JP6448426B2 - 文字入力システム、方法およびプログラム - Google Patents

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本発明は、文字入力システム、方法およびプログラムに関する。
ユーザの過去の入力履歴などから予測した検索キーワードを選択可能に表示する技術が知られている(特許文献1、参照)。また、多数のユーザによって検索された検索キーワードをエリアごとに集計し、携帯端末が属するエリアにて検索された検索キーワードを表示する技術が知られている(特許文献2、参照)。
特開2009−237750号公報 特開2014−78246号公報
特許文献1ではユーザ本人のみによって検索された検索キーワードしか表示できない。一方、特許文献2ではユーザが選択する可能性が低い検索キーワードも多く表示され得る。これに対して、ユーザ本人のみによって検索された検索キーワードと、多数のユーザによって検索された検索キーワードとの双方を表示することも考えられるが、表示領域に制約があるため双方の検索キーワードを表示することは困難であるという問題があった。すなわち、ある場面においてはユーザ本人のみによって検索された検索キーワードが無駄に表示される場合もあり、別の場面においては多数のユーザによって検索された検索キーワードが無駄に表示される場合もあった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、ユーザ本人のみによって入力されたワードと、多数のユーザによって入力されたワードとを効果的に表示できる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の文字入力システムは、入力端末にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、入力文字が入力された際の入力端末の位置である現在位置と、を取得する入力状況取得手段と、過去に入力ユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得するユーザワード取得手段と、過去に入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する共通ワード取得手段と、入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)のユーザワードとM個(Mは自然数)の共通ワードとを入力端末に表示させるともに、現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、現在位置が入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする候補表示手段と、入力端末における入力ワードの候補の選択を受け付ける選択手段と、を備える。
また、前記の目的を達成するため、本発明の文字入力方法は、入力端末にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、入力文字が入力された際の入力端末の位置である現在位置と、を取得する入力状況取得工程と、過去に入力ユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得するユーザワード取得工程と、過去に入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する共通ワード取得工程と、入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)のユーザワードとM個(Mは自然数)の共通ワードとを入力端末に表示させるともに、現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、現在位置が入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする候補表示工程と、入力端末における入力ワードの候補の選択を受け付ける選択工程と、を含む。
さらに、前記の目的を達成するため、本発明の文字入力プログラムは、入力端末にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、入力文字が入力された際の入力端末の位置である現在位置と、を取得する入力状況取得機能と、過去に入力ユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得するユーザワード取得機能と、過去に入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する共通ワード取得機能と、入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)のユーザワードとM個(Mは自然数)の共通ワードとを入力端末に表示させるともに、現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、現在位置が入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする候補表示機能と、入力端末における入力ワードの候補の選択を受け付ける選択機能と、をコンピュータに実現させる。
以上の文字入力システム、方法、プログラムにおいて、共通ワードとユーザワードとの双方を表示するため、ユーザが入力を意図しているワードを表示できる可能性を大きくすることができる。生活圏内においては、同一の行動パターンが繰り返される可能性が大きいため、ユーザ本人が過去に入力した入力ワードを反復して入力する可能性が大きい。そのため、生活圏内において、共通ワードの個数に対するユーザワードの個数の比(N/M)を大きくすることにより、ユーザが入力を意図しているワードを表示できる可能性を大きくすることができる。また、共通ワードの個数に対するユーザワードの個数の比を大きくするため、必ずしも表示する入力ワードの候補の数を大きくしなくても済むため、表示領域の制約内での表示が可能となる。
文字入力システムのブロック図である。 (2A)(2B)は候補リストの模式図である。 サーバと車載器が実行する処理のフローチャートである。 (4A)(4B)は候補リストの模式図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)文字入力システムの構成:
