JP4506863B2 - ナビゲーション装置及びナビゲーション用プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ナビゲーション装置及びナビゲーション用プログラムに関し、例えば、文字列を入力して該当する物件を検索するものに関する。
近年、ナビゲーション装置によって車両を誘導することが盛んに行われている。
ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を探索する機能、GPS(Global Positioning System)衛星やジャイロなどのセンサを用いて自車両の位置を検出する機能、及び目的地までの経路と自車両の現在位置を地図上に表示する機能などを備えている。
一般に、ナビゲーション装置では、特許文献1で提案されているように、目的地の地名・施設名などを検索するときに、その名称の読みや、住所、電話番号等をタッチパネルから入力することで、候補地点を絞り込むようになっている。
そして、読みの入力やジャンルによる検索が完了すると、絞り込んだ候補地点を表示画面にリスト表示し、そのリストの中から希望する目的地を指定するようになっている。
特開平11−271084号公報
しかし、目的地となる地点をその名称の読みを入力することで検索する場合には、1文字ずつ入力する必要があり、操作回数/操作時間がかかり不便である。
また、地点の読みに含まれない文字からは検索することはできなかった。
携帯電話などでは、入力文字を補完して入力文字の候補を表示す機能を備えているが、これも前方一致による表示と、既に入力済みの文字が表示されるだけであり、先頭を除く一部からの絞込はできなかった。
また携帯電話では、あらゆる文字の入力を想定して汎用性を持たせているため、必要の無い単語が補完候補として表示される場合が多く、使い勝手が悪かった。
一方、ナビゲーション装置では、検索により絞り込んだ目的地の候補地点をリスト表示する場合、五十音順であったり、座標順(北から南等)に表示される。
このようにリスト表示の順序が固定されており、候補地点の件数が多い場合には、上位候補地点でない場合が多くなり、使い勝手が悪かった。
そこで本発明は、ナビゲーション装置における目的地検索の入力操作を効率的に行うことを目的とする。
(1)前記目的を達成するために請求項1記載の発明では、目的地データを記憶する目的地データ記憶手段と、目的地データの名称を構成する単語からなるキーワードと、当該キーワードと共に目的地データの名称を構成する関連キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、検索用の文字を入力する文字入力手段と、前記キーワード記憶手段から、前記入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示するキーワード表示手段と、前記表示されたキーワードを選択するキーワード選択手段と、前記目的地データから候補目的地を絞り込む絞込手段と、前記絞り込んだ候補目的地を表示する候補目的地表示手段とを備え、前記キーワード表示手段は、前記キーワード選択手段でキーワードが選択された場合、当該キーワードで更に絞り込んだキーワード、及び、当該キーワードの関連キーワードを表示し、前記関連キーワードは前記キーワード選択手段により選択され、前記絞込手段は、前記選択されたキーワード及び選択された関連キーワードを名称に含む目的地データを候補目的地として絞り込む、ことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
(2)請求項2記載の発明では、目的地データを記憶する目的地データ記憶手段と、目的地データの名称を構成する単語からなるキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、検索用の文字を入力する文字入力手段と、前記キーワード記憶手段から、前記入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示するキーワード表示手段と、前記表示されたキーワードを選択するキーワード選択手段と、前記目的地データから候補目的地を絞り込む絞込手段と、前記絞り込んだ候補目的地を表示する候補目的地表示手段とを備え、前記キーワードは、前記目的地データの内容に対応して名称、住所、ジャンルの各項目のうちの少なくとも2つに対応して作成され、前記キーワード表示手段は、前記各項目毎にキーワードの表示を行い、前記絞込手段は、前記選択されたキーワードを名称に含む目的地データを候補目的地として絞り込むことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
(3)請求項3記載の発明では、前記キーワード記憶手段に記憶された各キーワードには、表示する際の優先度と、その優先度を現在の状況に基づいて変更する変更条件が規定されており、前記キーワード表示手段は、前記絞り込んだキーワードの優先度を現在の状況に基づいて変更した後の優先度が高いキーワードから優先して表示する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置を提供する。
(4)請求項4記載の発明では、前記優先度を変更する現在の状況は、対応季節、対応天気、対応時間、種別、地域の内の少なくとも1つの状況であることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置を提供する。
(5)請求項5記載の発明では、コンピュータを、検索用の文字を入力する文字入力手段と、目的地データの名称を構成する単語からなるキーワードと、当該キーワードと共に目的地データの名称を構成する関連キーワードを記憶するキーワード記憶手段から、前記入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示するキーワード表示手段と前記表示されたキーワードを選択するキーワード選択手段と、目的地データ記憶手段に記憶された前記目的地データから候補目的地を絞り込む絞込手段と、前記絞り込んだ候補目的地を表示する候補目的地表示手段と、して機能させ、前記キーワード表示手段は、前記キーワード選択手段でキーワードが選択された場合、当該キーワードで絞り込まれたキーワード、及び、当該キーワードの関連キーワードを表示し、前記関連キーワードは前記キーワード選択手段により選択され、前記絞込手段は、前記選択されたキーワード及び選択された関連キーワードを名称に含む目的地データを候補目的地として絞り込む、ように機能させるためのナビゲーション用プログラムを提供する。
本発明によれば、入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示し、選択されたキーワードを含む目的地データを候補目的地として絞り込む、ように構成したので、目的地検索の入力操作を効率的に行うことができる。
(1)実施形態の概要
本実施形態では、ナビゲーション装置の検索対象が特定の語(地点の名称等)に限定されていることに鑑み、複数の目的地データの読みに共通する語を検索用のキーワードとして抽出し、キーワードデータファイルに保存する。
検索用のキーワードは、各目的地データの読みに共通する語をキーワードとして抽出することで作成し、キーワードデータとして保存する。例えば、複数の地点名称(目的地の読み)として使用されている文字、「すーぱー」「だいがく」「じょうほう」「せんたー」「らんど」「ぎんこう」「ゆうえんち」「ごるふ」等の各種共通文字がキーワードとして抽出される。
一方、検索対象となる個別の目的地データに対して、検索用のキーワードを付与する。
なお、キーワードは、目的地の名称、住所、ジャンルの各々について作成され、キーワードデータファイルに区別可能に保存される。また、各目的地データについても、名称、住所、ジャンルについてのキーワードが付与される。
そして、目的地の検索をする場合、入力された文字に対して部分一致するキーワードを検索し、該当するキーワードを表示する。この表示されたキーワードは選択可能なキーとして表示することで、ユーザは該当するキーワードを選択することで、入力操作を省略することができる。例えば、最短1文字の入力と選択の合計2操作により、3文字以上のキーワードを選択することで、操作の短縮が可能になる。
文字入力によりキーワードが絞り込まれ、入力文字と読みが部分一致する目的地と、入力文字と部分一致する全キーワードが付与されている目的地データが候補地点として絞り込まれる。
これにより、目的地の読みの途中にある文字からの絞込も可能になる。例えば、「味噌煮込みのミソーコ」という飲食店は、文字「に」の入力によって、キーワード「にこみ」を含むので絞り込みの対象となり、一部分の記憶に基づく検索が可能になる。
