JP4509023B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ、特に止着部を有する展開型の使い捨ておむつに関する。
一般の従来の展開型の使い捨ておむつは、おむつ着用中に、ウエスト部が着用者の腹部からズレ落ちる場合がある。この種の展開型の使い捨ておむつは、前身頃部と後身頃部とを有し、おむつ着用時には、後身頃部の長手方向の両側部に設けられた一対の止着部が、着用者の臍近傍の胴回りにおいて、前身頃部に止着されて着用するようになっている。また、展開型の使い捨ておむつは、そのウエスト部に伸縮性を有している。特に、乳幼児がこの種のおむつを着用した場合に、腹部膨張部分よりも下へとずれる。一般に、乳幼児の胴部は、臍近傍から脚の付け根に向って窄まるテーパー形状を有している。そのため、例えば、幼児が食事をした後又は姿勢を変える等の動きにより、伸縮性を有するウエスト部は、そのウエスト部の周囲長を縮めようとして、下腹部側へとズレ落ちる。幼児の臍近傍の腹部がおむつから露出する傾向にある。
また、おむつ着用中に、おむつが腹部からズレ落ちないように工夫されている使い捨ておむつが知られている。
例えば、特許文献1には、前身頃部と後身頃部とからなる展開型の使い捨ておむつであって、後身頃部の長手方向両側部には、一対の弾性サイドパネル部が設けられており、弾性サイドパネル部の先端部には止着部が設けられており、一対の止着部は、着用者の横方向に対して一定角度で配向するように形成されており、前身頃部には、一対の止着部が止着されるランディング部材が備えられており、一対の止着部は、おむつの横方向に対して、ちょうど、脇から下腹を下から上へ支える様にして固定する位置に、一定角度を有して、ランディング部材に固着されるようになされている使い捨ておむつが開示されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、一対の止着部が、おむつの横方向に対して一定角度で、おむつ全体を通して、着用者の実質的に低運動区域において主引張線を生じるように、ランディング部材に固着されるので、使い捨ておむつの着用中のフィット性が維持されて、ズレ落ちないように工夫されている。
特表平8−510941号公報
しかし特許文献1記載の使い捨ておむつは、弾性サイドパネル部の下縁部が、着用者の脚の付け根のラインに沿っているとは考えられず、おむつ着用中にウエスト部が腹部からズレ落ちるのを防止するのに十分ではなく、したがってモレ防止にも十分ではない。
従って、本発明の目的は、着用者の腹部上方を覆うと共に、おむつ着用中にウエスト部が腹部上方からズレ落ちるのを十分に防止し、モレを防ぐ使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、前身頃部と後身頃部とからなる使い捨ておむつであって、該後身頃部の長手方向両側部には、一対の伸縮性パネル部が設けられており、一対の該伸縮性パネル部それぞれの先端部には、パネル止着部が設けられており、一対の該伸縮性パネル部それぞれは、少なくとも下縁部に沿った部分に弾性を有しており、該下縁部は、前記前身頃部側から前記後身頃部側の端部に向って凸に湾曲した形状を有しており、一対の前記伸縮性パネル部は、装着時にそれぞれの前記下縁部が着用者の側部から下腹部にかけての脚の付け根のラインに沿うように、伸張されて、前記パネル止着部を介して、前記前身頃部の腹部膨張部分を下側から上へ支える様にして固定されるようになされている使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を含む吸収性本体を具備し、その長手方向が前身頃部と後身頃部とに区分される使い捨ておむつであって、該前身頃部の長手方向両側部には、一対のサイドパネル部が設けられており、一対の前記サイドパネル部それぞれは、少なくとも下縁部に沿った部分に弾性部を有しており、該弾性部は、前記吸収性本体の長手方向側縁からおむつ幅方向内方に延出し、前記吸収体の長手方向側部と重なっている使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、おむつ着用中にウエスト部が腹部上方からズレ落ちない。
以下、本発明の使い捨ておむつの好ましい第1実施形態について、図1〜3を参照しながら説明する。
本実施形態の使い捨ておむつ1は展開型の使い捨ておむつ(以下、おむつともいう)であり、図1に示すように、前身頃部Aと後身頃部Bとからなり、実質的に縦長である。
