JP4510689B2

JP4510689B2 - シート給送装置及び画像形成装置

Info

Publication number: JP4510689B2
Application number: JP2005128407A
Authority: JP
Inventors: 晶夫根本; 弘伸阿多
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2005-04-26
Filing date: 2005-04-26
Publication date: 2010-07-28
Anticipated expiration: 2025-04-26
Also published as: US20060237893A1; JP2006306531A; US7588243B2

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特に複数のシート収納手段を上下方向に重ねて装着するものに関するものである。

従来、給紙カセットのようなシート収納手段を有するシート給送装置を備えた画像形成装置においては、装置本体に着脱可能に、かつ上下方向に重ねて装着された複数の給紙カセットに積載されたシートを順次画像形成部へ給送し、画像形成部においてシートへの画像形成を行うようにしたものがある。

そして、このような画像形成装置においては、例えば上下方向に複数重ねて装着された給紙カセットにそれぞれ異なるサイズのシートを収納し、指定されたシートサイズに応じてこれら複数の給紙カセットから選択的にシートを画像形成部へ給送するようにしている（例えば、特許文献１参照。）。

図６は、このような複数の（２つの）上下方向に重ねられた給紙カセットを備えた従来の画像形成装置の構成を示す図であり、上段及び下段の給紙カセット１０５，１０９は、給紙カセット１０５，１０９をシート給送方向と直交する方向（以下、幅方向という）へスライド可能に保持するカセット引出し手段１０８，１１２によって、装置本体１００に対し幅方向に着脱自在に収納されるようになっている。

そして、この給紙カセット１０５，１０９に収納されたシートＳは、駆動伝達装置によって駆動されて回転する給紙ローラ１０６，１１０により送り出された後、分離ユニット部１０７，１１１により１枚ずつに分離され、この後、画像形成ユニット１０４に搬送されるようになっている。なお、図６において、１１３は上段及び下段の給紙カセット１０５，１０９を仕切る仕切り板であり、下段の給紙ローラ１１０は仕切り板の下方、即ち上段の給紙カセット１０５の底部より下方に位置するようになっている。

なお、この給紙カセット１０５，１０９を幅方向へ着脱自在に収納するカセット引出し手段１０８，１１２は図７のような構成になっている。なお、図７の（ａ）はカセット引出し手段１０８，１１２をカセット引出し方向正面から見た図であり、（ｂ）及び（ｃ）はそれぞれ給紙カセット１０５，１０９の装着状態と引出し状態の斜視図を示している。

ここで、図７に示すように従来のカセット引出し手段１０８（１０８Ｌ，１０８Ｒ），１１２（１１２Ｌ，１１２Ｒ）は、給紙カセット１０５，１０９の外側に配置されると共に、装置本体１００の前後側板１００ａ，１００ｂ（図６参照）に固定されたベース部材１０８ａ，１１２ａと、このベース部材１０８ａ，１１２ａにスライド自在に保持されたスライド部材１０８ｂ，１１２ｂとを備えている。

そして、給紙カセット１０５，１０９は、このスライド部材１０８ｂ，１１２ｂに取り付けられることにより、カセット引出し手段１０８，１１２を介して装置本体１００に対し着脱自在に収納されるようになっている。

特開平７−６１６１３号公報

しかしながら、このような従来のシート給送装置及び画像形成装置において、上下方向に複数の給紙カセットを重ねて設けた場合、装置本体が高くなる。そして、このように装置本体が高くなると、例えば、装置本体の上面にスキャナ等を設けたマルチファンクションプリンタの場合、原稿を積載する原稿台の位置が高くなり、操作性が悪くなるという問題があった。

一方、従来の画像形成装置において、給紙ローラ１０６，１１０を備えた不図示のシート給送ユニットは装置本体１００に設けられた不図示の給紙フレームに固定されている。ここで、このシート給送ユニットの剛性は給紙性能、画像との大きな係わり合いがあることが広く認識されている。

例えば、シート給送分離動作の際、シート給送ユニットが給紙ローラ１０６，１１０を介して分離ユニット部１０７，１１１から反力を受け、この力によってシート給送ユニットが変形すると、シート給送不良やシートの斜行が発生し、これにより画像品質の低下等が発生する。

そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、装置本体の高さを低くすることができると共に、画像品質を確保することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。