キーワードデータファイルに保存される各キーワードには、当該キーワードに対して関連するキーワードが関連キーワードとして保存される。これにより、検索対象である目的地の読み(名称、住所、ジャンル)に含まれない語からも、候補として検索することが可能になる。
このように、入力する単位を文字単位だけでなく、入力文字から推測される(絞り込まれる)キーワードや関連キーワード単位を含めることで、入力操作を軽減すると共に、より幅広い地点の検索が可能となり、簡単に入力できるシーンを増やすことが可能である。
またナビゲーション用の地点情報からキーワード辞書を作成することで、地点検索に対する過不足がなくなり、ナビゲーションに適した入力と検索が可能になる。
更に各キーワードには、リスト表示する場合の優先順位を決定するための優先度が付与されている。優先度は、例えば、目的地の表記として使用されている数の量が多い程大きく設定され、また、実際に利用された統計値等から予め決定される。
そして、絞込のための文字入力やキーワード選択の後に決定キーがユーザにより選択されると、季節や位置によって優先度を変更する優先順位スコア変更規則に従って、絞り込まれた各目的地の候補地点の優先度を変更した上で、優先度の高い順に地点候補をリスト表示する。
これにより、絞り込んだ地点候補を、ユーザの希望により合致した順番でリスト表示することができる。
(2)実施形態の詳細
[第1実施形態]
図1は本実施形態が適用されるナビゲーション装置のシステム構成図である。
このナビゲーション装置は、車両に搭載され、この図1に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを具えている。
まず、現在位置検出装置10は、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両がいずれの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方向を検出する手段であればよい。
相対方位センサ12は、例えば交差点を曲がったか否かを検出するものであり、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム或いは車輪部に取り付ける角度センサでもよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信装置14は、人工衛星からの信号を受信する装置であり、信号の発信時刻、受信装置の位置情報、受信装置の移動速度、受信装置の進行方向など様々な情報を得ることができる。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
データ送受信装置16は、電話回線や電波を利用して車両外部と通信をし、情報の交換を行うための装置である。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
次に、情報処理制御装置20は、現在位置検出装置10、入出力装置40から入力される情報及び情報記憶装置50に格納された情報に基づいて演算及び制御を行うとともに、演算結果をディスプレイ42、プリンタ43またはスピーカ44等の出力手段に出力するように制御する手段である。
この情報処理制御装置20は、以下のような構成を有している。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置全体の総括的な演算及び制御を行う。
第1のROM22はナビゲーションに関するプログラム、特に、現在位置の検出、経路の探索、表示案内などに関するナビゲーションプログラムを格納している。
入力インターフェイス23は、現在位置検出装置10からの情報を受け取る手段である。
RAM24は、後述する入力装置により入力された目的地の情報、通過地点の情報等の利用者が入力した情報を記憶すると共に、利用者の入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、または記憶情報装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
通信インタフェース25は、現在位置検出手段10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
第2のROM26は、ナビゲーションに関するプログラム、特に、音声案内に関するナビゲーションプログラムを格納している。
画像プロセッサ27は、CPUで処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
時計28は、時刻を刻む。
画像メモリ19は、画像プロセッサにより処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカに出力する。
入出力装置40は、利用者により目的地、通過地点、探索条件等のデータを入力する入力装置41、画像を表示するディスプレイ42、情報を印刷するプリンタ43、音声を出力するスピーカ44より構成される。入力装置41は、例えば、ディスプレイ42の表面に配置されたタッチパネル、タッチスイッチ、ジョイスティック、キースイッチ等で構成される。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、各種操作画面、目的地までの走行経路が表示される。
情報記憶装置50は、伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、キーワードデータファイル58、優先順位スコア変更規則ファイル59、その他のデータファイル60を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
地図データファイル51には、全国道路地図、各地域の道路地図または住宅地図等の地図データが記憶されている。道路地図は、主要幹線道路、高速道路、細街路等の各道路と地上目標物(施設等)から構成される。住宅地図は、地上建造物等の外形を表す図形及び、道路名称等が表示される市街図である。細街路とは、例えば、国道、県道以下の道幅が所定値以下の比較的狭い道路で、「一方通行」等の交通規制情報が付加されていない道路である。
関するデータが、ノードデータファイル53には地図上において経路探索に利用される各ノードの地理座標データ等が、道路データファイル54には道路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の道路に関するデータが、写真データファイル55には各種施設や観光地、または主要な交差点等の視覚的表示が要求される場所を写した写真の画像データが、案内地点データファイル57には道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが、それぞれ記憶されている。
目的地データファイル56には、主要観光地や建物、電話帳に記載されている企業・事業所等の目的地として選択可能な場所や施設等、目的地検索の対象についてのデータが記憶されている。
図2は、目的地データファイル56に記憶される目的地データ(地点情報)の内容について概念的に表したものである。
図2に示されるように、目的地データとしては、検索キー、名称、座標、電話番号、付加情報等、及び、本実施形態において使用されるキーワードが記憶される。
検索キーは目的地の「名称」の読みである。この検索キーは、入力装置(本実施形態ではタッチパネルの50音キー)に対応しており、カタカナで表記されているが、ひらがなでもよい。
座標は目的地の緯度、経度から成るx、y座標情報である。付加情報は目的地に関する詳細なデータが記憶されている。
キーワードは、名称用、住所用、ジャンル用のキーワードがそれぞれ区別可能に保存されている。
キーワードは、後述する各キーワードのうち、当該目的地に対応するキーワードが格納されている。例えば、名称用のキーワードとしては、目的地「筑葉大学」に対してキーワード「ツクバ」「ダイガク」が格納され、目的地「カクドナルド 東京駅前店」の場合には、キーワード「カクドナルド」「東京駅」等が格納される。
住所用、ジャンル用のキーワードも同様に、当該目的地に対応するキーワードが格納される。ここで、ジャンルとは、各目的地の階層化された分類であり、「食べる・飲む」「買う・借りる」「泊まる」「見る・遊ぶ」「車関連施設」等に分類化され、「買う・借りる」の下位層には「コンビニエンスストア」「スーパーマーケット」「ディスカウント」「デパート」等が決められており、各目的地にはどのジャンルに属しているかが予め規定、及び記憶されている。
各目的地データは、その表記の読みに含まれない語であっても、短縮形や愛称等がキーワードとして格納される場合がある。例えば、目的地名称「ゲームセンターコガミ ○○本社」のキーワードとして「ゲームセンター」「コガミ」「本社」の他、短縮形の「ゲーセン」がキーワードとして格納される場合がある。
