JP4511912B2 - センサシステム - Google Patents

センサシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4511912B2
JP4511912B2 JP2004351828A JP2004351828A JP4511912B2 JP 4511912 B2 JP4511912 B2 JP 4511912B2 JP 2004351828 A JP2004351828 A JP 2004351828A JP 2004351828 A JP2004351828 A JP 2004351828A JP 4511912 B2 JP4511912 B2 JP 4511912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
connector
sensor
power supply
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004351828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006164640A (ja
Inventor
雅博 藤田
健郎 三村
Original Assignee
サンクス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンクス株式会社 filed Critical サンクス株式会社
Priority to JP2004351828A priority Critical patent/JP4511912B2/ja
Publication of JP2006164640A publication Critical patent/JP2006164640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4511912B2 publication Critical patent/JP4511912B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、センサシステムに関する。
FA等の技術分野に使用される例えばファイバタイプの光電センサ、超音波センサ、近接センサ等のヘッド分離型センサでは、センサ本体をDINレールに多数台を横並び状態に装着してセンサシステムを構築することがある。
この種のセンサシステムにおける電力の供給構造として、特許文献1記載の発明が公知である。これは、各センサ本体に接続される親コネクタおよび子コネクタを利用して電源電力を中継しようとするものである。具体的には、親コネクタには信号線に加えて電源線を導入しておき、その電源線に電気的に連ねて給電端子を設けてセンサ本体内の電源供給回路に連なる受電端子に接続されるようにすると共に、その電源線に電気的に連ねて隣接する子コネクタとの間で電気的な導通を確保するための内部導体を配置してある。子コネクタには隣のコネクタに向けて突出する中継端子が設けられると共に、その中継端子はセンサ本体の上記受電端子に接続可能とされると共に、その子コネクタに親コネクタが隣接している場合には、その親コネクタの上記内部導体に接続され、子コネクタが隣接している場合には、その子コネクタの中継端子に接続されるようになっている。したがって、多数台のセンサ本体を横並びに隣接配置し、端部のものに親コネクタを嵌合し、それ以外のものに子コネクタを嵌合すると、各子コネクタの中継端子が相互接続されると共に、端部の子コネクタは親コネクタの内部導体に接続され、結局、親コネクタに導入されている一対の電源線から親コネクタ及び全ての子コネクタに電源電力の供給が可能になる。
特許第3266198号
この種のセンサシステムは、先にも述べたように一般にDINレール等の保持部材に装着して多数台が隣接配置されるようになっている。このため、従来のセンサシステムでは、保持部材にセンサ本体の装着作業と電源線が接続されているコネクタの装着作業との双方を行わねばならず、システム構築の作業が面倒であるという問題があった(課題1)。
また、従来のセンサシステムでは、コネクタに設けた端子相互の機械的な接触を介して電力を伝達して行くから、例えば端子の汚れや曲がり等に起因した接触不良や、センサ本体相互の設置位置のばらつき等に起因する接触不良によって、電源電力の中継が途中で中断してしまうことがあり、電力中継において不安定性を内包するものであった(課題2)。
本発明は上記の各課題に鑑みてなされたもので、センサ本体を保持部材に装着することで複数台を隣接配置するものにおいて、そのシステム構築の作業を簡易にすることを第1の目的とする。
そして、本発明は、複数のセンサ本体を隣接して配置して使用する際に、各センサ本体への電力供給を安定して行うことができるセンサシステムを提供することを第2の目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、保持部材に装着することで互いに隣接して配置される複数のセンサ本体を含んだセンサシステムであって、前記センサ本体には、外部電源から内部のセンサ回路に電力を供給するための受電用端子が前記保持部材への装着方向に向けて突出するように設けられ、前記保持部材には、前記センサ本体の配列方向に沿って延びると共に全長に亘って連続する形状であり、かつ、複数の前記センサ本体の前記保持部材への装着に伴って各々の前記受電用端子が嵌合して電気的な接続状態となる電源端子を有する電源コネクタが設けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記電源コネクタは、コネクタハウジングに前記電源端子を埋め込むように一体化して構成されると共に、前記センサ本体の配置ピッチと同等のピッチで前記電源コネクタを分断するための分断補助溝が間欠的に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記電源コネクタは、前記保持部材の端部に装着されるエンドユニットと一体に設けられ、そのエンドユニットに前記外部電源からの電源線が引き込まれて前記電源端子に接続されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、それらのセンサ本体のコネクタ嵌合部に