また、本実施形態のおむつ1において、後身頃部Bの長手方向両側部には、一対の伸縮性パネル部8,8が設けられており、一対の伸縮性パネル部8,8それぞれの先端部には、パネル止着部81が設けられている。パネル止着部81は、機械的面ファスナーやファスニングテープを用いることができる。一対の伸縮性パネル部8,8それぞれは、少なくとも下縁部82に沿った部分に弾性を有しており、下縁部82は、図1及び図3に示すように、前身頃部A側から後身頃部B側の端部11に向って凸に湾曲した形状を有しており、一対の伸縮性パネル部8,8は、図2(a)及び(b)に示すように、装着時にそれぞれの下縁部82が着用者の側部から下腹部にかけての脚の付け根のラインに沿うように、伸張されて、パネル止着部81を介して、前身頃部Aの腹部膨張部分を下側から上へ支える様にして固定されるようになされている。
本実施形態のおむつ1について詳述すると、おむつ1は、その長手方向が、着用時に着用者の腹側に配される前身頃部Aと、背側に配される後身頃部Bとに2等分に区分される。前身頃部Aは、更に、着用者の腹部下方(下腹部)を配される下半部A1と、腹部上方(臍近傍)に配される上半部A2とに2等分される。
また、おむつ1の長手方向両端部であるウエスト部C、Cは、おむつ着用時にウエスト開口部を形成する。
本実施形態のおむつ1の寸法は、乳幼児から大人まで、おむつ着用者の体型に合わせて適宜調製して作製されることが好ましい。その際、前身頃部Aのウエスト部Cは、着用者の腹部上方、具体的には臍(へそ)近傍を覆うように、おむつ1の寸法を設計することが好ましい。
本明細書において、おむつ着用者の脚の付け根は、着用者の胴部と一対の大腿部それぞれとの境界に位置する、閉じた環状の形状を有しており、胴部と大腿部との間で括れている体の部位である。また、おむつ着用者を、腹側の正面又は背側の正面から見た場合、脚の付け根は、図2(a)に示すように、着用者の両側部において、括れた部分を形成している。
脚の付け根の括れの程度は、大人よりは乳幼児において顕著であり、また痩せた体型の人よりも太った体型の人において顕著な傾向にある。
前身頃部Aの前記腹部膨張部分は、通常、着用者の腹部の膨らみにより該前身頃部Aが外方へ凸状になっている部分であり、前身頃部Aにおける上半部A2の部分である。特に、乳幼児の胴部は、臍近傍から脚の付け根に向って窄まるテーパー形状を有しており、着用中における前身頃部Aの前記腹部膨張部分は、この胴部の腹側を覆っているため、外方に膨張した形状を有している。尚、比較的痩せた体型を有する乳幼児又は成人が、おむつ1を着用した際には、前身頃部Aの前記腹部膨張部分は、外方に膨張した形状を有さない場合もある。
おむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び該両シート間に介在された液保持性の吸収体4を含む吸収性本体5が、図1に示すように、おむつ1の長手方向の端部間に亘って配されている。
吸収性本体5は、図1に示すように、縦長矩形形状であり、その長手方向がおむつ1の長手方向と一致している。表面シート2、裏面シート3及び吸収体4も、同様に、縦長矩形形状であり、その長手方向がおむつ1の長手方向と一致している。
裏面シート3の非肌当接面側の面には、不織布からなる外包材10が接合されている。外包材10は、裏面シート3と略同形である。
一対の伸縮性パネル部8,8それぞれは、おむつ幅方向内方の部分が、後身頃部Bの長手方向の側縁から、おむつ幅方向内方に延出し、外包材10と裏面シート3との間に挟まれて接合されている。
本実施形態のおむつ1における伸縮性パネル部8について、更に説明すると、伸縮性パネル部8は、図1に示すように、その下縁部82が、おむつ幅方向外方に向かうにつれて、前身頃部Aから後身頃部B側の端部11に近づき、湾曲の頂部82Aを経て、後身頃部B側の端部11から前身頃部Aに近づく形状を有している。
伸縮性パネル部8の上縁部84は、おむつ幅方向外方に向って延び、おむつ幅方向における湾曲の頂部82Aと略同じ位置で屈曲し、下縁部82と略平行に延びている。
下縁部82は、図3に示すように、おむつ着用者の脚の付け根のラインに沿った湾曲した形状を有している。仮に、下縁部82が脚の付け根のラインよりも下方に延び、大腿部側の部分を覆う形状を有していると、脚が動くことが直接伸縮性パネル部8に伝わるので、伸縮性パネル部8がずれたり、ヨレたりする原因となり得る。一方、下縁部82が、脚の付け根のラインよりも上方に位置する胴部の部分までしか覆っていない形状を有していると、括れ部分である脚の付け根に向って、下縁部82が移動するため、ウエスト部Cのズレ落ちの原因となり得る。
本実施形態のおむつ1において、下縁部82は、脚の付け根のラインにちょうど沿う形状を有しているので、前述したような不具合が生じないようになされている。
本実施形態のおむつ1は、着用者が乳幼児の場合に、特にウエスト部Cのズレ落ち防止性が効果的に発揮される。そこで、乳幼児用おむつにおける伸縮性パネル部8の寸法について、図3を用いて詳述する。
伸縮性パネル部8の先端部の幅L1は、30〜45mmであることが、ファスニングテープ等の止着部81の固定状態での安定性や、止着部81をおむつにあてる際に母親が扱い易いなどの操作性の観点から好ましい。
下縁部82の湾曲の頂部82Aから先端部までの長さL2は、20〜40mmであることが好ましい。長さL2が好ましい範囲の場合は、脚の付け根のラインに関する連動性を良くし、ズレ落ちを抑えることができる。また、止着部81を腹側の膨張部分に固定することができ取り扱いやすい。
上縁部84の下縁部82と略平行な部分の長さL3は、40〜60mであること好ましく、44〜56mmであることがより好ましく、48〜52mmであることが最も好ましい。長さL3が好ましい範囲の場合は、止着部81を重ねずに固定することができ操作しやすい。また、ファスニングテープなどの止着部81を前側に固定する際に伸縮パネル部8にたわみやめくれを生じさせることなく固定することができ、お腹の膨張部分を下から支えこむ状態で固定できる。
上縁部84における後身頃部Bの端部11側の部分の長さL4は、35〜47mmであることが好ましく、39〜45mmであることがより好ましい。長さL4が好ましい範囲の場合は、止着部81を最適な固定位置に届けることができ、腹部の下側を支え込むことができる。また、上限値を上回ると、装着時に十分に伸長させることができなくなり、腹部にあたる応力が弱くなる。
伸縮性パネル部8が後身頃部Bの長手方向側部と接合している部分の長さL5は、120〜140mmであることが好ましい。長さL5が好ましい範囲の場合は、排尿を吸収し重くなったおむつの重量を支えることができる。また、ファスニングテープ等の止着部81が太ももを覆うことがなく、そけい部から太ももまでの脚の付け根部に不必要な布が集まることがなくなるので、洋服を着るときなどに邪魔にならない。
また、長さL3の部分と長さL4の部分とのなす内角αは、160〜175度であることが、伸縮性パネル部8を十分に伸長することができ、お腹の膨張部に止め易くなる上で好ましい。下縁部82が後身頃部Bの長手方向側部となす内角βは、25〜30度であることが、そけい部に十分な張力を働かさせることができ、脇からお尻にかけて十分に覆う上で好ましい。
長さL2の部分を伸縮性パネル部8内方に延長した直線と、下縁部82と後身頃部Bの長手方向側部との交点から内角βで伸縮性パネル部8内方に延ばした直線とが交わってなす内角γは、40〜90度であることが好ましく、50〜80度であることがより好ましく、60〜70度であることが最も好ましい。
長さL4の部分を形成する直線と長さL5の部分を形成する直線とが交わってなす内角δは、85〜100度であることが好ましく、下縁部82をそけい部に沿わせて止着部81を固定させた際に、伸縮パネル部が伸長する余裕を持たせることができる。また、装着時に伸長させて固定させることができる。 上縁部84の下縁部82と略平行な部分の先端部分と、後身頃部Bの端部11における伸縮パネルの付け根とをつなぐL6は、70〜100mmであることが好ましく、77〜95mmであることがより好ましく、85〜90mmであることが最も好ましい。
本明細書において、内角は、2つの直線が交わってなす角度のうち、小さい方の角度をいう。また、長さを測定する際、場所の端が丸くなっている場合は、それぞれの辺を延長して交わった部分で測定するものとする。
一対の伸縮性パネル部8、8それぞれは、一方向に伸縮性を有する樹脂フィルムを、伸張した状態において、同形状の不織布で挟んで接合して形成された複合部材である。該複合部材は、その伸縮方向をおむつ幅方向と一致させて、上縁部84を後身頃部B側の端部11と揃えて、後身頃部Bの長手方向両側部に接合されており、伸縮性パネル部8は、その全体におむつ幅方向の伸縮性を有している。
一対の伸縮性パネル部8、8それぞれは、おむつ着用時には、図2(a)及び(b)に示すように、それぞれの下縁部82が着用者の側部から腹部下方(下腹部)にかけての脚の付け根のラインに沿うように、斜め下方に向け伸張される。伸縮性パネル部8は、おむつ幅方向に伸縮性を有し、前述したような形状を有しているので、上縁部84の長さL3(図3参照)の部分と略平行な方向にも、伸縮性パネル部8全体として、優れた伸張性を有している。
伸縮性パネル部8は、伸度30%時の荷重値は、1.5N/25mm以下が好ましく、1.0N/25mm以下がより好ましい。同様に伸度50%時の荷重値は、1.0〜3.0N/25mmが好ましく、1.0〜2.0N/25mmがより好ましい。このように、伸縮性パネル部8は、軽く引っ張っても良く伸びるので、その先端部にパネル止着部81を有する伸縮性パネル部8は、止着し易く、操作性に優れている。
前述した伸度は以下の方法で測定した。通りである。伸縮性パネル部8を、その伸縮性を有する方向に65mm以上、該方向と直行する方向に25mm切り出し、測定片を作成する。これをその伸縮性を有する方向が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。チャック間距離は50mmとする。測定片を300mm/分で引っ張り、長さ15mmに達した時を伸度30%時の荷重値。長さ25mmに達した時を伸度50%の荷重値とした。
