JP4511834B2 - 燃料電池スタックアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池に関し、より特には、これらの個々の燃料電池の操作に関して要求される気体および液体のリークを防ぐために、従来の燃料電池もしくは燃料スタックアセンブリの異なる要素間でシールを形成することにおける使用のための、溝のプロファイルの設計に関する。本発明は、新規のシール材料を用いたこのようなシールの形成にも関する。
種々のタイプの既知の燃料電池がある。多くの適用における使用に関して実用的と現在考えられている燃料電池の1つのタイプは、プロトン交換膜(PEM)を用いる燃料電池である。PEM燃料電池は、設計するにシンプルでコンパクトな燃料電池を可能にし、これは頑丈であり、室温から違い過ぎない温度にて操作され得、燃料、酸化剤および冷却剤の供給に関する複雑な要求を持たない。
従来の単一の燃料電池は、相対的に低い電圧を発生させる。これ故に、使用可能な量の電力を提供するためには、燃料電池が、単一スタック中に10、20、30および100さえ、もしくはこれより多い燃料電池を典型的に含有する燃料電池スタック中へ、よく配置される。これが、使用可能な電圧にて、有用な量の電力を発生させることが可能な単一単位を提供する一方で、その設計は複雑であり得、その全てが注意深く組み立てられなくてはならない数多くの要素を包含し得る。
例えば、従来のPEM燃料電池は、2つのフロー・フィールド・プレート、陽極フロー・フィールド・プレートおよび陰極フロー・フィールド・プレートを要求する。この実際のプロトン交換膜を包含する膜電極アセンブリ(MEA)は、これらの2つのフロー・フィールド・プレート間に提供される。加えて、気体拡散媒体または層(GDM/GDL)が、各フロー・フィールド・プレートおよび該プロトン交換膜間に挟まれる。該気体拡散媒体は、該プロトン交換膜の表面への、適切な気体(該燃料または該酸化剤)の拡散を可能にすると同時に、この関連したフロー・フィールド・プレートおよび該PEM間に、電気伝導性を提供する。
このタイプの基本的な電池構造自体は、2つのシールを要求し、各シールは、これらのフロー・フィールド・プレートの内の1つと該PEMとの間に提供される。更に、これらのシールは、相対的に複雑な配置でなくてはならない。特に、以下に詳細に述べられるように、該燃料電池スタックにおける使用のためのこれらのフロー・フィールド・プレートは、数多くの機能を提供しなくてはならず、複雑なシールのアレンジが、これ故に要求される。
燃料電池スタックに関しては、これらのフロー・フィールド・プレートは、フロー・フィールド・プレートのスタックが、これらのフロー・フィールド・プレートに対して鉛直に延びる細長いチャネルを定義するように、いずれかの末端にて、開口部(aperture)または開口部(opening)を典型的に提供する。燃料電池が燃料、酸化剤および冷却剤の流れを要求する場合、これは、合計で少なくとも3組のポート、すなわち6つのポートを典型的に要求する。これは、該燃料および該酸化剤が、各燃料電池を通って流れることが必要だからである。該燃料または酸化剤の殆どが消費されてもよいが、如何なる不純物も該燃料電池を通して連続して勢いよく流される(flush)ことを確実にするように、連続した流れが要求される。
上記のことは、該燃料電池が、冷却剤としての水または同様のものと共に提供される、コンパクトなタイプの配置であることを仮定している。自然の対流または力を加えられた対流に乗って、冷却剤として空気を使用するスタック配置も知られている。このような燃料電池スタックは、該冷却剤用のこれらのスタックを通じての開いたチャネルを典型的に提供し、これ故に、このシールに関する要求は軽減される。一般にそれで、該酸化剤および該燃料用のシールされた供給チャネルを提供することだけが必要である。
続いて、各フロー・フィールド・プレートは、各末端に3つの開口部を典型的に持ち、各開口部は、該燃料、酸化剤または冷却剤の1つのための、入口または出口を表している。完成された燃料電池スタックにおいて、これらの開口部は並んで、この燃料電池スタック全体を通して延びる分布チャネルを形成する。これ故に、これらのシールに関する要求が叶えられるには複雑で難しいことが認められるべきである。しかしながら、該スタック/電池の設計に依っては、各液体用の、該燃料電池への複数の入口および出口を持たせることが可能である。例えば、幾つかの燃料電池は、その陽極、陰極および冷却剤の各々のための2つの入口ポート、該冷却剤用の2つの出口ポート、ならびに該陰極および陽極の各々のための単一の出口ポートを持つ。しかしながら、他の組み合わせも可能である。
該冷却剤は、隣接する個々の燃料電池間を流れるように、各燃料電池の後ろを横切って、最もよく流れる。このことは必須ではないが、結果として、多くの燃料電池スタックの設計が、第2、第3または第4のプレート毎にのみ、冷却チェネルを持っている。これは、より薄いプレートを有するよりコンパクトなスタックを見越したものであるが、このようなアレンジは、満足な冷却よりも劣る冷却を提供することがある。それは、個々の燃料電池の各々の隣接する組の間に、もう1つ別のシールも要求する。これ故に、完成された燃料電池スタックにおいては、各々の個々の燃料電池は、前記膜交換アセンブリをこれらの2つのフロー・フィールド・プレートへとシールするためだけに、2つのシールを要求する。30の個々の燃料電池を有する燃料電池スタックは、その目的のために60のシールを要求するであろう。加えて、述べられているように、シールは、燃料電池の各々の隣接する組およびその電流コレクター用の末端シールの間に要求される。30の電池のスタックに関しては、これ故にこれは、追加の31のシールを要求する。これ故に、30の電池のスタックは、母線(バスバー、bus bar)、電流コレクターおよび末端プレート用のシールを除いて、合計91のシールを要求し、これらの各々は、複雑でより精密な構造であろう。母線、絶縁体プレートおよび末端プレート用に要求される追加のガスケットを用いると、その数は容易に、30の電池の単一のスタック中において、種々の配置の100のシールに到達する。
これらのシールは、これらのフロー・フィールド・プレート中のチャネルまたは溝を提供し、それからシールを有効にするためのこれらのチャネルまたは溝中で予め作られたガスケットを提供することにより、形成され得る。既知の配置では、これらのガスケットおよび/またはこれらのシール材料は、特別にポリマー化され処方されて、該燃料電池中の構造の種々の材料との接触に由来する分解に抵抗し、これらの種々の気体および冷却剤は、熱の移動に使用される水性、有機および無機の液体である。これは、燃料電池スタックに関する組み立て技術が複雑であり、時間を浪費するものであろうし、多くのエラー機会を与えることを意味する。
したがって、第1の技術では、エラストマーの射出、トランスファーまたは圧縮成型のような既知の技術によって、該燃料電池の個々の要素から個々に成型されたフロッピー(登録商標)ガスケットシールとして、弾力シールが提供され得る。
このような弾力シールを提供するための第2の技術は、未硬化シール材料を調合し、該未硬化シール材料をシルクスクリーニングし、または予め決められた厚さに、該燃料電池プレート上へ該未硬化シール材料を噴霧し、その後該シール材料を硬化させて所望のエラストマー特性を達成することによる、該燃料電池プレートへの該未硬化シール材料の適用を含む。
弾力シールを提供するための第3の技術はインサート射出成型を含み、ここでは弾力シールはプレート上で作られ、この単位の組み立ては単純化される。この技術によれば、該ガスケットは、前記燃料電池スタック中でのそれの取り扱いおよび組み立てを許容するに充分、該燃料電池プレートに接着される。このようなインサート射出成型されたガスケットは、改善された溝およびシールのプロファイルを伴って設計され、燃料電池スタック内で発生する種々のシール力を最適化し得る。インサート射出成型のための基本的なプロセスは、当業界において既知であり、例えば米国特許第4,865,793号(1989年9月)に言及されてもよい。本明細書中で以降述べられるように、これは、本発明による最も好ましい技術である。