(1−1)サーバの構成:
(1−2)車載器の構成:
(2)サーバと車載器が実行する処理:
(3)他の実施形態:
(1)文字入力システムの構成:
本発明の文字入力システムは、サーバ10によって実現されている。サーバ10は、車両に搭載された入力端末としての車載器110と通信可能となっている。
(1−1)サーバの構成:
サーバ10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と記録媒体30と通信部45とを備える。制御部20は、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行する。本実施形態において制御部20は、文字入力プログラムとしてサーバプログラム21を実行する。通信部45は、サーバ10が車載器110やインターネット上のコンピュータ(不図示)と通信するための回路である。
記録媒体30には、地図情報30aが記録されている。地図情報30aには車両が走行する道路上に設定されたノードの位置(水平位置、標高)等を示すノードデータ、ノード間を接続する道路区間の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間データ、道路区間についての各種情報(区間長、道路種別、レーン数等)を示すリンクデータ等が含まれている。さらに、地図情報30aにはPOI DB(Point of interest database)が含まれており、地図上の多数の施設ごとに各種情報(名称、住所、属性、電話番号等)と位置が記録されたPOI情報が蓄積されている。
記録媒体30には、ユーザ別DB(Database)30bが記録されている。ユーザ別DB30bは、入力ワードにユーザ情報と入力位置と入力回数とを対応付けて記録したデータベースである。入力ワードとは、POI情報を検索するための検索キーとなった単語であり、ユーザが車載器110にて入力した文字列(単一または連続した単語)である。ユーザ情報とは、車載器110にて入力ワードを入力したユーザを識別する情報であり、本実施形態のユーザ情報は車載器110の個体番号を示す情報である。むろん、車載器110にて入力ワードとともにユーザ固有のユーザIDの指定を受け付け、当該ユーザIDがユーザ情報として入力ワードに対応付けて記録されてもよい。入力位置とは、入力ワードの入力が行われた際の車載器110の位置である。入力回数とは、同一のユーザによって同一の入力ワードが入力された回数を示す。
記録媒体30には、統計DB(Database)30cが記録されている。統計DB30cは、入力ワードに総入力回数を対応付けて記録したデータベースである。統計DB30cにおいては、ユーザ情報が対応付けられていない状態で入力ワードが記録されている。総入力回数とは、ユーザ別DB30bにおいてユーザごとに記録されている入力回数を、全ユーザについて合計した回数である。例えば、『P1』,『P2』,『P3』という3人のユーザがそれぞれ2回,3回,4回の入力回数だけ『ABCDEF』という入力ワードを入力したことがユーザ別DB30bに記録されている場合、統計DB30cにおいては『ABCDEF』という入力ワードに対して総入力回数として9(=2+3+4)回が対応付けられることとなる。従って、ユーザ別の入力ワードの入力頻度(入力回数)をユーザ別DB30bに基づいて特定できるとともに、全ユーザの入力ワードの入力頻度(総入力回数)を統計DB30cに基づいて特定できる。
サーバプログラム21は、入力状況取得部21aとユーザワード取得部21bと共通ワード取得部21cと候補表示部21dと選択部21eとを含む。
入力状況取得部21aは、入力端末としての車載器110にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、入力文字が入力された際の車載器110の位置である現在位置と、を取得する機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、入力状況取得部21aの機能により制御部20は、車載器110にて入力文字が入力された場合に、当該入力文字と、当該車載器110を識別するユーザ情報と、当該車載器110の現在位置とを示す情報を入力状況として通信部45の通信によって取得する。入力文字は、少なくとも1文字であり、2文字以上の文字列にもなり得る。なお、入力文字は、車載器110において1文字入力されるごとに取得され、車載器110における文字入力が進行するにつれて入力文字を構成する文字数が大きくなっていく。
ユーザワード取得部21bは、過去に入力ユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得する機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、ユーザワード取得部21bの機能により制御部20は、ユーザ別DB30bにおいて、入力文字と同一の入力ユーザのユーザ情報が対応付けられた入力ワードのうち、前方(ワードの先頭側)から数えて入力文字の文字数分までの部分が入力文字と一致する入力ワードをユーザワードとして取得する。
ユーザワード取得部21bの機能により制御部20は、ユーザ別DB30bにおいて、入力文字と同一の入力ユーザのユーザ情報が対応付けられ、かつ、入力文字と前方一致する入力ワードのうち、入力回数が上位F位(Fは自然数)となっている入力ワードをユーザワードとして取得することとする。
共通ワード取得部21cは、過去に入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、共通ワード取得部21cの機能により制御部20は、統計DB30cに記録された入力ワードのうち、前方から数えて入力文字の文字数分までの部分が入力文字と一致する入力ワードを共通ワードとして取得する。共通ワード取得部21cの機能により制御部20は、統計DB30cにおいて、入力文字と前方一致する入力ワードのうち、総入力回数が上位G位(Gは自然数)となっている入力ワードを共通ワードとして取得することとする。