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、前記センサ本体の前記コネクタ嵌合部には、外部電源から内部のセンサ回路に電力を供給するための電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられ、前記コネクタは、前記外部電源からの電源線が接続された親コネクタと、電源線が接続されていない子コネクタとからなり、前記親コネクタには、前記電源線に接続されてその親コネクタが接続されたセンサ本体の受電用端子に接続可能な電源端子と、前記電源線から電力の供給を受けて交番磁界を生成する送電用誘導コイルとが設けられ、前記子コネクタには、前記親コネクタの前記送電用誘導コイルが生成する交番磁界によって起電力を発生する受電用誘導コイルと、その子コネクタが接続されているセンサ本体の前記受電用端子に接続可能であって前記受電用誘導コイルに発生した起電力に基づく電流をその受電用端子を通じて前記電力供給回路に供給する給電端子と、前記受電用誘導コイルから電力の供給を受けて交番磁界を生成する中継送電用誘導コイルとが設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、このセンサ本体の側方に配置されるエンドユニットと、前記各センサ本体のコネクタ嵌合部に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、前記センサ本体の前記コネクタ嵌合部には、外部電源から内部のセンサ回路に電力を供給するための電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられ、前記エンドユニットのうち前記コネクタに対向する部分には前記外部電源から電力の供給を受けて交番磁界を生成する送電用誘導コイルが設けられ、前記コネクタには、前記エンドユニットの送電用誘導コイルが生成する交番磁界によって起電力を発生する受電用誘導コイルと、そのコネクタが接続されているセンサ本体の前記受電用端子に接続可能であって前記受電用誘導コイルに発生した起電力に基づく電流をその受電用端子を通じて前記センサ本体の電力供給回路に供給する給電用端子と、前記受電用誘導コイルから電力の供給を受けて交番磁界を生成する中継送電用誘導コイルとが設けられ、ているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
センサシステムを構築するには、各センサ本体を保持部材に装着する。このとき、保持部材には電源コネクタが装備されており、かつ、センサ本体には受電用端子が保持部材の装着方向に向けて突出するように設けられているから、各センサ本体の装着に伴い受電用端子が電源コネクタの電源端子に自然と嵌合して電気的な接続状態となる。このため、各センサ本体を保持部材に装着するという本来的に必要な作業を行うことで、自ずと電源供給のための接続がなされ、それ専用の作業を行う必要がなく、システム構築作業の簡素化を図ることができる。これにより課題1が解決可能となる。
<請求項2の発明>
この種の電源コネクタを設けた構成では、センサ本体を保持部材に装着する台数に応じて電源コネクタの必要な長さ寸法が相違するという事情があるが、この発明によれば、必要な長さに応じて分断補助溝によって電源コネクタを切断することができて必要最小限の長さの電源コネクタとすることができる。
<請求項3の発明>
保持部材の端部に設けられるエンドユニットに電源コネクタが一体化されているから、エンドユニットと電源コネクタとを部品として一体に取り扱うことができ、部品の管理等の面で有利になる。
<請求項4の発明>
各センサ本体並びにコネクタを隣接して配置すると、送電用誘導コイルが隣のセンサ本体の受電用誘導コイルに近接配置される。すると、親コネクタの電源端子はセンサ本体の受電用端子に接続されるから、その受電用端子を介してセンサ回路に電源電力が供給される。また、電源線からの電力供給を受けて送電用誘導コイルによって交番磁界が生成されるから、非接触であっても、隣のコネクタの受電用誘導コイルには起電力が発生する。その起電力に基づきそのコネクタが接続されているセンサ本体のセンサ回路には、コネクタの給電端子およびセンサ本体の受電用端子を介して電源電力が供給され、これと同時にそのコネクタの中継送電用誘導コイルに交番磁界が生成される。この結果、さらにその隣のセンサ本体に接続されているコネクタに設けられた受電用誘導コイルに起電力が発生し、上述と同様にしてセンサ本体及び中継送電用誘導コイルに電力が供給され、結局、非接触で電源電力が順次次段のセンサ本体に次々と供給される。
この発明では、コネクタの端子の機械的な接触に基づく電力の中継ではなく、交番磁界を介した非接触の電力中継が行われるから、端子の汚れや損傷が問題になることがなく、また、多少の位置ずれがあっても不具合が生じないから、電力の安定供給が可能になる。これにより課題2が解決可能となる。
<請求項5の発明>
コネクタを共用化することができるから、部品の管理等の面で有利となる。
<実施形態1>
次に、本発明の実施形態1(請求項1〜3に相当)を図1ないし図5によって説明する。本実施形態はセンサシステム20をファイバセンサに適用したものであり、以下の説明において、センサ本体70の前後方向についてはファイバFが接続される側(図1における左奥側)を前側とし、信号線C3が接続される側(図1における右手前側)を後側とする。また、左右方向とはレールSの全長方向を示すものとする。
本実施形態のセンサシステム20は図1、図2に示すように、断面略コ字状をなすレール(本発明の保持部材に相当する)Sと、同レールSの長手方向に沿って隣接配置される複数個のセンサ本体70と、電源線C1、C2を通じて外部電源に接続される電源コネクタ30と、隣接配置されたセンサ本体70の全体を左右両側から挟みこんで保持する一対の挟持ブロック51、55からなるエンドユニット50とを主体として構成されている。
電源コネクタ30を構成するハウジング31は合成樹脂製であって、レールSの長さ方向に沿って延びる横長なブロック状をなす。そして、このハウジング31とレールSとの間にはロック機構(図示せず)が設けられており、所要のロック動作を行うと同ハウジング31がレールSの前側の起立壁に前面を突き当てた状態で保持されるようになっている。
