JP4508879B2 - 崩壊可能なナット - Google Patents

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Description

[関連出願との相互参照]
この特許出願は、2003年1月23日に「崩壊可能なナット」なる名称で出願された米国特許出願第10/341,575号の国内優先権の利益を主張する。
本発明は、ケージナットアセンブリ、このケージナットアセンブリで使用されるナット、およびケージナットアセンブリを形成する方法に関する。
ケージナットアセンブリは、従来から周知であって、ツールで到達することが困難であったり、場合によっては不可能なフレーム内の位置に、ネジ切りされたナットを保持することができる有用な機能を提供する。ケージナットアセンブリは、車両におけるシートの取り付け、ラジエータの取り付け、シャーシから駆動トレインへの取り付け用に、さらには公差変化を斟酌し、また雄ネジ型締結具による係合を可能とするために、ナットが“X”および“Y”軸の調整可能性を有する必要のある他のナット応用に使用される。
従来のケージナットアセンブリに関連して、いくつかの問題が生じている。1つの問題は、ケージナットアセンブリのケージが相手表面、例えば自動車のフレームに溶接された後に起こる。ケージが自動車のフレームに溶接されると、そのフレームは、そこに腐食または塗料被覆を加えるe−コートまたはELPO浴を通して移送される。ナットの下面がケージ上に平らに座することが可能なケージナットアセンブリでは、e−コートまたはELPO浴が適用されたときに、ナットとケージは一緒に固着して、ケージ内でのナットの意図された浮遊/調整可能性を取り除いてしまうことがある。
少なくとも2つの既知の独立した米国特許は、この問題を認識しており、そしてこの問題を解決するケージナットアセンブリを提供することを試みている。米国特許第5,096,350号は、ケージまたはナットの何れかに取り付けられる部材、あるいはナットとケージとの間に配置されて、ナットが定位置でトルクを与えられたときに平らになる第3の部品に取り付けられる部材の使用について論じている。この部材は、e−コート中に必要とされるスタンドオフを許容して、ナットが定位置でトルクを与えられたときに固い接合を与える。ケージまたはナットの何れかの上に設けられた平坦化可能な突起は、平坦化可能な突起を有する第3の部品の追加と同様に、ケージナットアセンブリに高い製造コストを与える。
米国特許第5,630,686号は、ナット押出成型品の頂部に固定されたプラスチック製リングの使用について論じている。このリングは、ナットをケージ床または相手パネルよりも上方に保持して、e−コートが部品を互いに固着させる可能性を取り除く。このプラスチック製リングは、十分に柔軟であり、そしてナットがトルクダウンされて、ナットがケージ床または相手パネルとの界面まで低下させられたときに、固い接合が発生することを許容する。この特許は、所望の機能を果たすために、プラスチック製リングを必要とする。ケージナットアセンブリへのプラスチック製リングの追加は高価であり、しかもリングは、ナットが定位置でトルクを与えられたときに、アセンブリから離脱して、顧客との間で騒鳴音(“BSR”)問題を生ずることがある。
かくして、e−コートまたはELPO浴の適用中にナットがケージに固着してしまうことを許容せず、しかもこの同じ問題を解決することを試みた前述の米国特許の欠点を克服するケージナットアセンブリに対する必要性がある。
[目的および要約]
本発明の実施形態の主たる目的は、e−コートまたはELPO浴の適用時にナットがケージに固着する可能性を低減するケージナットアセンブリを提供することにある。
本発明の実施形態のもう1つの目的は、ナットが定位置でトルクを与えられた後に、ナットとケージとの間に強い接合を有するケージナットアセンブリを提供することにある。
本発明の実施形態のもう1つの目的は、ケージが取り付けられる相手表面の被覆後に、ナットがケージ内で浮遊することを許容されたケージナットアセンブリを提供することにある。
本発明の実施形態の異なるもう1つの目的は、経済的に製造できるケージナットアセンブリを提供することにある。
本発明の実施形態のもう1つの目的は、ナットをケージから懸架するために、崩壊されうるナットを有するケージナットアセンブリを提供することにある。
本発明の実施形態の異なるもう1つの目的は、ファスナーに定位置でトルクを与える前に、ナットがケージから懸架され、そしてその後、ファスナーが定位置でトルクを与えられて固い接合を与えるときに、ナットがケージと連結することが可能であるケージナットアセンブリを提供することにある。
簡単に、そして前述したことに従って、本発明の一実施形態は、ケージとナットを備えたケージナットアセンブリを提供する。ナットは、板部分から延びた円筒部分を有する。ナットはケージ内に閉じ込められ、円筒部分はケージの開口を通って延びる。ナットの円筒部分は崩壊可能であって、プレスが円筒部分を押し下げるときに、ナットが崩壊して、複数のフランジを与える。フランジは折り畳まれるか、湾曲/キノコ状にされて、ナットの板部分がケージ内で懸架される。このため、eコートまたはELPOで被覆された時に、ナットはケージまたはワークピースに固着することがない。ファスナーに定位置でトルクを与えると、板部分はケージまたはワークピースと面接触して固い結合を与える。このとき、フランジは曲げられて、ケージの板部分またはワークピースを低下させる。ケージ上の円筒部分の回りに、電気メッキ抑制剤として作用するブッシングを設けて、ナットとケージが互いに接触しないようにすることもできる。
図1〜6は、フランジは折り曲げられ、またブッシングは設けられていない本発明の第1の実施形態に係るケージナットアセンブリを示している。図7〜12は、フランジは折り曲げられ、またブッシングが設けられている本発明の第2の実施形態に係るケージナットアセンブリを示している。図13〜18は、フランジは湾曲/キノコ状にされ、またブッシングは設けられていない本発明の第3の実施形態に係るケージナットアセンブリを示している。図19〜24は、フランジは湾曲/キノコ状にされ、またブッシングが設けられている本発明の第4の実施形態に係るケージナットアセンブリを示している。図25〜28は、フランジは折り曲げられ、またブッシングは設けられていない、図1〜24に示されたものとは異なる構造のケージを有した本発明の第5の実施形態に係るケージナットアセンブリを示している。
新規であると信じられる本発明の特徴は、以下で詳細に説明される。この発明の構造および動作の組織および手法は、その更なる目的および利点と共に、添付の図面に関連してなされる以下の説明を参照することによって、最も良く理解される。図面では、同様の参照符号は同様の要素を識別している。
[図示された実施形態の詳細な説明]
この発明は、異なる形の実施形態に受け入れ可能であるが、具体的な実施形態が図面に示され、ここで詳細に説明される。但し、この開示は、発明の原理の例示と考えられるべきものであって、この発明を、ここに図示され、説明されたものに制限することを意図したものではない、と理解されるべきである。
本発明のいくつかの異なる実施形態がここに示され、説明される。具体的には、本発明の第1の実施形態に係るケージナットアセンブリ100は、図1〜6に示されている。本発明の第2の実施形態に係るケージナットアセンブリ200は、図7〜12に示されている。本発明の第3の実施形態に係るケージナットアセンブリ300は、図13〜18に示されている。本発明の第4の実施形態に係るケージナットアセンブリ400は、図19〜24に示されている。本発明の第5の実施形態に係るケージナットアセンブリ500は、図25〜28に示されている。同様の要素は、同様の参照符号によって示されている。第1の実施形態は、100番台の参照符号を使用することによって示され、説明されている。第2の実施形態は、200番台の参照符号を使用することによって示され、説明されている。第3の実施形態は、300番台の参照符号を使用することによって示され、説明されている。第4の実施形態は、400番台の参照符号を使用することによって示され、説明されている。第5の実施形態は、500番台の参照符号を使用することによって示され、説明されている。
図に示され、ここに説明されているケージナットアセンブリの各々は、一般にケージとナットとを備えたケージナットアセンブリを提供する。このナットは、複数のフランジを提供するように崩壊可能である。このフランジは、折り曲げられ、または湾曲/キノコ状にされる。ナットの板部分は、ケージ内で懸架されて、それらがeコートまたはELPOで被覆されるときに、ナットがケージまたはワークピースに固着することを防止する。かくして、ケージナットアセンブリの各々は、(1)eコートまたはELPO浴が適用されるときに、ナットがケージに固着する可能性を低減し、(2)ナットが定位置でトルクを与えられた後に、ナットとケージとの間に強い接合を有し、(3)ケージが取り付けられることになる相手表面の被覆後に、ナットがケージ内で浮遊することを可能にし、(4)経済的に製造されうるものであり、(5)ナットをケージから懸架するために、崩壊され得るナットを有するものである。
図1〜6に最もよく示されている本発明の第1の実施形態に係るケージナットアセンブリ100に注目する。このケージナットアセンブリ100は、ナット102と、ケージ104とを備える。
ナット102は、図1及び2に最もよく示されている。ナット102は、矩形の板106を備える。この板は、概ね平坦な上面108と、概ね平坦な下面109と、上面108を下面109に接続する側壁110とを有する。ナット102はまた、ナット102の上面108から外側に延びる円筒部材112を備える。円筒部材112は、直円柱の形態であることが好ましい。ナット102を通って、板106から円筒部材112内へ、開口114が延びている。開口114は、板106の下面109で閉鎖されるか、あるいは板106全体を通って延びることが好ましい。開口114は、ボルトやネジのようにそこへ取り付けられるファスナー118を受け入れ可能な、好ましくはネジ付きの開口壁116を規定する。
円筒部材112はまた、円筒部材112の外面122に沿って設けられた複数の凹部120を有することが好ましい。凹部120は、円筒部材112の上端124から円筒部材112の底端126に向けて概ね直線的に延びている。底端は、円筒部材112が板106の上面108から延びる位置に設けられている。
ナット102は、ナット部材を板部材内へ冷間形成、スタンピング、またはへら掛けすることによって形成されうる。ナット102はそれから、ナット102の材料の硬度に依存して、必要であれば、熱処理されることもある。
ケージ104は、ナット102を閉じ込めるために使用される。ナット102を閉じ込める前に、ケージ104は、概ね平坦な上および下面128,130を有している。ケージ104は、ベース部分132と、このベース部分132の対向する端部から延びた湾曲可能な第1及び第2のアーム部分134,136とを有する。第1及び第2のアーム部分134,136は、ベース部分132と一体的に形成されていることが好ましい。
ケージ104のベース部分132を通って開口137が設けられている。第1及び第2のアーム部分134,136は、概ね半円形の切り抜き部138,140をそれらの遊端142,144に有する。
動作時に、図1〜6に最もよく示されているように、ナット102は、ベース部分132の上面128上に位置決めされ、ナット102の下面109は、ベース部分132の上面128上に平坦に配置される。
アーム部分134,136の各々は、ナット102の上面108上で、ナット102の側壁112の1つを取り巻いて曲げられる。アーム部分134,136の遊端142,144は、典型的には離れて配置され、半円形の切り抜き部138,140は、互いに整列されている。ナット102の円筒部分112は、半円形の切り抜き部138,140を通って延びている。かくして、ケージ104は、ナット102を効果的に閉じ込めて、図1及び2に最もよく示されたケージナットアセンブリ100を形成する。ケージ104のサイズは、ナット102の移動範囲が少なくとも1次元に、好ましくは2次元に、例えば図1に示されているように“X”および“Y”軸方向に制限されるように、設定されている。
ケージナットアセンブリ100が形成されると、プレス(図示せず)の第1の部分(図示せず)は、ナット102の下面109を、ケージ104のベース部分132の上面128から離して支持する。これは、プレスの第1の部分が、ケージ104のベース部分132の開口137を通って延びることが可能なためである。それから、プレスの第2の部分(図示せず)は、ナット102の円筒部分112の上端124上に降下する。それから、プレスは、円筒部分112の上端124を押し下げて、円筒部分112を凹部120に沿って破断する。
凹部120に沿った円筒部分112の破断は、ナット102を崩壊させて、複数のフランジ146を生じさせる。ここで留意されるべき点は、フランジ146は、円筒部分112の凹部120によって形成されることが好ましいが、フランジ146はまた、力布(図示せず)や他の同様または等価な構造によって接続されるように、円筒部分112内に予め形成され得るということである。このような構造は、プレスが円筒部分112の上端124を押し下げるときに、破断するものである。この代わりに、フランジ146は、スリット(図示せず)によって分離されるように、円筒部分112内に予め形成され得る。このスリットは、プレスが円筒部分112の上端124を押し下げるときに、フランジ146が下向きに曲げられるようにするものである。
フランジ146は、ケージナット104のアーム部分134,136の下面130の上に折り曲げられ、図3及び4に最もよく示されているように、ケージナット104のアーム部分134,136の下面130と好ましくは最小限度で接触するような角度に曲げられている。折り曲げられたフランジ146の対向するエッジ148(フランジ146のエッジ148は、それまでは円筒部材112の上端124であった)から測定されたフランジ146の直径は、ナット102がケージ104の半円形切り抜き部138,140を通って落下できないことを確実にするに十分大きなサイズに設定されている。例えば、フランジの直径は、半円形切り抜き部138,140の直径よりも大きい。かくして、ナット102は“X”および“Y”軸方向で浮遊することが可能であって、ナット102の下面109は、ケージ104のベース部分132の上面128に接触することがない。
ケージ104のベース部分132の下面130は、それからワークピース150に溶接される。ワークピース150は、そこを通って設けられた開口152と、第1及び第2の表面154,156とを有する。ケージ104のベース部分132の下面130は、ワークピース150の第1の表面154に溶接され、ワークピース150の開口152が、ケージ104のベース部分132を通る開口137と連通し、またナット102を通って延びる開口114と連通する。ワークピース150とケージ104は、それから典型的には、ワークピース150の第1の表面154に腐食または塗料被覆を加えることになるeコートまたはELPO浴を通って送られる。フランジ146の折り曲げは、ナット102の下面109がケージ104のベース部分132の上面128と接触しないようにして、ケージ104とナット102が被覆または溶接の完了後に互いに固着または接着する可能性を低減する。
ボルトやネジのようなファスナー118は、頭部160と、そこから延びたネジ付きのシャンク部分162を有して、ケージナットアセンブリ100とワークピース150に接続される。ファスナー118は、ファスナー118のネジ付きのシャンク部分162を、ワークピース150の開口152と、ケージ104のベース部分132を通る開口137とを通って、ナット102の開口114内へ挿入することによって、接続される。ファスナー118のネジ付きのシャンク部分162は、ファスナー118の頭部160がワークピース150の第2の表面156に接するまで、ナット102のネジ付きの開口壁116と螺合する。
ファスナー118が、ナット102の開口壁116との螺合によって、定位置でトルクを与えられると、ナット102の矩形板106は引き下げられて、ケージ104のベース部分132の上面128と面接触し、ナット102と、ケージ104と、ワークピース150と、ファスナー118との間に固い結合を与える。矩形板106は、引き下げられて、ケージ104のベース部分132の上面128と面接触することが可能である。これは、図5及び6に示されているように、ファスナー118が定位置でトルクを与えられるときに、フランジ146が上向きに曲げられるためである。
図7〜12に最もよく示されている本発明の第2の実施形態に係るケージナットアセンブリ200に注目する。このケージナットアセンブリ200は、ナット202と、ケージ204と、ブッシング270とを備える。
ナット202は、図7及び8に最もよく示されている。ナット202は、矩形の板206を備える。この板は、概ね平坦な上面208と、概ね平坦な下面209と、上面208を下面に接続する側壁210とを有する。ナット202はまた、ナット202の上面208から外側に延びる円筒部材212を備える。円筒部材212は、直円柱の形態であることが好ましい。ナット202を通って、板206から円筒部材212内へ、開口214が延びている。開口214は、板206の下面209で閉鎖されるか、あるいは板206全体を通って延びることが好ましい。開口214は、ボルトやネジのようにそこへ取り付けられるファスナー218を受け入れ可能な、好ましくはネジ付きの開口壁216を規定する。
円筒部材212はまた、円筒部材212の外面222に沿って設けられた複数の凹部220を有することが好ましい。凹部220は、円筒部材212の上端224から円筒部材212の底端226に向けて概ね直線的に延びている。底端は、円筒部材212が板206の上面208から延びる位置に設けられている。
ナット202は、ナット部材を板部材内へ冷間形成、スタンピング、またはへら掛けすることによって形成されうる。ナット202はそれから、ナット202の材料の硬度に依存して、必要であれば、熱処理されることもある。
ケージ204は、ナット202を閉じ込めるために使用される。ナット202を閉じ込める前に、ケージ204は、概ね平坦な上および下面228,230を有している。ケージ204は、ベース部分232と、このベース部分232の対向する端部から延びた湾曲可能な第1及び第2のアーム部分234,236とを有する。第1及び第2のアーム部分234,236は、ベース部分232と一体的に形成されていることが好ましい。
ケージ204のベース部分232を通って開口237が設けられている。第1及び第2のアーム部分234,236は、概ね半円形の切り抜き部238,240をそれらの遊端242,244に有する。
ブッシング270は、概ね円形の部材であって、そこを通って設けられた開口272を有し、内壁274を、かくしてブッシング270の内径を規定する。ブッシング270はまた、上側フランジ278および下側フランジ280によって規定される外壁276を有する。上側フランジ278は、ブッシング270の内壁274からブッシング270の外壁276に向かって半径方向外側に延びて、ブッシング270の上側フランジ278での外径を規定する。下側フランジ280は、ブッシング270の内壁274からブッシング270の外壁276に向かって半径方向外側に延びて、ブッシング270の下側フランジ280における外径を規定する。ブッシング270の下側フランジ280での外径は、ブッシング270の上側フランジ278での外径よりも小さいことが好ましい。ブッシング270の上側および下側フランジ278,280は、それらの間にスロット282を規定する。ブッシング270のスロット282での外径は、ブッシング270の上側および下側フランジ278,280双方での外径よりも小さい。ブッシング270は、ここで更に論じられるように、非導電性の材料、例えばプラスチックで形成され、電気メッキ抑制剤として作用することが好ましい。
動作時に、図7〜12に最もよく示されているように、ナット202は、ベース部分232の上面228上に位置決めされ、ナット202の下面209は、ベース部分232の上面228上に平坦に配置される。
