JP4508088B2 - 照明制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の照明装置を連携動作させる照明制御システムに関するものである。
照明装置には、周囲の明るさが暗くなったことを照度センサが検知すると、照明ランプを低輝度点灯させ、照明装置に人が近づいたことを人体検知センサが検知すると、照明ランプを高輝度点灯させるものが提供されている。そしてこの種の照明装置を通路に沿って所定間隔で配置し、特別なスイッチ操作を行うことなく安全にスムーズに通路を人が移動できるようにするとともに、人が近くにいない場合には照明ランプを低輝度点灯させることで、省エネルギを図る照明制御システムが提供されている(例えば特許文献1)。
この特許文献1に開示されているシステムは、図10に示すように通路に沿って一定間隔で照明装置100…が天井部に設けられ、夫々の照明装置100…に設けた人体検知センサの人体検知範囲A…が重ならないように設定するとともに、夫々の照明装置100…を連携動作せるために無線通信の送受信部を備え、また照明制御空間の照度を検知する照度センサを設けている。そして照明制御空間が低照度となると、各照明装置100、200の照明ランプL1、L2を低輝度点灯させた状態とする。この状態において、照明装置100の人体検知センサが人を検知した場合には照明装置100は照明ランプL1を低輝度点灯から高輝度点灯させると同時に、隣接する照明装置200に無線信号により連携点灯させる信号を送信して照明装置200でも照明ランプL2を高輝度点灯させるようになっている。
特開平3−134996号公報(図1、公報(2)頁左下欄第1行乃至第9行)
ところで、上述の特許文献1に開示されているようなシステムでは、照明装置間の情報の授受のために無線通信が用いられているが、多数の照明装置を設置する場合は夫々の照明装置にユニークなアドレス設定を行う必要があり、このアドレス設定はシステムの施工時に各照明装置毎に専用のアドレス設定器を用いて行う必要があり、施工性が高いとは言えなかった。無線通信以外に有線通信を採用しても同様である。
またアドレス設定を省略し、人体検知センサが検知した全ての照明装置に対し制御コマンドを送信することで、全点灯又は全消灯というような制御を行うことも可能であるが、近くに人がいなく、点・消灯制御を行う必要のない照明装置まで制御動作することになるので、省エネルギ効果が小さくなるという問題もある。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、アドレス設定を行う必要もなく、周辺の照明装置での照明ランプの連携点灯制御を可能とした照明制御システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、周囲の明るさを検知する照度検出部と、人の近接を検知する人体検知部と、前記照度検出部が検知する明るさが所定以下で且つ前記人体検知部が人を検知したときに照明ランプを所定輝度で点灯させる制御部を備えた複数の照明装置を互いに所定の距離をあけて配置するとともに夫々の照明装置に信号授受用の通信端末部を備え、前記人体検知部の人検知によって前記照明ランプを高輝度点灯させた照明装置から予め決めてある周囲の照明装置に夫々の照明ランプを連携点灯させる指示用の信号を前記通信端末部によって伝達する照明制御システムにおいて、前記各照明装置に設けられる通信端末部を2線からなる信号線によりディジーチェーン接続し、各通信端末部には前記指示用の信号を電圧信号によって送信する送信手段と、他の通信端末部から送信された電圧信号を受信する受信手段と、受信した電圧信号の電圧値から前記他の通信端末部の位置検出を行う位置検出手段とを備え、前記制御部は前記照明ランプの連携点灯制御を位置検出に基づいて行い、前記通信端末部は、各部に信号線を接続する一対の端子から夫々形成された第1、第2の接続端子部を備えるとともに、両接続端子部の一方の端子間を接続するとともに他方の端子間を第1の抵抗を介して接続し、前記第1の接続端子部の他方の端子と前記第1の抵抗との接続点に前記送信手段の出力端と前記受信手段の入力端とを夫々接続し、前記第1の抵抗の抵抗値との比が所定比となる抵抗値を持つ第2の抵抗を前記受信手段の入力インピーダンス決定用に設けていることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記位置検出手段は、受信された電圧信号のレベルと予め設定している閾