更なる考えとして、このようなシールまたはガスケットの形成または製造は複雑であり、一般には2つしか既知の製造方法はない。この第1の技術に関しては、個々のフロッピー(登録商標)ガスケットシールは、それを適切な型中で成型することにより形成され得る。これは相対的に複雑で高価であり得、各燃料電池の配置に関しては、前記フロー・フィールド・プレート中の関連した溝の形に厳密に対応する型の設計および製造を要求するであろう。これはしかしながら、設計者が各ガスケットまたはシールの断面を選ぶことにおいては自由であり、それが一様な厚さを持っている必要がないという利点を持つ。
もう1つ別の方法は、固体のシートの材料から各ガスケットを切り取ることであろう。これは、より安価で単純な技術が使用され得、ここでは計画の展望において該ガスケットの形を定義すること、およびその配置の切り取りツールを製造することだけが必要であるという利点を持つ。該ガスケットはその後、適切な厚さの1枚のシートの適切な材料から切り取られ得る。その不利な点は、一様な厚さを持つガスケットしか形成し得ないということである。加えて、それは、材料の重大な廃棄へと至る。例えば、各ガスケットにつき、フロー・フィールド・プレートの面積に対応する1部分の材料が使用されるが、このシール自体の表面積は、該フロー・フィールド・プレート面積の内の小さな分画でしかない。
組み立て後の燃料電池スタックはクランプで留められ、これらの要素を安全にし、適切な圧縮が該シール、および該燃料電池スタックの活動領域に適用されることを確実にする。これは、その接触抵抗が最小化され、これらの個々の燃料電池の電気抵抗が最小であることを確実にする。この末端に、燃料電池スタックは2つの末端プレートを典型的に持ち、これらは、圧力下でのそれらのたわみが許容可能な寛容性内であるように、充分頑丈なように配置される。該燃料電池はまた、小さな拾い上げ点まで該燃料電池から電流を集めて濃縮する電流母線を持ち、ここで該電流は、その後コンダクターを経由してその電気消費機器へと移動される。絶縁プレートは、該電流母線および該末端プレートをお互いから熱的および電気的に単離するのにも使用される。複数の細長い桿(棒(材)、ロッド)、ボルトおよび同様のものがその後、該燃料電池スタックが、引張桿によりこれらのプレート間で一緒にクランプで留められ得るように、これらのプレートの組の間で提供される。リベット、ストラップ、ピアノ線、金属プレートおよび他の機構も、スタックを一緒にクランプで留めるのに使用され得る。
該スタックを組み立てるには、該引張桿がこれらのプレートの1つを通じて延び、絶縁体プレート、シールを包含する母線が該末端プレートのトップに置かれ、該燃料電池の個々の要素が、該桿または幾つかの他の位置付けツールにより定義された空間内で組み立てられる。各燃料電池につき、この操作は、(a)先行する燃料電池から今回の燃料電池を分け隔てるためにシールを置き;(b)該シール上にフロー・フィールド・プレートを載せ;(c)この第1のフロー・フィールド・プレート上にシールを載せ;(d)該フロー・フィールド・プレート上のシールの範囲内にGDMを置き;(e)該シール上に膜電極アセンブリ(MEA)を載せ;(f)該MEAのトップに追加のGDMを置き;(g)シールを有する更なるフロー・フィールド・プレートを調製し、このアレンジを該膜交換アセンブリのトップに置き、一方同時に、この第2のプレートのシールがこの第2のGDMの周囲に落ちるのを確実にし;(h)その後、この第2の、もしくはより上のフロー・フィールド・プレートを用いて、段階(a)におけるようなシールを受けるための溝を持たせる段階を要求する。このプロセスは、最後の燃料電池が形成されると完了され、ここでそれはその後、母線、絶縁体プレート、および最終末端プレートで仕上げられる。
上記に鑑みて、各シールが注意深く置かれなくてはならず、そのインストーラー(installer)が、各シールが充分かつ適切にそれのシール溝中に嵌め込まれるのを確実にしなければならないことが認められる。インストーラーが、適切に載せられないことがあるシールの小さな部分を見過ごすことは、あまりないことではない。これ故に、その冷却剤領域に使用される燃料電池の隣接する組間のシールは、これらの2つのフロー・フィールド・プレートの向かい合っている表面において提供される溝を持っていてもよい。必ず、インストーラーは典型的に、これらの溝の内の1つの中に該シールを位置させることだけが出来、触感または同様のものに依って、該シールが組み立ての間中、他のプレートの溝中に適切に嵌ることを確実にしなくてはならない。この点では、インストーラーが該シールを視覚的に検査して、それが両溝中に適切に設置されることを確実にすることは、実際上不可能である。
これらの個々の電池上へ、直接これらのシールを成型することが可能であり、前記のようにこのことは、より良い寛容性および改善された部分割り当てのような、フロッピー(登録商標)ガスケットシールの使用に比較して、組み立ての間に利点を与え、本発明による技術により更に改善され得る。
これ故に、従来の燃料電池スタックを組み立てることは困難であり、時間を浪費し、しばしばシールの失敗に至る可能性があることが認められるであろう。完成した燃料電池スタックが組み立て終わった後、それは勿論テストされるが、この手順は困難で複雑であり得る。リークが検出された場合でさえ、これは初期には、それ自体を、特定の液体の圧力を維持する該スタックの不能性として単に表すことがあり、該リークが内因性である場合、該リークが特別に起きている場所を精確に位置付けることは、しばしば困難である。にもかかわらず、該燃料電池スタックを補修する唯一の方法は、それを完全に瓦解させて、その欠陥シールを取り替えることである。これは結果的に、他のシールの分断となり、それでこのスタック全体および全ての異なるシールは再度組み立てられなくてはならず、これは、該燃料電池スタック中の数多くのシールの内のいずれか1つの誤配置および失敗を、再び可能にしてしまう。
従来の組み立ておよびシール技術に伴う更なる問題は、該燃料電池スタック全体に適用されるクランプ圧力が、異なり区別出来る2つの機能を供するように意図されることである。これらの機能は、(i)意図されるようにこれらのシールが機能することを確実にするに充分な圧力を提供すること、および(ii)所望の圧力または圧縮を、前記MEA間に挟まれる気体拡散媒体およびこれらの個々のフロー・フィールド・プレートに提供することである。不充分な圧力がこのGDMに適用される場合は、その時は乏しい電気的接触がなされ、一方、該GDMが過剰に圧縮される場合には、この気体の流れは弱められ得る。
不幸にも、多くの従来の設計では、該燃料電池スタック全体に、既知の全圧を適用することだけが可能である。これ故に、この圧力が、該シールに適用される圧力および該GDMに適用される圧力の間でどのように分割されるのかを知る方法はない。他のやり方の従来の設計では、適用される圧力におけるこの分割は、該燃料電池スタック中の個々の要素の設計、および適切な寛容性の維持に依存する。例えば、GDMは一般に、フロー・フィールド・プレートの中央部分にあり、各中央部分の深さが許容可能な寛容性からはみ出して変動する場合、その時はこれは結果的に、不正な圧力が該GDMに適用されるようになってしまう。この深さは前記の延びたガスケットに依存し得、これは圧縮され、それらのシール特性、耐久性、および該シールの寿命に影響を及ぼす。
これら全ての理由により、従来の燃料電池の製造および組み立ては、時間を浪費する高価な業務であり、既存の組み立て術は、生産ラインに基づいた燃料電池の如何なる大規模生産にも適さない。これ故に、燃料電池技術は今、世界中で、代替電力供給として、商業用および住居用の市場への適用についての開発下にある。この技術を開発することに関する1つの領域は、これらの個々の燃料電池プレート間に得られるこのシールであった。このような商業用および住居用の市場への適用における使用のために選択される材料は、これらの適用に特異的な種々の製造および機能的な要求に叶わなければならない。典型的に、約2〜200の燃料電池プレートが、種々の燃料電池プレートを分け隔てるシリコーン・ラバー・シールと一緒にスタックされており、これらの燃料電池プレートは脆材料から構築されており、これは、溝の技術的なプロファイルの状態内で発生したストレスの集中により、容易に壊れ得る。
[本発明の簡単な要約]
したがって、本発明は、燃料電池プレートにおける円形または楕円形のシール溝のプロファイルに関するものであり、これらのプレートは、特に商業用および住居用の市場への適用のための、燃料電池および燃料電池スタックにおけるストレスの集中を最小化するように開発された。これらの溝のプロファイルは、4角または矩形の配置の溝の技術的なプロファイルの状態を凌駕して、燃料電池プレートの機械的強度を増強することが、予期せず発見された。