ブッシング270は、ナット202の円筒部分212の回りに位置決めされ、円筒部分212は、ブッシング270の開口272を通って延びている。
アーム部分234,236の各々は、ナット202の上面208上で、ナット202の側壁212の1つを取り巻いて曲げられる。アーム部分234,236の遊端242,244は、典型的には離れて配置されて、ブッシング270のスロット282内に位置決めされ、半円形の切り抜き部238,240は、互いに整列されている。半円形の切り抜き部238,240の直径は、ブッシング270のスロット282での外径よりは僅かに大きいが、ブッシング270の上側および下側フランジ278,280での外径よりは小さい。このため、ブッシング270は、半円形の切り抜き部238,240を通って、ケージ204内に落下することはできない。スロット282のサイズは、アーム部分234,236との締まりばめ用に設定されている。このため、上側フランジ278はアーム部分234,236においてケージ204の下面230と実質的に隣接し、また下側フランジ280はアーム部分234,236においてケージ204の上面228と実質的に隣接する。かくして、ブッシング270は、ケージ204内に閉じ込められる。このとき、ナット202の円筒部材212は、ブッシング270の開口272を通って延びる。ブッシング270の内径は、ナット202の円筒部材212の外径よりも大きくなければならない。
かくして、ケージ204は、ナット202を効果的に閉じ込めて、図7及び8に最もよく示されたケージナットアセンブリ200を形成する。ケージ204のサイズは、ナット204の移動範囲が少なくとも1次元に、好ましくは2次元に、例えば図7に示されているように“X”および“Y”軸方向に制限されるように、設定されている。
ケージナットアセンブリ200が形成されると、プレス(図示せず)の第1の部分(図示せず)は、ナット202の下面209を、ケージ204のベース部分232の上面228から離して支持する。これは、プレスの第1の部分が、ケージ204のベース部分232の開口237を通って延びることが可能なためである。それから、プレスの第2の部分(図示せず)は、ナット202の円筒部分212の上端224上に降下する。それから、プレスは、円筒部分212の上端224を押し下げて、円筒部分212を凹部220に沿って破断する。
凹部220に沿った円筒部分212の破断は、ナット202を崩壊させて、複数のフランジ246を生じさせる。ここで留意されるべき点は、フランジ246は、円筒部分212の凹部220によって形成されることが好ましいが、フランジ246はまた、力布(図示せず)や他の同様または等価な構造によって接続されるように、円筒部分212内に予め形成され得る。このような構造は、プレスが円筒部分212の上端224を押し下げるときに、破断するものである。この代わりに、フランジ246は、スリット(図示せず)によって分離されるように、円筒部分212内に予め形成され得る。このスリットは、プレスが円筒部分212の上端224を押し下げるときに、フランジ246が下向きに曲げられるようにするものである。
フランジ246は、ブッシング270に接して折り曲げられ、図9及び10に最もよく示されているように、フランジ246のエッジ248はケージナット204のアーム部分234,236とは接触しないようにされている。
折り曲げられたフランジ246の対向するエッジ248(エッジ248は、それまでは円筒部材212の上端224であった)から測定されたフランジ246の直径は、ナット202がブッシング270の開口272を通って落下できないことを確実にするに十分大きなサイズに設定されている。例えば、フランジ246の直径は、ブッシングの内径よりも大きい。かくして、ナット202は“X”および“Y”軸方向で浮遊することが可能であって、ナット202の下面209は、ケージ204のベース部分232の上面228に接触することがない。
ケージ204のベース部分232の下面230は、それからワークピース250に溶接される。ワークピース250は、そこを通って設けられた開口252と、第1及び第2の表面254,256とを有する。ケージ204のベース部分232の下面230は、ワークピース250の第1の表面254に溶接され、ワークピース250の開口252が、ケージ204のベース部分232を通る開口237と連通し、またナット202を通って延びる開口214と連通する。
ワークピース250とケージ204は、それから典型的には、ワークピース250の第1の表面254に腐食または塗料被覆を加えることになるeコートまたはELPO浴を通って送られる。フランジ246の折り曲げは、ナット202の下面209がケージ204のベース部分232の上面228と接触しないようにして、ケージ204とナット202が被覆または溶接の完了後に互いに固着または接着する可能性を低減する。
また、ブッシング270は、電気メッキ抑制剤として作用する。ブッシング270が定位置にあると、ナット202とケージ204との間に金属−金属接触が存在しない。このため、電流がケージ204に流れてその上に塗料を堆積するときに、ナット202は電流を受けないので、その上に塗料を堆積することはない。ナット202とケージ204が互いに接触している場合は、ナット202の上には塗料が幾分か堆積され、開口壁216に細かくネジ切りをする場合には、塗料等が開口壁216の細かいネジ部にトルク問題を引き起こすために、ナット202に関連した問題が生じる。ナット202の開口壁216が細かくネジ切りされるのではなく、むしろ粗くネジ切りされる場合には、開口壁216のネジ部への塗料等の堆積は、トルク問題に関しては大きな関心事とはならない。
ボルトやネジのようなファスナー218は、頭部260と、そこから延びたネジ付きのシャンク部分262を有して、ケージナットアセンブリ200とワークピース250に接続される。ファスナー218は、ファスナー218のネジ付きのシャンク部分262を、ワークピース250の開口252と、ケージ204のベース部分232を通る開口237とを通って、ナット202の開口214内へ挿入することによって、接続される。ファスナー218のネジ付きのシャンク部分262は、ファスナー218の頭部260がワークピース250の第2の表面256に接するまで、ナット202のネジ付きの開口壁216と螺合する。
ファスナー218が、ナット202の開口壁216との螺合によって、定位置でトルクを与えられると、ナット202の矩形板206は引き下げられて、ケージ204のベース部分232の上面228に面接触して、ナット202と、ケージ204と、ワークピース250と、ファスナー218との間に固い結合を与える。矩形板206は、引き下げられて、ケージ204のベース部分232の上面228に面接触することが可能である。これは、図11及び12に示されているように、ファスナー218が定位置でトルクを与えられるときに、フランジ246が上向きに曲げられるためである。
図13〜18に最もよく示されている本発明の第3の実施形態に係るケージナットアセンブリ300に注目する。このケージナットアセンブリ300は、ナット302と、ケージ304とを備える。
ナット302は、図13及び14に最もよく示されている。ナット302は、矩形の板306を備える。この板は、概ね平坦な上面308と、概ね平坦な下面309と、上面308を下面309に接続する側壁310とを有する。ナット302はまた、ナット302の上面308から外側に延びる円筒部材312を備える。円筒部材312は、直円柱の形態であることが好ましい。ナット302を通って、板306から円筒部材312内へ、開口314が延びている。開口314は、板306の下面309で閉鎖されるか、あるいは板306全体を通って延びることが好ましい。開口314は、ボルトやネジのようにそこへ取り付けられるファスナー318を受け入れ可能な、好ましくはネジ付きの開口壁316を規定する。
円筒部材312はまた、円筒部材312の外面322に沿って設けられた複数の凹部320を有することが好ましい。凹部320は、円筒部材312の上端324から円筒部材312の底端326に向けて概ね直線的に延びている。底端は、円筒部材312が板306の上面308から延びる位置に設けられている。
ナット302は、ナット部材を板部材内へ冷間形成、スタンピング、またはへら掛けすることによって形成されうる。ナット302はそれから、ナット302の材料の硬度に依存して、必要であれば、熱処理されることもある。
ケージ304は、ナット302を閉じ込めるために使用される。ナット302を閉じ込める前に、ケージ304は、概ね平坦な上および下面328,330を有している。ケージ304は、ベース部分332と、このベース部分332の対向する端部から延びた湾曲可能な第1及び第2のアーム部分334,336とを有する。第1及び第2のアーム部分334,336は、ベース部分332と一体的に形成されていることが好ましい。
ケージ304のベース部分332を通って開口337が設けられている。第1及び第2のアーム部分334,336は、概ね半円形の切り抜き部338,340をそれらの遊端342,344に有する。
動作時に、図13〜18に最もよく示されているように、ナット302は、ベース部分332の上面328上に位置決めされ、ナット302の下面309は、ベース部分332の上面328上に平坦に配置される。
アーム部分334,336の各々は、ナット302の上面308上で、ナット302の側壁312の1つを取り巻いて曲げられる。アーム部分334,336の遊端342,344は、典型的には離れて配置され、半円形の切り抜き部338,340は、互いに整列されている。ナット302の円筒部分312は、半円形の切り抜き部338,340を通って延びている。かくして、ケージ304は、ナット302を効果的に閉じ込めて、図13及び14に最もよく示されたケージナットアセンブリ300を形成する。ケージ304のサイズは、ナット302の移動範囲が少なくとも1次元に、好ましくは2次元に、例えば図13に示されているように“X”および“Y”軸方向に制限されるように、設定されている。