値とを比較して位置検出を行う比較部からなることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記所定比として、前記第1の抵抗の抵抗値と前記第2の抵抗の抵抗値との比が1:2であることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記第1の接続端子部に接続する通信端末部が無い場合には前記第2の抵抗の抵抗値と等しい終端抵抗を第1の接続端子部の一対の端子間に接続し、前記第2の接続端子部に接続する通信端末部が無い場合には前記第1の抵抗の抵抗値と等しい終端抵抗を第2の接続端子部の一対の端子間に接続することを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、前記通信端末部は前記各終端抵抗を内蔵するとともに、第1、第2の接続端子部への終端抵抗の接続/非接続の切り換えを行う切り換え手段を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記通信端末部は前記電圧信号を電力線搬送通信信号により送受信するものであって、前記通信線として商用電力線を用いるとともに、各通信端末部の第1、第2の接続端子部の間に、商用周波数と電力線搬送通信周波数とを分離するフィルタ回路を設け、通信路の始端側となる商用電力線に、電力線搬送通信信号を通信路外の商用電力線へ流出するのをブロックするインピーダンスアッパ回路を挿入していることを特徴とする。
本発明は、照明装置に設けた通信端末部が、受信した電圧信号の電圧値から前記他の通信端末部の位置検出を行い、照明装置の制御部が位置検出に基づいて照明ランプの連携点灯制御を行うため、各照明装置の通信端末部のアドレスを施工時に設定する必要がなく、周辺の照明装置での照明ランプの連携点灯制御を可能とし、その結果点・消灯制御を行う必要のない照明装置まで制御動作させることが無く、省エネルギをも図れる照明制御システムを提供できる。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態のシステム構成図であり、各照明装置1は、商用電力線2に電源接続端子部11を介して接続され、商用電源ACから所定の直流電圧を得て各回路部の動作電源として供給する電源回路3と、白熱ランプや蛍光ランプ等からなる照明ランプ4と、照明ランプ4への点灯電力供給を制御して照明ランプ4の点灯状態を制御する照明ランプ駆動部5と、照明装置1付近で人が検知されたときに人体検知信号を出力する人体検知部6と、周囲の明るさを検知して照度検知信号を出力する照度検知部7と、他の照明装置1との間で2線の通信線8を介して情報授受のための通信を行う通信端末部9と、人体検知部6や照度検知部7の検知信号に応じて照明ランプ駆動部5へ制御信号を出力すると同時に通信端末部9との間で送受信信号の受け渡し制御を行うCPUからなる制御部10とで構成される。尚図1の図示では一部の照明装置1の回路構成を一部省略してある。
通信端末部9は、信号線8により他の照明装置1の通信端末部9との間でディジーチェーン接続するための第1の接続端子部90aと、第2の接続端子部90bと、両接続端子部90a、90bの一方の端子間に挿入される第1の抵抗R1と、制御部10からの信号を低出力インピーダンスで電圧信号として出力する送信手段たる送信回路91と、第2の抵抗R2を入力インピーダンスとし、他の照明装置1の通信端末部9からの電圧信号を受信する受信手段たる受信回路92と、受信回路92から出力される電圧信号を予め設定されている複数の閾値と比較し、その比較結果を位置検出出力として出力する位置検出手段たる比較部93とで構成されている。ここで両接続端子部90a、90bの他の端子間は接続されるとともにグランドに接続されている。
また送信回路91の出力端、受信回路92の入力端は、抵抗R1と接続端子部90aの端子との接続点に接続してある。抵抗R1には送信回路91の出力インピーダンスよりも十分大きな抵抗値を持つものが用いられ、また抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値との比を1:2、つまり抵抗R2の抵抗値を抵抗R1の抵抗値の倍としてある。そして接続端子部90aからみた線路側インピーダンスを第2の抵抗R2の抵抗値と等しくするとともに、接続端子部90bからみた線路側インピーダンスを第1の抵抗R1の抵抗値と等しくしえいる。
