JP4507512B2 - センサ装置 - Google Patents

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    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、変速機、例えば、有段の自動変速機、無段の自動変速機(CVT)等の自動変速機によって変速制御を行うようにした車両においては、シフトレバーによってレンジが設定されると、自動変速機の制御を行う自動変速機制御装置(ECU)が、設定されたレンジにおける変速ロジックに従ってソレノイド等をオン・オフすることにより、変速制御が行われるようになっている。そのために、センサ装置としてポジション判断装置が配設され、該ポジション判断装置は、ポジションセンサのセンサ出力を出力信号として受け、該出力信号に基づいてシフトレバーの位置を表すシフト位置を判断し、設定されたレンジを判断する。
【0003】
また、アクセルペダルを踏み込む等してスロットルバルブを開閉し、吸気量を調整するようにした車両においては、センサ装置としてスロットル開度検出装置が配設され、該スロットル開度検出装置は、スロットル開度センサのセンサ出力を出力信号として受け、該出力信号に基づいて、スロットルバルブの開度を表すスロットル開度を検出するようにしている。
【0004】
ところで、前記ポジションセンサ、スロットル開度センサ等として非接触型のセンサが提供されている。該センサは、シフトレバー、スロットルバルブ等を回動させて操作したときに、連動して回動させられるシャフトに取り付けられ、シャフトと共に回動させられる磁石、該磁石の回動に伴ってセンサ出力を発生させるホールIC等を備える(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
図2は従来のポジション判断装置の要部を示す断面図である。
【0006】
図において、11はポジション判断装置、13は回動自在に配設されたマニュアルシャフトであり、前記ポジション判断装置11は制御装置ケース16を備え、該制御装置ケース16内に、センサとしてのポジションセンサ14、自動変速機の制御を行うための自動変速機制御装置を構成する制御モジュール15、該制御モジュール15と前記自動変速機制御装置による各制御の対象となる複数の被制御装置、例えば、自動変速機(リニアソレノイド、オン・オフソレノイド等のソレノイド)、エンジン、インジケータ、車両の制御要素等とを接続するための図示されないコネクタ等が収容される。前記ポジションセンサ14と前記制御モジュール15とは互いに電気的に接続され、ポジションセンサ14及び制御モジュール15によってセンサ一体型の制御装置が構成される。
【0007】
前記ポジションセンサ14は、マニュアルシャフト13に取り付けられ、マニュアルシャフト13と一体的に回動させられる回転部25、及び該回転部25の径方向外方において回転部25を包囲するように、制御装置ケース16に取り付けられた固定部26を備え、前記回転部25は、ロータ28、該ロータ28の軸方向における所定の位置において外周面に取り付けられた環状のヨーク34、該ヨーク34の外周面に取り付けられた環状の磁石35等を備え、前記固定部26は、センサケース24、該センサケース24内に収容された基板38、ホールIC43、44等を備える。
【0008】
ところで、制御装置ケース16を貫通させてマニュアルシャフト13を配設するために、制御装置ケース16に貫通穴46が形成される。ところが、該貫通穴46を介して、雨水等の水が制御装置ケース16とマニュアルシャフト13との間を抜けて制御装置ケース16内に進入することがある。そのために、固定部26より上方及び下方において、ロータ28と制御装置ケース16との間に環状のリップシール47、48が配設され、該リップシール47、48によってロータ28と制御装置ケース16との間をシールすることにより、前記水が制御装置ケース16内に進入するのを防止するようにしている。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−174212号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のポジション判断装置11において、リップシール47、48は、回動するロータ28と摺(しゅう)動しながらロータ28と制御装置ケース16との間をシールするので、制御装置ケース16に対してマニュアルシャフト13が精度良く取り付けられていないと、ロータ28と制御装置ケース16との間を十分にシールすることができず、制御装置ケース16内の密封性が低下してしまう。
【0011】
また、リップシール47、48は極めて高価であり、ポジション判断装置11のコストが高くなってしまう。
【0012】
