JP4506939B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、無端状のベルトからなる像担持体を駆動ローラと巻架部材により巻架して回転駆動するベルト状像担持体ユニットを備え、前記像担持体上にトナー像を形成した後記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、像担持体である感光体の外周に、回転方向に沿って感光体を一様に帯電するための帯電装置、感光体上に静電潜像を形成するための露光装置、静電潜像を現像するための現像装置、感光体上のトナー像を転写体に転写する転写装置、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーナなどが配設される。そして、感光体上に露光装置により形成された静電潜像を現像装置により現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を転写体に転写して画像を形成し、転写後の感光体上の残留トナーをクリーナにより感光体上から取り除くようにしている。
フルカラー画像を形成するロータリー現像式のフルカラー画像形成装置の場合には、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのそれぞれの現像器を搭載したロータリー現像装置により感光体上に形成された各色のトナー像を中間転写媒体上に順次転写して色重ねする。そのため、各トナーの現像カートリッジが現像ロータリーユニットに着脱可能に搭載され、各カラー用の静電潜像を感光体上に形成する毎に現像色切り換え動作により現像ロータリーユニットを駆動してそのトナーの現像カートリッジを現像位置まで回転移動させ現像動作を行うようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。
図5はフルカラー画像形成装置の構成概要を示す図であり、フルカラー画像形成装置では、図5に示すようにロータリー現像装置21にイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのそれぞれの現像器22Y、22M、22C、22Kが着脱可能に搭載される。ベルト状像担持体ユニットは、駆動ローラ7、従動ローラ8、テンションローラ16、無端状のベルトからなりローラ7、8、16に巻架され図示矢印方向に回転搬送されて感光体20上のトナー像が転写される中間転写ベルト3と、中間転写ベルト3の裏面で感光体20に対向して配設され感光体20上のトナー像を中間転写ベルト3に1次転写するための一次転写ローラ15と、中間転写ベルト3上の残留トナーを除去するクリーナブレード14と、駆動ローラ7に対向して配設され、中間転写ベルト3上に形成された4色フルカラーのトナー像を記録媒体(紙等)18上に2次転写するための二次転写ローラ17とからなっている。
画像形成動作では、感光体20の表面に第1色、例えばイエローYの画像情報に応じた選択的な露光がなされ、イエローYの静電潜像が形成される。このとき、ロータリー現像装置21は、イエローYの現像カートリッジ22Yの現像ローラが感光体20に当接するように回転移動し、イエローYの静電潜像のトナー像が感光体20上に形成され、続けてそのトナー像がトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加された1次転写ローラ15により中間転写ベルト3上に転写される。
この間、クリーナブレード14、2次転写ローラ17は、中間転写ベルト3から離間されている。4色フルカラー画像は、この一連の処理が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して繰り返して実行されることにより、各画像形成信号の内容に応じたイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのトナー像が感光体20から順次中間転写ベルト3上において重ね合わされて転写され形成される。
