JP4505820B2 - 予約録画制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放送局から放送される番組に放送時間の延長や変更が生じた場合に、放送受信側において、番組の予約録画の動作制御を行う予約録画制御装置に関し、特に、デジタル放送の番組に放送時間の延長や変更が生じた場合に、番組の予約録画動作の変更を行う予約録画制御装置に関する。
従来、デジタル放送の番組の予約録画を行う場合、例えば、下記の特許文献1に開示されているように、更新されたEPG情報に基づいて番組予約情報の修正を行ったり、下記の特許文献2に開示されているように、実際に放送されている番組の番組識別子などを取得することによって、所望の番組の放送時間に延長又は変更が生じた場合でも、所望の番組を番組終了まで完全に録画できるように、自動的に番組の延長又は変更に追従した録画(追従録画)を行ったりする技術が知られている。
なお、放送時間の延長とは、例えば19:00〜20:00に放送される予定の番組が30分延長され、この番組の放送時間が、結果的に19:00〜20:30となるような状態を指している。このような放送時間の延長は、例えば、スポーツ中継のように番組が生放送で行われている場合などに起こり得る。なお、通常、放送時間が延長された番組の後に放送が予定されている番組は、例えば、延長時間分(上記の場合は30分)だけ放送開始時刻を繰り下げて放送が行われるか、一部の番組のキャンセル(中止)又は放送時間の短縮が行われることによって、以降に放送が予定されている番組に関しては、あらかじめ定められている放送予定時刻に戻されることになる。
また、放送時間の変更とは、例えば19:00〜19:30の30分間、臨時の番組が放送され、19:00〜20:00に放送される予定の番組が、30分繰り下げられて19:30〜20:30まで放送されるような状態を指している。このような放送時間の変更は、例えば、臨時のニュース番組の放送が行われる場合などに起こり得る。なお、放送時間の変更が行われた場合も、番組変更以降に放送が予定されている番組は、例えば、延長時間分(上記の場合は30分)だけ放送開始時刻を繰り下げて放送が行われるか、一部の番組の放送時間を短縮又はキャンセル(中止)され、あらかじめ定められているに放送予定時刻に戻される。
なお、本明細書では、放送時間の延長又は変更は、上記の例に限定されず、あらかじめ定められていた放送予定に対して、何らかの変更が発生した場合を指すものとする。
また、異なるチャンネルで同時に放送されている番組に関して、選択的に1つの番組しか録画できない予約録画装置において、例えば、異なるチャンネルで放送される2つの番組の録画予約時間帯が重複した場合には、ユーザに対して録画予約が重複している旨を通知するメッセージを報知するとともに、どちらか一方の録画予約の選択をユーザに行わせる技術も知られている。
特開平9−205624号公報(段落0021、図3) 特開平6−339141号公報(段落0058、図7)
特許文献1や特許文献2に開示されている技術によれば、放送時間の延長又は変更に応じて、所望の予約録画番組の番組予約情報の修正を行ったり、所望の予約録画番組の追従録画などを行ったりすることによって、所望の番組を完全な形で録画することが可能となる。
しかしながら、所望の番組の録画時間を変更して、この番組の追従録画を行った結果、例えば、所望の番組の録画中に別のチャンネルで放送される予定の番組の録画開始時刻が到来してしまうなど、録画中の番組の録画と、別の録画予約されている番組の録画とが重複してしまう可能性がある。以下、図7及び図8を参照しながら、従来の技術に係る課題について説明する。
図7は、従来の技術に係る課題及び本発明を説明するための番組表の一例を示す模式図であり、図8は、図7に対応した時間帯において、実際に放送された番組の一例を示す模式図である。なお、図7及び図8では、図面の左から右に時間の流れを示す時間軸が図示されている。
図7に図示されているように、例えば、チャンネルAでは、19:00〜20:00に番組A1、20:00〜21:00に番組A2、21:00〜22:00に番組A3の放送が予定されており、チャンネルBでは、19:00〜20:00に番組B1、20:00〜21:00に番組B2、21:00〜22:00に番組B3の放送が予定されているとする。また、このとき、太枠で図示されている番組A1及び番組B2の録画予約が行われているものとする。
一方、実際の放送では、図8に図示されているように、番組A1の放送時間が延長(又は変更)され、番組A1の放送終了時刻が20:30になったとする。予約録画装置が追従録画機能を有している場合には、番組A1は、19:00の番組開始から20:30の番組終了まで完全に録画される。しかしながら、番組A1の放送時間の延長によって、番組A1及び番組B2の放送時間帯が重複してしまうことになり、従来の技術に係る予約録画装置では、この番組B2の録画が可能か否かを正しく判断することは困難である。
なお、図7及び図8に図示されている状態は一例であり、例えば、上述のチャンネルBにおいても何らかの放送時間の延長又は変更が発生している場合や、放送の延長時間や番組の放送予定時間の態様などに応じて、より複雑な状況も発生し得る。
以上、説明したように、従来の技術に係る予約録画装置では、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画に影響されるおそれのある録画予約に関して、番組の録画が可能か否かを正しく判断することは困難であるという問題がある。
上記の課題を解決するため、本発明は、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画に影響されるおそれのある録画予約に関して、番組の録画が可能か否かを正しく判断できる録画予約装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画が完了した時点で、他の録画予約されている番組(追従録画に影響されるおそれのある録画予約に係る番組)の放送状況を確認して、録画予約されている他の番組の録画が可能か否かの判断が行われる。
すなわち、上記目的を達成するため、本発明によれば、デジタル放送で放送される予定の番組のスケジュールを含み、前記番組のそれぞれに対して異なる番組識別子が付与されている番組表情報を取得する番組表情報取得手段と、前記番組表情報取得手段で取得された前記番組表情報を格納する番組表格納手段と、前記番組表情報取得手段で取得された前記番組表情報を用いて、第1の番組の番組識別子と、前記第1の番組が終了した後に前記第1の番組とは異なるチャンネルで放送が予定されている第2の番組の番組識別子とを取得して前記第1の番組と第2の番組の録画予約を設定する番組録画予約設定手段と、前記番組録画予約設定手段で録画予約の設定が行われた前記第1の番組の番組識別子を第1の番組予約情報として格納し、前記番組録画予約設定手段で録画予約の設定が行われた前記第2の番組の番組識別子を第2の番組予約情報として格納する番組予約情報格納手段と、前記番組予約情報格納手段に格納されている前記第1の番組予約情報に従って、所定の番組録画装置において前記第1の番組の予約録画が実行されるように指示を行う第1予約録画実行制御手段と、所定のデジタル放送受信手段で受信した前記デジタル放送の受信情報に含まれる現在放送中の番組の番組識別子を取得する番組識別子取得手段と、前記番組識別子取得手段で取得された現在放送中の番組の前記番組識別子に基づき、前記第1の番組予約情報に対応する前記第1の番組の放送時間の延長又は変更に追従して、前記所定の番組録画装置において前記第1の番組の予約録画が実行されるように指示を行う番組録画追従制御手段と、前記番組録画追従制御手段が前記第1の番組の放送時間の延長又は変更に追従して行った予約録画が完了した時点で、前記番組識別子取得手段で取得した前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組の番組識別子を参照し、前記第2の番組の放送が終了していないか否かを調べる番組録画可能確認手段と、前記番組録画可能確認手段で前記第2の番組の放送が終了していないと判断された場合には、前記所定の番組録画装置において前記第2の番組の予約録画が実行されるように指示を行う第2予約録画実行制御手段とを、有する予約録画制御装置が提供される。
さらに、本発明によれば、上記の構成に加えて、前記番組録画可能確認手段が、前記番組識別子取得手段で取得された前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組の番組識別子が前記第2の番組の番組識別子と異なるときに、前記番組表格納手段に格納されている前記番組表情報を参照し、前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組が、前記第2の番組より前に放送される番組及び前記第2の番組より後に放送される番組のいずれであるかを判断し、前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組が、前記第2の番組より前に放送される番組である場合には、前記第2予約録画実行制御手段に対して、前記第2の番組の放送が開始されるまで前記第2の番組の録画の実行を待機する指示を行うように構成されている予約録画制御装置が提供される。
さらに、本発明によれば、上記の構成に加えて、前記番組表格納手段が、現在時刻より所定時間前の番組表情報を保持することを特徴とする予約録画制御装置が提供される。
本発明に係る予約録画制御装置は、上記の構成を有しており、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画が完了した時点で、他の録画予約されている番組(追従録画に影響されるおそれのある録画予約に係る番組)の放送状況を確認して、録画予約されている他の番組の録画が可能か否かの判断が可能となるという効果を有している。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態における予約録画制御装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における予約録画制御装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に図示されている予約録画制御装置10は、アンテナ11、デジタルチューナ12、番組識別子検出部13、EPG分離部14、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)15、番組予約情報メモリ16、EPG情報メモリ17を有している。また、図1には、予約録画制御装置10の制御によって、実際に番組の録画を行うとともに、録画された番組の再生を行う録画再生装置(番組録画装置)20も図示されている。
アンテナ11は、デジタル放送の電波信号を受信するためのデジタル放送受信機能を有しており、デジタルチューナ12は、アンテナ11で受信する電波信号のチャンネル選局(チューニング)を行う機能を有している。デジタルチューナ12は、CPU15の制御によって、視聴又は録画を行う所望の番組が放送されているチャンネルのチューニングを行う機能を有しており、デジタルチューナ12によって選択されたチャンネルの放送がアンテナ11を通じて受信される。アンテナ11を通じて受信した受信データ(番組データやその他の番組付帯情報、EPG情報など)は、番組識別子検出部13、EPG分離部14、録画再生装置20に供給されるように構成されている。
また、番組識別子検出部13は、デジタルチューナ12から供給されるデータ(すなわち、アンテナ11を通じて受信した受信データ)に含まれている番組識別子を検出する機能を有している。番組識別子は、各番組に対して一意に与えられている情報であり、番組識別子検出部13で検出された番組識別子から、現在受信中の番組を特定することが可能となる。番組識別子検出部13で検出された番組識別子は、CPU15に供給されるように構成されている。
なお、各番組に対して一意に与えられている番組識別子としては、例えば、下記の情報を利用することが可能である。なお、下記の情報は一例であり、番組を識別することが可能な任意の情報を利用することが可能である。また、番組識別子の配信に関しては、アナログ放送、デジタル放送のいずれにおいても実現可能であるが、特に、番組と共に付加的な情報を配信するための情報フォーマットが定義されているデジタル放送技術を利用した場合に、番組識別子による番組識別を容易に実現することが可能である。
・ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:社団法人電波産業会)によって規定されているイベント識別子など、放送規格独自の番組を識別するための情報
・少なくともEPG情報の得られる期間においてユニークとなるように、各番組に任意に割り振られており、任意の方法でコード化された情報
・番組の放送予定開始日、放送予定開始時刻が任意の方法でコード化された情報
・番組の放送予定チャンネル、放送予定開始日、放送予定開始時刻が任意の方法でコード化された情報
・番組の放送予定チャンネル、放送予定開始日、放送予定開始時刻、放送予定終了時刻が任意の方法でコード化された情報
・番組の放送予定開始日、その日においてそのチャンネルで何番目に放送される番組であるかを示す番号が任意の方法でコード化された情報
・番組の放送予定チャンネル、番組の放送予定開始日、その日においてそのチャンネルで何番目に放送される番組であるかを示す番号が任意の方法でコード化された情報
・EPG情報によって得られる番組名が任意の方法でコード化された情報
・EPG情報によって得られる番組名や番組付帯情報が任意の方法でコード化された情報
また、EPG分離部14は、デジタルチューナ12から供給されるデータ(すなわち、アンテナ11を通じて受信した受信データ)から、EPG情報を検出して分離抽出する機能を有している。EPG分離部14で分離されたEPG情報は、CPU15に供給されるように構成されている。なお、EPG情報は、必ずしもデジタル放送の受信データから分離される必要はなく、例えば、不図示のネットワーク通信部を介してインターネット上のEPG情報提供サーバから、EPG情報を受信することも可能である。
また、CPU15は、予約録画制御装置10の動作制御を行う機能を有している。例えば、CPU15は、EPG分離部14から供給されるEPG情報の処理を行い、EPG情報を扱いやすい形式に変換してEPG情報メモリ17に格納するとともに、必要に応じてEPG情報メモリ17からEPG情報の読み出しを行う機能を有している。
また、例えば、CPU15は、不図示の操作入力部(リモートコントローラや操作パネルなど)からユーザによって録画予約の設定が行われた番組を特定するための番組予約情報を番組予約情報メモリ16に格納するとともに、この番組予約情報に基づいて、録画再生装置20における番組の録画が行われるように制御する機能(番組録画予約設定機能及び予約録画実行制御機能)を有している。
また、例えば、CPU15は、番組識別子検出部13から供給される現在放送中の番組の番組識別子に基づいて、番組の放送時間の延長又は変更に追従した録画が実行されるように制御する機能(番組録画追従制御機能)を有している。また、例えば、CPU15は、番組の追従録画の実行によって影響を受ける他の録画予約の存在を確認するとともに、影響を受ける他の録画予約に関する録画実行の可能性を判断する機能(番組録画可能確認機能)を有している。
番組予約情報に基づいて番組の録画実行制御を行う場合、CPU15は、デジタルチューナ12を制御して、番組予約情報メモリ16に格納されている番組予約情報で指定された番組が放送されるチャンネルにチューニングする。そして、録画を行おうとしている所望の番組の番組識別子と、番組識別子検出部13によって検出される現在放送中の番組の番組識別子とを比較し、これらの識別子が一致した場合に、録画再生装置20を制御して所望の番組を録画する。
また、第1の番組の録画が完了したときに、CPU15は、デジタルチューナ12を制御して、第1の番組の後に予約録画を行うように設定されている第2の番組が放送される予定のチャンネルにチューニングを行い、第2の番組が放送される予定のチャンネルで現在放送されている番組の番組識別子を取得することによって、第2の番組が放送される予定のチャンネルで現在放送されている番組を把握することができる。
第2の番組が放送される予定のチャンネルで現在放送されている番組が、第2の番組よりも前に放送される予定の番組であるか、あるいは放送予定にはなかった番組(EPG情報に掲載されていない番組)の場合には、CPU15は、定期的に番組識別子検出部13から現在放送中の番組の番組識別子を取得し、第2の番組が放送されるのを待機し、第2の番組の番組識別子が検出されたときに録画再生装置20を制御して、第2の番組の録画を開始する。なお、所定の期間、第2の番組の放送を待機しても第2の番組の放送が開始されなかった場合には、この第2の番組に関して録画中止処理を行う。
また、第2の番組が放送される予定のチャンネルで現在放送されている番組が、第2の番組よりも後に放送される予定であった番組の場合、CPU15は、第2の番組の予約録画の実行をあきらめ、第2の番組の予約録画の中止処理を行う。
また、番組予約情報メモリ16は、不図示の操作入力部からユーザによって入力された録画予約された番組を特定する番組予約情報を格納する情報格納機能を有している。このとき、ユーザは表示画面上に表示されたEPG情報を利用して、所望の番組の録画予約を行うことが可能である。番組予約情報メモリ16には、番組予約情報として少なくとも番組識別子が格納される。また、番組予約情報の一部として、チャンネル番号や録画開始時刻及び録画終了時刻、番組の説明などの番組付帯情報が格納されてもよい。
また、さらに、番組の録画予約が行われる際に、この録画予約された番組の前後の所定の時間(例えば3時間)ずつにおいて放送が予定されている番組すべての番組識別子を、番組予約情報の一部として番組予約情報メモリ16に格納することも可能である。なお、録画予約された番組の前後の所定の時間ずつにおいて放送が予定されている番組すべての番組識別子は、録画予約された番組の前後に放送される他の番組を把握するために利用される。
また、EPG情報メモリ17は、EPG分離部14によって分離されたEPG情報を格納する情報格納機能を有している。EPG情報は定期的に更新されるが、EPG情報の更新時に、現在時刻よりも所定の時間(例えば3時間)前の情報が掲載されているEPG情報を保持することも可能である。このように、現在時刻よりも所定の時間(例えば3時間)前のEPG情報が保持されるようにすることによって、録画予約された番組の前後に放送される他の番組の把握が可能となる。
すなわち、予約録画制御装置10は、番組予約情報メモリ16において、録画予約された番組の前後の所定の時間ずつにおいて放送が予定されている番組すべての番組識別子を参照することによって、録画予約された番組の前後に放送される番組を把握することも可能であり、あるいは、現在時刻よりも所定の時間(例えば3時間)前の情報が掲載されているEPG情報を参照することによって、録画予約された番組の前後に放送される番組を把握することも可能である。
また、録画再生装置20は、予約録画制御装置10のCPU15の制御によって、番組の録画を行う機能を有している。このとき、デジタルチューナ12によってチューニングされているチャンネルで現在放送されている番組の録画が行われる。
なお、図1では、予約録画制御装置10の各機能はブロックによって表されているが、これらの各機能は、ハードウェア及び/又はソフトウェア(コンピュータによって実行可能なプログラム)によって実現可能である。
次に、本発明の実施の形態における予約録画制御装置の動作の一例について説明する。図2は、本発明の実施の形態における予約録画制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下では、図1に図示されている予約録画制御装置10において、図2に図示されている動作が行われる場合を一例として説明する。図2に図示されているフローチャートは、ユーザによって入力された所望の番組の録画予約の設定を行う番組予約処理と、予約録画制御装置10が実際に予約録画を実行する予約録画実行処理とに大別される。
まず、番組予約処理について説明する。予約録画制御装置10は、デジタル放送で放送される予定の番組のスケジュールを含むEPG情報を定期的に取得する(ステップS101)。なお、EPG情報には、放送予定番組のそれぞれに対して異なる番組識別子が付与されており、この番組識別子によって番組の識別を行うことが可能である。また、ここでは、上述のように、現在時刻よりも所定の時間前のEPG情報が、消去されずにEPG情報メモリ17に保持されるものとする。
ユーザは、例えば、このEPG情報に基づいて作成された番組表をモニタによって目視しながら操作入力部を操作し、録画予約の設定を所望する番組を選択する。予約録画制御装置10は、ユーザが録画予約の設定を所望する番組の番組識別子をEPG情報から取得し、この番組の番組識別子を番組予約情報として番組予約情報メモリ16に格納する(ステップS102)。なお、予約録画制御装置10は、番組識別子に加えて、例えば録画開始時刻情報や録画終了時刻情報、チャンネル識別情報などを、必要に応じて番組予約情報として番組予約情報メモリ16に格納することも可能である。
上述のステップS102の処理によって、所望の番組の録画予約の設定が完了する。ユーザは、ほかにも録画予約の設定を所望する番組がある場合(ステップS103で『はい』)には、ユーザが録画予約を所望する他の番組の入力を行い、予約録画制御装置10は、入力された他の番組に対して、上述のステップS102の処理を行う。一方、ほかに録画予約の設定を所望する番組がない場合(ステップS103で『いいえ』)には、番組録画予約操作は終了となり、番組予約処理は完了となる。
上述の番組予約処理が完了して、番組予約情報メモリ16に番組予約情報が格納されると、予約録画制御装置10は、予約録画実行処理に移行する。予約録画実行処理では、予約録画制御装置10は、まず番組予約情報メモリ16に有効な番組予約情報が格納されているか否か(すなわち、有効な未実行の予約が存在するか否か)を確認する(ステップS104)。なお、有効な番組予約情報とは、番組予約情報メモリ16に格納されている番組予約情報であって、かつ、この番組予約情報に従って、実際に録画が行われる情報を指す。ここで、番組予約情報メモリ16に番組予約情報が格納されていない場合(ステップS104で『いいえ』)には、予約録画実行処理は終了となる。
一方、番組予約情報メモリ16に有効な番組予約情報が格納されている場合(ステップS104で『はい』)には、予約録画制御装置10は現在時刻を参照し、録画未実行の有効な番組予約情報の中から、現在時刻を基準とした放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報を探索する(ステップS105)。なお、現在時刻を基準とした放送変更時間帯内とは、仮に何らかの放送番組の延長又は変更が生じている場合に、その番組の放送開始時刻が変更となる最大時間帯である。
例えば、日本では、放送開始時刻が早まるように変更されることはなく、また、当初予定されていた放送開始時刻から3時間以上遅く番組が開始されることもない。このように放送変更時間帯があらかじめ定められている場合には、ステップS105の処理では、例えば、現在時刻よりも一定時間(例えば、3時間)前までに完了しているか、あるいは現在放送中の可能性がある番組に係る番組予約情報の探索が行われる。なお、放送変更時間帯に関しては任意に設定可能である。また、放送変更時間帯が放送の規格によって定められている場合には、その規格に従って放送変更時間帯の設定が採用されることが望ましい。
現在時刻を基準とした放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が存在しない場合(ステップS105で『いいえ』)には、ステップS104に戻って、再度、有効な未実行の番組予約情報が存在するか否かの処理が行われる。一方、現在時刻を基準とした放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が存在する場合(ステップS105で『はい』)には、その番組予約情報に係る所望の番組が放送される予定のチャンネルにチューナを合わせ(ステップS106)、番組識別子検出部13において、現在放送中の番組の番組識別子を検出する(ステップS107)。
そして、予約録画制御装置10は、ステップS107において検出された番組識別子と、例えばEPG情報メモリ17に格納されているEPG情報(現在時刻よりも所定の時間前のEPG情報も含まれる)とを比較することによって、ステップS105で検出された番組予約情報に係る所望の番組と現在放送中の番組との関係を調べる処理を行う(ステップS108)。これにより、現在放送中の番組は、
1:番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組
2:番組予約情報に係る所望の番組
3:番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組
4:EPG情報に掲載されていない番組
の4つのうちのいずれに該当するかが把握される。
(1:番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組)
現在放送中の番組がステップS105で検出された番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組であると判断された場合は、所望の番組の放送がまだ開始されておらず、この後に所望の番組の放送が開始される可能性があることを意味しており、予約録画制御装置10は、ステップS111の処理に進む。
ステップS111では、ほかにも放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が存在するか否かの確認が行われる。ほかに放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が存在しない場合(ステップS111で『いいえ』)には、ステップS107、S108、S111のループに移行し、所望の番組の放送が開始されるのを待機する状態となる。なお、所望の番組の放送開始の待機中に、現在時刻が、別の番組予約情報の放送変更時間帯に入った場合には、ステップS111で『はい』に進み、ループを抜けることになる。
一方、ほかに放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が存在する場合(ステップS111で『はい』)にはステップS104に戻って、ステップS105で別の所望の番組の有効な番組予約情報の確認を行う。そして、ステップS106、S107で、この別の所望の番組が放送される予定のチャンネルにチューナを合わせて現在放送中の番組の番組識別子が検出され、ステップS108で、この別の所望の番組と現在放送中の番組との関係を調べる処理が行われる。
ステップS111において、ほかに放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が存在すると判断された場合には、現在放送されている可能性のある番組に係る番組予約情報が複数存在している。このような場合には、ステップS104〜S108、S111のループに移行し、複数の所望の番組のそれぞれが放送されるチャンネルにチューナを切り換えながら、複数の所望の番組のいずれか1つの番組の放送が開始されるのを待機する状態となる。
また、放送変更時間帯内に存在する番組の予約に係る番組予約情報が複数検出された場合、ステップS105において、例えば番組開始時刻が早い(あるいは遅い)番組や、番組全体をより完全に録画できると判断される番組を先に処理して優先的に録画できるようにしたり、ユーザにあらかじめ優先度の設定をさせ、この優先度に従って重複録画が発生した際に優先的に録画する番組を決定したりすることが望ましい。
(2:番組予約情報に係る所望の番組)
また、現在放送中の番組がステップS105で検出された番組予約情報に係る所望の番組であると判断された場合は、所望の番組が現在放送中であることを意味しており、予約録画制御装置10は、ステップS121の処理に進む。
ステップS121では、予約録画制御装置10は、この所望の番組の録画を直ちに行うように録画再生装置20に指示を行い、録画再生装置20において、現在放送されている所望の番組の録画が開始される(ステップS122)。その後、予約録画制御装置10は、定期的に現在放送中の番組の番組識別子を検出、参照して(ステップS123)、所望の番組が放送されていることが確認された場合(ステップS123で『はい』)には、所望の番組の録画を継続させる一方、所望の番組が放送されていないこと(すなわち、所望の番組が終了したこと)が確認された場合(ステップS123で『いいえ』)には、所望の番組の録画を終了するように録画再生装置20に指示を行う。そして、録画再生装置20において、現在放送されている所望の番組の録画が終了となる(ステップS124)。ステップS124において番組の録画が終了した場合には、予約録画制御装置10は、予約録画実行処理の最初の処理(ステップS104)に戻って、別の録画予約に関する処理を開始する。
(3:番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組)
また、現在放送中の番組がステップS105で検出された番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組であると判断された場合は、所望の番組の放送が既に終了又は放送がキャンセルされ、この後に所望の番組は放送されないことを意味しており、予約録画制御装置10は、ステップS131の処理に進む。
ステップS131では、予約録画制御装置10は、この所望の番組に対しては録画中止処理を行う。具体的には、例えば、この所望の番組に係る番組予約情報の消去を行ってもよく、また、この所望の番組に係る番組予約情報に対して録画に失敗した旨を示す情報(さらには、録画失敗の原因が、他の番組の放送の延長又は変更による録画時間帯の重複である旨を示す情報)を付加してもよい。ステップS131において番組の録画中止処理が終了した場合には、予約録画制御装置10は、予約録画実行処理の最初の処理(ステップS104)に戻って、別の録画予約に関する処理を開始する。
(4:EPG情報に掲載されていない番組)
また、現在放送中の番組がEPG情報に掲載されていない番組であると判断された場合は、現在放送中の番組が、予定なく放送されている臨時の番組であることを意味している。この場合には、この後に所望の番組が放送されるか否かを判断することは困難であり、ステップS104に戻る。臨時の番組が放送されている間は、ステップS104〜S108のループに移行することになるが、臨時の番組が終了した場合には、現在放送中の番組の番組識別子が変わるため、EPG情報に掲載されている番組識別子が検出された時点で、所望の番組がまだ放送されていないか、あるいはこれから放送される可能性があるかを判断することが可能となる。
以上、説明したように、図2に図示されているフローチャートによれば、放送の延長や変更が発生しておらず、予定通りに番組が放送されている場合には、その番組を放送開始から放送終了まで完全に録画することが可能となる。また、放送の延長や変更が発生した場合でも、その放送の延長や変更に追従した番組の録画を行うことが可能となる。また、ある番組に関して、放送の延長や変更に追従した番組の録画が完了した場合に、その後、別のチャンネルで放送が予定されている予約録画番組に関して、番組全体又は番組の一部だけでも録画が可能か否かを判断して、番組全体又は番組の一部(録画開始時から番組の放送終了時まで)の録画を行うことが可能となる。
次に、放送時間の延長又は変更が発生した場合において、本発明の実施の形態における予約録画制御装置によって行われる番組録画の具体例について説明する。
(1:番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組の具体例)
まず、図3を参照しながら、図2のステップS108において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が、番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組であると判断される場合(すなわち、ステップ111に進む場合)について説明する。図3は、本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組である場合の具体例を説明するための模式図である。
なお、図3には、図7に図示されている事前に定められていた放送予定に従って、番組A1(放送予定時間19:00〜20:00)及び番組B2(放送予定時間20:00〜21:00)の録画予約が設定されていた場合において、実際の放送ではチャンネルAの番組A1が30分延長され、チャンネルBの番組B1が60分延長された状態が示されている。また、図3では、図面の左から右に時間の流れを示す時間軸が図示されている。また、図3では、録画予約が設定されている番組(本来、録画を行うことが所望される番組)は太枠で図示されており、実際に録画が行われた時間帯は斜線で図示されている。
このとき、録画再生装置20は、事前に設定されている番組予約情報に基づいて、まず、19:00に放送が開始される番組A1に関して、時間通りに番組の録画を開始する。しかしながら、番組A1は放送時間が延長され、録画再生装置20が番組A1に関して追従録画を行った結果、番組A1の録画は予定よりも30分延長され、20:30に終了となる。
番組A1の追従録画の終了時点で、予約録画制御装置10は、番組B1が放送変更時間帯内に存在する番組であることを検出し(図2のステップS105の処理に対応)、チャンネルBにチューナを合わせて、チャンネルBで現在放送されている番組の番組識別子を取得する(図2のステップS106、S107の処理に対応)。しかしながら、図3に図示されているように、番組A1の追従録画の終了時点(すなわち、時刻は20:30)において、チャンネルBではまだ番組B1が放送されているため、予約録画制御装置10では、番組B1の番組識別子が検出される。これにより、予約録画制御装置10は、図2に図示されているフローチャートのステップS108における判断の結果、ステップS111の処理に移行することになる。
図3に示す例では、放送変更時間帯内に存在する番組が番組B1のみであり、予約録画制御装置10は、ステップS107、S108、S111の処理をループして、番組B1の終了を監視する。そして、番組B1の放送が終了し、続いて番組B2の放送が開始された時点(すなわち、時刻は21:00)で現在放送されている番組として、番組B2の番組識別子を検出し、番組B2の録画を開始する(ステップS121の処理に対応)。その後は、予約録画制御装置10は、チャンネルB2で放送されている番組B2の番組識別子を監視しながら、番組B2が終了するまで番組B2の録画を継続させる。
以上の動作によって、ある番組(番組A1)に関して行われた追従録画に影響される番組の有無を判断し、録画予約されている別の番組(番組B2)の録画に影響を与えるときに、番組A1の追従録画終了後、別の番組B2の録画が可能か否かを判断し、まだ番組B2の放送が開始されていないと判断された場合には、番組B2の放送開始を監視して、放送開始と共に番組B2の録画を開始することが可能となる。その結果、番組A1に加えて、番組A1の追従録画による影響を受けた番組B2に関しても完全に録画を行うことが可能となる。
(2:番組予約情報に係る所望の番組の具体例)
次に、図4を参照しながら、図2のステップS108において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が、所望の番組であると判断される場合(すなわち、ステップ121に進む場合)について説明する。図4は、本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が番組予約情報に係る所望の番組である場合の具体例を説明するための模式図である。
なお、図4には、図7に図示されている事前に定められていた放送予定に従って、番組A1(放送予定時間19:00〜20:00)及び番組B2(放送予定時間20:00〜21:00)の録画予約が設定されていた場合において、実際の放送ではチャンネルAの番組A1が30分延長された状態が示されている。また、図4においても、図面の左から右に時間の流れを示す時間軸が図示されている。また、図4においても、録画予約が設定されている番組(本来、録画を行うことが所望される番組)は太枠で図示されており、実際に録画が行われた時間帯は斜線で図示されている。
このとき、録画再生装置20は、事前に設定されている番組予約情報に基づいて、まず、19:00に放送が開始される番組A1に関して、時間通りに番組の録画を開始する。しかしながら、番組A1は放送時間が延長され、録画再生装置20が番組A1に関して追従録画を行った結果、番組A1の録画は予定よりも30分延長され、20:30に終了となる。
番組A1の追従録画の終了時点で、予約録画制御装置10は、番組B1が放送変更時間帯内に存在する番組であることを検出し(図2のステップS105の処理に対応)、チャンネルBにチューナを合わせて、チャンネルBで現在放送されている番組の番組識別子を取得する(図2のステップS106、S107の処理に対応)。ここで、図4に図示されているように、番組A1の追従録画の終了時点(すなわち、時刻は20:30)において、チャンネルBでは番組B2が放送されているため、予約録画制御装置10では、番組B2の番組識別子が検出される。
これにより、予約録画制御装置10は、図2に図示されているフローチャートのステップS108における判断の結果、番組B2の録画を即座に開始する(図2のステップS121の処理に対応)。その後は、予約録画制御装置10は、チャンネルB2で放送されている番組B2の番組識別子を監視しながら、番組B2が終了するまで番組B2の録画を継続させる。
以上の動作によって、ある番組(番組A1)に関して行われた追従録画に影響される番組の有無を判断し、録画予約されている別の番組(番組B2)の録画に影響を与えるときに、番組A1の追従録画終了後、別の番組B2の録画が可能か否かを判断し、番組B2の放送が現在行われていると判断された場合には、番組B2の録画を開始することが可能となる。なお、この場合には、番組B2は部分的に録画(すなわち、後半の30分が録画)されることとなる。このように、番組B2を完全に録画することは困難であるが、部分的にでも録画されることによって、ユーザの要求を満たすことができる可能性がある。
(3:番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組の具体例)
次に、図5を参照しながら、図2のステップS108において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が、番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組であると判断される場合(すなわち、ステップ131に進む場合)について説明する。図5は、本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組である場合の具体例を説明するための模式図である。
なお、図5には、図7に図示されている事前に定められていた放送予定に従って、番組A1(放送予定時間19:00〜20:00)及び番組B2(放送予定時間20:00〜21:00)の録画予約が設定されていた場合において、実際の放送ではチャンネルAの番組A1が90分延長された状態が示されている。また、図5においても、図面の左から右に時間の流れを示す時間軸が図示されている。また、図5においても、録画予約が設定されている番組(本来、録画を行うことが所望される番組)は太枠で図示されており、実際に録画が行われた時間帯は斜線で図示されている。
このとき、録画再生装置20は、事前に設定されている番組予約情報に基づいて、まず、19:00に放送が開始される番組A1に関して、時間通りに番組の録画を開始する。しかしながら、番組A1は放送時間が延長され、録画再生装置20が番組A1に関して追従録画を行った結果、番組A1の録画は予定よりも90分延長され、21:30に終了となる。
番組A1の追従録画の終了時点で、予約録画制御装置10は、番組B1が放送変更時間帯内に存在する番組であることを検出し(図2のステップS105の処理に対応)、チャンネルBにチューナを合わせて、チャンネルBで現在放送されている番組の番組識別子を取得する(図2のステップS106、S107の処理に対応)。しかしながら、図5に図示されているように、番組A1の追従録画の終了時点(すなわち、時刻は21:30)において、チャンネルBでは番組B3が放送されているため、予約録画制御装置10では、番組B3の番組識別子が検出される。これにより、予約録画制御装置10は、図2に図示されているフローチャートのステップS108における判断の結果、ステップS131の処理に移行することになる。
所望の番組B2よりも後に放送が予定されている番組B3の放送を検出した場合、予約録画制御装置10は、所望の番組B2の放送は既に終了(あるいはキャンセル)していると判断して、番組B2の録画予約を中止する処理を行う(図2のステップS131に対応)。
以上の動作によって、ある番組(番組A1)に関して行われた追従録画に影響される番組の有無を判断し、録画予約されている別の番組(番組B2)の録画に影響を与えるときに、番組A1の追従録画終了後、別の番組B2の録画が可能か否かを判断し、番組B2の放送が既に行われた(あるいは、キャンセルされた)と判断された場合には、番組B2の録画予約の中止処理を適切に行うことが可能となる。
(4:EPG情報に掲載されていない番組の具体例)
次に、図6を参照しながら、図2のステップS108において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が、EPG情報に掲載されていない番組である場合について説明する。図6は、本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組がEPG情報に掲載されていない番組である場合の具体例を説明するための模式図である。
なお、図6には、図7に図示されている事前に定められていた放送予定に従って、番組A1(放送予定時間19:00〜20:00)及び番組B2(放送予定時間20:00〜21:00)の録画予約が設定されていた場合において、実際の放送ではチャンネルAの番組A1が30分延長され、チャンネルBでは、番組B2に代わって臨時の番組Btが放送された状態が示されている。また、図6においても、図面の左から右に時間の流れを示す時間軸が図示されている。また、図6においても、録画予約が設定されている番組(本来、録画を行うことが所望される番組)は太枠で図示されており、実際に録画が行われた時間帯は斜線で図示されている。
このとき、録画再生装置20は、事前に設定されている番組予約情報に基づいて、まず、19:00に放送が開始される番組A1に関して、時間通りに番組の録画を開始する。しかしながら、番組A1は放送時間が延長され、録画再生装置20が番組A1に関して追従録画を行った結果、番組A1の録画は予定よりも30分延長され、20:30に終了となる。
番組A1の追従録画の終了時点で、予約録画制御装置10は、番組B1が放送変更時間帯内に存在する番組であることを検出し(図2のステップS105の処理に対応)、チャンネルBにチューナを合わせて、チャンネルBで現在放送されている番組の番組識別子を取得する(図2のステップS106、S107の処理に対応)。しかしながら、図6に図示されているように、チャンネルBでは臨時の番組Btが現在放送中であり、予約録画制御装置10では、臨時の番組Btの番組識別子(すなわち、未知の番組識別子)が検出される。
このように、未知の番組識別子が検出された場合には、予約録画制御装置10は、所望の番組B2がこの臨時の番組Btの前に既に放送されてしまったか、あるいはこの臨時の番組Btの終了後に所望の番組B2の放送が開始されるのかをすぐに判断することはできない。この場合、図2に図示されているように、予約録画制御装置10は、フローチャートのステップS108における判断の結果、ステップS104に戻って、臨時の番組Btの終了後に放送される番組の番組識別子が検出されるまでステップS108の判断処理を繰り返し行う。
そして、臨時の番組Btの終了後に検出された番組の番組識別子が、例えば番組B2の番組識別子の場合には番組 B2の録画を開始し(ステップS121の処理)、番組B3の番組識別子の場合には番組B2の録画中止処理を行う(ステップS131の処理)。また、臨時の番組Btの終了後に別の臨時の番組が検出された場合には、番組B2の放送が開始されるか否かの判断処理が再び繰り返される。
なお、番組B2が、放送変更時間帯の範囲内で放送されなかった場合には、番組B2に関して録画中止処理が行われる。また、番組B2の放送の有無が未定の状態において、別の番組の予約録画開始時刻となった場合には、例えば、番組B2よりも別の番組が優先的に録画されることが望ましい。なお、こうした優先度に関しては、録画予約時にユーザが設定できるようにしてもよい。
以上の動作によって、ある番組(番組A1)に関して行われた追従録画に影響される番組の有無を判断し、録画予約されている別の番組(番組B2)の録画に影響を与えるときに、番組A1の追従録画終了後、別の番組B2の録画が可能か否かを判断し、番組B2の放送が既に行われたのか、あるいはこれから行われるかの判断ができない場合には、番組B2が放送されるチャンネルの放送を監視することが可能となる。
以上、説明したように、本発明によれば、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画が完了した時点で、他の録画予約されている番組(追従録画に影響されるおそれのある録画予約に係る番組)の放送状況を確認して、録画予約されている他の番組の録画が可能か否かの判断が行われるようにすることによって、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画に影響されるおそれのある録画予約に関して、番組の録画が可能か否かを正しく判断することが可能となる。また、特に、番組識別子を用いることにより、番組予約情報に含まれる番組識別子、現在放送中の番組の番組識別子、EPG情報内の各番組の番組識別子を参照することによって、番組の識別が適切に行われ、番組の録画が可能か否かを正しく判断することが可能となる。
本発明は、放送時間の延長又は変更を要因とした番組の追従録画が行われた場合に、その追従録画が完了した時点で、他の録画予約されている番組(追従録画に影響されるおそれのある録画予約に係る番組)の放送状況を確認して、録画予約されている他の番組の録画が可能か否かの判断が可能となるという効果を有しており、放送番組(特に、デジタル放送番組)の予約録画技術に適用される。
本発明の実施の形態における予約録画制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における予約録画制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が番組予約情報に係る所望の番組よりも前に放送予定の番組である場合の具体例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が番組予約情報に係る所望の番組である場合の具体例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組が番組予約情報に係る所望の番組よりも後に放送予定の番組である場合の具体例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態において、追従録画が完了した後に別のチャンネルで放送されている番組がEPG情報に掲載されていない番組である場合の具体例を説明するための模式図である。 従来の技術に係る課題及び本発明を説明するための番組表の一例を示す模式図である。 図7に対応した時間帯において、実際に放送された番組の一例を示す模式図である。
符号の説明
10 予約録画制御装置
11 アンテナ
12 デジタルチューナ
13 番組識別子検出部
14 EPG分離部
15 CPU(中央演算処理装置)
16 番組予約情報メモリ
17 EPG情報メモリ
20 録画再生装置(番組録画装置)

Claims (3)

  1. デジタル放送で放送される予定の番組のスケジュールを含み、前記番組のそれぞれに対して異なる番組識別子が付与されている番組表情報を取得する番組表情報取得手段と、
    前記番組表情報取得手段で取得された前記番組表情報を格納する番組表格納手段と、
    前記番組表情報取得手段で取得された前記番組表情報を用いて、第1の番組の番組識別子と、前記第1の番組が終了した後に前記第1の番組とは異なるチャンネルで放送が予定されている第2の番組の番組識別子とを取得して前記第1の番組と第2の番組の録画予約を設定する番組録画予約設定手段と、
    前記番組録画予約設定手段で録画予約の設定が行われた前記第1の番組の番組識別子を第1の番組予約情報として格納し、前記番組録画予約設定手段で録画予約の設定が行われた前記第2の番組の番組識別子を第2の番組予約情報として格納する番組予約情報格納手段と、
    前記番組予約情報格納手段に格納されている前記第1の番組予約情報に従って、所定の番組録画装置において前記第1の番組の予約録画が実行されるように指示を行う第1予約録画実行制御手段と、
    所定のデジタル放送受信手段で受信した前記デジタル放送の受信情報に含まれる現在放送中の番組の番組識別子を取得する番組識別子取得手段と、
    前記番組識別子取得手段で取得された現在放送中の番組の前記番組識別子に基づき、前記第1の番組予約情報に対応する前記第1の番組の放送時間の延長又は変更に追従して、前記所定の番組録画装置において前記第1の番組の予約録画が実行されるように指示を行う番組録画追従制御手段と、
    前記番組録画追従制御手段が前記第1の番組の放送時間の延長又は変更に追従して行った予約録画が完了した時点で、前記番組識別子取得手段で取得した前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組の番組識別子を参照し、前記第2の番組の放送が終了していないか否かを調べる番組録画可能確認手段と、
    前記番組録画可能確認手段で前記第2の番組の放送が終了していないと判断された場合には、前記所定の番組録画装置において前記第2の番組の予約録画が実行されるように指示を行う第2予約録画実行制御手段とを、
    有する予約録画制御装置。
  2. 前記番組録画可能確認手段が、前記番組識別子取得手段で取得された前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組の番組識別子が前記第2の番組の番組識別子と異なるときに、前記番組表格納手段に格納されている前記番組表情報を参照し、
    前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組が、前記第2の番組より前に放送される番組及び前記第2の番組より後に放送される番組のいずれであるかを判断し、
    前記第2の番組が放送されるチャンネルにおいて現在放送中の番組が、前記第2の番組より前に放送される番組である場合には、前記第2予約録画実行制御手段に対して、前記第2の番組の放送が開始されるまで前記第2の番組の録画の実行を待機する指示を行うように構成されている請求項1に記載の予約録画制御装置。
  3. 前記番組表格納手段は、現在時刻より所定時間前の番組表情報を保持することを特徴とする請求項1または2に記載の予約録画制御装置。
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