而して各照明装置1を例えば図2に示すように通路の天井に所定間隔で配置してシステムを構築に当たっては、各照明装置1の電源接続端子部11を商用電力線2に接続するとともに、通路に沿って左右に位置する他の照明装置1の通信端末部9に通信線8を介して接続する。この場合第1の接続端子部90aには他の照明装置1の通信端末部9の第2の接続端子部90bを通信線8を介して接続し、第2の接続端子部90bには別の照明装置1の通信端末部9の第1の接続端子部90aに通信線8を介して接続することで、全ての照明装置1の通信端末部9は通信線8によりディジーチェーン接続される。つまり一筆書き状に接続されることになる。ここで両端に位置する照明装置1の通信端末部9では、第1の接続端子部90a或いは第2の接続端子部90bが未接続状態となるため、未接続の第1の接続端子部90aの一対の端子間には抵抗R2と等しい抵抗値の終端抵抗RTを、また未接続の第2の接続端子部90bの一対の端子間には抵抗R1と等しい抵抗値の終点抵抗Rtを接続する。
このようにして施工されることで各照明装置1の通信端末部9は通信線8を介して情報授受ができることになり、また各照明装置1では図2に示すように下方に人体検知部6の検知アリアAが設定されることになる。
次の本実施形態の動作を、各照明装置1の通信端末部9の接続関係を示す図3により説明する。ここでは、説明を判り易くするために、4台の照明装置1の通信端末部9〜9を接続しているシステムを示す。尚図3中Txは送信信号を、Rxは受信信号を示す。また図3では比較部93の図示は省略している。
この図示例の通信端末部9〜9では、送信回路91に送信時には十分低いインピーダンスを示し、受信時には十分に高いインピーダンスを示す回路が用いられ、また受信回路92には第2の抵抗R21〜R24によって入力インピーダンスが決められ、送信回路91の出力端と受信回路92の入力端は点a1〜a4で夫々接続され、各点a1〜a4と通信端末部9〜9の共通電位となるグランドが夫々の接続端子部90aの端子に接続される。そして各点a1〜a4と夫々の接続端子部90bの一方の端子との間には第1の抵抗R11〜R14が直列挿入されるとともに接続端子部90bの他方の端子は共通電位であるグランドに接続されている。
ここで例えば通信端末部9から信号送信を行う場合、各通信端末部9〜9のインピーダンスの関係は図4(a)に示すようなりを抵抗R21〜R24の抵抗値及び終端抵抗RTの抵抗値をRAとし、抵抗R11〜R14の抵抗値及び終端抵抗Rtの抵抗値をRBとした場合、RA:RB=2:1の関係があるため、RB=Rとすると、RA=2Rとなり、この条件時のインピーダンス関係を示すと図4(b)のようになる。
而して今通信端末部9から電圧Vの直流信号(送信時間T)が送信された場合、点a2には図5の(イ)の(b)に示すように電圧Vの直流電圧が現わ、通信端末部9の両隣りの通信端末部9、9の点a1、a3には電圧1/2Vの直流電圧が図5の(イ)の(a)、(c)に示すように現われ、通信端末部9 から2つ離れて接続されている通信端末部9の点a4には、図5(d)に示すように電圧1/4Vの直流電圧が現われる。尚送信信号として交流信号を送信する場合、例えば通信端末部9から電圧振幅Vの交流信号を送信した場合、各通信端末部9〜9の点a1〜a4には図5の(ロ)の(a)〜(d)に示すような振幅を持つ交流信号が現われる。
以上の関係を数式で示すと式(1)のようになる。
Vr=1/2 …(1)
Vr=通信端末部の受信信号電圧
n:信号送信を行っている通信端末部からの位置(距離)
この受信信号電圧Vrを比較部93で複数の閾値と比較し、その比較結果に基づいて制御部10により当該通信端末部9から何番目の位置にある通信端末部9により送信されてきた信号であるかを判断するのである。尚信号線8にインピーダンスが存在するため、受信信号電圧の値が式(1)の通りには成らないが、比較部93の閾値にマージンを持たせることで比較することができる。
ここで本実施形態の照明制御システムにおける照明ランプ4の点灯制御は次のように行われる。つまり周囲照度が一定以上あって、照明ランプ4を低輝度点灯させている或る照明装置1において人検知部6が人を検知する、当該照明装置1の制御部10は照明ランプ駆動部5を通じて照明ランプ4を高輝度に点灯させる一方、通信端末部9の送信回路91を介して信号線8上に上述の直流又は交流の電圧信号を送信する。信号線8に接続されている他の照明装置1の通信端末部9の受信回路92が信号線8上の電圧信号を受信し、比較部93でその電圧を閾値と比較し、その比較結果を受け取った制御部10は自己装置と送信側の照明装置1の位置関係を判断し、例えば送信側照明装置1が隣接する照明装置である場合には、照明ランプ駆動部5を通じて照明ランプ10を高輝度点灯させる制御を行う。