本発明は、前記従来のポジション判断装置11の問題点を解決して、制御装置ケース内の密封性を向上させることができ、コストを低くすることができるセンサ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のセンサ装置においては、制御部を構成する制御モジュールを収容し、密封空間を形成する制御装置ケースと、該制御装置ケースを貫通させて回転自在に配設された回転部材と、該回転部材に取り付けられ、被検出部を構成する回転部と、前記密封空間における前記回転部の径方向外方において、前記回転部を包囲するように前記制御装置ケースに取り付けられ、検出部を構成する固定部とを有する。
【0014】
そして、該固定部の外周面と前記制御装置ケースの内周面との間にシール剤が充填(てん)される。
また、該シール剤の充填部分より径方向内方に、シール剤が径方向内方に流れるのを阻止するための流入阻止部が形成される。
そして、該流入阻止部より径方向外方の前記シール剤の充填部分において、前記制御装置ケースに対して前記固定部を位置決めするための凸部が、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの一方に形成され、前記凸部と係止させられる凹部が、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの他方に形成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この場合、センサ装置としてポジション判断装置について説明するが、本発明をスロットル開度検出装置等に適用することもできる。
【0020】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるポジション判断装置の要部を示す断面図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるポジション判断装置の動作を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるポジション判断装置の断面図、図5は本発明の第1の実施の形態における制御装置ケースの底面を示す図である。
【0021】
図に示されるように、11はポジション判断装置、12は図示されないパワートレインとしての自動変速機を収容するケースである。本実施の形態においては、ケース12において、パワートレインとして有段の自動変速機が収容されるようになっているが、無段の自動変速機、半自動変速機、駆動モータを駆動源とする電動駆動装置、駆動モータ、エンジン及び発電機を駆動源とする電動駆動装置等を収容することもできる。
【0022】
また、13はケース12に対してベアリングbr1、br2によって回転自在に配設された回転部材としてのマニュアルシャフト、16はケース12の外側において、ボルトb1、b2によってケース12に取り付けられた制御装置ケースであり、該制御装置ケース16は、本体51及びケースカバー52を備え、制御装置ケース16内に密封された密封空間53を形成し、該密封空間53に、ポジションセンサ14、自動変速機の制御を行うための制御部としての自動変速機制御装置を構成する制御モジュール15、該制御モジュール15と前記自動変速機制御装置による各制御の対象となる複数の被制御装置、例えば、自動変速機(リニアソレノイド、オン・オフソレノイド等のソレノイド)、エンジン、インジケータ、車両の制御要素等とを接続するためのコネクタ17等が収容される。前記ポジションセンサ14と前記制御モジュール15とは互いに電気的に接続され、ポジションセンサ14及び制御モジュール15によってセンサ一体型の制御装置が構成される。前記コネクタ17は複数の端子tを備えた端子部55を有し、該端子部55は制御装置ケース16の所定の箇所に形成された嵌(かん)入穴54内に嵌入され、密封空間53と制御装置ケース16との間がシールされる。
【0023】
前記ポジションセンサ14は、制御装置ケース16内においてマニュアルシャフト13に取り付けられ、マニュアルシャフト13と一体的に回動させられ、被検出部を構成する回転部25、及び前記密封空間53における回転部25の径方向外方において回転部25を包囲するように、制御装置ケース16に取り付けられ、検出部を構成する固定部26を備える。また、前記回転部25は、筒状の軟質磁性材料から成るロータ28、該ロータ28の軸方向における所定の位置において、外周面に取り付けられ、鉄材料から成る環状のヨーク34、該ヨーク34の外周面に取り付けられた環状の磁石35等を備え、前記固定部26は、センサケース24、該センサケース24内に収容された基板38、第1、第2の検出素子としてのホールIC43、44等を備える。該ホールIC43、44は、互いに180〔°〕隔てて配設され、ホールIC43、44間には、半割りされた扇形の形状を有し、軟質磁性材料から成るコア61、62が配設される。なお、センサケース24は、箱状の本体63及びカバー64から成る。
【0024】
また、前記磁石35においては、N極部とS極部とがいずれも円周方向において180〔°〕の範囲にわたって形成され、前記N極部及びホールIC43によって第1のセンサ部が、S極部及びホールIC44によって第2のセンサ部が構成される。
【0025】
なお、前記ロータ28には、前記ヨーク34及び磁石35の上端に隣接させて、径方向外方に突出させて環状のフランジ部56が形成され、該フランジ部56によってヨーク34及び磁石35が位置決めされる。また、前記センサケース24の下端には、前記ヨーク34及び磁石35の下端に隣接させて、径方向内方に突出させて環状の支持部57が形成され、該支持部57と磁石35との間に樹脂製の抜止めリング58が配設される。
【0026】
前記マニュアルシャフト13は、ケース12外においてアウタレバー18に接続され、該アウタレバー18及び接続ワイヤとしてのコントロールワイヤ19を介してシフト操作部材(変速操作部材)としてのシフトレバー21と連結され、ケース12内においてディテント31及びマニュアルバルブ32のバルブスプール33と連結される。なお、前記シフトレバー21は、自動変速機のレンジを設定するために配設され、そのために、ガイド22に沿って回動(移動)させられ、パーキングレンジ(Pレンジ)、リバースレンジ(Rレンジ)、ニュートラルレンジ(Nレンジ)、ドライブレンジ(Dレンジ)、4速レンジ、3速レンジ及び2速レンジの各レンジが設定される。
【0027】
ところで、前記ポジションセンサ14は、前記シフトレバー21の操作量を表す前記回転部25の回動角、すなわち、ポジションセンサ角度θ(度の単位で表された回動角)を非接触で検出することによって、シフトレバー21の操作量に対応して変化する連続的な一つのアナログ信号、すなわち、シフトポジション検出信号を、出力値(センサ出力)、本実施の形態においては、電圧値(ボルトの単位で表されたセンサ電圧)として発生させ、出力する。
【0028】
その場合、ポジションセンサ14は線形(リニア)の入出力特性を有し、運転者によるシフトレバー21の操作に基づいて、入力側のポジションセンサ角度θの変化(増減移動)に対応して線形に、かつ、連続して変化する電圧値を発生させる。なお、第1のセンサ部においては、ポジションセンサ角度θが大きくなるのに従って電圧値が連続的に大きくなり、ポジションセンサ角度θが小さくなるのに従って電圧値が連続的に小さくなる第1の入出力特性を有し、第2のセンサ部においては、ポジションセンサ角度θが大きくなるのに従って電圧値が連続的に小さくなり、ポジションセンサ角度θが小さくなるのに従って電圧値が連続的に大きくなる第2の入出力特性を有し、第1、第2の入出力特性に基づいて、ホールIC43、44のフェールを検出することができる。
【0029】
本実施の形態におけるポジション判断装置11が適用された自動変速機においては、前記シフトレバー21を操作することによって、前述されたように、パーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、4速レンジ、3速レンジ及び2速レンジの各レンジが設定され、各レンジに対応させてそれぞれ、ポジションセンサ14のポジションセンサ角度θに対応させて電圧値があらかじめ設定され、該各電圧値によって、シフトレバー21によるシフト位置を判断し、レンジを判断するための基準となる判断基準値としての閾(しきい)値が表される。
【0030】
そして、シフトレバー21が操作され、ガイド22に沿って回動させられると、コントロールワイヤ19及びアウタレバー18を介してマニュアルシャフト13が回動させられる。該マニュアルシャフト13の回動によって、ディテント31がマニュアルシャフト13の回動と一体的に回動させられる。また、ディテント31と連結されたバルブスプール33が、マニュアルシャフト13の回動の変位に対応させて切り換えられ、2レンジ圧、3レンジ圧、4レンジ圧、Dレンジ圧及びRレンジ圧等のレンジ圧を発生させる。
【0031】
そして、シフトレバー21が、ガイド22に表示され、各レンジを表す文字P、R、N、D、4、3及び2の位置のいずれか一つの位置に選択的に置かれると、バルブスプール33が前記位置に対応させてあらかじめ設定されたバルブ位置に移動し、マニュアルバルブ32が対応する油圧発生位置に設定され、自動変速機が前記油圧発生位置に対応するレンジに設定される。そして、レンジが設定されると、マニュアルシャフト13の回動がディテント31によって阻止されて、シフトレバー21が前記シフト位置に保持される。
【0032】
また、マニュアルシャフト13の回動によって、ポジションセンサ14が回動し、ポジションセンサ角度θに対応した電圧値を発生させ、自動変速機制御装置に対して出力する。自動変速機制御装置は、ポジションセンサ14から電圧値を受けると、該電圧値を前記閾値と比較して、設定されたレンジを判断し、判断結果に基づいて制御装置ケース16外の関係する前記各被制御装置に対して制御信号をコネクタ17の対応する端子tから出力する。
【0033】
これにより、自動変速機制御装置の指示に基づいて、自動変速機制御、エンジン制御、インジケータ制御等の各種の制御を行うことができる。
【0034】
ところで、制御装置ケース16を貫通させてマニュアルシャフト13を配設するために、制御装置ケース16に貫通穴46が形成される。そこで、該貫通穴46を介して、雨水等の水が制御装置ケース16とマニュアルシャフト13との間を抜けて制御装置ケース16内に進入するのを防止するために、固定部26の外周面と制御装置ケース16の内周面との間に、円周方向における全体にわたり、シール剤としての接着剤68が充填され、該接着剤68によって固定部26と制御装置ケース16との間がシールされる。本実施の形態においては、シール剤として接着剤68が使用されるようになっているが、該接着剤68に代えて、樹脂、ゲル材等を使用することもできる。
【0035】
すなわち、前記固定部26の環状の上端面S1と制御装置ケース16の頂面S2とが、固定部26の環状の下端面S3と制御装置ケース16の底面S4とが接着剤68を介して互いに当接させられ、かつ、接着させられる。
【0036】
前記接着剤68は、回転部25に付着するのを防止するために、固定部26の外周縁の近傍にだけ充填され、固定部26の内周縁の近傍には充填されない。また、制御装置ケース16の頂面S2及び底面S4におけるシール剤の充填部分より径方向内方、かつ、回転部25より径方向外方には、充填された接着剤68が径方向内方に流れて回転部25に付着するのを阻止するために、流入阻止部としての扇状の溝71、72がそれぞれ形成される。本実施の形態においては、流入阻止部として扇状の溝71、72が形成されるようになっているが、該扇状の溝71、72に代えて環状の溝を形成することもできる。
【0037】
なお、制御装置ケース16の頂面S2及び底面S4の所定の箇所には、固定部26の上端面S1及び下端面S2における所定の箇所に形成された図示されない凸部と対応する部分に凹部75が形成される。そして、前記凸部と凹部75とを係止させることによって、制御装置ケース16に対して固定部26を位置決めすることができるので、ポジションセンサ14の出力特性を良好にすることができる。
【0038】
また、固定部26より上方及び下方において、ロータ28と制御装置ケース16との間に環状のリップシール47、48を配設し、該リップシール47、48によってロータ28と制御装置ケース16との間をシールすることができる。
【0039】
このように、固定部26が制御装置ケース16に取り付けられた状態で、固定部26と制御装置ケース16との間に接着剤68が充填されるので、固定部26と制御装置ケース16との間を十分にシールすることができ、制御装置ケース16内の密封性を向上させることができる。
【0040】
また、リップシール47、48を必ずしも配設する必要がなくなるので、ポジション判断装置11のコストを低くすることができる。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
【0042】
図6は本発明の第2の実施の形態におけるのポジション判断装置の要部を示す断面図である。
【0043】
この場合、制御装置ケース16の頂面S2及び底面S4には、充填されたシール剤としての接着剤68が径方向内方に流れるのを阻止するために、流入阻止部としての扇状の溝71、72が形成され、固定部26の上端面S1及び下端面S3には、溝71、72と対応させて凸部としての扇状の凸条部73、74が形成される。したがって、溝71、72と凸条部73、74とが係止させられるので、制御装置ケース16に対して検出部としての固定部26を確実に位置決めすることができる。その結果、ポジションセンサ14の出力特性を良好にすることができる。
【0044】
本実施の形態においては、流入阻止部として扇状の溝71、72が形成されるようになっているが、該扇状の溝71、72に代えて環状の溝を形成することもできる。また、本実施の形態において、凸部として扇状の凸条部73、74が形成されるようになっているが、該扇状の凸条部73、74に代えて、溝71、72の一部と係止させられる突起を形成することができる。そして、扇条の溝71、72に代えて環状の溝を形成した場合、凸部として環状の凸条部を形成することもできる。
【0045】
さらに、前記各実施の形態においては、制御装置ケース16の内周面に溝71、72が形成されるようになっているが、固定部26の外周面に溝を形成することもできる。その場合、該溝に対応させて制御装置ケース16の内周面に凸部を形成することもできる。
