JP4507765B2 - プログラム、中継装置制御方法、無線通信装置制御方法及びシステム - Google Patents

プログラム、中継装置制御方法、無線通信装置制御方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、端末の移動に伴い固定設置されている最適なアクセスポイントと接続するプログラム、中継装置制御方法、無線通信装置制御方法及びシステムに関し、特に複数のアクセスポイントの重複した通信可能範囲に端末が位置した場合に最も通信条件のよいアクセスポイントに接続切替するプログラム、中継装置制御方法、無線通信装置制御方法及びシステムに関する。
従来、有線ケーブルを使用しないLANとして無線LANが知られており、IEEE802.11準拠の無線LANが普及している。IEEE802.11準拠の現行の無線LANには、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11aの3つの規格がある。
IEEE802.11bは2.4GHz帯の電波を利用し、通信方式としてはスペクトラム拡散通信方式を使用し、最大転送スピード11Mbpsを実現している。IEEE802.11gは同じく2.4GHz帯の電波を使用し、通信方式としては直交周波数多重分割方を使用して最大転送スピード54Mbpsを実現している。更に、IEEE802.11aは5GHz帯の電波を利用し、通信方式としては直交周波数多重分割方式使用して最大転送スピード54Mbpsを実現している。
このような無線LANにあっては、有線LANにアクセスポイントを介して無線LANを接続するインフラストラクチャーモードで使用する場合、ローミング技術が極めて重要である。ローミングとは、端末が現在接続しているアクセスポイントの通信範囲から他のアクセスポイントの通信範囲内に移動して接続を切替える動作のことである。
図16に従来の無線LANの基本的な構成例を示す。無線LANのアクセスポイント100−1、100−は、設置場所を漏れなくカバーできるように配置された通信可能範囲104−1、104−2をもち、アクセスポイント100−1、100−2には通信を行う周波数チャネルが予め設定される。使用可能な周波数チャネルは各国毎に決められており、日本では以下の通りである。
Figure 0004507765
図16では、アクセスポイント100−1に端末102−1、102−2、102−3が接続され、アクセスポイント100−2には端末102−4、102−5が接続され、各端末102−1〜102−5は現在位置している通信可能範囲104−1、104−2のエリア内で通信を行う。
アクセスポイント100−1、100−2には互いの通信が干渉しないように異なる周波数チャネルが設定される。これは無線LANの通信方式であるCSMA/CA(Carrier Sence Multiple Access with Collision Avoddance 搬送波検出衝突回避)では、通信を開始する時に他のアクセスポイント及び端末が通信を行っていないことを確認するため、一定時間の無通信時間を検出してから通信を行う。このため、近隣に同じチャネルを使用したアクセスポイントまたは端末が存在すると、それらが互いの通信の妨げになるため、異なるチャネルを設定し干渉の発生を防ぐ運用方法が取られる。
図16において端末102−2を例にとって、どのようにしてアクセスポイントに接続し通信が開始されるかを説明する。無線LANにおける通信開始動作は、アクセスポイント検索動作とアソシエーション動作により行われる。
(アクセスポイント検索動作)
先ず端末102−2は電源がオンとなった時に近隣に接続可能なアクセスポイントが存在するかどうかの検索を行うプローブ要求パケットを送信する。プローブ要求パケットは端末102−2が使用可能な全てのチャネルに対して送信される。これはアクセスポイントがどのチャネルに設定されているのかは端末には事前には分からないためである。
アクセスポイント100−1及びアクセスポイント100−2はそれぞれ異なるチャネルを使用しているが、端末102−2からのプローブ要求パケットが全チャネルを使用して送信されるため、自分のチャネルのプローブ要求パケットを受信する。その後、アクセスポイント100−1及びアクセスポイント100−2は端末102−2への応答として、端末102−2との接続が可能であることを示すプローブ応答パケットを返信する。
アクセスポイント100−1、100−2からのプローブ応答パケットを受信した端末102−2はアクセスポイント100−1、100−2のとどちらに接続するかを決定する。この決定のアルゴリズムは機器ごとに異なる。
(アソシエーション動作)
端末102−2は、接続するアクセスポイントとして例えばアクセスポイント100−1を決定すると、アクセスポイント100−1に対して接続の許可を求めるアソシエーション要求パケットを送信する。端末102−2からのアソシエーション要求パケットを受信したアクセスポイント100−1は、内部のアソシエーションテーブルに接続を許可する端末を登録する。
アソシエーションテーブルとはアクセスポイント100−1が接続を許可した端末の情報を格納しておく管理テーブルであり、アクセスポイント内部に保持される。アソシエーションテーブルに対する端末102−2の登録が済むと、アクセスポイント100−1は端末102−2に対して接続許可をアソシエーション応答パケットにより通知し、アソシエーション動作は完了する。その後、端末102−2はアクセスポイント100−1との通信を行う。
(ローミング動作)
次に図16の構成の無線LANで、端末102−2がローミングを行う際の動作を説明する。図17に端末102−2が最初に登録されていたアクセスポイント100−1の通信可能範囲104−1から移動し、アクセスポイント100−2の通信可能範囲104−2で接続を再開するまでの動作を示す。
まず端末102−2''は移動を行い、端末102−2'のようにアクセスポイント100−1の通信可能範囲104−1の外に移動したとする。ここで端末102−2'は接続していたアクセスポイント100−1との通信が不可となったため、新たなアクセスポイントを検索する動作を行う。この動作は図16で説明したアクセスポイント検索動作と同じであるが、この場所では通信可能なアクセスポイントが存在しないため、プローブ応答パケットが返信されるまでプローブ要求パケットの送信を繰り返す。
引き続き端末102−2は移動を継続し、アクセスポイント100−2の通信可能範囲104−2内に到達する。端末102−2からのプローブ要求パケットは引き続き送信が行われ、この時点でアクセスポイント100−2が存在するため、プローブ要求パケットを受信したアクセスポイント100−2がプローブ応答パケットを返信し、端末102−2はアクセスポイント100−2と接続することを決定し、アクセスポイント検索動作が完了する。
この時点では、端末102−2は次に接続するべきアクセスポイント100−2は決定したが、前に接続していたアクセスポイント100−1のアソシエーションテーブルは変更されず、端末102−2を登録した内容のままであるため、端末102−2はまだ通信を行うことができない。
そのためアクセスポイント100−1、100−2のアソシエーションテーブルを更新するために、リアソシエーション動作を行う。リアソシエーション動作は、新たに接続するアクセスポイント100−2のアソシエーションテーブルの作成とともに、以前接続していたアクセスポイント100−1のアソシエーションテーブルから移動した端末の登録を削除するための処理も行う。
リアソシエーション動作を説明する。端末102−2は新たにアクセスポイント100−2に接続の登録を行うためのリアソシエーション要求パケットを送信する。リアソシエーション要求パケットには、今まで接続していたアクセスポイント100−1の情報である切替え元アクセスポイント情報が含まれている。
端末102−2からのリアソシエーション要求パケットを受信したアクセスポイント100−2は、自身のアソシエーションテーブルに端末102−2を追加登録すると共に、今まで端末102−2が接続していたアクセスポイント100−1に対して、アソシエーションテーブルから端末102−2を削除すること有線LAN106経由で指示する。アクセスポイント100−1はアクセスポイント100−2からの端末102−2のアソシエーションテーブルからの削除指示を受けて自身のアソシエーションテーブルから端末102−2を削除する。
アクセスポイント100−2はリアソシエーション動作が完了したことを端末102−2にリアソシエーション応答パケットを送信することにより通知する。端末102−2はリアソシエーション応答パケットを受信しリアソシエーション動作が完了する。以上でローミング動作は完了し、以降端末102−2はアクセスポイント100−2に対して通信を行う。
特開平09−083545
しかしながら、このような従来の無線LANにおけるローミングにあっては次の問題がある。
図18は従来のローミング動作では問題の起こるケースを示している。この無線LANの構成にあっては、アクセスポイント100−1、100−2の通信可能範囲104−11、104−12は重なりが大きくなっている。この環境はアクセスポイント100−1、100−2の送信電力及び受信感度が高く通信範囲が大きくなっている場合や、アクセスポイント100−1、100−2同士の位置が近い場合等に起こりうる。
アクセスポイント100−1、100−2のアソシエーション状況は図16と同等であり、アソシエーションテーブルも同じである。なお、端末102−2は最初は102−2’の位置にある。この状態で端末102−2がアクセスポイント100−2の近くへ移動したとするが、依然としてアクセスポイント100−1の通信可能範囲104−11内であるためローミング動作は行わず、引き続きアクセスポイント100−1との通信を行う。