そして、各色トナー像の重畳された画像が2次転写ローラ17に達するタイミングで、給紙トレイの記録媒体18がピックアップローラから、レジローラ、シート材搬送路を通して2次転写ローラ17に搬送され、2次転写ローラ17が中間転写ベルト3に押圧されるとともに2次転写電圧が印加されて、中間転写ベルト3上のトナー像が2次転写ローラ17で記録媒体18上に転写される。このようにしてトナー像が転写された記録媒体は紙搬送ユニットにより定着ユニットまで搬送されると、定着ユニットにより記録媒体18上のトナー像が加熱加圧されて定着される。中間転写ベルト3上に残留しているトナーはクリーナブレード14が中間転写ベルト3に当接して掻き取られ除去される。
特開2002−287461号公報 特開2003−5511号公報
図6はベルト状像担持体ユニットの駆動ギアに作用する駆動反力と沈み込み現象を説明するための図、図7はベルト状像担持体ユニットの装着構造を説明するための図である。
上記従来の画像形成装置では、中間転写ベルト3にクリーナブレード14が当接すると、中間転写ベルト3に急激に大きな負荷がかかり、図6に示すように駆動ギア5に対し駆動伝達ギア6により駆動反力Pが作用する。ベルト状像担持体ユニットは、図7に示すようにユニットフレーム2から出ている4個所の固定足2−1(4−2〜4−4)からなる固定部で本体フレーム9に止めネジ13によりネジ止めされている。この固定部と駆動ローラ7、駆動ギアの回転軸を支持するベアリング4をユニットフレーム2に支持している支持部とは離れている。
そのため、図6に示すように駆動ギア5に対し駆動伝達ギア6により駆動反力Pが作用すると、ユニットフレーム2に変形(撓み)が生じて、中間転写ベルト3を駆動する駆動ローラ7の駆動ギア5が下方に沈み込む。その結果、画像形成装置本体側の駆動伝達ギア6からベルト状像担持体ユニット側の駆動ギア5への駆動が伝わらなくなり、感光体20の周速に対するベルト周速が遅くなるという問題が生じる。このベルト周速の変動により、最終的に、クリーナブレード14の非当接(離間)状態で転写されたベルト上の色に対し、当接以降に転写された色が色ずれを起こす(ベルトが遅れる方向=紙先端方向にずれる)。
このような不具合をなくすため、従来は、ベルト状像担持体ユニットに対し、離当接手段の負荷による駆動反力方向への駆動ローラの位置ずれを防止するために、クリーナブレード14からなる離当接手段の付勢力の低減又はユニットフレーム2の補強(固い材質)を行ってきた。しかし、クリーナブレード14の付勢力を下げて負荷を低減すると、中間転写ベルト3のクリーニング性能が低下し、ユニットフレーム2の剛性を上げて、その変形を抑えようとすると、重量が増えてコスト高になるなどの問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するものであって、ベルト状像担持体ユニットの駆動ギアが負荷変動にかかわらず沈み込み、ベルトの速度が変動するのを防ぎ、上下方向に正確に位置決めし、画質の劣化を防止するものである。
そのために本発明は、無端状のベルトからなる像担持体を駆動ローラと巻架部材により巻架して回転駆動するベルト状像担持体ユニットを備え、前記像担持体上にトナー像を形成した後記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、画像形成装置は、本体フレームを備え、前記ベルト状像担持体ユニットは、前記駆動ローラと前記巻架部材を取り付け前記ベルトを挟んだ両側に4つの固定部を有し前記本体フレームにネジ止めするユニットフレームを備えるとともに、前記本体フレームは、駆動モータにより駆動され前記駆動ローラの駆動ギアに噛合する駆動伝達ギアと前記駆動ギアの回転軸の軸受部が当接する当接面を有する位置決め部材とを備え、前記駆動ギアに対し前記駆動伝達ギアが噛合する接線に沿って駆動方向に作用する駆動反力が前記駆動ローラ側に前記ベルトが進入する方向の分力を有し、前記4つの固定部のうち前記軸受部に近い固定部をバネ付勢部材により前記位置決め部材側にバネ付勢して固定し前記位置決め部材の当接面で前記軸受部を当接させて前記駆動反力を受けるように前記本体フレームに前記駆動伝達ギアと前記位置決め部材とを配置したことを特徴とする。
前記位置決め部材は、少なくとも前記駆動ローラ側に前記ベルトが進入する方向に対向して前記軸受部が当接する当接面、前記ベルト状像担持体ユニットの着脱方向に対向する当接面、前記駆動反力の分力を受ける2つの当接面を有し、或いは前記位置決め部材は、前記軸受部が底部及び左右で当接する当接面を有し上方に着脱可能な凹形状の部材であり、前記駆動伝達ギアの回転軸を固定して前記当接面との間で前記駆動ギヤの軸受部との間の軸間距離を規制していることを特徴とする。