ハウジング31には、同ハウジング31の長手方向に沿って延びる高圧用電源端子33A並び低圧用電源端子33B(図2参照)が前後に並んだ状態で内部に埋め込まれるようにして一体的に形成されている。両電源端子33A、33Bは導電性の金属板材よりなるとともに、センサ本体70の配置ピッチと同ピッチで形成されるジョイント部34の下端同士を連結してなる。そのため、電源端子33A、33Bは電源コネクタ30の長手方向に延びる導電路を形成し、この導電路を通じて、各ジョイント部34から対応する各センサ本体70に向けて後述する電源線C1、C2を通じて供給される電源電圧を分配することが出来るようになっている。尚、両電源端子33A、33Bは同一形状であるため、図2においてはその一方側のみを示してある。
そして、ハウジング31の上面であって、内部に埋め込まれた電源端子33A、33Bと対応する位置には、各電源端子33A、33Bに連通する端子挿通孔35A、35Bが電源端子33A、33Bと同様に前後2段形成されている。この端子挿通孔35A、35Bはハウジング31の全長に亘って形成されるとともに、そこには後述する各センサ本体70にそれぞれ設けられる高圧側受電用端子76A、低圧側受電用端子76Bが図示上方から挿通可能とされている。
また、このハウジング31の左右両側にはセンサ本体70の全長方向に沿って延びる合成樹脂製の挟持ブロック51、55がそれぞれ配置されるが、ハウジング31はこのうちの一方側(図2おける左手前側)の挟持ブロック51に対して一体的に成形される。
そして、この挟持ブロック51の後面51Aには外部電源に連なる電源線C1、C2が接続されている。これら各電源線C1、C2は挟持ブロック51内を経由して、その先端が電源コネクタ30のハウジング31内に差し込まれており、電源線C1、C2のうち高圧V[V]が送電される電源線C1がハウジング31内の高圧用電源端子33Aに接続され、低圧0[V]が送電される電源線C2が低圧用電源端子33Bにそれぞれ接続されている。
一方、挟持ブロック51の相手側となる挟持ブロック55の下部は中央部分が凹凸状に切り欠かれている。この部分は挟持ブロック55を組み付ける際に電源コネクタ30並びにレールSとの干渉を回避するための逃がし部56であり、位置合わせした状態から挟持ブロック55を他方側の挟持ブロック51に近づけてゆくと、逃がし部56内に電源コネクタ30並びにレールSが若干のクリアランスをもって挿通させるようになっている。
次に、センサ本体70について説明する。
センサ本体70は幅方向(並び方向)に薄幅の略直方体状をなすとともに、前面71には一対の光ファイバFが各基端部をセンサ本体70内に収容される投光及び受光の両素子78A,78Bにそれぞれ突き合わせた状態で差し込まれており、これにより投光素子78Aからの光が一方の光ファイバF内を伝わって検出対象物等に照射され、その反射光が他方の光ファイバFを通って受光素子78Bにて受光されるようになっている。そして、このセンサ本体70は各段で共通使用されている。
ここで、センサ本体70の電気的構成について図3を参照して簡単に説明すると、センサ本体70の内部には図示しない回路基板が収容されており、この回路基板にはタイミング発生回路81、同タイミング発生回路81で生成された所定のタイミングで投光素子78Aを駆動させる駆動回路82、受光素子78Bの出力信号を増幅させる増幅回路83、増幅された信号を所定の閾値と比較するコンパレータ84、受光素子78Bによる検出結果を出力する出力回路85並びに、これら各回路に電力を分配する電力供給回路86が設けられている。
そして、センサ本体70の後面(光ファイバFの導出面と反対側)72の下部には、信号線C3が接続されている。この信号線C3はセンサ本体70の出力回路85に接続され、同出力回路85、信号線C3を通じて検出信号が外部に送信されるようになっている。
センサ本体70の底面における中央部には、同センサ本体70の並び方向に関する全幅に亘って、レール嵌合部75が凹設されている。レール嵌合部75の前後の壁面からは互いに対向する向きに一対の係止爪75A,75Bが設けられており、これがレールSの上縁部において外向きに設けられた鍔部S1に係合可能とされている。
そして、このレール嵌合部75における前側寄りの位置であって、電源コネクタ30の端子挿通孔35A、35Bと対向する位置には前後に並ぶ一対の受電用端子76A、76Bが下向き(レールSに対するセンサ本体70の装着方向に沿う向き)に突設されている。これら受電用端子76A、76Bは端子挿通孔35A、35Bに対して進入可能な板状をなすとともに、図2における前面71寄りの端子が高圧側受電用端子76Aとされ、後面72寄りの端子は低圧側受電用端子76Bとされている。そして、これら各受電用端子76A、76Bはそれぞれ先に説明した電力供給回路86に対して接続されている。
以上のことから、センサ本体70をレールSの全長方向と交差する向きにセットし、その状態からレールSに対して図示上方から下向きに押し込んでゆくと、センサ本体70の高圧側受電用端子76Aが端子挿通孔35A内に進入し、低圧側受電用端子76Bが端子挿通孔35B内にそれぞれ進入するとともに、係止爪75A,75BがレールSに設けられる鍔部S1に対して弾性的に係止される。
この係止状態においては、端子挿通孔35Aに進入した高圧側受電用端子76Aが電源コネクタ30の高圧用電源端子33Aに当接することで両端子が電気的に接続され、端子挿通孔35Bに進入した低圧側受電用端子76Bが電源コネクタ30の低圧用電源端子33Bに当接することで両端子が電気的に接続される。そのため、各センサ本体70の電力供給回路86に電源線C1、C2、電源端子33A、33B、受電用端子76A、76Bの経路で電源電圧が供給される。
さて、センサ本体70を併設させる台数は使用状況によって増減される。一方、製造時においては、センサ本体70の台数が当初の見込みより増加した場合にも、対応が可能なように電源コネクタ30の全長は長めに設定される。しかし、この場合に、実際に装着されるセンサ本体70の台数が見込より少ないと、電源コネクタ30のうちセンサ本体70が装着されない部分がセンサ本体70、ひいてはエンドユニット50の側方に突出してしまう。
