JP4512295B2 - 屋根の換気構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気性に優れた屋根の換気構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
従来より、特に、木質パネルを用いたプレハブ住宅等の木造住宅において、湿気を含む屋根内部の空気を外部に導き、換気性を良好として建物の老朽化を防止するための技術が知られている。この技術の一例として、特開平5−44315号公報記載の「棟部の換気構造」が挙げられる。
この技術では、棟部において、互いに対向する屋根パネル体は、該屋根パネル体間に隙間が設けられるようにして配置されている。つまり、屋根パネル体は、断面コ字状の枠材を平面視ロ字状に枠組みして形成された枠体と、枠体上に設けられた下地体と、下地体上に設けられた波板瓦とによって構成されている。そして、対向する屋根パネル体間の上方に棟カバーが架設されており、この棟カバーと前記下地体との間には、屋外に連通する通気路が形成されている。また、前記枠体の下端部には、該枠体の長手方向に沿って棟梁が設けられており、この棟梁と枠体との間には、該枠体の長手方向に沿って所定間隔に支持板が載設されている。
このようにして支持板が載設されることによって、棟梁と枠体との間には、通気用隙間が設けられており、この通気用隙間と前記通気路とによって、屋根パネルと外部との間の換気が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特開平5−44315号公報記載の「棟部の換気構造」では、前記枠体と、該枠体の下端部に設けられた棟梁との間に形成された通気用隙間によって小屋裏に通気されるが、この通気用隙間は、枠体と棟梁との間に設けられた支持板が、枠体の長手方向に沿って所定間隔で載設されることにより形成されているので、互いに対向する枠体どうしの間に前記支持板を正確に位置決めして、組み付けなければならず、また、このような作業を現場で行うので困難かつ面倒であった。
さらに、前記通気用隙間は、支持板が所定間隔に載設されることによって枠体と棟梁との間に設けられているが、この通気用隙間は、枠体どうしが接合されている接合部分のため、屋根パネルとしての強度を確保するために通気用隙間の大きさが制限されていた。そのため、小屋裏への換気性をより良好にすることが難しかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、施工を容易に行うことができ、また、構造強度上にも優れ、かつ、換気性が良好な屋根の換気構造を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、例えば、図1および図2に示すように、
棟2近傍に位置する屋根1の野地板(例えば、面材4)に、前記棟2を覆う棟包み9に覆われている範囲よりも屋根1の下り勾配方向軒先側に延在して貫通孔5が形成され、
前記長尺状の棟包み9の長さ方向の所定位置に、前記貫通孔5を覆い、換気口12が形成された覆い部8が前記棟包み9の間に割り込んで挟まれた状態で設けられ、
前記覆い部8は、挟まれている両側の前記棟包み9に接続される棟包み部10と、この棟包み部10の側面部の屋根下り勾配方向に一体的に形成された覆い部本体11とを備え、
前記覆い部本体11は、前記棟包み9に覆われている範囲よりも屋根1の下り勾配方向軒先側に延出するとともに前記貫通孔を覆い、
前記棟包み部10には、前記棟包み9に重なり合って接続される接続部17が設けられていることを特徴とする。
【0005】
請求項1の発明によれば、屋根1の野地板4に、貫通孔5が形成され、前記棟2を覆う棟包み9に、前記貫通孔5を覆い、換気口12が形成された覆い部8が設けられているので、前記覆い部8の換気口12から前記屋根1の野地板4に形成された貫通孔5を介して、小屋裏の空気の排気および外気の吸入ができ、よって、十分な換気をとることができる。
【0006】
また、従来のように、枠体と棟梁との間に支持板を所定間隔で設け、これによって通気用隙間を形成した場合は、互いに対向する枠体どうしの間に支持板を取り付けるために、正確な位置決めを行ったり、組み付けを行う必要があり、このような作業を現場で行わなければならないので、その作業が困難かつ面倒であったが、本発明では、野地板4に形成された貫通孔5と覆い部8の換気口12から換気をとることができるので、貫通孔5が形成された野地板4に、貫通孔5を覆うようにして覆い部8を設けることによって、容易に施工することができる。
【0007】
また、従来では、換気をとるために、枠体どうしが接合されている接合部分に通気用隙間が設けられており、屋根としての強度を確保するために、その通気用隙間の大きさが制限されていたが、本発明では、前記野地板4に貫通孔5を設けることによって換気をとるので、従来に比してより大きな貫通孔5を設けることができ、よって、構造強度上にも優れ、かつ、換気性をより一層良好にすることができる。