図1において、キーワードデータファイル58は、入力文字に対応して検索されるキーワードが格納されている。
図3はキーワードデータファイル58に格納されているキーワードの内容を概念的に表したものである。
図3に示されるように、目的地データファイル56に格納されているキーワードと同様に、名称用のキーワード、住所用のキーワード、ジャンル用のキーワードが格納されている。
各キーワードは、各目的地データに対応する「語」(表記)から構成されている。キーワードは、例えば、目的地の名称、住所等に所定数以上含まれている「語」がキーワードとして抽出されるが、これ以外に、「コンビニエンスストア」を意味する「コンビニ」、「ゲームセンター」を意味する「ゲーセン」等の短縮形、省略形の語もキーワードとして作成されている。
本実施形態では、後述するように入力文字に対応して絞り込まれたキーワードを、入力キーとして表示するようになっている。そして、各キーワードには、入力文字に対応して絞り込まれたキーワードをキー表示する際の順番を決定するための優先度が規定されている。また、この優先度を、現在の状況(時間、場所等)に従って変更するための変更条件として、対応季節、対応天気、対応時間、種別、地域が存在し、各キーワードには、各項目に対応する条件の内容が規定されている。
例えば、キーワード「ナベ」を含む地点候補の優先度は「75」と規定されており、対応季節が「10月〜3月」と規定されているので、この期間内であれば優先度が75から所定のn点(例えば、3点)だけ加算され、優先度78に変更されるようになっている。
また、キーワードには、更に関連キーワードが設定されているものが存在する。この関連キーワードは、当該キーワードと一緒に検索語として入力される頻度が高い「語」、例えば、キーワード「ツクバ」に対して「ガクエン」や「センター」等のように、当該キーワードと共に目的地の表記の一部又は全部を構成する「語」が設定される。
本実施形態における関連キーワードは、文字入力に対応して絞り込まれたキーワードがユーザによって選択された場合に、選択されたキーワードに対する関連キーワードが次の選択候補(入力候補)のキーとして表示される。また、関連キーワードは、文字入力に対応して絞り込まれた全キーワード数が所定数(例えば、画面表示可能な最大数)未満である場合に、絞り込まれたキーワードに対応する関連キーワードが表示される。
図3に示されるように、関連キーワードは、キーワードと同様に、優先度、優先度を変更するための対応季節、対応天気、対応時間、種別、地域が必要に応じて規定されている。そして、関連キーワードは、各目的地データに対してキーワードとして格納されており、キーワードと同等に取り扱われる。
本実施形態において、キーワードと関連キーワードは目的地を絞り込む場合のアンド条件として検索される。すなわち、キーワードAと関連キーワードaが選択されている場合、Aとaの双方をキーワードとして備えている目的地データが絞り込まれる。
名称用、住所用、ジャンル用の各キーワード、関連キーワード間においても、アンド条件として目的地データが絞り込まれる。
図1において、優先順位スコア変更規則ファイル59は、各キーワードの優先度を変更する規則について規定されている。
図4は、優先順位スコア変更規則の概要を表したものである。
優先順位スコア変更規則としては、検索の際の、時間要素、場所要素、天候要素、目的地要素、その他による変更規則が存在する。これらの各変更規則は、全て適用されるが、デフォルトとして全て適用状態とし、ユーザの好みに応じて適用項目を選択できるようにしてもよい。これにより、ユーザ毎の好みにより適合した順に目的地候補(候補地点)をリスト表示することができる。更に、各項目に対して優先順位(スコア)を増減するキーワードをユーザが適宜選択できるように構成することで、より一層ユーザの好みに合わせた順番とすることができる。
図4に示されるように、検索時の季節が夏であればキャンプ、ゴルフ、海水浴場、プールに関連したキーワードを含む候補地点(目的地)の優先順位スコアを高くする。同様に、季節が冬であれば、スキー、温泉に関連したキーワードを含む候補地点を高くする。季節の指定無しの場合には、動物園、ゴルフ、道(走行経路沿い)の駅に関連したキーワードを含む候補地点が高くされる。
なお、指定無しは、スコア変更をするモードの非使用がユーザによって選択されている場合に適用される(以下同じ)。
また、天候が晴れであれば、動物園、プール、遊園地に関連したキーワードを含む候補地点の優先順位スコアを高くし、天候が雨であればドーム、温水プール、水族館に関連したキーワードを含む候補地点の優先順位を高くし、指定無しの場合には百貨店に関連したキーワードを含む候補地点の優先順位を高くする。
天候については、各種センサ出力で判断することが可能である。例えば、照度計や雨を検出するセンサ、ワイパーの駆動信号、時刻等から天候を判断する。
また、現在時刻から朝であると判断される場合には、遊園地やゴルフに関連するキーワードを含む地点の優先順位スコアを高くし、夕方であると判断される場合にはうどん、スーパーに関連するキーワードを含む地点の優先順位スコアを高くする。
また、カレンダーとして連休前と連休中である場合に、連休の残日数が多い程現在位置から遠方の地点を優先し、残日数が少ない場合近郊の地点を優先して候補地点の優先順位を高くする。
例えば、現在地が名古屋である場合、連休初日であれば遠方の地点としてランド、シー等に関連したキーワードを含む候補地点の優先順位を高くし、連休最終日や平日である場合には、近郊の地点としてストア、ショップ等に関連したキーワードを含む候補地点の優先順位を高くする。
また現在地が登録された自宅周辺(自宅から100km以内)である場合には、スーパー、ファミレスに関連したキーワードを含む候補地点の優先順位を高くする。一方、現在地が自宅周辺以外である場合には、観光案内、民芸店、名産品に関連したキーワードを含む候補地点の優先順位を高くする。
また、目的地が設定されている場合、目的地近郊、設定された目的地まで探索された走行経路近郊、目的地方向に存在する候補地点の優先順位を高くする。
一方、目的地とは逆方向に存在する候補地点の優先順位は低くする(スコアのマイナス)。
また、候補地点の所在地から最寄IC(インター・チェンジ)までの距離が小さい程、最寄ICの数が多い程、当該候補地点の優先順位を高くする。逆に、候補地点の所在地から最寄ICまでの距離が大きい程、最寄ICの数が少ない程、当該候補地点の優先順位を低くする。
また、ジャンルが選択されている場合、食事、ショッピング、レジャーの順に優先順位を高くし、その他のジャンルの優先度を低くする。
その他の変更規則としては、例えば、入力された文字や選択されたキーワード以外の文字数(残りの文字数)が少ないほど、優先順位を高くする。例えば、キーワード「サガミ」と「コドモ」が選択されている場合、「サガミコドモ」を除いた残り文字数が少ないほど優先順位を高くする。その結果、目的地候補は「相模子供シー」「相模子供ランド」「相模子供ランド駅」の優先順となる。
以上の優先順位スコア変更規則において、スコアを高くする場合には、所定値m(例えば、m=5)を加え、スコアを低くする場合には所定値mを減算する。
所定値mを減算する前のスコア値としては、各候補地点の目的地データに格納されているキーワードの優先度を使用する。キーワードが複数存在する場合には、優先度を変更した後の最も高い値を採用する。また、キーワードが設定されていない候補地点の優先度は50とする。
図4の変更規則は、例示であり、このうちの1つ以上の規則について判断する。判断対象は予め決められていてもよく、ユーザが選択するようにしてもよい。判断対象となる各規則は、それぞれ他の規則と独立して判断されるようになっている。
このように構成されたナビゲーション装置では、次のようにして経路案内が行われる。
ナビゲーション装置は、現在位置検出装置10で現在位置を検出し、情報記憶装置50の地図データファイル51から現在位置周辺の地図情報を読み込みディスプレイ42に表示する。
そして、後述する目的地設定処理により目的地が設定されると、情報処理制御装置20は、現在位置から目的地に至る走行経路の候補を複数探索(演算)し、ディスプレイ42に表示した地図上に表示し、運転者がいずれかの走行経路を選択すると、選択した走行経路をRAM24に格納することで、走行経路を取得する(走行経路取得手段)。
なお、情報処理制御装置20は、情報処理センタに車両現在位置(又は入力された出発地)と目的地を送信し、情報処理センタで探索された目的地までの走行経路を受信することにより走行経路を取得するようにしてもよい。この場合、目的地や走行経路の通信は通信インターフェイス25を介して、無線通信により行う。
