JP2005340943A - 無線基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信の干渉を防止するとともにスループットの良い通信を行う無線基地局を得ること。
【解決手段】無線アクセス可能な無線ゾーン内の無線端末と、所定の通信チャネルにおいて使用されていない期間に無線通信を行う無線基地局1において、通信エリア内で互いに異なる方向のエリアに対応付けられた複数のアンテナセクタによって無線端末と通信を行うアンテナ10を備え、無線プロトコル管理部50は、他の無線基地局が送受信するパケットの干渉パケットを受信した指向性アンテナを識別するとともに、識別された指向性アンテナ以外の指向性アンテナを使用可能な指向性アンテナとして抽出し、この抽出された指向性アンテナによって接続可能な無線端末を検出し、アンテナ10が干渉パケットを受信すると、検出された無線端末に対して抽出した指向性アンテナ10によって通信を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線端末と無線通信を行う無線基地局に関するものである。
IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11eシステムでは、自律分散をベースとしたEDCA(enhanced distributed channel access)と、通信品質を保証するデータ(情報)の伝送に適した集中制御をベースとしたポーリングによるHCCA(HCF(Hybrid Coordination Function) Controlled Channel Access)のデータ伝送手順等が規定されている。
HCCAのフレーム交換シーケンスを始める際、基地局は無線メディアをセンスし、ポーリングアクセス用の待ち時間であるPIFS(Point Inter Frame Space)期間の間アイドル状態と判断された時、予約期間を指定してフレーム交換シーケンスの最初のフレームを送信する。基地局は、この最初のフレームによって指定するステーションに送信機会(TXOP(Transmission Opportunity))を与える。そして、指定されたステーションは基地局に対し、与えられたTXOPの予約期間内にフレーム交換シーケンスを送信する。また、指定されたステーション以外のステーションは、TXOPの予約期間は送信禁止状態となる。
複数の基地局でサービスエリアを形成する場合には、ある基地局からの通信パケットによってこの基地局とは異なる基地局で通信が干渉となり、パケット誤りを起こすことがある。このため、ある基地局からの通信パケットによって他の基地局での通信が干渉となることを防止するために、他の基地局での通信の送信を禁止状態にする必要がある。
特許文献1の無線パケット送信方法では、互いに異なる方向に向けた複数の指向性アンテナで構成されるセクタアンテナを備える無線基地局が、無線パケット信号を送信する前に送信先の無線端末の方向に対して指向性を有する第1のアンテナセクタと送信先の無線端末の方向と反対の方向に対して指向性を有する第2のアンテナセクタとの両方についてキャリアセンスを行っている。そして、第1のアンテナセクタ及び第2のアンテナセクタの両方ともから他局から送信された信号を検出しなかった場合にのみアイドル状態であると認識し、アイドル状態を認識した場合に、第1のアンテナセクタ及び第2のアンテナセクタの両方を同時に使用して、無線端末に対する無線パケット信号を送信している。
特開2002−57677号公報
上記従来の技術によれば、送信先の無線端末の方向とその反対方向に対して他局から送信される信号を検出することは可能となる。しかしながら、基地局からのポーリングアクセス方法によってHCCAのフレーム交換シーケンス等を実行する際、他の基地局から送信されるパケットによって通信が干渉して受信されると判断した基地局は、通信の干渉を防止するためTXOPの間は送信禁止状態となる。この送信禁止状態となった基地局は、無線端末に対して送信を開始することや応答を返すことができなくなるため、スループットが劣化するといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信の干渉を防止するとともにスループットの良い通信を行うことが可能な無線基地局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、無線アクセス可能な無線ゾーン内の無線端末と、所定の通信チャネルにおいて使用されていない期間に無線通信を行う無線基地局において、前記無線ゾーン内で互いに異なる方向に向けられた複数の指向性アンテナによって前記無線端末と通信を行う通信部と、他の無線基地局が該無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線端末と送受信するパケットの干渉成分を干渉パケットとして受信した指向性アンテナを識別するとともに、該識別された指向性アンテナ以外の指向性アンテナを使用可能な指向性アンテナとして抽出する指向性アンテナ抽出部と、前記指向性アンテナ抽出部によって抽出された使用可能な指向性アンテナによって接続可能な無線端末を検出する端末検出部と、前記通信部が前記干渉パケットを受信すると、前記端末検出部によって検出された無線端末に対し、前記指向性アンテナ抽出部で抽出した前記使用可能な指向性アンテナによって通信を行うよう前記通信部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、無線基地局が他の無線基地局が送受信しているパケットの干渉パケットを受信すると、この干渉パケットを受信した指向性アンテナによる通信を行わないので他の無線基地局の通信に干渉を与えることはない。また、他の無線基地局が送受信しているパケットの干渉パケットを受信した場合であっても、干渉パケットを受信した指向性アンテナ以外の指向性アンテナを使用可能としているので、無線基地局は全ての通信を停止させる必要がなくなる。