そこで、本実施形態においてはハウジング31に分断補助溝37を設けて、センサ本体70の設置台数に応じてその全長を変えられるように、言い換えると、不必要な部分を切り離すことが出来るようにしている。図2に示すように、分断補助溝37はハウジング31の上・下の両面においてセンサ本体70の前後方向(長さ方向)に沿って真っ直ぐに、ハウジング31の全幅にわたって延びるV字溝よりなる。
この分断補助溝37を構成する上下の両溝37A、37Bは対向して位置するとともに、センサ本体70の並び方向に関してセンサ本体70の配置ピッチと同ピッチでしかも、各溝37A、37Bがセンサ本体70の左右の側面73、74とほぼ対応する位置に設けられている。
以上のことから、たとえば、図4に示すように、同図における左半分が使用され、右半分が使用されない場合であれば、中央の分断補助溝37によっ電源コネクタ30を必要部分31Aと、不必要な部分31Bとに切り離すことが出来る。
次に、本実施形態の効果について説明する。
センサシステム20を組み付けるには、まず、レールSに対して電源コネクタ30を予めセットしておく。そして、一段目のセンサ本体70を図2に示すように電源コネクタ30と直交する向きとし、更に高圧側受電用端子76Aと端子挿通孔35A、並びに低圧側受電用端子76Bと端子挿通孔35Bとがそれぞれ向かい合うように位置合わせする。その後、センサ本体70を下向きに押しでゆくと、センサ本体70の高圧側受電用端子76Aが端子挿通孔35A内に進入し、低圧側受電用端子76Bが端子挿通孔35B内にそれぞれ進入するとともに、係止爪75A,75BがレールSに設けられる鍔部S1に対して弾性的に係止される。これにより、一段目のセンサ本体70の組み付けが完了する。
続いて、二段目、三段目のセンサ本体70を一段目のセンサ本体70と同じ要領でレールSに対して、係止させてゆく。そして、最終段のセンサ本体70の取り付けが完了したら、今度は図2における右奥側から挟持ブロック55を電源コネクタ30に近づけてゆき、挟持ブロック55の逃がし部56内に電源コネクタ30並びにレールSの右端部を挿通させる。一旦、逃がし部56にレールSが挿通されれば、あとは、挟持ブロック55を相手側の挟持ブロック51側に押し込んでやれば、挟持ブロック55はレールSに案内されて、最終段のセンサ本体70に向かって移動する。
そして、挟持ブロック55が最終段のセンサ本体70の右側面に突き当たったら、その状態から所要のロック動作を行うことで、レールSに挟持ブロック55が固定される。かくして、併設される複数個のセンサ本体70がエンドユニット50によって挟み込まれた状態に保持される。
そして、この取り付け状態においては電源線C1、C2、電源端子33A、33B、受電用端子76A、76Bの経路で各センサ本体70の電力供給回路86に対して電力が供給されるから、これによりセンサ本体70内部の各回路に対しても電力の供給がなされる。
このように、本実施形態によれば、レールSには電源コネクタ30が端子挿通孔35A、35Bを上に向けた状態で固定されており、かつ、センサ本体70には受電用端子76A、76Bが下向き(レールSに対するセンサSの装着方向に向けて)に突出するように設けられている。そのため、各センサ本体70の装着に伴い受電用端子76A、76Bが電源コネクタ30の電源端子33A、33Bに自然と嵌合して電気的な接続状態となる。
このため、各センサ本体70をレールSに装着するという本来的に必要な作業を行うことで、自ずと電源供給のための接続がなされ、それ専用の作業を行う必要がなく、システム構築作業の簡素化を図ることができる。また、レールSの端部に設けられるエンドユニット50を構成する挟持ブロック51にハウジング31が一体化されているから、エンドユニット50と電源コネクタ30とを部品として一体に取り扱うことができ、部品の管理等の面で有利になる。
また、例えば、センサ本体70の設置台数が少なく、そのままの状態で電源コネクタ30を使用すると、電源コネクタ30がエンドユニット50の側方に飛び出してしまう場合には、必要な部分と不必要な部分の境に位置する切断補助溝37を中心として電源コネクタ30を折り曲げてやれば、分断補助溝37が誘いになって、電源コネクタ30を2つに切り離すことが出来る。
これにより、電源コネクタ30を必要最小限の長さとすることが出来るから、係る場合であっても、電源コネクタ30の端部がエンドユニット50から外方に極端に突出することがない(図5参照)。このような構成であれば、センサシステム20の配置スペースが限られた使用状況下であっても、周囲の構造躯体等との干渉なくセンサシステム20を配置することが可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2(請求項4に相当)を図6ないし図9によって説明する。
本実施形態はセンサシステム100をファイバセンサに適用したものであり、以下の説明において、ファイバFが接続される側(図6における左奥側)を前方、コネクタが嵌合される側(図6における右手前側)を後方とする。
本実施形態のセンサシステム100は、図6に示すように、断面略コ字状をなすレールLと、同レールLの長手方向に沿って隣接配置される複数(例えば、3個)のセンサ本体110と、各センサ本体110に対して脱着可能に装着されるコネクタ130(130A〜130C)とを主体として構成される。
そして、コネクタには電源線C1、C2並びに信号線C3の双方が接続される親コネクタ130A(図6における左端のコネクタ)と、信号線C3のみが接続される子コネクタ130B、130Cとが設けられており、親コネクタ130Aは電源線C1、C2を通じて外部電源に直接繋がれるのに対し、子コネクタ130Bは親コネクタ130Aから電源用の電圧が中継され、子コネクタ130Cは子コネクタ130Bから電源用の電圧が中継されるようになっている。
次に、センサ本体並びコネクタの構成について説明する。
センサ本体110A〜110Cの構成は全て同じであり、またコネクタ130A〜130Cの構造に関しても、電圧中継部分の構成を除いてその他の構成(コネクタの外形形状、嵌合部分の形状、端子の数等)は親側と子側とで共通であるため、親コネクタ130A並びに、親コネクタ130Aが接続されるセンサ本体110Aを例にとって説明し、子側のコネクタ110B、110Cの構成については説明を省略するものとする。