本発明は、装置本体に上下方向に配置され、シートを収納して装置本体に着脱可能な第１シート収納手段及び前記第１シート収納手段の下側に配置され、シートを収納する第２シート収納手段と、前記第１及び第２シート収納手段のそれぞれに積載されているシートを送り出すための第１シート給送手段及び第２シート給送手段と、前記第１シート給送手段及び第２シート給送手段のそれぞれと圧接し、その間でシートを分離するための第１分離ユニット部及び第２分離ユニット部と、を備えたシート給送装置において、前記第１及び第２シート収納手段のそれぞれをシート給送方向と直交する方向へスライド可能に保持する第１保持手段及び第２保持手段と、前記第１及び第２シート給送手段をそれぞれ備えた第１シート給送ユニット及び第２シート給送ユニットと、を有し、下側に位置する前記第２シート収納手段の第２シート給送手段を、上側に位置する前記第１シート収納手段の第１保持手段の側方に該第１シート収納手段の底面よりも上方に突出させて配置し、かつ、前記第２シート給送ユニットを前記第１保持手段に当接可能に設け、前記第２分離ユニット部から前記第２シート給送手段が反力を受けたときに前記第２シート給送ユニットが前記第１保持手段に当接することを特徴とするものである。

本発明によれば、下側に位置する第２のシート収納手段の第２シート給送手段を、上側に位置する第１シート収納手段の第１保持手段の側方に、かつ第１シート収納手段の底面よりも上方に位置するように配置し、さらに第２シート給送ユニットを第１シート収納手段の第１保持手段に当接させることにより、装置本体の高さを低くすることができると共に、第２シート給送ユニットの変形を防ぐことができ、画像品質を確保することができる。

以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。

図１は、本発明の第１の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示すものである。

図１において、１は画像形成装置本体である。また、１Ａは画像形成装置本体(以下、装置本体という)１に設けられ、電子写真方式により画像形成を行う画像形成部であり、１Ｂは画像形成部１ＡにシートＳを給送するシート給送装置である。

ここで、この画像形成部１Ａはトナー像を形成する感光体ドラム２、感光体ドラム２に形成されたトナー像をシートＳに転写する転写ローラ３などを備えている。そして、このような構成の画像形成部１Ａにおいて、画像形成動作が開始されると、まずレーザースキャナー４により画像信号に応じた光が感光体ドラム２に照射され、このような画像信号に応じた光が照射されることにより、感光体ドラム上に潜像が形成される。次に、この潜像がプロセストリッジ５に収納されたトナーで現像することにより、感光体ドラム上にトナー画像（可視像）が形成される。

また、シート給送装置１Ｂは、装置本体１に着脱自在に、かつ上下方向に重ねて装着された複数の、本実施の形態においては２つのシート収納手段である第１シート収納手段としての給紙カセット６及び第２シート収納手段としての給紙カセット７と、給紙カセット６，７に収納されたシートＳを給送する第１シート給送手段である給送ローラ１８及び第２シート給送手段である給送ローラ２２とを備えており、上記のようなトナー画像形成動作に並行して駆動伝達装置により駆動を受けた給送ローラ１８，２２が回転し、給紙カセット６，７からシートＳを給送するようにしている。

そして、このように給紙カセット６，７から給送されたシートＳは、給紙カセット６，７に設けられ、給送ローラ１８，２２と圧接してシートを分離する分離パッド１９ａ，２３ａを備えた分離手段である分離ユニット部１９，２３に送り込まれて一枚に分離され、この後、搬送ローラ８及びレジストローラ９によって感光体ドラム２に形成された画像と同期をとって感光体ドラム２と転写ローラ３とにより構成される転写部に搬送される。そして、この転写部において、転写ローラ３へバイアスを印加することによってトナー画像がシートＳへ転写されるようになっている。

なお、このようなトナー画像が転写されたシートＳは、この後、定着手段１０へ搬送され、この定着手段１０において加圧・加熱されることによりトナー画像が定着され、さらにこの後、排出ローラ１１によって装置上部の排出部１２へ排出される。

ここで、給紙カセット６，７は、上下それぞれが、給紙カセット６を幅方向へスライド可能に保持する第１保持手段である引出し手段２０（２０Ｒ，２０Ｌ），給紙カセット７を幅方向へスライド可能に保持する第２保持手段である引き出し手段２４（２４Ｒ，２４Ｌ）によって装置本体１、言い換えれば不図示のシート給送装置本体に着脱自在に装着されており、このカセット引出し手段２０，２４は図２のような構成になっている。