【0046】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、センサ装置においては、制御部を構成する制御モジュールを収容し、密封空間を形成する制御装置ケースと、該制御装置ケースを貫通させて回転自在に配設された回転部材と、該回転部材に取り付けられ、被検出部を構成する回転部と、前記密封空間における前記回転部の径方向外方において、前記回転部を包囲するように前記制御装置ケースに取り付けられ、検出部を構成する固定部とを有する。
【0048】
そして、該固定部の外周面と前記制御装置ケースの内周面との間にシール剤が充填される。
また、該シール剤の充填部分より径方向内方に、シール剤が径方向内方に流れるのを阻止するための流入阻止部が形成される。
そして、該流入阻止部より径方向外方の前記シール剤の充填部分において、前記制御装置ケースに対して前記固定部を位置決めするための凸部が、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの一方に形成され、前記凸部と係止させられる凹部が、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの他方に形成される。
【0049】
この場合、固定部が制御装置ケースに取り付けられた状態で、固定部と制御装置ケースとの間にシール剤が充填されるので、固定部と制御装置ケースとの間を十分にシールすることができ、制御装置ケース内の密封性を向上させることができる。
【0050】
また、リップシールを配設する必要がなくなるので、センサ装置のコストを低くすることができる。
そして、前記シール剤の充填部分より径方向内方に、シール剤が径方向内方に流れるのを阻止するための流入阻止部が形成されるので、シール剤が回転部に付着するのを防止することができる。
【0051】
本発明の他のセンサ装置においては、さらに、前記シール剤の充填部分より径方向内方に、シール剤が径方向内方に流れるのを阻止するための流入阻止部が形成される。
【0052】
この場合、前記シール剤の充填部分より径方向内方に、シール剤が径方向内方に流れるのを阻止するための流入阻止部が形成されるので、シール剤が回転部に付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるポジション判断装置の要部を示す断面図である。
【図2】従来のポジション判断装置の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるポジション判断装置の動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるポジション判断装置の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における制御装置ケースの底面を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるポジション判断装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ポジション判断装置
13 マニュアルシャフト
15 制御モジュール
16 制御装置ケース
25 回転部
26 固定部
53 密封空間
68 接着剤
71、72 溝
73、74 凸条部

Claims (3)

  1. 制御部を構成する制御モジュールを収容し、密封空間を形成する制御装置ケースと、該制御装置ケースを貫通させて回転自在に配設された回転部材と、該回転部材に取り付けられ、被検出部を構成する回転部と、前記密封空間における前記回転部の径方向外方において、前記回転部を包囲するように前記制御装置ケースに取り付けられ、検出部を構成する固定部とを有するとともに、該固定部の外周面と前記制御装置ケースの内周面との間にシール剤が充填され、該シール剤の充填部分より径方向内方に、シール剤が径方向内方に流れるのを阻止するための流入阻止部が形成され、該流入阻止部より径方向外方の前記シール剤の充填部分において、前記制御装置ケースに対して前記固定部を位置決めするための凸部が、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの一方に形成され、前記凸部と係止させられる凹部が、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの他方に形成されることを特徴とするセンサ装置
  2. 記流入阻止部は、固定部の外周面及び制御装置ケースの内周面のうちの一方に形成された溝である請求項に記載のセンサ装置。
  3. 前記凸部と凹部とは、前記制御装置ケースに形成され、前記回転部材を貫通させる貫通穴を挟んで、互いに対向させた状態で係止させられる請求項1に記載のセンサ装置。
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