JP4512086B2 - 抜き型 - Google Patents

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Description

本発明は、切断片を回収できる構成の切断刃をボードに装着してもずれが生じることがない抜き型に関する。
シート状物の切断加工の方法の一つとして、ビク刃(トムソン刃)と呼ばれる刃をボード(母材)にはめ込んだ抜き型を、プレス台の上または下にセットし、間にシート状物を入れて抜き型で打ち抜く方法がある。ここでいう抜き型ダイはフレキシブルダイ(ピナクルダイ、チタンダイ)を含むものである。このとき、シート状物には所望の形状の切れ目が入るが、抜き製品と抜きカスに分離されていないため、ポンチとダイスでプレスしたり、ブロワーを使用したりして、打ち抜き後に分離のための工程が設けられることが多い。
従来の穴あけ加工に用いられている切断刃は図4(a)〜(d)に断面と斜視図で示したようなもので、図4(c)のものは抜きカスを落とす孔を有しているが、旋盤加工などによって切断刃を製造するため、切断刃の形状に制限がある。すなわち、図4(c)の刃の部分の断面は図5に示すように、直部を有する形状となるが、ここに抜きカス等が詰まってしまう問題がある。Lは直部の長さである。
図4(a),(b)の刃を用いたシート材の穴あけ加工においては、打ち抜きの次工程で、ゴムの弾力により跳ねあげる方法、上方からブロワーによる吸引や圧搾空気の吹きつけを行って抜きカスを除去する方法(特許文献1参照)、一つ一つ手作業で取り除く方法等が行われているが、製造工程が増える点で生産性を低下させるなど、まだ課題がある。
これに対し図4(d)で示すスプリング丸刃が提供されており、これによれば抜きカスが上方に飛ばされ、分離のための別工程は必要ないが、抜きカスを後で集めて回収しなければならない。
特開2000−122020号公報
ところで、図6(a)は、本発明が適用される切断刃1の一例を示す図である。図6(b)は同(a)の平面図、図6(c)は同(b)のA−A′線断面図である。長円穴あけ用の切断刃1は台座2の上面に台座2と一体に形成されている。台座2にはA−A′線断面形状が略凹字型(略コの字型)である切り欠き部4が形成され、切断刃1の内側から台座2に連通する空孔3は切り欠き部4に開口している。
ここで略凹字型(略コの字型)とは、凹部の上縁に対して下縁は必ずしも平行でなくてよいことを意味し、切り欠き部4の底面5は傾斜面とすることが、切断片(抜きカスまたは抜き製品)をスムーズに分離、排出できる。
また、図6(d)に示すような断面形状の切り欠き部4も本発明の好ましい実施形態である。
切断刃1および台座2、空孔3、切り欠き部4はNC加工をはじめとする削り出し加工により所望形状に一体に形成したものであり、いずれの部分も寸法精度高く仕上げることができる。従来品に比較して空孔3および切り欠き部4で形成される開口が大きいため、切り欠き部4の底面5の傾斜を自在に精度よく加工できる。よってカス(または抜き製品)の滑り落ちの良い形状に作製できる。
切り欠き部の位置(高さ、奥行き)も所望の寸法に精度よく加工できるので、角型材から削り出したものは、抜き型に用いて周辺の刃と組み合わせた場合、回ることがなく、精度の良い抜き型とすることができる。
以上の説明では切断刃の例として長円(楕円)の穴あけ用の刃を示したが、円形の穴あけ用の刃や、穴あけ以外の打ち抜き加工用の刃であってもよい。また、本発明によれば角穴や変形形状の抜き穴であっても自在に抜きカスを取り除くことができる。
切断刃1の素材は焼き入れ鋼などの硬い素材、例えばSKD−11種(JIS)をはじめとする鋼など、通常抜き型の切断刃に用いられるものを特に制限なく用いることができる。切断刃の形状は、両刃、2段刃、片刃、片2段刃、片3段刃等、特に制限はない。
ところで、上記の切断刃では、ボードの背板とは反対側には、切断片の搬送経路が作られる。このため、ボードの背板とは反対側部分の機械強度は弱くなっている。このため、切断刃がボードに対してずれることがある。
本発明は、切断片を回収できる構成の切断刃をボードに装着してもずれが生じることがない抜き型を提供することにある。
本発明は、「切断刃がボードに装着され鉄板により前記切断刃のズレ防止を行う抜き型であって、
前記切断刃は、
直方体の側部が抉られた形状を有する、庇部と床部と背部とからなる台座と、
前記台座と一体化した刃先が平面視ループ状の刃を有し、
