcと決定される。
【0067】
また、大人用基準電圧面分布形状に基づき上述と実質的に同様に算出された上記一致度合いを表す相関係数が大人パターン相関係数Raと決定される。また、以上のような処理は、ステップ110で得られた一つの出力電圧面分布形状と上記子供用及び大人用の各基準電圧面分布形状との間につきなされる。
【0068】
ここで、上記子供用出力電圧面分布形状と上記子供用基準電圧面分布形状との一致度合いは、Rc=0.75として得られ、また、上記子供用出力電圧面分布形状と上記大人用基準電圧面分布形状との一致度合いは、Ra=0.62として得られた(図8参照)。上記大人用出力電圧面分布形状と上記子供用基準電圧面分布形状との一致度合いは、Rc=0.61として得られ、また、上記大人用出力電圧面分布形状と上記大人用基準電圧面分布形状との一致度合いは、Ra=0.72として得られた(図8参照)。また、上記チャイルドシート用出力電圧面分布形状と上記子供用基準電圧面分布形状との一致度合いは、Rc=0.52として得られ、また、上記チャイルドシート用出力電圧面分布形状と上記大人用基準電圧面分布形状との一致度合いは、Ra=0.60として得られた(図8参照)。
【0069】
ステップ120での処理が終了後、ステップ130において、ステップ120にて得られた子供パターン相関係数Rc及び大人パターン相関係数Raが人間領域Marea(図9参照)に属するか否かが判定される。
【0070】
ここで、図9を参照して、人間領域Mareaの導入根拠についてチャイルドシート領域Carea、大人領域Larea及び子供領域Sareaの導入根拠と共に説明する。
【0071】
多数の大人、多数の子供及び多数のチャイルドシートにつき上述と同様にして子供パターン相関係数Rc及び大人パターン相関係数Raを求めたところ、図9にて示すような分布結果が得られた。図9において、+印の多数のプロットは多数の大人(体重43kg乃至55kg)の場合のRcとRaとの関係を示し、△印の多数のプロットは多数の子供(体重15kg乃至30kg)の場合のRcとRaとの関係を示し、□印の多数のプロットは多数のチャイルドシートの場合のRcとRaとの関係を示す。
【0072】
これらによれば、+印のプロット領域、△印のプロット領域及び□印のプロット領域が図9にて示すごとく明確に区画されることが分かる。そこで、+印のプロット領域及び△印のプロット領域の領域を人間領域Mareaと設定し、+印のプロット領域を大人領域Lareaと設定し、△印のプロット領域を子供領域Sareaと設定し、□印のプロット領域をチャイルドシート領域Careaと設定した。
【0073】
また、人間領域Mareaとチャイルドシート領域Careaとを区画する直線P(図9参照)は次の数5の式で特定される。
【0074】
【数5】
Ra=αRc+β
この数5の式においてα<0、β>0である。また、大人領域Lareaと子供領域Sareaとを区画する直線Qは次の数6の式で特定される。
【0075】
【数6】
Ra=γRc+δ
この数6の式においてγ>0、δ<0である。従って、人間領域Mareaは、次の数7の不等式により特定される。
【0076】
【数7】
Ra>αRc+β
また、チャイルドシート領域Careaは、次の数8の不等式により特定される。
【0077】
【数8】
Ra<αRc+β
また、大人領域Lareaは、数7の不等式及び次の数9の不等式の双方により特定される。
【0078】
【数9】
Ra>γRc+δ
また、子供領域Sareaは、数7の不等式及び次の数10の不等式の双方により特定される。
【0079】
【数10】
Ra<γRc+δ
ここで、上述のごとく、Rc=0.75及びRa=0.62である場合には、数7の不等式が満たされる。また、Rc=0.61及びRa=0.72である場合にも、数7の不等式が満たされる。よって、これらの場合には、ステップ130における判定がYESとなる。一方、上述のごとく、Rc=0.52及びRa=0.60である場合には、数7の不等式は満たされない。このため、ステップ130における判定はNOとなる。なお、本第1実施形態では、α=−1.5、β=1.6、γ=1.0、δ=−0.06である。上述のごとく、ステップ130における判定がYESとなる場合には、次のステップ131にて、着座乗員の体格を表すHs(以下、体格Hsという)が、次の数11の式に基づき算出される。
【0080】
【数11】
Hs=Ra−Rc
ここで、数11の式の導入根拠について説明する。図9の大人領域Lareaにおいて直線Qに対する法線Vをとると、この法線Vは、(Ra−Rc)が大きい程長くなる。一方、図9の子供領域Sareaにおいて直線Qに対する法線Wをとると、この法線Wは、(Rc−Ra)が大きい程長くなる。従って、法線V或いは法線Wの図9のRc座標軸に対する直交成分をHsとすれば、このHs>THか否かで大人領域Lareaに属するか子供領域Sareaに属するかが分かる。そこで、本第1実施形態では、Hs=Ra−Rcを着座乗員の体格を表す算出式として導入した。これに伴い、次のステップ140における判定基準として、Hs>THを導入した。なお、本第1実施形態では、TH=−0.06である。