前記ベルト状像担持体ユニットは、離当接する部材として前記ベルト状の像担持体をクリーニングするクリーナブレードが配設されたものであり、前記ベルト状像担持体ユニットは、潜像が形成されて現像器により現像されトナー像が形成される像担持体から複数の色のトナー像が順次重ねて転写される中間転写ベルトを有する着脱可能な中間転写ユニットであることを特徴とする。
本発明によれば、無端状のベルトからなる像担持体を駆動ローラと巻架部材により巻架して回転駆動するベルト状像担持体ユニットを備え、像担持体上にトナー像を形成した後記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、画像形成装置は、本体フレームを備え、ベルト状像担持体ユニットは、駆動ローラと巻架部材を取り付けベルトを挟んだ両側に4つの固定部を有し本体フレームにネジ止めするユニットフレームを備えるとともに、本体フレームは、駆動モータにより駆動され駆動ローラの駆動ギアに噛合する駆動伝達ギアと駆動ギアの回転軸の軸受部が当接する当接面を有する位置決め部材とを備え、駆動ギアに対し駆動伝達ギアが噛合する接線に沿って駆動方向に作用する駆動反力が駆動ローラ側にベルトが進入する方向の分力を有し、4つの固定部のうち軸受部に近い固定部をバネ付勢部材により位置決め部材側にバネ付勢して固定し位置決め部材の当接面で軸受部を当接させて駆動反力を受けるように本体フレームに駆動伝達ギアと位置決め部材とを配置したので、ベルトの負荷変動にかかわらず駆動ギアの沈み込みをなくすことができ、上下方向の正確な位置決めを行うことができる。さらに、固定部間で喧嘩するのを防ぎ、固定によるユニットフレームへの負荷をなくすことができ、駆動反力を相殺することができる。
前記位置決め部材は、少なくとも前記駆動ギアに前記ベルト状の像担持体の進入方向に対向する当接面、前記ベルト状像担持体ユニットの着脱方向に対向する当接面、或いは前記駆動反力の分力を受ける2つの当接面を有し、また、前記位置決め部材は、前記軸受部が底部及び左右で当接して嵌合し上方に着脱可能な凹形状の部材であるので、駆動反力の方向に効果的に当接面を対向させ軸受部の左右方向も上下方向も正確に位置決めできる。前記駆動伝達ギアの回転軸を固定して前記当接面との間で前記駆動ギヤの軸受部との間の軸間距離を規制しているので、本体フレーム側の駆動伝達ギアとベルト状像担持体ユニットの駆動ギアとの軸間距離を正確に保つことができ、ギア噛み合い部の位置変動がなく、ギアの傷つきなどを防ぎ寿命を延ばすことができる。
前記ベルト状像担持体ユニットは、前記離当接する部材として、前記ベルト状の像担持体をクリーニングするクリーナブレードを配設することにより、クリーナブレードの離当接による負荷変動に対応でき、付勢力を落とさずクリーニング性能の低下を防止することができる。転写中であっても、クリーナブレードの離当接を制御し、転写が終了した画像領域の残留トナーのクリーニングを開始し、連続して次の画像形成に移行することができ、画像形成の高速化を実現することができる。
前記ベルト状像担持体ユニットは、潜像が形成されて現像器により現像されトナー像が形成される像担持体から複数の色のトナー像が順次重ねて転写される中間転写ベルトを有する着脱可能な中間転写ユニットに適用することにより、像担持体にトナー像が1次転写中であっても、2次転写が終了した画像領域の残留トナーのクリーニングを開始することができ、連続して次の画像形成に移行することができ、画像形成の高速化を実現することができる。
以上のように本発明によれば、クリーナブレードの条件を変えないため、クリーニング性能は落ちず、簡単な樹脂部材のみの追加で実現できるため、重量アップやコストアップを最小限に抑えることができ、ギア噛み合い部の位置変動がなくなるので、ギアの傷つき、噛み合いのガタによる損傷などを防止することができ、色ずれを起こさない良好な画像が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の実施の形態を説明するための図、図2は中間転写ユニットの本体フレームとの位置決め部の側断面を示す図である。図中、1は中間転写ユニット、2はユニットフレーム、2−1〜2−4は固定足、3は中間転写ベルト、4はベアリング、5は駆動ギア、6は駆動伝達ギア、7は駆動ローラ、8はバックアップローラ、9は本体フレーム、10は位置決め部材、11はブッシュ、12は付勢バネ、13は止めネジ、14はクリーナブレードを示す。