センサ本体110Aは幅方向(並び方向)に薄幅の略直方体状をなすとともに、底面には、長手方向の両端に一対の底面突部115,115が設けられている。それら底面突部115,115からは互いに対向する向きに一対の係止爪116A,116Bが設けられており、これがレールLの上縁部に設けられた鍔部L1に係合可能とされている。これら一対の係止爪116A,116Bのうち、後方側の係止爪116Bは前後方向に移動可能となっており、同係止爪116Bを後方に移動させることで、係止爪116とレールLとの係止を解くことが出来るようになっている。
図7に示すように、センサ本体110Aの前面には一対の光ファイバFが各基端部をセンサ本体110内に収容される投光及び受光の両素子111,112にそれぞれ突き合わせた状態で差し込まれており、これにより投光素子111からの光が一方の光ファイバF内を伝わって検出対象物等に照射され、その反射光が他方の光ファイバFを通って受光素子112にて受光されるようになっている。
一方、センサ本体110Aの後面(光ファイバFの導出面と反対側)の下部には、後方に開放するコネクタ嵌合部120が幅方向の全体に亘って凹設されており、このコネクタ嵌合部120の奥壁からは上下3本の端子121〜123が突出されている。
このうちの上段の端子は高圧側の電圧(V[V])を受電する高圧側受電用端子121とされ、中段の端子はセンサ本体110内部の出力回路155からの信号を外部に送信するための送信用端子122とされ、下段の端子は低圧側の電圧(例えば、0[V])を受電する低圧側受電用端子123とされている。
次に、親コネクタ130Aの構成について説明すると、親コネクタ130Aは電源線C1、C2並びに信号線C3が接続されるコネクタ本体部131とセンサ本体110Aのコネクタ嵌合部120に嵌合される連結部132を前後に連結してなる。
コネクタ本体部131内にはキャビティ(図示せず)が上下3段設けられ、その内部には雌端子金具(図示せず)がそれぞれ収容されており、これら各雌端子金具に対して電源線C1、C2並びに信号線C3の端部が接続されている。連結部132の嵌合面(前面)であって、センサ本体110の各端子121〜123との対向位置には各キャビティに連なる端子挿通孔(図示せず)がそれぞれ設けられている。尚、この親コネクタ130Aに設けられる雌端子金具が本発明における電源端子に相当し、各子コネクタ130B、130Cに設けられる雌端子金具が本発明の給電端子に相当する。
また、連結部132の上面にはコネクタ嵌合部120の上面壁に設けられるロック受け部120Aに対して係止可能なロックアーム139が設けられている。そのため、親コネクタ130Aの連結部132をコネクタ嵌合部120に対して嵌め合わせると、ロックアーム139がコネクタ嵌合部120のロック受け部120Aに対して係止することで、親コネクタ130Aはセンサ本体110Aに対して抜け止め状態に保持されるようになっている。
そして、この係止状態においては、センサ本体110A側の各端子121〜123は端子挿通孔を通じて親コネクタ130A内のキャビティに進入して対応する雌端子金具に接続される。これにより、電源線C1に接続された雌端子金具と高圧側受電用端子121とが電気的に接続され、電源線C2に接続された雌端子金具と低圧側受電用端子123とが電気的に接続され、信号用線C3に接続された雌端子金具と送信用端子122とが電気的に接続される。
また、このときに、ロックアーム139の自由端はコネクタ嵌合部120より後方に突出した状態にあるため、その状態からロックアーム139を下方に押圧操作してやれば、ロックアーム139がロック解除方向に弾性変位することでセンサ本体110Aとの係止を解くことが出来る。
次に、センサシステム100の電気的構成について説明する。
図9に示すように各センサ本体110A〜110Cの内部には、回路基板(図示しない)が収容されており、この回路基板にはタイミング発生回路151、同タイミング発生回路151で生成された所定のタイミングで投光素子111を駆動させる駆動回路152、受光素子112の出力信号を増幅させる増幅回路153、増幅された信号を所定の閾値と比較するコンパレータ154、受光素子112による検出結果を出力する出力回路155並びに、電力供給回路156が設けられている。
そして、センサ本体110Aに対して親コネクタ130Aが接続されると、電源線C1、C2がそれぞれセンサ本体110Aの高圧側受電用端子121、低圧側受電用端子123に電気的に接続されるため、電源線C1、C2を通じて外部電源から電力供給回路156Aに電力が供給される。これにより、電力供給回路156Aから各回路152〜155に対して電力が分配されることで、投光素子111並びに受光素子112による投受光がなされ、出力回路155から検出結果に応じた出力信号が送信用端子122及び受信用端子を介して外部に送られる。
一方、先に述べたように子コネクタ130Bは電源線C1、C2を備えていないため、親コネクタ130A側から電源用の電圧が中継されるようになっている。以下、その中継方法について説明する。
図9に示すように、親コネクタ130A内における電源線C1、C2と電源供給回路156Aとを接続する導電路は途中で分岐されており、同分岐路171Aに所定周期でスイッチング動作を行うスイッチング回路163Aを介して一次側コイル(本発明の送電用誘導コイルに相当する)161Aが接続されている。この一次側コイル161Aは親コネクタ130Aの内部のうち、子コネクタ130Bと対向する側に配置されている。
一方、子コネクタ130Bの内部であって親コネクタ130Aと対向する側に二次側コイル(本発明の受電用誘導コイルに相当する)165Bが配置されるとともに、これとは反対側の子コネクタ130Cと対向する側に一次側コイル(本発明の中継送電用誘導コイル)161Bが配置されている。この親コネクタ130A側に設けられる二次側コイル165Bと子コネクタ130C側に設けられる一次側コイル161Bとは閉ループを形成するとともに、二次側コイル165B側には整流回路167Bが設けられている。一方、一次側コイル161B側にはスイッチング回路163Bが設けられるとともに、整流回路167Bとスイッチング回路163Bとの間には分岐路171Bが設けられており、これが電力供給回路156Bに接続されている。
そして、両コネクタ130A、130Bを横並びの状態にセットすると、親コネクタ130Aの一次側コイル161Aと、子コネクタ130Bの二次側コイル165Bとが向かい合った状態となってトランスを形成するようになっている。