【0081】
よって、上述のごとく、Rc=0.75及びRa=0.62である場合には、Hs=0.75−0.62=0.13と算出される。一方、上述のごとく、Rc=0.61及びRa=0.72である場合には、Hs=0.61−0.72=−0.11と算出される。
【0082】
ついで、ステップ140では、Hs=0.13の場合にはYESと判定され、一方、Hs=−0.11の場合にはNOと判定される。これに伴い、ステップ140でYESと判定された場合には、ステップ141において、上記出力電圧面分布形状の根拠となる着座乗員は大人と判定され、一方、ステップ140でNOと判定された場合には、ステップ142において、上記出力電圧面分布形状の根拠となる着座乗員は子供と判定される(図8参照)。また、上述のようにステップ130でNOと判定される場合には、ステップ132において上記出力電圧面分布形状の根拠は、人間ではなくチャイルドシートと判定される。
【0083】
以上説明したように、着座乗員の臀部の着座部10aとの接触面形状が着座乗員の姿勢変化によっては殆ど変動しないことに着目して、着座乗員の臀部を模擬した子供用基準パターンPa及び大人用基準パターンPbに対する着座乗員の臀部或いはチャイルドシートの底壁の実際の接触面形状の一致度合いを、ステップ120における出力電圧面分布形状と基準電圧面分布形状との一致度合いに対応する子供パターン相関係数Rc及び大人パターン相関係数Raとして算出する。そして、これら相関係数が図9の人間領域Marea、大人領域Larea、子供領域Sarea及びチャイルドシート領域Careaのいずれに属するかにより着座乗員が大人か子供か或いはチャイルドシートかを判定するようにした。その結果、大人か子供かを着座部10a上のチャイルドシートと区別して判定する精度が著しく向上する。
【0084】
よって、ステップ142における子供との判定結果を用いて、例えば、当該自動車に搭載のエアバッグシステムにおけるエアバッグの動作を禁止するようにすれば、この禁止精度を著しく向上できる。従って、着座乗員が大人であるとの誤判定に伴うエアバッグの誤動作を確実に防止でき、子供をエアバッグによる加害性から確実に保護し得る。また、ステップ132におけるチャイルドシートとの判定結果を用いれば、シート10の着座部10aに乗員が着座していないのにエアバッグの展開を誤って禁止するということもない。
【0085】
(第2実施形態)
図10乃至図12は本発明の第2実施形態を示している。上記第1実施形態において、シート10の着座部10a上に着座する乗員が子供である場合、この子供は、着座部10aの中央部に着座することがある。このとき、着座部10aは柔らかいため、子供は、その臀部から、着座部10aの中央部に沈み込むように着座することとなる。このような着座状態は、子供が小さい程生じ易い。
【0086】
当該着座状態では、シートセンサ20の各センサ部Siのうち着座部10aの中央部の周囲(即ち、着座部10aのうち子供の臀部との接触領域の周囲)に対応して位置する各センサ部は、上述のような子供の沈み込む着座状態に起因して着座部10aの下方(当該自動車の床面側への方向)に向けて引き込まれ、この引き込みに伴い生ずる荷重を検出してしまう。
【0087】
このように着座部10aの中央部の周囲に対応して位置する各センサ部が上記引き込み荷重に起因して検出する出力電圧を、着座部10aの中央部に対応して位置する各センサ部が子供の着座荷重に起因して検出する出力電圧と共に、着座部10aの着座面11の全体に亘る電圧分布として表すと、図11(a)にて示す電圧分布形状となる。この電圧分布形状は、着座部10aに大人が着座した場合の電圧分布形状(図11(b)、図6(b)参照)と類似した形状となる。従って、このような電圧分布形状をそのまま利用しても、着座部10aの着座乗員が大人か子供かを正しく区別して判定することはできない。
【0088】
そこで、この判定を正しく行う対策について種々検討してみたところ、次のようなことが分かった。具体的には、図11(a)の子供の着座状態に対するシートセンサ20の出力電圧分布形状において、12a−12a線に沿い断面(当該自動車の床面、言い換えれば、着部10aの着座面に垂直な左右方向断面)をとったところ、図12(a)に示すような出力電圧分布断面形状が得られた。同様に、図11(a)断面に対応する位置にて、図11(b)の大人の着座状態に対するシートセンサ20の出力電圧分布形状において、12b−12b線に沿い断面をとったところ、図12(b)に示すような出力電圧分布断面形状が得られた。なお、図12において、出力電圧がV1、V2及びV3のとき、荷重20(g/cm2 )、荷重40(g/cm2 )及び荷重60(g/cm2 )にそれぞれ対応する。
【0089】