インサート射出成型は、これらの燃料電池プレート中のシールを形成するのに使用される好ましい技術である。該インサート射出成型技術を使用することにより得られる利点は、この結果得られるインサート射出成型されたシールが、この燃料電池プレートの溝中で結合され得、シールのない残りの表面を、シールの市場への特殊な適用に依る如何なる形にも出来るようにすることである。これ故に、インサート射出成型されたガスケットシールは、円形または楕円形の溝のプロファイル中で結合され得、燃料電池プレートのより簡単な操作性、および燃料電池スタックのより速い組み立てを可能にする。溝の改善されたプロファイルおよび結合されたシリコーン・ラバー・シールの使用の組み合わせは、燃料電池プレートおよび燃料電池スタックの設計における有意な改善を提供するようなものとして見なされる。
本発明の1つの態様によれば、燃料電池アセンブリが提供され、これは、(i)複数の別個の要素、(ii)この燃料電池アセンブリを通じて延びている溝または溝のネットワーク、および(iii)インサート射出成型により形成される各溝内のシールまたはガスケットを含み、ここで該シールおよびこれに対応する溝は、燃料電池および燃料電池スタックを操作することにおいて使用される液体を含有するチャンバーを定義するのに使用される別個の2つ以上の要素間により良いシールを提供するように、特定の形のプロファイルを持っている。本発明によるシールまたはガスケットを形成するのに使用されるシール組成物は、以下に詳細に述べられる。これらのシール組成物は、−55〜250℃の範囲の温度における使用に適している。本発明の目的に関し、燃料電池または他の電気化学的電池中で形成されるシールは、「単位シール」構成であるとして言及される。
該シールを形成するのに使用されるシール材料の組成は、好ましくは、ビニル基−CH=CHのような末端もしくは懸垂位置の不飽和有機基を有する直鎖ポリシロキサンポリマーを含む。該ポリシロキサンは、ポリジメチルシロキサンホモポリマー、ポリメチルトリフルオロプロピルシロキサンホモポリマー、ポリジメチル(メチルトリフルオロプロピル)シロキサンコポリマー、またはこれらの混合物であり得る。メチルトリフルオロプロピルの含量は、炭化水素主体の穏やかもしくは激しい冷却剤が前記燃料電池を操作する時に使用される場合、増強された耐久性および化学耐性を提供するように調整され得る。該組成物は、増量充填剤、水素化白金ケイ素または過酸化物の硬化系、金属酸化物または金属水酸化物のような熱および酸の捕捉剤(スカベンジャー)、および接着促進剤のような、その特異的なポリマー組成に依存する他の添加剤を含有してもよく、これらは、燃料電池の構成に独特な要求のいずれにも、および長寿命での操作用のそれらの要求を叶えるように添加され得る。
本発明の燃料電池および燃料電池スタックは、別個のガスケットを用いる従来の燃料電池および燃料電池スタックの構造を凌駕する、数多くの利点を提供する。第1に、前記燃料電池プレートおよび前記エラストマー・シールにおけるストレスは、より良いシール特性およびより長い寿命を提供する点へと最適化される。第2に、該燃料電池スタックの組み立てが、大きく単純化される。第3に、シール用の溝に関しての寛容性に関しての要求が非常に緩和され得、これは、該シールがガスケットの選ばれた寸法に対応する必要がもはやないからである。これ故に、該シールを形成するのに使用される液体材料が射出され得、該溝およびそれの寸法のプロファイルにおいて、幅広い範囲のバリエーションを補い得る。
硬化されてエラストマー・シール材料を形成することが可能な液体シール材料の使用は、燃料電池プレートの構成中で使用される種々の材料に化学的に結合するように設計された組成物、および燃料電池スタックのその他の要素の使用を可能にし、このことは、該シールの性能を確実にし、向上させる。それは、燃料電池スタックの全体的な耐久性も向上させて然るべきである。該燃料電池スタックの設計が、本発明を用いれば、グリコールのような激しい冷却剤の使用を包含するであろうと認められれば、特定の冷却剤または他の存在する液体と相容れるシール材料を選択することは、単純な事項となる。
関連した利点は、より経済的な構成が提供され得るということである。これ故に、述べられるように、該溝が精確な寸法へと形成されることは必要ない。加えて、ガスケットをシート材料から切り取る場合によく起こるようなガスケット材料の浪費はない。
本発明のもう1つ別の態様は、液体シール材料の準備であり、これは:
(a)その分子中に、ケイ素原子に結合した2つ以上のアルケニル基を含有する、100重量部のポリジ有機シロキサン;
(b)5〜50重量部の強化充填剤;
(c)40以上の原子量を有する、アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物1〜20重量部;
(d)その分子中に、ケイ素原子に結合した3つ以上の水素原子を含有する有機水素ポリシロキサンであって、該水素原子は、成分(d)中のケイ素原子に結合した水素原子と成分(a)中のケイ素原子に結合したアルケニル基とのモル比が、0.4:1〜5:1の範囲となる量で存在し;
(e)1,000,000重量部のポリジ有機シロキサン(a)につき0.1〜500重量部の白金金属を提供する量で存在する白金金属触媒;
(f)任意に、成分(e)の存在と共に、または成分(e)の存在なしに存在する、0.1〜5.0重量部の有機過酸化物;
(g)任意に、0.01〜5.0重量部の阻害剤;
(h)任意に、0〜100重量部の非強化増量充填剤;および
(i)任意に、0.1〜5.0重量部の接着促進剤
を含有する。
燃料電池に適用可能なことに加えて、本発明は、電気化学的電池に一般に適用可能である。本発明のこれらのおよび他の特徴が、詳細な説明の考慮から明らかになるであろう。
[本発明の詳細な説明]
装置の第1の実施形態。簡単のために、燃料電池が電池のスタック中に存在し、以下に記載されるもののような一般の設計において対応し、ならびに該燃料電池スタックが、操作単位を提供するのに要求される末端要素およびクランプ要素を包含するであろうことが、理解されるべきである。実施形態1〜3は、本発明の個々の実施形態の不可欠な要素のみを指し示すように意図され、そうでなければ、操作燃料電池スタックは実施形態4〜6に記載される構造に対応するであろうことが、理解されるべきである。実施形態1および2において、膜電極アセンブリは、非常に薄い厚さを持っている。
該装置の第1の実施形態は、陽極双極性プレートおよび陰極双極性プレートを包含する燃料電池を持つ。膜電極アセンブリ(MEA)が、これらの双極性プレート間に挟まれる。該MEAをシールするために、これらの双極性プレートの各々は、それぞれの第1の組の溝と共に提供される。このことは、気体用のチャネルを有するフロー・プレートを提供することはよくあることなので、従来の実施からの発展であるが、気体拡散媒体(GDM)または同様のものに関しての後退を伴うものではない。最もよくあることには、これらのフロー・プレートの上で投影するシールの厚さは、GDMを収容するのに充分なスペースを提供する。実施形態1では、しかしながら、これらのフロー・プレートはお互いに直接隣り合うように意図されており、これにより、完成されたMEAに関して備えられたスペース上で、遙かにより良いコントロールを提供し、それで、その圧力が該GDMに適用される。このことは、GDMからの、より良くより一様な性能を確実にする。
該MEAは、3層、すなわち(i)中央のプロトン交換膜層(PEM)、および(ii)該PEMのいずれかの側で必要な反応を促進するための、該PEMの両側上の細かく分割された触媒の層を含む。これらの触媒層に隣り合うPEMのいずれかの側上に位置され、適切な電気伝導性を確実にするようにこれらの触媒層に対して圧力をかけられる気体拡散媒体(GDM)の2層もあるが、GDMのこれらの2層は、該MEA自体の一部であるとは見なされない。
該陰極双極性プレートは、それに隣接する燃料電池のもう一方の陽極双極性プレートの後面に面し、冷却剤チャネルを定義する後面を持っている。該陰極双極性プレートおよびその上の陽極双極性プレートをシールするために、第2の組の溝が提供される。これらの陽極および陰極双極性プレートは、MEAを受けるための、および該MEAのいずれかの側上に位置される気体拡散媒体(GDM)のための、チャンバーまたは空洞を定義する。