伸度(%)=(伸長時の長さ−自然長)/自然長×100
前述したように、一対の伸縮性パネル部8,8それぞれの先端部の肌当接面側の面には、図2に示すように、パネル止着部81が設けられている。パネル止着部81は、縦長矩形形状を有しており、その長手方向を先端部の端部と平行にして配されている。パネル止着部81は、面ファスナのオス材から形成されている。前身頃部Aの非肌当接面に配されている外包材10には、面ファスナのメス材からなるターゲット部12が配されており、おむつ着用時には、パネル止着部81が、図2に示すように、前身頃部Aの下半部A1において該ターゲット部12と接合される。また、おむつ使用前までは、パネル止着部81は、伸縮性パネル部8の不織布の部分に折り返されて固定されている。
更に、本実施形態のおむつ1において、一対の伸縮性パネル部8,8それぞれには、図2に示すように、前身頃部Aの上半部A2と止着するための補助パネル止着部83が設けられている。補助パネル止着部83は、縦長矩形形状を有しており、上縁部84の屈曲している部分に、斜め外方に向って接合されている。補助パネル止着部83の肌当接面側の面には、図3に示すように、面ファスナのオス材83Aが設けられている。おむつ着用時には、補助パネル止着部83が、図2に示すように、前身頃部Aの上半部A2において外包材10に配されている一対の補助ターゲット部12'(図示せず)と接合されることにより、前身頃部Aが、前側にめくれないようになされる。
また、おむつ使用前までは、補助パネル止着部83は、伸縮性パネル部8の不織布の部分に折り返されて固定されている。
おむつ1における前身頃部Aの下半部A1には、上述のようにパネル止着部81を止着するための一対のターゲット部12,12が設けられている。一対のターゲット部12,12それぞれは、略矩形形状であり、長辺は30〜50mmが好ましく、35〜45mmがより好ましく、短辺は25〜45mmが好ましく、30〜40mmがより好ましく、面積は900〜2000mm2が好ましく、1200〜1700mm2がより好ましい。
ターゲット部12の中心位置は、幅方向の位置が、おむつ全長を2等分する長手方向中心位置でのおむつの幅を100としたときに当該長手方向中心位置におけるおむつ側部を基準とする長手方向に引かれる線から15〜30、好ましくは20〜25の位置であり、長手方向の位置が、おむつ全長を100としたときにおむつ前端部から20〜40、好ましくは25〜35の位置である。
前記長辺の延長線と長手方向軸線との内角は、0〜30度、好ましくは10〜20度である。この位置に位置することにより、おむつ1の装着時において、伸縮パネル部8,8が、腹部の膨張部分を下から支えるように、膨張部分の下側へあたる様にして、領域の両端部側の領域内に位置するようになっている。また、一対のターゲット部12,12それぞれは、おむつ長手方向においては、図1に示すように、前身頃部Aにおけるレッグギャザー形成用の弾性部材71の端部近傍を覆うように配されている。
また一対の補助ターゲット部12'、12'それぞれは、略矩形形状であり、各辺の長さは20〜30mm、面積は550〜750mm2であることが好ましい。補助ターゲット部12'の中心位置は、幅方向の位置がおむつ全長を2等分する長手方向中心位置でのおむつの幅を100としたときに当該長手方向中心位置におけるおむつ側部を基準とする長手方向に引かれる線から30〜50、好ましくは35〜45の位置であり、長手方向の位置が、おむつ全長を100としたときにおむつ前端部から5〜15、好ましくは8〜12の位置である。この位置に位置することにより、おむつ1の装着時において、補助パネル止着部83が、腹部の膨張部分の上側に固定されるようになっている。
本実施形態において、一対のターゲット部12,12、一対の補助ターゲット部12'、12'は、前身頃部Aの他の部分とは異なる色に着色されており、おむつ着用時に、パネル止着部81を固定するべき位置が識別し易くなされている。
本実施形態のおむつ1について、更に説明すると、吸収性本体5における長手方向の両側部に沿って、一対のレッグフラップ7,7が設けられている。レッグフラップ7は、その自由端近傍に伸長状態で固定されたレッグギャザー形成用の弾性部材71を備えている。
また、吸収体4の長手方向の両側部に沿って、弾性部材61、61を有する一対の防漏カフ6、6が設けられており、一対の防漏カフ6、6は、弾性部材61及びレッグギャザー形成用の弾性部材71それぞれを伸張させておむつ1を展開させた状態において、図1に示すように、それぞれ基端側がおむつ幅方向内方に折られ、先端側が外方に折り返されるように、防漏カフ6の前後端が固定されている。