これら図12(a)、(b)にて示す各出力電圧分布断面形状を比較すると、図12(a)の出力電圧分布断面形状の輪郭のうち図示左右側裾部分(着座部10aの左右側裾部分)の立ち上がり角度θが、図12(b)の出力電圧分布断面形状の輪郭のうち図示左右側裾部分の立ち上がり角度φよりも小さい。従って、子供の沈み込むような上記着座状態に対応する出力電圧分布断面形状の輪郭のうち左右側裾部分は、大人の上記着座状態に対応する出力電圧分布断面形状の輪郭のうち左右側裾部分に比べて緩やかに立ち上がっていることは明らかである。また、このような現象は、図12(a)、(b)の各出力電圧分布断面形状において左右方向のどのような位置にて断面をとっても同様に成立する。なお、図12の横軸は、着座部10aの着座面11の左右方向に一致するようにとる。
【0090】
このような現象に着目して、本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたマイクロコンピュータ30は、コンピュータプログラムの実行を、図4のフローチャートに代えて、図10にて示すフローチャートに従い行うように提案されている。なお、本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたシートセンサ20において、各センサ部S1乃至Sn(図5参照)は、着座部10aの着座面11に並行な面内において、p行q列に亘りマトリクス状に配列されているものとする。これに伴い、各センサ部は、Sij(1≦i≦p、1≦j≦q)で示し、各センサ部S1乃至Snのうちのセンサ部Sijの出力電圧は、mijで示すものとする。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0091】
このように構成した本第2実施形態において、マイクロコンピュータ30が図10のフローチャートに従いコンピュータプログラムの実行を開始すれば、ステップ200においてシートセンサ20の各センサ部Sijの出力電圧mijが入力される。次に、ステップ210において、各出力電圧mijが、p行q列のマトリクス状の面分布形状に変換される。
【0092】
然る後、ステップ220において、各出力電圧mijが、m11からmpqにかけて、順次、閾値電圧mthと比較判定される。ここで、閾値電圧mthは、図12の各出力電圧面分布形状の輪郭のうち左右の裾部の立ち上がりの緩やかさの相違(即ち、大人か子供かの相違)を区別できる程度の値に設定されている。本第2実施形態では、例えば、閾値電圧mthは、出力電圧V1(図12参照)に相当する。
【0093】
上記ステップ220において、各出力電圧m11からmpqのうちmij>mthが成立する各出力電圧については、YESとの判定のもと、ステップ221において、出力電圧Mij=mthとそれぞれ設定される。また、mij>mthが成立しない各出力電圧については、ステップ220にてNOとの判定のもと、ステップ222において、出力電圧Mij=mijと設定される。
【0094】
然る後、ステップ230において、ステップ210における各出力電圧mijが、ステップ221、222における各出力電圧Mijに置換される。このことは、ステップ210における各出力電圧のp行q列に亘る面分布が、ステップ221、222における各出力電圧Mijのp行q列に亘る面分布に置換されることを意味する。
【0095】
然る後、ステップ240において、図12(a)又は(b)の出力電圧分布断面形状のうち横軸とこれに平行な破線r(閾値電圧mth=V1)との間に位置する台形状部分の面積Hbが次の数12の式により計算される。
【0096】
【数12】
Hb=(L1+L2)h/2
この数12の式において、hは、上記台形状部分において上底(破線r)の下底(上記横軸)からの高さを表し、L1、L2は、それぞれ、上記上底及び下底の長さを示す。なお、上記横軸は、着座部10aの着座面の左右方向に相当する。また、下底L2は、着座部10aに着座した乗員の臀部の左右方向幅に相当する。
【0097】
ここで、台形状部分の面積Hbを導入した根拠について説明する。上述のように図12(a)、(b)の各出力電圧分布断面形状の輪郭のうち図示左右側裾部分の立ち上がりの緩やかさに相違があれば、この相違は、各台形状部分の面積Hbにおいて明らかに差を生ずる。即ち、上記各出力電圧分布断面形状の輪郭のうち図示左右側裾部分の立ち上がりの緩やかさの相違は、各台形状部分の面積Hbの相違に明らかに一義的に対応するといえる。
【0098】
このことは、上記面積Hbの相違を用いれば、着座乗員が大人か子供かの区別を確実に行えることを意味する。そこで、本第2実施形態では、上記台形状部分の面積Hbを、着座乗員が大人か子供かの区別を行うために採用した。なお、図12(a)の出力電圧分布断面形状の輪郭のうち図示左右側裾部分の立ち上がりは、図12(b)の出力電圧分布断面形状の輪郭のうち図示左右側裾部分の立ち上がりよりも緩やかであるから、図12(a)での台形状部分の面積Hbは、図12(b)での台形状部分の面積Hbよりも小さい。