ここで、端末102−2の位置関係をみると距離的にはアクセスポイント100−2に近いにも関わらず通信はアクセスポイント100−1と行われる。この場合の問題として無線LANの通信品質は距離に多大な影響を受けることにある。
距離が近い場合は他の電波や障害物の影響を受けにくく性能も良いが、距離が遠い場合はその逆となり性能が悪化する。そのため、図18のように端末102−2が他のアクセスポイント100−2の近くに移動した場合は、その場所が現在接続しているアクセスポイント100−1の通信可能範囲104−1内であっても、近くのアクセスポイント100−2と通信するの方が性能の向上につながる。しかし、従来のローミング動作ではこれは不可能である。
このように従来のローミング動作では、近くに通信品質の良いアクセスポイントが存在するにも関わらず、その切替えが不可能であり通信品質の劣るアクセスポイントとしか通信することができなかった。
また特許文献1の無線LANのローミング方式は、隣接するアクセスポイントのチャネル(通信周波数)が全て同一であることが前提となっている。これは特許文献1の端末はアクセスポイントの検出をビーコンを受信することにより行っている。ビーコンはアクセスポイントから端末に対し定期的に送信されるパケットであり、予めアクセスポイントに設定されたチャネルで送信される。
端末は通信中に複数のアクセスポイントからのビーコンを受信して電波の強度を測定しているが、これは全てのアクセスポイントが同じ周波数チャネルを使用しているから可能な方法であり、もしアクセスポイント毎に異なる周波数チャネルが設定されている場合は、隣接するアクセスポイントのビーコンを端末が受信することは不可能であり、図16乃至図18のようにアクセスポイント毎にことなる周波数チャネルを設定している無線LANでは、特許文献1によるローミング動作はできない。
本発明は、隣接するアクセスポイントに異なるチャネルが設定されている場合でも、最適な通信品質が得られるアクセスポイントに端末の接続を切り替えるローミングを可能とするプログラム、中継装置制御方法、無線通信装置制御方法及びシステムを提供することを目的とする。
図1は本発明の原理説明図である。
(中継装置用プログラム)
本発明は、無線LANのローミングのためのプログラムを提供する。本発明のプログラムは、無線ネットワークにおける端末12として機能する無線通信装置による無線通信を中継するアクセスポイント10として機能する中継装置に、
無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出ステップと、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置からの受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、無線通信装置に対する接続許可を取り消して他の中継装置への切替えを通知する切替指示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、無線通信装置は中継装置に設定する全チャネルを使用して通信接続可能である。
検出ステップは、
無線通信装置から送信された確認情報を受信して受信レベル値を検出し、
接続許可を通知している無線通信装置からの確認情報の場合は受信レベル値を管理テーブル70−1に登録し、
接続許可を通知していない無線通信装置からの確認情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に有線ネットワークを経由して受信レベル値を通知し、
更に有線ネットワークを経由して他の中継装置から通知された受信レベル値を管理テーブル60−1に登録し、
切替指示ステップは、
管理テーブ60−1に登録された自己の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を超えた場合、管理テーブル60−1から無線通信装置の識別情報を削除することにより接続許可を取り消して他の中継装置への切替えを前記無線通信装置に通知する通知情報を送信する、
ことを特徴とする。
本発明のプログラムは、検出ステップ及び切替指示ステップに先立ち、中継装置に、
無線通信装置の電源投入に伴い通信可能な中継装置を検索する要求情報を受信した際に、通信可能を示す応答情報を送信する検索応答ステップと、
無線通信装置から接続許可を求める要求情報を受信した際に、管理テーブル60−1に無線通信装置の識別情報を登録して接続許可を示す応答情報を送信する応答ステップと、
を実行させる。また無線通信装置は定期的に測定情報を送信する。
(無線LAN用端末プログラム)
本発明は、端末12として機能する無線通信装置で実行されるプログラムを提供する。
本発明のプログラムは、複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの無線通信装置に、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信ステップと、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御ステップと、
を実行させることを特徴とする。
ここで、中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続可能である。
また本発明のプログラムにおいて、
送信ステップは、電源投入時の検索動作により通信可能な中継装置の識別情報とチャネルを登録したリスト70−1を有し、リスト70−1に登録された中継装置に対し受信レベル値を検出するための確認情報を送信し、
切替制御ステップは、接続許可通知を受けている中継装置から次に接続する中継装置への切替通知を受けた際に、次の接続先の中継装置に通信接続を要求する要求情報を送信して接続許可を示す応答情報を受信することにより、次の中継装置への通信接続に切替える。
本発明のプログラムは、送信ステップ及び切替制御ステップに先立ち、
無線通信装置の電源投入時に複数の中継装置に設定されている全チャネルにより使用許可を求める要求情報を送信し、中継装置から通信可能を示す応答情報を受信した際にリスト70−1に中継装置の識別情報とチャネルを登録する検索ステップと、
応答情報を送信した複数の中継装置の中から特定の中継装置を選択して接続許可を求める要求情報を送信し、送信先の中継装置から接続許可を示す応答情報を受信して通信接続動作を開始する要求ステップと、
を実行させる。
(中継装置制御方法)
本発明は、無線通信装置の移動に伴い複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの中継装置制御方法を提供する。本発明の中継装置制御方法は、
無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出ステップと、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して他の中継装置への切替えを通知する切替指示ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(無線通信装置制御方法)
本発明は、複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの無線通信装置制御方法を提供する。本発明の無線通信装置制御方法は、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信ステップと、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御ステップと、通信装置制御方法。
(システム)
本発明は、無線通信装置の移動に伴い複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続するシステムを提供する。本発明のシステムに於いて、
中継装置は、
無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出部(受信レベル検出部62)と、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示部(アクセスポイント切替指示部64)と、
を備え、
無線通信装置は、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信部(測定パケット送信部72)と、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、
次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御部(アクセスポイント切替制御部72)と、
を備えたことを特徴とする。
(中継装置)
本発明は、無線ネットワークの中継装置を提供する。本発明の中継装置は、
無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出部と、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、無線通信装置に対する接続許可を取り消して次の中継装置への切替えを通知する切替指示部と、
を備えたことを特徴とする。
(無線通信装置)
本発明は、複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの無線通信装置を提供する。本発明の無線通信装置は、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信部と、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御部と、
を備えたことを特徴とする。
なお、本発明のアクセスポイント制御方法、端末制御方法、システム、アクセスポイント及び端末の詳細は、本発明の中継装置及び無線通信装置のプログラムの場合と基本的に同じになる。
本発明によれば、通信可能範囲が大きく重なり且つ異なるチャネルが設定された中継装置としてのアクセスポイントを配置した無線LANの構成環境であっても、無線通信装置として機能する無線端末は一定時間毎に受信レベル確認パケットを送信して通信可能なアクセスポイントでの受信レベルを検出して現在接続中のアクセスポイントに集めて比較することにより、端末の移動に伴う各アクセスポイントの受信レベル値の大小関係をリアルタイムで把握でき、自己の受信レベル値より他のアクセスポイントの受信レベル値が大きくなった場合には、そのアクセスポイントに端末の接続を切り替えるローミング動作が行わる。
このため複数のアクセスポイントの重複する通信可能範囲に端末が位置しても、常に最も近いアクセスポイントに切り替わるローミング動作が行われ、アクセスポイントとの通信距離を常に最短距離に保つことで高い通信品質を確保することができる。
またアクセスポイントにおける受信レベルによって最適なアクセスポイントを判断しているため、例えば通信距離が近くても障害物などにより通信条件が悪いアクセスポイントを回避でき、常に最も通信品質の良いアクセスポイントとの接続を維持するローミングができ、無線LANの通信品質を向上できる。
図2は、本発明のローミング処理が適用される無線LANシステムの説明図である。なお、以下の実施形態における構成要件と請求項の構成要件との間には次の対応関係がある。即ち、LAN又はLAN回線は請求項の「ネットワーク」に対応し、アクセスポイントは「中継装置」に対応し、端末は「無線通信装置」に対応し、パケットは「情報」に対応し、アソシエーションテーブルは「管理テーブル」に対応し、アクセスポイントリストは「リスト」に対応する。また必要に応じて括弧内に請求項との対応を示す。
図2において、無線LANシステムには例えばアクセスポイント10−1、10−2が固定的に設置されており、アクセスポイント10−1の通信可能範囲14−1とアクセスポイント10−2の通信可能範囲14−2は大きく重複している。またアクセスポイント10−1、10−2は有線LAN16に接続されている。
アクセスポイント10−1、10−2の通信可能エリア14−1、14−2は端末12−1〜12−5が存在している。そのうち端末12−1、12−2、12−3はアクセスポイント10−1と無線LANにより接続されて通信を行なっており、一方、端末12−4、12−5はアクセスポイント10−2に無線LANにより接続されて通信を行なっている場合を例にとっている。
ここでアクセスポイント10−1とアクセスポイント10−2は異なるチャネル設定が行なわれており、例えばアクセスポイント10−1にはチャネルCH1が設定され、アクセスポイント10−2にはチャネルCH2が設定されている。一方、端末12−2〜12−4はアクセスポイント側に設定可能な全チャネル例えばIEEE802.11aであればCH1、CH2、CH3、CH4の4チャネルの全てを使用することができる。
図3は、図2のアクセスポイント10−1の装置構成のブロック図である。図3において、アクセスポイント10−1にはプロセッサ18が設けられ、プロセッサ18に対してはバス20を介してRAM22、ROM24、無線LANコントローラ26、有線LANコントローラ34が接続されている。
無線LANコントローラ26にはアンテナ切替部28を介してコネクタ30−1、30−2によってアンテナ32−1、32−2が接続されている。また有線コントローラ34はコネクタ36を介して有線LAN16に接続される。
無線LANコントローラ26は本発明のローミング処理に必要なアクセスポイント側の処理機能を備えている。また無線LANコントローラ26はIEEE802.11に準拠して無線LAN物理層、無線LANMAC層、上位層を構築し、CSMA/CA(搬送波検出衝突回避)に従った無線通信を行なっている。
アクセスポイント10−1は無線LANによりその通信可能範囲に存在する例えば端末12−1、12−1間の中継または端末12−1、12−1と有線LAN16側に接続されている端末(図示)との中継を行なう。
この無線LANにおいて電波にのせる信号は有線イーサネットのイーサネットフレームに近似したもので、通常MACフレームと呼ばれており、有線のイーサネットフレームに無線特有の情報を付加したフレーム構成をもっている。MACフレームはそのヘッダーに送信元と相手先のネットワークアダプターが持つMACアドレスが記載されている。
アクセスポイント10−1の中継動作は無線LANコントローラ26で受け取ったイーサネットフレームの宛先MACアドレスを見て相手が無線LAN上にあれば無線イーサネットフレームにパケットを入れなおして中継する。また相手が有線LAN16上にあれば有線イーサネットフレームにパケットを入れなおして中継する。
図4は、図2の端末12−1の装置構成のブロック図であり、端末装置としてパーソナルコンピュータを例にとっている。図4の端末装置12−1にはプロセッサ38が設けられ、プロセッサ38に対してバスを介してRAM40、ROM42、ハードディスクドライブ(HDD)44、表示部45、操作部46が設けられ、更にカードスロットル49に対し無線LANカード48が装着されている。
無線LANカード48は無線LANコントローラ50、アンテナ切替部52、コネクタ54−1、54−2を介して、アンテナ55−1、55−2を備えている。この無線LANカード48の無線LANコントローラ50には本発明のローミング処理に必要な端末側の機能が設けられている。
図5は、本発明によるアクセスポイントと端末の機能構成のブロック図であり、アクセスポイント10−1と端末12−1を例にとって示している。図5において、アクセスポイント10−1の無線LANコントローラ26には本発明によるローミング処理を実現するためのアクセスポイント側の機能として、アクセスポイント検索応答部(検索応答部)56、アソシエーション応答部(応答部)58、アソシエーションテーブル60、受信レベル検出部(検出部)62及びアクセスポイント切替指示部(切替指示部)64が設けられている。
このうちアクセスポイント検索応答部50とアソシエーション応答部58は、図16に示した従来のアクセスポイントにおけるアクセスポイント検索動作とこれに基づくアソシエーション動作を行なうもので、このため本発明のローミング処理でアクセスポイント側で必要な処理機能は受信レベル検出部62とアクセスポイント切替指示部64が扱うことになる。
一方、端末12−1の無線LANコントローラ50にはアクセスポイント検索部(検索部)66、アソシエーション要求部(要求部)68、アクセスポイントリスト70、測定パケット送信部(送信部)72及びアクセスポイント切替制御部(切替制御部)74が設けられている。
このうちアクセスポイント検索部66及びアソシエーション要求部68は図16に示した従来のアクセスポイント検索動作とアソシエーション動作の端末側の処理機能を実現しており、このため本発明のローミング処理の端末側の機能は測定パケット送信部72とアクセスポイント切替制御部74が扱うことになる。
ここでアクセスポイント10−1側の機能を説明すると次のようになる。アクセスポイント検索応答部56は、端末12−1の電源投入に伴い、通信可能なアクセスポイントを検索するプロープ要求パケットを受信した際に、通信可能を示すプロープ応答パケットを送信する。
アソシエーション応答部58は、端末12−1から接続許可を求めるアソシエーション要求パケットを受信した際に、管理テーブルとして機能するアソシエーションテーブル60に端末名を登録した後、接続許可を示すアソシエーション応答パケットを送信する。
受信レベル検出部62は、端末12−1から定期的に送信された受信レベル確認パケット(測定パケット)を受信して受信レベルを検出し、アソシエーションテーブル60に登録して接続許可を通知している端末からの受信レベル確認パケットの場合は検出した受信レベル値をアソシエーションテーブル60に登録する。
また受信レベル検出部62は、接続許可を通知していない端末からの受信レベル確認パケットの場合は、接続許可を通知している他のアクセスポイントに有線LAN16を経由して受信レベル値を受信レベル通知パケットにより通知する。更に有線LAN16を介して他のアクセスポイントから受信レベル通知パケットを受信した際に受信された受信レベルをアソシエーションテーブル60に登録する。
アクセスポイント切替指示部64は、アソシエーションテーブル60に登録された自己の受信レベル値と他のアクセスポイントから通知された受信レベル値を比較し、他のアクセスポイントの受信レベル値が自己の受信レベル値を超えた場合、アクセスポイントの切替えが必要と判断し、アソシエーションテーブル60から現在接続中の端末名を削除することにより接続許可を取り消して、次に接続するアクセスポイントの切替を端末に通知するディスアソシエーション通知パケットを送信する。
また端末12−1の機能を説明すると次のようになる。アクセスポイント検索部66は、電源投入時に複数のアクセスポイントに設定されている全チャネルにより使用許可を求めるプロープ要求パケットを送信し、アクセスポイントから通信許可を示すプロープ応答パケットを受信した際にアクセスポイントリスト70にアクセスポイント名とチャネルを登録する。
アソシエーション要求部68は、プロープ応答パケットを受信した複数のアクセスポイントの中から、即ちアクセスポイント検索部66によりアクセスポイントリスト70に登録されたアクセスポイントの中から特定のアクセスポイントを決定して接続許可を求めるアソシエーション要求パケットを送信し、送信先のアクセスポイントから接続許可を示すアソシエーション応答パケットを受信して通信接続動作を開始する。
測定パケット送信部72は、アクセスポイントリスト70に登録された通信可能なアクセスポイントに対し、一定時間ごとに受信レベル値を検出するための受信レベル確認パケット(測定パケット)を送信する。
アクセスポイント切替制御部74は、接続許可を受けているアクセスポイントから次に接続するアクセスポイントへの切替通知であるディスアソシエーション通知パケットを受信した際に、次のアクセスポイントに通信接続を要求するリアソシエーション要求パケットを送信し、接続許可を示すリアソシエーション応答パケットを受信することにより次のアクセスポイントの通信接続に切り替えるローミングを行なう。
図6は、図2の状態から端末12−2が移動してアクセスポイント10−1の接続からアクセスポイント10−2の接続に切り替えるローミング動作が行なわれる場合の説明図である。以下の説明にあっては図2及び図6の端末12−2の移動を例にとって本発明によるローミング処理を説明する。
図7は、図2の端末12−2に設けているアクセスポイントリスト70の説明図である。図2の端末12−2にあっては電源投入に伴うプロープパケットのチャネル1及びチャネル2を使用した送信により、アクセスポイント10−1、10−2からプローブ応答パケットを受信しており、これに伴い図7のアクセスポイントリスト70はアクセスポイント10−1、10−2のアクセスポイント名「AP10−1、AP10−2」とそれぞれのチャネル番号CH1、CH2が登録されている。
図8は、図2のアクセスポイント10−1に設けたアソシエーションテーブルの説明図である。図8(A)はアクセスポイント10−1のアソシエーションテーブル60−1の基本的な構造である。
アソシエーションテーブル60−1には、端末名としてアクセスポイント検索動作及びアソシエーション動作を通じて通信許可を行なった端末12−1、12−2、12−3の端末名DE12−1、DE12−2、DE12−3が登録され、更に端末12−1〜12−3のそれぞれから受信レベル確認パケットを送信して、これを受信したことにより検出されたアクセスポイント10−1自身における自己の受信レベル値RL11、RL21、RL31を格納している。
また端末12−1〜12−3からチャネルCH2を使用した受信レベル確認パケットの送信でアクセスポイント10−2で受信して通知された受信レベル値としてRL21、RL22、RL32を登録している。
この図8(A)のアソシエーションテーブル60−1の図2の状態における具体的な登録内容は、例えば図8(B)のアソシエーションテーブル60−11のようになる。
ここで図2における端末12−1〜12−5から受信レベル確認パケットをアクセスポイント10−1、10−2に送信した場合の受信レベル値と距離の関係を説明すると図9のようになる。
図9(A)は、図2のアクセスポイント10−1、10−2における端末との距離(L)を横軸にとり、各距離で端末から送信した受信レベル確認パケットを受信した時の受信レベル値(R)を縦軸にとってその特性を示している。尚、距離は1Lを1単位として1〜11の数字で示し、また受信レベル値は1Rを1単位として示している。
この端末からの受信レベル確認パケットをアクセスポイントで受信する場合の距離に対する受信レベル値の関係は、特性直線88に示すように、距離に反比例して受信レベル値が変化する関係になる。即ち距離が近いほど受信レベル値が大きく、距離が遠くなるほど受信レベル値が低くなる関係になる。
このため本発明のアクセスポイントにおいて端末から送信された受信レベル確認パケットの受信レベル値を検出することで、アクセスポイントは端末までの距離を推定することができる。
図9(B)は、図2のアクセスポイント10−1で端末12−1〜12−5のそれぞれから受信レベル確認パケットを受信した時の受信レベル値と実際の距離の関係を一覧で示した距離対応テーブル90−1である。また図9(C)は図2のアクセスポイント10−2について端末12−1〜12−5から受信レベル確認パケットを受信した場合の受信レベル値と距離の関係を示した距離対応テーブル90−2の説明図である。
この距離対応テーブル90−1、90−2から明らかなように、距離と受信レベル値との間には、図9(A)の特性直線88に示した距離が近いほど受信レベルが大きく、距離が遠くなるほど受信レベルが小さくなる対応関係が明らかである。
図8(B)のアクセスポイント10−1のアソシエーションテーブル60−11には、接続を許可している端末12−1、12−2、12−3からの受信レベル確認パケットを受信して検出された自己の受信レベル値として図9(B)の距離対応テーブル90−1に示す端末名DE12−1〜12−3の受信レベル値9R、9R、7Rが検出値として格納されている。
またアソシエーションテーブル60−11のアクセスポイント10−2で受信して通知されたAP10−2の受信レベル値として図9(C)の距離対応テーブル90−2の端末命DE12−1〜12−3で得られている受信レベル値0R、4R、6Rが登録されている。
図10は、図2のアクセスポイント10−2に設けたアソシエーションテーブル60−2の説明図であり、図10(A)が基本的な登録内容であり、図10(B)が図2の状態における具体的な受信レベル値の登録例である。
このアクセスポイント10−2のアソシエーションテーブル60−2についても図10(A)の基本内容については図2の端末12−4、12−5との間のアクセスポイント検索動作及びアソシエーション動作を通じて通信許可を出す際に端末名DE12−4、DE12−5が登録されており、端末12−4、12−5からの受信レベル確認パケットの受信レベル値である自己の受信レベル値として、RL42、RL52が登録され、更に端末12−4、12−5からアクセスポイント10−1に対する受信レベル確認パケットの送信で検出されて通知されたAP10−1の受信レベル値としてRL41、RL51が登録されている。
この図10(A)のアソシエーションテーブル60−2の具体的な内容は、図2の場合には、図9(A)(B)(C)に示した距離対応テーブル90−1、90−2の内容から図10(B)のアソシエーションテーブル60−21に示すように、端末名DE12−4、DE12−5について自己の受信レベル値は4R、9Rであり、アクセスポイント10−1から通知されたAP10−1の受信レベル値は0R、4Rとなっている。
この図8(B)に示したアクセスポイント10−1のアソシエーションテーブル60−11及び図10(B)に示したアクセスポイント10−2のアソシエーションテーブル60−21の内容は図6に示したように、端末12−2がアクセスポイント10−1から離れてアクセスポイント10−2に近い位置に移動した場合、例えば図8(C)のアソシエーションテーブル60−12のように受信レベル値が変化する。
アソシエーションテーブル60−12において、端末12−2の端末名DE12−2に対応した自己の受信レベル値は端末12−2がアクセスポイント10−1から遠ざかることでそれまでの受信レベル値9Rから5Rに低下し、一方アクセスポイント10−2から通知されたAP10−2の受信レベル値はそれまでの4Rから9Rに増加している。
このようなアクセスポイント10−1のアソシエーションテーブル60−12の端末名DE12−2の関係、即ち他のアクセスポイント10−2の受信レベル値が自己の受信レベル値より大きくなった場合、この関係を比較判別してそれまで接続許可を行なっていたアクセスポイント10−1は次のアクセスポイント10−2への切替が必要と判断し、アソシエーションテーブルから端末12−2の端末名DE12−2を削除して接続許可を取り消し、次のアクセスポイント10−2に端末12−2を接続させるため次のアクセスポイント10−2を内容に示したディスアソシエーション通知パケットを移動した端末12−2に送信する。
アクセスポイント10−1からのディスアソシエーション通知パケットを受信した端末12−2は、アクセスポイント10−2の通信接続が終了したことを確認し、パケット内容で得られた次のアクセスポイントであるアクセスポイント10−2に対し通信接続を要求するためのリアソシエーション要求パケットを送信する。
このリアソシエーション要求パケットに対し、アクセスポイント10−2は図10(C)のアソシエーションテーブル60−22に示すように端末12−2の端末名DE12−2を登録した後、リアソシエーション応答パケットを送信して端末12−2に接続を許可する。
図10(C)の端末12−2の端末名DE12−2を登録した段階の受信レベル値は、ディフォルトの0Rであるが、その後、接続を許可した端末12−2からの受信レベル確認パケットの受信で受信レベル値が検出されると、例えば自己の受信レベル値は9Rが登録され、前に接続していたアクセスポイント10−1から通知されたAP10−1の受信レベル値として5Rが登録されることになる。
一方、端末12−2を前に接続していたアクセスポイント10−1のアソシエーションテーブルは、図8(D)のように端末12−2の端末名DE12−2が削除された状態となる。
図11及び図12は、図2の状態から図6のように端末12−2が移動した場合の本発明によるローミング動作のタイムチャートである。
図11において、まず端末12−2が図2の位置で電源投入により動作を開始すると、ステップS1でチャネルCH1〜CH4の全チャネルを使用してプローブパケットを送信する。このプローブパケットの送信に対し、アクセスポイント10−1はチャネルCH1のプローブパケットを受信し、ステップS101で通信可能を示すプローブ応答パケットを端末12−2に送信する。同様に、アクセスポイント10−2はチャネルCH2でプローブパケットを受信し、ステップS201で通信可能を示すプローブ応答パケットを端末12−2に送信する。
端末12-2は、ステップS2でアクセスポイント10−1、10−2から受信したプローブ応答パケットに基づき、図7のアクセスポイントリスト70に示したように、アクセスポイントAP10−1、AP10−2と、それぞれの使用チャネル番号CH1、CH2を登録する。続いて端末12-2は、ステップS3で、登録された2つのアクセスポイント10−1、10−2のうちの一方、例えばアクセスポイント10−1を通信接続先に決定し、ステップS4で、接続許可を求めるためにアソシエーションパケットをアクセスポイント10−1に送信する。
アクセスポイント10−1は、ステップS102で端末12−2からのアソシエーション要求パケットを受信し、アソシエーションテーブルに端末名を登録する。そしてステップS103で接続許可を示すアソシエーション応答パケットを端末12−2に送信する。
この処理により端末12−2はアクセスポイント10−1からの通信接続の許可を得て、ステップS5で通信接続要求を行い、アクセスポイント10−1はステップS104で通信接続を行う。この端末12−2とアクセスポイント10−1との間の無線LANによる通信接続は、端末間の通信をアクセスポイント10−1が中継する通信、あるいは端末12−2から有線LAN16上の他の端末に対する通信を中継する処理のいずれかとなる。
ステップS1〜S5の処理により端末12−2のアクセスポイント検索動作及びアソシエーション動作が終了して通信状態に入ると、ステップS6で、端末12−2は受信レベル確認パケットをチャネルCH1、CH2を使用してアクセスポイント10−1、10−2のそれぞれに送信する。
アクセスポイント10−1は端末12−2から受信レベル確認パケットを受信すると、送信元である端末12−2の端末名DE12−2により、図8(B)に示しているアソシエーションテーブル60−11を参照し、端末名DE12−2が登録されていることで自分宛の受信レベル確認パケットであることを認識し、アソシエーションテーブル60−11の自己の受信レベル値として、そのとき図3に示した無線LANコントローラ26に内蔵している受信レベル検出回路で検出した受信レベル値、例えば受信レベル値9Rを自己の受信レベル値として登録する。
一方、アクセスポイント10−2にあっては、端末12−2からの受信レベル確認パケットを受信し、受信元の端末名DE12−2により、例えば図10(B)のアソシエーションテーブル60−21を参照するが、端末名の登録がないことから自分宛の受信レベル確認パケットではないことを判断し、ステップS203で有線LAN16により受信レベル通知パケットをアクセスポイント10−1に送信して、検出した受信レベル値を通知する。
ここでアクセスポイント10−2における自分宛でない受信レベル確認パケットの受信による受信レベル値の通知先の判断は、端末12−2からのパケット内容に通信接続先となっているアクセスポイント10−1のアクセスポイント名を入れておくことで判断できる。
アクセスポイント10−1は、ステップS106でアクセスポイント10−2からの有線LAN16を経由した受信レベル通知パケットにより通知された受信レベル値を、図8(B)のAP10−2の受信レベル値の4Rのようにアソシエーションテーブル60−11に登録する。
このようにアクセスポイント10−1でアソシエーションテーブルに対する自己の受信レベル値及び他のアクセスポイントから通知された受信レベル値の登録が済むと、ステップS107で受信レベル値を比較する。図8(B)のアソシエーションテーブル60−11の場合、自己の受信レベル値は9R、アクセスポイント10−2で受信した受信レベル値は4Rであるから、ステップS108で自己の受信レベルが大きいためローミングは行われない。
端末12−2は、ステップS6で受信レベル確認パケットを送信した後、一定時間Tを経過すると、ステップS7で同じく受信レベル確認パケットをチャネルCH1、CH2を使用して送信し、これを繰り返す。この受信レベル確認パケットの送信間隔Tの間には、通常の端末とアクセスポイント間での通信接続が行われている。
続いて図6のように、端末12−2がアクセスポイント10−1から離れてアクセスポイント10−2に近い位置に移動すると、この状態で例えばステップS7で受信レベル確認パケットが送信され、図12のステップS109、S204のようにアクセスポイント10−1、10−2のそれぞれで受信レベル値が検出され、ステップS205により有線LAN16により受信レベル通知パケットの送信を受けると、アクセスポイント10−1はステップS110で受信レベル値をアソシエーションテーブルに登録し、これによりアソシエーションテーブルは図8(C)のような内容に変化する。
そしてステップS111で受信レベル値を比較すると、この場合には自己の受信レベル値が5R、アクセスポイント10−2で受信したAP10−2の受信レベル値が9Rであり、ステップS112で自己の受信レベル値が小さいことが判別され、アクセスポイントの切替えが判断される。
このため、ステップS113でアクセスポイント10−1は、図8(C)のアソシエーションテーブル60−12の状態から端末12−2の端末名DE12−2を削除して、図8(D)のアソシエーションテーブル60−13として端末12−2との通信接続を終了し、ステップS114で次のアクセスポイントへの切替えを指示するディスアソシエーション通知パケットを端末12−2に送信する。
端末12−2はステップS8で、受信したディスアソシエーション通知パケットの内容から次のアクセスポイントがアクセスポイント10−2であることを知り、アクセスポイント10−2に対し接続許可を求めるためのリアソシエーション要求パケットを送信する。
アクセスポイント10−2は、ステップS206で端末12−2からのリアソシエーション要求パケットを受信すると、図10(C)のようにアソシエーションテーブル60−22に端末名DE12−2を登録し、ステップS207で接続許可を示すリアソシエーション応答パケットを送信する。これにより端末12−2はアクセスポイント10−2との通信接続が確立され、ステップS9の通信接続要求に対し、アクセスポイント10−2との間でステップS208の通信接続が行われる。
図13は、図5の無線LANコントローラ50に設けた機能構成による本発明の端末処理のフローチャートである。図13において、端末側は、ステップS1で使用可能チャネルを全て使用してプローブ要求パケットをアクセスポイントに向けて送信し、ステップS2でアクセスポイントからのプローブ応答パケットの受信があると、ステップS3でアクセスポイント名とチャネルをアクセスポイントリストに登録する。
続いて、登録の済んだアクセスポイントの中から特定のアクセスポイントを接続先に決定してアソシエーション要求パケットを送信する。この場合の複数のアクセスポイントの中から特定のアクセスポイントを接続先に決定するアルゴリズムは、プローブ応答パケットの受信順、ランダム選択など適宜の手法をとることができる。
決定したアクセスポイントに対するアソシエーション要求パケットの送信に対し、ステップS5でアクセスポイントからの接続許可を示すアソシエーション応答パケットを受信すると、ステップS6でアソシエーション動作を完了する。
続いてステップS7で通信要求の有無をチェックしており、通信要求があれば、ステップS8で接続許可を受けたアクセスポイントとの間の通信処理を行う。次にステップS9で一定時間の経過をチェックしており、一定時間を経過すると、ステップS10でアクセスポイントリストの登録チャネルを全て使用して受信レベル確認パケットを送信する。
この状態で接続許可をしているアクセスポイント側にあっては、もし自分の受信レベル値が他のアクセスポイントの受信レベル値より小さくなった場合には、次のアクセスポイントへの切替えを指示するリアソシエーション通知パケットを送信してくるので、このパケットをステップS11で受信すると、次のアクセスポイントにリアソシエーション要求パケットを送信する。
リアソシエーション要求パケットに対し、次のアクセスポイントからリアソシエーション応答パケットをステップS13で受信すると、ステップS14でローミング動作を完了し、ステップS15で停止指示がなければ、ステップS7に戻り、次のアクセスポイントとの間の通信接続を行う。
図14及び図15は、図5のアクセスポイントに設けている無線LANコントローラ26の機能構成による本発明のアクセスポイント処理のフローチャートである。図14において、アクセスポイント側は、ステップS1で端末からのプローブ要求パケットの受信を判別すると、ステップS2に進み、プローブ応答パケットを送信して受信可能を通知する。
またステップS3で端末から接続許可を求めるアソシエーション要求パケットの受信を判別すると、ステップS4でアソシエーションテーブルに端末名を登録した後、ステップS5でアソシエーション応答パケットを送信して接続許可を通知する。またステップS6で端末からの通信接続要求を判別すると、ステップS7に進み、アソシエーションテーブルの登録端末であることを確認して通信接続動作を行う。
ステップS8で端末が一定時間ごとに送信する受信レベル確認パケットを受信すると、ステップS9で受信レベル検出回路によって受信レベル値を検出した後、ステップS10でアソシエーションテーブルに登録している端末名か否かチェックする。登録端末名であった場合には自分宛の受信確認パケットと判断し、ステップS11でアソシエーションテーブルの自己の受信レベル値のエリアに登録する。
一方、ステップS10でアソシエーションテーブルに登録した端末名でなかった場合には、ステップS12で受信レベル確認パケットの内容から認識した他のアクセスポイントに対し有線LAN16で受信レベル通知パケットを送信して、検出した受信レベル値を通知する。
次に図15のステップS13で他のアクセスポイントから受信レベル通知パケットを受信した場合には、ステップS14でアソシエーションテーブルの他のアクセスポイントの領域に受信レベル値を登録する。
次にステップS15でアソシエーションテーブルに登録された自己の受信レベル値と他のアクセスポイントから通知された受信レベル値とを比較し、自己の受信レベル値より他のアクセスポイントの受信レベル値が大きい場合には、ステップS16に進み、受信レベル値が最大となる他のアクセスポイントを切替先に決定する。
次にステップS17でアソシエーションテーブルからアクセスポイントの切替対象となる端末名を削除して接続を終了し、ステップS18でアクセスポイントの切替対象となった該当端末にディスアソシエーション通知パケットを送信して、接続終了と次のアクセスポイントへのリアソシエーション動作を指示する。
またステップS19で端末からリアソシエーション要求パケットを受信すると、ステップS20でアソシエーションテーブルに端末名を登録した後、ステップS21でリアソシエーション応答パケットを要求端末に送信して通信許可を通知する。このステップS19〜S21の処理は、端末が次のアクセスポイントに切り替える際のローミング動作の処理である。そしてステップS22で停止指示があるまで、ステップS1からの処理を繰り返すことになる。
なお上記の実施形態にあっては、図5のように本発明のローミング動作に必要な受信レベル検出部62、アクセスポイント切替指示部64を無線LANコントローラ26に設けた場合を例にとっているが、これをプロセッサ18のアプリケーションプログラムの機能として設けてもよい。
また端末12−1側におけるローミングのための測定パケット送信部72及びアクセスポイント切替制御部74の機能も、端末12−1のカードスロットに装着する無線LANカードの無線LANコントローラ50に設ける場合を例にとっているが、無線LANカードによらず、端末そのものに無線LANボードとして固定実装したものであってもよい。また、本発明のローミング動作の対象となる端末としてはパーソナルコンピュータ以外に、PDA、携帯電話などの適宜の端末を含む。
また本発明は、IEEE802.11準拠の無線LANを例にとるものであったが、これ以外の無線LANについても同様に適用することができる。また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
無線ネットワークにおける無線通信装置による無線通信を中継する中継装置に、
無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出ステップと、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置からの受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(1)
(付記2)
付記1記載のプログラムに於いて、前記中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定する全チャネルを使用して通信接続可能であることを特徴とするプログラム。
(付記3)
付記1記載のプログラムに於いて、
前記検出ステップは、
前記無線通信装置から送信された確認情報を受信して受信レベル値を検出し、
接続許可を通知している無線通信装置からの確認情報の場合は前記受信レベル値を管理テーブルに登録し、
接続許可を通知していない無線通信装置からの確認情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に有線ネットワークを経由して前記受信レベル値を通知し、
更に前記有線ネットワークを経由して他の中継装置から通知された受信レベル値を前記管理テーブルに登録し、
前記切替指示ステップは、
前記管理テーブルに登録された自己の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を超えた場合、前記管理テーブルから無線通信装置の識別情報を削除することにより接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを前記無線通信装置に通知する通知情報を送信する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記4)
付記3記載のプログラムに於いて、前記検出ステップ及び切替指示ステップに先立ち、前記中継装置に、
前記無線通信装置の電源投入に伴い通信可能な中継装置を検索する要求情報を受信した際に、通信可能を示す応答情報を送信する検索応答ステップと、
前記無線通信装置から接続許可を求める要求情報を受信した際に、前記管理テーブルに該無線通信装置の識別情報を登録して接続許可を示す応答情報を送信する応答ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記5)
付記1記載のプログラムに於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とするプログラム。
(付記6)
複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの無線通信装置に、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信ステップと、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(2)
(付記7)
付記6記載のプログラムに於いて、前記中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続可能であることを特徴とするプログラム。
(付記8)
付記6記載のプログラムに於いて、
前記送信ステップは、電源投入時の検索動作により通信可能な中継装置の識別情報とチャネルを登録したリストを有し、前記リストに登録された中継装置に対し受信レベル値を検出するための確認情報を送信し、
前記切替制御ステップは、接続許可通知を受けている中継装置から次に接続する中継装置への切替通知を受けた際に、次の接続先の中継装置に通信接続を要求する要求情報を送信して接続許可を示す応答情報を受信することにより、次の中継装置への通信接続に切替えることを特徴とするプログラム。
(付記9)
付記8記載のプログラムに於いて、前記送信ステップ及び切替制御ステップに先立ち、前記コンピュータに、
前記無線通信装置の電源投入時に前記複数の中継装置に設定されている全チャネルにより使用許可を求める要求情報を送信し、前記中継装置から通信可能を示す応答情報を受信した際に前記リストに中継装置の識別情報とチャネルを登録する検索ステップと、
前記応答情報を送信した複数の中継装置の中から特定の中継装置を選択して接続許可を求める要求情報を送信し、送信先の中継装置から接続許可を示す応答情報を受信して通信接続動作を開始する要求ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記10)
付記6記載のプログラムに於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とするプログラム。
(付記11)
無線通信装置の移動に伴い固定配置された複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの中継装置制御方法に於いて、
前記無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出ステップと、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示ステップと、
を備えたことを特徴とする中継装置制御方法。(3)
(付記12)
付記11記載の中継装置制御方法に於いて、前記中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続可能であることを特徴とする中継装置制御方法。
(付記13)
付記11記載の中継装置制御方法に於いて、
前記受信レベル検出ステップは、
前記無線通信装置から送信された確認情報を受信して受信レベル値を検出し、
接続許可を通知している無線通信装置からの受信レベル確認情報の場合は前記受信レベル値を管理テーブルに登録し、
接続許可を通知していない無線通信装置からの確認情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に有線ネットワークを経由して前記受信レベル値を通知し、
更に前記有線ネットワークを経由して他の中継装置から通知された受信レベル値を前記管理テーブルに登録し、
前記切替指示ステップは、
前記管理テーブルに登録された自己の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、
他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記管理テーブルから無線通信装置の識別情報を削除することにより接続許可を取り消して次に接続する前記他の中継装置への切替えを前記無線通信装置に通知する通知情報を送信する、
ことを特徴とする中継装置制御方法。
(付記14)
付記13記載の中継装置制御方法に於いて、前記検出ステップ及び切替指示ステップに先立ち、
前記無線通信装置の電源投入に伴い通信可能な中継装置を検索する要求情報を受信した際に、通信可能を示す応答情報を送信する検索応答ステップと、
前記無線通信装置から接続許可を求める要求情報を受信した際に前記管理テーブルに無線通信装置の識別情報を登録して接続許可を示す応答情報を送信する応答ステップと、
を備えたことを特徴とする中継装置制御方法。
(付記15)
付記11記載の中継装置制御方法に於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とする中継装置制御方法。
(付記16)
複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの無線通信装置制御方法に於いて、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信ステップと、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御ステップと、
を備えたことを特徴とする無線通信装置制御方法。(4)
(付記17)
付記16記載の無線通信装置制御方法に於いて、前記中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続可能であることを特徴とする無線通信装置制御方法。
(付記18)
付記16記載の無線通信装置制御方法に於いて、
前記送信ステップは、電源投入時の検索動作により通信可能な中継装置の識別情報とチャネルを登録したリストを有し、前記リストに登録された中継装置に対し受信レベル値を検出するための確認情報を送信し、
前記切替制御ステップは、接続許可通知を受けている中継装置から次に接続する中継装置への切替通知を受けた際に、次の接続先の中継装置に通信接続を要求する要求情報を送信して接続許可を示す応答情報を受信することにより、次の中継装置への通信接続に切替えることを特徴とするの無線通信装置制御方法。
(付記19)
付記18記載の無線通信装置制御方法に於いて、前記送信ステップ及び切替制御ステップに先立ち、
電源投入時に前記複数の中継装置に設定されている全チャネルにより使用許可を求める要求情報を送信し、前記中継装置から通信可能を示す応答情報を受信した際に前記リストに中継装置の識別情報とチャネルを登録する検索ステップと、
前記応答情報を送信した複数の中継装置の中から特定の中継装置を選択して接続許可を求める要求情報を送信し、送信先の中継装置から接続許可を示す応答情報を受信して通信接続動作を開始する要求ステップと、
を備えたことを特徴とするの無線通信装置制御方法。
(付記20)
付記16記載の無線通信装置制御方法に於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とする無線通信装置制御方法。
(付記21)
無線通信装置の移動に伴い複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続するシステムに於いて、
前記中継装置は、
前記無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出部と、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示部と、
を備え、
前記無線通信装置は、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信部と、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、
次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御部と、
を備えたことを特徴とするシステム。(5)
(付記22)
付記21記載のシステムに於いて、前記中継装置は隣接する他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続できることを特徴とするシステム。
(付記23)
付記21記載のシステムに於いて、
前記中継装置の検出部は、
前記無線通信装置から定期的に送信された確認情報を受信して受信レベル値を検出し、
接続許可を通知している無線通信装置からの確認情報の場合は前記受信レベル値を前記管理テーブルに登録し、
接続許可を通知していない無線通信装置からの確認情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に有線ネットワークを経由して前記受信レベル値を通知し、
更に前記有線ネットワークを経由して他の中継装置から通知された受信レベル値を前記管理テーブルに登録し、
前記中継装置の切替指示部は、
前記管理テーブルに登録された自己の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、
他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記管理テーブルから無線通信装置の識別情報を削除することにより接続許可を取り消して次に接続する中継装置への切替えを前記無線通信装置に通知する通知情報を送信し、
前記無線通信装置の送信部は、
電源投入時の検索動作により通信可能な中継装置の識別情報とチャネルを登録したリストを有し、
前記リストに登録された中継装置に対し受信レベル値を検出するための確認情報を送信し、
前記無線通信装置の中継装置切替制御部は、
接続許可通知を受けている中継装置から次に接続する中継装置への切替通知を前記通知情報により受けた際に、次の接続先の中継装置に通信接続を要求する要求情報を送信して接続許可を示す応答情報を受信することにより、次の中継装置への通信接続に切替える、
ことを特徴とするシステム。
(付記24)
付記23記載のシステムに於いて、
前記中継装置は、更に、
前記無線通信装置の電源投入に伴い通信可能な中継装置を検索する要求情報を受信した際に、通信可能を示す応答情報を送信する検索応答部と、
前記無線通信装置から接続許可を求める要求情報を受信した際に前記管理テーブルに無線通信装置の識別情報を登録して接続許可を示す応答情報を送信する応答部と、
を備え、
前記無線通信装置は、更に、
電源投入時に前記複数の中継装置に設定されている全チャネルにより使用許可を求める要求情報を送信し、前記中継装置から通信可能を示す応答情報を受信した際に前記リストに中継装置の識別情報とチャネルを登録する検索部と、
前記応答情報を送信した複数の中継装置の中から特定の中継装置を選択して接続許可を求める要求情報を送信し、送信先の中継装置から接続許可を示す応答情報を受信して通信接続動作を開始する要求部と、
を備えたことを特徴とするシステム。
(付記25)
付記21記載のシステムに於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とするシステム。
(付記26)
無線ネットワークの中継装置に於いて、
無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出部と、
自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して次の中継装置への切替えを通知する切替指示部と、
を備えたことを特徴とする中継装置。
(付記27)
付記26記載の中継装置に於いて、前記中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続できることを特徴とする中継装置。
(付記28)
付記26記載の中継装置に於いて、
前記検出部は、
前記無線通信装置から送信された確認情報を受信して受信レベル値を検出し、
接続許可を通知している無線通信装置からの確認情報の場合は前記受信レベル値を管理テーブルに登録し、
接続許可を通知していない無線通信装置からの確認情報の場合は接続許可を通知している他の中継装置に有線ネットワークを経由して前記受信レベル値を通知し、
更に前記有線ネットワークを経由して他の中継装置から通知された受信レベル値を前記管理ンテーブルに登録し、
前記切替指示部は、
前記管理テーブルに登録された自己の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記管理テーブルから無線通信装置の識別情報を削除することにより接続許可を取り消して次に接続する中継装置への切替えを前記無線通信装置に通知する通知情報を送信する、
ことを特徴とする中継装置。
(付記29)
付記28記載の中継装置に於いて、更に、
前記無線通信装置の電源投入に伴い通信可能な中継装置を検索する要求情報を受信した際に、通信可能を示す応答情報を送信する検索応答部と、
前記無線通信装置から接続許可を求める要求情報を受信した際に前記管理テーブルに無線通信装置の識別情報を登録して接続許可を示す応答情報を送信する応答部と、
を備えことを特徴とする中継装置。
(付記30)
付記26記載の中継装置に於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とする中継装置。
(付記31)
複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの無線通信装置に於いて、
通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信部と、
接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御部と、
を備えたことを特徴とする無線通信装置。
(付記32)
付記31記載の無線通信装置に於いて、前記中継装置は他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置にで設定している全チャネルを使用して通信接続できることを特徴とする無線通信装置。
(付記33)
付記31記載の無線通信装置に於いて、
前記送信部は、
電源投入時の検索動作により通信可能な中継装置の識別情報とチャネルを登録したリストを有し、
前記リストに登録された中継装置に対し一定時間毎に受信レベル値を検出するための確認情報を送信し、
前記切替制御部は、
接続許可通知を受けている中継装置から次に接続する中継装置への切替通知を受けた際に、次の接続先の中継装置に通信接続を要求する要求情報を送信して接続許可を示す応答情報を受信することにより、次の中継装置への通信接続に切替える、
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記34)
付記33記載の無線通信装置に於いて、更に、
電源投入時に前記複数の中継装置に設定されている全チャネルにより使用許可を求める要求情報を送信し、前記中継装置から通信可能を示す応答情報を受信した際に前記リストに中継装置の識別情報とチャネルを登録する検索部と、
前記応答情報を送信した複数の中継装置の中から特定の中継装置を選択して接続許可を求める要求情報を送信し、送信先の中継装置から接続許可を示す応答情報を受信して通信接続動作を開始する要求部と、
を備えたことを特徴とする無線通信装置。
(付記35)
付記31記載の無線通信装置に於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とする無線通信装置。
本発明の原理説明図 本発明が適用される無線LANシステムの説明図 図2のアクセスポイントの装置構成のブロック図 図2の端末の装置構成のブロック図 図2における本発明によるアクセスポイントと端末の機能構成のブロック図 図2の状態から端末が移動してローミング動作が行われる説明図 図5の端末に設けたアクセスポイントリストの説明図 図2のアクセスポイント10−1に設けたアソシエーションテーブルの説明図 本発明の端末からの受信レベル確認パケットで検出される受信レベル値と距離の関係を示した説明図 図2のアクセスポイント10−2に設けたアソシエーションテーブルの説明図 図2の状態から図5のように端末が移動した場合の本発明によるローミング動作のタイムチャート 図11に続くローミング動作のタイムチャート 図5の機能構成による本発明の端末処理のフローチャート 図5の機能構成による本発明のアクセスポイント処理のフローチャート 図14に続くアクセスポイント処理のフローチャート 従来の無線LANにおけるアクセスポイント検索動作とアソシエーション動作の説明図 従来の無線LANにおけるローミング動作の説明図 アクセスポイントの通信可能範囲が大きく重なった場合の従来のローミング動作で起きる問題の説明図
符号の説明
10、10−1、10−2:アクセスポイント
12、12−1〜12−5:端末
14−1、14−2:通信可能範囲
16:有線LAN
18、38:プロセッサ
20、45:バス
22、40:RAM
24、42:ROM
26、50:無線LANコントローラ
28、52:アンテナ切替部
30−1、30−2、36、54−1、54−2:コネクタ
32−1、32−2、55−1、55−2:アンテナ
34:有線LANコントローラ
44:ハードディクドライブ(HDD)
45:表示部
46:操作部
48:無線LANカード
49:カードスロット
56:アクセスポイント検索応答部
58:アソシエーション応答部
60、60−1〜60−3:アソシエーションテーブル
62:受信レベル検出部
64:アクセスポイント切替指示部
66:アクセスポイント検索部
68:アソシエーション要求部
70:アクセスポイントリスト
72:測定パケット送信部
74:アクセスポイント切替制御部

Claims (7)

  1. 無線ネットワークにおける無線通信装置による無線通信を中継する中継装置に、
    無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は該測定情報に含まれる中継装置名から判断した接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出ステップと、
    自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置からの受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示ステップと、
    を実行させ、
    前記無線通信装置に、接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 無線通信装置の移動に伴い固定配置された複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続する無線ネットワークの中継装置及び無線通信装置の制御方法に於いて、
    前記中継装置が、
    前記無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は該測定情報に含まれる中継装置名から判断した接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出ステップと、
    自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示ステップと、
    を実行し、
    前記無線通信装置が、
    接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御ステップと、
    実行することを特徴とする中継装置及び無線通信装置の制御方法。
  3. 無線通信装置の移動に伴い複数の中継装置の中から最適な中継装置を選択して接続するシステムに於いて、
    前記中継装置は、
    前記無線通信装置から送信された測定情報を受信して受信レベル値を検出し、接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値を管理し、接続許可を通知していない測定情報の場合は該測定情報に含まれる中継装置名から判断した接続許可を通知している他の中継装置に前記受信レベル値を通知し、更に他の中継装置から通知された受信レベル値を管理する検出部と、
    自己で接続許可として通知している無線通信装置の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル値とを比較し、他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記無線通信装置に対する接続許可を取り消して前記他の中継装置への切替えを通知する切替指示部と、
    を備え、
    前記無線通信装置は、
    通信可能範囲にある中継装置に対し受信レベル値を確認するための測定情報を送信する送信部と、
    接続許可通知を受けている中継装置から次の中継装置への切替通知を受けた際に、次の中継装置に通信接続を要求して許可応答を受けることにより次の中継装置との通信接続に切替える切替制御部と、
    を備えたことを特徴とするシステム。
  4. 請求項3記載のシステムに於いて、前記中継装置は隣接する他の中継装置との間で通信可能範囲が相互に重複し且つ異なるチャネルを設定しており、前記無線通信装置は中継装置に設定している全チャネルを使用して通信接続できることを特徴とするシステム。
  5. 請求項4記載のシステムに於いて、
    前記中継装置の検出部は、
    前記無線通信装置から定期的に送信された測定情報を受信して受信レベル値を検
    出し、
    接続許可を通知している無線通信装置からの測定情報の場合は前記受信レベル値
    を管理テーブルに登録し、
    接続許可を通知していない無線通信装置からの測定情報の場合は該測定情報に含まれる中継装置名から判断した接続許可を通知している他の中継装置に有線ネットワークを経由して前記受信レベル値を通知し、
    更に前記有線ネットワークを経由して他の中継装置から通知された受信レベル値
    を前記管理テーブルに登録し、
    前記中継装置の切替指示部は、
    前記管理テーブルに登録された自己の受信レベル値と他の中継装置の受信レベル
    値とを比較し、
    他の中継装置の受信レベル値が自己の受信レベル値を越えた場合、前記管理テーブ
    ルから無線通信装置の識別情報を削除することにより接続許可を取り消して次に接
    続する中継装置への切替えを前記無線通信装置に通知する通知情報を送信し、
    前記無線通信装置の送信部は、
    電源投入時の検索動作により通信可能な中継装置の識別情報とチャネルを登録し
    たリストを有し、
    前記リストに登録された中継装置に対し受信レベル値を検出するための測定情報
    を送信し、
    前記無線通信装置の切替制御部は、
    接続許可通知を受けている中継装置から次に接続する中継装置への切替通知を前記通知情報により受けた際に、次の接続先の中継装置に通信接続を要求する要求情報を送信して接続許可を示す応答情報を受信することにより、次の中継装置への通信接続に切替える、
    ことを特徴とするシステム。
  6. 請求項5記載のシステムに於いて、
    前記中継装置は、更に、
    前記無線通信装置の電源投入に伴い通信可能な中継装置を検索する要求情報を受信した際に、通信可能を示す応答情報を送信する検索応答部と、
    前記無線通信装置から接続許可を求める要求情報を受信した際に前記管理テーブルに無線通信装置の識別情報を登録して接続許可を示す応答情報を送信する応答部と、
    を備え、
    前記無線通信装置は、更に、
    電源投入時に前記複数の中継装置に設定されている全チャネルにより使用許可を求める要求情報を送信し、前記中継装置から通信可能を示す応答情報を受信した際に前記リストに中継装置の識別情報とチャネルを登録する検索部と、
    前記応答情報を送信した複数の中継装置の中から特定の中継装置を選択して接続許可を求める要求情報を送信し、送信先の中継装置から接続許可を示す応答情報を受信して通信接続動作を開始する要求部と、
    を備えたことを特徴とするシステム。
  7. 請求項3記載のシステムに於いて、前記無線通信装置は定期的に測定情報を送信することを特徴とするシステム。
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