なお、図２の（ａ）はカセット引出し手段２０，２４をカセット引出し方向正面から見た図であり、（ｂ）及び（ｃ）はそれぞれカセット６，７の装着状態と引出し状態の斜視図を示している。

ここで、図２に示すように、このカセット引出し手段２０，２４は、給紙カセット６，７の外側に配置されると共に、装置本体１の前後側板１ａ，１ｂ（図１参照）に固定されたベース部材２０ａ，２４ａと、このベース部材２０ａ，２４ａにスライド自在に保持されているスライド部材２０ｂ，２４ｂとを備えている。そして、給紙カセット６，７は、このスライド部材２０ｂ，２０ｂに取り付けられることにより、カセット引出し手段２０，２４を介して装置本体１に対し着脱自在に収納されるようになっている。

ところで、本実施の形態において、このカセット引出し手段２０，２４は、図１及び図２（ａ）に示すように給紙カセット６，７の分離ユニット１９，２３の下方で且つカセット６，７の底面と同一面、又は給紙カセット６，７の底面の上方に配置している。そして、このような位置にカセット引出し手段２０，２４を配置することにより、装置本体１のシート給送方向の長さを短くすることができる。

さらに、本実施の形態において、下方に位置するシート収納手段である下段の給紙カセット７の給送ローラ２２を、直上のシート収納手段である上段の給紙カセット６の底面よりも上方に突出させると共に、図３に示すように上段の給紙カセット６の引出し手段２０の側方に配置している。なお、図３において、２９は下段の給紙カセット７の給送ローラ２２を備えたシート給送ユニット、３４は上段の給紙カセット６の給送ローラ１８を備えたシート給送ユニットである。

そして、このように下段の給紙カセット７の給送ローラ２２を、上段の給紙カセット６の引出し手段２０の側方に、かつ上段の給紙カセット６の底面よりも上方に突出させて配置することにより、上段の給紙カセット６と、下段の給紙カセット７の給送ローラ２２とを高さ方向でオーバーラップさせることができ、これにより、このオーバーラップ量分、装置本体１を低くすることができる。

なお、このように下段の給紙カセット７の給送ローラ２２を、上段の給紙カセット６の引出し手段２０の側方に、かつ上段の給紙カセット６の底面よりも上方に位置するよう突出させて配置することができるよう、カセット間の仕切り板（図６参照）を取り除く、或は仕切り板に給送ローラ２２の配置が可能な開口部を設けるようにする。

一方、給送ローラ１８，２２を備えたシート給送ユニット２９，３４は、例えばシート給送分離動作の際、給送ローラ１８，２２を介して分離ユニット部１９，２３から反力を受ける。

ここで、このような力を受けた場合、上段のカセット６のシート給送ユニット３４は装置本体１の図示しないフレームなどへ頑強に固定することが可能であるが、下段のカセット７のシート給送ユニット２９は、図４に示すように、上段のカセット６のカセット引出し手段２０と、シート搬送路Ｒを形成する外装ユニット２８との間に挟まれているため頑強にフレーム等へ保持することが困難である。

そこで、本実施の形態においては、下段のシート給送ユニット２９に、給紙時、分離ユニット部２３から反力を下段のシート給送ユニット２９が受けたときに、上段の給紙カセット６のカセット引出し手段２０に突き当る突き当て部３９を設けるようにしている。そして、このような突き当て部３９を設けることにより、下段のシート給送ユニット２９が給紙動作時、分離ユニット部２３から矢印Ｆの反力を受けた場合、上段の給紙カセット６のカセット引出し手段２０に突き当て部３９が突き当たる（当接する）ようになる。

ここで、このように反力を受けたとき、シート給送ユニット２９が装置本体１の構造体の一つであるカセット引出し手段２０に突き当たることにより、シート給送ユニット２９の変形を防ぐことができ、これによりシート給送時におけるシートＳの斜行等の発生を防ぐことができて給紙性能が向上し、この結果、画像品質を確保することができる。なお、この突き当て部３９は、シート給送ユニット２９でなく上段の給紙カセット６のカセット引出し手段２０に設けても良い。

このように、下段のカセット７の給送ローラ２２を、上段の給紙カセット６のカセット引出し手段２０の側方に、上段の給紙カセット６の底面よりも上方に突出させて配置し、かつ下段のカセット７のシート給送ユニット２９を上段の給紙カセット６のカセット引出し手段２０に当接させることにより、装置本体１の高さを低くすることができると共に、シート給送ユニット２９の変形を防ぐことができ、画像品質を確保することができる。

ところで、これまで述べたように、下段の給紙カセット７の給送ローラ２２を、上段の給紙カセット６のカセット引出し手段２０の側方に、上段の給紙カセット６の底面よりも上方に突出させて配置した場合、図１に示すように下段の給紙カセット７のシート給送方向の後端と、装置本体1との間に空間が生じるようになる。

そこで、例えば下段の給紙カセット７のシート給送方向の長さを長くすることにより、この空間を有効利用することができる。さらに、このように下段の給紙カセット７を長くすることにより、この給紙カセット７に収納できるシートのサイズを大きくすることができる。

次に、このような下段の給紙カセット７としてシート給送方向の長さが長いものを用いた本発明の第２の実施の形態について説明する。

図５は、本実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示すものである。なお、図５において、図１と同一符号は、同一又は相当部分を示している。

図５において、６Ａ、７Ａは装置本体１に着脱自在に、かつ上下方向に重ねて装着された複数の、本実施の形態においては２つのシート収納手段である給紙カセットであり、本実施の形態においては、下段の給紙カセット７Ａは、上段の給紙カセット６Ａに比べてシート給送方向の長さが長くなっている。

なお、本実施の形態においては、下段の給紙カセット７Ａには、例えばＡ５サイズ（１４８．５ｍｍ×２１０ｍｍ）〜ＬＤＲ（２７９ｍｍ×４３２ｍｍ）まで収納可能であり、上段の給紙カセット６Ａは、例えば最小サイズからＢ４サイズ（２５７ｍｍ×３６４ｍｍ）まで収納可能である。

そして、このように下段の給紙カセット７Ａを長くすることにより、下段の給紙カセット７Ａの左側にできる空間を有効利用することができると共に、給紙カセット６Ａ，７Ａに収納するシートの種類を増やすことができる。なお、本実施の形態では、２段の給紙カセットについて説明したが、本発明は、給紙カセットを２段以上の複数段設けたものにも適用することができる。

本発明の第１の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図。上記画像形成装置に設けられたカセット引出し手段を説明する図。上記シート給送装置の要部斜視図。上記シート給送装置の要部断面図。本発明の第２の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図。従来の画像形成装置の概略構成を示す図。従来の画像形成装置におけるカセット引出し手段を説明する図。

符号の説明

１画像形成装置本体
１Ａ画像形成部
１Ｂシート給送装置
６，７給紙カセット
６Ａ，７Ａ給紙カセット
１８，２２給送ローラ
１９，２３分離ユニット部
２０，２４カセット引出し手段
２９，３４シート給送ユニット
３９突き当て部

Claims

装置本体に上下方向に配置され、シートを収納して装置本体に着脱可能な第１シート収納手段及び前記第１シート収納手段の下側に配置され、シートを収納する第２シート収納手段と、前記第１及び第２シート収納手段のそれぞれに積載されているシートを送り出すための第１シート給送手段及び第２シート給送手段と、前記第１シート給送手段及び第２シート給送手段のそれぞれと圧接し、その間でシートを分離するための第１分離ユニット部及び第２分離ユニット部と、を備えたシート給送装置において、
前記第１及び第２シート収納手段のそれぞれをシート給送方向と直交する方向へスライド可能に保持する第１保持手段及び第２保持手段と、
前記第１及び第２シート給送手段をそれぞれ備えた第１シート給送ユニット及び第２シート給送ユニットと、
を有し、
下側に位置する前記第２シート収納手段の第２シート給送手段を、上側に位置する前記第１シート収納手段の第１保持手段の側方に該第１シート収納手段の底面よりも上方に突出させて配置し、かつ、前記第２シート給送ユニットを前記第１保持手段に当接可能に設け、前記第２分離ユニット部から前記第２シート給送手段が反力を受けたときに前記第２シート給送ユニットが前記第１保持手段に当接することを特徴とするシート給送装置。
前記第１シート収納手段と前記第２シート収納手段との間に仕切り板を設け、前記仕切り板に前記第２シート収納手段の前記第２シート給送手段を、前記第１シート収納手段の底面よりも上方に突出させるように開口部を設けたことを特徴とする請求項１記載のシート給送装置。
前記請求項１又は２に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置から送り出されるシートに画像を形成する画像形成部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。