【0099】
ステップ240での処理後、次のステップ250において、面積Hbと基準面積Hthとの比較判定がなされる。ここで、基準面積Hthは、図12(a)における台形状部分の面積Hbと図12(b)における台形状部分の面積Hbとの間の中間面積値に設定されている。なお、基準面積Hthは、上記中間面積値に限ることなく、大人か子供かの区別が可能であれば、図12(a)における台形状部分の面積Hbと図12(b)における台形状部分の面積Hbとの間の値でよい。
【0100】
しかして、面積Hbが基準面積Hthよりも大きいときは、ステップ250における判定がYESとなり、ステップ251において、着座乗員は大人と判定される。一方、面積Hbが基準面積Hthよりも小さいときは、ステップ250における判定がNOとなり、ステップ252において、着座乗員は子供と判定される。
【0101】
以上説明したように、子供が着座部10aの中央部に沈み込むように着座したことに伴い、シートセンサ20の各センサ部Sijのうち着座部10aの中央部の周囲に対応して位置する各センサ部が、着座部10aの下方に向けて引き込まれることに伴い生ずる荷重を検出するために、シートセンサ20の各センサ部による検出出力電圧の面分布形状が、大人が着座した場合のシートセンサ20の各センサ部による検出出力電圧の面分布形状に近似することとなっても、上述のごとく、当該各面分布形状の互いに対応する位置での断面形状の相違、換言すれば、各面積Hbの相違を利用して子供を大人と区別して判定するので、この判定が正しく精度よく行われ得る。
【0102】
また、図12(a)、(b)の各出力電圧分布断面形状における各台形状部分の面積Hbの相違に着目して、ステップ250での判定にあたり、面積Hbと基準面積Hthを用いるようにしたので、着座乗員の種類の判定精度を上げるために、シートセンサ20の各センサ部の配置を密にして解像度を上げる必要がなく、シートセンサ20、ひいては乗員判定装置のコストの上昇を抑制できる。
【0103】
(第3実施形態)
図13乃至図15は、本発明の第3実施形態を示している。この第3実施形態は、上記第2実施形態に上記第1実施形態を実質的に組み合わせたものである。これに伴い、本第3実施形態では、上記第2実施形態にて述べたマイクロコンピュータ30は、コンピュータプログラムの実行を、図10のフローチャートに代えて、図13及び図14にて示すフローチャートに従い行うように提案されている。その他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
【0104】
このように構成した本第3実施形態において、上記第2実施形態にて述べたと同様に両ステップ200、210の処理がなされると、各ステップ260、270、271、272において、図4の各ステップ120、130、131、132における処理と同様の処理がなされる。
【0105】
即ち、ステップ260において、ステップ120での処理と実質的に同様に、ステップ210における出力電圧面分布形状が子供用基準パターンPaを含む子供用基準電圧面分布形状(図7(a)参照)及び大人用基準パターンPbを含む大人用基準電圧面分布形状(図7(b)参照)とどの程度一致するかを表す一致度合いが算出される。その後、ステップ270において、ステップ130の処理と同様に、ステップ260にて得られた子供パターン相関係数Rc及び大人パターン相関係数Raが人間領域Marea(図9参照)に属するか否かが判定される。
【0106】
上記第1実施形態のステップ130の処理と同様に、ステップ270での判定がYESとなると、ステップ271において、ステップ131における処理と同様に、体格Hsが数11の式に基づき算出される。また、ステップ270での判定がNOとなる場合には、ステップ272において、ステップ132の処理と同様に着座部10上のものはチャイルドシートと判定される。
【0107】
上述のようにステップ271での体格Hsの算出が終了すると、上記第2実施形態と同様に、ステップ220乃至ステップ240の処理がなされる。しかして、ステップ240での面積Hbの計算が上記第2実施形態と同様に終了すると、ステップ241において、(Ca・Hb+Cb・Hs)の計算がなされ、ステップ250Aにおいて、次の数13の不等式の成立の有無が判定される。
【0108】
【数13】
Ca・Hb+Cb・Hs>Htha
この数13の式において、Ca及びCbは、共に正の定数である。また、Hbは上記第2実施形態にて述べた台形状の面積であり、Hsは上述した着座乗員の体格である。また、Hthaは、面積Hbを体格Hsで補正した基準面積である。このように数13の不等式を導入したのは、着座乗員が大人か子供かの区別を、面積Hbに体格Hsを加味して合成することで、より一層精度よく判定できるためである。
【0109】
ちなみに、数13の不等号を等号に代えて整理すると、次の数14の式が得られる。
【0110】
【数14】
Hb=−(Cb/Ca)・Hs+(Htha/Ca)