また、前身頃部Aの長手方向の両側部には、不織布からなる一対のサイドパネル部13,13が設けられている。サイドパネル部13は、おむつ着用時に、伸縮性パネル部8に覆われた状態で、着用者の胴側部に装着される部分である。
伸縮性パネル部8の形成材料である伸縮性を有する樹脂フィルム及び不織布としては、従来から公知の各種材料を用いることができる。特に、伸縮性パネル部8としては、ポリスチレン、ポリイソプレン又はポリブダジエンのブロック共重合体、エチレンの共重合体、天然ゴム、ウレタン及び、これらの混合/コエクストルージョン等の単一層の織布、不織弾性材料又は伸縮性材料により形成されたもの、又は伸縮性材料のフィルム、あるいは伸縮性材料の複合体を用いることができる。更には、全ての方向に弾性があり、通気性があり、蒸気透過性液不透過性であるようなストレッチボンディングされた積層材を用いることもできる。
前記積層材は、伸縮性の材料、たとえばブタジエン、イソプレン、スチレン、アクリル酸エチルーエチレン若しくはその混合物等のブロック又はグラフト共重合体のメルトブロー物又はフィルムが望ましく、又、ウレタンのスパンボンディングされた不織布でもよいが、弾性又は伸縮性層をある伸びまで伸張させ、伸張された弾性層上に、伸張されていない層を置き、これらの層を合せてボンディングし、弾性層がその他の層をギャザリングするように層を弛緩させることによって作られるものが好ましい。また、伸縮性パネル部8としては、伸縮性があり、通気性がある無伸長状態のフィルムに、縦方向にカーディングされた繊維ウエヴをその縦方向に、該フィルムの上下にヒートシール、超音波シール、接着剤等の接合手段で線状に接合して形成した積層材料を用いることもできる。このタイプの積層材料は、母親又は子供が、使用時に一度横方向に広げることにより線接合されていない部分の繊維ウエヴが破壊され弛緩されてギャザリングするようになるものである。
また、表面シート2、裏面シート3、外包材10、防漏カフ形成用シート、レッグフラップ形成用シート70、サイドパネル部13及び各弾性部材61,71としては、従来の吸収性物品に用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。
前述した本実施形態のおむつ1の着用の仕方の一例を、以下に述べる。
まず、おむつ1の後身頃部Bを着用者の背側に配し、着用者の股下部を覆うように、前身頃部Aを腹側に配する。
次に、一対の伸縮性パネル部8を、それぞれの下縁部82が着用者の側部から腹部下方(下腹部)にかけての脚の付け根のラインに沿うように、伸張し、パネル止着部81を介して、前身頃部Aの下半部A1におけるターゲット部12に固定する。この際、伸縮性パネル部8は、着用者の体型に合わせて、その伸張の程度を調整することができる。
パネル止着部81が、前身頃部Aにおけるレッグギャザー形成用の弾性部材71の端部のおむつ幅方向内方の位置(ターゲット部12の位置)で固定されると、伸縮性パネル部8の下縁部82とレッグフラップ7に配されているレッグギャザー形成用の弾性部材71とから、実質的に一体的な環状の伸縮帯85が、図2(a)及び(b)に示すように、着用者の脚の付け根に沿って形成される。ここで伸縮帯85とは、少なくとも5mm幅の領域が伸縮性であることを言い、伸縮性パネル部8の下縁部82とレッグフラップ7に配されているレッグギャザー形成用の弾性部材71との間に2cm以下、好ましくは1cm以下の隙間が開いていても良いが、連続していることが最も好ましい。
前述したように着用されたおむつ1は、そのウエスト部Cが着用中にズレ落ちないようになっている。このズレ落ちない機構を、以下に述べる。
おむつ1は、その着用状態において、図2(a)及び(b)に示すように、伸縮帯85が、括れている脚の付け根のラインに沿って形成されている。そして、前身頃部A及び後身頃部Bそれぞれは、一対の伸縮帯85により、下側から支えられた状態となっている。一対の伸縮帯85それぞれは、脚の付け根から上下方向へは実質的に移動しないので、該伸縮帯85により下側から支えられている前身頃部A及び後身頃部Bそれぞれも、着用状態が維持され、ウエスト部Cは、着用者の腹部上方からズレ落ちることが防止される。
おむつ着用者の脚の付け根の部位について、さらに説明すると、該部位は、おむつ着用者が食事をしたり、姿勢を変えたり、又は立ったり座ったり等の運動をしても、このような身体の動きに対して、一番伸縮を必要とする箇所のみに固定することが出来る、又はわずかにしか変形が生じない部位である。しかも、脚の付け根は、着用者の胴部と大腿部との間に括れた形状を有している。
本実施形態のおむつ1は、伸縮性パネル部8の下縁部82と弾性部材71を有するレッグフラップ7とにより形成される環状の伸縮帯85が、前述した脚の付け根のラインに沿って配されて着用されるため、ウエスト部Cは、おむつ着用者の腹部からズレ落ちることが効果的に防止されている。
そのため、前おむつ着用者の腹部上方の臍近傍は、前身頃部Aの上半部A1により覆われた状態が維持され、着用者の腹部が露出すること防止される。
次に第2及び第3実施形態のおむつ1を、図4〜図6を参照しながら説明する。第2及び第3実施形態について、特に説明しない点については、第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図4〜図6において、図1〜図3と同じ部材に同じ符号を付してある。
本発明の好ましい第2実施形態のおむつ1において、前身頃部Aの長手方向両側部には、図4に示すように、一対の伸縮バンド部9,9が設けられており、一対の伸縮バンド部9,9それぞれは、おむつ幅方向に伸縮性を有し、一対の伸縮バンド部9,9それぞれの先端部には、図5に示すように、後身頃部Bに固定されるバンド止着部91が設けられている。
本実施形態のおむつ1について、更に説明すると、一対の伸縮バンド部9,9は、前身頃部A側の端部14近傍に設けられている。一対の伸縮性バンド部9,9それぞれは、横長形状を有しており、その長手方向は、おむつ幅方向と一致している。
一対の伸縮バンド部9,9それぞれは、一方向に伸縮性を有する樹脂フィルムを、伸張した状態において、同形状の不織布で挟んで接合して形成された複合部材である。該複合部材は、その伸縮方向をおむつ幅方向と一致させて、前身頃部Aの長手方向両側部に接合されており、伸縮バンド部9は、その全体におむつ幅方向の伸縮性を有している。
また、一対の伸縮バンド部9,9それぞれの先端部の肌当接面側の面には、図4に示すように、バンド止着部91が設けられている。バンド止着部91は、縦長矩形形状を有しており、その長手方向が先端部の端部と平行にして配されている。バンド止着部91は、面ファスナのオス材から形成されている。後身頃部Bの非肌当接面に配されている外包材10には、面ファスナのメス材が配されており、おむつ着用時には、バンド止着部91が、図5(a)及び(b)に示すように、後身頃部Bのウエスト部Cにおいて該メス材と接合される。また、おむつ使用前までは、バンド止着部91は、伸縮バンド部9の不織布の部分に折り返されて固定されている。
本実施形態においては、前実施形態における一対のサイドパネル部の代わりに、前述した一対の伸縮バンド部9,9が設けられている。その他の構成については、前実施形態と同様である。
前述した本実施形態のおむつ1によれば、一対の伸縮バンド部9,9が前身頃部Aの長手方向両側部に設けられており、おむつ着用時には、前身頃部Aが着用者の腹側により確実に装着されるようになっている。また、おむつ長手方向の両端部11,14それぞれには、先端部に止着部を有する一対の伸縮性パネル部8,8及び一対の伸縮バンド部9,9が設けられているので、おむつ使用後の廃棄の際には、おむつ長手方向の何れの側の端部からも丸めて、パネル止着部81又はバンド止着部91により丸めた状態を固定して廃棄することが可能である。
また、前述した第1実施形態と同様の効果が奏される。
本発明の好ましい第3実施形態のおむつ1は、前身頃部Aの長手方向両側部に、図6に示すように、一対のサイドパネル部13,13が設けられており、一対の該サイドパネル部13,13それぞれは、少なくとも下縁部132に沿った部分に弾性部を有しており、該弾性部は、吸収性本体5の長手方向側縁からおむつ幅方向内方に延出し、吸収体4の長手方向側部と重なっている。
本実施形態において、一対のサイドパネル部13,13それぞれは、2枚の不織布が積層されて形成されている。前記弾性部は、2枚の前記不織布の間に、弾性部材131が伸張状態で接合されて形成されている。
本実施形態のおむつ1について、更に説明すると、一対のサイドパネル部13,13それぞれの下縁部132は、図6に示すように、おむつ幅方向外方に向うにつれて、後身頃部Bから前身頃部A側の端部14に近づく形状を有しており、その下縁は、略直線状である。
おむつ展開状態において、一対の該サイドパネル部それぞれの下縁部132には、弾性部材131が伸張状態で配されており、弾性部材131は、吸収性本体5の長手方向側縁からおむつ幅方向内方に延出し、吸収体4の長手方向側部と伸張状態で重なっている。
弾性部材131は、下縁部132の下縁と略平行に配されている。弾性部材131は、図6に示すように、吸収性本体5の長手方向側縁からおむつ幅方向内方に延出し、レッグギャザー形成用の弾性部材71及び防漏カフの弾性部材61と交差し且つターゲット部12とも重なっている。本実施形態において、弾性部材131は、裏面シート3と外包材10との間に位置しており、その伸張状態で両部材と接合されている。また、弾性部材131は、吸収体4と裏面シート3との間に位置していて、その伸張状態で裏面シート3と接合されていても良い。更にまた、弾性部材131は、外包材11の非肌当接面側の面に、その伸張状態で接合されていても良い。