各組の溝についてガスケットが提供され、該溝は、前記シール材料を受けるための座であり、該シール材料は該溝中へ射出され、それを適切な上昇された温度に付すことにより硬化され、完全なシールまたはガスケットを形成する。これは、予め形成された、またはフロッピー(登録商標)・ガスケットを要求せず、本明細書中で「単位シール」構成物として言及される。本発明による最終的なシールは好ましい形を持ち、流動して不完全な箇所を穴埋めし、これにより、種々の成分における寛容性におけるバリエーションを見越すことが出来る。
以上は、本発明の背後にある基本的な原則を記載するのみであり、完全な燃料電池スタックに関して必須であろう他の要素を示していないことが認められるであろう。例えば、以上は、気体および冷却剤の流れをこれらの燃料電池の個々の1つずつへと提供するためのその他の構造全てを記載するわけではない。しかしながら、前記のシール技術は、実施形態4〜6に取り込まれるように意図されている。
実施形態2は実施形態1に似ているが、前記陰極双極性燃料電池プレートが、1組の溝を該プレートの単一の側のみに含有する。他は、この実施形態は、実施形態1と同一である。これ故に、各溝は、ガスケットを収容するための溝プロファイルを持っているが、実施形態2では、該ガスケットは、1組の直立ビードを持っている。単一の直立ビードまたは3つ以上の直立ビードも、相対する面に対して、該ガスケットのより良いシール機能を提供するために使用され得る。
実施形態3a〜3dは、種々の設計の溝プロファイルを持っており、これらは実施形態1および2において描かれるタイプの燃料電池プレートを構成するのに使用され得る。実施形態3a〜3dは各々、1組の直立ビードを有するシール設計を記載する一方、1〜3もしくはより多いこのようなビードが存在してもよいことが明らかであるべきである。
特に、実施形態3aは、.005インチ(0.0127cm)の半径を持つ4角いプロファイルを有する溝中にシール材料を包含する燃料電池プレートの構造を記載する。
実施形態3bは、.030インチ(0.0762cm)の半径を持つ4角いプロファイルを有する溝中にシール材料を包含する燃料電池プレートの構造を記載する。
実施形態3cは、円形のプロファイルを有する溝中にシール材料を包含する燃料電池プレートの構造を記載する。
実施形態3dは、楕円形のプロファイルを有する溝中にシール材料を包含する燃料電池プレートの構造を記載する。
実施形態3a〜3dは各々、ビードを有するガスケットを収容するための特定の形の異なるプロファイルを持つように1つの溝が描かれる、陽極双極性燃料電池プレートの1部分を表す。これ故に、実施形態3aにおいては、該シール材料は、.005インチ(0.0127cm)の半径上の4角いプロファイルを有する溝中にある。実施形態3bにおいては、該シール材料は、.030インチ(0.0762cm)の半径上の4角いプロファイルを有する溝中にある。実施形態3cにおいては、該シール材料は、円形のプロファイルを有する溝中にある。実施形態3dにおいては、該シール材料は、楕円形のプロファイルを有する溝中にある。好ましいプロファイルは、実施形態3cおよび3dにおいて記載されるものである。
インサート射出成型は、単位シール型の陽極双極性燃料電池プレートを作製するのに好ましい技術である。前に述べたように、インサート射出成型用のプロセスは、当業界では既知であり、米国特許第4,865,793号(1989年9月)に関して言及されてもよい。該インサート射出成型プロセスにおいては、挿入物、すなわち未硬化シール材料を含有する燃料電池プレートが、成型空洞の1つの側の中へと置かれるかまたは挿入され、該シール材料の外側表面の所望の形へと形を取る形を持つ空洞の成型物のもう1つ別の側またはもう1つ別の半分と接触するようにされる。該インサート射出成型プロセスの間中、該未硬化シール材料は、流れてこれらの溝を埋めるようにされ、該プロセスにおいて、該シール材料は硬化される。これらの成型の半分はその後分離され、この出来上がった燃料電池プレートは、この成型物から除去される。
燃料電池スタックを組み立てる前に前記の種々の要素の表面を洗浄することが、幾つかの例においてはプライマーを適用することが、必要であることがある。洗浄は、洗浄されるべき表面にアセトンを適用することにより実行され得、イソプロピルアルコールの適用を伴い、ここでこれらの表面は、これらの2つの洗浄処理の間に拭き取られる。
プライマーは、該シール材料が、燃料電池において使用される異なる材料のいずれにも、シールのために適切な結合を形成しない場合に、必要であることがある。例えば、燃料電池を構成するのに典型的に使用される幾つかの材料は、チタン、ステンレス鋼、金、グラファイト、複合グラファイト、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ポリカーボネート、ポリスルホン、熱可塑性プラスチックおよび熱硬化性プラスチック、アルミニウム、テフロン(登録商標)、ならびに高密度ポリエチレンを包含する。該プライマーは、ブラッシング、ローリング、噴霧による適用、または液体組成物としての篩移動により、揮発する溶媒担体を任意に伴って適用され得、あるいは該プライマーは、この適切な表面上へと置かれるか、または浸し塗りされ得る。あるいは、該担体は、特定の成分を作製するのに使用される材料中へ取り込まれ得、それで、該成分または要素の表面特性は変えられて、該シールを形成するのに使用される材料との良い結合を形成する。更なる実施形態では、該プライマーは、前記燃料電池スタック中でこれらのシールを形成するのにそれを使用する前に、該シール材料へ直接加えられ得る。
本明細書中での使用のための適切なプライマーの幾つかの代表例は、米国特許第3,377,309号(04/09/68)、米国特許第3,677,998号(07/18/72)、米国特許第3,794,556号(02/26/74)、米国特許第3,960,800号(06/01/76)、米国特許第4,269,991号(05/26/81)、米国特許第4,719,262号(01/12/88)、および米国特許第5,973,067号(10/26/99)に記載されるような、溶媒中の、反応性の種々のシランおよび/またはシロキサンの希釈溶液を含み、これらの内容が援用される。1つのプライマーは、例えば、ナフサのような炭化水素溶媒中の有機チタン酸、テトラ(メトキシエトキシ)シラン、メチルシロキサン樹脂、酢酸または有機トリアセトキシシランの混合物であるとして、'998特許に記載されている。
前記単位シールの適用の間に該シール材料を硬化させるには、硬化温度は、該シール材料用のある成分を選択することにより決定され得る。硬化温度は、典型的には30℃〜200℃であり、該硬化温度は、該燃料電池スタック中に存在する該燃料電池、該燃料電池プレート、または他の基板の材料と相容れるものでなくてはならない。
今から、燃料電池スタックの基本的な要素を含有する燃料電池スタックを記載する実施形態4〜6に関しての言及がなされる。これ故に、燃料電池スタックは、陽極末端プレートおよび陰極末端プレートを包含する。これらの末端プレートは各々、前記の必要な液体の供給用の接続ポートと共に提供される。空気接続ポート、冷却剤接続ポート、および水素接続ポートも、該燃料電池スタックの他の要素を構成するものとして、同定される。対応する冷却剤および水素ポートが、該燃料電池スタックの陽極側に包含されることが、理解されるべきである。これらの種々のポートは、該燃料電池スタックを通り抜けて延びる分布チャネルまたはダクトに、今度は接続される。これらのポートは組で提供され、該燃料電池スタックをずっと通って延び、該燃料電池スタックの、燃料電池の商業的実施形態の操作に必要なその他の備品の種々の要素への接続を可能にする。この特徴は、数多くの該燃料電池スタックが一緒に接続されることも可能にする。
陽極および陰極末端プレートに直ぐに隣接して、絶縁体がある。これらの絶縁体に直ぐに隣接して、陽極電流コレクターおよび陰極電流コレクターがある。これらの電流コレクターの間に、複数の燃料電池プレートがある。これ故に、実施形態5において、陽極フロー・フィールド・プレート、第1もしくは陽極気体拡散層もしくは媒体、MEA、第2もしくは陰極気体拡散層、および陰極フロー・フィールド・プレートが記載されている。このアセンブリを一緒に保つために、結び付けるための桿が該陽極末端プレート中のねじ込み孔中へとねじ込まれ、該陰極末端プレート中の対応する平らな孔を通過する。ファスナーが該アセンブリ全体をタイトにするために、およびこれらの個々の燃料電池の種々の要素が一緒にクランプされることを確実にするために、提供される。このように、燃料電池スタックおよびアセンブリの他の要素が、大いに従来のものであり得、詳細には記載されないことが理解されるべきである。実施形態5では、もし望まれる場合には、閉鎖プラグが提供され、溝の系と繋がっていてもよい導管へのアクセスを限定することが出来る。