【0008】
ここで、前記棟包み9,46とは、例えば、図2に示すように、前記換気口12が形成されていない換気口なし棟包み7,7が、棟2に複数所定間隔を隔てて設けられてなるものや、例えば、図10に示すように、1つの換気口なし棟包み45が、棟42に沿って連続して設けられてなるものを指す。
また、前記覆い部8,47は、前者の場合、前記換気口なし棟包み7,7どうしの間に設けられ(図2参照)、後者の場合、1つの換気口なし棟包み45の下端部に設けられる。
【0009】
前記野地板4に形成された貫通孔5には、機械換気設備や空調設備に接続された排気ダクトが直接取り付けられていても良い。
前記覆い部8は、前記棟包み9に接続される前記棟包み部10と、この棟包み部10に一体的に形成された覆い部本体11とを備えているので、前記棟包み部10と覆い部本体11とが一体的に形成された覆い部8を棟2近傍に配置することによって、容易かつスムーズに取り付けることができ、施工期間の短縮化を図ることができる。
また、前記棟包み部10が、前記棟包み9に接続されるので、前記野地板4の貫通孔5に前記覆い部8が位置するようにして棟包み部10を、棟包み9に接続することによって、容易に覆い部8の棟2に対する位置決めを行うことができる。
さらに、前記覆い部8の補修等を行う際には、接続されている前記棟包み部10と前記棟包み9とから、前記棟包み部10を取り外すことができ、補修作業が簡単になる。
また、前記棟包み部10が棟包み9に接続されることによって、棟包み部10と棟包み9とが一体的に見えて見栄えが良い。
前記棟包み部10とは、例えば、図2に示すように、前記棟包み9を構成する換気口なし棟包み7の側断面形状と同形状の部分を指し、前記覆い部本体11とは、前記覆い部8のうちの前記棟包み部10以外の部分を指す。
また、前記棟包み部10には、前記棟包み9に重なり合って接続される接続部17が設けられているので、この接続部17を棟包み9に重なり合うようにして接続することによって、前記棟包み部10と前記棟包み9とを容易かつ強固に接続することができる。
また、前記接続部17が設けられた棟包み部10を棟包み9に接続することによって、前記覆い部8を設置できるので、この覆い部8を部品化し易い。
さらに、前記棟包み部10と前記棟包み9との間の防水処理は、前記接続部17に施せば良いので防水処理を行い易い。
【0010】
請求項2の発明は、例えば、図12に示すように、請求項1記載の屋根51の換気構造において、
前記棟包み部58は側断面視山形状をなし、
前記棟包み部58の両方の片58a,58bの下端部に、前記覆い部本体59,59がそれぞれ一体に設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、例えば、図1に示すように、請求項1又は2に記載の屋根1の換気構造において、
前記換気口12が、前記覆い部8の側面に設けられており、
前記貫通孔5の周囲には、水返し15が前記換気口12に対向して設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項の発明によれば、前記換気口12が、前記覆い部8の側面に設けられており、前記貫通孔5の周囲には、水返し15が前記換気口12に対向して設けられているので、前記水返し15によって、覆い部8の換気口12から流入する雨水等が貫通孔5を介して小屋裏14内に流入することを防ぐことができる。
また、前記換気口12は、前記覆い部8の側面に設けられているので、請求項3のように、換気口32が覆い部28の上面に形成されている場合に比して、外部から雨水等が流入しにくく、よって、小屋裏14内に雨水等が流入することも防ぐことができる。
【0012】
請求項の発明は、例えば、図6に示すように、請求項1又は2に記載の屋根21の換気構造において、
前記換気口32が、前記覆い部28の上面に設けられており、
この覆い部28には、水受け板40が前記換気口32に対向して設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項の発明によれば、前記換気口32が、前記覆い部28の上面に設けられており、この覆い部28には、水受け板40が前記換気口32に対向して設けられているので、この水受け板40によって換気口32から流入する雨水等を受けることができ、よって、貫通孔25に雨水等が流入するのを防ぐことができる。
また、前記換気口32は、前記覆い部28の上面に設けられているので、請求項2のように、換気口12が覆い部8の側面に設けられている場合に比して、外部から空気が入りやすく、通気性に優れる。
【0014】
請求項5の発明は、例えば、図6に示すように、請求項記載の屋根21の換気構造において、