本実施形態のおむつ1は、その着用状態において、吸収体4の弾性部材131と重なっている部分が、弾性部材131の収縮力によって収縮するため、前身頃部Aの腹部膨張部分を下側から上へ支える効果が高められている。また、弾性部材131は、脚の付け根のラインに沿って配されており、伸縮帯85の一部を形成するので、ウエスト部Cが、着用者の腹部上方からズレ落ちることが防止される効果も高められている。
弾性部材131が、吸収体4と重なっている部分を弾性部材131に沿って測定した長さは、25〜45mm、特に30〜40mmであることが、前述した効果を奏する観点から好ましい。
本発明の使い捨ておむつは、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、伸縮性パネル部8は、おむつの幅方向及び長手方向それぞれに伸縮性を有していることも好ましい。伸縮性パネル部8が該両方向それぞれに伸縮性を有すると、伸縮性パネル部8は、おむつ着用時に、斜め下方に更に引き延ばし易くなる。
また、各実施形態において、伸縮性パネル部8は、伸縮性を有する樹脂フィルムが不織布に挟まれて形成されていたが、伸縮性パネル部8は、複数の糸状の弾性部材がおむつ幅方向に伸張した状態において、2枚のシート材の間に挟まれて接合されている複合部材から形成されていても良い。
また、上縁部84の長さL3の部分と長さL4の部分との境界(交点)近傍において、各実施形態ではそれぞれの部分は直線であったが、なめらかな曲線を描く形状であっても良い。
更に、補助パネル止着部83は、図7(a)に示すように、おむつ1の幅方向に止まるように設けても良いし、又は、図7(b)に示すように、伸縮性パネル部8の肌当接面側の面に設けても良い。
本発明の使い捨ておむつは、幼児用の使い捨ておむつであっても良いが、成人用の使い捨ておむつであっても良い。
前述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
以下、本発明の使い捨ておむつについて、実施例を用いて更に説明する。ただし、本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。
[実施例1]
パネル部全体におむつ幅方向に伸縮性を有する伸縮性パネル部8を用いて、図1に示すおむつ1を作製し、実施例1とした。伸縮性パネル部8の形成材料としては、伸縮性を有する樹脂フィルムとしてスチレン系ゴムを用い、不織布としてPPヒートロールを用いた。伸縮性パネル部8は、不織布として弾性フィルム(3層不織布/フィルム/不織布に)積層した構成のものを用いた。伸度30%時の荷重値は、1.2N/25mmであり、伸度50%時の荷重値は、2.0N/25mmであった。伸縮性パネル部8の寸法は、L3は50m、L4は45mm。L5は120mmのものを用いた。また、長さL2の部分を伸縮性パネル部8内方に延長した直線と、下縁部82と後身頃部Bの長手方向側部との交点から内角βで伸縮性パネル部8内方に延ばした直線とが交わってなす内角γは、65度のものを用いた。
[実施例2]
実施例1における伸縮パネル部と同形である非伸縮性の不織布(坪量15g/m2のPPスパンボンド)を用い、下縁部82に沿った部分に、一本の糸状の弾性部材を伸張した状態で不織布で挟むようにして接合した。この時、弾性部材は長さを1.8倍に伸張した状態で、両端を接着材で固定した。伸縮性パネル部8を用いる以外は、実施例1と同様にして、実施例2のおむつを作製した。また、比較例として用いる2種を次に示す。
[比較例1]
実施例2における伸縮パネル部を伸びない素材とし、実施例2において下縁部82に沿った部分に接合した弾性部材を胴周り方向に、パネル部に糸状の弾性部材を伸ばした状態で接合し、お腹で止めるタイプのおむつを作製して、比較例1とした。
[比較例2]
現行メリーズタイプのように、伸縮パネル部を有する代わりにわき腹部を中心に、胴周り方向に数本の糸状の弾性部材を長さ40mm程度張った状態のおむつを作製して、比較例2とした。
前述したように作製して得られたおむつを8〜16ヶ月の幼児3人に装着させ、その時の装着状態について、以下の基準で母親に評価を行わせた。その結果を表1に示す。
装着60分後のおむつのズレ落ちに関して、○:ズレほとんど無し、△:ややずれあり、×:ずれありのいずれかで判断してもらった。
Figure 0004509023
実施例1及び実施例2は、下縁部82に沿った部分に伸縮性が形成されているので、パネル止着部81を前身頃部Aの前記腹部膨張部分に固定することで、張力を掛けた状態で下縁部82を脚の付け根の凹みライン(脚のそけい部)へ沿わせ且つ脚を締め付けることができる。そのことにより上述のおむつのずれ落ちがほとんど無く、ウエスト部Cのズレ落ち量も少ない。