ケージナットアセンブリ300が形成されると、プレス(図示せず)の第1の部分(図示せず)は、ナット302の下面309を、ケージ304のベース部分332の上面328から離して支持する。これは、プレスの第1の部分が、ケージ304のベース部分332の開口337を通って延びることが可能なためである。それから、プレスの第2の部分(図示せず)は、ナット302の円筒部分312の上端324上に降下する。それから、プレスは、円筒部分312の上端324を押し下げて、円筒部分312を凹部320に沿って破断する。
凹部320に沿った円筒部分312の破断は、ナット302を崩壊させて、複数のフランジ346を生じさせる。ここで留意されるべき点は、フランジ346は、円筒部分312の凹部320によって形成されることが好ましいが、フランジ346はまた、力布(図示せず)や他の同様または等価な構造によって接続されるように、円筒部分312内に予め形成され得る。このような構造は、プレスが円筒部分312の上端324を押し下げるときに、破断するものである。この代わりに、フランジ346は、スリット(図示せず)によって分離されるように、円筒部分312内に予め形成され得る。このスリットは、プレスが円筒部分312の上端324を押し下げるときに、フランジ346が下向きに曲げられるようにするものである。
フランジ146は、湾曲またはキノコ状にされ、フランジ346のエッジ348だけが、アーム部分334,336においてケージナット304の下面330に接触する。かくして、ナット302は、図15及び16に最もよく示されているように、アーム部分334,336においてケージ304の下面330と最小限度で接触する。湾曲/キノコ状にされたフランジ346の対向するエッジ348(フランジ346のエッジ348は、それまでは円筒部材312の上端324であった)から測定されたフランジ346の直径は、ナット302がケージ304の半円形切り抜き部338,340を通って落下できないことを確実にするに十分大きなサイズに設定されている。例えば、フランジ346の直径は、半円形切り抜き部338,340の直径よりも大きい。かくして、ナット302は“X”および“Y”軸方向で浮遊することが可能であって、ナット302の下面309は、ケージ304のベース部分332の上面328に接触することがない。
ケージ304のベース部分332の下面330は、それからワークピース350に溶接される。ワークピース350は、そこを通って設けられた開口352と、第1及び第2の表面354,356とを有する。ケージ304のベース部分332の下面330は、ワークピース350の第1の表面354に溶接され、ワークピース350の開口352が、ケージ304のベース部分332を通る開口337と連通し、またナット302を通って延びる開口314と連通する。ワークピース350とケージ304は、それから典型的には、ワークピース350の第1の表面354に腐食または塗料被覆を加えることになるeコートまたはELPO浴を通って送られる。フランジ346の湾曲/キノコ状化は、ナット302の下面309がケージ304のベース部分332の上面328と接触しないようにして、ケージ304とナット302が被覆または溶接の完了後に互いに固着または接着する可能性を低減する。
ボルトやネジのようなファスナー318は、頭部360と、そこから延びたネジ付きのシャンク部分362を有して、ケージナットアセンブリ300とワークピース350に接続される。ファスナー318は、ファスナー318のネジ付きのシャンク部分362を、ワークピース350の開口352と、ケージ304のベース部分332を通る開口337とを通って、ナット302の開口314内へ挿入することによって、接続される。ファスナー318のネジ付きのシャンク部分362は、ファスナー318の頭部360がワークピース350の第2の表面356に接するまで、ナット302のネジ付きの開口壁316と螺合する。
ファスナー318が、ナット302の開口壁316との螺合によって、定位置でトルクを与えられると、ナット302の矩形板306は引き下げられて、ケージ304のベース部分332の上面328に面接触し、ナット302と、ケージ304と、ワークピース350と、ファスナー318との間に固い結合を与える。矩形板306は、引き下げられて、ケージ304のベース部分332の上面328に面接触することが可能である。これは、図17及び18に示されているように、ファスナー318が定位置でトルクを与えられるときに、フランジ346が上向きに曲げられるためである。
図19〜24に最もよく示されている本発明の第4の実施形態に係るケージナットアセンブリ400に注目する。このケージナットアセンブリ400は、ナット402と、ケージ404と、ブッシング470とを備える。
ナット402は、図19及び20に最もよく示されている。ナット402は、矩形の板406を備える。この板は、概ね平坦な上面408と、概ね平坦な下面409と、上面408を下面に接続する側壁410とを有する。ナット402はまた、ナット402の上面408から外側に延びる円筒部材412を備える。円筒部材412は、直円柱の形態であることが好ましい。ナット402を通って、板406から円筒部材412内へ、開口414が延びている。開口414は、板406の下面409で閉鎖されるか、あるいは板406全体を通って延びることが好ましい。開口414は、ボルトやネジのようにそこへ取り付けられるファスナー418を受け入れ可能な、好ましくはネジ付きの開口壁416を規定する。
円筒部材412はまた、円筒部材412の外面422に沿って設けられた複数の凹部420を有することが好ましい。凹部420は、円筒部材412の上端424から円筒部材412の底端426に向けて概ね直線的に延びている。底端は、円筒部材412が板406の上面408から延びる位置に設けられている。
ナット402は、ナット部材を板部材内へ冷間形成、スタンピング、またはへら掛けすることによって形成されうる。ナット402はそれから、ナット402の材料の硬度に依存して、必要であれば、熱処理されることもある。
ケージ404は、ナット402を閉じ込めるために使用される。ナット402を閉じ込める前に、ケージ404は、概ね平坦な上および下面428,430を有している。ケージ404は、ベース部分432と、このベース部分432の対向する端部から延びた湾曲可能な第1及び第2のアーム部分434,436とを有する。第1及び第2のアーム部分434,436は、ベース部分432と一体的に形成されていることが好ましい。
ケージ404のベース部分432を通って開口437が設けられている。第1及び第2のアーム部分434,436は、概ね半円形の切り抜き部438,440をそれらの遊端442,444に有する。
ブッシング470は、概ね円形の部材であって、そこを通って設けられた開口472を有し、内壁474を、かくしてブッシング470の内径を規定する。ブッシング470はまた、上側フランジ478および下側フランジ480とによって規定される外壁476を有する。上側フランジ478は、ブッシング470の内壁474からブッシング470の外壁476に向かって半径方向外側に延びて、ブッシング470の上側フランジ478での外径を規定する。下側フランジ480は、ブッシング470の内壁474からブッシング470の外壁476に向かって半径方向外側に延びて、ブッシング470の下側フランジ480での外径を規定する。ブッシング470の下側フランジ480での外径は、ブッシング470の上側フランジ478での外径よりも小さいことが好ましい。ブッシング470の上側および下側フランジ478,480は、それらの間にスロット482を規定する。ブッシング470のスロット482での外径は、ブッシング470の上側および下側フランジ478,480双方での外径よりも小さい。ブッシング470は、ここで更に論じられるように、非導電性の材料、例えばプラスチックで形成され、電気メッキ抑制剤として作用することが好ましい。
動作時に、図19〜24に最もよく示されているように、ナット402は、ベース部分432の上面428上に位置決めされ、ナット402の下面409は、ベース部分432の上面428上に平坦に配置される。
ブッシング470は、ナット402の円筒部分412の回りに位置決めされ、円筒部分412は、ブッシング470の開口472を通って延びている。
アーム部分434,436の各々は、ナット402の上面408上で、ナット402の側壁412の1つを取り巻いて曲げられる。アーム部分434,436の遊端442,444は、典型的には離れて配置されて、ブッシング470のスロット482内に位置決めされ、半円形の切り抜き部438,440は、互いに整列されている。半円形の切り抜き部438,440の直径は、ブッシング470のスロット482での外径よりは僅かに大きいが、ブッシング470の上側および下側フランジ478,480での外径よりは小さい。このため、ブッシング470は、半円形の切り抜き部438,440を通って、ケージ404内に落下することはできない。スロット482のサイズは、アーム部分434,436との締まりばめ用に設定されている。このため、上側フランジ478はアーム部分434,436においてケージ404の下面430と実質的に隣接し、また下側フランジ480はアーム部分434,436においてケージ404の上面428と実質的に隣接する。かくして、ブッシング470は、ケージ404内に閉じ込められる。このとき、ナット402の円筒部材412は、ブッシング470の開口472を通って延びる。ブッシング470の内径は、ナット402の円筒部材412の外径よりも大きくなければならない。
かくして、ケージ404は、ナット402を効果的に閉じ込めて、図19及び20に最もよく示されたケージナットアセンブリ400を形成する。ケージ404のサイズは、ナット404の移動範囲が少なくとも1次元に、好ましくは2次元に、例えば図19に示されているように“X”および“Y”軸方向に制限されるように、設定されている。
ケージナットアセンブリ400が形成されると、プレス(図示せず)の第1の部分(図示せず)は、ナット402の下面409を、ケージ404のベース部分432の上面428から離して支持する。これは、プレスの第1の部分が、ケージ404のベース部分432の開口437を通って延びることが可能なためである。それから、プレスの第2の部分(図示せず)は、ナット402の円筒部分412の上端424上に降下する。それから、プレスは、円筒部分412の上端424を押し下げて、円筒部分412を凹部420に沿って破断する。