図1において、中間転写ユニット1は、無端状のベルトからなる像担持体の中間転写ベルト3を挟んだ両側にユニットフレーム2を持ち、そのユニットフレーム2から出ている4つの固定足2−1〜2−4が本体フレーム9にネジ止めされ、本体フレーム9から取り外し、交換可能になっている。中間転写ベルト3は、ユニットフレーム2に取り付けられた駆動ローラ7、従動ローラ8、転写ローラ、テンションローラにより巻架されて、転写ローラに対向する転写位置で感光体が当接する。
駆動ローラへの回転軸の一端には、ベアリング4、駆動ギア5が取り付けられて、それぞれ本体フレーム9に取り付けられている位置決め部材10にベアリング4が位置決めされ、駆動伝達ギア6に駆動ギア5が噛合する。そして、本体フレーム9に取り付けられている駆動モータにより駆動伝達ギア6を介して駆動ギア5が駆動され、一体に回転する駆動ローラ7により無端状の中間転写ベルト3が回転搬送される。
中間転写ユニット1をユニットフレーム2から出ている4つの固定足2−1〜2−4により直接本体フレーム9にネジ止めし直付けすると、位置決め部材10との位置整合が難しいため、図2に示すように4つの固定足2−1〜2−4のうち、駆動ローラ7に最も近い、つまり位置決め部材10に最も近い固定足2−1を本体フレーム9から浮かす構造とする。本体フレーム9から浮かした固定足2−1は、止めネジ13、ブッシュ11と、付勢バネ12を使って本体フレーム9にネジ止めしバネ付勢することにより、一定の力で本体フレーム9に押しつけるようにしている。そして、このバネ付勢の方向に対向して、本体フレーム9に位置決め部材10と駆動伝達ギア6を一体に取り付け、位置決め部材10で駆動ローラへ、駆動ギア5の回転軸のベアリング4を受ける。
したがって、ベアリング4は、常に位置決め部材10に当接するように付勢されて位置決めされる。このような位置決め部材10の追加により、それに最も近いユニットフレーム2の固定足2−1が喧嘩してしまうが、その固定足2−1を浮かして付勢バネ12を設けることにより、中間転写ユニット1の固定によるユニットフレームへの負荷をなくしている。
図3は中間転写ベルトの負荷の急変に伴って生じる駆動反力と駆動伝達ギアの位置との関係を説明するための図、図4は中間転写ベルトの負荷の急変に伴って生じる駆動反力と位置決め部材による規制面との関係を説明するための図である。
先に図5により説明したように4色の現像器22を搭載したロータリー現像装置21を備えたカラー画像形成装置では、まず、感光体21上を一様に帯電した後、第1色目の画像信号によるレーザ光を走査して感光体上に潜像を形成する。そして、第1色目の現像器22により感光体20上に形成された潜像を現像し、そのトナー像を中間転写ベルト3上に転写(1次転写)する。そしてロータリー現像装置21の現像色切り換え動作を繰り返し行い、同様に他の3色の画像信号、3色の現像器22によるトナー像を順次中間転写ベルト3上に重ねて転写(1次転写)することによりカラー画像を形成し、最後に形成された中間転写ベルト3上のカラー画像を記録媒体(紙)に一括転写(2次転写)して定着する。
中間転写ベルト3の残留トナーを掻き取りクリーニングする転写ベルトのクリーナブレード14は、感光体20上の各色のトナー像を順次中間転写ベルト3上に転写し4色のトナー像が重ねて転写され、そのカラー画像が一括転写(2次転写)されるまで離間している。そして、中間転写ベルト3上のカラー画像が記録媒体(紙)に一括転写(2次転写)されると、その残留トナーをクリーニングするため、転写ベルトのクリーナブレード14が中間転写ベルト3に当接する。クリーニング効果を上げるため、中間転写ベルト3に当接するクリーナブレード14にはある程度の大きさで押圧力が付与されているので、このとき、中間転写ベルト3を回転搬送させる駆動ギア5に急激に大きな負荷変動が生じる。
転写ベルトのクリーナブレード14が中間転写ベルト3に当接するタイミングは、3色目のトナー像が重ねて転写された画像領域が通過後であるが、その時点において、1次転写部では、4色目のトナー像が感光体20上から中間転写ベルト3上に重ねて転写され、2次転写部では、4色のトナー像が重ねて転写されたカラー像が中間転写ベルト3上から記録媒体に転写されている。したがって、これら転写中に中間転写ベルト3の搬送速度が変化すると、中間転写ベルト3では、1〜3色目までのトナー像とそれに重ねる4色目のトナー像との間に色ズレが生じ、また、記録媒体でも画像ズレが生じる。
駆動ギア5に負荷変動が生じると、図6に示すように駆動伝達ギア6と駆動ギア5との噛合部の接線に沿って駆動伝達ギア6の駆動方向に強い駆動反力Pが作用する。駆動ギア5に位置規制がない場合には、この駆動反力Pの方向に駆動ギア5が移動し沈み込むことにより、中間転写ベルト3の搬送速度が変化する。
しかし、駆動反力が作用する駆動伝達ギア6と駆動ギア5との噛合部の接線の方向が、図3の(イ)に示すように中間転写ベルト3の進入方向X、あるいは中間転写ユニット1の長軸方向と同じ方向の場合、見方を変えれば駆動ギア5軸と駆動伝達ギア6軸とを結ぶ線が略垂直となる位置に駆動伝達ギア6を配設した場合には、負荷変動と駆動反力とが相殺され、駆動ギア5の移動が規制される。このことにより、中間転写ベルト3の搬送速度の変化を抑えることができる。
噛合部の接線の方向が、図3の(ロ)に示すように中間転写ベルト3の進入方向Xと直交する方向になると、駆動反力Pに進入方向Xの分力Pxがなく、駆動反力Pにより駆動ギア5がその方向に移動しやすくなるので、中間転写ベルト3の搬送速度の変化を抑制する効果はなくなる。
その点、駆動伝達ギア6に対し、図3の(ハ)に示すように駆動反力Pの方向がベルト状の像担持体3の進入方向Xに分力を有する位置関係に駆動ギア5が配設されて噛合することは、つまり、図3において駆動ギア5の回転軸を通る中間転写ユニット1の長軸方向、あるいは中間転写ベルト3の進入方向Xの線より下側の駆動ギア5に沿って駆動伝達ギア6を配設することは、駆動ギア5の移動を規制する力を作用させることができ、中間転写ベルト3の負荷変動に伴う搬送速度の変化を抑えるように作用させるのに有効である。
先の図1及び図2に示した位置決め部材10による位置決め(位置規制)も上記駆動反力による駆動ギア5の移動を規制するように当接面を設ければよい。位置決め部材10として、下に凹の底、左右に当接面を設け、ベアリング4を上から落とし込むようにして受ける形状を示したのが図4である。
中間転写ベルト3の進入方向、駆動伝達ギア6と駆動ギア5との噛合部の接線の方向、駆動反力は、これらの3つの当接面のいずれかに突き当たる位置関係で配設される。例えば噛合部の接線の方向が、左記の図3の(ロ)に示すように中間転写ベルト3の進入方向Xと直角の下向きになる場合には、少なくともベアリング4の下面に当接する位置決め部材10であればよい。
また、位置決め部材10に駆動伝達ギア6の回転軸が固定されることにより、この回転軸の固定位置と位置決め部材10の下に凹の底、左右当接面により駆動伝達ギア6と駆動ギア5との軸間を固定することができるので、噛合ガタをなくすことができ、噛合ガタによる位置変動、ギアの傷つきを防止することができる。さらに、駆動ローラ7の軸受であるベアリング4の左右方向も位置決めできる形状とし、かつ位置決め部材10自体を本体フレーム9と駆動伝達ギア6の回転軸6aにより位置決めするため、本体側の駆動伝達ギア6と中間転写ユニット1側の駆動ギア5との軸間距離を正確に保つことができる。よって、中間転写ユニット1の駆動ギア5の下方ズレを防止することができ、ギアの沈み込みをなくし、上下方向の正確な位置決めができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、ロータリー現像式画像形成装置の中間転写ユニットの駆動ギアの位置決めについて説明したが、駆動ローラ、従動ローラ、テンションローラにより巻架して駆動する無端状のベルトからなる像担持体を有するベルト状像担持体ユニットであれば、他の構成の画像形成装置にも同様に適用してもよい。また、クリーナブレードが離当接する場合の負荷変動に対応するものとして説明したが、負荷変動により駆動ローラが沈み込み、ベルト周速が変わるのを防止するものとしては、離当接する部材がないものであっても同様に適用できることはいうまでもない。