候補表示部21dは、入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)のユーザワードとM個(Mは自然数)の共通ワードとを入力端末としての車載器110に表示させるともに、現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、現在位置が入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、候補表示部21dの機能により制御部20は、入力ユーザの生活圏内で、入力文字が入力されたか否かを判定し、入力文字が入力されたか否かに応じて車載器110に表示させるユーザワードと共通ワードの個数を設定する。本実施形態において、車載器110がサーバ10に最初にアクセスした際にユーザが生活圏を登録しており、記録媒体30において車載器110ごと(ユーザごと)に入力ユーザの生活圏が記録されている。例えば、ユーザが自宅の住所を入力することにより、当該住所が属する行政区画(例えば県市町村のいずれか)が生活圏として記録媒体30に登録される。
候補表示部21dの機能により制御部20は、N個のユーザワードとM個の共通ワードとをタッチパネルディスプレイ144に表示させるための表示データを車載器110に送信する。以下、制御部20がユーザワードと共通ワードとをタッチパネルディスプレイ144に表示させるための表示データを車載器110に送信することを、単に『制御部20がユーザワードと共通ワードとを表示する』と表記する場合もある。
図2A,2Bは、車載器110に表示させる入力ワードの候補リストWLを示す図である。テキストボックスTB(太線枠)に入力文字が入力されると、当該テキストボックスTBの下方に候補リストWLが表示される。図2A,2Bにおいて、テキストボックスTB内にて入力文字として『ABC』が入力されていることとする。この場合、先頭から3文字目までの部分が『ABC』と一致するユーザワードと共通ワードとによって候補リストWLが構成されることとなる。本実施形態において、候補リストWLにおいて表示されるユーザワードと共通ワードの個数の合計(N+M)は5個と一定であることとする。
入力回数が大きい順にユーザ別DB30bからF個のユーザワードが予め取得されているが、候補リストWLにて表示するユーザワードの個数が不足しないようにFが余裕を持った個数(例えばF>N+M)に設定されている。同様に、総入力回数が大きい順に統計DB30cからG個の共通ワードが予め取得されているが、候補リストWLにて表示する共通ワードの個数が不足しないようにGが余裕を持った個数(例えばG>N+M)に設定されている。
図2Aは、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合の候補リストWLを示す。図2Aに示すように、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、3(=NI)個のユーザワード(実線枠)と、2(=MI)個の共通ワード(破線枠)とによって候補リストWLが構成される。この場合、N/Mは3/2となる。なお、予めF個のユーザワードが取得されているが、制御部20は、F個のユーザワードのうち入力回数が上位N位以内のユーザワードを表示する。同様に、制御部20は、予め取得したG個の共通ワードのうち総入力回数が上位M位以内のユーザワードを表示する。
図2Bは、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内でない場合の候補リストWLを示す。図2Bに示すように、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、1(=NO<NI)個のユーザワードと、4(=MO>MI)個の共通ワードとによって候補リストWLが構成される。この場合、N/Mは1/4となる。従って、現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、現在位置が入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mが大きくなっている。
さらに、候補表示部21dの機能により制御部20は、ユーザワードと共通ワードとが同一のワードである場合、当該同一のワードをユーザワードとして車載器110に表示させる。すなわち、候補表示部21dの機能により制御部20は、同一のワードがユーザワードおよび共通ワードとして取得されている場合、当該同一のワードをユーザワードと見なす。予めF個のユーザワードとG個の共通ワードとが取得されているが、制御部20は、共通ワードのうちユーザワードと同一のワードを共通ワードから除外する。例えば、H個(0以上G以下の整数)の共通ワードが、ユーザワードと同一であった場合、当該H個のワードが共通ワードから除外され、残りの(G−H)個の共通ワードが表示され得ることとなる。
また、候補表示部21dの機能により制御部20は、現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、共通ワードよりもユーザワードを、注意を惹く態様で車載器110に表示させる。本実施形態において、候補リストWLにおいて、より上方の位置に表示されることは、より強く注意を惹く態様で表示されることを意味する。また、候補リストWLにおいて、よりテキストボックスTBに近い位置に表示されることは、より強く注意を惹く態様で表示されることを意味する。テキストボックスTBにて入力文字を入力していた入力ユーザが小さい視線移動で視認できるため、テキストボックスTBに近い位置ほど強く注意を惹くと考えることができる。図2A,2Bに示すように、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに応じてN/Mが変化しても、共通ワードよりもユーザワードが上方に表示される。
また、制御部20は、候補リストWLにおけるユーザワードの表示領域内において、ユーザワードを入力回数が大きいほど強く注意を惹く態様、すなわち上方に位置するように表示する。同様に、制御部20は、候補リストWLにおける共通ワードの表示領域内において、共通ワードを上方に位置するように表示する。
選択部21eは、車載器110における入力ワードの候補の選択を受け付ける機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、選択部21eの機能により制御部20は、候補リストWLを構成するいずれかの入力ワードを選択する操作が車載器110にて行われた場合に、当該操作がされた入力ワードの選択を受け付ける。そして、選択部21eの機能により制御部20は、選択を受け付けた入力ワードを検索キーとして、地図情報30aのPOI DBを検索し、当該検索キーに合致するPOI情報を車載器110に送信する。これにより、車載器110に送信したPOI情報が示す施設を、例えば走行予定経路の目的地等として設定することが可能となる。
以上説明した本実施形態において、共通ワードとユーザワードの双方を表示するため、ユーザが入力を意図しているワードを表示できる可能性を大きくすることができる。生活圏内においては、同一の行動パターンが繰り返される可能性が大きいため、ユーザ本人が過去に入力した入力ワードを反復して入力する可能性が大きい。そのため、生活圏内において、共通ワードの個数に対するユーザワードの個数の比(N/M)を大きくすることにより、ユーザが入力を意図しているワードを表示できる可能性を大きくすることができる。また、共通ワードの個数に対するユーザワードの個数の比を大きくするため、必ずしも表示する入力ワードの候補の数を大きくしなくても済むため、表示領域の制約内での表示が可能となる。
また、候補表示部21dの機能により制御部20は、現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、共通ワードよりもユーザワードを、注意を惹く態様で車載器110に表示させている。これにより、ユーザの生活圏外においてユーザワードの個数の比(N/M)が小さくなっても、注意を惹く態様でユーザ本人が入力したユーザワードを表示することができ、ユーザワードの選択しやすさを維持できる。
候補表示部21dの機能により制御部20は、ユーザワードと共通ワードとが同一のワードである場合、当該同一のワードをユーザワードとして車載器110に表示させている。ここで、共通ワードであっても入力ユーザ本人が入力したワードであるため、ユーザワードとして取り扱えばよい。また、同一のワードがユーザワードおよび共通ワードとして重複して表示されることを防止できる。
(1−2)車載器の構成:
車載器110は、車両に搭載されている。車載器110は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部120と記録媒体130とを備える。制御部120は、記録媒体130やROMに記憶されたプログラムを実行する。本実施形態において制御部120は、このプログラムの一つとして車載器プログラム121を実行する。記録媒体130には、サーバ10の地図情報30aと同様の地図情報130aが記録されている。
車両は、GPS受信部141と車速センサ142とジャイロセンサ143とタッチパネルディスプレイ144と通信部145とを備えている。GPS受信部141は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両(車載器110)の現在位置を算出するための信号を制御部120に出力する。車速センサ142は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部120は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ143は、車両の水平面内における角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部120は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。タッチパネルディスプレイ144は、ユーザの操作を受け付ける入力部と、各種の情報を表示するための表示部とを兼ねる。通信部145は、車載器110がサーバ10と通信するための回路である。
車載器プログラム121の機能により制御部120は、タッチパネルディスプレイ144にて入力文字が入力された場合に、当該入力文字と、当該車載器110を識別するユーザ情報と、当該車載器110の現在位置とを示す情報を入力状況として通信部145の通信によってサーバ10に送信する。また、車載器プログラム121の機能により制御部120は、入力状況の応答として、候補リストWLの表示データをサーバ10から受信した場合に、当該候補リストWLをタッチパネルディスプレイ144に表示させる。さらに、車載器プログラム121の機能により制御部120は、タッチパネルディスプレイ144に表示させた候補リストWLを構成するいずれかの入力ワードを選択する操作を受け、当該操作がされた入力ワードをサーバ10に送信する。さらに、車載器プログラム121の機能により制御部120は、選択された入力ワードの応答として、当該入力ワードを検索キーとして検索されたPOI情報を受信した場合に、当該POI情報をタッチパネルディスプレイ144に表示させる。
(2)サーバと車載器が実行する処理:
まず、車載器110の制御部120は、入力画面を表示する(ステップS100)。すなわち、制御部120は、入力文字を入力するためのテキストボックスTB(図2A,図2B)を含む画面をタッチパネルディスプレイ144に表示させる。このとき、制御部120は、入力文字を入力するためのソフトウェアキーボード、テンキー等もタッチパネルディスプレイ144に表示させる。
次に、車載器110の制御部120は、入力文字と現在位置と、を取得する(ステップS110)。すなわち、制御部120は、文字が1文字入力されると、テキストボックスTBに入力済みの文字または文字列を入力文字として取得するとともに、現在における車載器110の位置をGPS受信部141や車速センサ142やジャイロセンサ143等の出力信号に基づいて取得する。次に、車載器110の制御部120は、入力状況をサーバ10に送信する(ステップS120)。すなわち、制御部120は、入力文字と、車載器110を識別するユーザ情報と、車載器110の現在位置とを示す情報を入力状況として通信部145の通信によってサーバ10に送信する。
次に、入力状況を受信したサーバ10の処理について説明する。まず、入力状況取得部21aの機能により制御部20は、入力状況を取得する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、車載器110にて入力文字が入力された場合に、当該入力文字と、当該車載器110を識別するユーザ情報と、当該車載器110の現在位置とを示す情報を入力状況として取得する。
次に、ユーザワード取得部21bの機能により制御部20は、ユーザワードを取得する(ステップS205)。すなわち、制御部20は、ユーザ別DB30bにおいて、入力文字と同一の入力ユーザのユーザ情報が対応付けられた入力ワードであって、前方(ワードの先頭側)から数えて入力文字の文字数分までの部分が入力文字と一致する入力ワードのうち、さらに入力回数が上位F位(Fは自然数)となっている入力ワードをユーザワードとして取得する。
次に、共通ワード取得部21cの機能により制御部20は、共通ワードを取得する(ステップS210)。すなわち、制御部20は、統計DB30cに記録された入力ワードであって、前方から数えて入力文字の文字数分までの部分が入力文字と一致する入力ワードのうち、さらに総入力回数が上位G位(Gは自然数)となっている入力ワードを共通ワードとして取得する。
次に、候補表示部21dの機能により制御部20は、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かを判定する(ステップS215)。すなわち、制御部20は、入力文字が入力された際の車載器110の位置が、入力ユーザの生活圏として予め登録された行政区画内に存在するか否かを判定する。
車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内であると判定した場合(ステップS215:Y)、候補表示部21dの機能により制御部20は、NをNIに設定し、MをMIに設定する(ステップS220)。NI,MIは予め記録媒体30に記録された定数であり、図2AではNI=3,MI=2と設定されている。図2Aの場合、N/MはNI/MI=3/2となる。
一方、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内であると判定しなかった場合(ステップS215:N)、候補表示部21dの機能により制御部20は、NをNOに設定し、MをMOに設定する(ステップS225)。NO,MOは予め記録媒体30に記録された定数であり、図2BではNO=1,MO=4と設定されている。図2Bの場合、N/MはNO/MO=1/4となる。図2A,2Bの場合、NI>NO,MI<MOであるため、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内である場合、車載器110の現在位置が前記入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mが大きくなる。また、NI+MI=NO+MO=5であるため、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらずN+Mは一定である。
以上のようにしてN,Mを設定すると、候補表示部21dの機能により制御部20は、候補リストWLを生成する(ステップS230)。具体的に、候補表示部21dの機能により制御部20は、ステップS210で取得した共通ワードのうち、ステップS205で取得したユーザワードと同一のワードを共通ワードから除外する。すなわち、制御部20は、ユーザワードと共通ワードとが同一のワードである場合、当該同一のワードをユーザワードとして扱う。次に、候補表示部21dの機能により制御部20は、ステップS205で取得したユーザワードのうち、入力回数がN(=NIorNO)位以内のユーザワードを表示対象として抽出する。さらに、候補表示部21dの機能により制御部20は、ステップS210で取得した共通ワードのうち、総入力回数がM(=MIorMO)位以内の共通ワードを表示対象として抽出する。そして、候補表示部21dの機能により制御部20は、候補リストWLにおける並び順を設定する。具体的に、制御部20は、ユーザワードの方が共通ワードよりも上方となるように設定し、ユーザワード同士では入力回数が大きいほど上方となるように設定し、共通ワード同士では総入力回数が大きいほど上方となるように設定する。
次に、候補表示部21dの機能により制御部20は、候補リストWLの表示データを車載器110に送信する(ステップS235)。すなわち、制御部20は、ユーザワードと共通ワードとこれらの並び順を指定したデータを候補リストWLの表示データとして車載器110に送信する。むろん、制御部20は、候補リストWLを描画し、当該描画した画像データを車載器110に送信してもよい。
次に、候補リストWLの表示データを受信した車載器110の処理について説明する。まず、車載器110の制御部120は、候補リストWLの表示データを取得する(ステップS130)。すなわち、制御部120は、入力状況をサーバ10に送信すると、当該入力状況の応答として候補リストWLの表示データが受信されるまで待機する。
候補リストWLの表示データを受信すると、車載器110の制御部120は、候補リストWLをタッチパネルディスプレイ144に表示させる(ステップS140)。図2A,2Bに示すように、制御部120は、入力文字を入力するために既に表示されているテキストボックスTBの下方に、ユーザワードと共通ワードとをステップS230にて設定された並び順にしたがって1行ずつ列記した候補リストWLを表示させる。
次に、車載器110の制御部120は、タッチパネルディスプレイ144に対する操作を判定する(ステップS150)。タッチパネルディスプレイ144に対する操作が入力文字を更新する操作であった場合、車載器110の制御部120は、ステップS110に戻る。これにより、更新後の入力文字と前方一致する入力ワードで構成される候補リストWLを表示させることが可能となる。入力文字の更新とは、入力文字が1文字追加して入力されることであってもよいし、入力文字の一部分が削除されることであってもよい。
一方、タッチパネルディスプレイ144に対する操作が入力ワードを確定する操作または候補リストWLの入力ワードを選択する操作であった場合、車載器110の制御部120は、入力結果をサーバ10に送信する(ステップS160)。入力ワードを確定する操作とは、テキストボックスTBの側方に設けられた確定ボタンBをタップする操作であり、現在、テキストボックスTBに表示されている入力文字をそのまま入力ワードとして確定するための操作である。候補リストWLの入力ワードを選択する操作とは、候補リストWLにおけるユーザワードと共通サードの表示領域のいずれかをタップする操作であり、タップされた領域に表示されたユーザワードまたは共通サードを入力ワードとして選択するための操作である。車載器110の制御部120は、確定または選択された入力ワードと、車載器110の現在位置と、ユーザ情報とを示す入力結果をサーバ10に送信する。
次に、入力結果を受信したサーバ10の処理について説明する。まず、選択部21eの機能により制御部20は、入力結果を取得する(ステップS240)。すなわち、選択部21eの機能により制御部20は、候補リストWLを構成するいずれかの入力ワードを選択する操作が車載器110にて行われた場合に、当該操作がされた入力ワードの選択を受け付ける。また、制御部20はテキストボックスTBにて入力ワードを確定する操作が車載器110にて行われた場合に、当該確定された入力ワードを受け付ける。
次に、選択部21eの機能により制御部20は、POI情報を検索する(ステップS245)。すなわち、制御部20は、入力ワードを検索キーとして、地図情報30aのPOI DBにおいて検索キーに合致するPOI情報を検索する。そして、選択部21eの機能により制御部20は、検索したPOI情報を車載器110に送信する(ステップS250)。次に、選択部21eの機能により制御部20は、ユーザ別DB30bと統計DB30cとを更新する(ステップS255)。すなわち、制御部20は、入力結果が示す入力ワードが入力ユーザに対応付けてユーザ別DB30bに記録されていなければ、入力結果が示す現在位置(入力位置)とユーザ情報と入力回数(1回)を当該入力ワードに対応付けてユーザ別DB30bに記録する。また、制御部20は、入力結果が示す入力ワードが入力ユーザに対応付けてユーザ別DB30bにすでに記録されていれば、当該入力ワードの入力回数に1を加算する。さらに、制御部20は、更新後のユーザ別DB30bに基づいて総入力回数を再計算することにより統計DB30cを更新する。
次に、POI情報を受信した車載器110の処理について説明する。まず、車載器110の制御部20は、POI情報を取得する(ステップS170)。そして、車載器110の制御部20は、POI情報をタッチパネルディスプレイ144に表示させる(ステップS180)。これにより、入力ワードに関連する施設についての情報をユーザに提供することができ、ユーザは入力ワードに関連する施設を目的地に設定する等することができる。
(3)他の実施形態:
候補表示部21dの機能により制御部20は、現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、ユーザワードのうち、入力端末としての車載器110にて過去に入力された入力位置が現在位置と同一の領域に属するユーザワードである領域ワードを、最も注意を惹く態様で車載器110に表示させてもよい。まず、ユーザワード取得部21bの機能により制御部20は、ユーザワードのうち、当該ユーザワードが入力された際の車載器110の位置である入力位置が、入力文字が入力された際の車載器110の位置である現在位置と同一の領域(行政区画)に属するユーザワードを領域ワードとして取得する。そして、候補表示部21dの機能により制御部20は、予め取得したユーザワードにL個(F以下の自然数)の領域ワードが含まれる場合、当該L個の領域ワードを、領域ワードでないユーザワードよりも上方の位置に表示する。
図4Aは、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内であり、かつ、ユーザワードに1(=L)個の領域ワードが含まれる場合の候補リストWLを示す。図4Bは、車載器110の現在位置が入力ユーザの生活圏内でなく、かつ、ユーザワードに1(=L)個の領域ワードが含まれる場合の候補リストWLを示す。図4A,4Bに示すように、領域ワードが最も上方に表示され、領域ワードでないユーザワードが領域ワードの下方に表示され、さらに共通ワードが領域ワードでないユーザワードの下方に表示される。
これにより、ユーザの生活圏外においてユーザワードの個数の比(N/M)が小さくなっても、入力端末にて過去に入力された位置が現在位置と同一の領域に属する領域ワードを選択しやすくすることができる。生活圏外であっても、同一の領域内において同一の入力ワードを反復して入力する可能性が大きいため、選択される可能性の大きい領域ワードの選択しやすく表示できる。
また、候補表示部21dの機能により制御部20は、ユーザワードに領域ワードが含まれる場合、領域ワードが含まれない場合よりもNを大きくする。図4Aに示すように、制御部20は、現在位置が入力ユーザの生活圏内であり、かつ、ユーザワードに領域ワードが含まれない場合に、ユーザワードの個数をNIと設定するとともに、現在位置が入力ユーザの生活圏内であり、かつ、ユーザワードに領域ワードが含まれない場合にユーザワードの個数を(NI+L)と設定してもよい。また、図4Bに示すように、現在位置が入力ユーザの生活圏内でなく、かつ、ユーザワードに領域ワードが含まれない場合に、ユーザワードの個数をNOと設定するとともに、現在位置が入力ユーザの生活圏内でなく、かつ、ユーザワードに領域ワードが含まれない場合にユーザワードの個数を(NO+L)と設定してもよい。
このように、領域ワードが存在する場合に、車載器110に表示させるユーザワードの個数を大きくすることにより、ユーザワードのうち領域ワードではないユーザワードが表示される個数が減少することを抑制できる。
また、候補リストWLにおけるユーザワードと共通ワードの並び順は前記実施形態のものに限られず、制御部20は、共通ワードをユーザワードよりも注意を惹く態様で表示してもよい。むろん、制御部20は、領域ワードではないユーザワードを領域ワードよりも注意を惹く態様で表示してもよい。また、制御部20は、ユーザワードと共通ワードとが同一のワードである場合、当該同一のワードを共通ワードとして車載器110に表示させてもよい。
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。ここで、入力ワードを指定するために入力された文字とは、入力ワードを構成する文字の一部である。入力端末において入力文字はハードウェアキーで入力されてもよいし、ハードウェアキーによって入力されてもよい。入力文字は、単一の文字であってもよいし、複数の文字で構成される文字列であってもよい。入力ユーザとは入力端末にて入力文字を入力したユーザでるが、ユーザ情報は必ずしもユーザ個人まで識別する情報でなくてもよい。例えば、同一の入力端末を使用するユーザを同一ユーザと見なしてもよく、ユーザ情報は入力端末の個体を識別する情報であってもよい。現在位置とは、入力文字が入力された際の入力端末の位置であり、入力文字のうち最初の文字が入力された際の入力端末の位置であってもよいし、最後の文字が入力された際の入力端末の位置であってもよい。入力状況取得手段は、無線または優先の通信を介して入力端末から入力文字等を取得すればよい。入力端末は、ユーザとともに移動する端末であればよく、車両に乗車するユーザとともに移動する車載器であってもよいし、ユーザが携帯する携帯電話やスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
ユーザワード取得手段は、入力ワードとユーザ情報とを対応付けたデータベースにおいて、過去に入力ユーザが入力した入力ワードのうち、入力文字と前方一致する入力ワードをユーザワードとして検索して取得してもよい。ユーザワード取得手段は、過去に入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードを蓄積したデータベースにおいて、入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを検索して取得してもよい。
ここで、前方一致するとは、入力文字がX(Xは自然数)の文字列である場合に、入力ワードのうち、前方(ワードの先頭側)から数えてX文字目までの部分が、入力文字と一致することを意味する。ただし、入力ワードのうち、先頭から数えてX文字目までの部分が、入力文字と完全に一致しなくてもよく、例えばX文字中の一部の不一致を許容してもよい。
候補表示手段は、入力ワードの候補として、N個のユーザワードとM個の共通ワードとを入力端末の表示部に表示させればよく、ユーザワードと共通ワードとで構成される(N+M)個の入力ワードのリストを表示させてもよい。N/Mを大きくするとは、Nを維持してMを小さくすることであってもよいし、Nを大きくしてMを維持することであってもよいし、Nを大きくしてMを小さくすることであってもよい。また、候補表示手段は、N/Mを大きくする際に、(N+M)を維持してもよいし、(N+M)を大きくしてもよいし、(N+M)を小さくしてもよい。ユーザの生活圏とは、予めユーザが指定した範囲であってもよい。さらに、ユーザの生活圏とは、予め登録されているユーザの自宅の位置から所定距離の範囲であってもよいし、ユーザの自宅と同一の行政区画内の範囲であってもよい。また、必ずしもユーザの自宅が登録されていなくてもよく、過去における移動端末の存在頻度が基準以上となる範囲がユーザの生活圏であってもよい。なお、入力端末と表示部とは別の装置であってもよく、入力端末が表示制御可能に表示部が入力端末に接続されていてもよい。
選択手段が選択を受け付けた入力ワードの用途は特に限定されない。例えば、入力ワードを記録媒体に記録してもよいし、入力ワードを検索キーとして検索を行ってもよいし、入力ワードを他の装置に送信してもよいし、入力ワードを音声や画像として出力してもよい。
また、候補表示手段は、現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、共通ワードよりもユーザワードを、注意を惹く態様で入力端末に表示させてもよい。これにより、ユーザの生活圏外においてユーザワードの個数の比(N/M)が小さくなっても、注意を惹く態様でユーザ本人が入力したユーザワードを表示することができ、ユーザワードの選択しやすさを維持できる。注意を惹く態様で表示するとは、例えば表示部の画面のうち注意を惹く位置に表示することであってもよい。例えば、候補表示手段は、共通ワードよりもユーザワードを、表示部の画面の上方に表示してもよい。さらに、候補表示手段は、共通ワードよりもユーザワードを、表示部の画面のうち、ユーザが注視している表示オブジェクトの近くに表示してもよい。ユーザが注視している表示オブジェクトとは、例えば入力文字の入力窓(テキストボックス)であってもよい。注意を惹く態様で表示するとは、表示サイズを大きくすることであってもよいし、表示色を目立つ色にすることであってもよい。
さらに、候補表示手段は、現在位置が入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、ユーザワードのうち、入力端末にて過去に入力された位置が現在位置と同一の領域に属するユーザワードである領域ワードを、最も注意を惹く態様で入力端末に表示させてもよい。これにより、ユーザの生活圏外においてユーザワードの個数の比(N/M)が小さくなっても、入力端末にて過去に入力された位置が現在位置と同一の領域に属する領域ワードを選択しやすくすることができる。生活圏外であっても、同一の領域内において同一の入力ワードを反復して入力する可能性が大きいため、選択される可能性の大きい領域ワードの選択しやすく表示できる。
また、候補表示手段は、ユーザワードに領域ワードが含まれる場合、領域ワードが含まれない場合よりもNを大きくしてもよい。すなわち、候補表示手段は、領域ワードが存在する場合、領域ワードが含まれない場合よりも入力端末に表示させるユーザワードの個数を大きくしてもよい。このように、領域ワードが存在する場合に、表示部に表示するユーザワードの個数を大きくすることにより、ユーザワードのうち領域ワードではないユーザワードが表示される個数が減少することを抑制できる。
さらに、候補表示手段は、ユーザワードと共通ワードとが同一のワードである場合、当該同一のワードをユーザワードとして入力端末に表示させてもよい。ここで、共通ワードであっても入力ユーザ本人が入力したワードであるため、ユーザワードとして取り扱えばよい。また、同一のワードがユーザワードおよび共通ワードとして重複して表示されることを防止できる。
さらに、本発明のように、入力ワードの候補を表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えた文字入力システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、文字入力システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…サーバ、20…制御部、21…サーバプログラム、21a…入力状況取得部、21b…ユーザワード取得部、21c…共通ワード取得部、21d…候補表示部、21e…選択部、30…記録媒体、30a…地図情報、45…通信部、110…車載器、120…制御部、121…車載器プログラム、130…記録媒体、130a…地図情報、141…GPS受信部、142…車速センサ、143…ジャイロセンサ、144…タッチパネルディスプレイ、145…通信部、30b…ユーザ別DB、30c…統計DB、TB…テキストボックス、WL…候補リスト

Claims (7)

  1. 入力端末にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、前記入力文字が入力された際の前記入力端末の位置である現在位置と、を取得する入力状況取得手段と、
    過去に前記入力ユーザが入力した入力ワードのうち、前記入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得するユーザワード取得手段と、
    過去に前記入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、前記入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する共通ワード取得手段と、
    前記入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)の前記ユーザワードとM個(Mは自然数)の前記共通ワードとを前記入力端末に表示させるともに、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内である場合、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする候補表示手段と、
    前記入力端末における前記入力ワードの候補の選択を受け付ける選択手段と、
    を備える文字入力システム。
  2. 前記候補表示手段は、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、前記共通ワードよりも前記ユーザワードを、注意を惹く態様で前記入力端末に表示させる、
    請求項1に記載の文字入力システム。
  3. 前記候補表示手段は、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内であるか否かに拘わらず、前記ユーザワードのうち、前記入力端末にて過去に入力された位置が前記現在位置と同一の領域に属する前記ユーザワードである領域ワードを、最も注意を惹く態様で前記入力端末に表示させる、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の文字入力システム。
  4. 前記候補表示手段は、前記ユーザワードに前記領域ワードが含まれる場合、前記領域ワードが含まれない場合よりもNを大きくする、
    請求項3に記載の文字入力システム。
  5. 前記候補表示手段は、前記ユーザワードと前記共通ワードとが同一のワードである場合、当該同一のワードを前記ユーザワードとして前記入力端末に表示させる、、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の文字入力システム。
  6. 入力端末にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、前記入力文字が入力された際の前記入力端末の位置である現在位置と、を取得する入力状況取得工程と、
    過去に前記入力ユーザが入力した入力ワードのうち、前記入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得するユーザワード取得工程と、
    過去に前記入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、前記入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する共通ワード取得工程と、
    前記入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)の前記ユーザワードとM個(Mは自然数)の前記共通ワードとを前記入力端末に表示させるともに、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内である場合、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする候補表示工程と、
    前記入力端末における前記入力ワードの候補の選択を受け付ける選択工程と、
    を含む文字入力方法。
  7. 入力端末にて入力ワードを指定するために入力された文字である入力文字と、当該入力文字を入力したユーザである入力ユーザを示すユーザ情報と、前記入力文字が入力された際の前記入力端末の位置である現在位置と、を取得する入力状況取得機能と、
    過去に前記入力ユーザが入力した入力ワードのうち、前記入力文字と前方一致する入力ワードであるユーザワードを取得するユーザワード取得機能と、
    過去に前記入力ユーザ以外のユーザを含む複数のユーザが入力した入力ワードのうち、前記入力文字と前方一致する入力ワードである共通ワードを取得する共通ワード取得機能と、
    前記入力ワードの候補として、N個(Nは自然数)の前記ユーザワードとM個(Mは自然数)の前記共通ワードとを前記入力端末に表示させるともに、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内である場合、前記現在位置が前記入力ユーザの生活圏内でない場合よりも、N/Mを大きくする候補表示機能と、
    前記入力端末における前記入力ワードの候補の選択を受け付ける選択機能と、
    をコンピュータに実現させる文字入力プログラム。
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