車両が走行すると、現在位置検出装置10によって検出された現在位置を追跡することにより、経路案内を行う。
経路案内は、探索した走行経路に対応する道路データと現在位置検出装置10で検出される現在位置とのマップマッチングにより、地図上の車両位置を特定し、車両現在位置周辺の地図をディスプレイ42に表示すると共に、探索した走行経路と現在位置とを地図上に表示する。
また、探索した走行経路と現在位置との関係から、案内の必要性、すなわち直進が所定距離以上続く場合、所定の進路変更地点等の走行経路の案内、及び方面案内が必要か否か等について判断し、必要である場合にはディスプレイ42の表示及び音声による案内を実行する。
次に、本実施形態による目的地設定処理について説明する。
図5は、入力装置41及びディスプレイ42について表したものである。
図5に示されるように、ディスプレイ42には、目的地の設定画面や現在地周辺の地図画面など各種メニュー画面を表示すると共に、表示画面(ディスプレイ)に、指で直接触れることでポインティングすることができるタッチパネルが設けられている。
ディスプレイ42の外周縁には、入力装置41の固定枠が配置され、固定枠の上部領域には、物理的に存在する押しボタン(ハードキー)によって構成された目的地設定キー411と、現在地周辺の地図画面を表示させるための地図キー412が設けられている。
目的地設定キー411は、目的地や経由地点など(以下、目的地とする)を設定する目的地設定画面を表示させるためのキーである。
この目的地設定キー411が選択されると、本実施形態による目的地設定処理が行われる。なお、本実施形態による目的地設定処理により設定される目的地は、経路探索に使用されるほか、決定した目的地や、現在地周辺の候補目的地を地図画面上に表示する場合に使用される。
図5のディスプレイ42は、目的地設定画面が表示された状態の画面について表示されている。
この目的地設定画面では、キーワード欄421、入力キーボード422、入力文字欄423、候補件数欄424、修正キー425、戻るキー426、完了キー427が表示される。
キーワード欄421には、入力文字に従って絞り込まれたキーワード(関連キーワードを含む)が表示される。キーワード欄421に表示されるキーワードは、入力キーとして表示され、表示されたキーワードをタッチすることで当該キーワードを選択することができるようになっている。なお、キーワードと関連キーワードとは区別して表示される。
キーワード欄421は、名称用、住所用、ジャンル用の各キーワード欄が存在し、それぞれ、名称タブ421a、住所タブ421b、ジャンルタブ421cを選択することで、選択タブに対応するキーワード欄と絞り込まれているキーワードとが最上位に表示される。
入力キーボード422は、50音を入力するための各キーから構成されている。なお、テンキーや機能キーを表示するようにしてもよい。
入力文字欄423は、入力キーボード422による入力文字や、キーワード欄から選択されたキーワードが表示される。入力文字とキーワードとは区別可能に表示される。
候補件数欄424には、入力文字欄に表示される入力文字やキーワードにより絞り込まれた候補地点(目的地データ)の件数が表示される。
修正キー425は、入力文字や選択したキーワードを修正する場合のキーである。
戻るキー426は、最後の操作の前の状態に戻すためのキーである。
完了キー427は、文字の入力やキーワードの選択により絞り込まれた目的地の候補地点をリスト表示するためのキーである。
なお、図5に示すように目的地設定画面では、左上に「フリーワード」と表示されており、この表示は、目的地の表記を先頭から入力するだけでなく、キーワード、関連キーワードに対応して自由に入力可能であることを意味している。
図6は、目的地設定処理の内容を表したフローチャートである。
なお、図6のフローチャートでは、目的地を設定する場合の操作として修正キー425や戻るキー426が押下された場合は含まれていない。両キー425、426の押下は、完了キー427が押下されるまでのどの時点においても押下可能であり、修正キー425が押下されると修正処理が、戻るキー426が押下されると1つ前の操作に戻る処理が実行される。この処理は別ルーチンとしてもよい。
情報処理制御装置20は、目的値設定キー411がユーザにより押下(選択)されたか否かを監視している(ステップ11)。目的地設定キー411の押下を検出すると(ステップ11;Y)、情報処理制御装置20は、図5に示す目的地設定画面を表示し(ステップ12)、入力キーボード422から文字が入力されたか否かを監視する(ステップ13)。
文字が入力された場合(ステップ13;Y)、情報処理制御装置20は、入力された文字を入力文字欄423に表示し(ステップ14)、キーワードデータファイル58の全キーワードの中から、入力文字欄423に表示している文字(文字列)と部分一致するキーワードを絞り込みを行う(ステップ15)。このキーワードの絞込は、名称用、住所用、ジャンル用の各キーワード毎に行い、RAM24の所定領域に保存する。
次いで情報処理制御装置20は、入力文字欄に表示されている入力文字と絞り込んだキーワードにより目的地候補(候補地点)を絞り込んでRAM24に保存すると共に、絞り込んだ目的地候補の数を候補件数欄424に表示する(ステップ16)。
入力文字による目的地候補の絞込は、入力文字欄に表示されている入力文字(1文字以上)と部分一致する、目的地データの検索キー(名称の読み、図2参照)が絞り込まれる。一方、キーワードによる絞り込みでは、ステップ15で絞り込まれた全キーワードのいずれか1つが格納されている目的地データが絞り込まれる。
入力文字とキーワードとはアンド条件の関係にあり、入力文字とキーワードで絞り込まれた目的地データが目的地候補としてRAM24に保存される。
なお、目的地候補の絞り込みの対象は、最初の1文字目を入力した際には、目的地データファイル56を対象とし、それ以降はRAM24に格納されている目的地候補を対象として、絞込が行われる。RAM24を対象とする絞り込みの場合、絞り込まれた目的地候補以外は削除されることになる。
なお、絞り込んだ目的地候補については、目的地データの全てをRAM24に格納するのではなく、目的地データのIDを絞り込んだ目的地候補としてRAM24に格納するようにしてもよい。この場合、更なる絞込を行う場合には、RAM24のIDに対応する目的地データを目的地データファイル56から参照しながら絞り込みが行われる。
次いで情報処理制御装置20は、絞り込んだキーワードを、選択可能なキーとしてキーワード欄421に表示する(ステップ17)。このキーワード欄421に表示されるのは、最上位に表示されているタブ421a〜421cに対応するキーワードである。
また、キーワード欄421には、入力文字又は選択されたキーワードと部分一致するキーワードが絞り込まれて表示されるが、絞り込まれたキーワードが所定の表示対象件数以下である場合には、当該キーワードの関連キーワードも表示対象となる。
図7は、ステップ17以降の処理における目的地設定画面の表示状態を例示したものである。
図7(a)は、文字「つ」が入力キーボード422から入力された後の目的地設定画面である。入力文字「つ」が入力文字欄423に表示(ステップ14)されると共に、入力文字「つ」に対応して部分一致するキーワード(名称)「ツクバ」「ツチウラ」「ツルオカ」「ツクバダイガク」…が絞り込まれて(ステップ15)、名称タブ421aのキーワード欄421に表示(ステップ17)されている。
この図7(a)の目的地設定画面において、住所タブ421bをタッチすると、住所用のキーワード欄421が最上位に表示され、入力文字「つ」に対応して絞り込まれた住所用のキーワードが表示される。
ステップ17において、情報処理制御装置20は、絞り込まれたキーワードをキーワード欄421に表示する場合、各キーワードの優先度を、現在の状況(対応季節、天気、時間、種別、地域等)とから変更する。そして、変更後の優先度が高い順に、キーワードがキーワード欄421に表示される。
図7(a)では、あいうえお順だとキーワード「ツクバダイガク」は、「ツチウラ」「ツルオカ」より前に表示されるが、優先度(図3参照)の高い「ツチウラ」「ツルオカ」が先に表示されている。
このように、優先度によりキーワードの表示順を変更することで、ユーザ要求に合致したキーワードを表示することができる。特に、現在の状況が夏、朝、晴れの場合であれば、例えば、プールや海に関するキーワードの優先度が高く変更されることで、よりユーザの要求に合ったキーワードを優先して表示することができる。