この発明によれば、無線基地局は、他の無線基地局が通信を行っている間であっても、使用する指向性アンテナを限定して無線端末と通信を行うため他の無線基地局の通信に干渉を与えることなく無線端末と通信を行うことが可能になる。したがって、他の無線基地局が通信を行っている間であっても、全ての指向性アンテナを使用禁止にする必要がなく、通信のスループットが向上するという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる無線基地局の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
無線通信システムは、例えば無線LAN(IEEE802.11)に準拠しており、複数の無線基地局(AP(Access Point))1,2、複数の無線端末(STA(Station))3,4、有線ネットワーク(有線LAN)5からなる。
無線基地局1,2は、有線ネットワーク5と接続されており、無線基地局1,2同士は有線ネットワーク5を介して有線通信を行う。無線基地局1は通信エリア60上で任意の無線端末と無線通信を行うとともに、この無線端末と有線ネットワーク5の間の通信を中継する。また、無線基地局2は通信エリア(無線ゾーン)70上で無線端末と無線通信を行うとともに、この無線端末と有線ネットワーク5の間の通信を中継する。
通信エリア61aは無線基地局1が後述するアンテナセクタ11aによって通信を行う領域であり、通信エリア61bは無線基地局1が後述するアンテナセクタ11bによって通信を行う領域であり、通信エリア61cは無線基地局1が後述するアンテナセクタ11cによって通信を行う領域であり、通信エリア61dは無線基地局1が後述するアンテナセクタ11dによって通信を行う領域である。
また、通信エリア71aは無線基地局1が後述するアンテナセクタ21aによって通信を行う領域であり、通信エリア71bは無線基地局1が後述するアンテナセクタ21bによって通信を行う領域であり、通信エリア71cは無線基地局1が後述するアンテナセクタ21cによって通信を行う領域であり、通信エリア71dは無線基地局1が後述するアンテナセクタ21dによって通信を行う領域である。
無線端末3,4は、無線基地局1,2と無線通信によりパケット(情報)の送受信を行う。ここでは、無線端末3が通信エリア61b上で無線基地局1と無線通信を行い、無線端末4が通信エリア71c上で無線基地局2と無線通信を行う場合を示している。
無線端末3は、無線基地局1から送信の許可を与えるための送信許可パケットを受信し、無線基地局1にデータパケットや送信要求パケットを送信する。また、無線端末4は、無線基地局2から送信許可パケットを受信し、無線基地局2にデータパケットや送信要求パケットを送信する。
つぎに、無線基地局1,2の構成について説明する。なお、無線基地局1,2は同様の構成を有するので、ここでは無線基地局1を例にとって説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。無線基地局1は、アンテナ(通信部)10、無線送受信処理部(制御部)12、中継処理部13、有線送受信処理部14、無線プロトコル管理部50、アンテナ切替部15、アンテナセクタ選択部16を備える。
アンテナ10は、複数のセクタに区切られたセクタアンテナの機能を備えている。セクタアンテナは、互いに異なる方向に指向性を有する複数方向の指向性アンテナである。ここでは、セクタアンテナがアンテナセクタ11a〜11dを備え、各アンテナセクタが1つの指向性を有する指向性アンテナとして機能する(1つのアンテナセクタが1つの指向性アンテナに対応する)。アンテナセクタ11a〜11dは、それぞれ通信エリア61a〜61dに位置する無線端末と通信を行う。また、アンテナ10は、セクタアンテナとして動作するとともに、セクタアンテナのアンテナセクタ11a〜11dを統合したオムニアンテナとして動作する。
アンテナ切替部15は、セクタアンテナとオムニアンテナを切り替える。アンテナ切替部15が、オムニアンテナを選択することによって通信エリア61a〜61dが統合された通信エリア60で無線端末3と無線通信を行うことができ、セクタアンテナに切り替えることによってアンテナセクタ11a〜11dに対応するいずれかの通信エリア61a〜61dで無線端末3と無線通信を行うことができる。オムニアンテナは、アンテナセクタ11a〜11dが統合されたものであるため、チャネル状態(無線通信のために使用する伝送路の状態)をセンス(通信チャネルの探査)する際、無線基地局の全方向に対し後述する干渉パケットを検出することができる。
アンテナセクタ選択部16は、アンテナ10がセクタアンテナとして機能する際に、アンテナセクタ11a〜11dから所定のアンテナセクタを選択することによって、選択したアンテナセクタによって無線端末3と無線通信を行う。アンテナセクタ選択部16は、例えばアンテナセクタ11bを選択することによって通信エリア61bで無線端末3と無線通信を行うことができる。
無線送受信処理部12は、アンテナ10によって送受信するパケット(データ)のバッファ、チャネルコーディング、変復調等を行う。無線送受信処理部12は、アンテナ10が受信したパケットに基づいてキャリアセンスレベル(無線端末との無線回線においてキャリア(ディジタル信号をのせた搬送波)があると識別するレベル)を検出する。無線送受信処理部12は、アンテナ10によって受信したパケット(メッセージ)に含まれるアドレス情報から、他セルへのメッセージ(通信エリア71cに位置する無線端末4へのメッセージ)であるか否かを判断するとともに、このパケットに含まれる予約期間(無線端末4に与える送信機会(TXOP)の通信期間(送信許可時間))に関する情報を抽出する。無線送受信処理部12は、無線プロトコル管理部50からの指示情報に基づいてアンテナ切替部15やアンテナセクタ選択部16を制御し、所定のアンテナセクタによって無線端末3とのパケットの送受信を行わせる。
有線送受信処理部14は、有線ネットワーク5との有線信号の送信処理や受信処理を行う。中継処理部13は、無線送受信処理部12による無線通信と、有線送受信処理部14による有線通信の中継処理やフィルタリング処理を行う。
無線プロトコル管理部50は、無線端末情報管理部(端末検出部)51、ポーリング周期管理部52、送受信シーケンス処理部53、チャネル状態管理部(アンテナ抽出部)54を備える。
無線端末情報管理部51は、無線基地局1の配下の無線端末3に関する情報を管理する。この無線端末3に関する情報には、無線端末3のアドレス情報、無線端末3との通信に使用可能なセクタ番号とこの無線端末3の対応付け情報が含まれる。無線基地局1の配下の無線端末3に関する情報は、リスト形式の情報であるポーリングリストによって記憶(登録)し管理する。無線端末情報管理部51は、無線基地局1と接続可能な通信エリア61a〜61dに無線端末が位置すると判断した場合にこの無線端末をポーリングリストに登録し、接続可能な通信エリア61a〜61dから無線端末が離れたと判断した場合にこの無線端末をポーリングリストから削除する。無線端末情報管理部51は、無線端末3との通信に使用可能なセクタ番号(アンテナセクタに対応する番号)を、無線送受信処理部12によって検出されるセクタ毎のキャリアセンスレベルによって判断する。
ポーリング周期管理部52は、無線端末3へのポーリングによってパケットを送受信する期間であるポーリング期間の生成周期を管理する。ポーリング周期管理部52は、ポーリング期間の生成周期に基づいて、送受信シーケンス処理部53に無線端末へのポーリングを行うよう指示情報を送信する。
チャネル状態管理部54は、無線送受信処理部12で検出されるキャリアセンスレベルを監視し、チャネル状態がアイドル状態か否か(通信チャネルが空いているか否か)を判断する。チャネル状態管理部54は、チャネル状態がアイドル状態か否かの判断を、アンテナセクタ11a〜11d毎に行い、この判断結果を保存しておく。また、チャネル状態管理部54は、オムニアンテナによって無線端末3からデータを受信する際、オムニアンテナでのチャネル状態がアイドル状態か否かの判断を行い、この判断結果を保存しておく。無線基地局1は、自身の通信エリア60全体のチャネル状態をセンスして無線プロトコルを実行する必要があるため、通常の動作では統合されたチャネル状態を使用する。
送受信シーケンス処理部53は、無線端末3との送信や受信に関するフレーム交換シーケンス処理を実行する。フレーム交換シーケンス処理は、アンテナセクタ11a〜11dの指定や予約期間を指定することによってフレームの交換処理を行う。送受信シーケンス処理部53は、無線端末3に送信するデータがある場合、チャネル状態管理部54が管理しているチャネル状態を参照した後、このチャネル状態に応じて無線端末3へパケットを送信するよう無線送受信処理部12に指示情報を送信する。また、送受信シーケンス処理部53は、無線端末3へ送信したパケットに対する応答が無線端末3から返らない場合、無線端末3に対して送信パケットを再送信するよう無線送受信処理部12に指示情報を送信する。
送受信シーケンス処理部53は、送信許可パケットまたはデータパケットを受信した場合はデータパケットまたは応答パケットを返信するよう無線送受信処理部12に指示情報を送信する。送受信シーケンス処理部53は、ポーリング周期管理部52からポーリングアクセスを指示された場合は、ポーリングリストに登録されたポーリング対象の無線端末(ここでは無線端末3)に対して、ポーリングアクセスとして許可されたフレーム交換シーケンスを実行する。
つぎに、実施の形態1に係る無線通信システムの処理手順について説明する。図3は、実施の形態1に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。本実施の形態1においては、無線基地局2から無線端末4に送信されたパケットの干渉パケット(干渉メッセージ)91が無線基地局1によって受信される場合について説明する。
図1に示すように、無線通信システム内に複数の無線基地局1,2が配置される場合、無線基地局2が無線端末4にパケット(送信許可パケット81)を送信すると、無線基地局1が送信許可パケット81の干渉成分のパケットを干渉パケット91として受信する状況が発生する。無線基地局2からの送信許可パケット81には送信機会(TXOP(Transmission Opportunity))を与える相手先である無線端末4のアドレス情報と、予約期間が含まれている。このため、干渉パケット91にも無線端末4のアドレス情報と、予約期間が含まれている。
従来、送信許可パケット81を受信した無線端末4以外の無線端末3は、予約期間の間は送信禁止状態となり、予約期間の間は無線端末4と無線基地局2だけがフレーム交換シーケンスを実行していた。この場合、干渉パケット91を受信した無線基地局1は、予約期間の間は送信禁止状態となり、フレーム交換シーケンスを開始することができなかった。これは、予約期間内に無線基地局1がフレーム送信を行うと、無線基地局2と無線端末4の間のフレーム交換シーケンスに干渉を与えるためである。
そこで、本実施の形態1においては、無線基地局1が干渉パケット91を受信した際、通信エリア61a〜61dに対応するチャネル状態を参照し、キャリアを検出していないアンテナセクタを抽出する。そして、予約期間の間、無線基地局は使用するセクタをキャリアを検出しなかったセクタに限定して無線通信を行う。このとき、無線基地局1は、キャリアを検出しなかったセクタを使って、予約期間内にフレーム交換シーケンスを完了することができる無線端末3が存在する場合に、送信禁止状態を解除して送信を行う。すなわち、無線端末3とのフレーム交換シーケンスは、キャリアを検出しなかったセクタを用いるとともに予約期間内に限定して実行される。
図3に示すように、無線基地局2が無線端末4に送信許可パケット81を送信すると、無線基地局1は送信許可パケット81に対する干渉パケット91を受信する。無線基地局1は、無線基地局2から干渉パケット91を受信すると、通信エリア61a〜61dに対応するチャネル状態を参照する。そして、無線基地局2からのキャリアを検出していないアンテナセクタを抽出する。また、干渉パケット91に含まれる予約期間(TXOP時間)を抽出する。例えば、無線基地局2が通信エリア71cに位置する無線端末4に送信許可パケット81を送信した場合に無線基地局1がアンテナセクタ11aによって干渉パケット91を受信する場合(通信エリア71cに対応するセクタの配置方向が通信エリア61aに対応するセクタの配置方向と逆方向である場合等)、無線基地局1はアンテナセクタ11a以外のアンテナセクタ11b〜11dを無線基地局2からのキャリアを検出していないアンテナセクタとして抽出する。
また、無線基地局1は予約期間の間に、アンテナセクタ11b〜11dによって通信可能な無線端末局(ここでは無線端末3)を抽出する。そして、無線基地局1は使用するアンテナセクタをアンテナセクタ11b〜11dに限定して無線端末3と無線通信を行う(使用セクタ限定(41))。例えば、無線端末3が通信エリア61bに位置する場合、無線基地局1はアンテナセクタ11bによって無線端末3と無線通信を行う。すなわち、無線基地局1は無線端末3とのフレーム交換シーケンスを実行し、無線端末3からのデータパケットを受信する。
図4は、実施の形態1に係る無線基地局の動作手順を示すフローチャートである。無線基地局1のチャネル状態管理部54は、無線送受信処理部12によって検出したキャリアセンスレベルに基づいてアンテナセクタ毎のチャネル状態を管理している。
また、無線端末情報管理部51は、無線端末との通信に使用可能なセクタ番号を、無線送受信処理部12によって検出されるアンテナセクタ毎のキャリアセンスレベルによって抽出し、無線端末のアドレス情報とともにポーリングリストに登録しておく。本実施の形態1においては無線端末3がポーリングリストに登録される場合について説明する。
無線基地局1のアンテナ10(オムニアンテナ)が無線基地局2からの干渉パケット91(他セルのパケット)を受信する(ステップS100)。アンテナ10によって受信された干渉パケット91は、無線送受信処理部12によってパケットの内容が確認される。無線送受信処理部12は受信したメッセージ(干渉パケット91)に含まれるアドレス情報から、他セルへのメッセージ(通信エリア71cに位置する無線端末4へのメッセージ)であることを判断するとともに、干渉パケット91に含まれる予約期間に関する情報を抽出する。
送受信シーケンス処理部53は、チャネル状態管理部54に保存されているアンテナセクタ毎のチャネル状態を参照し、アイドル状態であるアンテナセクタの有無(非キャリアセンスセクタがあるか否か)を判断する(ステップS110)。
送受信シーケンス処理部53がアイドル状態のセクタがあると判断すると(ステップS110、YES)、送受信シーケンス処理部53は、予約期間に使用するアンテナセクタをアイドル状態であるアンテナセクタに限定するよう無線送受信処理部12に指示情報を送信する(ステップS120)。例えば、無線基地局2からの送信許可パケット81の干渉パケット91を無線基地局1のアンテナセクタ11aによって受信する場合、送受信シーケンス処理部53はアイドル状態のアンテナセクタとしてアンテナセクタ11b〜11dがあると判断する。これにより、送受信シーケンス処理部53は、予約期間に使用するアンテナセクタをアンテナセクタ11b〜11dに限定するよう無線送受信処理部12に指示情報を送信する。
送受信シーケンス処理部53は、無線端末情報管理部51が記憶するポーリングリストに通信可能な無線端末が記憶されているか否かを確認する(ステップS130)。例えば、無線端末3が通信エリア61bに位置する場合、無線端末情報管理部51によって無線端末3がポーリングリストに登録されているため、送受信シーケンス処理部53は通信可能な無線端末3が存在すると判断する。
また、送受信シーケンス処理部53は、ポーリングリストに登録されている無線端末が、送受信シーケンス処理部53によって抽出されたアイドル状態であるアンテナセクタ(非干渉のセクタ)によって通信可能か否かを判断する(ステップS140)。ここでは、無線端末3がポーリングリストに登録されており、アンテナセクタ11bがアイドル状態であるため、送受信シーケンス処理部53は、ポーリングリストに登録されている無線端末3が、アイドル状態であるアンテナセクタbによって通信可能であると判断する。
また、送受信シーケンス処理部53は、ポーリングリストに登録されている例えば無線端末3が、無線送受信処理部12によって抽出された予約期間内でフレーム交換シーケンスが完了可能か否かを判断する(ステップS150)。
送受信シーケンス処理部53によって、ポーリングリストに登録されている無線端末が、アイドル状態であるアンテナセクタによって通信可能であると判断されるとともに(ステップS140、YES)、送受信シーケンス処理部53によってポーリングリストに登録されている無線端末が、予約期間内でフレーム交換シーケンスが完了可能すると判断された場合(ステップS150、YES)、送受信シーケンス処理部53は限定したアンテナセクタによって、予約期間の範囲内で、フレーム交換シーケンスを送信し実行する(ステップS160)。
このように、無線基地局1が他の無線基地局2からの送信許可パケット81の干渉パケット91を受信した場合、干渉パケット91を受信したアンテナセクタの使用を制限するので、無線基地局1は無線基地局2の通信に干渉を与えないアンテナセクタを選択して無線端末3と無線通信することが可能となる。
なお、無線端末4が無線基地局2に向けた指向性アンテナを備えていない場合、無線基地局2がからの干渉パケット91に加えて、無線端末4が送信するデータパケット82等に対する干渉パケット92に基づいて、無線基地局1のチャネル状態管理部54がセクタ毎のチャネル状態を管理することとしてもよい。これにより、無線端末4の通信に干渉を与えないようアンテナセクタを選択することが可能となる。
なお、本実施の形態1においては、ポーリングリストに登録されている無線端末3が、予約期間内でフレーム交換シーケンスが完了可能すると判断された場合に、限定したアンテナセクタによって、フレーム交換シーケンスを実行することとしたが、ポーリングリストに登録されている無線端末3とのフレーム交換シーケンスが予約期間内で終わらない場合であっても、限定したアンテナセクタによってフレーム交換シーケンスを実行してもよい。
このように実施の形態1によれば、無線基地局1が、他の無線基地局2からの送信許可パケット81の干渉パケット91を受信した場合、使用するアンテナセクタを限定するため複数のアンテナセクタを有効に使用することができ、他の無線基地局2の通信に干渉を与えることがない。また、他の無線基地局2が無線端末3と通信を行っている予約期間においても、無線基地局1の全てのアンテナセクタを送信禁止にする必要がなく、スループットが向上する。
実施の形態2.
図5〜図8に従って実施の形態2に係る無線基地局を説明する。実施の形態2においては、無線基地局1が他の無線基地局2の通信に干渉を与えないよう送信電力を制限することによって無線端末3と無線通信を行う。本実施の形態2においては、アンテナ10としてセクタアンテナを備える必要はなく、アンテナセクタ毎に行う処理も必要ない。
図5は、実施の形態2にかかる無線通信システムの構成の一例を示す図であり、図5に示す各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の無線通信システムと同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
また、図6は、実施の形態2に係る無線基地局の構成を示すブロック図であり、図6に示す各構成要素のうち図2に示す実施の形態1の無線基地局1と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
無線通信システムは、例えば無線LAN(IEEE802.11)に準拠しており、複数の無線基地局(AP)1,2、複数の無線端末(STA)3,4、有線ネットワーク5からなる。
無線基地局1は、通信エリア60上で任意の無線端末と無線通信を行い、無線基地局2は、通信エリア70上で無線端末と無線通信を行う。ここでは、無線端末3が無線基地局1と無線通信を行い、無線端末4が無線基地局2と無線通信を行う場合を示している。
図6に示すように無線基地局1は、アンテナ10、無線送受信処理部12、中継処理部13、有線送受信処理部14、無線プロトコル管理部50、電力算出部25、電力制御部26を備える。
電力算出部25は、無線基地局2から送信される干渉パケット(後述する干渉パケット93)を受信するとこの干渉パケットの受信電力値を計測する。電力算出部25は、無線基地局2から送信される干渉パケットに含まれる無線基地局2の送信電力(送信電力値)と無線基地局1による受信電力(受信電力値)の差を伝播損失として算出する。電力算出部25は、干渉パケット93に含まれる許容干渉電力と算出した伝搬損失の和を許容送信電力(端末通信電力値)として算出する。電力制御部26は、予約期間の間、送信電力を電力算出部25で算出した許容送信電力に制限して無線端末と無線通信を行う。
つぎに、実施の形態2に係る無線通信システムの処理手順について説明する。図7は、実施の形態2に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。本実施の形態2においては、無線基地局2から無線端末4に送信されたパケットの干渉パケット(干渉パケット93)が無線基地局1によって受信される場合について説明する。
無線基地局2からの送信許可パケット83には送信機会(TXOP(Transmission Opportunity))を与える相手先である無線端末4のアドレス情報と、予約期間の情報に加えて無線基地局2(送信局)の送信電力に関する情報と無線基地局1の許容干渉電力に関する情報が含まれている。
図7に示すように、無線基地局2が無線端末4に送信許可パケット83を送信すると、無線基地局1は送信許可パケット83に対する干渉パケット93を受信する。無線基地局1は、無線基地局2から干渉パケット93を受信すると、干渉パケット93に含まれる予約期間を抽出する。
無線基地局1は、干渉パケット93に含まれる無線基地局2の送信電力から、自身の受信電力の差を伝搬損失として算出し、干渉パケット93に含まれる許容干渉電力と算出した伝搬損失の和を許容送信電力として算出する。そして、無線基地局1は予約期間の間は、自身の送信電力を許容送信電力に制限する(送信電力限定(42))。
無線基地局1は、この許容送信電力によって予約期間内にフレーム交換シーケンスを完了することができる無線端末が存在する場合には、この許容送信電力によって無線端末と無線通信を行う。例えば、干渉パケット93に含まれる無線基地局2の送信電力に関する情報に基づいて算出した許容送信電力によって無線端末3と無線通信を行う。すなわち、無線基地局1は無線端末3とのフレーム交換シーケンスを実行し、無線端末3からのデータパケットを受信する。このとき、無線基地局1が無線端末3に送信するフレーム(パケット)には、このフレームに対する応答パケットを許容送信電力で送信するよう指示する指示情報が含まれている。そして、無線端末3は、無線基地局1が無線端末3に送信した際の送信電力値(許容送信電力値)以下の送信電力で無線基地局1にパケットを送信する。
このように、無線基地局1が送信電力を許容送信電力に制限して無線端末3と無線通信を行うため、無線基地局1から無線端末3へ送信するパケットの干渉パケットや、無線端末3から無線基地局1へ送信するパケットの干渉パケットによって無線基地局2の通信が干渉することはない。
図8は、実施の形態2に係る無線基地局の動作手順を示すフローチャートである。無線基地局1のチャネル状態管理部54は、無線送受信処理部12によって検出したキャリアセンスレベルに基づいてチャネル状態を管理している。
また、無線端末情報管理部51は、無線通信可能な無線端末を、無線送受信処理部12によって検出されるキャリアセンスレベルによって抽出し、無線端末のアドレス情報とともにポーリングリストに登録しておく。本実施の形態2においては無線端末3がポーリングリストに登録される場合について説明する。
無線基地局1のアンテナ10が無線基地局2からの干渉パケット93(他セルのパケット)を受信する(ステップS200)。アンテナ10によって受信された干渉パケット93は、無線送受信処理部12によってパケットの内容が確認される。無線送受信処理部12は受信したメッセージ(干渉パケット93)に含まれるアドレス情報から、他セルへのメッセージ(通信エリア71cに位置する無線端末4へのメッセージ)であることを判断するとともに、干渉パケット93に含まれる予約期間に関する情報を抽出する。
電力算出部25は、干渉パケット93の受信電力値を計測する。電力算出部25は、干渉パケット93に含まれる無線基地局2の送信電力と、干渉パケット93の無線基地局1による受信電力の差を伝播損失として算出する。干渉パケット93の無線基地局1による受信電力は電力算出部25によって測定されるものであり、ここでは電力算出部25が特許請求の範囲に記載の受信電力測定部の機能を備えた構成となっている。さらに、電力算出部25は干渉パケット93に含まれる許容干渉電力と算出した伝搬損失の和を許容送信電力として算出する。
電力制御部26は、無線送受信処理部12によって抽出された予約期間の間、送信電力を電力算出部25で算出した許容送信電力に制限して無線端末と無線通信を行うよう送信電力を制御する(ステップS210)。
送受信シーケンス処理部53は、無線端末情報管理部51が記憶するポーリングリストに通信可能な無線端末が記憶されているか否かを確認する(ステップS220)。例えば、無線端末3が通信エリア60に位置する場合、無線端末情報管理部51によって無線端末3がポーリングリストに登録されているため、送受信シーケンス処理部53は通信可能な無線端末3が存在すると判断する。
また、送受信シーケンス処理部53は、ポーリングリストに登録されている無線端末に対して電力制御部26で制限された許容送信電力で通信可能か否かを判断する(ステップS230)。
また、送受信シーケンス処理部53は、ポーリングリストに登録されている無線端末3が、無線送受信処理部12によって抽出された予約期間内でフレーム交換シーケンスが完了可能か否かを判断する(ステップS240)。
送受信シーケンス処理部53によって、ポーリングリストに登録されている無線端末3が、電力制御部26で制限された許容送信電力で通信可能であると判断されるとともに(ステップS230、YES)、送受信シーケンス処理部53によってポーリングリストに登録されている無線端末が、予約期間内でフレーム交換シーケンスが完了可能すると判断された場合(ステップS240、YES)、送受信シーケンス処理部53は電力制御部26で制限された許容送信電力によって予約期間の範囲内でフレーム交換シーケンスを送信し実行する(ステップS250)。無線基地局1からフレーム交換シーケンスによるパケットを受信した無線端末3は、無線基地局1が無線端末3に送信した際の送信電力値以下の送信電力で無線基地局1にパケットを送信する。
このように、無線基地局1が他の無線基地局2からの送信許可パケット81の干渉パケット91を受信した場合、無線基地局2の許容送信電力で無線基地局1と無線端末3が無線通信を行うため、無線基地局1は無線基地局2の通信に干渉を与えることなく無線端末3と無線通信することが可能となる。
なお、無線端末4が無線基地局2に向けた指向性アンテナを備えていない場合、無線基地局2からの干渉パケット91に加えて、無線端末4が送信する送信電力と許容干渉電力を含むデータパケット84等に対する干渉パケット94に基づいて、無線基地局1と無線端末3が通信する際の送信電力を決定してもよい。
なお、本実施の形態2においては、ポーリングリストに登録されている無線端末が、予約期間内でフレーム交換シーケンスが完了可能すると判断された場合に、無線基地局2の許容送信電力で無線基地局1と無線端末3が無線通信を行うこととしたが、ポーリングリストに登録されている無線端末とのフレーム交換シーケンスが予約期間内で終わらない場合であっても、限定したセクタによってフレーム交換シーケンスを実行してもよい。
このように実施の形態2によれば、無線基地局1が、他の無線基地局2からの送信許可パケット83の干渉パケット93を受信した場合、干渉パケット93に含まれる、送信電力と許容干渉電力に基づいて無線基地局1の許容送信電力を算出し、無線基地局1が許容送信電力で無線端末3と無線通信を行うため、他の無線基地局2の通信に許容できない干渉を与えることがなくなる。したがって、他の無線基地局2が無線端末3と通信を行っている予約期間においても、無線基地局1と無線端末3の通信を禁止にする必要がなく、スループットが向上する。また、干渉パケット93に含まれる送信電力と許容干渉電力を抽出するだけで、許容送信電力を算出することが可能となり、簡易な構成でスループットを向上させることが可能となる。
実施の形態3.
図5,図9〜図11に従って実施の形態3に係る無線基地局を説明する。実施の形態3においては、無線基地局1が他の無線基地局2の通信に干渉を与えないよう無線基地局2のポーリング周期に基づいてポーリング期間の生成時刻を移動する(ポーリングの開始時刻を変更する)。
図9は実施の形態3に係る無線基地局の構成を示すブロック図であり、図9に示す各構成要素のうち図6に示す実施の形態2の無線基地局1と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図9に示すように無線基地局1は、アンテナ10、無線送受信処理部12、中継処理部13、有線送受信処理部14、無線プロトコル管理部50を備える。本実施の形態3においては、無線プロトコル管理部50のポーリング周期管理部52が、無線基地局2のポーリング周期に基づいてポーリング期間の生成時刻を移動させる。すなわち、ここではポーリング周期管理部52が特許請求の範囲に記載のポーリング時刻変更部に対応した処理も行う。
つぎに、実施の形態3に係る無線通信システムの処理手順について説明する。図10は、実施の形態3に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。本実施の形態3においては、無線基地局2から無線端末4に送信されたパケットの干渉パケット(後述する干渉パケット95)が無線基地局1によって受信される場合について説明する。
無線基地局2のポーリング周期管理部52は、ポーリング周期30Aの間隔で、周期的にポーリング期間(CAP(Controled Access Phase))31,32を生成し、無線基地局1のポーリング周期管理部52は、ポーリング周期30Bの間隔で、周期的にポーリング期間33,34を生成する。
例えば、ポーリング期間31において無線基地局2は無線端末4に対して送信許可パケット85を送信し、無線端末4は無線基地局2に対して応答データパケットを送信する。このとき、無線基地局2から無線端末4に対して送信された送信許可パケット85に対する干渉パケット95が発生し、この干渉パケット95が無線基地局1によって受信されるものとする。
送受信シーケンス処理部53は、ポーリング周期管理部52からポーリングアクセスを指示された場合は、ポーリングリストに記憶されるポーリング対象の無線端末に対して、ポーリングアクセスに許可されたフレーム交換シーケンスを実行する。
具体的には、無線基地局2は、チャネル状態管理部54によって、ポーリングアクセス用の待ち時間であるPIFS(Point Inter Frame Space)期間の間アイドル状態と判断されたとき、送信許可パケット85を無線端末4に送信する。送信許可パケット85には、送信機会(TXOP)を与える相手先である無線端末4のアドレス情報と、予約期間に関する情報が含まれている。
従来は、無線基地局2と無線基地局1が独立してポーリング期間を生成するので、無線基地局2が生成するポーリング期間31,32と、無線基地局1が生成するポーリング期間33,34が重なる場合が発生する。この場合、無線基地局1と無線基地局2が送信する互いのフレーム交換シーケンスが干渉となり、あらかじめ取り決められた通信品質を満足できなくなる。
そこで、本実施の形態3では、一定周期に送信する送信許可パケット85に、ポーリング周期30Aに関する情報を付加しておく。ポーリング周期30Aに関する情報には、1つの無線端末に対するポーリングの処理時間とポーリングの開始時刻が含まれている。無線基地局1が、無線基地局2の送信許可パケット85に対する干渉パケット95を干渉として受信した場合、無線基地局1はポーリング周期30Aに関する情報と、干渉パケット95を受信した時刻に基づいて、無線基地局2が生成する次回のポーリング期間の時刻を算出する。無線基地局1は、自身のポーリング期間の生成時刻と算出した無線基地局2のポーリンク期間が重なっている場合、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻を移動させる。これにより、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻と無線基地局2のポーリンク期間の生成時刻が重なること(ポーリング処理時刻の重なり)を防止し、無線基地局1と無線基地局2は、互いに他の無線基地局の通信に干渉を与えることなくポーリングを行うことが可能となる。
図11は、実施の形態3に係る無線基地局の動作手順を示すフローチャートである。無線基地局1のアンテナ10が無線基地局2からの干渉パケット95(他セルのパケット)を受信する(ステップS300)。
アンテナ10によって受信された干渉パケット95は、無線送受信処理部12によってパケットの内容が確認される。無線送受信処理部12は受信したメッセージ(干渉パケット95)に含まれるアドレス情報から、他セルへのメッセージ(通信エリア71cに位置する無線端末4へのメッセージ)であることを判断するとともに、干渉パケット95に含まれるポーリング周期30Aに関する情報を抽出する。無線送受信処理部12は、干渉パケット95の受信時刻とともにポーリング周期30Aに関する情報を保存しておく。
無線基地局1のポーリング周期管理部52は、ポーリング周期30Aに関する情報と、干渉パケット95を受信した時刻に基づいて、無線基地局2の次回のポーリング期間の時刻(他セルのポーリング時間)を算出する(ステップS310)。
ポーリング周期管理部52は、無線基地局1のポーリング期間(例えばポーリング期間33)の生成時刻と算出した無線基地局2のポーリンク期間(例えばポーリング期間31)が重なっているか否かを判断する(ステップS320)。
無線基地局1のポーリング周期管理部52が、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻と算出した無線基地局2のポーリンク期間が重なっていると判断すると(ステップS320、Yes)、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻と無線基地局2のポーリンク期間が重ならないよう、無線基地局1のポーリング周期管理部52は無線基地局1によるポーリング期間の生成時刻を移動させる(ステップS330)。
このように、ポーリング周期30Aに関する情報が、無線基地局2が無線端末4に送信する送信許可パケット85に含まれているため、この送信許可パケット85の干渉パケット95を受信した無線基地局1は、無線基地局2とのポーリング期間生成時刻が重ならないよう無線基地局2のポーリング期間の生成時刻を変更することが可能となる。
このように実施の形態3によれば、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻と無線基地局2のポーリンク期間の生成時刻が重なることを防止し、無線基地局1と無線基地局2は、互いに他の無線基地局の通信に干渉を与えることなくポーリングを行うことが可能となる。また、ポーリング期間の生成時刻の変更は、送信許可パケット85の干渉パケット95を受信した時点で行えるため、簡易な処理で無線基地局1と無線基地局2が互いの通信に干渉を与えることなくポーリングを行うことが可能となる。
実施の形態4.
図5,9,11,12に従って実施の形態4に係る無線基地局を説明する。実施の形態4においては、無線基地局1が有線ネットワーク5を介して、無線基地局2からポーリング周期30Aに関する情報を取得し、無線基地局1が他の無線基地局2の通信に干渉を与えないよう無線基地局2のポーリング周期に基づいてポーリング期間の生成時刻を移動する。
図12は、実施の形態4に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。本実施の形態4においては、無線基地局2から無線端末4に送信されたビーコンパケット(ビーコンフレーム)の干渉パケット(後述する干渉パケット97)が無線基地局1によって受信される場合について説明する。ここで、ビーコンパケットは、無線基地局2の存在を報知するためのパケットであり、無線基地局2が無線エリア70内に位置する無線端末に対して送信する。
無線基地局2のポーリング周期管理部52は、ポーリング周期30Aの間隔で、周期的にポーリング期間(CAP)31,32を生成している。無線基地局2は、無線端末4にビーコンパケット87を送信すると、このビーコンパケット87に対する干渉パケット97が発生し、無線基地局1によってこの干渉パケット97が受信される。
無線基地局1が他の無線基地局2から送信されたビーコンパケット87の干渉パケット97を受信した場合、無線基地局1は干渉パケット97に含まれるアドレス情報に基づいて、ポーリング周期照会メッセージ(照会)88Xを有線ネットワーク5を介して無線基地局2に送信する。
ポーリング周期照会メッセージ88Xには、このポーリング周期照会メッセージ88Xに対する回答メッセージを、有線ネットワーク5を介して無線基地局1に送信するよう指示する指示情報が含まれる。
ポーリング周期照会メッセージ88Xを受信した無線基地局2は、ポーリング周期回答メッセージ88Yを有線ネットワーク5を介して無線基地局1に送信する。ポーリング周期照会メッセージ88Xは、ポーリング周期を問い合わせるための要求情報であり、ポーリング周期回答メッセージ88Yは、ポーリング周期照会メッセージ88Xに対する回答情報である。
ポーリング周期回答メッセージ88Yには、ポーリング期間を生成している無線端末4のアドレスと、無線基地局2から無線端末4へのポーリング周期30Aに関する情報が含まれる。無線基地局2からのポーリング周期回答メッセージ88Yは、無線基地局1のポーリング周期管理部52で記憶しておく。
無線基地局1は、他の無線基地局2の送信許可パケット89の干渉パケット99を干渉として受信した場合、無線基地局1は無線基地局2のポーリング周期30Aに関する情報と干渉パケット99を受信した時刻に基づいて、他の無線基地局2が生成する次回のポーリング期間の時刻を算出する。無線基地局1は、自身のポーリング期間(例えばポーリング期間33)の生成時刻と算出した他の基地局2のポーリンク期間(例えばポーリング期間31)が重なっている場合、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻を移動させる。
このように、無線基地局2が無線端末4に送信する送信許可パケットにポーリング周期30Aに関する情報が含まれていない場合であっても、無線基地局1は有線ネットワーク5を介して無線基地局2のポーリング周期30Aに関する情報を取得することができるので、無線基地局1は無線基地局2のポーリング期間と重ならないよう無線基地局1のポーリング期間の生成時刻を変更することが可能となる。
このように実施の形態4によれば、無線基地局1のポーリング期間の生成時刻と無線基地局2のポーリンク期間の生成時刻が重なることを防止し、無線基地局1と無線基地局2は、互いに他の無線基地局の通信に干渉を与えることなくポーリングを行うことが可能となる。また、無線回線を使って送受信する送信許可パケットにポーリングに関する情報を追加する必要がないため、無線回線を有効に使用することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる無線基地局は、通信品質を保証する無線通信に適している。
実施の形態1に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る無線基地局の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる無線通信システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る無線基地局の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。 実施の形態3に係る無線基地局の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1,2 無線基地局
3,4 無線端末
5 有線ネットワーク
10 アンテナ
11a〜11d,21a〜21d アンテナセクタ
12 無線送受信処理部
13 中継処理部
14 有線送受信処理部
15 アンテナ切替部
16 アンテナセクタ選択部
25 電力算出部
26 電力制御部
50 無線プロトコル管理部
51 無線端末情報管理部
52 ポーリング周期管理部
53 送受信シーケンス処理部
54 チャネル状態管理部
60,70 通信エリア
60,61a〜61d,70,71a〜71d 通信エリア

Claims (11)

  1. 無線アクセス可能な無線ゾーン内の無線端末と、所定の通信チャネルにおいて使用されていない期間に無線通信を行う無線基地局において、
    前記無線ゾーン内で互いに異なる方向に向けられた複数の指向性アンテナによって前記無線端末と通信を行う通信部と、
    他の無線基地局が該無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線端末と送受信するパケットの干渉成分を干渉パケットとして受信した指向性アンテナを識別するとともに、該識別された指向性アンテナ以外の指向性アンテナを使用可能な指向性アンテナとして抽出する指向性アンテナ抽出部と、
    前記指向性アンテナ抽出部によって抽出された使用可能な指向性アンテナによって接続可能な無線端末を検出する端末検出部と、
    前記通信部が前記干渉パケットを受信すると、前記端末検出部によって検出された無線端末に対し、前記指向性アンテナ抽出部で抽出した前記使用可能な指向性アンテナによって通信を行うよう前記通信部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  2. 無線アクセス可能な無線ゾーン内の無線端末と、所定の通信チャネルにおいて使用されていない期間に無線通信を行う無線基地局において、
    前記無線ゾーン内で前記無線端末と通信を行う通信部と、
    前記通信部と通信可能な無線端末を検出する端末検出部と、
    前記通信部が、他の無線基地局が該無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線端末と送受信するパケットの干渉成分を干渉パケットとして受信すると、前記干渉パケットに基づいて、前記端末検出部によって検出された無線端末と通信する際の電力値を端末通信電力値として算出する電力算出部と、
    前記電力算出部によって算出された前記端末通信電力値で、前記端末検出部によって検出された無線端末と通信するよう前記通信部を制御する電力制御部と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  3. 前記干渉パケットは、前記他の無線基地局が該無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線端末に対して送信許可を与えるために送信した送信許可パケットの干渉成分に基づくものであることを特徴とする請求項1または2に記載の無線基地局。
  4. 前記送信許可パケットは、前記他の無線基地局が該無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線端末に対して与える前記送信許可の送信許可時間に関する情報を含み、
    前記制御部は、前記端末検出部によって検出された無線端末とのフレーム交換処理を前記送信許可時間の間に完了できる場合に、前記検出された無線端末と通信を行うよう前記通信部を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の無線基地局。
  5. 前記干渉パケットは、前記他の無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線端末が、前記他の無線基地局に送信したパケットの干渉成分に基づくものであることを特徴とする請求項1または2に記載の無線基地局。
  6. 前記干渉パケットは、前記無線基地局または前記無線端末が前記干渉パケットを送信する際の送信電力値に関する情報、および前記干渉パケットを送信する前記無線基地局または前記無線端末が許容する干渉電力値に関する情報を含み、
    前記干渉パケットを受信する際の受信電力値を測定する受信電力測定部を備え、
    前記電力算出部は、前記送信電力値および前記受信電力値に基づいて前記干渉パケットが送受信される際の伝播損失値を算出するとともに、前記伝播損失値および前記干渉電力値に基づいて前記端末通信電力値を算出することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の無線基地局。
  7. 前記端末通信電力値で送信されるパケットは、該パケットに対する応答パケットを送信する際、前記応答パケットを前記端末通信電力値で送信するよう指示する指示情報を含むことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の無線基地局。
  8. 有線LANで接続された通信システムに接続され、無線アクセス可能な無線ゾーン内の無線端末と、所定の通信チャネルにおいて使用されていない期間に無線通信を行う無線基地局において、
    他の無線基地局から該無線基地局の無線ゾーン内に位置する第1の無線端末へのポーリング周期に関する情報および前記他の無線基地局から前記第1の無線端末へポーリングによって送信するパケットの干渉成分を干渉パケットとして受信した時刻に関する情報基づいて、自らの無線ゾーン内に位置する第2の無線端末へのポーリングを開始する時刻を変更するポーリング時刻変更部を備えることを特徴とする無線基地局。
  9. 前記他の無線基地局から前記第1の無線端末へポーリングによって送信するパケットは、前記ポーリング周期に関する情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の無線基地局。
  10. 前記他の無線基地局から該無線基地局の無線ゾーン内に位置する第1の無線端末へ送信する前記他の無線基地局の存在を報知するためのビーコンパケットの干渉成分を干渉パケットとして受信すると、前記有線LANを介して前記ポーリング周期に関する情報を要求するための指示情報を前記他の無線基地局に対して送信するよう制御する制御部を備え、
    前記他の無線基地局から送信される前記ポーリング周期に関する情報を、前記有線LANを介して受信することを特徴とする請求項8に記載の無線基地局。
  11. 前記ポーリング周期に関する情報は、前記1つの無線端末に対するポーリングの処理時間およびポーリングの開始時刻を含み、
    前記ポーリング時刻変更部は、
    前記ポーリングの処理時間および前記ポーリングの開始時刻に基づいて、前記他の無線基地局から前記第1の無線端末へのポーリングの処理時刻と、前記第2の無線端末へのポーリングの処理時刻とが重ならないよう、前記第2の無線端末へのポーリングを開始する時刻を変更することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1つに記載の無線基地局。






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