本発明に係る画像形成装置の実施の形態を説明するための図である。 中間転写ユニットの本体フレームとの位置決め部の側断面を示す図である。 中間転写ベルトの負荷の急変に伴って生じる駆動反力と駆動伝達ギアの位置との関係を説明するための図である。 中間転写ベルトの負荷の急変に伴って生じる駆動反力と位置決め部材による規制面との関係を説明するための図である。 フルカラー画像形成装置の構成概要を示す図である。 ベルト状像担持体ユニットの駆動ギアに作用する駆動反力と沈み込み現象を説明するための図である。 ベルト状像担持体ユニットの装着構造を説明するための図である。
符号の説明
1…中間転写ユニット、2…ユニットフレーム、2−1〜2−4…固定足、3…中間転写ベルト、4…ベアリング、5…駆動ギア、6…駆動伝達ギア、7…駆動ローラ、8…バックアップローラ、9…本体フレーム、10…位置決め部材、11…ブッシュ、12…付勢バネ、13…止めネジ、14…クリーナブレード

Claims (8)

  1. 無端状のベルトからなる像担持体を駆動ローラと巻架部材により巻架して回転駆動するベルト状像担持体ユニットを備え、前記像担持体上にトナー像を形成した後記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、画像形成装置は、本体フレームを備え、前記ベルト状像担持体ユニットは、前記駆動ローラと前記巻架部材を取り付け前記ベルトを挟んだ両側に4つの固定部を有し前記本体フレームにネジ止めするユニットフレームを備えるとともに、前記本体フレームは、駆動モータにより駆動され前記駆動ローラの駆動ギアに噛合する駆動伝達ギアと前記駆動ギアの回転軸の軸受部が当接する当接面を有する位置決め部材とを備え、前記駆動ギアに対し前記駆動伝達ギアが噛合する接線に沿って駆動方向に作用する駆動反力が前記駆動ローラ側に前記ベルトが進入する方向の分力を有し、前記4つの固定部のうち前記軸受部に近い固定部をバネ付勢部材により前記位置決め部材側にバネ付勢して固定し前記位置決め部材の当接面で前記軸受部を当接させて前記駆動反力を受けるように前記本体フレームに前記駆動伝達ギアと前記位置決め部材とを配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位置決め部材は、少なくとも前記駆動ローラ側に前記ベルトが進入する方向に対向して前記軸受部が当接する当接面を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記位置決め部材は、少なくとも前記ベルト状像担持体ユニットの着脱方向に対向する当接面を有することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記位置決め部材は、少なくとも前記駆動反力の分力を受ける2つの当接面を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記位置決め部材は、前記軸受部が底部及び左右で当接する当接面を有し上方に着脱可能な凹形状の部材であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記位置決め部材は、前記駆動伝達ギアの回転軸を固定して前記当接面との間で前記駆動ギヤの軸受部との間の軸間距離を規制していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ベルト状像担持体ユニットは、離当接する部材として前記ベルト状の像担持体をクリーニングするクリーナブレードが配設されたものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記ベルト状像担持体ユニットは、潜像が形成されて現像器により現像されトナー像が形成される像担持体から複数の色のトナー像が順次重ねて転写される中間転写ベルトを有する着脱可能な中間転写ユニットであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
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