図6に戻り、次に情報処理制御装置20は、次の入力(選択)を監視する(ステップ18、20)。キーワード欄421のキーワードが選択された場合(ステップ18;Y)、情報処理制御装置20は、入力文字欄423に表示されている入力文字を、選択されたキーワードに変更する(ステップ19)。この場合、それ以前の操作によって入力文字欄423に他のキーワードが既に表示されていれば、そのキーワードの後に新たに選択されたキーワードを表示する。なお、キーワードは、図7(b)に示されるように、入力文字と区別するために枠内に表示する。
キーワードを入力文字欄423に表示した後、情報処理制御装置20はステップ15に戻り、選択されたキーワードの絞込(ステップ15)と、目的地候補の絞込(ステップ16)を行う。
ステップ19後のステップ15では、RAM24に格納されている絞込済み(ステップ14後のステップ15)のキーワードの中から選択されたキーワードを含むキーワードを絞り込む。絞込の対象外のキーワードは削除される。例えば、図7(a)でキーワード「ツクバ」が選択された場合、「ツクバダイガク」が絞り込まれ、他の「ツチウラ」「ツルオカ」はキーワードから削除される。
次に情報処理制御装置20は、RAM24に格納されている目的地候補を更に、選択されたキーワードで絞り込んだ後(ステップ16)、ステップ15で絞り込んだキーワードをキーワード欄に表示する。
図7(b)は、この状態の目的地設定画面を表している。すなわち、図7(a)の目的地設定画面において、キーワード「ツクバ」が選択された後の目的地設定画面である。
入力文字欄423には、選択されたキーワード「ツクバ」が、入力文字「つ」に変えて枠内に表示され、更に絞り込まれたキーワード「ツクバダイガク」がキーワード欄421に表示される。そして、図7(b)では、「ツクバ」を含むキーワードが「ツクバダイガク」1つであるため、選択されたキーワード「ツクバ」に関連する関連キーワード「ガクエン」「センター」が表示される。なお、選択されたキーワードの関連キーワードを表示してもまだ所定数以下である場合、絞り込まれているキーワードの関連キーワードも表示されることになる。
関連キーワードを表示する場合、キーワードを含め、現在の状況(時間、場所等)に基づいて変更した後の優先度の高い順に表示する。
なお、キーワード欄に表示されるキーワードは長円の枠内に、関連キーワードは長方形の枠内に表示することで両者を区別可能に表示している。
図6に戻り、文字が入力された場合(ステップ18;N、ステップ20;N)、情報処理制御装置20は、ステップ14に戻り、入力文字の表示(ステップ14)以降の処理を行う。
一方、完了キー427が選択された場合(ステップ20;Y)、情報処理制御装置20は、ステップ16によって絞り込まれRAM24に格納されている目的地候補(目的地データ)に対する優先順位スコアを、図4で例示した優先順位スコア変更規則に従って変更する(ステップ21)。
優先順位スコアの変更前の値としては、目的地候補(目的地データ)対応付けられているキーワードの優先度が使用され、キーワードが存在しない目的地候補の値としては予め決められた所定値(例えば、50)が使用される。
次に情報処理制御装置20は、目的地候補を変更した優先順位スコアの高い順に目的地設定画面にリスト表示し(ステップ22)、表示された目的地候補のうちユーザが選択した目的地候補を最終的な目的地として設定し(ステップ23)、RAM24の所定領域に格納して処理を終了する。
図8〜図15は、図4の優先順位スコア変更規則に従って変更されたスコアにより、リスト表示される目的地候補の違いを例示したものである。
図8は、優先順位スコア変更規則として、季節による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図8(a)は、入力文字欄423に選択されたキーワード「琵琶湖」が表示された状態である。この状態で完了キー427が選択されると、現在状況が夏であればキャンプ、ゴルフ、海水浴場、プールに関連したキーワードを含む候補地点(目的地)の優先順位スコアを高くする規則に従って、RAM24に格納されている絞り込まれた目的地候補のスコアが変更され、その結果(b)に示されるように、「琵琶湖PPキャンプ場」「琵琶湖カントリーゴルフ」…の順にリスト表示される。
同様にして、季節が冬であれば(c)に示されるように「琵琶湖湖北スキー場」「琵琶湖PPキャンプ場」…の順にリスト表示される。季節指定無しであれば(d)に示されるように「琵琶湖タワー」「琵琶湖遊園地」…の順にリスト表示される。
図9は、優先順位スコア変更規則として、天候による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図9(a)に示すように、選択されたキーワード「名古屋」が表示された状態で完了キー427が選択されると、現在状況が晴れであれば動物園、プール、遊園地に関連したキーワードを含む候補地点(目的地)の優先順位スコアを高くする規則により、(b)に示されるように、「名古屋AB動物園」「名古屋遊園地」…の順にリスト表示される。
同様に、現在状況が雨であれば(c)に示されるように「名古屋CDドーム」「名古屋EF水族館」…の順にリスト表示され、天候指定無しであれば(d)に示されるように「JR名古屋ナカシマヤ」「名古屋四越栄本店」…の順にリスト表示される。
図10は、優先順位スコア変更規則として、時間による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図10(a)に示すように、選択されたキーワード「名古屋」が表示された状態で完了キー427が選択されると、現在状況が朝であれば遊園地、ゴルフに関連したキーワードを含む候補地点(目的地)の優先順位スコアを高くする規則により、(b)に示されるように、「名古屋遊園地」「名古屋ゴルフ場」…の順にリスト表示される。
同様に、現在状況が夕方であれば(c)に示されるように「うどん処 名古屋○×」「コニーAA名古屋」…の順にリスト表示される。
図11は、優先順位スコア変更規則として、カレンダーによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図11(a)に示すように、選択されたキーワード「コスニー」が表示された状態で完了キー427が選択されると、連休初日であれば優先順位スコア変更規則により、(b)に示されるように、現在地から遠方にある「コスニーランド」「コスニーシー」…の順にリスト表示される。同様に、連休最終日や平日である場合には(c)に示されるように、近郊の地点である「コスニーストア JR名古屋ナカシマ」「コスニーショップ」…の順にリスト表示される。
図12は、優先順位スコア変更規則として、現在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図12(a)に示すように、選択されたキーワード「うどん」が表示された状態で完了キー427が選択されると、登録されている自宅が東京である場合、車両の現在地が名古屋であれば自宅周辺ではないので(b)に示されるように、観光案内、民芸店、名産品に関連するキーワードを含む「山元や総本店」「味噌煮込みのミソーコ」…の順にリスト表示される。同様に、現在地が東京であれば自宅周辺なので(c)に示されるように、スーパーやファミレスに関連するキーワードを含む「ファミレス泉/○△店」「相模スーパー/△□店」…の順にリスト表示される。
図13は、優先順位スコア変更規則として、目的地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図13(a)に示すように、選択されたキーワード「サイキ」が表示された状態で完了キー427が選択されると、目的地として既に長島クアランドが設定されていれば、目的地近郊、経路近郊、目的地方向を優先する優先順位スコア変更規則により(b)に示されるように、目的地に近い「サイキファクトリー/ジャンドリーム長島」、目的地と同じ方向の「サイキ歯科クリニック/名古屋市昭和区」…の順にリスト表示される。
一方、目的地の設定がされていなければ、現在地である名古屋周辺に存在する「サイキショップビースクエア/名古屋市」「サイキジャパン/名古屋市東区」…の順にリスト表示される。
図14は、優先順位スコア変更規則として、所在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図14(a)に示すように、選択されたキーワードが「遊園地」で、自宅が名古屋市中区、現在地が名古屋の場合、(b)に示されるように、目的地候補の所在地から最寄ICまでが近い「長島クアランド;8km」、最寄ICが遠い「東山遊園地;6km」の順に表示される。
なお、リスト表示中の8km、6kmは、現在位置からの距離である。現在地から遠くても、ICからの距離が短い長島クアランドが優先して表示されている。
図15は、優先順位スコア変更規則として、ジャンルによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図15(a)に、入力文字「ひ」が入力されている状態で完了キー427が選択されると、登録されている自宅が名古屋市中区である場合、食事、ショッピング、レジャーの順に優先順位スコアを高くするスコアにより、(b)に示されるように、「東山遊園地;」レジャー」「平針○△□;レジャー」「100円ショップダイジー;ショッピング」「カクドナルド 平針駅前店;食事」…の順にリスト表示される。
このように、優先順位スコア変更規則を適用してリスト順を変更することで、よりユーザに適した順に目的地候補をリスト表示することができる。
また、上述したように適用する優先順位スコア変更規則や、適用される項目に対するキーワードを変更することでよりユーザの好みに適したリスト表示とすることができる。
以上説明した実施形態では、キーワードの優先度を変更する現在の状況(対応季節、対応天気、対応時間、種別、地域)をキーワードデータファイル58に格納し、目的地候補のリスト表示順を決定するための規則を優先順位スコア変更規則ファイル59に格納する場合について説明したが、両者を共通化するようにしてもよい。
この場合、いずれかキーワードデータファイルに、規則を保存してもよく、変更規則として独立して保存するようにしてもよい。また、プログラム中に格納するようにしてもよい。
また、説明した実施形態では、目的地データにキーワードを保存する場合について説明したが、キーワードデータファイルの各キーワードにID(識別番号)を付け、目的地データにはIDを保存するようにしてよい。
また、説明した実施形態では、名称、住所、ジャンルについてのキーワードを記憶すると共に、名称、住所、ジャンル毎にキーワードの絞り込みと表示を行うようにしたが、名称、住所、ジャンルのいずれか1つ又は2つについて適用するようにしてもよい。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態では、日本国内で使用されることを想定したナビゲーション装置について説明した。詳しくは、第1実施形態では、入力キーボード422を日本語の入力単位である50音キーで構成し、目的地データファイル56に日本国内の目的地検索に関するデータを記憶した日本仕様のナビゲーション装置について説明した。
しかしながら、ナビゲーション装置が用いられる環境は、日本国内に限定されるものではない。入力装置41や各データの仕様を地域に対応させることにより、上述したキーワードデータを利用した入力機能を諸外国において使用することができる。
そこで、第2実施形態では、日本国外向けのナビゲーション装置の一例として、米国仕様のナビゲーション装置について説明する。
第2実施形態が適用されるナビゲーション装置のシステム構成、及び、目的地設定処理のフローは、基本的に第1実施形態と同じである。
第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態と重複する構成について同一の符号を用いて詳細な説明は省略し、異なる部分について説明する。
図16は、目的地データファイル56に記憶される目的地データ(地点情報)の内容について概念的に表したものである。
図16に示されるように、米国仕様のナビゲーション装置では、目的地データの名称がそのまま検索キーとして登録されている。また、米国仕様の検索キーは、日本仕様と異なり、単語毎にスペース等で区切られている。
検索キーは目的地の「名称」であり、この検索キーは、入力装置(第2実施形態ではタッチパネルのアルファベットキー)に対応しており、大文字と小文字が混在しているが、検索は、大文字、小文字の違いを認識せずに実行する。
第2実施形態では、目的地データファイル56に、米国国内の目的地データの名称が記憶される。
図17は、キーワードデータファイル58に格納されているキーワードの内容を概念的に表したものである。各キーワードは、各目的地データの名称を構成する単語からなる。
図17に示されるように、米国仕様のナビゲーション装置においても、第1実施形態と同様に、アルファベットの文字列で示される各キーワードには、優先度が規定されている。
例えば、キーワード「Montana」を含む地点候補の優先度は「83」と規定されており、地域が「北西部」と規定されているので、この現在地が北西部の範囲内であれば優先度が83から所定のn点(例えば、3点)だけ加算され、優先度86に変更されるようになっている。
また、キーワードには、更に関連キーワードが設定されているものが存在する。この関連キーワードは、当該キーワードと一緒に検索語として入力される頻度が高い単語、例えば、キーワード「Montana」に対して「golf」や「university」等のように、当該キーワードと共に目的地の表記の一部又は全部を構成する単語が設定される。
なお、キーワードデータファイル58に規定されている対応季節の期間は、ナビゲーション装置の使用対象となる国や地域に対応するように設定されている。例えば、使用対象が日本である場合には、12月〜2月の期間が冬として設定されており、使用対象が南半球に位置するオーストラリアである場合には、6月〜8月の期間が冬として設定されている。
また、キーワードデータファイル58に規定されている対応時間も、ナビゲーション装置の使用対象となる国や地域に対応するように設定されている。例えば、サマータイム制度を導入している国や地域では、サマータイム期間中の場合、対応時間を1時間早めた設定とする。
図18は、米国仕様のナビゲーション装置における、入力装置41´及びディスプレイ42について表したものである。
図18では、米国仕様のナビゲーション装置について説明するため、英字表記としているが、第1実施形態(図5)と同じ機能を有するキーや表示領域には、同一の符号を付している。
図18に示されるように、入力キーボード422´は、A〜Zのアルファベットを入力するための各キーから構成されている。
このように入力装置41や各データの仕様を使用対象となる米国向けに対応させたナビゲーション装置において、上述した第1実施形態(図6)と同様の目的地設定処理を実行する。
但し、第2実施形態においては、入力キーボード422´を用いてアルファベットの文字(文字列)を入力し、上述した米国仕様の目的地データファイル56及びキーワードデータファイル58を参照する。
図19は、米国仕様のナビゲーション装置における、ステップ17以降の処理の目的地設定画面の表示状態を例示したものである。
図19(a)は、アルファベット「M」が入力キーボード422´から入力された後の目的地設定画面である。入力文字「M」が入力文字欄423に表示されると共に、入力文字「M」に対応して部分一致するキーワード(名称)「Montana」「Maine」「Mississippi」…が絞り込まれて、名称タブ421aのキーワード欄421に表示されている。
この図19(a)の目的地設定画面において、住所タブ421bをタッチすると、住所用のキーワード欄421が最上位に表示され、入力文字「M」に対応して絞り込まれた住所用のキーワードが表示される。
絞り込んだキーワードを、選択可能なキーとしてキーワード欄421に表示する場合、第1実施形態と同様に、優先順位スコア変更規則(図4)に基づいて、各キーワードの優先度を、現在の状況(対応季節、天気、時間、種別、地域等)とから変更する。すると、変更後の優先度が高い順に、キーワードがキーワード欄421に表示される。
図19(a)では、abc順だとキーワード「Maine」は、「Mississippi」「Montana」より前に表示されるが、優先度(図17参照)の高い「Montana」が先に表示されている。
このように、米国仕様のナビゲーション装置においても、優先度によりキーワードの表示順を変更することで、ユーザ要求に合致したキーワードを表示することができる。
図19(a)の状態から、キーワード欄421のキーワード「Montana」が選択された場合、情報処理制御装置20は、入力文字欄423に表示されている入力文字を、選択された「Montana」に変更する。この場合、それ以前の操作によって入力文字欄423に他のキーワードが既に表示されていれば、そのキーワードの後に新たに選択されたキーワードを表示する。
そして、情報処理制御装置20は、選択されたキーワードの絞込と、目的地候補の絞込を行う。
例えば、図19(a)でキーワード「Montana」が選択された場合、「Montana」が絞り込まれ、他の「Maine」「Mississippi」はキーワードから削除される。
図19(b)は、図19(a)の目的地設定画面において、キーワード「Montana」が選択された後の目的地設定画面である。
図19(b)に示されるように、入力文字欄423には、選択されたキーワード「Montana」が、入力文字「M」に変えて枠内に表示される。そして、キーワード欄421には、更に絞り込まれたキーワード「Montana Station」がキーワード及び選択されたキーワード「Montana」に関連する関連キーワード「golf」「university」が表示される。
なお、関連キーワードを表示する場合も、第1実施形態と同様に、キーワードを含め、現在の状況(時間、場所等)に基づいて変更した後の優先度の高い順に表示する。
このように、米国仕様のナビゲーション装置においても、第1実施形態と同様に、リスト表示されたキーワードの選択を繰り返しながら、目的地の検索を行うことができる。
図20〜図27は、米国仕様のナビゲーション装置における、図4の優先順位スコア変更規則に従って変更されたスコアにより、リスト表示される目的地候補の違いを例示したものである。
図20は、優先順位スコア変更規則として、季節による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図20(a)は、入力文字欄423に選択されたキーワード「Resort」が表示された状態である。この状態で完了キー(Enter)427が選択されると、第1実施形態と同様に、現在状況が夏であれば夏に関連したキーワードを含む候補地点(目的地)の優先順位スコアを高くする規則に従って、RAM24に格納されている絞り込まれた目的地候補のスコアが変更され、その結果(b)に示されるように、「Laguna Beach Resort」が優先的にリスト表示される。
同様にして、季節が冬であれば(c)に示されるように「Alpine Meadows Ski Resort」が優先的にリスト表示される。季節指定無しであれば(d)に示されるように「Destinyland Resort」が優先的にリスト表示される。
図21は、優先順位スコア変更規則として、天候による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図21(a)に示すように、入力文字欄423にキーワード「vegas」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、現在状況が晴れであれば優先順位スコア変更規則に基づいて、(b)に示されるように、「Lake Las Vegas」が優先的にリスト表示される。
同様に、現在状況が雨であれば(c)に示されるように「Las Vegas Casino」が優先的にリスト表示され、天候指定無しであれば(d)に示されるように「Las Vegas Country Club」「Hotel Las Vegas」…の順にリスト表示される。
図22は、優先順位スコア変更規則として、時間による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図22(a)に示すように、入力文字欄423にキーワード「club」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、現在状況が朝であれば優先順位スコア変更規則に基づいて、(b)に示されるように、「Montana Golf Club」が優先的にリスト表示される。
同様に、現在状況が夕方であれば(c)に示されるように「Pure Night Club」「Kraber Nightclub」…の順にリスト表示され、時間指定無しであれば(d)に示されるように「Celebrity Club Barber Salon」が優先的にリスト表示される。
図23は、優先順位スコア変更規則として、カレンダーによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図23(a)に示すように、入力文字欄423にキーワード「destiny」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、休日であれば優先順位スコア変更規則により、(b)に示されるように、現在地から遠方にある「Destinyland Resort」が優先的にリスト表示される。同様に、平日である場合には(c)に示されるように、近郊の地点である「Destiny’s Character Warehouse」が優先的にリスト表示される。
図24は、優先順位スコア変更規則として、現在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図24(a)に示すように、入力文字欄423にキーワード「destiny」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、現在地がCaliforniaである場合、(b)に示されるように、Californiaに関連するキーワードを含む「Destinyland Resort」が優先的にリスト表示される。同様に、現在地がChicagoであれば(c)に示されるように、Chicagoに関連するキーワードを含む「Destiny Store」が優先的にリスト表示される。
図25は、優先順位スコア変更規則として、目的地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図25(a)に示すように、入力文字欄423にキーワード「park」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、目的地として既にMontana golf clubが設定されていれば、目的地近郊、目的地方向、経路近郊を優先する優先順位スコア変更規則により(b)に示されるように、目的地に近い「Mary Gomez Park」、目的地と同じ方向の「Parkway Park」、経路沿いの「Frank Montana Park」…の順にリスト表示される。
一方、目的地の設定がされていなければ、現在地周辺に存在する「Frank Montana Park」「Marijane Hamann Park」…の順にリスト表示される。
図26は、優先順位スコア変更規則として、所在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図26(a)に示すように、入力文字欄423にキーワード「golf」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、(b)に示されるように、目的地候補の所在地から最寄ICまでが近い「White Pines Golf Club:9km」、「Edgebrook Golf Course:8km」、最寄ICが遠い「Tam O Shanter Golf Course:7km」の順に表示される。
なお、リスト表示中の9km、8km、7kmは、現在位置からの距離である。現在地から遠くても、ICからの距離が短い「White Pines Golf Club:9km」が優先して表示されている。
図27は、優先順位スコア変更規則として、ジャンルによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表したものである。
図27(a)に、入力文字欄423にキーワード「golf」が入力表示された状態で完了キー(Enter)427が選択されると、優先順位スコア変更規則に基づいて、(b)に示されるように、「Billy Caldwell Golf Club (レジャー)」「South Shore Golf Course (レジャー)」「Ace Pro Golf Shop (買い物)」…の順にリスト表示される。
このように、入力文字欄423にアルファベットを入力する米国仕様のナビゲーション装置においても、第1実施形態と同様に優先順位スコア変更規則を適用してリスト順を変更することで、よりユーザに適した順に目的地候補をリスト表示することができる。
第2実施形態では、日本国外向けのナビゲーション装置の一例として、英語(英字)入力に対応したアルファベットキーを備えたナビゲーション装置について説明したが、入力可能な言語はこれに限定されるものではない。
ドイツ語、スペイン語、フランス語、アラビア語、中国語、韓国語、ロシア語など任意の言語入力に対応したナビゲーション装置とするようにしてもよい。例えば、中国語入力に対応したナビゲーション装置の場合、入力装置41は、中国語のピンイン入力に対応した入力キーボード422を備える。
入力対象となる言語は、必ずしもナビゲーション装置の使用対象となる国(地域)に対応させる必要はない。例えば、ドイツ語入力対応のナビゲーション装置をフランス国内で使用できるようにしてもよい。この場合、目的地データファイル56やキーワードデータファイル58などにおける、目的地検索を行う際に検索対象となるデータ、即ち、入力文字と比較されるデータ(例えば、目的地の名称、キーワード、住所など)には、入力言語に対応したデータを記憶する。
なお、検索対象となるデータには、入力言語の他に、使用対象となる国(地域)の言語に対応したデータを記憶するようにしてもよい。
また、目的地検索を行う際に検索対象とならないデータ、例えば、付加情報のデータは、入力言語に対応したデータを記憶する必要はない。検索対象とならないデータには、例えば、入力言語に対応したデータを記憶しても、使用対象となる国(地域)の言語に対応したデータを記憶しても、また、入力言語と使用対象となる国(地域)の言語の両方の言語に対応したデータを記憶してもよい。
本実施形態が適用されるナビゲーション装置のシステム構成図である。 目的地データファイルに記憶される目的地データ(地点情報)の内容について概念的に表した説明図である。 キーワードデータファイルに格納されているキーワードの内容を概念的に表した説明図である。 優先順位スコア変更規則の概要を表した説明図である。 入力装置及びディスプレイについて表した説明図である。 目的地設定処理の内容を表したフローチャートである。 目的地設定画面の表示状態を例示した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、季節による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、天候による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、時間による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、カレンダーによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、現在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、目的地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、所在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 優先順位スコア変更規則として、ジャンルによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、目的地データファイルに記憶される目的地データ(地点情報)の内容について概念的に表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、キーワードデータファイルに格納されているキーワードの内容を概念的に表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、入力装置及びディスプレイについて表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、目的地設定画面の表示状態を例示した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、季節による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、天候による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、時間による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、カレンダーによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、現在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、目的地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、所在地による変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。 米国仕様のナビゲーション装置における、優先順位スコア変更規則として、ジャンルによる変更規則が適用された場合のリスト表示の違いを表した説明図である。
符号の説明
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
71 タッチパネル

Claims (5)

  1. 目的地データを記憶する目的地データ記憶手段と、
    目的地データの名称を構成する単語からなるキーワードと、当該キーワードと共に目的地データの名称を構成する関連キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
    検索用の文字を入力する文字入力手段と、
    前記キーワード記憶手段から、前記入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示するキーワード表示手段と、
    前記表示されたキーワードを選択するキーワード選択手段と、
    前記目的地データから候補目的地を絞り込む絞込手段と、
    前記絞り込んだ候補目的地を表示する候補目的地表示手段とを備え、
    前記キーワード表示手段は、前記キーワード選択手段でキーワードが選択された場合、当該キーワードで更に絞り込んだキーワード、及び、当該キーワードの関連キーワードを表示し、
    前記関連キーワードは前記キーワード選択手段により選択され、
    前記絞込手段は、前記選択されたキーワード及び選択された関連キーワードを名称に含む目的地データを候補目的地として絞り込む、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 目的地データを記憶する目的地データ記憶手段と、
    目的地データの名称を構成する単語からなるキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
    検索用の文字を入力する文字入力手段と、
    前記キーワード記憶手段から、前記入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示するキーワード表示手段と、
    前記表示されたキーワードを選択するキーワード選択手段と、
    前記目的地データから候補目的地を絞り込む絞込手段と、
    前記絞り込んだ候補目的地を表示する候補目的地表示手段とを備え、
    前記キーワードは、前記目的地データの内容に対応して名称、住所、ジャンルの各項目のうちの少なくとも2つに対応して作成され、
    前記キーワード表示手段は、前記各項目毎にキーワードの表示を行い、
    前記絞込手段は、前記選択されたキーワードを名称に含む目的地データを候補目的地として絞り込む
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 前記キーワード記憶手段に記憶された各キーワードには、表示する際の優先度と、その優先度を現在の状況に基づいて変更する変更条件が規定されており、
    前記キーワード表示手段は、前記絞り込んだキーワードの優先度を現在の状況に基づいて変更した後の優先度が高いキーワードから優先して表示する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記優先度を変更する現在の状況は、対応季節、対応天気、対応時間、種別、地域の内の少なくとも1つの状況であることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. コンピュータを、
    検索用の文字を入力する文字入力手段と、
    目的地データの名称を構成する単語からなるキーワードと、当該キーワードと共に目的地データの名称を構成する関連キーワードを記憶するキーワード記憶手段から、前記入力された文字を含むキーワードを絞り込んで表示するキーワード表示手段と
    前記表示されたキーワードを選択するキーワード選択手段と、
    目的地データ記憶手段に記憶された前記目的地データから候補目的地を絞り込む絞込手段と、
    前記絞り込んだ候補目的地を表示する候補目的地表示手段と、して機能させ、
    前記キーワード表示手段は、前記キーワード選択手段でキーワードが選択された場合、当該キーワードで絞り込まれたキーワード、及び、当該キーワードの関連キーワードを表示し、
    前記関連キーワードは前記キーワード選択手段により選択され、
    前記絞込手段は、前記選択されたキーワード及び選択された関連キーワードを名称に含む目的地データを候補目的地として絞り込む、
    ように機能させるためのナビゲーション用プログラム。
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