硬化および組み立てに引き続いて、該燃料電池スタックは、所望の電気的および液体特性に関してチェックするために、特にそれを通って流れる該液体のいずれに関してもリークがないことに関してチェックするために、電池試験に付される。もし如何なるリークでも検出された場合には、該燃料電池は修繕されるであろうし、該リークの性質および個々の燃料電池スタックの設計の詳細に依存して、1つのシールまで該アセンブリ全体を簡単に分離し、この欠陥シールを取り除き、新しいシールを形成することが可能であることがある。この理由により、相対的に小さな燃料電池スタックを製造することを望むことが可能になることがある。このことが、より多くのスタック間接続を要求する一方、各々の個々の燃料電池スタックの固有の頑丈さまたは信頼性により補償されるよりも多いであろう。この概念は、膜電極単位(MEU)のような単一の燃料電池単位にまでずっと下って適用され得、このことはその後、如何なる長さの製造されるべき燃料電池スタックをも見越すものであろう。
該MEUは、数多くのMEUが一緒にクランプされて、如何なる所望の容量の完全な燃料電池スタックを形成出来るようにも、好ましくは形成される。これ故に、典型的なMEUは、単純にフロー・フィールド・プレートを持ち、これらの外側または後側の面は、他のMEUの対応する面と合うように適応され、必要な機能を提供するであろう。典型的には、該MEUの面は、該燃料電池を冷却するための冷却剤チャンバーを形成するように適応される。該MEUの1つの外側の面は、それと共に機能されるシールまたはガスケットを持つことが出来、この外側の面は、もう一方のMEU上で予め形成されたシールを受けるように、平面上または溝状であり得る。この外側シールまたはガスケットは、内部シールの形成と同時に、単位シールとして形成され得る。このことは、幅広いバリエーションの燃料電池スタックが、単一の基本的な単位またはMEUから配置されるようにすることを可能にする。該MEUは、単一の燃料電池、またはより小さな数、例えば5つの燃料電池を含むことが出来る。これ故に、完成された燃料電池スタックでは、失敗したMEUを置き換えることの方が、相対的に簡単であろう。再組み立ては、適切なシールが隣接MEU間で形成されること、および各MEU内のシールが、この手続きにより壊れないことのみを要求するであろう。
実施形態1は、溝のネットワークが、前記プレートの両側上の要素または成分中に存在する場合の実施形態を例示していることが、述べられるべきである。実施形態2において記載されるように、このことはいつも必要なわけではないことが、認められるであろう。これ故に、幾つかの目的、例えば冷却剤用のチャンバーを定義することについては、寛容性がより決定的ではないように平面状である向かい合っている面を有する1つのフロー・プレート中に、これらの溝を提供することが充分であることがある。本発明はまた、これらのフロー・フィールド・プレートの末端へと延びるMEAを示すように記載されてきた。しかしながら、MEAの材料は高価であり、それで、必ず薄く、典型的には1インチの1〜2,000の尺度の桁でなくてはならない。これ故に、幾つかの適用に関しては、一緒に結合され、PEM自体の周辺をオーバーラップする周縁またはマウント層を提供することが、好ましいであろう。該周縁は、その時は2層から形成され得、各々は、1インチの1〜2,000の厚さであり、合計の厚さに関しては、1インチの2〜4,000である。これは、前記シールでシールされた周縁または層である。
本発明は、プロトン交換膜(PEM)燃料電池の観点から記載されて来たが、本発明は、如何なるタイプの燃料電池にも適用可能であることが、認められるべきである。これ故に、本発明の概念は、アルカリ電解質を有する燃料電池、リン酸電解質を有する燃料電池、高温燃料電池、例えば、プロトン交換膜に似た膜を有するが、約200℃にて操作されるように適応された燃料電池、電気分解装置、再生燃料電池、および他の電気化学的電池に適用され得る。該概念は、前記シール材料がこのような条件下に適切であれば、溶融カーボネートおよび固体酸化物燃料のような、より高温の燃料電池にも適用され得る。
本発明による使用のためのエラストマーシール材料は、エラストマー状態へと硬化可能な有機シロキサン組成物であり、これは、それらの未硬化状態にてポンプ可能な粘度を持ち、該組成物が燃料電池の空洞内の系中で硬化されるようにし、前記のように、区別出来る領域中に、これらの種々のシールを提供する。これらのエラストマーシール材料組成物は、好ましくは、
(a)その分子中に、ケイ素原子に結合した2つ以上のアルケニル基を含有する、100重量部のポリジ有機シロキサン;
(b)5〜50重量部の強化充填剤;
(c)40以上の原子量を有する、アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物1〜20重量部;
(d)その分子中に、ケイ素原子に結合した3つ以上の水素原子を含有する有機水素シロキサンであって、該水素原子は、成分(d)中のケイ素原子に結合した水素と成分(a)中のケイ素原子に結合したアルケニル基とのモル比が、0.4:1〜5:1となる量で存在し;
(e)1,000,000重量部のポリジ有機シロキサン(a)につき0.1〜500重量部の白金金属を提供するような量で存在する白金金属触媒;
(f)任意に、成分(e)と共に、または成分(e)なしに存在する、0.1〜5.0重量部の有機過酸化物;
(g)任意に、0.01〜5.0重量部の阻害剤;
(h)任意に、0〜100重量部の非強化増量充填剤;および
(i)任意に、0.1〜5.0重量部の接着促進剤
を含有する。
[成分A−ポリジ有機シロキサン]
該ポリジ有機シロキサンは、25℃にて、0.03〜100Pa・s未満の範囲内の粘度を持っていてもよい。それは、式X(RSiO)Xにより表され得、式中、RおよびRは、同一または異なる1価の置換または無置換の炭化水素基を表し;nは、この所望の粘度を提供するために選択され得る該ポリマー中の繰り返し単位の平均数であり;およびXは、エチレン性不飽和炭化水素基を含む末端基である。これ故に、該エラストマーシール材料組成物が、有機水素シロキサンまたはビニル特異的過酸化物を用いるヒドロシリル化により硬化される場合は、Xは、典型的にはビニルまたはもう1つ別のアルケニル基である。
およびRにより表される炭化水素基は、メチル、エチル、および第3級ブチルのような、1〜20炭素原子を有するアルキル基;ビニル、アリル、および5−ヘキセニルのような、1〜20炭素原子を有するアルケニル基;シクロペンチルおよびシクロヘキシルのような、3〜20炭素原子を有するシクロアルキル基;ならびに、フェニル、ベンジル、およびトリルのような芳香族炭化水素基を包含する。RおよびRは、ハロゲン、アルコキシ、またはシアノ基で置換され得る。好ましい炭化水素基は、1〜4炭素原子を含有するアルキル基、フェニル、および3,3,3−トリフルオロプロピルのようなハロゲン置換アルキル基である。最も好ましくは、Rはメチル基であり、Rはメチル、フェニル、または3,3,3−トリフルオロプロピル基の内の少なくとも1つであり、Xはメチルまたはビニル基である。任意に、1つ以上のR基はアルケニル基であり得る。好ましいポリジ有機シロキサンは、0.3〜100Pa・s未満の範囲内の粘度を持つジメチルビニルシロキシ末端封鎖ポリジメチルシロキサンである。
該ポリジ有機シロキサンは、ホモポリマー、コポリマー、あるいは2つ以上の異なるホモポリマーおよび/またはコポリマーを含有する混合物であり得る。該エラストマーシール材料組成物が、ヒドロシリル化により硬化される場合、少なくとも一部分の該ポリジ有機シロキサンは、Xがアルケニル基を表し、非末端ケイ素原子上の一部分のR基がビニルまたはヘキセニルのようなエチレン性不飽和基を任意に含み得るコポリマーであり得る。
1分子につき3または4シロキサン単位を含有する環状ポリジ有機シロキサンの、酸または塩基触媒ポリマー化のような、このようなポリジ有機シロキサンを調製する方法は、当業界において既知である。もう1つ別の方法は、該環状ポリジ有機シロキサンを、対応するジ有機ジハロシラン(単数または複数)および酸受容体で置き換えることを含む。このようなポリマー化は、所望の粘度および分子量のポリマーを与える条件下に遂行される。
[成分B−強化充填剤]