凹部420に沿った円筒部分412の破断は、ナット502を崩壊させて、複数のフランジ446を生じさせる。ここで留意されるべき点は、フランジ446は、円筒部分412の凹部420によって形成されることが好ましいが、フランジ446はまた、力布(図示せず)や他の同様または等価な構造によって接続されるように、円筒部分412内に予め形成され得る。このような構造は、プレスが円筒部分412の上端424を押し下げるときに、破断するものである。この代わりに、フランジ446は、スリット(図示せず)によって分離されるように、円筒部分412内に予め形成され得る。このスリットは、プレスが円筒部分412の上端424を押し下げるときに、フランジ446が下向きに曲げられるようにするものである。
フランジ446は、ブッシング470の回りに湾曲またはキノコ状にされ、図21及び22に最もよく示されているように、フランジ446のエッジ448はケージナット404のアーム部分434,436に接触しないようにされる。ここで留意されるべき点は、フランジ446が、上述した第2の実施形態のフランジ246と同様に、ブッシング470上に折り曲げられる代わりに、ブッシング470の回りに湾曲またはキノコ状にされているので、ブッシング470の上側フランジ478は、ブッシング270の上側フランジ278よりも大きなブッシング470の外径を与える必要があるとうことである。これは、フランジ446の端部448がアーム部分434,436においてケージナット404の下面430と接触しないようにするためである。
湾曲/キノコ状にされたフランジ446の対向するエッジ448(エッジ448は、それまでは円筒部材412の上端424であった)から測定されたフランジ446の直径は、ナット402がブッシング470の開口472を通って落下できないことを確実にするに十分大きなサイズに設定されている。例えば、フランジ446の直径は、ブッシング470の内径よりも大きい。かくして、ナット402は“X”および“Y”軸方向で浮遊することが可能であって、ナット402の下面409は、ケージ404のベース部分432の上面428に接触することがない。
ケージ404のベース部分432の下面430は、それからワークピース450に溶接される。ワークピース450は、そこを通って設けられた開口452と、第1及び第2の表面454,456とを有する。ケージ404のベース部分432の下面430は、ワークピース450の第1の表面454に溶接され、ワークピース450の開口452が、ケージ404のベース部分432を通る開口437と連通し、またナット402を通って延びる開口414と連通する。
ワークピース450とケージ404は、それから典型的には、ワークピース450の第1の表面454に腐食または塗料被覆を加えることになるeコートまたはELPO浴を通って送られる。フランジ446の湾曲/キノコ状化は、ナット402の下面409がケージ404のベース部分432の上面428と接触しないようにして、ケージ404とナット402が被覆または溶接の完了後に互いに固着または接着する可能性を低減する。
また、ブッシング470は、電気メッキ抑制剤として作用する。ブッシング470が定位置にあると、ナット402とケージ404との間に金属−金属接触が存在しない。このため、電流がケージ404に流れてその上に塗料を堆積するときに、ナット402は電流を受けないので、その上に塗料を堆積することはない。ナット402とケージ404が互いに接触している場合は、ナット402の上には塗料が幾分か堆積され、開口壁416に細かくネジ切りをする場合には、塗料等が開口壁416の細かいネジ部にトルク問題を引き起こすために、ナット402に関連した問題が生じる。ナット402の開口壁416が細かくネジ切りされるのではなく、むしろ粗くネジ切りされる場合には、開口壁416のネジ部への塗料等の堆積は、トルク問題に関しては大きな関心事とはならない。
ボルトやネジのようなファスナー418は、頭部460と、そこから延びたネジ付きのシャンク部分462を有して、ケージナットアセンブリ400とワークピース450に接続される。ファスナー418は、ファスナー418のネジ付きのシャンク部分462を、ワークピース450の開口452およびケージ404のベース部分432を通る開口437を通って、ナット402の開口414内へ挿入することによって、接続される。ファスナー418のネジ付きのシャンク部分462は、ファスナー418の頭部460がワークピース450の第2の表面456に接するまで、ナット402のネジ付きの開口壁416と螺合する。
ファスナー418が、ナット402の開口壁416との螺合によって、定位置でトルクを与えられると、ナット402の矩形板406は引き下げられて、ケージ404のベース部分432の上面428に面接触し、ナット402と、ケージ404と、ワークピース450と、ファスナー418との間に固い結合を与える。矩形板406は、引き下げられて、ケージ404のベース部分432の上面428に面接触することが可能である。これは、図23及び24に示されているように、ファスナー418が定位置でトルクを与えられるときに、フランジ446が上向きに曲げられるためである。
図25〜28に最もよく示されている本発明の第5の実施形態に係るケージナットアセンブリ500に注目する。このケージナットアセンブリ500は、ナット502と、ケージ504とを備える。
ナット502は、第1,第2,第3及び第4の実施形態のナット102,202,302,402と同一であるので、ここでは同様の参照符号が同様の部分を指すものとの理解の下で、再び詳細に説明されることはない。
ケージ504は、ナット502を閉じ込めるために使用される。ナット502を閉じ込める前に、ケージ504は、第1の側壁521と、第2の側壁523と、後壁525と、上壁527とを有するように形成され、図25及び26に最も良く示されているように、全ては一体的に形成されている。
第1の側壁521は、“X”軸に沿って延びている。この側壁は、第1の側部エッジ529と、第2の側部エッジ531と、上エッジ533と、底エッジ535とを有する。第1の側部エッジ529の付近で、タブ539が、底エッジ535から下方に向かって、上エッジ533から遠ざかるように延びている。
第2の側壁523は、“X”軸に沿って、第1の側壁521と平行に延びている。第2の側壁523は、第1の側部エッジ541と、第2の側部エッジ543と、上エッジ545と、底エッジ547とを有する。第1の側部エッジ541の付近で、タブ549が、底エッジ547から下方に向かって、上エッジ545から遠ざかるように延びている。
後壁525は、“Y”軸に沿って、第1及び第2の側壁521,523の間を、それぞれの第2の側部エッジ531,543の付近で延びている。後壁525は、第1の側部エッジ551と、第2の側部エッジ553と、上エッジ555と、底エッジ557とを有する。第1の側部エッジ551は、第1の側壁521の第2の側部エッジ531の付近に位置決めされている。また、第2の側部エッジ553は、第2の側壁523の第2の側部エッジ543の付近に位置決めされている。第1の側部エッジ551および第2の側部エッジ553から等距離の地点で、タブ559が、底エッジ557から下向きに、上エッジ555から離れるように延びている。
上壁527は、第1のエッジ561と、第2のエッジ563と、第3のエッジ565と、第4のエッジ567とを有する。上壁527は、第1及び第2の側壁521,523と後壁525とを互いに接続する。上壁527の第1のエッジ561は、第1の側壁521の上エッジ533と接続され、また上壁527の第2のエッジ563は、後壁525の上エッジ555と接続され、更に上壁527の第3のエッジ565は、第2の側壁523の上エッジ545と接続されている。上壁527は、空洞569を有する。この空洞は、その開口部を上壁527の第4のエッジ567に有する。この空洞は、上壁527の第2のエッジ563に向けて延びているが、上壁527の第2のエッジ563までは延びていない。上壁527の第2のエッジ563に近い空洞569のベース部分571は、概ね円形である。これに対し、上壁527の第4のエッジ567に近い空洞569の上部分573は、概ね矩形である。
動作時に、図25〜28に最もよく示されているように、円筒部材512を空洞569内へ移動させ、そして円筒部材512を空洞569のベース部分571内に位置決めすることにより、ナット502はケージ504内に位置決めされる。プレス(図示せず)の第1の部分(図示せず)は、ナット502の下面(図示せず)を支持する。これは、ケージ504が底壁を有していないため、プレスの第1の部分が、ケージ504内へ延びることが可能なためである。それから、プレスの第2の部分(図示せず)は、ナット502の円筒部分512の上端524上に降下する。それから、プレスは、円筒部分512の上端524を押し下げて、円筒部分512を凹部(図示せず)に沿って破断する。
凹部520に沿った円筒部分512の破断は、ナット502を崩壊させて、複数のフランジ546を生じさせる。ここで留意されるべき点は、フランジ546は、円筒部分512の凹部520によって形成されることが好ましいが、フランジ546はまた、力布(図示せず)や他の同様または等価な構造によって接続されるように、円筒部分512内に予め形成され得るということである。このような構造は、プレスが円筒部分512の上端524を押し下げるときに、破断するものである。この代わりに、フランジ546は、スリット(図示せず)によって分離されるように、円筒部分512内に予め形成され得る。このスリットは、プレスが円筒部分512の上端524を押し下げるときに、フランジ546が下向きに曲げられるようにするものである。
フランジ546は、ケージナット504の上壁527の上に折り曲げられ、図25及び26に最もよく示されているように、ケージナット504の上壁527と好ましくは最小限度で接触するような角度に曲げられている。折り曲げられたフランジ546の対向するエッジ548(フランジ546のエッジ548は、それまでは円筒部材512の上端524であった)から測定されたフランジ546の直径は、ナット502がケージ504の空洞569を通って落下できないことを確実にするに十分大きなサイズに設定されている。例えば、フランジ546の直径は、空洞569のベース部分571の直径よりも大きい。かくして、ナット502は“X”および“Y”軸方向で浮遊することが可能になる。ナット502の板506は、第1及び第2の側壁521,523及び後壁525の底エッジ535,547,557を超えて延びることがない。