前記貫通孔25の周囲には、水返し35が設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項の発明によれば、前記貫通孔25の周囲には、水返し35が設けられているので、前記水返し35によって、覆い部28の換気口32から流入する雨水等が貫通孔25を介して小屋裏34内に流入するのを一層確実に防ぐことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1〜第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す屋根の換気構造の側断面図、図2は、屋根の換気構造の斜視図、図3は、図2の要部を示す斜視図、図4は、屋根の換気構造の斜視図(換気口なし棟包みが設置される前の状態)である。
図1に示すように、屋根パネル1a,1aが互いに対向するようにして配置されて屋根1の棟2が構成されており、屋根パネル1a,1aどうしの間には、結合棟木3,3が屋根パネル1aの幅方向に延在して設けられている。
【0025】
前記屋根パネル1aは、複数の芯材を縦横に組み付けてなる枠体の上面に合板等の面材4が貼り付けられてなるものである。この面材4には、平面視略矩形状の貫通孔5が形成されている。
つまり、貫通孔5は、互いに対向するようにして配置された屋根パネル1a,1aのうちの北側に位置する一方の屋根パネル1aの面材4に形成されている。そして、この一方の屋根パネル1aの面材4上で、貫通孔5以外の部分に、屋根耐水シート(図示しない)が貼設され、この屋根耐水シート上に耐水性及び防水性を有するシート状のルーフィング(図示しない)が貼設され、さらに、ルーフィングの上面に、屋根瓦等の屋根仕上げ材6が取り付けられている。また、他方の屋根パネル1aの面材4上にも同様にして、屋根耐水シート(図示しない)、ルーフィング(図示しない)、屋根仕上げ材6が取り付けられている。
【0026】
前記棟2近傍には、図2および図3に示すように、棟2を覆う換気口なし棟包み7,7が所定間隔を隔てて設置されており、これによって棟包み9とされている。また、これら換気口なし棟包み7,7どうしの間には、前記貫通孔5を覆う覆い部8が1つ設けられている。
【0027】
前記覆い部8は、図1〜図3に示すように、棟包み9である換気口なし棟包み7,7に接続される棟包み部10と、この棟包み部10に一体的に形成された覆い部本体11とを備えている。
前記棟包み部10は、該棟包み部10に隣接する換気口なし棟包み7の側断面形状と同形状の山形状をなしており、この山形状の一方の片(北側の片)10aの下端部に、前記覆い部本体11が一体的に形成されている。
【0028】
前記覆い部本体11は、北側の屋根1に位置しており、その側面には換気口12が設けられている。この換気口12は、屋根パネル1aの勾配に沿って換気片部13が複数上向きに所定間隔に設けられることによって形成されている。そして、この換気片部13を介して外気が覆い部8に入り込み、さらに、貫通孔5から小屋裏14に入り込んだり、小屋裏14の空気の排気ができるようになっている。
【0029】
また、前記面材4に形成された貫通孔5の周囲には、図1および図4に示すように、該周囲を囲い、かつ、面材4から上方に突出するようにして水返し15が設置されている。
つまり、前記水返し15は側断面視略L字状をなしており、前記換気口12に対向して配置され、水返し15の一方の片15aである当接面にブチルテープ16が貼り付けられることによって面材4に設置されている。
そして、このように貫通孔5の周囲に設置された水返し15の上方に前記覆い部8が取り付けられている。また、この水返し15の外側には、前記屋根仕上げ材6が取り付けられている(図4では図示しない)。
【0030】
前記棟包み部10の両側端部には、図3に示すように、該棟包み部10に隣接する換気口なし棟包み7,7に接続される接続部17が設けられており、この接続部17が、隣接する換気口なし棟包み7,7に重なることによって接続されている。前記接続部17の側断面形状は、棟包み部10および換気口なし棟包み7の側断面形状と同形状の山形状をなしている。
また、山形状をなす棟包み部10のうちの一方の片、すなわち、下端部に覆い部本体11が一体に形成されていない側の片10bと、前記屋根仕上げ材6との間には、図1に示すように、棧材18が取り付けられており、この棧材18は棟包み部10により覆われてスクリュー釘19によって固定されている。
【0031】
本発明の第1の実施の形態によれば、屋根パネル1aの面材4に貫通孔5が形成され、この貫通孔5には、該貫通孔5を覆い、換気口12が形成された覆い部8が設けられているので、換気口12から貫通孔5を介して外気が入り込むことができ、よって、十分な換気をとることができる。
また、貫通孔5が形成された面材4に、貫通孔5を覆うようにして覆い部8を設けることによって、容易に施工することができる。