本発明において使用される強化シリカ充填剤のタイプは決定的なものではなく、当業界では既知の如何なる強化シリカ充填剤でもありえる。これ故に、それは、1グラム当たり少なくとも50平方メートルの表面積(M/g)を有する沈降または発熱シリカであり得る。より好ましくは、150〜500M/gの範囲内の表面積を持つ沈降または発熱シリカである。最も好ましい強化シリカ充填剤は、370〜420M/gの表面積を有する発熱シリカである。発熱シリカ充填剤は、米国特許第2,614,906号(1952年10月)および米国特許第3,043,660号(1962年7月)に記載されるように、テトラクロロシランまたはトリクロロシランのようなシランを燃やすことにより生産され得る。これらの充填剤は、望まれる場合には、有機シランまたは有機ポリシロキサンで処理され得る。該エラストマーシール材料組成物において使用されるこの成分の量は、使用される無機充填剤のタイプに依存するであろう。典型的には、それは成分(A)100重量部につき5〜50重量部の範囲中の量で存在する。
[成分C−アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物]
40以上の原子量を有するアルカリ土類金属の酸化物または水酸化物は、該エラストマーシール材料組成物の特徴成分の1つである。それは、該エラストマーシール材料組成物の硬化製品が、前記PEMにより悪化されないことを確実にするために包含される。アルカリ土類金属の酸化物および水酸化物の幾つかの代表例は、カルシウム、ストロンチウム、およびバリウムの酸化物および水酸化物を包含する。これらの材料は単独で、またはいずれか2つ以上の混合物として使用され得る。また、それらは、該エラストマーシール材料組成物中での効果的な分散を確実にするように、細かい粉末の形態で使用されてもよい。最も好ましいのは、水酸化カルシウムおよび酸化カルシウムである。この成分は、成分(A)100重量部につき1〜20重量部、好ましくは6〜12重量部の量で使用される。
[成分D−有機水素シロキサン]
その分子中に、ケイ素に結合した3つ以上の水素原子を有する該有機水素シロキサンは、架橋剤として機能する。使用され得る適切な有機水素シロキサンの幾つかの代表例は、各末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチル水素ポリシロキサン、各末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン/メチル水素シロキサンコポリマー、各末端がジメチルフェニルシロキシ基で封鎖されたメチルフェニルシロキサン/メチル水素シロキサンコポリマー、環状メチル水素ポリシロキサン、ならびにジメチル水素シロキシ単位およびSiO4/2単位で作られたコポリマーを包含する。各末端がジメチル水素基で封鎖されたメチルトリフルオロプロピルメチル水素シロキサンコポリマーのようなフルオロシリコーン架橋剤、特に50モル%より多いメチルトリフルオロプロピルを含有するものも、使用され得る。該有機水素シロキサンは、それの中のケイ素に結合した水素原子成分(A)中のケイ素に結合したアルケニル基とのモル比が0.4:1〜5:1の範囲あることを確実にする量で、該エラストマーシール材料組成物中に存在すべきであり、さもなくば、良い硬化特性を得るのは難しい。
[成分E−白金VIII族触媒]
白金触媒は、該エラストマーシール材料組成物を硬化させるに最も好ましい触媒である。代表的な適切な触媒は、細かい白金粉、白金黒、塩化白金酸、四塩化白金、塩化白金酸のオレフィン錯体、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸およびアルケニルシロキサンの錯体を包含する。白金の代わりに、ロジウムまたはパラジウムのような他のVIII族金属を含有する触媒も、用いられ得る。該白金触媒の量は、成分(A)1,000,000重量部につき0.1〜500重量部の白金金属原子を提供するに充分であるべきである。この量が0.1部未満の場合には、この硬化反応は完結へと向かって進まないことがあり、一方で、この量が500部より多い場合には、コスト面で効果的ではない。
成分(E)は、0.01重量%以上の白金金属原子を含有する熱可塑性樹脂で作られる球形状の細かい粒の触媒の形態で使用され得る。しかしながら、これらのタイプの白金触媒が、前記成型温度にて該エラストマーシール材料組成物中へ素速く分散することを確実にするためには、該熱可塑性樹脂の軟化点が、50〜150℃の範囲中にあるべきである。加えて、この球形状の細かい粒の触媒の平均の粒の大きさは、0.01〜10ミクロンの範囲中であるべきである。被包される適切な触媒の幾つかの例は、米国特許第4,766,176号(08/23/88);米国特許第4,784,879号(11/15/88);米国特許第4,874,667号(10/17/89);および米国特許第5,077,249号(12/31/91)に記載されており、これらの内容が援用される。
[成分F−有機過酸化物硬化剤]
成分Fは、硬化シリコーンエラストマーを形成するにおいて助けとなる有機過酸化物硬化剤である。好ましくは、該有機過酸化物はビニル特異的であり、これは、前記ポリジ有機シロキサン中において、ビニル基または他のエチレン性不飽和炭化水素置換基の存在を要求する。硬化可能な該エラストマーシール材料組成物において硬化剤として有用なビニル特異的過酸化物は、2,5−ビス(第3級ブチルペルオキシ)−2,3−ジメチルヘキサンのような、アルキル過酸化物を包含する。該有機過酸化物もまた、非ビニル特異的として言及されるタイプであり得、これは如何なるタイプの炭化水素基とも反応して、フリー・ラジカルを生成する。
[任意成分G−阻害剤]
阻害剤は、該エラストマーシール材料組成物が適切な作動寿命を持ち、必要とされてもよいようなそれの加工に備えるように、存在し得る。それらは、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、およびフェニルブチノールのようなアルキンアルコール;3−メチル−3−ペンテン−1−インおよび3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−インのようなエン−イン化合物;テトラメチルテトラヘキセニルシクロテトラシロキサン;ならびにベンゾトリアゾールにより、例示される。
[任意成分H−非強化増量充填剤]
幾つかの好ましい非強化増量充填剤は、石英粉、珪藻土、酸化鉄、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、または炭酸マグネシウムを包含する。
[任意成分I−接着促進剤]
本明細書中での使用に適切な幾つかの接着促進剤は、米国特許第4082726号(1978年4月4日)、米国特許第4087585号(1978年5月2日)、米国特許第4732932号(1988年3月22日)、米国特許第5789084号(1998年8月4日)、および米国特許第6124407号(2000年9月26日)に記載されている。このような接着促進剤は、1つ以上のエポキシ基を含有するシランおよびシロキサンのような有機ケイ素化合物を、一般に含む。このタイプの組成物は、該エラストマーシール材料組成物の重量に基づいて0.1〜20重量部、好ましくは0.1〜5.0重量部の該接着促進剤の量で、典型的に使用される。該接着促進剤は一般に、該エラストマーシール材料組成物が硬化される前に、該エラストマーシール材料組成物に加えられる。
他の任意成分もまた、該エラストマーシール材料組成物中に存在出来、耐熱剤、難燃剤、および色素を包含する。前記のように、増量充填剤、水素化白金ケイ素および過酸化物のような硬化系、金属酸化物または水酸化物のような熱および酸捕捉剤の種々の組み合わせも包含され得、これらの内のいずれもが該エラストマーシール材料組成物に加えられ得、燃料電池の構成に独特な如何なる要求をも、操作の長寿命を保証するための操作に関するそれらの要求を叶える。
本発明のエラストマーシール材料組成物は、これらの種々の要件および任意成分を一様に配合することにより、容易に製造され得る。配合は、ニーダーミキサー、加圧ニーダーミキサー、Ross(商標)ミキサー、または他の配合装置により、実行され得る。該エラストマーシール材料組成物はまた、製造を容易にするため、および作業性を改善するためのそれらの使用直前に配合される2つ以上の液体として調製され得る。
以下の実施例が、より詳細に本発明を例示するために説明される。特に、該エラストマーシール材料組成物の詳細が、付属の実施例に示される。これらの実施例において、部は重量部のことを言い、粘度は25℃での値を言う。表IVおよびVII〜IXにおいて、これらの試験は引用されたASTM法に基づくものであった。
Figure 0004511834
[実施例1]
55,000cp(55Pa.s)の粘度を持つジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン100部;41cp(0.041Pa.s)の粘度を持つヒドロキシ末端ジメチルシロキサン3部;5μの平均の粒子の大きさを有する石英シリカ40部;およびヘキサメチルジシラザン13部およびテトラメチルジビニルジシラザン0.4部で処理された、400m/g表面の平均表面積を有する発煙シリカ40部が、均一になるまで配合された。配合後、この材料は真空下に加熱処理され、アンモニアおよび如何なる痕跡量の揮発分をも除いた。この組成物は、付属の実施例、すなわち表IIおよびIIIにおいて言及され使用される基本材料を形成する。それは、流動可能であり、90psig(7.214×10Pa)の圧力下に30g/分の速度にて1/8”開口部(orifice)を通じて押し出され得る、貯蔵に安定なペーストである。
Figure 0004511834
前記で調製され、表1に示されるシリコーン主体の材料100部;55,000cp(55Pa.s)の粘度を持つ、ジメチルビニルシロキシ末端ジメチルポリシロキサン56部;350cp(0.35Pa.s)の粘度を持つ、ジメチルビニルシロキシ末端ジメチルメチルビニルポリシロキサン34部;0.1%未満の硫黄含量を有する99%純粋な水酸化カルシウム12部;および0.52重量%に等しい量の白金金属原子を含有する1,3−ジエテニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン白金錯体0.7部が、均一になるまで配合された。この材料は、23℃にて128,000cp(128Pa.s)の粘度を有する流動可能な液体であった。
Figure 0004511834
前記の表I〜IIIにおいて言及されたシリコーン主体の材料100部;55,000cp(55Pa.s)の粘度を持つ、ジメチルビニルシロキシ末端ジメチルポリシロキサン55部;350cp(0.35Pa.s)の粘度を持つ、ジメチルビニルシロキシ末端ジメチルメチルビニルポリシロキサン34部;ケイ素原子に結合した水素0.96重量%を含有し、25cp(0.025Pa.s)の粘度を持つ、ジメチル水素シロキシ修飾シロキサン樹脂5部;および、阻害剤としての99%純粋な1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.2部が、均一になるまで配合された。この材料は、84,000cp(84Pa.s)の粘度を有する流動可能な液体であった。組成物AおよびBが、50:50の比で混合され、150℃にて5分間加圧成型され、表IVに示される特徴を呈した。
Figure 0004511834
燃料電池用のガスケット材料として使用されるエラストマーシール材料組成物は、燃料電池成分および液体に接触する場合に、分解に対して耐性でなくてはならない。前記PEMの操作環境に対しての耐性、および冷却剤または反応剤気体として使用されてもよい種々の液体中での膨潤に対しての耐性が、特に重要である。幾つかの方法が、PEM操作環境に対しての耐性を決定するのに使用され得る。例えば、予定のシール材料のシートは、該PEM材料のシートに接触して置かれ、タイトにロールされ、適切なバンドを有する位置に保たれ得る。これらのロールはその後、酸性の液体および加熱された脱イオン化(DI)水中に置かれ、加速された経時試験を提供する。該試験は、100℃へと加熱されたDI水で完了される。この試験を使用して、本発明によるエラストマーシール材料組成物は、このような条件下での8ヶ月の曝露後に、固くなったり、またはひび割れたりしないことが決定された。
追加的な要求は、シール材料が、該燃料電池中で使用される冷却剤と接触する場合に、過剰に膨潤しないことである。室温または上昇された温度での体積の膨潤を決定する適切な方法は、本発明によるエラストマーシール材料組成物に関しては完成されており;82℃にて72時間測定された1%未満の体積の膨潤が、DI水、エチレングリコール/水溶液、およびプロピレングリコール/水溶液中の該組成物に関して観察された。
インサート射出成型により、燃料電池スタックの種々のプレートおよび成分を調製した後、ここでは実施形態5に記載された燃料電池スタックに関して言及されてもよい以下の手順を使用して、燃料電池の要素のスタックが組み立てられた。
1.陽極末端プレートが、そのシールを上に向けて、水平表面上に平らに置かれた。
2.絶縁体プレートが該陽極末端プレート上に置かれ、一方で、各プレートがお互いに整列するような位置に、該プレートを位置させた。
3.陽極母線プレートが、該絶縁体プレート上に置かれ、一方で、各プレートがお互いに整列するように、該プレートを位置させた。
4.陽極双極性フロー・フィールド・プレートが、その活性領域を上に向けて該絶縁体プレート上に置かれ、一方で、各プレートのシールを整列させた。
5.GDL層が、縮まった表面活性領域中でフィットするように切り取られ、該陽極双極性フロー・フィールド・プレート上に置かれた。
6.PEM層が、該陽極双極性フロー・フィールド・プレートおよび該GDL上に置かれた。
7.GDL層が、縮まった表面活性領域中でフィットするように切り取られ、陰極双極性フロー・フィールド・プレート上に置かれた。
8.該陰極双極性フロー・フィールド・プレートが、その活性領域を下に向けて、そのアセンブリ上に置かれた。
9.陰極母線プレートが該アセンブリ上に置かれ、一方で、該シールが整列されるように、該プレートを位置させた。
10.絶縁体プレートが、該アセンブリ上に置かれ、一方で、各プレート上のシールがお互いに整列するように、該プレートを位置させた。
11.該陰極末端プレートが、そのシール溝セグメントを下に向けて、水平面上に平らに置かれた。
12.周界ボルトタイプの結び付けるための桿が、該陰極末端プレートを通って挿入され、該陽極末端プレート中へねじ込むように延びた。
13.該周界ボルトがタイトにされ、段階1〜11の種々の組み立て要素のクランプの平等な分布を提供した。
[実施例2]
3つの追加の実施例が調製され、これらの追加の例示組成物は、燃料電池プレート単位シール用のシール材料として使用された。該プレートは、インサート射出成型により調製されて硬化され、燃料電池スタックのプレートおよび成分は、前記実施例1の手順にしたがってアレンジされた。単純で簡潔にするために、この組み立ておよびインサート射出成型技術は繰り返されず、これらの組成物の詳細だけが、以下に示される。
Figure 0004511834
メチルトリフルオロプロピル30モル%を含有し、9,300cst(93×10−4−1)の粘度を持つ、ジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン100部;40cst(0.4×10−4−1)の粘度を持つ、ヒドロキシ末端ジメチルメチルビニルシロキサン1部;ならびに、250m/gの平均表面積およびヘキサメチルジシラザン6.6部で処理された表面を持つ発煙シリカ39部が、均一になるまで配合された。配合後、この材料は真空下に加熱処理され、如何なる揮発性成分をも除いた。これは、シリコーン主体の材料を形成した。このシリコーン主体の材料は、メチルトリフルオロプロピル30モル%を含有し680cst(6.8×10−4−1)の粘度を持つジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン11部;25cst(0.25×10−4−1)の粘度を持つデカメチルシクロペンタシロキサン2.9部;および0.52重量%に等しい量の白金金属原子を含有する1,3−ジエテニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン白金錯体5部で希釈された。この組成物は、均一になるまで配合された。それは、90psig(7.214×10Pa)の圧力下に186.9g/分の速度にて1/8”開口部を通じて押し出され得る、流動可能なペーストであった。
Figure 0004511834