ここで、図15を参照して、数14の根拠について説明する。多数の大人及び多数の子供につき上述と同様にして面積Hb及び体格Hsを求めたところ、図15にて示すような分布結果が得られた。図15において、△印の多数のプロットは多数の大人(体重43kg乃至55kg)の場合のHbとHsとの関係を示し、+印の多数のプロットは、多数の子供(体重15kg乃至30kg)の場合のHbとHsとの関係を示す。
【0111】
これらによれば、△印のプロット領域及び+印のプロット領域は、図15にて示すごとく、直線Wにより明確に区画されることが分かる。そこで、上記直線Wを数14の式で特定することとした。これにより、直線Wよりも図示上側領域、即ち、Hb>−(Cb/Ca)・Hs+(Htha/Ca)の成立領域は大人の領域であり、直線Wよりも図示下側領域、即ち、Hb<−(Cb/Ca)・Hs+(Htha/Ca)の成立領域は子供の領域である。
【0112】
また、Hbの{−(Cb/Ca)・Hs+(Htha/Ca)}に対する差が大きい程、矢印U1が図15にて図示方向に向け長くなり、一方、{−(Cb/Ca)・Hs+(Htha/Ca)}のHbに対する差が大きい程、矢印U2が図15にて図示方向に向け長くなる。従って、矢印U1、U2は、大人及び子供の臀部の左右方向幅、ひいては臀部の大きさの指標となるものである。
【0113】
しかして、ステップ250Aにおいて、ステップ271で求めた体格Hs及びステップ240で求めた面積Hbを、ステップ241で示す式、換言すれば数13の不等式に代入することで、当該数13の不等式が成立するか否かが判定される。ここで、Ca・Hb+Cb・Hs>Hthaが成立すれば、ステップ250Aにおける判定がYESとなり、ステップ251において、着座乗員は大人と判定される。一方、Ca・Hb+Cb・Hs<Hthaが成立すれば、ステップ250Aにおける判定がNOとなり、ステップ252において、着座乗員は子供と判定される。
【0114】
以上説明したように、数13の不等式を利用して、着座乗員が大人か子供かにつき判定するので、上記第1実施形態にて述べた着座乗員の種類をチャイルドシートと区別して判定する作用効果及び第2実施形態にて着座乗員の種類を判定する作用効果を相乗的に精度よく達成できる。
【0115】
なお、上記第1実施形態では、ステップ140においてHs>THを判定基準として採用したが、これに限らず、例えば、図9の法線V或いはWの長さをHsに代えて採用してもよく、また、数9の式をステップ140における判定基準として採用してもよい。
【0116】
また、本発明の実施にあたり、上記第1実施形態にて述べた人間領域Marea、大人領域Larea、子供領域Sarea及びチャイルドシート領域Carea、即ち、両直線P、Qは図9にて示すものに限ることなく、必要に応じて変更してもよい。
【0117】
また、上記第2実施形態では、面積Hbをステップ250における判定に採用した例について説明したが、これに代えて、例えば、図12の出力電圧面分布形状の各裾部分の立ち上がり角度θ或いはφを面積Hbに代えて採用してもよい。この場合、ステップ250における基準面積Hthも、立ち上がり角度θと立ち上がり角度φとの間の値にすればよい。
【0118】
また、上記第2実施形態では、ステップ240において面積Hbを計算する例について説明したが、これに代えて、面積Hbを着座部10aの前後方向に積分した積分値、即ち、体積をHbとして採用してもよい。これに伴い、ステップ250での判定基準Hthもこれに対応する基準体積にする。
【0119】
また、本発明の実施にあたり、上記第2実施形態において、面積Hbの算出に際して、シートセンサ20の各センサ部のうち着座乗員の大腿部と着座部10aとの接触部に対応するセンサ部の出力電圧が含まれると、面積Hbの精度が低下しステップ250での判定精度も低下する。このため、大人の臀部の大きさに相当する枠をマスクとして用い、この枠内に位置する各センサ部の出力電圧mij、ひいてはMijのみを用いてHbを算出することでHbの精度を向上でき、ステップ250での判定精度も向上できる。
【0120】
また、本発明の実施にあたり、上記第3実施形態において、ステップ250Aに代えて、図4のステップ140及び図10のステップ250を採用し、ステップ140におけるYESとの判定時にステップ250の判定を行い、このステップ250でのYESとの判定時にステップ251にて大人と判定し、ステップ140でのNOとの判定時或いはステップ250でのNOとの判定時にステップ252にて子供と判定するようにしてもよい。
【0121】
また、上記第2実施形態においては、ステップ210にて各出力電圧を面分布に変換した後に、各ステップ220以後の処理を行う例について説明したが、これに代えて、ステップ210の処理を廃止し、ステップ230において、各出力電圧Mijを面分布形状に変換するようにしてもよい。
【0122】
また、上記第1実施形態では、ステップ110においてシートセンサ20の各センサ部の出力電圧を面分布に変換する例について説明したが、これに代えて、各出力電圧に対応する荷重を面分布に変換するようにしてもよい。これに伴い、ステップ120において、出力電圧面分布形状と基準電圧面分布形状との一致度合い算出に代えて、出力電圧面分布形状に対応する荷重面分布形状と基準電圧面分布形状に対応する基準荷重面分布形状との一致度合い算出を行う。これによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0123】
また、本発明の実施にあたり、上記第2実施形態において、ステップ210におけるシートセンサ20の各センサ部の出力電圧に代えて、当該各出力電圧に対応する各荷重を面分布に変換するようにしてもよい。これに伴い、ステップ220において、各出力電圧mij及び閾値電圧値mthに代えて、各出力電圧mijに対応する各荷重及び閾値電圧値mthに対応する閾値荷重値を採用し、各出力電圧mijに対応する各荷重及び閾値電圧値mthに対応する閾値荷重値をもとにステップ221、222、230の処理を上記第2実施形態と実質的に同様に行ってもよい。
【0124】
また、本発明の実施にあたり、上記各実施形態にて述べた大人及び子供は、それぞれ、大人としての体格及び子供としての体格を有するものとする。従って、大人としての体格を有する子供は大人に属し、子供としての体格しか有しない大人は子供に属するものとして本発明を適用することで、着座乗員の大人か子供かの種類をチャイルドシートと区別して実質的に精度よく判定可能となる。
【0125】
また、本発明の実施にあたり、自動車用シートに限ることなく、一般に車両用シートに本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】シートに対する乗員の着座状態及びシートセンサの埋設図状態を示す模式的側面図である。
【図3】(a)は図1のシートセンサの模式的平面図であり、(b)は当該シートセンサの部分拡大断面図である。
【図4】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャートである。
【図5】シートセンサにおける各センサ部Siの模式的表示図である。
【図6】(a)は子供がシートに着座した場合の各センサ部の出力電圧面分布形状を示す図であり、(b)は大人がシートに着座した場合の各センサ部の出力電圧面分布形状を示す図であり、(c)はチャイルドシートをシートの着座部においた場合の各センサ部の出力電圧面分布形状を示す図である。
【図7】(a)は子供用基準パターンPaを含む基準電圧面分布形状を示す図であり、(b)は大人用基準パターンPbを含む基準電圧面分布形状を示す図である。
【図8】出力電圧面分布形状、総面荷重、子供パターン相関係数、大人パターン相関係数及び判定結果を子供、大人及びチャイルドシートについて示す図表である。
【図9】大人パターン相関係数と子供パターン相関係数との関係から人間領域Marea、大人領域Larea、子供領域Sarea及びチャイルドシート領域Careaを特定する図である。
【図10】本発明の第2実施形態においてマイクロコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムのフローチャートである。
【図11】(a)及び(b)は、それぞれ、上記第2実施形態における着座乗員が子供及び大人の場合の各センサ部の出力電圧面分布形状を示す図である。
【図12】(a)及び(b)は、それぞれ、図11(a)及び(b)の各出力電圧面分布形状の断面を模式的に示す図である。
【図13】本発明の第3実施形態においてマイクロコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムのフローチャートの前段部である。
【図14】上記第3実施形態においてマイクロコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムのフローチャートの後段部である。
【図15】面積Hbと体格Hsとの関係を子供領域及び大人領域との関係で示す図である。
【符号の説明】
10…シート、10a…着座部、20…シートセンサ、
30…マイクロコンピュータ、S、Si、Sij…センサ部。

Claims (15)

  1. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、210、260)と、
    前記一致度合いに応じて前記着座乗員の種類を前記載置物体と区別して判定する判定手段(130、131、140、270、271)と
    前記複数のセンサ部の各検出加重のうち前記着座部の左右方向一側から左右方向他側に向け離れるにつれて増大する各検出加重の増大度合いを算出する増大度合い算出手段(210乃至240)と、を備えて、
    前記判定手段は、前記判定を、前記一致度合い及び前記算出増大度合いの双方に応じて行うことを特徴とする車両用シートの着座乗員判定装置。