さらに、本発明では、面材4に貫通孔5を設けることによって換気をとるので、従来に比して、より大きな貫通孔5を設けることができ、よって、構造強度上にも優れ、かつ、換気性をより一層良好にすることができる。
【0032】
前記換気口12が、覆い部8の側面に設けられているので、後述する第2の実施の形態の上面に設けられている場合に比して、外部から雨水等が流入しにくい。
また、貫通孔5の周囲には、水返し15が換気口12に対向して設けられているので、換気口12から流入する雨水等が、貫通孔5を介して小屋裏14内に流入するのを防げる。
【0033】
前記覆い部8は、換気口なし棟包み7からなる棟包み9に接続される棟包み部10と、この棟包み部10に一体的に形成された覆い部本体11とを備えているので、覆い部8を棟2近傍に容易かつスムーズに取り付けることができ、施工期間の短縮化を図ることができる。
【0034】
また、貫通孔5に覆い部8が位置するようにして棟包み部10を、換気口なし棟包み7,7に接続することによって、容易に覆い部8の棟2に対する位置決めを行うことができる。
さらに、接続されている棟包み部10と換気口なし棟包み7,7とから、棟包み部10を取り外すことができ、覆い部8の補修作業が簡単になる。
また、棟包み部10が換気口なし棟包み7,7に接続されることによって、棟包み部10と換気口なし棟包み7,7とが一体的に見えて見栄えが良い。
【0035】
前記棟包み部10には接続部17が設けられているので、この接続部17を換気口なし棟包み7,7に重なり合うようにして接続することによって、棟包み部10と換気口なし棟包み7,7とを容易かつ強固に接続することができる。
また、この接続部17が設けられた棟包み部10を換気口なし棟包み7,7に接続することによって、覆い部8を設置できるので、この覆い部8を部品化し易い。
さらに、棟包み部10と換気口なし棟包み7,7との間の防水処理は、接続部17に施せば良いので防水処理を行い易い。
【0036】
前記覆い部8は、北側の屋根1に設けられているので、北側の屋根1以外からは、この覆い部8が見えにくく外観品質に優れる。
【0037】
また、前記覆い部8は、棟2に沿って所定間隔を隔てて設置された換気口なし棟包み7,7どうしの間に設けられているので、後述する第3の実施の形態のように、1つの換気口なし棟包み45が棟42に沿って連続して設けられており、この換気口なし棟包み45の下端部に覆い部47を設ける場合に比して、換気口なし棟包み7,7に覆い部8を強固に固定することができる。
【0038】
なお、本発明の第1の実施の形態の屋根1の換気構造において、前記換気口12は、屋根パネル1aの勾配に沿って換気片部13が複数上向きに所定間隔に設けられることによって形成されているとしたが、例えば、図13に示すように、覆い部本体11の下端部を面材4側に折り曲げて設けることによって、面材4との間に形成しても良い。
この場合、面材4に取り付けられた屋根仕上げ材6の上面で、前記覆い部本体11の下端部との間に、屋根仕上げ材6から上方に突出するようにして水返し15bを設置しても良い。このように水返し15bを設置すると、換気口12から流入する雨水等が、貫通孔5を介して小屋裏14内に流入するのを一層確実に防ぐことができる。
【0039】
また、本発明の第1の実施の形態の屋根1の換気構造では、棟2に沿って所定間隔を隔てて設置された換気口なし棟包み7,7どうしの間に、前記覆い部8が1つ設けられていたが、例えば、図5に示すように、換気口なし棟包み7を複数所定間隔を隔てて設置し、これら換気口なし棟包み7,7どうしの間に前記覆い部8を複数設けることによって、より換気性に優れた構造としても良い。
このように覆い部8を複数設ける場合は、覆い部8の数にしたがって屋根パネル1aの面材4に貫通孔5を形成する。
【0040】
次に、本発明の第2の実施の形態の屋根の換気構造について説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態を示す屋根の換気構造の側断面図、図7は、屋根の換気構造の斜視図、図8は、図7の要部を示す斜視図である。
なお、本発明の第2の実施の形態の屋根21の換気構造と、第1の実施の形態の屋根1の換気構造とは、それぞれに使用される覆い部28,8の構造が異なっている。したがって、同様の構成部分についての説明は省略し、異なる点について詳細に説明する。
【0041】
図6に示すように、屋根パネル21a,21aが互いに対向するようにして配置されて屋根21の棟22が構成されており、屋根パネル21a,21aどうしの間には、結合棟木23,23が屋根パネル21aの幅方向に延在して設けられている。
前記屋根パネル21aの面材24には、第1の実施の形態と同様に貫通孔25が形成されている。また、面材24上には、屋根耐水シート(図示しない)、ルーフィング(図示しない)、屋根仕上げ材26が取り付けられている。