前記刃の内側には上下に連通する空孔が形成され当該空孔が前記台座の抉られた部分で開口し、
前記鉄板は、幅が前記台座の幅よりも広く、かつ枠開口が、前記台座の抉られた部分の前記前記正面視輪郭とほぼ同じかまたは広く、前記直方体の前記背部が位置する面とは反対側の面に接して形成されたスリットに収納されている、
ことを特徴とする抜き型。」
を要旨とする。
本発明の抜き型は、切断片を回収できる構成の切断刃をボードに装着してもずれが生じることがない。
図1は本発明の抜き型の一例について平面図で示したものであり、図2(a)は図1のA−A′線に沿う部分断面図、図2(b)は図1のB−B′線に沿う部分断面図である。図1および図2において図6と共通する符号は同じものを示す。長円の穴あけ用切断刃1は台座2と一体に削り出しにより形成されていて、抜き型7に配置されている。抜き型7はビク刃8を有し、9はボード、10は弾性体、11はカス受け箱、12はカス溜穴であり、13はズレ防止と補強のための鉄板を示す。
ボード9はどのような材料から形成された板状体でもよいが、合成樹脂により形成された板状体が好ましい。合成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、塩化ビニル樹脂等を挙げることができる。木製の板状体や薄い木製のシート状物を数枚積層した板状体、例えば、ベニヤ板でも良い。また、多くの枚数を打ち抜く場合や、やや硬い材質のものを打ち抜く場合などには、薄い金属製の板状体を使用することもできる。
図1にはボード9の表面に弾性体10を設けた例を示した。弾性体10の材質としては、ゴムや弾性のある合成樹脂等が挙げられる。図1ではボード9の表面全体に弾性体10を設けているが、切断刃1の近傍などに部分的に弾性体を設けてもよい。
カス溜穴12中に溜まった抜きカス(または抜き製品)は、一定量となったところでカス受け箱11ごと取り出したり、掃き出したりすることができる。図3は本発明の抜き型に用いるカス受け箱11(クリアケース等のクリアシートを用いるが、これはボール紙、段ボール等の材料でもよい)の一実施形態を示す斜視図である。また、このカス受け箱11は成形加工品でもよい。
また、空孔3または切り欠き部4から連結し、カス溜穴12内を陰圧にして抜き型の外へ抜きカスを排出することもできる。カス溜穴12内を陰圧にするにはカス受け箱11に排気系への接続具を取付け、掃除機やコンプレッサー等の圧縮空気を使用した吸引を行う方法も可能である。
本発明の抜き型を用いて打ち抜き加工を行う場合、抜き型はプレス機械の下側にセットしてもよいし、上側にセットしてもよい。上側にセットして用いる場合は、吸引して抜きカスまたは抜き製品を回収除去することも可能である。
本発明の切断刃を用いた抜き型の一実施形態を説明する平面図である。 本発明の接着用溝つき切断刃を用いた抜き型の一実施形態を説明する部分上面図である。 本発明の抜き型のカス受け箱の一実施形態を説明する斜視図である。 (a)〜(d)は従来品を説明する図である。 図4(c)の部分断面図であって、直部を説明する図である。 本発明が適用される切断刃の例を説明する図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のA−A′線断面図、(d)は切り欠き部断面形状を説明する図である。
符号の説明
1 切断刃
2 台座
3 空孔
4 切り欠き部、
5 傾斜面
6 パテ
7 抜き型
8 ビク刃
9 ボード、
10 弾性体
11 カス受け箱
12 カス溜穴
13 鉄板、
14 直部

Claims (1)

  1. 切断刃がボードに装着され四角形の枠をなす鉄板により前記切断刃のズレ防止を行う抜き型であって、
    前記切断刃は、
    直方体の側部が抉られた形状を有する、庇部と床部と背部とからなる台座と、
    前記台座と一体化した刃先が平面視ループ状の刃を有し、
    前記刃の内側には上下に連通する空孔が形成され当該空孔が前記台座の抉られた部分で
    開口し、
    前記鉄板は、幅が前記台座の幅よりも広く、かつ枠開口が、前記台座の抉られた部分の
    前記前記正面視輪郭とほぼ同じかまたは広く、前記直方体の前記背部が位置する面とは反
    対側の面に接して形成されたスリットに収納されている、
    ことを特徴とする抜き型。
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