ケージ504のタブ539,549,559は、それからワークピース550に溶接される。ワークピース550は、そこを通って設けられた開口552と、第1及び第2の表面554,556とを有する。ケージ504のタブ539,549,559は、ワークピース550の第1の表面554に溶接され、ワークピース550の開口552が、ナット502を通って延びる開口514と連通する。ワークピース550とケージ504は、それから典型的には、ワークピース550の第1の表面554に腐食または塗料被覆を加えることになるeコートまたはELPO浴を通って送られる。フランジ546の折り曲げは、ケージ504の底エッジ535,547,557の上方に位置決めされたナット502の下面509が、ワークピース550の第1の表面554と接触しないようにして、ワークピース550とナット502が被覆または溶接の完了後に互いに固着または接着する可能性を低減する。
ボルトやネジのようなファスナー518は、頭部560と、そこから延びたネジ付きのシャンク部分562を有して、ケージナットアセンブリ500とワークピース550に接続される。ファスナー518は、ファスナー518のネジ付きのシャンク部分562を、ワークピース550の開口552を通ってナット502の開口514内へ挿入することによって、接続される。ファスナー518のネジ付きのシャンク部分562は、ファスナー518の頭部560がワークピース550の第2の表面556に接するまで、ナット502のネジ付きの開口壁516と螺合する。
ファスナー518が、ナット502の開口壁516との螺合によって、定位置でトルクを与えられると、ナット502の矩形板506は引き下げられて、ワークピース550の第1の表面554に面接触し、ナット502と、ケージ504と、ワークピース550と、ファスナー518との間に固い結合を与える。矩形板506は、引き下げられて、ワークピース550の第1の表面554に面接触することが可能である。これは、図27及び28に示されているように、ファスナー518が定位置でトルクを与えられるときに、フランジ546が上向きに曲げられるためである。
かくして、ケージナットアセンブリ100,300,500は、ケージナットアセンブリ100,300,500のナット100,300,500が、細かくネジ切りされるのではなく、粗くネジ切りされている開口壁116,316,516を有するときに使用されることが好ましい。これは、ブッシング170,370,570がケージナットアセンブリ100,300,500に含まれていないときに、コストが節約されるからである。逆に、ケージナットアセンブリ200,400は、ケージナットアセンブリ200,400のナット200,400が、細かくネジ切りされた開口壁216,416を有するときに使用されることが好ましい。元論、ケージナットアセンブリ100,300,500もまた、開口壁116,316,516が細かくネジ切りされているときに使用され得る。また、ケージナットアセンブリ200,400もまた、開口壁216,416が細かくネジ切りされているのではなく、粗くネジ切りされているときに使用され得る。
ここで留意されるべき点は、必要であれば、ケージナットアセンブリ500は、上述した第2の実施形態のケージナットアセンブリ200と同様に、ブッシングを有するように構成され得るということである。ここで更に留意されるべき点は、必要であれば、ケージナットアセンブリ500は、上述した第3の実施形態のケージナットアセンブリ300と同様に、フランジ546を湾曲/キノコ状にすることによって、構成され得るということである。ここで更に留意されるべき点は、必要であれば、ケージナットアセンブリ500は、上述した第4の実施形態のケージナットアセンブリ400と同様に、フランジ546を湾曲/キノコ状にすると共にブッシングを有するようにすることによって、構成され得るということである。
本発明の好ましい実施形態がここに図示され、説明されたが、添付された請求の範囲の精神及び範囲を逸脱すること無しに、当業者が種々の変形例を工夫することは想像される。
本発明の第1の実施形態に係るケージナットアセンブリの斜視図である。 図1に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図1に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ケージ上に折り曲げられたナットのフランジを示している。 図3に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図1〜4に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 図5に示されたケージナットアセンブリの断面図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 本発明の第2の実施形態に係るケージナットアセンブリの斜視図である。 図7に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図7に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ケージに接続されたブッシング上に折り曲げられたナットのフランジを示している。 図9に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図7〜10に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 図11に示されたケージナットアセンブリの断面図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 本発明の第3の実施形態に係るケージナットアセンブリの斜視図である。 図13に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図13に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ケージ上に湾曲/キノコ状にされたナットのフランジを示している。 図15に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図13〜16に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 図17に示されたケージナットアセンブリの断面図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 本発明の第4の実施形態に係るケージナットアセンブリの斜視図である。 図19に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図19に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ケージに接続されたブッシング上に湾曲/キノコ状にされたナットのフランジを示している。 図21に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図19〜22に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 図23に示されたケージナットアセンブリの断面図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 本発明の第5の実施形態に係るケージナットアセンブリの斜視図であり、ケージ上に折り曲げられたナットのフランジを示している。 図25に示されたケージナットアセンブリの断面図である。 図25〜26に示されたケージナットアセンブリの斜視図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。 図27に示されたケージナットアセンブリの断面図であり、ファスナーによってワークピースに接続されたアセンブリを示している。

Claims (54)

  1. 1個のナット部材と、このナット部材を閉じ込める手段とを備えるアセンブリであって、
    1個のナット部材は、上面を有するベース部分と、該ナット部材ベース部分の前記上面から直接延びる概ね円筒状の部分とを有し、前記1個のナット部分は、前記ナット部材ベース部分および前記概ね円筒状の延びる部分を通して延びる開口を有し、前記概ね円筒状の延びる部分は、力を加えられたときに外側に崩壊するように構成され、
    閉じ込める手段は、前記1個のナット部材の移動範囲を少なくとも1次元に制限するもので、前記閉じ込める手段は、前記閉じ込める手段によって与えられる前記1個のナット部材の制限された移動範囲内で前記1個のナット部材の開口へ接近することを許容する手段を有し、前記閉じ込める手段は、閉じ込める手段ベース部分と、この閉じ込める手段ベース部分の対向する端部から延びるとともに遊端を有する一対のアーム部分とを有し、前記アーム部分の少なくとも1つは、その遊端で切り抜き部を規定し、前記アーム部分は、前記アーム部分の遊端が互いに面し、且つ互いに整列するように曲げられており、前記1個のナット部材の前記概ね円筒状の延びる部分は、前記少なくとも1つのアーム部分の切り抜き部を通して延び、前記ナット部材ベース部分は、前記閉じ込める手段ベース部分と前記アーム部分との間に位置決めされ
    前記ナット部材ベース部分は、前記概ね円筒状の延びる部分が力を加えられて外側に崩壊したときに、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とするアセンブリ。