比較例1及び比較例2は、下縁部82に伸縮性が形成されていないので、上述したおむつのずれ落ちが発生する。
図1は、本発明の第1実施形態としての使い捨ておむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態を示す平面図である。 図2(a)及び(b)は、図1のおむつの着用状態を示す斜視図であり、(a)は斜め前方から見た場合であり、(b)は横方向から見た場合である。 図3は、図1のおむつにおける伸縮性パネル部を拡大して示す平面図である。 図4は、本発明の第2実施形態としての使い捨ておむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態を示す平面図である。 図5(a)及び(b)は、図5のおむつの着用状態を示す斜視図であり、(a)は斜め前方から見た場合であり、(b)は横方向から見た場合である。 図6は、本発明の第3実施形態としての使い捨ておむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態を示す平面図である。 図7(a)及び(b)は、本発明の他の実施形態のおむつを示す斜視図であり、それぞれ、補助パネル止着部が異なった形態を有している。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
11 後身頃部側の端部
12 ターゲット部
12´ 補助ターゲット部
13 サイドパネル部
14 前身頃部側の端部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 吸収性本体
6 防漏カフ
61 防漏カフ形成用の弾性部材
7 レッグフラップ
71 レッグギャザー形成用の弾性部材
8 伸縮性パネル部
81 パネル止着部
82 下縁部
82A 湾曲の頂部
83 補助パネル止着部
84 上縁部
85 伸縮帯
9 伸縮性バンド部
91 バンド止着部
10 外包材
A 前身頃部
A1 下半部
A2 上半部
B 後身頃部
C ウエスト部

Claims (6)

  1. 前身頃部と後身頃部とからなる使い捨ておむつであって、
    前記後身頃部の長手方向両側部には、一対の伸縮性パネル部が設けられており、
    一対の前記伸縮性パネル部それぞれの先端部には、パネル止着部が設けられており、
    一対の該伸縮性パネル部それぞれは、少なくとも下縁部に沿った部分に弾性を有しており、該下縁部は、前記前身頃部側から前記後身頃部側の端部に向って凸に湾曲した形状を有しており、
    一対の前記伸縮性パネル部は、装着時にそれぞれの前記下縁部が着用者の側部から下腹部にかけての脚の付け根のラインに沿うように、伸張されて、前記パネル止着部を介して、前記前身頃部の腹部膨張部分を下側から上へ支える様にして固定されるようになされており、
    一対の前記伸縮性パネル部それぞれには、前記前身頃部の上半部と止着するための補助パネル止着部が設けられており、該補助パネル止着部は、該伸縮性パネル部の上縁部に、斜め外方に向かって接合されている使い捨ておむつ。
  2. 前記補助パネル止着部は、前記使い捨ておむつの使用前までは、前記伸縮性パネル部の不織布の部分に折り返されて固定されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記前身頃部の下半部には、前記パネル止着部を止着するためのターゲット部が設けられている請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記ターゲット部は、前記前身頃部の他の部分とは識別しやすい色に着色されている請求項3記載の使い捨ておむつ。
  5. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を含む吸収性本体を具備しており、前記前身頃部の長手方向両側部には、一対のサイドパネル部が設けられており、
    一対の前記サイドパネル部それぞれは、少なくとも下縁部に沿った部分に弾性部を有しており、
    前記弾性部は、前記吸収性本体の長手方向側縁からおむつ幅方向内方に延出し、前記吸収体の長手方向側部と重なっている請求項1〜4の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記前身頃部の長手方向両側部には、一対の伸縮バンド部が設けられており、
    一対の前記伸縮バンド部それぞれは、前記おむつ幅方向に伸縮性を有し、一対の該伸縮バンド部それぞれの先端部には、前記後身頃部と止着するためのバンド止着部が設けられている請求項1〜5の何れかに記載の使い捨ておむつ。
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