これにより、外部電源からの直流電圧はスイッチング回路163Aによって所定周波数のパルス電圧に変えられた後、一次側コイル161Aに印加されるため、同一次側コイル161Aには交番磁界が発生する。すると、一次側コイル161Aによって発生した交番磁界が子コネクタ130Bの二次側コイル165Bに鎖交することで二次側コイル165Bには誘導起電力が生ずる。そして、この誘導起電力がセンサ本体110Bに対して電力を供給するための電圧源となる。
二次側コイル165Bに生ずる誘導起電力は、一次側コイル161Aに入力されるパルス電圧と同様に電圧の大きさが周期的に変動するものであるが、整流回路167Bを通じてこれが直流電圧に変換される。そして、分岐路171Bを経てセンサ本体110Bの電力供給回路156Bに電力が供給される。
また、これと同時に閉ループ内、すなわち子コネクタ130Bの一次側コイル161Bには電流が流れるから、同一次側コイル161Bには交番磁界が生ずる。この交番磁界が次に述べる子コネクタ130Cの二次側コイル165Cに鎖交することで、同二次側コイル165Cに誘導起電力(センサ本体110Cに対して電力を供給するための電圧源)が生ずることとなる。
子コネクタ130Cは子コネクタ130Bと同様に、子コネクタ130Bと対向する側(図9における上側)に二次側コイル165C並びに整流回路167Cが設けられ、これとは反対側に一次側コイル161C並びにスイッチング回路163Cがそれぞれ設けられている。そして、二次側コイル165Cと一次側コイル161Cとの間には、電力供給回路156Cに連なる分岐路171Cが設けられている。
子コネクタ130Bと子コネクタ130Cを横並びの状態に配置すると子コネクタ130Bの一次側コイル161Bと、子コネクタ130Cの二次側コイル165Cとが対向して位置することでトランスを構成する。以上のことから、親コネクタ130Aから子コネクタ130Bに対して電源用の電圧が中継されるのと同じ要領、すなわち一次側コイル161Bに生ずる交番磁界が二次側コイル165Cに鎖交することで、同二次側コイル165Cに誘導起電力が生ずる。そして、この誘導起電力が電圧源となって、センサ本体110Cの電力供給回路に電力が供給される。
尚、子コネクタ130B、130Cの分岐回路171B、171Cは子コネクタ130B、130C内に設けられる雌端子金具並びに、センサ本体110B、110Cに設けられる高圧側受電用端子121、低圧側受電用端子123によって構成されている。
次に.本実施形態の効果について説明する。
センサシステム100を組み付けるには、例えば、先に、各センサ本体110A〜110CをレールLに組み付けた後、各センサ本体110A〜110Cに対してコネクタ130A〜130Cの組み付けを行う。すなわち、左端のセンサ本体110Aに親コネクタ130Aを装着し、センサ本体110Bに対して子コネクタ130Bを装着し、センサ本体110Cに対して子コネクタ130Cを装着する。
このようにして、コネクタを含むセンサ本体110A〜110Cが横並びに状態にセットされると、親ネクタ130Aの一次側コイル161Aと子コネクタ130Bの2次側コイル165Bとが対向してトランスを構成し、子コネクタ130Bの一次側コイル161Bと子コネクタ130Cの二次側コイル165Cとが対向してトランスを構成する。
外部電源に電源線C1、C2が接続されると、センサ本体110Aにあっては、親コネクタ130Aに設けられる各雌端子金具がそれぞれ高圧側受電用端子121、低圧側受電用端子123に電気的に接続されるからセンサ本体110Aの電力供給回路156Aに電源線C1、C2、親コネクタ130Aの経路を経て電力が供給される。
そして、センサ本体110Aの電力供給回路156Aに電力が供給されるのと同時に、分岐路171A、スイッチング回路163Aを経て親コネクタ130Aの一次側コイル161Aには所定周波数のパルス電圧が印加されるため、同一次側コイル161Aに交番磁界が生成されるから、非接触であっても、子コネクタ130Bの二次側コイル165Bには誘導起電力が発生する。そして、発生した誘導起電力は整流回路167Bによって直流電圧に変換され、これに基づいて、分岐路171Bを通じて電力供給回路156Bに電力が供給される。
一方、子コネクタ130B内の一次側コイル161Bと二次側コイル165Bは閉じたループを形成しているから、センサ本体110Bの電圧供給回路156Bに電力の供給がなされるのと同時に、子コネクタ130Bの一次側コイル161Bに電流が流れて、これにより同一次側コイル161Bには交番磁界が生ずる。この結果、さらに、コネクタ130Cの二次側コイル165Cに起電力が発生するから、上述と同様にして分岐路171Cを通じてセンサ本体110Cの電力供給回路156Cに電力が供給される。
このように、隣接するコネクタが非接触であっても、電源用の電圧が上流側から下流側(図9における上側から下側)へと次々に供給される。この発明では、隣接するコネクタの端子同士を機械的に接触させることで電源用の電圧を中継させるのではなく、交番磁界を介した非接触形式で電圧中継が行われるから、端子の汚れや損傷が問題になることがなく、また、多少の位置ずれがあっても不具合が生じないから、電力の安定供給が可能になる。
<第3実施形態>
次に、本発明の実施形態3(請求項5に相当)について図10を参照して説明する。実施形態2では、親コネクタ130Aに電源線C1,C2が接続されており電源線C1、C2、親コネクタ130Aの経路でセンサ本体110Aに電力が供給される構成としたが、実施形態3のセンサシステム200はセンサ本体110が隣接されたセンサ群を側方から挟み込んで保持可能な一対の挟持ブロック200A、200Bからなるエンドユニットを設け、このうちの一方側の挟持ブロック200Aに対して電源線C1、C2を接続することで、コネクタ(実施形態緒2の親コネクタに相当するもの)130A1に対して電源線C1、C2を接続することなく、挟持ブロック200A側から電源用の電圧を中継させることとしている。
両挟持ブロック200A、200Bは、コネクタ130を含むセンサ本体110の外形とほぼ同じ外形とされるとともに、同図における上側に位置する挟持ブロック200Aに電源線C1,C2が引き込まれており、更に、これら電線線C1、C2にはスイッチング回路213Aを介して一次側コイル(本発明の送電用誘導コイルに相当)211Aが接続されている。
一方、コネクタ130A1は実施形態2における子コネクタ130Bの構成と同じ構成とされ、同図における上側(挟持ブロック200Aと対向する側)には二次側コイル(本発明の受電用誘導コイルに相当)165A並びに整流回路167Aが設けられ、これとは反対側に一次側コイル(本発明の中継送電用誘導コイルに相当する)161A並びにスイッチング回路163Aが設けられている。
そのため、センサ群の端部にエンドユニット(挟持ブロック200A、200B)を取り付けると、センサ群がエンドユニットによって挟まれた状態に保持されるとともに、挟持ブロック200Aの一次側コイル211Aとコネクタ130A1の二次側コイル165Aが対向して位置してトランスを構成する。そのため、実施形態2で説明した親コネクタ130Aから子コネクタ130Bへの電圧の中継と同じ要領で、挟持ブロック200A側からコネクタ130A1に対して電源用の電圧が中継される。尚、他のコネクタに対する電圧の中継方法は実施形態2と同様であるため説明を省略する。
このような構成であれば、エンドユニットから電源電圧の供給がなされるので親コネクタが不要となり、コネクタ130A1を含む全てのコネクタ130A1〜130Cの構造を同一構造とすることが出来る。また、エンドユニットを設けることでセンサ本体110及びコネクタ130の連結状態の保持が強固なものとなる。
なお、電源線C1、C2の接続並びに一次側コイル211A、整流回路213Aは挟持ブロック200B側に取り付けてもよいが、この場合には電力の供給方向が下流側から上流に伝達されるから、各コネクタに設けられる一次側コイルと二次側コイルの構成を上下反転させる必要がある。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、切断補助溝37をV字溝によって形成してが、ハウジング31の剛性が部分的に弱まる(部分的に薄肉化される)ものであれば、その溝形状について特に制約はなく、例えば、断面が半円形のものや、スリット状のものであってもよい。
(2)実施形態1では、切断補助溝37をハウジングの上下両面に形成したが、ハウジング31の剛性が部分的に弱まる(部分的に薄肉化される)ものであれば、形成位置について特に制約はなく、例えば、ハウジング31の上下、前後の4面に亘って環状に形成してもよい。
本発明の実施形態1に係るセンサシステムの斜視図 センサシステムの分解斜視図 センサシステムの電気的構成を示すブロック図 電源コネクタの正面図 センサ本体の設置台数が少ない場合の、センサシステムの斜視図 本発明の実施形態2に係るセンサシステムの斜視図 センサ本体並ぶにコネクタの斜視図 センサ本体にコネクタが装着された状態を示す斜視図 センサシステムの電気的構成を示すブロック図 本発明の実施形態3に係るセンサシステムの電源電圧の中継構造を示す図
符号の説明
20…センサシステム
30…電源コネクタ
33A、33B…電源端子
37…分断補助溝
50…エンドユニット
70…センサ本体
76A、76B…受電用端子
100…センサシステム
110…センサ本体
130A…親コネクタ
130B、130C…子コネクタ
161A…一次側コイル(送電用誘導コイル)
165B…二次側コイル(受電用誘導コイル)
161B…一次側コイル(中継送電用誘導コイル)

Claims (5)

  1. 保持部材に装着することで互いに隣接して配置される複数のセンサ本体を含んだセンサシステムであって、
    前記センサ本体には、外部電源から内部のセンサ回路に電力を供給するための受電用端子が前記保持部材への装着方向に向けて突出するように設けられ、
    前記保持部材には、前記センサ本体の配列方向に沿って延びると共に全長に亘って連続する形状であり、かつ、複数の前記センサ本体の前記保持部材への装着に伴って各々の前記受電用端子が嵌合して電気的な接続状態となる電源端子を有する電源コネクタが設けられていることを特徴とするセンサシステム。
  2. 前記電源コネクタは、コネクタハウジングに前記電源端子を埋め込むように一体化して構成されると共に、前記センサ本体の配置ピッチと同等のピッチで前記電源コネクタを分断するための分断補助溝が間欠的に形成されていることを特徴とする請求項1記載のセンサシステム。
  3. 前記電源コネクタは、前記保持部材の端部に装着されるエンドユニットと一体に設けられ、そのエンドユニットに前記外部電源からの電源線が引き込まれて前記電源端子に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載のセンサシステム。
  4. 互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、それらのセンサ本体のコネクタ嵌合部に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、
    前記センサ本体の前記コネクタ嵌合部には、外部電源から内部のセンサ回路に電力を供給するための電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられ、
    前記コネクタは、前記外部電源からの電源線が接続された親コネクタと、電源線が接続されていない子コネクタとからなり、
    前記親コネクタには、前記電源線に接続されてその親コネクタが接続されたセンサ本体の受電用端子に接続可能な電源端子と、前記電源線から電力の供給を受けて交番磁界を生成する送電用誘導コイルとが設けられ、
    前記子コネクタには、前記親コネクタの前記送電用誘導コイルが生成する交番磁界によって起電力を発生する受電用誘導コイルと、その子コネクタが接続されているセンサ本体の前記受電用端子に接続可能であって前記受電用誘導コイルに発生した起電力に基づく電流をその受電用端子を通じて前記電力供給回路に供給する給電端子と、前記受電用誘導コイルから電力の供給を受けて交番磁界を生成する中継送電用誘導コイルとが設けられていることを特徴とするセンサシステム。
  5. 互いに隣接して配置される複数のセンサ本体と、このセンサ本体の側方に配置されるエンドユニットと、前記各センサ本体のコネクタ嵌合部に対して着脱自在に嵌合可能なコネクタとを含んだセンサシステムであって、
    前記センサ本体の前記コネクタ嵌合部には、外部電源から内部のセンサ回路に電力を供給するための電力供給回路に電気的に連なる受電用端子が設けられ、