  2. 前記1個のナット部材は、力を加えられたときに、前記概ね円柱状の延びる部分が崩壊されることを許容する手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記許容する手段は、前記1個のナット部材の前記概ね円筒状の延びる部分上に設けられた複数の凹部を有することを特徴とする請求項2に記載のアセンブリ。
  4. 前記概ね円筒状の延びる部分は、複数のフランジを備え、前記フランジは、崩壊後の前記閉じ込める手段に対して位置決めされ、前記ナット部材ベース部分は、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  5. 前記概ね円筒状の延びる部分は、ネジ付きの壁を有し、前記ネジ付きの壁は、前記開口の少なくとも一部を規定することを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  6. 前記アーム部分に接続されると共に前記少なくとも1つのアーム部材の切り抜き部内に位置決めされたブッシングを更に備え、前記ブッシングは、そこを通る開口を有することを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 前記1個のナット部材の前記概ね円筒状の延びる部分は、前記ブッシングの前記開口を通して延びていることを特徴とする請求項6に記載のアセンブリ。
  8. 前記ブッシングは、非導電性の材料で形成されていることを特徴とする請求項7に記載のアセンブリ。
  9. 前記許容する手段は、前記閉じ込める手段ベース部分を通して設けられた開口であることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  10. 1個のナット部材と、このナット部材を閉じ込める手段と、電気メッキ抑制剤とを備えるアセンブリであって、
    1個のナット部材は、上面を有するベース部分と、該ナット部材ベース部分の前記上面から直接延びる概ね円筒状の部分とを有し、前記1個のナット部分は、前記ナット部材ベース部分および前記概ね円筒状の延びる部分を通して延びる開口を有し、前記概ね円筒状の延びる部分は、力を加えられたときに外側に崩壊するように構成され、
    閉じ込める手段は、前記1個のナット部材の移動範囲を少なくとも1次元に制限するもので、前記閉じ込める手段は、前記閉じ込める手段によって与えられる前記1個のナット部材の制限された移動範囲内で前記1個のナット部材の開口へ接近することを許容する手段を有し、
    電気メッキ抑制剤は、前記概ね円筒状のナット部材と前記閉じ込める手段との間に位置決めされ
    前記ナット部材ベース部分は、前記概ね円筒状の延びる部分が力を加えられて外側に崩壊したときに、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とするアセンブリ。
  11. 前記閉じ込める手段は、閉じ込める手段ベース部分と、この閉じ込める手段ベース部分の対向する端部から延びるとともに遊端を有する一対のアーム部分とを有し、前記アーム部分の少なくとも1つは、その遊端で切り抜き部を規定し、前記アーム部分は、前記アーム部分の遊端が互いに面し、且つ互いに整列するように曲げられていることを特徴とする請求項10記載のアセンブリ。
  12. 前記電気メッキ抑制剤は、非導電性材料からなるブッシングであることを特徴とする請求項10に記載のアセンブリ。
  13. 前記1個のナット部材は、力を加えられたときに、前記概ね円柱状の延びる部分が崩壊されることを許容する手段を更に備えることを特徴とする請求項10に記載のアセンブリ。
  14. 前記許容する手段は、前記1個のナット部材の前記概ね円筒状の延びる部分上に設けられた複数の凹部を有することを特徴とする請求項13に記載のアセンブリ。
  15. 前記概ね円筒状の延びる部分は、複数のフランジを備え、前記フランジは、崩壊後の前記閉じ込める手段に対して位置決めされ、前記ナット部材ベース部分は、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とする請求項10に記載のアセンブリ。
  16. 前記概ね円筒状の延びる部分は、ネジ付きの壁を有し、前記ネジ付きの壁は、前記開口の少なくとも一部を規定することを特徴とする請求項10に記載のアセンブリ。
  17. 前記許容する手段は、前記閉じ込める手段を通して設けられた開口であることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  18. ナット部材と、このナット部材を閉じ込める手段とを備えるアセンブリであって、
    ナット部材は、ナット部材ベース部分と、そこから延びる部分とを有し、前記ナット部分は、前記ナット部材ベース部分および前記延びる部分を通して延びる開口を有し、前記延びる部分は、力を加えられたときに崩壊するように構成され、
    閉じ込める手段は、前記ナット部材の移動範囲を少なくとも1次元に制限するもので、前記閉じ込める手段は、前記閉じ込める手段によって与えられる前記ナット部材の制限された移動範囲内で前記ナット部材の開口へ接近することを許容する手段を有し、前記閉じ込める手段は、閉じ込める手段ベース部分と、この閉じ込める手段ベース部分の対向する端部から延びるとともに遊端を有する一対のアーム部分とを有し、前記アーム部分の少なくとも1つは、その遊端で切り抜き部を規定し、前記アーム部分は、前記アーム部分の遊端が互いに面し、且つ互いに整列するように曲げられており、前記ナット部材の前記延びる部分は、前記少なくとも1つのアーム部分の切り抜き部を通して延び、前記ナット部材ベース部分は、前記閉じ込める手段ベース部分と前記アーム部分との間に位置決めされ
    前記ナット部材ベース部分は、前記延びる部分が力を加えられて崩壊したときに、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とするアセンブリ。
  19. 前記アーム部分に接続されると共に前記少なくとも1つのアーム部材の切り抜き部内に位置決めされたブッシングを更に備え、前記ブッシングは、そこを通る開口を有することを特徴とする請求項18に記載のアセンブリ。
  20. 前記ナット部材の前記延びる部分は、前記ブッシングの前記開口を通して延びていることを特徴とする請求項19に記載のアセンブリ。
  21. 前記ブッシングは、非導電性の材料で形成されていることを特徴とする請求項20に記載のアセンブリ。
  22. ナット部材と、このナット部材を閉じ込める手段と、電気メッキ抑制剤とを備えるアセンブリであって、
    ナット部材は、ナット部材ベース部分と、そこから延びる部分とを有し、前記ナット部分は、前記ナット部材ベース部分および前記延びる部分を通して延びる開口を有し、前記延びる部分は、力を加えられたときに崩壊するように構成され、
    閉じ込める手段は、前記ナット部材の移動範囲を少なくとも1次元に制限するもので、前記閉じ込める手段は、前記閉じ込める手段によって与えられる前記ナット部材の制限された移動範囲内で前記ナット部材の開口へ接近することを許容する手段を有し、
    電気メッキ抑制剤は、前記概ね円筒状のナット部材と前記閉じ込める手段との間に位置決めされており、前記電気メッキ抑制剤は、非導電性材料からなるブッシングであり、
    前記ナット部材ベース部分は、前記延びる部分が力を加えられて崩壊したときに、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とするアセンブリ。
  23. ナット部材と、このナット部材を閉じ込める手段とを備えるアセンブリであって、
    ナット部材は、ナット部材ベース部分と、そこから延びる部分とを有し、前記ナット部分は、前記ナット部材ベース部分および前記延びる部分を通して延びる開口を有し、前記延びる部分は、力を加えられたときに崩壊するように構成され、
    閉じ込める手段は、前記ナット部材の移動範囲を少なくとも1次元に制限するもので、前記閉じ込める手段は、前記閉じ込める手段によって与えられる前記ナット部材の制限された移動範囲内で前記ナット部材の開口へ接近することを許容する手段を有し、前記閉じ込める手段は、閉じ込める手段ベース部分と、この閉じ込める手段ベース部分の対向する端部から延びるとともに遊端を有する一対のアーム部分とを有し、前記アーム部分の遊端には半円形の切り抜き部が設けられ、前記アーム部分は、前記アーム部分の遊端が互いに面し、且つ互いに整列するように曲げられており、前記ナット部材の前記延びる部分は、前記アーム部分の半円形の切り抜き部を通して延び、前記ナット部材ベース部分は、前記閉じ込める手段ベース部分と前記アーム部分との間に位置決めされ
    前記ナット部材ベース部分は、前記延びる部分が力を加えられて崩壊したときに、前記閉じ込める手段から離れて支持されることを特徴とするアセンブリ。
  24. 前記アーム部分に接続されると共に前記半円形の切り抜き部内に位置決めされたブッシングを更に備え、前記ブッシングは、そこを通る開口を有することを特徴とする請求項23に記載のアセンブリ。
  25. 前記ナット部材の前記延びる部分は、前記ブッシングの前記開口を通して延びていることを特徴とする請求項24に記載のアセンブリ。
  26. 前記ブッシングは、非導電性の材料で形成されていることを特徴とする請求項25に記載のアセンブリ。
  27. 前記許容する手段は、前記閉じ込める手段ベース部分を通して設けられた開口であることを特徴とする請求項23に記載のアセンブリ。
  28. ワークピースと、ナット部材と、ケージ部材と、ファスナーとの組み合わせであって、
    ワークピースは、第1及び第2の表面と、そこを通して設けられた開口とを有し、
    ナット部材は、ベース部分と、そこから延びる部分とを有し、前記ナット部材は、前記ベース部分と前記延びる部分とを通して延びる開口を有し、前記延びる部分は、ネジ付きの壁を有し、前記ネジ付きの壁は、前記開口の少なくとも一部を規定し、前記ナット部材の前記延びる部分は、少なくとも部分的に複数のフランジから形成されおり、
    ケージ部材は、前記ワークピースの前記第1の表面と関連付けられ、前記ケージ部材は、そこを通る開口部を有し、前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ケージ部材内に閉じ込められていると共に、前記複数のフランジが、前記ケージ部材の前記開口部を通して延びて、前記ケージ部材と接触していることにより、前記ケージ部材のベース部分から離れて支持されており、
    ファスナーは、拡大された頭部と、そこから延びた細長いネジ付きのシャンクとを有し、前記拡大された頭部は、前記ワークピースの前記第2の表面と関連付けられ、前記細長いシャンクは、前記ワークピースの前記開口を通して延びて、前記ナット部材のネジ付きの壁と螺合されており、
    前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ファスナーが定位置でトルクを与えられたときに、前記ケージ部材の前記ベース部分と接触するものであることを特徴とする組み合わせ。
  29. 前記ケージ部材は、前記ワークピースの前記第1の表面に溶接されていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  30. 前記拡大された頭部は、前記ワークピースの前記第2の表面に接して位置決めされていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  31. 前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ケージ部材に接して位置決めされていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  32. 前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ワークピースの前記第1の表面に接して位置決めされていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  33. 前記複数のフランジは、前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、折り曲げられていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  34. 前記複数のフランジは、前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、湾曲状にされていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  35. 前記複数のフランジは、前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、キノコ状にされていることを特徴とする請求項28に記載の組み合わせ。
  36. ワークピースと、ナット部材と、ケージ部材と、ブッシングと、ファスナーとの組み合わせであって、
    ワークピースは、第1及び第2の表面と、そこを通して設けられた開口とを有し、
    ナット部材は、ベース部分と、そこから延びる部分とを有し、前記ナット部材は、前記ベース部分と前記延びる部分とを通して延びる開口を有し、前記延びる部分は、ネジ付きの壁を有し、前記ネジ付きの壁は、前記開口の少なくとも一部を規定し、前記ナット部材の前記延びる部分は、少なくとも部分的に複数のフランジから形成されおり、
    ケージ部材は、前記ワークピースの前記第1の表面と関連付けられ、前記ケージ部材は、そこを通る開口部を有し、
    ブッシングは、前記ケージ部材と関連して、前記ケージ部材の前記開口部内に位置決めされ、前記ブッシングは、そこを通る開口を有し、
    前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ケージ部材内に閉じ込められていると共に、前記複数のフランジが、前記ブッシングの前記開口を通して延びて、前記ブッシングに接触していることにより、前記ケージ部材のベース部分から離れて支持されており、
    ファスナーは、拡大された頭部と、そこから延びた細長いネジ付きのシャンクとを有し、前記拡大された頭部は、前記ワークピースの前記第2の表面と関連付けられ、前記細長いシャンクは、前記ワークピースの前記開口を通して延びて、前記ナット部材のネジ付きの壁と螺合されており、
    前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ファスナーが定位置でトルクを与えられたときに、前記ケージ部材の前記ベース部分と接触するものであることを特徴とする組み合わせ。
  37. 前記ケージ部材は、前記ワークピースの前記第1の表面に溶接されていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  38. 前記拡大された頭部は、前記ワークピースの前記第2の表面に接して位置決めされていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  39. 前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ケージ部材に接して位置決めされていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  40. 前記ナット部材の前記ベース部分は、前記ワークピースの前記第1の表面に接して位置決めされていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  41. 前記複数のフランジは、前記ブッシングと最小限度の接触をするように、折り曲げられていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  42. 前記複数のフランジは、前記ブッシングと最小限度の接触をするように、湾曲状にされていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  43. 前記ブッシングは、非導電性材料で形成されていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  44. 前記複数のフランジは、前記ブッシングと最小限度の接触をするように、キノコ状にされていることを特徴とする請求項36に記載の組み合わせ。
  45. ナット部材をケージ部材に閉じ込める方法であって、
    a)ケージ部材を提供する工程と、
    b)ベース部分と、そこから前記ケージ部材を通して延びることが可能な延びる部分とを有するナット部材を提供する工程と、
    c)前記ナット部材の前記延びる部分を外側に崩壊させて、前記ナット部材のベース部分を前記ケージ部材から離して支持する工程とを備えることを特徴とする方法。
  46. 前記延びる部分は、少なくその部分に沿って設けられた凹部を有し、さらに前記c工程は、
    c1)前記ナット部材の前記延びる部分に力を与えて、前記延びる部分を前記凹部に沿って破断して、複数のフランジを設ける工程と、
    c2)前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように前記複数のフランジを崩壊させて、前記ナット部材の前記ベース部分が前記ケージ部材と接触しないようにする工程とを備えることを特徴とする請求項45記載の方法。
  47. 前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、前記複数のフランジが工程(c1)で崩壊されるときに、前記複数のフランジは、前記ナット部材に接して折り曲げられることを特徴とする請求項46に記載の方法。
  48. 前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、前記複数のフランジが工程(c1)で崩壊されるときに、前記複数のフランジは、前記ナット部材に接して湾曲状にされることを特徴とする請求項46に記載の方法。
  49. 前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、前記複数のフランジが工程(c1)で崩壊されるときに、前記複数のフランジは、前記ナット部材に接してキノコ状にされることを特徴とする請求項46に記載の方法。
  50. d)そこを通して設けられた開口を有し、且つ前記ケージ部材に接続されたブッシングを提供する工程をさらに備え、
    前記ナット部材の前記延びる部分は、前記ブッシングの前記開口を通して延びることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  51. 前記延びる部分は、少なくその部分に沿って設けられた凹部を有し、さらに前記c工程は、
    c1)前記ナット部材の前記延びる部分に力を与えて、前記延びる部分を前記凹部に沿って破断して、複数のフランジを設ける工程と、
    c2)前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように前記複数のフランジを崩壊させて、前記ナット部材の前記ベース部分が前記ケージ部材と接触しないようにする工程とを備えることを特徴とする請求項50記載の方法。
  52. 前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、前記複数のフランジが工程(c1)で崩壊されるときに、前記複数のフランジは、前記ナット部材に接して折り曲げられることを特徴とする請求項51に記載の方法。
  53. 前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、前記複数のフランジが工程(c1)で崩壊されるときに、前記複数のフランジは、前記ナット部材に接して湾曲状にされることを特徴とする請求項51に記載の方法。
  54. 前記複数のフランジが前記ケージ部材と最小限度の接触をするように、前記複数のフランジが工程(c1)で崩壊されるときに、前記複数のフランジは、前記ナット部材に接してキノコ状にされることを特徴とする請求項51に記載の方法。
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