以上により本実施形態では、各通信端末部9に特別にアドレスを設定することなく、特定範囲の照明ランプ4の点灯制御が可能となり、施工性に優れる上に点灯が不要な照明ランプ4を点灯させないため、省エネルギも図れるという利点がある。
尚送信側照明装置1に対する自己装置の位置に基づいて自己装置の照明ランプ4の光出力を制御するようにしても良い。つまり送信側照明装置1に隣接する場合には50%の調光レベルで、また2番目位置の場合には25%、更に3番目位置の場合には12.5%というように送信側照明装置1に対する位置に応じて光出力を制御するようにしても良い。
また電力線4と信号線8とが同一電位とならないよう、電源回路3を絶縁構成とし、通信端末部9と制御部10との間の信号の授受をフォトカプラを用いて行う等の対策を図るようにしても良い。
また各通信端末部9間を接続する信号線8の長さは通路などに設けられる照明装置1の設置間隔であることを前提とするため、信号線8のインピーダンスは殆ど問題になることはないが、線路長が長く数Ω程度のインピーダンスが存在する場合には、受信インピーダンスを大きくすることで、受信信号電圧の比較を行うことは可能である。
(実施形態2)
上述の実施形態1においては、終端抵抗RT或いはRtは外付けてあったが、本実施形態では、終端抵抗RT、Rtを通信端末部9に図6に示すように内蔵し、当該通信端末部9が通信路の一端又は他端に位置して第1の接続端子部90a又は第2の接続端子部90bが非接続状態となる場合には、非接続状態の接続端子部90a又は90bに終点抵抗RT又はRtを切り換え切り換えスイッチSWで接続できるようにしてある。尚切り換えスイッチSWは通信線8を何れの接続端子部90a、90bにも接続する場合に中性点に切り換えできるように中性点付き切り換えスイッチから構成される。
而して本実施形態は、実施形態1の利点に加え、終端抵抗RT、Rtを内蔵しているため、施工時に終端抵抗RT、Rtを別途用意する必要がなく、施工時の施行性が改善される。
(実施形態3)
実施形態1、2は共に専用となる信号線8を用いて各照明装置1の通信端末部9をディジーチェーン接続する構成であったが、本実施形態は、電力線2を通信線として用いる電力線搬送通信信号により情報の授受を行う通信端末部9を各照明装置1に備えた点に特徴がある。
ここで、図7に示すように通信路の始端となる照明装置1の通信端末部9の第1の接続端子部90aにはインピーダンスアッパ回路20aを挿入し、コンデンサCT1と抵抗RTとの直列回路からなる終端抵抗部21aを並列接続してある電力線2を接続してある。また通信路の終端となる照明装置1の通信端末部9の第2の接続端子部90bにはコンデンサCT2と抵抗Rtとの直列回路からなる終端抵抗部21bを接続してある。
照明装置1内では、接続端子部91に電源回路3の入力端をインピーダンスアッパ回路20bを介して接続し、電源回路3に電力線2を介して商用電源ACから入力電源を供給するようになっている。また通信端末部9内では両接続端子部90a、90bの一方の端子間をコンデンサC1、第1の抵抗R1、コンデンサC2を介して接続し、また他方の端子間を直接接続し、且つ両接続端子部90a、90bの両端子間にはフィルタ回路22を介在させている。更に送信回路91の出力端、受信回路92の入力端は結合トランスTrを介してコンデンサC1と抵抗R1との接続点に接続してある。
インピーダンスアッパ回路20a、20bは、電力線搬送通信周波数(例えば10kHz〜450kHzの周波数範囲)に対して十分高いインピーダンスを示し、商用周波数(50Hz、60Hz)に対しては十分低いインピーダンスを示す回路からなり、外付けのインピーダンスアッパ回路20aは本システムの通信路から外部の電力線2へ電力線搬送通信信号が漏出するのを阻止し、内蔵しているインピーダンスアッパ回路20bは電源回路3側へ漏出するのを阻止する。またインピーダンスアッパ回路20a,20bは電力線搬送通信信号が漏出するのを防ぐとともに電力線2のインピーダンスを終端抵抗値で管理できるようにする役割を持つ。
結合トランスTrは送信する電力線搬送通信信号を電力線2上に重畳させ、電力線2上に重畳して送られてくる電力線搬送通信信号を抽出するための絶縁トランスからなる。
更にコンデンサC1、C2は商用周波数に対しては十分に高いインピーダンスを示し、電力線搬送通信周波数に対しては十分に低いインピーダンスを示すコンデンサからなる。
フィルタ回路22は、商用周波数に対しては十分低いインピーダンスを示し、電力線搬送通信周波数には十分高いインピーダンスを示すフィルタ回路からなる。
而して各照明装置1の通信端末部9は、第1の接続端子部90aを一側に隣接する照明装置1の通信端末部9の第2の接続端子部90bに通信線を兼ねる電力線2を介して接続し、第2の接続端子部90bを他側に隣接する照明装置1の通信端末部9の第1の接続端子部90aに通信線を兼ねる電力線2を介して接続することで、各通信端末部9は通信線を兼ねる電力線2によりディジーチェーン接続、つまり一筆書きに接続される。
図8は4台の照明装置1でシステムを構築した場合の各照明装置1の通信端末部9〜9の接続構成を示し、(a)は商用周波数に対する等価接続回路を、(b)は電力線搬送通信周波数に対する等価接続図を示す。
この図8(a)から判るように、商用周波数に対して、フィルタ回路22のインピーダンスが十分小さくなるため、全ての通信端末部9〜9の接続端子部90a、90bが並列接続される構成となる。また同図(b)から判るように、商用周波数に対しては、フィルタ回路22のインピーダンスが十分高くなるため、回路的には切り離されているとみなすことができる。
以上のように構成された本実施形態のシステムでは通信端末部9から送信される信号が電力線搬送通信周波数による交流信号である他は、基本的には実施形態1と同じで動作により位置検出を行って照明ランプ2の点灯制御を行うので、詳細な動作説明は省略する。
そして本実施形態によれば電力線2を信号線と兼ねることができるため、実施形態1の利点の他に省配線化が図れる。
(実施形態4)
本実施形態は、実施形態3における終端抵抗RT、Rtを、実施形態2と同様に通信端末部9内に内蔵し、切り換えスイッチSWにより第1の接続端子部90a又は90bにコンデンサC1又はC2を介して接続するようにしたもので、コンデンサC1、C2を実施形態3の終端抵抗部21a、21bのコンデンサCT1、CT2の代わりに用いている。
切り換えスイッチSWの切り換えによる終点抵抗RT又はRtの接続は実施形態2と同じ条件であるので、詳細な説明は省略する。
而して本実施形態では、実施形態3の利点に加え、終端抵抗RT、Rtを通信端末部9に内蔵することで、終端抵抗を別途用意する必要がなく施工時の作業性が改善されるという利点がある。
ところで、エミット(EMIT(Embedded Micro Internetworking Technology))と称する機器組み込み型ネットワーク技術(機器に簡単にミドルウェアを組み込んでネットワークに接続できる機能を備えるネットワーク技術、以降、EMIT技術と称する。)を用いることで、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handy phone System)等の外部端末(図示せず)から様々な設備機器(照明装置、空調装置、動力装置、センサ、電気錠、ウェブカメラ等、以降、EMIT端末と称する。)<図示せず>にアクセスして、EMIT端末を遠隔監視・制御することができるシステムがある。前記EMIT端末は、マイコン搭載の組み込み機器であり、機器組み込み型のネット接続用ミドルウェアでありEMIT技術を実現するEMITソフトウェアが搭載されている。
上述のEMIT技術を応用したシステム(以降、EMITシステムと称する。)としては、外部端末がインターネット上に設けられたセンタサーバ(図示せず)経由でEMIT端末を遠隔監視・制御する構成のものや、センタサーバを介することなく、例えばEMITソフトウェアが搭載された外部端末から、直接各EMIT端末にアクセスしてEMIT端末を遠隔監視・制御する構成のものを挙げることができる。
尚、EMITシステムによって、例えば、建物(戸建住宅、マンション、ビル、工場用等)<図示せず>内に上述のEMIT端末を分散配置させて、外部端末からEMIT端末の状態を遠隔から監視することで、建物全体のエネルギー管理や、建物内のガス、水道、電気の遠隔検針を行うことも可能となる。
そこで上述の本発明の実施形態1〜4に係る照明制御システムを建物に設置してシステムを構築する場合、建物が上述のEMITシステムを構成するものであっても勿論良い。
実施形態1の一部省略したシステム構成図である。 実施形態1の概略施工例図である。 実施形態1の通信端末部の接続構成図である。 (a)は実施形態1の各通信端末部のインピーダンス関係説明図、(b)は所定条件のインピーダンス関係接続図である。 (イ)は実施形態1の直流信号使用時の各通信端末部での信号電圧の波形図、(ロ)は交流信号使用時の各通信端末部での信号電圧の波形図である。 実施形態2の一部省略したシステム構成図である。 実施形態3の一部省略したシステム構成図である。 (a)は実施形態3の商用周波数に対する通信端末部の等価接続図、(b)は電力線搬送通信周波数に対する等価接続図である。 実施形態4の一部省略したシステム構成図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1 照明装置
2 電力線
3 電源回路
4 照明ランプ
5 照明ランプ駆動部
6 人体検知部
7 照度検知部
8 通信線
9 通信端末部
90a、90b 接続端子部
91 送信回路
92 受信回路
93 比較部
10 制御部
11 電源接続端子部
R1、R2 抵抗
RT、Rt 終端抵抗

Claims (6)

  1. 周囲の明るさを検知する照度検出部と、人の近接を検知する人体検知部と、前記照度検出部が検知する明るさが所定以下で且つ前記人体検知部が人を検知したときに照明ランプを所定輝度で点灯させる制御部を備えた複数の照明装置を互いに所定の距離をあけて配置するとともに夫々の照明装置に信号授受用の通信端末部を備え、前記人体検知部の人検知によって前記照明ランプを高輝度点灯させた照明装置から予め決めてある周囲の照明装置に夫々の照明ランプを連携点灯させる指示用の信号を前記通信端末部によって伝達する照明制御システムにおいて、
    前記各照明装置に設けられる通信端末部を2線からなる信号線によりディジーチェーン接続し、各通信端末部には前記指示用の信号を電圧信号によって送信する送信手段と、他の通信端末部から送信された電圧信号を受信する受信手段と、受信した電圧信号の電圧値から前記他の通信端末部の位置検出を行う位置検出手段とを備え、
    前記制御部は前記照明ランプの連携点灯制御を位置検出に基づいて行い、
    前記通信端末部は、各部に信号線を接続する一対の端子から夫々形成された第1、第2の接続端子部を備えるとともに、両接続端子部の一方の端子間を接続するとともに他方の端子間を第1の抵抗を介して接続し、前記第1の接続端子部の他方の端子と前記第1の抵抗との接続点に前記送信手段の出力端と前記受信手段の入力端とを夫々接続し、前記第1の抵抗の抵抗値との比が所定比となる抵抗値を持つ第2の抵抗を前記受信手段の入力インピーダンス決定用に設けている
    ことを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記位置検出手段は、受信された電圧信号のレベルと予め設定している閾値とを比較して位置検出を行う比較部からなることを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記所定比として、前記第1の抵抗の抵抗値と前記第2の抵抗の抵抗値との比が1:2であることを特徴とする請求項1又は2記載の照明制御システム。
  4. 前記第1の接続端子部に接続する通信端末部が無い場合には前記第2の抵抗の抵抗値と等しい終端抵抗を第1の接続端子部の一対の端子間に接続し、前記第2の接続端子部に接続する通信端末部が無い場合には前記第1の抵抗の抵抗値と等しい終端抵抗を第2の接続端子部の一対の端子間に接続することを特徴とする請求項3記載の照明制御システム。
  5. 前記通信端末部は前記各終端抵抗を内蔵するとともに、第1、第2の接続端子部への終端抵抗の接続/非接続の切り換えを行う切り換え手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の照明制御システム。
  6. 前記通信端末部は前記電圧信号を電力線搬送通信信号により送受信するものであって、前記通信線として商用電力線を用いるとともに、各通信端末部の第1、第2の接続端子部の間に、商用周波数と電力線搬送通信周波数とを分離するフィルタ回路を設け、通信路の始端側となる商用電力線に、電力線搬送通信信号を通信路外の商用電力線へ流出するのをブロックするインピーダンスアッパ回路を挿入していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の照明制御システム。
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