メチルトリフルオロプロピル30モル%、および9,300cst(93×10−4−1)の粘度を持つ、ジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン100部;40cst(0.4×10−4−1)の粘度を持つ、ヒドロキシ末端ジメチルメチルビニルシロキサン1部;ならびに、250m/gの平均表面積およびヘキサメチルジシラザン6.4部で処理された表面を持つ発煙シリカ38部が、均一になるまで配合された。配合後、この材料は真空下に加熱処理され、如何なる揮発性成分をも除いた。これは、前記のシリコーン主体の材料として使用された。このシリコーン主体の材料は、メチルトリフルオロプロピル30モル%、および680cst(6.8×10−4−1)の粘度を含有する、ジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン10部;ケイ素原子に結合した水素0.96重量%、および25cp(0.25×10−4−1)の粘度を含有する、ジメチル水素シロキシ修飾シリカ38部;および、前記阻害剤として99%純粋な1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.2部で希釈された。この組成物は、均一になるまで配合された。この材料は、90psig(7.214×10Pa)の圧力下に259.5g/分の速度にて1/8”開口部を通じて押し出され得る、流動可能なペーストであった。
シリコーン材料AおよびBは、50:50の比で混合され、171℃にて5分間加圧成型され、200℃にて4時間、後硬化された。この組成物は、表VIIにおいて以下に示される特徴を呈した。
Figure 0004511834
[実施例3]
実施例2が、シリコーン材料AおよびB中で使用されるジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン中のメチルトリフルオロプロピルのモル%が40モル%であり、それの粘度が25,000センチストーク(250×10−4−1)であることを除き繰り返され;シリコーン材料AおよびBにおける希釈剤として使用されるジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン中のメチルトリフルオロプロピルのモル%が40モル%であり、その粘度が750であり;これらの押出速度はそれぞれ、184g/分および225g/分であった。この組成物は、表VIIにおいて以下に示される特徴を呈した。
Figure 0004511834
実施例1中で詳細に説明された加速経時試験に従った1ヶ月の曝露後に、この材料は固くされたり、またはひび割れたりしなかった。
[実施例4]
実施例2が、シリコーン材料AおよびB中で使用されるジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン中のメチルトリフルオロプロピルのモル%が70モル%であり、それの粘度が20,000センチストーク(200×10−4−1)であることを除き繰り返され;シリコーン材料AおよびBにおける希釈剤として使用されるジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン中のメチルトリフルオロプロピルのモル%が70モル%であり、それの粘度が1500であり;これらの押出速度はそれぞれ、136g/分および189g/分であった。この組成物は、表IXにおいて以下に示される特徴を呈した。
Figure 0004511834
実施例1中で詳細に説明された加速経時試験に従った1ヶ月の曝露後に、この材料は固くされたり、またはひび割れたりしなかった。
[実施例5]
前記の実施例において記載されたタイプのシール材料は、プレート構造が4角、円形または楕円形を持つ溝プロファイルを包含する燃料電池装置において使用され得る。しかしながら、当業界の標準および状況である有限要素分析コンピュータ技術を使用して遂行された試験において、ここでは決定されるパラメータは、主なストレスおよび歪み、von MISES、ならびに静水成分を包含し、最も適切な溝プロファイルは円形または楕円形であることが見出された。これ故に、表Xでは、円形プロファイルまたは楕円形プロファイルを有する溝が、60%を超える最大ストレスにおいて抑制を提供した。有限要素分析(FEA)は、更なる負荷に対しての物理的系の応答を予測することが可能な、コンピュータ支援技術である。
Figure 0004511834
本発明の必須の特徴から逸脱せずに、本明細書中で記載された化合物、組成物および方法において、他のバリエーションが作られてもよい。本明細書中で特に例示された本発明の実施形態は例示的なだけであり、添付の請求項において定義されるようなものを除いて、それらの範囲に関しての限定としては意図されない。

Claims (8)

  1. 燃料電池スタックアセンブリの操作に関して要求される気体および液体のリークを防ぐために、前記燃料電池スタックアセンブリ中の個々の燃料電池プレート間にシールを与えるガスケットを収容する、溝を持つ複数のプレートを有する燃料電池スタックアセンブリにおいて、
    前記燃料電池スタックアセンブリ中の各燃料電池プレートは、円形または楕円形プロファイルを有するを含み、前記燃料電池スタックアセンブリ中の各燃料電池プレート間のガスケットは、各燃料電池プレート中の溝のプロファイルに対応するプロファイルを有しており、前記ガスケットは、
    (a)各分子中に、ケイ原子に結合した2つ以上のアルケニル基を含有する、100重量部のポリジ有機シロキサン;
    (b)5〜50重量部の強化充填剤;
    (c)40以上の原子量を有する、アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物1〜20重量部;
    (d)各分子中に、ケイ原子に結合した3つ以上の水素原子を含有する有機水素シロキサンであって、前記水素原子は、成分(d)中のケイ原子に結合した水素原子と成分(a)中のケイ原子に結合したアルケニル基とのモル比が、0.4:1〜5:1の範囲となる量で存在し;および
    (e)1,000,000重量部の成分(a)につき、0.1〜500重量部の白金金属を提供する量の白金金属触媒
    を含有する硬化性シール材料であるシール材料により形成される、燃料電池スタックアセンブリ
  2. 接着剤が前記溝の表面に適用されるか、または接着剤が前記溝中のガスケットを接着するために、前記シール材料の成分として包含される、請求項1に記載の燃料電池スタックアセンブリ
  3. 前記ガスケットが、前記燃料電池スタックアセンブリ中の燃料電池プレート間のシール関係を改善するために、前記ガスケットの表面に沿って延びる少なくとも1つの直立ビードを包含する、請求項1または2に記載の燃料電池スタックアセンブリ
  4. 前記シール材料が
    (f)成分(e)と共に、または成分(e)の代わりの、0.1〜5.0重量部の有機過酸化物;
    (g)0.01〜5.0重量部の阻害剤;および
    (h)0.01〜100重量部の非強化増量充填剤
    更に含む、請求項1に記載の燃料電池スタックアセンブリ
  5. 成分(a)が、ビニル末端メチルトリフルオロプロピルシロキサンまたはビニル末端メチルトリフルオロプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン・コポリマー(ここでメチルトリフルオロプロピルのモル%が少なくとも10モル%である);およびビニル末端ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン・コポリマー(ここでジフェニルシロキサンのモル%が2〜50モル%である)から選択される、請求項1に記載の燃料電池スタックアセンブリ
  6. 成分(e)が熱可塑性有機ポリマー中に被包される、請求項1に記載の燃料電池スタックアセンブリ
  7. 成分(e)が、白金金属触媒の代わりの有機過酸化物であり、前記有機過酸化物が、前記シール材料100部につき0.5〜5.0部の量で存在し、前記シール材料は、100〜200℃の温度加熱することにより硬化される、請求項1に記載の燃料電池スタックアセンブリ
  8. 前記硬化シール材料が
    (i)0.1〜20重量部の接着促進剤
    更に含み、前記接着促進剤はエポキシ含有有機ケイ素化合物であり、前記接着促進剤は前記硬化性シール材料が硬化される前に、前記硬化シール材料加えられる、請求項1または4に記載の燃料電池スタックアセンブリ
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