【0042】
前記棟22近傍には、図7および図8に示すように、棟22を覆う換気口なし棟包み27,27が所定間隔を隔てて設置されており、これによって棟包み29とされている。また、これら換気口なし棟包み27,27どうしの間には、前記貫通孔25を覆う覆い部28が1つ設けられている。
【0043】
前記覆い部28は、図6〜図8に示すように、棟包み29である換気口なし棟包み27,27に接続される棟包み部30と、この棟包み部30に一体的に形成された覆い部本体31とを備えている。
前記棟包み部30は、該棟包み部30に隣接する換気口なし棟包み27,27の側断面形状と同形状の山形状をなしており、この山形状の一方の片(北側の片)30aの下端部に、前記覆い部本体31が一体的に形成されている。
【0044】
前記覆い部本体31は、北側の屋根21に位置しており、その上面には換気口32が設けられている。この換気口32は、内側に折り曲げて形成された換気片33が、屋根パネル21aの勾配に沿って複数所定間隔に設けられることによって形成されている。そして、この換気片部32を介して外気が覆い部28に入り込み、さらに、貫通孔25から小屋裏34に入り込んだり、小屋裏34の空気の排気ができるようになっている。
【0045】
また、前記面材24に形成された貫通孔25の周囲には、図6に示すように、該周囲を囲い、かつ、面材24から上方に突出するようにして、第1の実施の形態と同様の水返し35がブチルテープ36により接着されて設置されている。
そして、このように貫通孔25の周囲に設置された水返し35の上方に前記覆い部28が取り付けられている。また、この水返し35の外側に屋根仕上げ材26が取り付けられている。
【0046】
また、前記覆い部本体31には、水受け板40が換気口32に対向して設けられている。この水受け板40は、屋根パネル21aの勾配に沿って傾斜しており、換気口32と貫通孔25との間に配置され、水受け板40の下端部は水返し35の外側に位置している。
このように、水受け板40の下端部が水返し35の外側に位置することによって、換気口32から流入した雨水等が水受け板40で受けられて、水受け板40の下端部から流れた雨水等は、貫通孔35側に流れても水返し35によって返されるので、貫通孔35から小屋裏34に雨水等が流入することなく、覆い部28の外側に流れるようになっている。
【0047】
前記棟包み部30の両側端部には、図8に示すように、該棟包み部30に隣接する換気口なし棟包み27,27に接続される接続部37が設けられており、この接続部37が、隣接する換気口なし棟包み27,27に重なることによって接続されている。
また、山形状をなす棟包み部30のうちの一方の片、すなわち、下端部に覆い部本体31が一体に形成されていない側の片30bと、前記屋根仕上げ材26との間には、図6に示すように、棧材38が取り付けられており、この棧材38は棟包み部30により覆われてスクリュー釘39によって固定されている。
【0048】
本発明の第2の実施の形態によれば、換気口32が、覆い部28の上面に設けられているので、第1の実施の形態の側面に設けられている場合に比して、外部から空気が入りやすく、通気性に優れる。
また、覆い部28には水受け板40が換気口32に対向して設けられているので、換気口32から流入する雨水等を受けることができ、よって、貫通孔25に雨水等が流入するのを防げる。
さらに、貫通孔25の周囲には、水返し35が設けられているので、覆い部28の換気口から流入する雨水等が、貫通孔25を介して小屋裏34内に流入するのを一層確実に防ぐことができる。
【0049】
なお、本発明の第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成部分については、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるので、その説明は省略する。
【0050】
また、本発明の第2の実施の形態の屋根21の換気構造では、棟22に沿って所定間隔を隔てて設置された換気口なし棟包み27,27どうしの間に、前記覆い部28が1つ設けられていたが、例えば、図9に示すように、換気口なし棟包み27を複数所定間隔を隔てて設置し、これら換気口なし棟包み27,27どうしの間に、前記覆い部28を複数設けることによって、より換気性に優れた構造としても良い。
このように覆い部28を複数設ける場合は、覆い部28の数にしたがって屋根パネル21aの面材24に貫通孔25を形成する。
【0051】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態を示す屋根の換気構造の斜視図である。なお、本発明の第3の実施の形態の屋根41の換気構造と、第2の実施の形態の屋根21の換気構造とは、それぞれに使用される覆い部47,28の構造と、この覆い部47,28が棟42,22に設置される設置構造とが異なっている。したがって、同様の構成部分についての説明は省略し、異なる点について詳細に説明する。
【0052】
図10に示すように、屋根パネル41a,41aが互いに対向するようにして配置されて屋根41の棟42が構成されており、前記屋根パネル41aの面材43には、第1の実施の形態と同様に貫通孔44が形成されている。また、面材43上には、屋根耐水シート、ルーフィング、屋根仕上げ材が取り付けられている(図示しない)。
前記棟42近傍には、棟42を覆う、1つの換気口なし棟包み45が棟42に沿って連続して設置され、これによって棟包み46が構成されている。そして、山形状の換気口なし棟包み45の一方の片(北側の片)45aの下端部に、前記貫通孔44を覆う覆い部47が1つ設けられている。
【0053】
前記覆い部47は、北側の屋根41に位置しており、その上面には換気口48が設けられている。この換気口48は、内側に折り曲げて形成された換気片(図示しない)が、屋根パネル41aの勾配に沿って複数所定間隔に設けられることによって形成されている。そして、この換気片部を介して外気が覆い部47に入り込み、さらに、貫通孔44から小屋裏に入り込んだり、小屋裏の空気の排気ができるようになっている。
つまり、前記覆い部47は、第2の実施の形態で説明した覆い部本体31と同様のものであり、この覆い部47は、棟42に沿って連続して設けられた1つの換気口なし棟包み45の下端部に設けられているので、第2の実施の形態のように棟包み部30を備えていない。
【0054】
また、前記面材43に形成された貫通孔44の周囲には、該周囲を覆い、かつ、面材43から上方に突出するようにして、第1の実施の形態と同様の水返し(図示しない)が設置されている。
前記覆い部47には、第2の実施の形態と同様の水受け板(図示しない)が換気口48に対向して設けられている。
【0055】
本発明の第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と異なり、覆い部47は、棟包み部30を備えておらず、第2の実施の形態における覆い部本体31と同形状のものであるので、予め、棟42に換気口なし棟包み45が設置されていても、その下端部に取り付けることができ、よって施工が容易となる。
すなわち、第2の実施の形態では、換気口なし棟包み27は、棟22に所定間隔を隔てて設置されており、これらの間に覆い部28が設けられているので、換気口なし棟包み27を設置するのにその位置決め等が面倒であったが、この場合は、前記覆い部47を後からでも容易に施工することができる。
【0056】
なお、本発明の第3の実施の形態において、第1および第2の実施の形態と同様の構成部分については、第1および第2の実施の形態と同様の効果を得ることができるので、その説明は省略する。
【0057】
また、本発明の第3の実施の形態では、前記換気口48は覆い部47の上面に形成されているものとしたが、例えば、第1の実施の形態の覆い部本体11と同様に、換気口48を、覆い部47の側面に形成しても良い(図示しない)。
【0058】
さらに、第3の実施の形態では、1つの換気口なし棟包み45が、棟42に沿って連続して設置されており、この換気口なし棟包み45の一方の片45aの下端部に覆い部47が1つ設けられていたが、例えば、この覆い部47を換気口なし棟包み45の一方の片45aの下端部に、複数所定間隔を隔てて設けることによって、より換気性に優れた構造としても良い(図示しない)。
また、前記覆い部47は、換気口なし棟包み45の両方の片45a,45bの下端部にそれぞれ1つずつ設けても良いし(図11参照)、換気口なし棟包み45の両方の片45a,45bの下端部に複数所定間隔を隔てて設けても良い(図示しない)。
上述したように覆い部47を複数設けたり、換気口なし棟包み45の両方の片45a,45bに設けた場合は、それぞれ覆い部47の数や位置にしたがって、屋根パネル41aの面材43に貫通孔44を形成する。
【0059】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の第4の実施の形態を示す屋根の換気構造の斜視図である。
なお、本発明の第4の実施の形態の屋根51の換気構造と、第1の実施の形態の屋根1の換気構造とは、それぞれに使用される覆い部56,11の構造と、この覆い部56,11が棟52,2に設置される設置構造とが異なっている。したがって、同様の構成部分についての説明は省略し、異なる点について詳細に説明する。
【0060】
図12に示すように、屋根パネル51a,51aが互いに対向するようにして配置されて屋根51の棟52が構成されており、互いに対向する両方の屋根パネル51a,51aの面材53,53には、それぞれ平面視矩形状の貫通孔54,54が形成されている。
そして、これら両方の屋根パネル51a,51aの面材53,53上で、貫通孔54,54以外の部分に屋根耐水シート、ルーフィング、屋根仕上げ材が取り付けられている(図示しない)。
【0061】
前記棟52近傍には、棟52を覆う換気口なし棟包み55,55が所定間隔を隔てて設置されており、これによって棟包み57とされている。また、これら換気口なし棟包み55,55どうしの間には、前記2つの貫通孔54,54を覆う覆い部56が1つ設けられている。
【0062】
前記覆い部56は、棟包み57である換気口なし棟包み55,55に接続される棟包み部58と、この棟包み部58の両下端部にそれぞれ一体的に形成された2つの覆い部本体59,59とを備えている。
前記棟包み部58は、該棟包み部58に隣接する換気口なし棟包み55,55の側断面形状と同形状の山形状をなしており、この山形状の両方の片58a,58bの下端部に、それぞれ覆い部本体59,59が一体的に形成されている。
【0063】
前記覆い部本体59は、両側(北側と南側)の屋根51に位置しており、その上面には換気口60が設けられている。この換気口60は、内側に折り曲げて形成された換気片(図示しない)が、屋根パネル51aの勾配に沿って複数所定間隔に設けられることによって形成されている。
そして、この換気片部を介して外気が覆い部56に入り込み、さらに、貫通孔54から小屋裏に入り込んだり、小屋裏の空気の排気ができるようになっている。つまり、この覆い部本体59は、第2の実施の形態で説明した覆い部本体31と同様のものである。
【0064】
また、前記面材53に形成された貫通孔54の周囲には、該周囲を覆い、かつ、面材53から上方に突出するようにして、第1の実施の形態と同様の水返し(図示しない)が設置されている。
前記覆い部56には、第2の実施の形態と同様の水受け板(図示しない)が換気口60に対向して設けられている。
前記棟包み部58の両側端部には、該棟包み部58に隣接する換気口なし棟包み55,55に接続される接続部(図示しない)が設けられており、この接続部が、隣接する換気口なし棟包み55,55に重なることによって接続されている。
【0065】
本発明の第4の実施の形態によれば、覆い部56は、1つの棟包み部58に2つの覆い部本体59,59が一体的に形成されているので、第1〜第3の実施の形態のように覆い部を複数それぞれ取り付けることなく、前記覆い部56を貫通孔54を覆うようにして設置することによって、一度に多くの換気をとることができ、よって、より換気性に優れた構造とすることができる。
【0066】
なお、本発明の第4の実施の形態において、第1および第2の実施の形態と同様の構成部分については、第1および第2の実施の形態と同様の効果を得ることができるので、その説明は省略する。
【0067】
また、本発明の第4の実施の形態では、前記換気口60は、覆い部本体59の上面に形成されているものとしたが、例えば、第1の実施の形態の覆い部本体11と同様に、換気口60を覆い部本体59の側面に形成しても良い。
【0068】
さらに、第4の実施の形態では、棟52に沿って所定間隔を隔てて設置された換気口なし棟包み55,55どうしの間に、前記覆い部56が1つ設けられていたが、例えば、換気口なし棟包み55を複数所定間隔を隔てて設置し、これら換気口なし棟包み55,55どうしの間に、前記覆い部56を複数設けても良い(図示しない)。
このように覆い部56を複数設ける場合は、覆い部56の数にしたがって屋根パネル51aの面材53に貫通孔54を形成する。
【0069】
本発明の第1〜第4の実施の形態において、前記貫通孔5,25,44,54は、例えば、図14に示すように、下屋61を構成する屋根パネル62の面材63に形成して、換気口なし棟包み64と覆い部65とを設置しても良い。この場合に設置される換気口なし棟包み64や覆い部65の棟包み部66は、第1、第2の実施の形態で説明した換気口なし棟包み7,27や覆い部8,28の棟包み部10,30の形状と異なるものである。
【0070】
また、本発明の第1〜第4の実施の形態では、屋根パネル1a,21a,41a,51aを使用したパネル工法における屋根1,21,41,51の換気構造について説明したが、例えば、軸組み工法においても同様の屋根の換気構造を適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、前記換気口から前記貫通孔を介して、小屋裏の空気の排気および外気の吸入ができ、よって、十分な換気をとることができる。
また、前記貫通孔を覆うようにして野地板に前記覆い部を設けることによって、容易に施工することができる。
さらに、従来に比して、より大きな貫通孔を設けることができ、よって、換気性をより一層良好にすることができる。
また、前記覆い部を棟近傍に容易かつスムーズに取り付けることができ、施工期間の短縮化を図ることができる。
また、容易に覆い部の棟に対する位置決めを行うことができ、さらに、覆い部の補修作業が簡単になる。
また、棟包み部と棟包みとが一体的に見えて見栄えが良い。
また、前記棟包み部と前記棟包みとを容易かつ強固に接続することができる。
また、前記覆い部を部品化し易く、さらに、前記棟包み部と前記棟包みとの間の防水処理を行い易い。
【0072】
請求項の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記換気口が、前記覆い部の側面に設けられているので、請求項3に比して外部から雨水等が流入しにくい。
また、前記水返しによって、前記換気口から流入する雨水等が前記貫通孔を介して小屋裏内に流入するのを防げる。
【0073】
請求項の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、換気口が覆い部の上面に設けられているので、請求項に比して、外部から空気が入りやすく、通気性に優れる。
また、前記水受け板によって、換気口から流入する雨水等を受けることができ、よって、貫通孔に雨水等が流入するのを防げる。
【0074】
請求項の発明によれば、請求項の同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記水返しによって、覆い部の換気口から流入する雨水等が、貫通孔を介して小屋裏内に流入するのを一層確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すためのもので、屋根の換気構造の側断面図である。
【図2】同、屋根の換気構造の斜視図である。
【図3】同、図2の要部を示す斜視図である。
【図4】同、屋根の換気構造の斜視図である。
【図5】本発明のその他の実施の形態を示す屋根の換気構造の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す屋根の換気構造の側断面図である。
【図7】同、屋根の換気構造の斜視図である。
【図8】同、図7の要部を示す斜視図である。
【図9】本発明のその他の実施の形態を示すためのもので、屋根の換気構造の斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示すためのもので、屋根の換気構造の斜視図である。
【図11】本発明のその他の実施の形態を示すためのもので、屋根の換気構造の斜視図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示すためのもので、屋根の換気構造の斜視図である。
【図13】本発明のその他の実施の形態を示すためのもので、屋根の換気構造の側断面図である。
【図14】同、下屋における屋根の換気構造の斜視図である。
【符号の説明】
1,21 屋根
2 棟
4 野地板
5,25 貫通孔
8,28 覆い部
9 棟包み
10 棟包み部
11 覆い部本体
12,32 換気口
15,35 水返し
17 接続部
40 水受け板

Claims (5)

  1. 棟近傍に位置する屋根の野地板に、前記棟を覆う棟包みに覆われている範囲よりも屋根の下り勾配方向軒先側に延在して貫通孔が形成され、
    前記長尺状の棟包みの長さ方向の所定位置に、前記貫通孔を覆い、換気口が形成された覆い部が前記棟包みの間に割り込んで挟まれた状態で設けられ、
    前記覆い部は、挟まれている両側の前記棟包みに接続される棟包み部と、この棟包み部の側面部の屋根下り勾配方向に一体的に形成されて、前記換気口を有する覆い部本体とを備え、
    前記覆い部本体は、前記棟包みに覆われている範囲よりも屋根の下り勾配方向軒先側に延出するとともに前記貫通孔を覆い、
    前記棟包み部には、前記棟包みに重なり合って接続される接続部が設けられていること
    を特徴とする屋根の換気構造。
  2. 請求項1記載の屋根の換気構造において、
    前記棟包み部は側断面視山形状をなし、
    前記棟包み部の両方の片の下端部に、前記覆い部本体がそれぞれ一体に設けられていることを特徴とする屋根の換気構造。
  3. 請求項1又は2に記載の屋根の換気構造において、
    前記換気口が、前記覆い部の側面に設けられており、
    前記貫通孔の周囲には、水返しが前記換気口に対向して設けられていることを特徴とする屋根の換気構造。
  4. 請求項1又は2に記載の屋根の換気構造において、
    前記換気口が、前記覆い部の上面に設けられており、
    この覆い部には、水受け板が前記換気口に対向して設けられていることを特徴とする屋根の換気構造。
  5. 請求項4記載の屋根の換気構造において、
    前記貫通孔の周囲には、水返しが設けられていることを特徴とする屋根の換気構造。
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