  2. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、210、260)と、
    前記一致度合いに応じて前記着座乗員の種類を前記載置物体と区別して判定する判定手段(130、131、140、270、271)と
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、を備えて、
    前記判定手段は、前記判定を、前記一致度合い及び前記和算出手段の算出荷重和の双方に応じて行うことを特徴とする車両用シートの着座乗員判定装置。
  3. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、210、260)と、
    前記一致度合いに応じて前記着座乗員の種類を前記載置物体と区別して判定する判定手段(130、131、140、270、271)と
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面に対する左右方向直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、を備えて、
    前記判定手段は、前記判定を、前記一致度合い及び前記和算出手段の算出荷重和の双方に応じて行うことを特徴とする車両用シートの着座乗員判定装置。
  4. 前記一致度合い算出手段は、前記基準荷重面分布形状と前記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
    前記判定手段は、前記子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数が、これら相関係数の分布につき各多数の人間及び載置物体に応じて定めた人間領域及び載置物体領域のいずれに属するかにつき判定することで、前記着座乗員の種類を前記載置物体と区別して判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の車両用シートの着座乗員判定装置。
  5. 前記一致度合い算出手段は、前記基準荷重面分布形状と前記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
    前記判定手段は、前記子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数が、これら相関係数の分布につき各多数の大人、子供及び載置物体に応じて定めた大人領域、子供領域及び載置物体領域のいずれに属するかにつき判定することで、前記着座乗員の種類を前記載置物体と区別して判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の車両用シートの着座乗員判定装置。
  6. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、260)と、
    前記一致度合いに応じて前記着座乗員の種類を判定する判定手段(130、131、140、270、271)と
    前記複数のセンサ部の各検出加重のうち前記着座部の左右方向一側から左右方向他側に向け離れるにつれて増大する各検出加重の増大度合いを算出する増大度合い算出手段(210乃至240)と、を備えて、
    前記判定手段は、前記判定を、前記一致度合い及び前記算出増大度合いの双方に応じて行うことを特徴とする車両用シートの着座乗員判定装置。
  7. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、260)と、
    前記一致度合いに応じて前記着座乗員の種類を判定する判定手段(130、131、140、270、271)と
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、を備えて、
    前記判定手段は、前記判定を、前記一致度合い及び前記和算出手段の算出荷重和の双方に応じて行うことを特徴とする車両用シートの着座乗員判定装置。
  8. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(110、120、260)と、
    前記一致度合いに応じて前記着座乗員の種類を判定する判定手段(130、131、140、270、271)と
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面に対する左右方向直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、を備えて、
    前記判定手段は、前記判定を、前記一致度合い及び前記和算出手段の算出荷重和の双方に応じて行うことを特徴とする車両用シートの着座乗員判定装置。
  9. 前記一致度合い算出手段は、前記基準荷重面分布形状と前記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
    前記判定手段は、前記子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数が、これら相関係数の分布につき各多数の大人及び子供に応じて定めた大人領域及び子供領域のいずれに属するかにつき判定することで、前記着座乗員の種類を判定することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一つに記載の車両用シートの着座乗員判定装置。
  10. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(120、260)と、
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、
    前記一致度合い及び前記和算出手段による算出荷重和を前記着座乗員が大人か子供かを区別可能な合成データに合成する合成手段(241)と、
    前記合成データに応じて前記着座乗員が大人か子供かを前記載置物体と区別して判定する判定手段(250A)とを備える車両用シートの着座乗員判定装置。
  11. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員或いは載置物体に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(120、260)と、
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面に対する直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、
    前記一致度合い及び前記和算出手段による算出荷重和を前記着座乗員が大人か子供かを区別可能な合成データに合成する合成手段(241)と、
    前記合成データに応じて前記着座乗員が大人か子供かを前記載置物体と区別して判定する判定手段(250A)とを備える車両用シートの着座乗員判定装置。
  12. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(120、260)と、
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、
    前記一致度合い及び前記和算出手段による算出荷重和を前記着座乗員が大人か子供かを区別可能な合成データに合成する合成手段(241)と、
    前記合成データに応じて前記着座乗員が大人か子供かを判定する判定手段(250A)とを備える車両用シートの着座乗員判定装置。
  13. 車両用シート(10)の着座部(10a)内にてその着座面(11)に並行にかつ面状に分散して位置する複数のセンサ部(S、Si)を備え、前記着座部に対する着座乗員に応じて前記着座面にかかる荷重を前記複数のセンサ部によりその位置に応じて検出するシートセンサ(20)と、
    前記複数のセンサ部の前記着座面に対する各検出荷重の面分布形状と、前記着座乗員の臀部の前記着座面との接触面形状を模擬した基準荷重面分布形状との一致度合いを算出する一致度合い算出手段(120、260)と、
    前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面に対する直交面に並行な内にて当該着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重の和を所定荷重以下の範囲で算出する和算出手段(210乃至240)と、
    前記一致度合い及び前記和算出手段による算出荷重和を前記着座乗員が大人か子供かを区別可能な合成データに合成する合成手段(241)と、
    前記合成データに応じて前記着座乗員が大人か子供かを判定する判定手段(250A)とを備える車両用シートの着座乗員判定装置。
  14. 前記一致度合い算出手段は、前記基準荷重面分布形状と前記各検出荷重の面分布形状とから、その一致度合いを、相互相関法により子供パターン相関係数及び大人パターン相関係数として算出し、
    前記合成手段は、前記大人パターン相関係数と子供パターン相関係数との差及び前記和算出手段による算出荷重和に応じて前記合成データを合成することを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一つに記載の車両用シートの着座乗員判定装置。
  15. 前記所定荷重は、前記複数のセンサ部の各検出荷重のうち前記着座面の左右方向両側から左右方向中央側に向け離れるにつれて増大傾向を示す各検出荷重のいずれかであって前記着座乗員が大人か子供かを区別し得る値に設定されていることを特徴とする請求項2、7及び10乃至13のいずれか一つに記載の車両用シートの着座乗員判定装置。
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