    前記エンドユニットのうち前記コネクタに対向する部分には前記外部電源から電力の供給を受けて交番磁界を生成する送電用誘導コイルが設けられ、
    前記コネクタには、前記エンドユニットの送電用誘導コイルが生成する交番磁界によって起電力を発生する受電用誘導コイルと、そのコネクタが接続されているセンサ本体の前記受電用端子に接続可能であって前記受電用誘導コイルに発生した起電力に基づく電流をその受電用端子を通じて前記センサ本体の電力供給回路に供給する給電用端子と、前記受電用誘導コイルから電力の供給を受けて交番磁界を生成する中継送電用誘導コイルとが設けられていることを特徴とするセンサシステム。
JP2004351828A 2004-12-03 2004-12-03 センサシステム Expired - Fee Related JP4511912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004351828A JP4511912B2 (ja) 2004-12-03 2004-12-03 センサシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004351828A JP4511912B2 (ja) 2004-12-03 2004-12-03 センサシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006164640A JP2006164640A (ja) 2006-06-22
JP4511912B2 true JP4511912B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=36666416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004351828A Expired - Fee Related JP4511912B2 (ja) 2004-12-03 2004-12-03 センサシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4511912B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330339U (ja) * 1989-08-01 1991-03-26
JPH0737737A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Tdk Corp 非接触形充電器
JPH0819185A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Nec Corp 非接触型充電装置
JP2002100436A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Sunx Ltd 電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330339U (ja) * 1989-08-01 1991-03-26
JPH0737737A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Tdk Corp 非接触形充電器
JPH0819185A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Nec Corp 非接触型充電装置
JP2002100436A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Sunx Ltd 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006164640A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7862243B2 (en) Device for an optical-fiber connection
KR101083449B1 (ko) 고전압 차폐 전기 커넥터 조립체
US5169327A (en) Connector including cam member operable for performing a fitting operation
PL173558B1 (pl) Zespół złącza światłowodowego
US9240653B2 (en) Wire-to-board connector
US8241052B2 (en) Electrical connector system with power and command connectors
KR100382174B1 (ko) 단자보유시스템을갖는전기커넥터조립체
JPH0770337B2 (ja) コネクタの結合検知装置
US7214090B2 (en) Connector device
WO2016098575A1 (ja) 電池配線モジュール
JP2020013730A (ja) 電気コネクタ
JP2017091761A (ja) コネクタ
JP4511912B2 (ja) センサシステム
CN112003057B (zh) 连接器和线束
JP4475649B2 (ja) センサシステム
JP3364201B2 (ja) 電子機器
US20180254585A1 (en) Connector assembly
CN112054339B (zh) 电性连接器
JP4842382B2 (ja) センサシステム
WO2014162890A1 (ja) コネクタ
JP4493084B2 (ja) センサシステム
JPH026200B2 (ja)
US6325641B1 (en) Electric junction box
JPH1167316A (ja) コネクタ
JP2013171720A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070709

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090924

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees