JP4507552B2 - 重荷重用チューブレスタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、重荷重用チューブレスタイヤに関するものである。特に、この発明は、ビードトウの欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持できる重荷重用チューブレスタイヤに関するものである。
従来の重荷重用チューブレスタイヤは、タイヤ回転軸に対して約15°のテーパー角度を有するリムに合わせて、ビードベースが回転軸に対して約15°〜30°のテーパー角度を有して形成されているものが多い。このテーパーの方向は、タイヤ幅方向外方向に行くに従って、タイヤ径方向外方に広くなる方向となっている。
しかし、ビードベースは上記のように回転軸に対して約15°〜30°の角度を有して形成されおり、重荷重用チューブレスタイヤの内側部分における形状の輪郭線であるタイヤ内面輪郭線は、サイドウォールの内側部分の形状が、タイヤ径方向内方に行くに従って、概ね赤道線側に近くなるように形成されている。このため、当該タイヤ内面輪郭線とビードベースとによって形成されるビードトウは、先細りの形状で形成されている。また、ビードトウは先細りで形成されているために、突き出し量も多くなっている。このように、ビードトウが先細りで形成され、さらに、突き出し量も多いため、重荷重用チューブレスタイヤをリムへの組付け時や、リムから外す際に、前記ビードトウがリムに引っ掛かって、欠けてしまう虞があった。
そこで、従来の重荷重用チューブレスタイヤでは、このビードトウの欠けを抑制するために、ビードトウを形成する角度を大きくし、突き出し量を減少させているものがある。例えば、特許文献1では、タイヤ子午線断面内で、ビートベースのトゥ側端縁を、ビードコアの、タイヤ軸線方向の内外それぞれの頂点を結ぶ直線の、タイヤ内表面輪郭線への交点を通る、タイヤ赤道面と平行な平面上またはその平面よりヒール側に位置させている。これにより、ビードトウの角度は大きく形成され、また、ビードトウの突き出し量も低減される。このように、ビードトウの突き出し量が低減されることにより、ビードトウの欠けを抑制することができる。
特開平11−59139号公報
ところが、上記の重荷重用チューブレスタイヤのビードトウ及びビードベースの形状では、ビードトウの突き出し量は低減されるが、同時にビードベースの幅も低減されることとなるので、ビードベースとリムとの嵌合部分の面積が小さくなる。嵌合部分の面積が小さくなると、操縦安定性が低下する虞がある。また、ビードトウの突き出し量が低減すると、ビードトウの内周長が長くなり、インフレート性が低下する虞がある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ビードトウの欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持することができる重荷重用チューブレスタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る重荷重用チューブレスタイヤは、ビードコアのタイヤ径方向内方に、タイヤ回転軸に対して15°〜30°の範囲内のテーパー角度でタイヤ幅方向外方へ向かうに従ってタイヤ径方向外方に広がる方向に傾斜したビードベースを有し、当該ビードベースとタイヤ内面輪郭線とが交差する部分はビードトウ頂点として形成されている重荷重用チューブレスタイヤにおいて、前記ビードコアは、多角形の形状で形成されており、前記タイヤ内面輪郭線は、前記重荷重用チューブレスタイヤを子午面断面で見た場合に、カーカスに沿って前記重荷重用チューブレスタイヤの内部側に形成されるインナーライナの赤道面側に形成される前記タイヤ内面輪郭線と、前記ビードコアのタイヤ径方向内方に形成されるゴムチェーファーの赤道面側に形成される前記タイヤ内面輪郭線とが連続して形成されていると共に、前記タイヤ内面輪郭線の前記ビードトウ付近の形状は、赤道面側に凸となった曲線で形成されており、さらに、前記タイヤ内面輪郭線は、前記ビードコアを通り、且つ、前記タイヤ回転軸に対して傾斜した前記ビードベースと平行な線であり、さらに、前記ビードコアが有する複数の角部のうち、前記重荷重用チューブレスタイヤの赤道面に最も近い角部である最内角部を通っているビードベース平行線と、前記ビードトウ頂点を通り、且つ、前記タイヤ回転軸と直交する線であるビードトウ垂線と、が交差する部分である交差部よりも、タイヤ径方向内方で前記ビードトウ垂線と交差しており、前記ビードトウ頂点を通り、且つ、前記タイヤ内面輪郭線の接線であるタイヤ内面輪郭線接線と、前記ビードベースとで形成する角部はビードトウ角部として形成していると共に、前記ビードトウ角部の角度αは、90°≦α≦120°の範囲内で形成されていることを特徴とする。
この発明では、前記タイヤ内面輪郭線を、前記ビードトウ垂線に交差させている。このため、前記ビードベースとでビードトウを形成する当該タイヤ内面輪郭線は、ビードトウ付近ではタイヤ径方向外方からタイヤ径方向内方に行くに従って、タイヤ幅方向内方からタイヤ幅方向外方に向かう形状で形成される。これにより、ビードトウの角度を、大きく形成することができるので、当該重荷重用チューブレスタイヤをリムに組付ける際、或いは、リムから外す際に、前記ビードトウがリムに引っ掛かっても、ビードトウが欠けてしまうことを抑制できる。また、前記タイヤ内面輪郭線と前記ビードトウ垂線とを、前記交差部よりもタイヤ径方向内方で交差させることにより、ビードトウをタイヤ幅方向内方、或いは、タイヤ径方向内方に突き出させることができる。これにより、ビードベースの幅を確保できるので、ビードベースとリムとの嵌合が十分なものとなる。また、ビードトウを前記の方向に突き出させることにより、ビードトウの内周長を従来の重荷重用チューブレスタイヤのビードトウの内周長と同様の長さにすることができる。これらの結果、ビードトウの欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持することができる。
また、この発明に係る重荷重用チューブレスタイヤは、前記ビードトウ頂点を通り、且つ、前記タイヤ内面輪郭線の接線であるタイヤ内面輪郭線接線と、前記ビードベースとで形成する角部はビードトウ角部として形成しており、前記ビードトウ角部の角度αは、90°≦α≦120°の範囲内で形成されていることを特徴とする。
この発明では、前記ビードトウ角部の角度αを、90°≦α≦120°の範囲内で形成することにより、より確実にビードトウの欠けを抑制している。即ち、前記ビードトウ角部の角度αが90°未満で形成されている場合には、ビードトウが先細りになるので、リムに組付ける際などに、ビードトウに欠けが生じる虞がある。また、前記角度αが、120°より大きい角度で形成されている場合には、ビードトウ角部自体は大きな角度で形成されるが、前記タイヤ内面輪郭線接線に接する部分の前記タイヤ内面輪郭線を形成する曲線が、半径の小さな円弧などで形成される場合がある。この場合は、ビードトウが先細りとなっている場合と実質的に似た形状となり、リムに組付ける際などに、ビードトウに欠けが生じる虞がある。そこで、前記角度αを90°≦α≦120°の範囲内で形成することにより、より確実にビードトウの欠けを抑制している。この結果、ビードトウの欠けをより確実に抑制することができる。
また、この発明に係る重荷重用チューブレスタイヤは、前記ビードベース平行線は、前記ビードコアの輪郭線のうち、最も赤道面に近い部分を通っていることを特徴とする。
この発明では、前記ビードベース平行線を、ビードコアの輪郭線のうち最も赤道面に近い部分を通すことにより、前記タイヤ内面輪郭線を前記ビードコアの形状に合わせた形状にすることができる。即ち、前記交差部はビードベース部とビードトウ垂線とが交差する部分であるが、前記タイヤ内面輪郭線は、この交差部よりもタイヤ径方向内方でビードトウ垂線と交差している。前記ビードベース平行線が、ビードコアの輪郭線のうち最も赤道面に近い部分よりもタイヤ径方向外方を通る場合には、タイヤ内面輪郭線は、ビードベース平行線が、赤道面に最も近い部分のビードコアの輪郭線を通る場合よりもタイヤ径方向外方に位置する場合がある。このように、タイヤ内面輪郭線がタイヤ径方向外方に位置した場合には、重量が増加する虞がある。また、前記ビードベース平行線が、ビードコアの輪郭線のうち最も赤道面に近い部分よりもタイヤ径方向内方を通る場合には、タイヤ内面輪郭線がビードコアに近付き過ぎる、つまり、この部分の厚さが薄くなる場合がある。この場合、リムに組付ける際などに、その部分が破損する虞がある。そこで、前記ビードベース平行線を、ビードコアの輪郭線のうち最も赤道面に近い部分を通すことにより、重量の増加を抑制、或いは、ビードトウ付近の破損を抑制することができる。
また、この発明に係る重荷重用チューブレスタイヤは、前記ビードコアは、多角形の形状で形成されており、前記ビードベース平行線は、前記ビードコアが有する複数の角部のうち、前記重荷重用チューブレスタイヤの赤道面に最も近い角部である最内角部を通っていることを特徴とする。
この発明では、前記ビードベース平行線を、前記最内角部、つまり、ビードコアの輪郭線のうち最も赤道面に近い部分を通すことにより、上記の場合と同様に、前記タイヤ内面輪郭線を前記ビードコアの形状に合わせた形状にすることができる。この結果、前記ビードベース平行線を、前記最内角部を通すことにより、上記と同様に、重量の増加を抑制、或いは、ビードトウ付近の破損を抑制することができる。
本発明に係る重荷重用チューブレスタイヤは、ビードトウの欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持できる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る重荷重用チューブレスタイヤの実施をするための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能且つ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、重荷重用チューブレスタイヤのタイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内方とはタイヤ幅方向において赤道面に向かう方向をいい、タイヤ幅方向外方とは、タイヤ幅方向において赤道面に向かう方向の反対方向をいう。また、タイヤ径方向とは、前記タイヤ回転軸と直交する方向をいう。図1は、この発明に係る重荷重用チューブレスタイヤのビード部を示す一部断面図である。この重荷重用チューブレスタイヤ1は、タイヤ径方向の最も外側となる部分に形成されるトレッド部(図示省略)のタイヤ幅方向の端部から、タイヤ径方向における内方側の所定の位置までに、サイドウォール部(図示省略)が設けられている。さらに、このサイドウォール部のタイヤ径方向内方側には、ビード部10が設けられている。このビード部10は、前記重荷重用チューブレスタイヤ1の2ヶ所に設けられており、赤道面を対称にして赤道面の反対側にも設けられている。
前記ビード部10にはビードコア11が設けられている。また、前記トレッド部のタイヤ径方向内方、及び前記サイドウォール部の赤道面側には、カーカス12が設けられている。このカーカス12はビード部10の赤道面側にも形成されており、このビード部10の赤道面側に形成されるカーカス12は前記サイドウォール部の赤道面側に形成されるカーカス12から連続して形成される。このカーカス12は、さらに、前記ビードコア11のタイヤ径方向内方を通り、当該ビードコア11のタイヤ幅方向外方まで折り返される。また、ビード部10のビードコア11のタイヤ幅方向内方から、赤道面の反対側に形成されるビード部10のビードコア11のタイヤ幅方向内方まで、前記カーカス12に沿ってインナーライナ13が形成されている。このインナーライナ13は、前記カーカス12に沿って、当該重荷重用チューブレスタイヤ1の内部側に形成されている。また、ビード部10のタイヤ径方向内方で、ビードコア11のタイヤ径方向内方には、ゴムチェーファー14が形成されている。
前記ビードコア11は、前記重荷重用チューブレスタイヤ1の子午面断面の形状が六角形で形成されている。このビードコア11を形成する六角形の辺のうち、タイヤ径方向内方の辺bは、タイヤ回転軸(図示省略)の形成方向を0°とした場合に、タイヤ幅方向外方へ向かうに従ってタイヤ径方向外方に広がる方向に、約15°の傾斜を有して形成されている。また、この辺bと対向する辺cも、この辺bとほぼ平行に形成されている。前記ゴムチェーファー14のタイヤ径方向内方の部分はビードベース15として形成されている。このビードベース15も、前記ビードコア11の辺bと同様に、タイヤ幅方向外方へ向かうに従ってタイヤ径方向外方に広がる方向の傾斜を有して形成されている。
前記インナーライナ13の内側は、タイヤ内面輪郭線16として形成されている。つまり、ビード部10付近では、インナーライナ13の赤道面側の部分がタイヤ内面輪郭線16として形成されており、さらに、前記ゴムチェーファー14の赤道面側の部分もタイヤ内面輪郭線16として形成されている。このゴムチェーファー14のタイヤ内面輪郭線16と、前記インナーライナ13のタイヤ内面輪郭線16とは、連続して形成されている。このタイヤ内面輪郭線16のタイヤ径方向内方の端部と、前記ビードベース15の赤道面側の端部とが交差する部分は角部状に形成されており、この部分はビードトウ17として形成されている。
前記タイヤ内面輪郭線16は、ビード部10付近では、タイヤ径方向外方からタイヤ径方向内方に行くに従って、概ねタイヤ幅方向外方から赤道面方向に形成される形状となっているが、このタイヤ内面輪郭線16は、前記ビードトウ付近では形状が異なっている。このタイヤ内面輪郭線16のビードトウ17付近の形状は、赤道面側に凸となった曲線で形成されており、このため、タイヤ内面輪郭線16の前記ビードベース15と交差する部分の形状は、タイヤ径方向外方からタイヤ径方向内方へ向かうに従って、赤道面側からタイヤ幅方向外方に形成される形状となっている。
これらのタイヤ内面輪郭線16、及びビードトウ17の詳細な形状を説明する。まず、前記ビードトウ17のうち、前記タイヤ内面輪郭線16と前記ビードベース15とが交差する部分であるビードトウ頂点18を通り、且つ、タイヤ回転軸と直交する線であるビードトウ垂線20を想定する。また、前記ビードコア11が有する角部のうち、前記重荷重用チューブレスタイヤ1の赤道面に最も近い角部である最内角部19を通り、且つ、前記ビードベース15と平行な線であるビードベース平行線21を想定する。この前記ビードトウ垂線20はタイヤ径方向に形成されており、前記ビードベース平行線21は略タイヤ幅方向に形成されている。このため、双方の線は所定の部分で交差し、この部分は交差部22となる。
前記タイヤ内面輪郭線16は、ビードトウ17付近では、タイヤ径方向外方からタイヤ径方向内方に行くに従って、赤道面側からタイヤ幅方向外方に形成される形状を有する曲線で形成されており、その部分よりもタイヤ径方向外方では、タイヤ径方向外方からタイヤ径方向内方に行くに従って、概ねタイヤ幅方向外方から赤道面方向に形成される形状となっている。このため、当該タイヤ内面輪郭線16は、前記ビードトウ垂線20を跨ぐように形成されており、前記ビードトウ垂線20と所定の位置で交差している。このようにタイヤ内面輪郭線16は、ビードトウ垂線20を跨ぐように形成しているが、前記交差部22よりも、タイヤ径方向内方でタイヤ内面輪郭線16とビードトウ垂線20とが交差するように形成されている。このように形成されているため、タイヤ内面輪郭線16のうち、タイヤ径方向において交差部22と同じ高さ、或いは同じ径となる部分は、タイヤ幅方向の位置が前記ビードトウ垂線20よりもタイヤ幅方向外方に位置している。
前記ビードトウ頂点18を通り、且つ、前記タイヤ内面輪郭線16のうち前記ビードトウ垂線20よりも赤道面側の部分と接するタイヤ内面輪郭線接線23を想定する。前記タイヤ内面輪郭線16は、このタイヤ内面輪郭線接線23と前記ビードベース15とで形成する角部であるビードトウ角部24の角度αが、90°または、鈍角になるような形状に形成する。なお、このビードトウ角部24の角度αは、90°≦α≦120°となるように形成されていることが好ましい。
図2は、図1の重荷重用チューブレスタイヤをリムへ組付ける時の状態を示す図である。この重荷重用チューブレスタイヤ1を、車両(図示省略)に装着する場合には、まず、当該重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に組付ける。その際に、ビードトウ17は図2に示すように、リム30のいずれかの部分に引っ掛かってしまう場合がある。このような場合でも、前記ビードトウ角部24の角度αは90°以上で形成されているため、当該ビードトウ17は欠け難くなっている。この結果、当該重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に組付ける際、或いはリム30から外す際において発生する、ビードトウ17の欠けを抑制できる。
図3は、図1の重荷重用チューブレスタイヤをリムへ組付けた状態を示す図である。また、前記タイヤ内面輪郭線16は、前記交差部22よりもタイヤ径方向内方でビードトウ垂線20と交差しているので、前記ビードトウ角部24の角度αを90°以上にするために、ビードトウ17はタイヤ幅方向内方に突き出た形状となっている。このため、前記ビードベース15の幅が広く形成されている。このように、従来通りビードベース15の幅を広く形成し、ビードトウ17をタイヤ幅方向内方で、且つ、タイヤ径方向内方に突き出させることにより、ビードトウ17の内周長を従来の重荷重用チューブレスタイヤのビードトウの内周長と同様の長さにすることができる。この結果、インフレート性が維持される。また、リム30との嵌合部31の面積が十分に確保されているため、リム30との一体感が維持される。この結果、操縦安定性が維持される。
また、前記ビードトウ角部24の角度αは、90°≦α≦120°の範囲で形成されることが好ましいが、これは、角度αを90°未満にするとビードトウ17が先細りとなり、重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に組付ける際に、当該ビードトウ17がリム30に引っ掛かって破損する虞があるからである。また、角度αを120°よりも大きい角度で形成した場合には、ビードトウ角部24をビードベース15と共に形成する前記タイヤ内面輪郭線接線23が接する、タイヤ内面輪郭線16のうち、当該タイヤ内面輪郭線接線23が接する部分が、小さな半径の円弧で形成される虞がある。この場合、ビードトウ17が先細りとなって形成している場合と同じような形状となり、前記角度αを90°未満で形成した場合と同様に重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に組付ける際に、当該ビードトウ17がリム30に引っ掛かって破損する虞がある。そのため、前記ビードトウ角部24の角度αは、90°≦α≦120°の範囲で形成されることが好ましい。ビードトウ角部24の角度αを、90°≦α≦120°の範囲で形成することにより、より確実に、ビードトウ17の欠けを抑制することができる。
また、前記ビードベース平行線21を前記ビードコア11の最内角部19を通すことにより、前記タイヤ内面輪郭線16の位置を最適なものとすることができる。詳細には、このビードベース平行線21は、前記ビードトウ垂線20とで交差部22を形成している。前記タイヤ内面輪郭線16は、この交差部22よりも、タイヤ径方向内方でビードトウ垂線20と交差している。これにより、前記ビードベース平行線21が、前記最内角部19よりもタイヤ径方向外方を通る場合には、前記交差部22もタイヤ径方向外方に位置するようになる。このため、前記タイヤ内面輪郭線16とビードトウ垂線20とが交差する部分も、前記ビードベース15が最内角部19を通るときよりもタイヤ径方向外方の方向に位置することができ、これにより、前記タイヤ内面輪郭線16全体もタイヤ径方向外方の方向に位置することができる。また、これにより、タイヤ内面輪郭線16は赤道面側に位置することもできる。これらのため、ビード部10の厚さが厚くなる虞があり、この場合、重荷重用チューブレスタイヤ1の重量が増加する虞がある。
また、ビードベース平行線21が、前記最内角部19よりもタイヤ径方向内方を通る場合には、前記交差部22の位置も、タイヤ径方向内方に位置することとなる。この場合、上記とは逆に、前記ビードベース15が最内角部19を通るときよりも、タイヤ内面輪郭線16はタイヤ径方向内方に位置する、或いは、タイヤ幅方向外方に位置する虞がある。これらの場合、タイヤ内面輪郭線16が前記ビードコア11に近付き過ぎるため、前記インナーライナ13が薄くなり過ぎ、この重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に組付ける際などに、この薄い部分が破損する虞がある。このため、前記ビードベース平行線21を前記ビードコア11の最内角部19を通すことにより、前記タイヤ内面輪郭線16の位置を最適なものとすることができる。この結果、ビードトウ17の破損を抑制する場合に、重量の増加も抑制し、また、ビード部10のビードトウ17以外の部分に発生する破損も抑制することができる。
以下、上記の重荷重用チューブレスタイヤ1について、従来の重荷重用チューブレスタイヤ1と本発明の重荷重用チューブレスタイヤ1とについて行った性能の評価試験について説明する。評価試験は、重荷重用チューブレスタイヤ1全体の重量の増減、ビードトウ17の欠けの発生率であるトウ欠け発生率、重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に組付けた際のインフレート性、及び操縦安定性の4項目について行った。
試験方法は、トウ欠け発生率については、従来の重荷重用チューブレスタイヤ1と本発明の重荷重用チューブレスタイヤ1をそれぞれリムに組付けて車両に装着し、市場走行した後、リムから外した際のトウ欠け発生率を測定した。また、インフレート性と操縦安定性については、新品の従来の重荷重用チューブレスタイヤ1と新品の本発明の重荷重用チューブレスタイヤ1をリム30に装着して測定、評価する。また、重量増減については、新品の従来の重荷重用チューブレスタイヤ1と新品の本発明の重荷重用チューブレスタイヤ1の重量を測定した。インフレート性に関しては、従来例1の重荷重用チューブレスタイヤ1のインフレート性を100として各重荷重用チューブレスタイヤ1を指数で表示した。数値が大きい程、インフレート性に優れている。また、操縦安定性に関しては、10点満点法で評価し、従来例1の重荷重用チューブレスタイヤ1の操縦安定性を5として評価している。重量増減に関しては、従来例1の重荷重用チューブレスタイヤ1に対しての増減を評価している。
試験をする重荷重用チューブレスタイヤ1は、従来例として2種類、本発明と比較する比較例として2種類、及び本発明の例として4種類を、上記の試験方法で試験する。従来例1、2は、ビードベース幅の低減は、従来例1のビードベース15の幅を、ビードベース幅の基準としているので、両方とも低減は無い。また、前記交差部22に対するタイヤ内面輪郭線16のタイヤ径方向における内外の位置、即ち、タイヤ内面輪郭線16とビードトウ垂線20とが交差する位置が、前記交差部22よりもタイヤ径方向の外方、或いは、内方に位置しているかについては、両方とも内方に位置している。また、ビードトウ角部24の角度αは、従来例1では、α=76°、従来例2では、α=56°となっている。
本発明との比較例である比較例1、2は、ビードトウ角部24の角度αは、両方ともα=100°となっている。また、前記交差部22に対するタイヤ内面輪郭線16の内外の位置は、両方とも外方に位置している。また、比較例1では、ビードベース15の幅は低減しており、比較例2では、低減していない。
本発明の例である本発明1〜4は、ビードベース幅の低減については、全て低減は無い。また、前記交差部22に対するタイヤ内面輪郭線16の内外の位置は、全て内方に位置している。また、ビードトウ角部24の角度αは、本発明1では、α=90°、本発明2では、α=105°、本発明3では、α=120°、本発明4では、α=135°となっている。これらの従来例1、2、比較例1、2、及び本発明1〜4の重荷重用チューブレスタイヤ1を、上記の方法で評価試験をし、得られた結果を表1に示す。
Figure 0004507552
各重荷重用チューブレスタイヤの上記の評価試験による試験結果は、表1に示すように、重量増減、インフレート性、操縦安定性については、従来例1が基準となっており、重量の増減は無く、インフレート性=100、操縦安定性=5となっている。また、この従来例1のトウ欠け発生率は15%となっている。従来例2では、重量の増減は無く、インフレート性=100、操縦安定性=5となっている。また、この従来例2のトウ欠け発生率は19%となっている。
また、比較例1では、重量は減少し、インフレート性=93、操縦安定性=3となっている。また、この比較例1のトウ欠け発生率は2%となっている。比較例2では、重量は増加し、インフレート性=100、操縦安定性=7となっている。また、この比較例2のトウ欠け発生率は3%となっている。
また、本発明1では、重量の増減は無く、インフレート性=100、操縦安定性=7となっている。また、この本発明1のトウ欠け発生率は5%となっている。本発明2では、重量の増減は無く、インフレート性=100、操縦安定性=8となっている。また、この本発明2のトウ欠け発生率は2%となっている。本発明3では、重量の増減は無く、インフレート性=100、操縦安定性=8となっている。また、この本発明3のトウ欠け発生率は3%となっている。本発明4では、重量の増減は無く、インフレート性=100、操縦安定性=7となっている。また、この本発明4のトウ欠け発生率は10%となっている。
上記の試験結果で明らかなように、ビードトウ角部24の角度αを90°以上で形成することにより、トウ欠けの発生率を減少させることができる。特に、90°≦α≦120°の範囲内で角度αを形成することにより、トウ欠けの発生率を著しく減少させることができる。また、ビードベース15の幅を低減させず、一定の幅を有するように形成することにより、インフレート性及び操縦安定性を維持できる。また、タイヤ内面輪郭線16とビードトウ垂線20とが交差する部分を、交差部22よりもタイヤ径方向内方で交差するようにすることにより、重荷重用チューブレスタイヤ1の重量の増加を抑制できる。
図4は、図1の重荷重用チューブレスタイヤの変形例を示す図である。なお、前記ビードベース15は、一つの直線により形成されるシングルテーパー以外の形状で形成してもよい。例えば、図4に示すように、ビードベース15の途中で角度変わる2段テーパーで形成してもよい。このビードベース15は、角度dの角度で、途中で変化している。この場合の前記ビードトウ角部24の角度αは、当該ビードトウ角部24を形成する側のビードベース15と前記タイヤ内面輪郭線接線23との角度となる。ビードベース15は所定の幅を有し、且つ、この角度αを、90°≦α≦120°の範囲内で形成することにより、ビードトウ17の欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持することができる。
また、前記ビードベース平行線21は、前記最内角部19を通らずに、ビードコア11のいずれかの部分を通っていればよい。ビードベース平行線21が、ビードコア11のいずれかの部分を通り、このビードベース15と前記ビードトウ17との交差部22に対して前記タイヤ内面輪郭線16の位置を上記のように規定して形状を決めることにより、ビードトウ角部24の角度αを鈍角にし、且つ、ビードベース15の幅を維持できる。この結果、ビードトウ17の欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持することができる。
また、前記ビードコア11の形状は、六角形以外の多角形、或いは、曲線からなる形状で形成してもよい。ビードコア11を六角形以外の形状で形成しても、前記ビードベース平行線21をこのビードコア11のいずれかの部分に通すことにより、上述したように、ビードトウ角部24の角度αを鈍角にし、且つ、ビードベース15の幅を維持できる。この結果、ビードトウ17の欠けを抑制し、且つ、インフレート性や操縦安定性を維持することができる。
図5は、図1の重荷重用チューブレスタイヤの変形例を示す図である。また、重荷重用チューブレスタイヤ1の重量の増加を抑制、或いは、ビードトウ17付近の破損を抑制する場合に、前記ビードベース平行線21を通す部分は、前記最内角部19以外の部分を通してもよい。例えば、図5に示すように、ビードコア41の輪郭線42が、直線と曲線とからなる形状の場合、この輪郭線42のうち、最も赤道面に近い部分である、最内部43に前記ビードベース平行線21を通す。これにより、ビードコア41付近のインナーライナ13が厚くなり過ぎる、或いは、薄くなり過ぎることを抑制することができる。この結果、重荷重用チューブレスタイヤ1の重量の増加を抑制、或いは、ビードトウ17付近の破損を抑制することができる。
以上のように、本発明に係る重荷重用チューブレスタイヤは、ビードトウの欠けを抑制する場合に有用であり、特に、ビードトウの欠けの抑制と、インフレート性及び操縦安定性の維持を両立する場合に適している。
この発明に係る重荷重用チューブレスタイヤのビード部を示す一部断面図である。 図1の重荷重用チューブレスタイヤをリムへ組付ける時の状態を示す図である。 図1の重荷重用チューブレスタイヤをリムへ組付けた状態を示す図である。 図1の重荷重用チューブレスタイヤの変形例を示す図である。 図1の重荷重用チューブレスタイヤの変形例を示す図である。
符号の説明
1 重荷重用チューブレスタイヤ
10 ビード部
11 ビードコア
12 カーカス
13 インナーライナ
14 ゴムチェーファー
15 ビードベース
16 タイヤ内面輪郭線
17 ビードトウ
18 ビードトウ頂点
19 最内角部
20 ビードトウ頂点
21 ビードベース平行線
22 交差部
23 タイヤ内面輪郭線接線
24 ビードトウ角部
30 リム
31 嵌合部

Claims (1)

  1. ビードコアのタイヤ径方向内方に、タイヤ回転軸に対して15°〜30°の範囲内のテーパー角度でタイヤ幅方向外方へ向かうに従ってタイヤ径方向外方に広がる方向に傾斜したビードベースを有し、当該ビードベースとタイヤ内面輪郭線とが交差する部分はビードトウ頂点として形成されている重荷重用チューブレスタイヤにおいて、
    前記ビードコアは、多角形の形状で形成されており、
    前記タイヤ内面輪郭線は、前記重荷重用チューブレスタイヤを子午面断面で見た場合に、カーカスに沿って前記重荷重用チューブレスタイヤの内部側に形成されるインナーライナの赤道面側に形成される前記タイヤ内面輪郭線と、前記ビードコアのタイヤ径方向内方に形成されるゴムチェーファーの赤道面側に形成される前記タイヤ内面輪郭線とが連続して形成されていると共に、前記タイヤ内面輪郭線の前記ビードトウ付近の形状は、赤道面側に凸となった曲線で形成されており、
    さらに、前記タイヤ内面輪郭線は
    記ビードコアを通り、且つ、前記タイヤ回転軸に対して傾斜した前記ビードベースと平行な線であり、さらに、前記ビードコアが有する複数の角部のうち、前記重荷重用チューブレスタイヤの赤道面に最も近い角部である最内角部を通っているビードベース平行線と、
    前記ビードトウ頂点を通り、且つ、前記タイヤ回転軸と直交する線であるビードトウ垂線と、
    が交差する部分である交差部よりも、タイヤ径方向内方で前記ビードトウ垂線と交差しており、
    前記ビードトウ頂点を通り、且つ、前記タイヤ内面輪郭線の接線であるタイヤ内面輪郭線接線と、前記ビードベースとで形成する角部はビードトウ角部として形成していると共に、前記ビードトウ角部の角度αは、90°≦α≦120°の範囲内で形成されていることを特徴とする重荷重用チューブレスタイヤ。
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