JP4507865B2 - 低炭素快削鋼 - Google Patents

低炭素快削鋼 Download PDF

Info

Publication number
JP4507865B2
JP4507865B2 JP2004352271A JP2004352271A JP4507865B2 JP 4507865 B2 JP4507865 B2 JP 4507865B2 JP 2004352271 A JP2004352271 A JP 2004352271A JP 2004352271 A JP2004352271 A JP 2004352271A JP 4507865 B2 JP4507865 B2 JP 4507865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
free
cutting steel
content
machinability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004352271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006161087A (ja
Inventor
達也 長谷川
直樹 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2004352271A priority Critical patent/JP4507865B2/ja
Priority to TW94142566A priority patent/TWI282374B/zh
Priority to PCT/JP2005/022283 priority patent/WO2006062053A1/ja
Priority to CNA2005800417131A priority patent/CN101072891A/zh
Priority to KR1020077012609A priority patent/KR20070085739A/ko
Publication of JP2006161087A publication Critical patent/JP2006161087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4507865B2 publication Critical patent/JP4507865B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/60Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing lead, selenium, tellurium, or antimony, or more than 0.04% by weight of sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/001Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing N
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/02Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/04Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/06Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing aluminium

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Description

本発明は、低炭素快削鋼に関し、より詳しくは、Pb(鉛)やBi(ビスマス)を含有しないにも拘わらず、従来のPb快削鋼よりも良好な被削性を有し、しかも、熱間加工性が従来のBi快削鋼よりも良好で、生産性の優れた低炭素快削鋼に関する。
従来、強度をあまり必要としない軟質の小物部品の素材として、生産性向上のために被削性を高めた、SUM11、SUM12、SUM22、SUM23、SUM25、SUM31、SUM32、SUM22L〜24L及びSUM31Lといった、JIS G 4804(1999)に「硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材」として規定された低炭素快削鋼が主として用いられてきた。
しかしながら、産業界からは、上記の低炭素快削鋼よりも更に一層被削性に優れた快削鋼が求められている。
このため、例えば、特許文献1に、S、Te、Pb及びBiを複合添加した「快削鋼」が提案されている。
一方、近年の地球環境問題に対する高まりから、Pbの含有量を低減した快削鋼やPbを全く含まない快削鋼に対する要望が極めて大きくなっている。
そこで、特許文献2には、0.02〜0.40質量%のPと0.4を超え1.0質量%以下のSとを複合添加し、Pbの含有量を0.01質量%未満に抑えた「低炭素硫黄系快削鋼」が提案されている。
特許文献3には、0.4〜1.0質量%の多量のSと0.0015〜0.60質量%のSnとを複合添加した、Pbを含まない「低炭素イオウ快削鋼」が提案されている。
特許文献4には、0.05〜0.20質量%のPと0.15〜0.50質量%のSとを複合添加するとともに、硫化物系介在物の平均幅と線材の降伏比とを制御した「低炭素硫黄系快削鋼線材」が提案されている。なお、この特許文献4には、被削性向上のためにBi、Pb及びTeの1種以上を含有する「低炭素硫黄系快削鋼線材」も提案されている。
特許文献5には、0.05〜0.2質量%のPと0.16〜0.5質量%のSとを複合添加するとともに、MnS介在物の平均サイズを制御し、特定の条件で連続鋳造して製造される「快削鋼」が提案されている。なお、この特許文献5にも、被削性向上のためにPb、Bi及びTeの1種以上を含有する「快削鋼」が提案されている。
また、特許文献6には、質量で、C:0.05〜0.15%、Mn:0.5〜2.0%、S:0.1〜0.4%、P:0.05〜0.10%及びN:0.0020〜0.0150%を基本成分とする低炭硫黄快削鋼及び前記基本成分にPb、Bi、Teのうち少なくとも1種類以上をそれらのトータル質量で0.01〜0.40%含有させた低炭素硫黄系複合快削鋼を連続鋳造法によって製造するに当り、転炉で脱炭精錬された溶鋼をSiを含有する脱酸材を用いて脱酸してからC、Mn、P、S、N等の成分調整をするとともに、取鍋スラグの酸化度(FetO+MnO%)を25質量%以下に調整し、しかる後、必要に応じてPb、Bi、Teを添加し、溶鋼酸素量を0.01〜0.015質量%に、かつ、Si含有量を0.003〜0.08質量%にして連続鋳造する「低炭硫黄系快削鋼の製造方法」が提案されている。
特開昭59−205453号公報 特開2000−319753号公報 特開2002−249848号公報 特開2003−253390号公報 特開昭62−149854号公報 特開平7−305110号公報
前述の特許文献1で開示された「快削鋼」は、JIS G 4804(1999)に「硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材」として規定されたSUM11、SUM12、SUM22、SUM23、SUM25、SUM31、SUM32、SUM22L〜24L及びSUM31Lに比べて被削性に優れるものの、単にS、Te、Pb及びBiを複合添加しただけの鋼であるため、必ずしも安定して優れた熱間加工性を得ることができるものではなかった。また、Pbを含む場合には「地球環境に優しい快削鋼」とはいえないものであった。
特許文献2で開示された「低炭素硫黄系快削鋼」は、Pbの含有量を0.01質量%未満に抑えてはいるものの、依然としてPbを含むものであり、単に、0.02〜0.40質量%のPと0.4を超え1.0質量%以下のSとを複合添加しただけのものであるため、その被削性は従来のPb快削鋼に比べて劣るものであった。
特許文献3で開示された「低炭素イオウ快削鋼」は、単に、0.4〜1.0質量%の多量のSと0.0015〜0.60質量%のSnとを複合添加しただけのものであるため、その被削性は従来のPb快削鋼に比べて劣るものであった。更に、多量のSを含むために、必ずしも安定して優れた熱間加工性を得ることができるというものでもなかった。
特許文献4で開示された「低炭素硫黄系快削鋼線材」のうちで、Bi、Pb及びTeのいずれをも含まないものの被削性は、従来のPb快削鋼に比べて劣るものであった。一方、上記「低炭素硫黄系快削鋼線材」のうちで、Bi、Pb及びTeの1種以上を含有するものは被削性に優れてはいるものの、必ずしも安定して優れた熱間加工性を得ることができるものではなかった。
特許文献5で開示された「快削鋼」のうちで、Pb、Bi及びTeのいずれをも含まないものの被削性は、従来のPb快削鋼に比べて劣るものであった。一方、上記「快削鋼」のうちで、Pb、Bi及びTeの1種以上を含有するものは被削性に優れてはいるものの、必ずしも安定して優れた熱間加工性を得ることができるものではなかった。
特許文献6で開示された「低炭硫黄系快削鋼」も、その基本成分にPb、Bi及びTeのいずれをも含まないものの被削性は、従来のPb快削鋼に比べて劣るものであった。一方、上記「低炭硫黄系快削鋼」がPb、Bi及びTeの1種以上をそれらのトータル含有量で0.01〜0.40%含有するものは被削性に優れてはいるものの、必ずしも安定して優れた熱間加工性を得ることができるものではなかった。
本発明の目的は、PbやBiを含有しないにも拘わらず、従来のPb快削鋼よりも良好な被削性を有し、しかも、熱間加工性が従来のBi快削鋼よりも良好で割れやヘゲ疵を生じることがない生産性の優れた低炭素快削鋼、なかでも低炭素硫黄系快削鋼を提供することである。
本発明者らは、先ず、Pbを含まず「地球環境に優しい快削鋼」として用いることができる「快削鋼」を得るために、熱間における加工でMnSが延伸されるのを抑制し、熱間加工後の鋼におけるMnSのアスペクト比(「長さ/幅」)を比較的小さい値に維持して被削性を高めることが可能なTe添加鋼について検討を行うこととした。
すなわち、Te及びPbを含有するためにその熱間での延性が低く、したがって、熱間加工性は劣るものの、良好な被削性を有していることから、快削鋼として少量ではあるものの従来から用いられている「S−Pb−Te複合快削鋼」と、この鋼から「Pb」を除いた「S−Te複合快削鋼」とを溶製して、熱間加工性を調査した。
その結果、下記(a)及び(b)の知見を得た。
(a)「S−Pb−Te複合快削鋼」から、Teと同様に熱間加工性を低下させる元素として知られているPbを除いた「S−Te複合快削鋼」の熱間での延性は、「S−Pb−Te複合快削鋼」よりも却って低いものであり、割れやヘゲ疵が発生しやすい。
(b)「S−Te複合快削鋼」の熱間での延性はTeの含有量の増加とともに低下し、割れやヘゲ疵等の熱間加工における不具合が発生しやすくなる。
そこで次に、種々の「S−Te複合快削鋼」を溶製して、熱間加工性及び被削性に及ぼす成分元素の影響について詳細に調査した。その結果、下記(c)〜(e)の知見を得た。
(c)「S−Te複合快削鋼」において、熱間加工性を高めて、割れやヘゲ疵の発生を抑止するためには、鋼中に含まれるSの量に対するMnの量(つまり、「Mn/S」の値)を、少なくとも4.0以上にする必要がある。
(d)熱間加工後の「S−Te複合快削鋼」に伸線加工を施すと、図1に模式的に示すように、比較的小さいアスペクト比を有するMnSが更に割れることによって、アスペクト比の一層小さな粒状に近いMnSとなって、極めて被削性が向上する場合がある。一方、Teを添加しない従来のPb快削鋼の場合には、図2に模式的に示すように、分断されたMnSの形状は粒状にはほど遠いものである。
(e)熱間加工後の「S−Te複合快削鋼」に伸線加工を施すことによって、MnSを破断粒状化して被削性を高めるためには、鋼中のS、Te及びMnの含有量が特定の関係を満たすように化学組成を制御すればよい。
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は、下記(1)〜(4)に示す低炭素快削鋼にある。
(1)質量%で、C:0.03〜0.19%、Si:0.10%以下、Mn:1.00〜2.50%、P:0.01〜0.12%、S:0.26〜0.63%、Al:0.010%以下、N:0.0030〜0.0250%、O(酸素):0.005〜0.035%及びTe:0.002〜0.100%を含有し、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるfn1の値が4.0以上を満たすことを特徴とする低炭素快削鋼。
fn1=Mn/S・・・(1)。
なお、(1)式中の元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
(2)質量%で、C:0.03〜0.19%、Si:0.10%以下、Mn:1.20〜2.50%、P:0.01〜0.12%、S:0.26〜0.63%、Al:0.010%以下、N:0.0030〜0.0250%、O(酸素):0.005〜0.035%及びTe:0.010%を超えて0.100%以下を含有し、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるfn1の値が4.5以上を満たすことを特徴とする低炭素快削鋼。
fn1=Mn/S・・・(1)。
なお、(1)式中の元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
(3)Feの一部に代えて、質量%で、Cr:0.04〜1.25%、Ni:0.04〜0.60%及びMo:0.04〜0.40%のうちの1種以上を含有する上記(1)又は(2)に記載の低炭素快削鋼。
(4)更に、下記(2)式で表されるfn2の値が2.1以上を満たす上記(1)から(3)までのいずれかに記載の低炭素快削鋼。
fn2=(S/10Te)+Mn・・・(2)。
なお、(2)式中の元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
以下、上記 (1)〜(4)の低炭素快削鋼に係る発明を、それぞれ、「本発明(1)」〜「本発明(4)」という。また、総称して「本発明」ということがある。
本発明の鋼はPbを含まない「地球環境に優しい快削鋼」であるにも拘わらず、従来のPb快削鋼よりも良好な被削性を有し、しかも、熱間加工性が従来のBi快削鋼よりも良好で割れやヘゲ疵を生じることがなく生産性に優れているので、強度をあまり必要としない軟質の小物部品の素材として利用することができる。
以下、本発明の各要件について詳しく説明する。なお、化学成分の含有量の「%」は「質量%」を意味する。
C:0.03〜0.19%
Cは、鋼の強度を高める元素として知られているが、強度と被削性には強い相関があり、Cの含有量が多くなって強度が高くなると被削性が低下する。特に、Cの含有量が0.19%を超えると、強度上昇に伴う被削性の低下が著しくなる。一方、Cの含有量が少なくなると、強度が低くなって切削時にむしれ等の悪影響が生じるし、部品に要求される強度を確保することができない。特に、Cの含有量が0.03%を下回ると、強度低下に伴うむしれの発生が著しくなる。したがって、Cの含有量を0.03〜0.19%とした。
なお、Cの含有量は0.04〜0.15%とすることが好ましく、0.05〜0.10%とすれば一層好ましい。
Si:0.10%以下
Siの量が多くなると、脱酸が過度に進んで硫化物が小型化し、被削性の低下が生じる。特に、Siの含有量が0.10%を超えると、硫化物が極めて小型化して被削性の著しい低下をきたす。このため、Siの含有量を0.10%以下とした。
なお、硫化物が小型化することを抑止して被削性が低下しないようにするためには、Siの含有量を0.02%以下とすることが好ましく、0.015%以下とすれば一層好ましい。
Mn:1.00〜2.50%(本発明(1))、1.20〜2.50%(本発明(2))
Mnは、硫化物を形成して被削性を高めるために必須の元素である。また、MnにはFeSの形成を抑止して、熱間加工性の低下を防止する作用もある。しかし、Mnの含有量が1.00%未満ではこれらの効果が得られない。一方、Mnを過度に含有させると却って熱間加工性の低下を招き、特に、Mnの含有量が2.50%を超えると熱間加工性の低下が大きくなる。したがって、本発明(1)においては、Mnの含有量を1.00〜2.50%とした。
なお、Mnの含有量が1.20%以上になると、前記したMnの効果が一層大きくなる。したがって、本発明(2)においては、Mnの含有量を1.20〜2.50%とした。
Mn含有量は、1.40%を超えて2.50%以下とすることが更に一層好ましく、1.50%を超えて2.50%以下とすれば極めて好ましい。
P:0.01〜0.12%
Pは、脆化元素であり被削性を高める作用を有する。前記の効果を得るためには、Pの含有量を0.01%以上とする必要がある。一方、Pの含有量が過度になると、熱間加工性の低下をきたし、特に、Pの含有量が0.12%を超えると熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、Pの含有量を0.01〜0.12%とした。なお、P含有量の下限値は0.04%とすることが好ましい。
S:0.26〜0.63%
Sは、Mnとともに硫化物を形成して被削性を高めるために必須の元素であり、0.26%以上含有させる必要がある。しかし、Sの含有量が過度になると、熱間加工性の低下をきたし、特に、Sの含有量が0.63%を超えると熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、Sの含有量を0.26〜0.63%とした。Sの含有量は0.28〜0.35%とすることが好ましい。
Al:0.010%以下
Alの量が多くなると、脱酸が過度に進んで硫化物が小型化し、被削性の低下が生じる。特に、Alの含有量が0.010%を超えると、硫化物が極めて小型化して被削性の著しい低下をきたす。このため、Alの含有量を0.010%以下とした。
なお、硫化物が小型化することを抑止して被削性が低下しないようにするためには、Alの含有量を0.002%以下とすることが好ましく、0.0015%以下とすれば一層好ましい。
N:0.0030〜0.0250%
本発明においては、Mn含有量の変動に基づく鋼の強度変動を調整するために、0.0030%以上のNを含有させる必要がある。しかしながら、Nの含有量が0.0250%を超えると、強度上昇に伴う被削性低下が著しくなり、かつ、熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、Nの含有量を0.0030〜0.0250%とした。なお、Nの含有量は0.0030〜0.0150%とすることが好ましい。
O(酸素):0.005〜0.035%
MnSの被削性を高める作用を活用する本発明において、O(酸素)は極めて重要な元素である。すなわち、Oは、MnSを大型化して本発明に係る低炭素快削鋼の被削性を高める作用を有する。しかしながら、Oの含有量が0.005%未満では前記の効果が得られない。一方、Oの含有量が過度になると、熱間加工性の低下を招き、特に、Oの含有量が0.035%を超えると熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、Oの含有量を0.005〜0.035%とした。なお、Oの含有量は0.010〜0.035%とすることが好ましい。
Te:0.002〜0.100%(本発明(1))、0.010%を超えて0.100%以下(本発明(2))
Teは、熱間加工時にMnSが延伸されるのを抑制してMnSのアスペクト比(「長さ/幅」)を比較的小さい値に維持し、被削性を高める作用を有する。前記の効果を得るためには、Teを0.002%以上含有させる必要がある。しかしながら、Teの含有量が過度になると、熱間加工性の低下を招き、特に、Teの含有量が0.100%を超えると熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、本発明(1)においては、Teの含有量を0.002〜0.100%とした。
なお、Teの含有量が0.010%を超えると、前記MnSのアスペクト比を小さい値に維持して被削性を高める作用が一層大きくなる。したがって、本発明(2)においては、Teの含有量を0.010%を超えて0.100%以下とした。
fn1:4.0以上(本発明(1))、4.5以上(本発明(2))
Teを含む本発明に係る低炭素快削鋼において、前記(1)式で表されるfn1の値が4.0以上の場合に、良好な熱間加工性が得られ、熱間圧延を始めとする熱間加工の際に割れやヘゲ疵の発生を抑止することができる。したがって、本発明(1)においては、前記(1)式で表されるfn1の値を4.0以上とした。
なお、fn1の値が4.5以上の場合には、一層良好な熱間加工性が得られるので、熱間圧延を始めとする熱間加工の際に発生する割れやヘゲ疵を安定かつ確実に抑止することができる。したがって、本発明(2)においては、前記(1)式で表されるfn1の値を4.5以上とした。
fn1の値は4.6以上とすることが更に一層好ましく、5.0以上とすれば極めて好ましい。
なお、前記(1)式で表されるfn1の値の上限は特に規定されるものではなく、既に述べたMn含有量の上限値の2.50%とS含有量の下限値の0.26%とから算出される9.615であってもよい。
上述のことから、本発明(1)に係る低炭素快削鋼を、上述した範囲のCからTeまでの元素を含むとともに、前記(1)式で表されるfn1の値が4.0以上を満たし、残部はFe及び不純物からなるものと規定した。
また、本発明(2)に係る低炭素快削鋼を、上述した範囲のCからTeまでの元素を含むとともに、前記(1)式で表されるfn1の値が4.5以上を満たし、残部はFe及び不純物からなるものと規定した。
なお、本発明に係る低炭素快削鋼には、上記の成分元素に加え、必要に応じて、Cr:0.04〜1.25%、Ni:0.04〜0.60%及びMo:0.04〜0.40%のうちの1種以上を任意添加元素として添加し、含有させてもよい。
以下、上記の任意添加元素に関して説明する。
本発明の鋼は、強度をあまり必要としない軟質の小物部品の素材として利用することができる。通常、切削加工によって製作される小物部品は、搬送する時に部品同士がケース内でぶつかったり、組立時に他部品とこすれたりする。その際、軟質であるがゆえに打痕等の疵が非常につきやすい。このため、場合によっては、小物部品に製作された後の打痕疵防止策が必要になる。
なお、打痕疵防止のためには、浸炭という表面硬化処理を施すことが有効であり、浸炭処理を施す場合には、Cr、Ni及びMoが含有された鋼を用いると高い効果が得られる。これは、Cr、Ni及びMoは、いずれも鋼の焼入れ性を高める元素であり、これらの元素を含有させることによって、浸炭後の焼入れ深さが深くなるためである。この効果を確実に得るには、Cr、Ni及びMoの含有量は、いずれも0.04%以上とするのがよい。一方、Cr、Ni及びMoを過度に含有させると、強度上昇に伴う被削性の低下が著しくなり、また、製造コストも高くなる。特に、Crを1.25%を超えて、Niを0.60%を超えて、Moを0.40%を超えて含有させると、強度上昇に伴う被削性の低下と製造コストの上昇が著しくなる。
したがって、添加する場合のCr、Ni及びMoの含有量は、それぞれ、0.04〜1.25%、0.04〜0.60%、0.04〜0.40%とするのがよい。
なお、添加する場合の一層好ましいCr、Ni及びMoの含有量は、それぞれ、0.04〜0.50%、0.04〜0.20%、0.04〜0.30%である。
上記のCr、Ni及びMoは、いずれか1種のみ、或いは2種以上の複合で添加することができる。
上述の理由から、本発明(3)に係る低炭素快削鋼を、本発明(1)又は本発明(2)に係る低炭素快削鋼のFeの一部に代えて、質量%で、Cr:0.04〜1.25%、Ni:0.04〜0.60%及びMo:0.04〜0.40%のうちの1種以上を含有するものと規定した。
fn2:2.1以上
Teを含む本発明に係る低炭素快削鋼において、前記(2)式で表されるfn2の値が2.1以上の場合には、通常の伸線加工、例えば、断面減少率で10〜30%の伸線加工を施すことによって、アスペクト比の一層小さな粒状に近いMnSが得られ、被削性が更に良好になる。したがって、本発明(4)に係る低炭素快削鋼は、前記(2)式で表されるfn2の値が2.1以上を満たすものと規定した。
fn2の値は2.5以上とすることが更に一層好ましく、3.0以上とすれば極めて好ましい。
なお、前記(2)式で表されるfn2の値の上限は特に規定されるものではなく、既に述べたS含有量の上限値の0.63%、Te含有量の下限値の0.002%及びMn含有量の上限値の2.50%から算出される34であってもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。
表1に示す化学組成を有する鋼1〜21を180kg真空溶解炉によって溶製し、インゴットに鋳造した。表1中の鋼1〜3及び鋼6〜14は、化学組成が本発明(1)〜(3)で規定する範囲内にある本発明例の鋼である。一方、表1中の鋼4、鋼5及び鋼15〜21は本発明(1)で規定する条件から外れた比較例の鋼である。なお、比較例の鋼のうち鋼20は従来のPb快削鋼に相当する鋼であり、また、鋼21は従来のBi快削鋼に相当する鋼である。なお、表1においてTeを含有していない鋼については、「fn2」の値が「無限大」になってしまう。したがって、こうした鋼については、「fn2」欄を「∞」で示した。
Figure 0004507865
上記各鋼のインゴットの表層部から20mm内部に入った部位から、直径が10mmで平行部の長さが110mmの棒状試験片を採取し、熱間加工再現試験装置を用いて、大気中で1250℃に高周波加熱して5分間保持した後、100℃/分の速度で900℃まで冷却し、歪速度を10秒-1として900℃で高温引張試験を行い、熱間加工性を調査した。なお、上記棒状試験片の加熱領域は、長さ方向の中央部約20mmとし、高温引張試験後は直ちに急冷した。上記において、高温引張試験の温度として900℃を選定したのは、一般に低炭素快削鋼の場合には、900℃で高温引張の絞り値が極小点になるからである。
熱間加工性は上記の高温引張試験における絞り(%)で評価した。なお、熱間での延性が低く圧延不具合を生じやすい低炭素快削鋼として知られているBi快削鋼に相当する鋼21を用いた高温引張試験の絞り値である40%を熱間加工性の評価基準とした。
また、次に述べる方法で各鋼の被削性を調査し、更に、被削性に影響を及ぼすMnSのアスペクト比も測定した。
すなわち、各鋼のインゴットの残部を1300℃に加熱し、熱間鍛造を行って、直径40mmの丸棒を作製した。次いで、上記の各丸棒を900℃に加熱した後、1時間保持して焼ならし処理を施した。
このようにして得た直径40mmの丸棒を、表面の凹凸や焼ならしによる脱炭層を除去するためにピーリングして、直径31mmの丸棒に仕上げた。
また、鋼2、鋼7、鋼8及び鋼11については、上記直径31mmの丸棒の一部を用い、直径が28mmの丸棒に引抜き加工した。なお、この引抜き加工における断面減少率は18.4%である。
上記のようにして得た直径が31mmと28mmの丸棒を供試材として、「コーティングを施していない高速度工具鋼SKH4(JIS G 4403(2000))の旋削用チップ」を用いて、周速度:100m/min、送り量:0.05mm/rev.、切り込み深さ:0.5mm、湿式の条件で旋削を行い、切削開始から30分後のチップ逃げ面の平均摩耗量を測定して工具摩耗量とした。また、上記の30分旋削した後の被削材の表面のRmax(最大高さ)を測定した。
更に、上記直径が31mmと28mmの丸棒の各々について、R/2(但し、「R」は丸棒の半径である。)の部位での丸棒の長さ方向に平行な断面における倍率が400の光学顕微鏡写真を8枚撮影し、各MnSのアスペクト比を測定して、その平均値を各丸棒のMnSのアスペクト比とした。
なお、従来のPb快削鋼に相当する鋼20の直径31mmの丸棒を旋削した場合の工具摩耗量(265μm)とRmax(10.0μm)を、それぞれ、被削性における工具摩耗量とRmaxの評価基準とした。
表2に、上記の各試験結果をまとめて示す。
表2において、「L/W」はMnSのアスペクト比を示す。また、鋼2、鋼7、鋼8及び鋼11については、引抜き加工によってMnSのアスペクト比が小さくなったことを示すために、直径31mmの丸棒におけるMnSのアスペクト比と直径28mmの引抜き加工した丸棒におけるMnSのアスペクト比の差である「△L/W」の欄を設けた。
表2の「熱間絞り」欄の数値の横に示した「○」と「×」は、評価基準である絞り値40%との比較を定性的に示すもので、「○」は熱間加工性が「従来のBi快削鋼と同等以上」であることを、「×」は熱間加工性が「従来のBi快削鋼より劣る」ことを、それぞれ意味する。そして、数値の横の「#」は評価基準であることを意味する。
また、「工具摩耗量」欄の数値の横に示した「◎」、「○」及び「×」は、評価基準である265μmとの比較を定性的に示すもので、「◎」は被削性の評価としての工具摩耗量が「従来のPb快削鋼の半分未満と極めて少ない」ことを、「○」は工具摩耗量が「従来のPb快削鋼よりも少ない」ことを、「×」は工具摩耗量が「従来のPb快削鋼よりも多い」ことを、それぞれ意味する。そして、数値の横の「#」は評価基準であることを意味する。
更に、「Rmax」欄の数値の横に示した「◎」、「○」及び「×」は、評価基準である10.0μmとの比較を定性的に示すもので、「◎」は被削性の評価としてのRmaxが「従来のPb快削鋼の半分未満で表面が滑らか」なことを、「○」はRmaxが「従来のPb快削鋼よりも小さい」ことを、「×」はRmaxが「従来のPb快削鋼よりも大きく表面が粗い」ことを、それぞれ意味する。そして、数値の横の「#」は評価基準であることを意味する。
Figure 0004507865
表2から、鋼の化学組成が本発明(1)で規定する条件から外れた鋼4(試験番号5)、鋼16(試験番号20)及び鋼17(試験番号21)の場合、「熱間絞り」は評価基準の40%を下回っており、熱間加工性に劣ることが明らかである。
同様に、鋼の化学組成が本発明(1)で規定する条件から外れた鋼5(試験番号6)、鋼15(試験番号19)、鋼18(試験番号22)及び鋼19(試験番号23)の場合、「工具摩耗量」が評価基準の265μmを上回るとともに「Rmax」も評価基準の10.0μmを上回って、被削性に劣ることが明らかである。
これに対して、鋼の化学組成が本発明(1)〜(3)で規定する条件を満たす表1中の鋼1〜3及び鋼6〜14の場合には、熱間加工性及び被削性の双方において優れていることが明らかである。なお、上記の鋼1〜3及び鋼6〜14のうちでも、本発明(4)で規定する条件も満たす鋼2、鋼7及び鋼8を断面減少率を18.4%として引抜き加工を行った試験番号3、試験番号9及び試験番号11の場合には、MnSのアスペクト比が小さくなったため、工具摩耗量及びRmaxの定性的な評価は「◎」で、被削性が極めて優れていることが明らかである。
表3に示す化学組成を有する鋼22〜25を3t(トン)大気溶解炉によって溶製してインゴットに鋳造した。表3中の鋼22〜24は、化学組成が本発明で規定する範囲内にある本発明例の鋼である。一方、表3中の鋼25は、化学組成が本発明の規定から外れた従来のBi快削鋼に相当する鋼である。なお、なお、表3においてTeを含有していない鋼25については、「fn2」の値が「無限大」になってしまう。したがって、この鋼25については、「fn2」欄を「∞」で示した。
Figure 0004507865
次いで、上記の各インゴットを1300〜1350℃に加熱した後、分塊圧延して140mm角の鋼片とし、更に、均熱温度:1250℃±20℃、均熱時間:30〜40分、圧延仕上げ温度:1000℃±30℃の条件で実機での操業を想定した圧延実験を行い、直径5.5mmの線材に仕上げた。
このようにして得た直径5.5mmの線材の表面状態を目視観察して、ヘゲ疵及び割れの有無を調査した。その結果、鋼22〜24の場合、直径5.5mmのいずれの線材にもヘゲ疵及び割れはなく、鋼22〜24が実機での操業を想定した圧延実験においても良好な熱間加工性を有していることが確認できた。
一方、従来のBi快削鋼に相当する鋼25の場合、直径5.5mmの線材には微小なヘゲ疵が点在していた。
本発明の鋼はPbを含まない「地球環境に優しい快削鋼」であるにも拘わらず、従来のPb快削鋼よりも良好な被削性を有し、しかも、熱間加工性が従来のBi快削鋼よりも良好で割れやヘゲ疵を生じることがなく生産性に優れているので、強度をあまり必要としない軟質の小物部品の素材として用いることができる。
「S−Te複合快削鋼」に伸線加工を施すと、MnSが割れることによって、アスペクト比の一層小さい粒状に近いMnSが得られることを説明する模式図である。 Teを添加しない従来のPb快削鋼に伸線加工を施すことで分断されたMnSの形状を模式的に説明する図である。

Claims (4)

  1. 質量%で、C:0.03〜0.19%、Si:0.10%以下、Mn:1.00〜2.50%、P:0.01〜0.12%、S:0.26〜0.63%、Al:0.010%以下、N:0.0030〜0.0250%、O(酸素):0.005〜0.035%及びTe:0.002〜0.100%を含有し、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるfn1の値が4.0以上を満たすことを特徴とする低炭素快削鋼。
    fn1=Mn/S・・・(1)
    なお、(1)式中の元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
  2. 質量%で、C:0.03〜0.19%、Si:0.10%以下、Mn:1.20〜2.50%、P:0.01〜0.12%、S:0.26〜0.63%、Al:0.010%以下、N:0.0030〜0.0250%、O(酸素):0.005〜0.035%及びTe:0.010%を超えて0.100%以下を含有し、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるfn1の値が4.5以上を満たすことを特徴とする低炭素快削鋼。
    fn1=Mn/S・・・(1)
    なお、(1)式中の元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
  3. Feの一部に代えて、質量%で、Cr:0.04〜1.25%、Ni:0.04〜0.60%及びMo:0.04〜0.40%のうちの1種以上を含有する請求項1又は2に記載の低炭素快削鋼。
  4. 更に、下記(2)式で表されるfn2の値が2.1以上を満たす請求項1から3までのいずれかに記載の低炭素快削鋼。
    fn2=(S/10Te)+Mn・・・(2)
    なお、(2)式中の元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
JP2004352271A 2004-12-06 2004-12-06 低炭素快削鋼 Expired - Fee Related JP4507865B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352271A JP4507865B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 低炭素快削鋼
TW94142566A TWI282374B (en) 2004-12-06 2005-12-02 Low carbon free cutting steel
PCT/JP2005/022283 WO2006062053A1 (ja) 2004-12-06 2005-12-05 低炭素快削鋼
CNA2005800417131A CN101072891A (zh) 2004-12-06 2005-12-05 低碳快削钢
KR1020077012609A KR20070085739A (ko) 2004-12-06 2005-12-05 저탄소 쾌삭강

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352271A JP4507865B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 低炭素快削鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006161087A JP2006161087A (ja) 2006-06-22
JP4507865B2 true JP4507865B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=36577880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004352271A Expired - Fee Related JP4507865B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 低炭素快削鋼

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP4507865B2 (ja)
KR (1) KR20070085739A (ja)
CN (1) CN101072891A (ja)
TW (1) TWI282374B (ja)
WO (1) WO2006062053A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5319169B2 (ja) * 2008-06-10 2013-10-16 秋山精鋼株式会社 鋼材の製造方法及び鋼製部品の製造方法
KR101187942B1 (ko) 2010-07-19 2012-10-04 주식회사 포스코 절삭성이 우수한 저탄소 무연 쾌삭강 선재
TWI663266B (zh) * 2017-02-28 2019-06-21 日商杰富意鋼鐵股份有限公司 切削加工用線材
CN111441004A (zh) * 2020-05-19 2020-07-24 首钢贵阳特殊钢有限责任公司 一种硫-铅-铋-碲复合系易切削钢

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0132302B2 (ja) * 1979-04-10 1989-06-30 Daido Steel Co Ltd
JPH07173573A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Kobe Steel Ltd 超硬工具による被削性と内部品質にすぐれる快削鋼
JP2740982B2 (ja) * 1990-02-28 1998-04-15 株式会社神戸製鋼所 切削仕上面精度のよい快削綱及びその製造方法
JP2003253390A (ja) * 2002-03-07 2003-09-10 Kobe Steel Ltd 低炭素硫黄系快削鋼線材およびその製造方法
JP2004018925A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Nippon Steel Corp 被削性に優れた鋼

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0132302B2 (ja) * 1979-04-10 1989-06-30 Daido Steel Co Ltd
JP2740982B2 (ja) * 1990-02-28 1998-04-15 株式会社神戸製鋼所 切削仕上面精度のよい快削綱及びその製造方法
JPH07173573A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Kobe Steel Ltd 超硬工具による被削性と内部品質にすぐれる快削鋼
JP2003253390A (ja) * 2002-03-07 2003-09-10 Kobe Steel Ltd 低炭素硫黄系快削鋼線材およびその製造方法
JP2004018925A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Nippon Steel Corp 被削性に優れた鋼

Also Published As

Publication number Publication date
CN101072891A (zh) 2007-11-14
TW200626732A (en) 2006-08-01
KR20070085739A (ko) 2007-08-27
TWI282374B (en) 2007-06-11
JP2006161087A (ja) 2006-06-22
WO2006062053A1 (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8142577B2 (en) High strength wire rod excellent in drawability and method of producing same
JP3440937B2 (ja) 鋼線材及び鋼線材用鋼の製造方法
JP5157230B2 (ja) 伸線加工性の優れた高炭素鋼線材
JP6728455B1 (ja) 溶接性および表面性状に優れる高耐食Ni−Cr−Mo鋼とその製造方法
JP4363403B2 (ja) 耐hic性に優れたラインパイプ用鋼材及びその鋼材を用いて製造されるラインパイプ
JP5874864B1 (ja) プラズマ溶接用フェライト系ステンレス鋼板およびその溶接方法
EP3034643A1 (en) Electric-resistance-welded steel pipe with excellent weld quality and method for producing same
JP6652019B2 (ja) 高周波焼入用の機械構造用鋼及び高周波焼入鋼部品
JP4646850B2 (ja) 耐カッピー断線性に優れた高炭素鋼線材
WO2015146174A1 (ja) 高炭素熱延鋼板およびその製造方法
WO2018117157A1 (ja) 線材
JP2010007092A (ja) 軸受鋼鋼材およびその製造方法
JP5418544B2 (ja) 高強度、高疲労強度の薄鋼帯板と無端状鋼帯及びその製造方法
JP4507865B2 (ja) 低炭素快削鋼
JP2005230906A (ja) ガスシールドアーク溶接方法
JP4234481B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用溶接ワイヤ
JP5954484B2 (ja) 鉛快削鋼
JP6652021B2 (ja) 熱間鍛造用鋼及び熱間鍛造品
JP2018165403A (ja) 低サイクル疲労強度および被削性に優れた浸炭用鋼材および浸炭部品
JPWO2017069064A1 (ja) 機械構造用鋼及び高周波焼入鋼部品
JP3255611B2 (ja) 穴明け加工性に優れた快削鋼棒線材及びその製造方法
JP5385661B2 (ja) 衝撃変形抵抗が改善された鋼
CN111542634A (zh) 药芯焊丝用冷轧钢板及其制造方法
JP4176617B2 (ja) 熱間加工性に優れたs含有オーステナイト系ステンレス鋼
JP7001143B2 (ja) Ni含有鋼の連続鋳造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4507865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees