JP4503431B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、直流電圧を所望の電圧に変換し、電子機器に供給するスイッチング電源装置に関し、特に、同期整流方式のスイッチング電源装置に関する。
同期整流方式のスイッチング電源装置は、整流回路を構成するダイオードの代わりに、電界効果トランジスタ等を整流素子として用い、順方向電圧降下を小さくすることによって損失を低減させることを企図したスイッチング電源装置である。
以下、下記特許文献1に開示されている従来の同期整流方式のスイッチング電源装置について、添付図面に関連付けて説明する。
図10は、従来の同期整流方式のスイッチング電源装置の一例を説明するための図であり、(a)は回路図、(b)は変圧器の出力電圧、(c)はNチャネルトランジスタQ100のゲート電圧、(d)はNチャネルトランジスタQ200のゲート電圧、(e)はNチャネルトランジスタQ200のドレイン電流Id、(f)はNチャネルトランジスタQ100のドレイン電流Id、を示す。
図10(a)に示すスイッチング電源装置は、カレントダブラ出力による同期整流方法をとっている。このスイッチング電源装置では、変圧器の出力がない場合、すなわち、転流状態において、フィルタインダクタL10からエネルギーが放出されて、電流が転流する。このとき、図10(c)および(d)が示すように、NチャネルトランジスタQ100およびQ200はオフしている。
したがって、転流電流はNチャネルトランジスタQ100およびQ200のドレイン−ソース間の寄生ダイオードを経由して出力する。それゆえ、転流時の損失(転流損失)が大きい。
図11は、従来の同期整流方式のスイッチング電源装置の一例を説明するための図であり、(a)は回路図、(b)は変圧器の出力電圧、(c)はNチャネルトランジスタQ100のゲート電圧、(d)はNチャネルトランジスタQ200のゲート電圧、(e)はNチャネルトランジスタQ200のドレイン電流Id、(f)はNチャネルトランジスタQ100のドレイン電流Id、を示す。
図11(a)に示すスイッチング電源装置は、図10(a)示すスイッチング電源装置に対して、補助巻線、当該補助巻線の出力信号に基づいてNチャネルトランジスタQ100、200のゲート電圧を制限する電圧制限回路、および放電回路が追加される。これにより、図11(c)および(d)に示すように、変圧器の出力がない場合でもNチャネルトランジスタQ100およびQ200がオンし、上述した転流損失は抑えられる。
特開2003−189608号公報
ところで、図11(a)に示したスイッチング電源装置は、変圧器に対する入力電圧が幅広く変動する場合に、駆動ピーク電圧をゲート破壊電圧以下に制限させるために電圧制限回路を設けており、これにより駆動電圧を所定の制限値にクランプしている。したがって、その分ドライブ損失が発生する。
また入力電圧が低くなると転流時の駆動電圧が低くなるので、NチャネルトランジスタQ100およびQ200をオンする時にドレイン−ソース間のオン抵抗が増加し、ドライブ損失は増加する。
したがって、本発明の目的は、簡単な構成で電力損失が少ない高効率な同期整流方式のスイッチング電源装置を提供することにある。
上記課題を克服するために、本発明の第1の観点は、第1ノードおよび第2ノードを有し、1周期のうちに、前記第2ノードより前記第1ノードの電位を低くする負極電圧を出力する負電圧期間と前記第2ノードより前記第1ノードの電位を高くする正極電圧を出力する正電圧期間と、出力を停止する停止期間とを含む電圧を出力する主変圧器と、基準電位端子と、前記第1ノードと前記基準電位端子との間に接続される第1整流トランジスタと、前記基準電位端子と前記第2ノードとの間に接続される第2整流トランジスタと、前記第1ノードと前記基準電位端子との間に接続され、前記正電圧期間に前記第1整流トランジスタを非導通状態に制御し、前記正電圧期間以外では前記第1整流トランジスタを導通状態制御する第1の駆動回路と、前記基準電位端子と前記第2ノードとの間に接続され、前記負電圧期間に前記第2整流トランジスタを非導通状態に制御し、前記負電圧期間以外では前記第2整流トランジスタを導通状態制御する第2の駆動回路とを有し、前記第1の駆動回路は、前記第1整流トランジスタの制御端子と前記基準電位端子との間に接続される第1制御トランジスタと、前記第1制御トランジスタの制御端子に接続され、前記正電圧期間において前記基準電位端子に接続される第1制御ノードと、前記第1制御ノードと前記基準電位端子との間に接続され、前記正極電圧より進んだ第1のトリガ信号により導通状態に制御される第2制御トランジスタと、前記第1ノードに接続される第1のインダクタと、前記第1のインダクタにアノードが接続され、カソードが前記第1制御ノードに接続される第1ダイオードと有し、前記第1整流トランジスタは、前記正電圧期間前に前記第2制御トランジスタにより導通状態から非導通状態に制御され、前記正電圧期間において前記正極電圧により非導通状態に維持され、前記正電圧期間の終了時に前記第1のインダクタに発生する電圧により非導通状態から導通状態に制御され、前記第2の駆動回路は、前記基準電位端子と前記第2整流トランジスタの制御端子との間に接続される第3制御トランジスタと、前記第3制御トランジスタの制御端子に接続され、前記負電圧期間において前記基準電位端子に接続される第2制御ノードと、前記基準電位端子と前記第2制御ノードとの間に接続され、前記負極電圧より進んだ第2のトリガ信号により導通状態に制御される第4制御トランジスタと、前記第2ノードに接続される第2のインダクタと、前記第2のインダクタにアノードが接続され、カソードが前記第2制御ノードに接続される第2ダイオードと有し、前記第2整流トランジスタは、前記負電圧期間前に第4制御トランジスタにより導通状態から非導通状態に制御され、前記負電圧期間において前記負極電圧により非導通状態に維持され、前記負電圧期間の終了時に前記第2のインダクタに発生する電圧により非導通状態から導通状態に制御される。
好適には、前記第1の駆動回路は、前記第1ダイオードのカソードにアノードが接続される第3ダイオードと、前記第3ダイオードのカソードと前記第1整流トランジスタの制御端子との間に接続される第5制御トランジスタと、前記第3ダイオードのカソードと前記基準電位端子との間に接続される第1のキャパシタとを有し、前記第5制御トランジスタの制御端子は、前記第1制御ノードに接続され、前記第1のキャパシタは、前記第1のインダクタの放出エネルギーにより充電され、当該充電による電圧を用いて前記第1整流トランジスタの制御端子を充電して、前記第1整流トランジスタを非導通状態から導通状態に制御し、前記第2の駆動回路は、前記第2ダイオードのカソードにアノードが接続される第4ダイオードと、前記第4ダイオードのカソードと前記第2整流トランジスタの制御端子との間に接続される第6制御トランジスタと、前記第4ダイオードのカソードと前記基準電位端子との間に接続される第2のキャパシタとを有し、前記第6制御トランジスタの制御端子は、前記第2制御ノードに接続され、前記第2のキャパシタは、前記第2のインダクタの放出エネルギーにより充電され、当該充電による電圧を用いて前記第2整流トランジスタの制御端子を充電して、前記第2整流トランジスタを非導通状態から導通状態に制御してもよい。
好適には、前記スイッチング電源装置は、前記正電圧期間前に、前記正極電圧より進んだ前記第1のトリガ信号を出力する第1の補助変圧器と、前記負電圧期間前に、前記負極電圧より進んだ前記第2のトリガ信号を出力する第2の補助変圧器とを有してもよい。
または、好適には、前記スイッチング電源装置は、補助変圧器を有し、前記補助変圧器は、2次巻線にセンタタップを含み、極性が交互に反転することにより、前記正電圧期間前に前記正極電圧より進んだ前記第1のトリガ信号を出力し、前記負電圧期間前に前記負極電圧より進んだ前記第2のトリガ信号を出力してもよい。
上記課題を克服するために、本発明の第2の観点は、基準電位端子と、出力ノードを有し、1周期のうちに、出力ノードから、前記基準電位端子の電圧より低い負極電圧または前記基準電位端子の電圧より高い正極電圧となる電圧を出力する所定期間と、出力を停止する停止期間とを含む電圧を出力する主変圧器と、前記出力ノードと基準電位端子との間に接続された整流トランジスタとを有するスイッチング電源装置であって、前記整流トランジスタの制御端子と前記基準電位端子との間に接続される第1制御トランジスタと、前記第1制御トランジスタの制御端子に接続され、前記所定期間において前記基準電位端子に接続される制御ノードと、前記制御ノードと前記基準電位端子との間に接続され、前記負極電圧または前記正極電圧より進んだトリガ信号により導通状態に制御される第2制御トランジスタと、前記出力ノードに接続されるインダクタと、前記インダクタにアノードが接続され、カソードが前記制御ノードに接続される第1ダイオードとを有し、前記整流トランジスタは、前記所定期間前に前記第2制御トランジスタにより導通状態から非導通状態に制御され、前記所定期間において前記正極電圧または前記負極電圧により非導通状態に維持され、前記所定期間の終了時に前記インダクタに発生する電圧により非導通状態から導通状態に制御される。
好適には、前記駆動回路は、前記第1ダイオードのカソードにアノードが接続される第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記整流トランジスタの制御端子との間に接続される第3制御トランジスタと、前記第2ダイオードのカソードと前記基準電位端子との間に接続されるキャパシタとを有し、前記第3制御トランジスタの制御端子は、前記制御ノードに接続され、前記キャパシタは、前記インダクタの放出エネルギーにより充電され、当該充電による電圧を用いて前記第1整流トランジスタの制御端子を充電して、前記整流トランジスタを非導通状態から導通状態に制御してもよい。
本発明によれば、簡単な構成で電力損失が少ない高効率な同期整流方式を実現することができる。
<第1実施の形態>
以下、本発明に係るスイッチング電源装置の一実施形態について、添付図面に関連付けて説明する。
初めに、実施形態の説明で述べる各素子について、本発明との対応関係を以下に記す。
駆動回路11、12は、それぞれ本発明の第1、第2の駆動回路に対応する。
変圧器Tmは、本発明の主変圧器に対応する。
変圧器T1は、本発明の補助変圧器、第1の補助変圧器に対応する。
変圧器T2は、本発明の第2の補助変圧器に対応する。
ノード100、101は、それぞれ本発明の第1、第2のノードに対応する。
整流用スイッチング素子SW1は、本発明の第1のNチャネルトランジスタに対応する。
インダクタL1は、本発明のインダクタ、第1のインダクタに対応する。
インダクタL2は、本発明の第2のインダクタに対応する。
キャパシタC1は、本発明のキャパシタ、第1のキャパシタに対応する。
キャパシタC2は、本発明の第2のキャパシタに対応する。
トランジスタQ1、Q2は、それぞれ本発明の第1、第2のスイッチング素子に対応する。
NチャネルトランジスタQ3、Q4は、それぞれ本発明の第3、第4のスイッチング素子に対応する。
整流用スイッチング素子SW1、SW2は、それぞれ本発明の第1、第2の整流素子に対応する。
スイッチング電源装置1の構成
図1は、実施形態に係るスイッチング電源装置1の回路構成を示すブロック図である。
スイッチング電源装置1は、フルブリッジ型のスイッチング回路30、変圧器Tmの出力電圧に対して同期整流を行う同期整流回路10、出力電圧Voutに基づいてスイッチング回路を制御するPWM制御回路(PWM IC)20を主要な構成要素として含む。また、図1に示すスイッチング電源装置1は、インダクタL3およびL4を含むカレントダブラ型の出力を有している。
スイッチング回路30は、4つのNチャネルトランジスタQ31〜Q34を含んで構成され、PWM制御回路20からの制御信号が各Nチャネルトランジスタのゲートに与えられて動作する。
図1に示すように、NチャネルトランジスタQ31のドレインは、直流電圧Vinが印加されるノード130に接続され、ソースは、変圧器Tmの一次巻線の一端であるノード131に接続される。
NチャネルトランジスタQ32のドレインは、ノード131に接続され、ソースはグランド端子である133に接続される。
NチャネルトランジスタQ33のドレインは、ノード130に接続され、ソースは、変圧器Tmの一次巻線の他端であるノード132に接続される。
NチャネルトランジスタQ34のドレインは、ノード132に接続され、ソースはグランド端子である133に接続される。
スイッチング回路30では、NチャネルトランジスタQ31およびQ34がともにオンすることで変圧器Tmの一次巻線に生ずる電圧がプラスとなる第1の期間と、NチャネルトランジスタQ32およびQ33がともにオンすることで変圧器Tmの一次巻線に生ずる電圧がマイナスとなる第2の期間とが、交互に発生するようにPWM制御回路20により各Nチャネルトランジスタのゲートが制御される。
変圧器Tmは、スイッチング回路30により1次側に生成された電圧を2次側へ絶縁して伝達する。
トリガ信号生成回路41,42は、ともにPWM制御回路20に接続される。そして、トリガ信号生成回路41は、変圧器T1の一次巻線に接続され、トリガ信号生成回路42は、変圧器T2の一次巻線に接続される。
トリガ信号生成回路41,42は、PWM制御回路20からPWM信号が与えられ、このPWM信号に基づいて狭幅のトリガ信号を生成する。
トリガ信号生成回路の具体的な回路構成例については、後述する。
同期整流回路10は、変圧器T1,T2、駆動回路(後述する駆動回路11,12)、整流用スイッチング素子SW1,SW2を含んで構成される。
変圧器T1,T2は、それぞれ、その一次巻線がトリガ信号生成回路41,42に接続され、二次巻線が駆動回路に接続される。すなわち、変圧器T1,T2は、それぞれ、トリガ信号生成回路41,42により生成されたトリガ信号を、絶縁して駆動回路に伝達する。
整流用スイッチング素子SW1のゲートは、駆動回路(後述の駆動回路11)に接続され、整流用スイッチング素子SW2のゲートは、駆動回路(後述の駆動回路12)に接続される。
整流用スイッチング素子SW1のドレインは、ノード134に接続される。ノード134は、インダクタL3を介して、Voutを出力する出力端子137に接続される。
整流用スイッチング素子SW2のドレインは、ノード136に接続される。ノード136は、インダクタL4を介して、Voutを出力する出力端子137に接続される。
整流用スイッチング素子SW1,SW2の各ソースは、ノード135を介して接続される。
出力端子137とグランド端子の間には、キャパシタC0が接続される。
上述した、同期整流回路10、インダクタL3,L4、キャパシタC0の接続によって、カレントダブラ型出力回路が構成される。このカレントダブラ出力回路によって、インダクタL3,L4をそれぞれ流れる電流IL3,IL4は、互いに180度位相がずれることで、電流リップルがキャンセルされるという利点がある。
駆動回路では、変圧器Tmの2次巻線に生ずる電圧がプラスの場合には、整流用スイッチング素子SW1をオフさせる。また、変圧器Tmの2次巻線に生ずる電圧がマイナスの場合には、整流用スイッチング素子SW2をオフさせる。
この整流動作により、出力端子137には所望の直流電圧出力Voutが発生する。
また、図1に示すように、出力端子137は、PWM制御回路20に接続される。これにより、出力電圧Voutは、システムの安定化のためにPWM制御回路20へフィードバックされる。
PWM制御回路20は、そのフィードバックされた出力電圧Voutに応じて、スイッチング回路30の各NチャネルトランジスタQ31〜Q34に与えるPWM信号のデューティ比を制御する。
図2は、トリガ信号生成回路41の構成の一例を示す回路図である。
図2において、トランジスタQ10およびQ11は、PWM信号を電流増幅するためのトランジスタである。キャパシタC10は、数十から数百pF程度の小容量の充放電用のコンデンサである。ダイオードD10は、変圧器T1をリセットするためのダイオードである。
PWM信号を入力する入力端子122は、トランジスタQ10,Q11のベースと接続される。トランジスタQ10,Q11のエミッタ同士がノード120を介して接続される。トランジスタQ10のコレクタとVccの電源端子がグランド端子123と接続される。トランジスタQ11のコレクタがグランド端子124と接続される。
変圧器T1の一次側の巻線は、ノード121とノード123間に接続される。
キャパシタC10は、ノード120とノード121間に接続される。ダイオードD10は、変圧器T1の一次側の巻線と並列に、ノード121とグランドノード123間に接続される。
図2の回路において、PWM信号がLレベル(ローレベル)からHレベル(ハイレベル)になる時には、NPN型トランジスタQ10がオンとなり、PNP型トランジスタQ11がオフとなる。これにより、Vcc→トランジスタQ10→ノード120→キャパシタC10→変圧器T1の一次巻線の経路で、キャパシタC10が充電される。キャパシタC10の充電が一旦完了された際に、変圧器T1の一次側巻線に流れている電流によってダイオードD10が強制的にオンされ、変圧器T1をリセットする。
図2の回路において、PWM信号がHレベル(ハイレベル)からLレベル(ローレベル)になる時には、NPN型トランジスタQ10がオフとなり、PNP型トランジスタQ11がオンとなる。これにより、キャパシタC10に貯まっている電荷は、キャパシタC10→トランジスタQ11→ダイオードD10→キャパシタC10の経路で放電される。
以上の動作により、変圧器T1の1次巻線にかかる電圧は、入力したPWM信号の立ち上がりに応じたタイミングでトリガ信号となる。
トリガ信号生成回路42についても、トリガ信号生成回路41と同様の回路構成であるが、トリガ信号生成回路41に供給されるPWM信号に対して位相が180度異なるPWM信号が供給される。これにより、変圧器T2に印加されるトリガ信号は、変圧器T1に印加されるトリガ信号と比較して位相が180度異なるPWM信号となる。
なお、本実施形態に係るスイッチング電源装置1では、後述するように、トリガ生成回路が生成するトリガ信号は、変圧器Tmに入力される信号に対して、少しだけ立ち上がる時間が進んでいる必要がある。
この点、PWM制御回路20は、同一のPWM信号をスイッチング回路30、トリガ生成回路41,42に供給し、かつ、スイッチング回路30におけるトランジスタ(FET)の応答遅れがあるために、トリガ信号は、変圧器Tmに入力される信号に対して、自然と少しだけ立ち上がり時間が進むように構成される。
また、PWM制御回路20において、必要な期間だけ立ち上がり時間が進むように、スイッチング回路に与えるPWM信号と、トリガ生成回路に与えるPWM信号との出力タイミングを制御するように構成してもよい。
図3は、実施形態に係る同期整流回路10の回路構成を示す図である。
スイッチング電源装置1において、変圧器Tmは、プラス電圧とマイナス電圧とを交互に出力し、プラス電圧を出力するときは整流用スイッチング素子SW1をオフするように制御し、マイナス電圧を出力するときは整流用スイッチング素子SW2をオフするように制御する。
なお、変圧器Tmから出力がないときには、整流用スイッチング素子SW1およびSW2はともにオンとなり、インダクタL3またはL4に蓄積されたエネルギーが放出される転流状態となる。
同期整流回路10は、整流用スイッチング素子SW1,SW2を制御するための同一の動作を行う2系統の駆動回路を含んで構成される。すなわち、同期整流回路10は、整流用スイッチング素子SW1に対する駆動回路11と、整流用スイッチング素子SW2に対する駆動回路12とを有する。
図3に示すように、各駆動回路の回路構成は、グランド電位ラインを軸にして対称の関係にある。
したがって、以下では、整流用スイッチング素子SW1を駆動する駆動回路11のみについて、その構成と動作を図4に示す回路図に関連付けて説明する。
駆動回路11の構成
図4において、整流用スイッチング素子SW1は、スイッチング電源装置1の同期整流を実現するための整流素子であり、Nチャネルトランジスタによって構成される。なお、図4に示すように、整流用スイッチング素子SW1には、ソースからドレインの向きに順方向となる寄生ダイオードが存在する。
NチャネルトランジスタQ4は、ノード101の電位レベルを制御するための制御用トランジスタである。
NチャネルトランジスタQ4は、ゲートが変圧器T1の2次巻線の一端に接続され、ソースがグランド端子135に接続され、ドレインがトランジスタQ1およびQ2のベースに接続される。したがって、トリガ信号Vt1が立ち上がるタイミングに応じてオンし、ノード101をグランド電位とする。
トランジスタQ2は、整流用スイッチング素子SW1を制御するための制御用トランジスタである。
トランジスタQ2のエミッタは、整流用スイッチング素子SW1のゲートに接続され、コレクタはグランド端子135に接続されている。トランジスタQ2のベースは、ノード101を介して、NチャネルトランジスタQ3のドレインに接続される。
したがって、ノード101の電位レベルがグランド電位になるとオンし、整流用スイッチング素子SW1のゲート電荷を引き抜いて、整流用スイッチング素子SW1をオフさせる。
トランジスタQ1は、整流用スイッチング素子SW1を制御するための制御用トランジスタである。
トランジスタQ1のエミッタは、整流用スイッチング素子SW1のゲートに接続され、コレクタは、ノード102に接続される。トランジスタQ1のベースは、ノード101を介して、NチャネルトランジスタQ3のドレインに接続される。
トランジスタQ1がオンになった状態では、インダクタL1の放電電流によって、ベース→エミッタの経路により整流用スイッチング素子SW1のゲートが充電されるとともに、キャパシタC1の充電電圧によって、コレクタ→エミッタの経路により整流用スイッチング素子SW1のゲートが充電される。
NチャネルトランジスタQ3は、ノード101の電位レベルを制御するための制御用トランジスタである。すなわち、トリガ信号Vt1は、VsがHレベルを維持する時間よりも短い時間で0Vに戻ってしまうため、トリガ信号Vt1が0Vになった後にVsがHレベルを維持する間、NチャネルトランジスタQ3がオンすることで、ノード101をグランド電位とする。
NチャネルトランジスタQ3のゲートは、抵抗R1とダイオードD1の中間ノードであるノード103に接続され、ドレインはノード101に接続され、ソースはグランド端子135に接続される。
なお、ノード100は、変圧器Tmの一端と整流用スイッチング素子SW1のドレイン間に存在するノードである。このノード100とグランド端子135間には、抵抗R1とダイオードD1とが接続され、抵抗R1とダイオードD1の間のノードであるノード103は、NチャネルトランジスタQ3のゲートに接続される。
ダイオードD1および抵抗R1は、NチャネルトランジスタQ3のゲート電位レベルを調整可能に、かつ、保護するための保護回路を構成する。
インダクタL1とダイオードD2は、ノード100とノード104の間に直列に接続される。ノード104とノード102の間に、ダイオードD3が接続される。ノード104とノード101が接続される。ノード101は、整流用スイッチング素子SW1を制御するためのトランジスタQ1およびQ2のベースと接続される。
これにより、変圧器Tmの出力VsがHレベルのとき、すなわち、ノード100がHレベルのときには、インダクタL1の電流IL1によりエネルギーを蓄積し、変圧器Tmの出力VsがLレベルのとき、すなわち、ノード100がLレベルのときには、蓄積したエネルギーを放出する。この放出エネルギーにより、整流用スイッチング素子SW1のゲートが充電され、素早く整流用スイッチング素子SW1をオンするとともに、放出エネルギーの余裕分がキャパシタC1に蓄えられる。
キャパシタC1は、ノード102とグランド端子135の間に接続される。
キャパシタC1は、トランジスタQ1を介して、整流用スイッチング素子SW1のゲート−ソース間電圧Vgsを充電電圧Vc1によりクランプする。また、キャパシタC1は、変圧器Tmの出力VsがLレベルになると、充電電圧Vc1によってトランジスタQ1のコレクタ→エミッタを介して、整流用スイッチング素子SW1のゲートを素早く充電してオンするための補助電源としての役割がある。
駆動回路11の動作
次に、駆動回路11の動作について、図5に関連付けて述べる。
図5は、駆動回路11の動作を説明するための各部のタイミングチャートであり、(a)は変圧器Tmの出力Vs、(b)はNチャネルトランジスタQ4のVgs、(c)はNチャネルトランジスタQ3のVgs、(d)はNチャネルトランジスタQ3およびQ4のVds、(e)はインダクタL1を流れる電流IL1、(f)は整流用スイッチング素子SW1のVds、(g)は整流用スイッチング素子SW1のVgs、(h)は整流用スイッチング素子SW1のIds、(i)はキャパシタC1の充電電圧Vc1を示す。
以下、図5のタイミングチャートにおいて、変圧器Tmの出力Vsの1サイクルである時刻t0〜t4について、スイッチング電源装置1の動作を順に説明する。
(i)時刻t0〜t1
時刻t0において、図5(b)に示すように、Vsに対し、立ち上がり時間が所定時間進んだトリガ信号Vt1が変圧器T1から出力される。これにより、NチャネルトランジスタQ4が素早くオンし、ノード101、すなわち、トランジスタQ1およびQ2のベースがグランド電位となる。そして、トランジスタQ2がオンし、整流用スイッチング素子SW1のゲート電荷がトランジスタQ2を経由してグランドに放電されるので、整流用スイッチング素子SW1が速やかにオフする(図5(g))。
なお、Vsの立ち上がり時刻に対して、トリガ信号Vt1を少し進み時間をもって立ち上げるのは、Vsの立ち上がりによって整流用スイッチング素子SW1のドレイン電圧が上昇するので、そのドレイン電圧が上昇した時点で整流用スイッチング素子SW1がオンになっていると、整流用スイッチング素子SW1のドレイン−ソース間に大きな貫通電流が生じ、ドライブ効率、消費電力の観点から望ましくないからである。
したがって、トリガ信号Vt1により、NチャネルトランジスタQ4およびトランジスタQ2を早めにオンさせることで、整流用スイッチング素子SW1のドレイン電圧が立ち上がる前に整流用スイッチング素子SW1をオフさせる。
ただし、進み時間が大きい程よいというものではなく、進み時間があまりに大きいと整流用スイッチング素子SW1の転流時間が長くなり、スイッチング電源装置1の効率が低下してしまう。
したがって、スイッチング電源装置1を高周波で動作させる場合には、進み時間は、たとえば、20〜50ns程度が望ましい。
なお、整流用スイッチング素子SW1は、時刻t0以前から転流している。そして、整流用スイッチング素子SW1をオフしても寄生ダイオードがオンし続けるので、転流状態が継続する。すなわち、整流用スイッチング素子SW1のドレイン−ソース間の電圧Vdsは、マイナスV(V:寄生ダイオードの順電圧)となっている。
それゆえ、時刻t0から時刻t1までNチャネルトランジスタQ4をオンし続けた状態でも、インダクタL1に流れる電流は0のまま変わらない(図5(e))。
また、期間t0〜t1は短いので、寄生ダイオードの順方向電流による損失は非常に少ない。
(ii)時刻t1〜時刻t2
時刻t1になると、図5(a)に示すように、トリガ信号Vt1に少し遅れて変圧器Tmの出力Vsが上昇する。この時点では、図5(b)に示すように、トリガ信号Vt1の電圧レベルは、ピークレベルより低下しているものの、NチャネルトランジスタQ4をオン状態に維持する程度のレベルとなっている。
変圧器Tmの出力Vsの立ち上がりに応じて、ノード100の電圧、すなわち、整流用スイッチング素子SW1のドレイン電圧が上昇するので、ノード103は、ノード100に対して抵抗R1の電圧降下分に応じた電位レベルに上昇し、NチャネルトランジスタQ3をオンする。
ノード101はグランド電位が維持されているため、ダイオードD2の順方向電圧降下をVとすると、ノード100の電位がVより大きくなった後に、図5(e)に示すように、インダクタL1を流れる電流IL1が0から上昇し始める。
またノード101がグランド電位であるため、トランジスタQ2がオン状態を維持し、整流用スイッチング素子SW1のゲートは、グランド電位に短絡した状態が続く。
インダクタL1にエネルギーを蓄える一方、整流用スイッチング素子SW1のゲートもグランドに短絡する状態が続いている。その後、時刻t2より早い時刻である時刻ts(図5(b)参照)において、トリガ信号Vt1が十分に小さくなり、NチャネルトランジスタQ4はNチャネルトランジスタQ3より先にオフする。
時刻ts〜時刻t2の間は、NチャネルトランジスタQ3はオン状態を維持するため、インダクタL1の電流IL1は上昇し(図5(e))、整流用スイッチング素子SW1はオフ状態を維持する(図5(g))。
(iii)時刻t2
時刻t2になり、変圧器Tmの出力Vsが0になると、ノード100の電位が低下し、これに応じてノード103の電位も低下する。したがって、Vgsが低下してNチャネルトランジスタQ3がオフする。また、NチャネルトランジスタQ4は時刻t2以前にオフとなっている。
なお、
Vs: 変圧器Tmの出力電圧
L: インダクタL1のインダクタンス
sw: 整流用スイッチング素子SW1の同期整流周波数
とすると、時刻tx(t1≦tx≦t2)においてインダクタL1を流れる電流IL1、および時刻t2においてインダクタL1に蓄積されているエネルギーの電力EL1は、以下(1),(2)式の通りとなる。
L1 = Vs・(tx−t1)/L …(1)
L1 = IL1 ・L・fsw/2
= 0.5・[Vs・(t2−t1)]・fsw/L…(2)
ここで、下記式(3)の通りKを定義すると、EL1は、式(4)に示すように書き換えることができる。
= [Vs・(t2−t1)]・fsw/2…(3)
L1 = K/L…(4)
上述した式(4)で示されるエネルギー電力量は、整流用スイッチング素子SW1のゲートを充放電することによってトランジスタQ1,Q2で消費されるため、整流用スイッチング素子SW1のゲート入力キャパシタCissに係る充放電電力である(1/2)・Ciss・Vc1・fswと等しくなり、キャパシタC1の充電電圧Vc1が決定される。すなわち、変圧器Tmの出力電圧Vsに応じて、電圧Vc1が制御されることになる。
(iv)時刻t2〜t3
上述したように、時刻t2からNチャネルトランジスタQ3およびQ4はオフするので、インダクタL1を流れる電流IL1はトランジスタQ1のベース電流となってトランジスタQ1をオンする。その際、トランジスタQ2はオフ状態が維持されている。
電流IL1は、トランジスタQ1のベース−エミッタを経由して流れ、整流用スイッチング素子SW1のゲートを充電する。すなわち、時刻t2〜t3間でインダクタL1に蓄積されたエネルギーにより、整流用スイッチング素子SW1のゲートを充電する。
一方、時刻t2〜t3間でキャパシタC1に蓄積された電荷がノード102→トランジスタQ1のコレクタ→エミッタ→整流用スイッチング素子SW1のゲートと流れ込み、整流用スイッチング素子SW1のゲートを素早く充電させることに寄与する。
したがって、時刻t2直後においては、インダクタL1からのエネルギー放出とキャパシタC1の放電の2系統により、整流用スイッチング素子SW1のオフからオンへのスイッチングを高速に行うことが可能となる。
一方、整流用スイッチング素子SW1のゲートを完全に充電した後、インダクタL1に余ったエネルギーによって、ダイオードD3をオンし、キャパシタC1を充電する。これにより、整流用スイッチング素子SW1を駆動する電圧をキャパシタC1の電圧値Vc1までにクランプさせるとともに、キャパシタC1は補助電源としても機能する。
なお、スイッチング電源装置1は、図1に示したように、その出力電圧の安定化のために、出力電圧のフィードバックによってPWM信号のデューティ比がPWM制御回路20により制御され、これにより、変圧器Tmの出力電圧Vsが安定化される構成となっている。
したがって、スイッチング電源装置1の入力電圧が激しく変動した場合であっても、上記式(3)におけるVs・(t2−t1)の値はほとんど変化せず、Kcは定数となっている。
それゆえ、インダクタL1のインダクタンスLに応じて、駆動回路11に必要となるエネルギーEL1を設定することが容易にでき、さらにエネルギーEL1に応じて充電電圧Vc1を設定することができる。
時刻t3において、インダクタL1に余ったエネルギーがキャパシタC1に完全に移転されると、図5(e)に示すように、インダクタL1の電流値が再び0となる。
(v)時刻t3〜t4
時刻t3では、インダクタL1のエネルギーがすべて放出され、IL1=0であり(図5(e))、ダイオードD2およびD3がオフする。また、NチャネルトランジスタQ3およびQ4は、オフしたままである。それゆえ、NチャネルトランジスタQ3およびQ4素子の出力キャパシタCossに貯まっている電荷を放電することができない。
その結果、トランジスタQ1およびQ2のベース電圧はHレベルを維持し続け、時刻t3〜t4では、図5(g)に示すように、整流用スイッチング素子SW1はオンの状態を維持する。
以上、図5のフローチャートに関連付けて、駆動回路11の動作について述べた。
ここで、本実施形態に係るスイッチング電源装置1の大きな特徴は、時刻t2〜t4の間において、図5(g)に示すように、整流用スイッチング素子SW1は常にオンしている状態を維持することである。
すなわち、整流用スイッチング素子SW1を転流する場合、整流用スイッチング素子SW1の動作により出力する場合のいずれの場合でも、整流用スイッチング素子SW1がオン状態を維持するため、整流用スイッチング素子SW1の寄生ダイオードを順方向に流す電流がほとんど存在しない。したがって、転流損失が非常に少ない。
なお、整流用スイッチング素子SW2を駆動する駆動回路12についても同様の動作となる。
図6は、整流用スイッチング素子SW1,SW2の動作を示すタイミングチャートであり、(a)は変圧器Tmの出力電圧Vs、(b)は変圧器T1の出力電圧Vt1、(c)は整流用スイッチング素子SW1のVds、(d)は整流用スイッチング素子SW1のVgs、(e)は変圧器T2の出力電圧Vt2、(f)は整流用スイッチング素子SW2のVds、(g)は整流用スイッチング素子SW2のVgs、を示す。
図6(b),(e)に示すように、変圧器Tmの出力電圧に応じて、変圧器T1,T2から交互にトリガ信号が出力される。そして、各トリガ信号が出力された直後に(トリガ信号の進み時間の後に)、それぞれ対応する整流用スイッチング素子をオフする。
すなわち、全体としては、変圧器Tmの出力レベルに応じて、180度位相がずれたタイミングで整流用スイッチング素子SW1,SW2がオン・オフを繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係るスイッチング電源装置1によれば、変圧器Tmの出力に対して、立上りタイミングが進んだトリガ信号Vt1と整流用スイッチング素子SW1のドレイン電圧が合成された信号に基づいて、整流用スイッチング素子SW1を駆動する。その際に、インダクタL1のエネルギーを制御し、整流用スイッチング素子SW1のゲートに充放電させてドライブするため、整流用スイッチング素子SW1の寄生ダイオードをオンする時間が非常に短い。
また、整流用スイッチング素子SW1,SW2に貫通電流が発生せず、転流時においても整流用スイッチング素子SW1は常にオンしているため、同期整流を行う場合の効率が極めて高い。
本実施形態に係るスイッチング電源装置1によれば、入力電圧に対して整流用スイッチング素子SW1のゲート電圧を一定の値にクランプするのではなく、インダクタL1の動作により、変圧器Tmの出力電圧に応じて適応的にロスなくクランプするように制御される。
したがって、高い入力電圧に対してドライブ電圧をクランプする損失がほとんどなくなり、効率がさらに向上する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置1によれば、低い入力電圧に対しても、キャパシタC1の電圧が安定化されるため(図5(i))、入力電圧の変動のためにドライブ電圧レベルが不足することなく、入力電圧の幅広い範囲で整流用スイッチング素子SW1について高い整流効率が実現できる。
本実施形態に係るスイッチング電源装置1によれば、NチャネルトランジスタQ3およびQ4をオンさせるときに、インダクタL1の電流は0から上昇するため、NチャネルトランジスタQ3およびQ4のオンしたときの損失が0となる。一方、NチャネルトランジスタQ3およびQ4をオフするときには、インダクタL1に流れている電流は最大となっているため、トランジスタQ1,Q2を駆動するスピードは最大となり、整流用スイッチング素子SW1を素早く駆動することが可能となる。
したがって、整流用スイッチング素子SW1を高速にスイッチングさせる用途に特に好適である。
本実施形態に係るスイッチング電源装置1によれば、インダクタL1のインダクタンスの値に応じて、キャパシタC1の電圧を任意に設定することができる。すなわち、上述した式(4)で示されるエネルギー量は、整流用スイッチング素子SW1のゲートを充放電するため、完全にトランジスタQ1,Q2によって消費される。また、このゲート電圧VgsはキャパシタC1の電圧Vc1にクランプされるので、キャパシタC1の電圧が設定される。
したがって、キャパシタC1の電圧値を最適化することによって、より効率的な駆動回路を構成することが可能となる。
<第2実施の形態>
第1実施の形態では、整流用スイッチング素子SW1,SW2を制御するためのトリガ信号を生成するために、2つのパルス変圧器T1,T2を用いた同期整流回路10について説明した。
本実施の形態に係る同期整流回路10aでは、スイッチング電源装置1と異なり、2次巻線としてセンタタップ巻線を持つ単一のパルス変圧器を用い、整流用スイッチング素子SW1,SW2を制御する。
図7は、本実施形態に係る同期整流回路10aの回路構成の一例を示す。
同期整流回路10aは、第1実施の形態に係る同期整流回路10と比較して、変圧器T1,T2の代わりに、センタタップ付きの巻線を持つ単一の変圧器T3を使用する。これにより、装置全体として変圧器の数を低減させ、部品を配置するスペース効率の向上および低コスト化を目的とする回路である。
なお、変圧器T3は、本発明の第3の補助変圧器に対応する。
変圧器T3には、図7に示すように、交互に極性が反転するトリガ信号Vt3が入力される。すなわち、変圧器T3の1次側には、トリガ信号Vt3を生成する図示しないトリガ生成回路が設定される。
そして、整流用スイッチング素子SW1を駆動する駆動回路11aでは、NチャネルトランジスタQ4がそのトリガ信号Vt3に基づいて制御される。整流用スイッチング素子SW2を駆動する駆動回路12aでは、NチャネルトランジスタQ8がトリガ信号Vt3を反転した信号に基づいて制御される。
したがって、同期整流回路10aの動作としては、トランジスタQ4,Q8が交互にオン・オフを繰り返すことになり、同期整流回路10の動作と同様となる。
なお、FET素子であるトランジスタQ4,Q8のゲートには、オフする場合にマイナスのトリガ信号が入力されることになるが、トリガ信号のピーク値(絶対値)をゲート電圧の耐圧レベル以内に抑制しておけばNチャネルトランジスタQ4,Q8は正常に動作する。
図8は、本実施形態に係る同期整流回路10aの動作を示すタイミングチャートであり、(a)は変圧器Tmの出力電圧Vs、(b)は変圧器T3の出力電圧Vt3、(c)は整流用スイッチング素子SW1のVds、(d)は整流用スイッチング素子SW1のVgs、(e)は整流用スイッチング素子SW2のVds、(f)は整流用スイッチング素子SW2のVgs、を示す。
図8(a),(b)に示すように、変圧器T3は、変圧器Tmの出力Vsと同極性のトリガ信号Vt3を、立ち上がり/立下りタイミングを進ませて出力する。そして、図4(d),(f)に示すように、このトリガ信号Vt3の立ち上がり/立下りのタイミングに応じて、整流用スイッチング素子SW1,SW2がオフする。
また、図8(c),(e)に示すように、Vsの立ち上がり/立下りに応じて、整流用スイッチング素子SW1,SW2のドレイン電圧がトリガ信号に重畳される。
以上の動作は、第1実施の形態における同期整流回路10と全く同じである。
<第3実施の形態>
第1および第2実施の形態に係る同期整流回路においては、NチャネルトランジスタQ3を誤動作なく、かつ、素早く安定的に動作させることが非常に重要である。
かかる観点から、本実施形態では、NチャネルトランジスタQ3のゲート周辺の回路におけるいくつかの改良について説明する。
図9は、図3に示す同期整流回路10の回路図から、NチャネルトランジスタQ3と整流用スイッチング素子SW1に関連する回路を抜き出し、(a)〜(d)にそれぞれ改良例1〜4を示したものである。
改良例1
図9(a)に示すように、抵抗R1と並列にキャパシタC3を追加する例である。これにより、NチャネルトランジスタQ3のゲートを高速に充電し、また、ゲートの電荷を引き抜くことができるので、NチャネルトランジスタQ3を高速にオン・オフすることができる。
改良例2
図9(b)に示すように、改良例1の回路に対し、キャパシタC3と直列に抵抗R3を追加した例である。これにより、整流用スイッチング素子SW1のドレイン電圧に発生するピーク電圧を抑制することができる。また、抵抗R3は、キャパシタC3を追加したことによる発振を防止する働きもある。
改良例3
図9(c)に示すように、改良例2の回路に対し、ダイオードD1と並列に抵抗R4を追加した例である。これにより、変圧器Tmが高電圧の出力となる場合でも、ノード100の電位を抵抗R1,R3,R4により分圧して、NチャネルトランジスタQ3のゲート電圧を設定でき、NチャネルトランジスタQ3のゲートが保護される。
改良例4
図9(d)に示すように、改良例3の回路に対し、ダイオードD1を抵抗R5に代替した追加した例である。
ノード100の電位を抵抗R1,R3,R5により分圧して、NチャネルトランジスタQ3のゲート電圧を十分に安全な値に設定すれば、保護用ダイオードとしてのD1を除去することで、より低コスト化を実現できる。
スイッチング電源装置1の用途によってNチャネルトランジスタQ3のゲートに印加される電位の安定性、周辺回路は異なるので、その用途に応じて上記の複数の改良例の中から適宜改良例を選択して適用できることは言うまでもない。
本発明は、上述した実施形態の内容に拘泥せず、様々な改変を行うことによって適用することが可能である。
たとえば、本実施形態に係る同期整流回路10,10aは非常に低損失であるため、部品Q1およびQ2、Q3およびQ4、D2およびD3を、それぞれ1パッケージにした部品を選択してもよい。これにより、回路全体の部品点数を低減させることができる。
上述したように、実施形態に係るスイッチング電源装置1では、整流用スイッチング素子の駆動回路に特徴あり、変圧器Tmに印加される電圧パターンの生成方法や、整流用スイッチング素子により整流された電圧出力方法については、当業者であれば、様々な公知の技術を適用することが可能である。
したがって、本発明は、フォーワード型、フライバック型、ハーフブリッジ型、フルブリッジ型などの様々なタイプのスイッチング電源装置における同期整流回路に適用することができる。
実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成を示すブロック図である。 トリガ信号生成回路の構成の一例を示す回路図である。 実施形態に係る同期整流回路の回路図である。 実施形態に係るスイッチング電源装置の駆動回路の回路図である。 駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 整流用スイッチング素子の動作を示すタイミングチャートである。 実施形態に係る同期整流回路の回路図である。 整流用スイッチング素子の動作を示すタイミングチャートである。 実施形態に係る同期整流回路10の改良例を示す図である。 従来のスイッチング電源装置を説明するための図である。 従来のスイッチング電源装置を説明するための図である。
符号の説明
1…スイッチング電源装置、10,10a…同期整流回路、11,11a,12,12a…駆動回路、20…PWM制御回路、30…スイッチング回路、41,42…トリガ生成回路、Q1,Q2,Q5,Q6…トランジスタ、Q3,Q4,Q7,Q8…Nチャネルトランジスタ、SW1,SW2…整流用スイッチング素子、L1〜L4…インダクタ、C0〜C2…キャパシタ、D1〜D6…ダイオード、R1〜R3…抵抗、Tm,T1〜T3…変圧器。

Claims (6)

  1. 第1ノードおよび第2ノードを有し、1周期のうちに、前記第2ノードより前記第1ノードの電位を低くする負極電圧を出力する負電圧期間と、前記第2ノードより前記第1ノードの電位を高くする正極電圧を出力する正電圧期間と、出力を停止する停止期間とを含む電圧を出力する主変圧器と、
    基準電位端子と、
    前記第1ノードと前記基準電位端子との間に接続される第1整流トランジスタと、
    前記基準電位端子と前記第2ノードとの間に接続される第2整流トランジスタと、
    前記第1ノードと前記基準電位端子との間に接続され、前記正電圧期間に前記第1整流トランジスタを非導通状態に制御し、前記正電圧期間以外では前記第1整流トランジスタを導通状態に制御する第1の駆動回路と、
    前記基準電位端子と前記第2ノードとの間に接続され、前記負電圧期間に前記第2整流トランジスタを非導通状態に制御し、前記負電圧期間以外では前記第2整流トランジスタを導通状態に制御する第2の駆動回路と、
    を有し、
    前記第1の駆動回路は、
    前記第1整流トランジスタの制御端子と前記基準電位端子との間に接続される第1制御トランジスタと、
    前記第1制御トランジスタの制御端子に接続され、前記正電圧期間において前記基準電位端子に接続される第1制御ノードと、
    前記第1制御ノードと前記基準電位端子との間に接続され、前記正極電圧より進んだ第1のトリガ信号により導通状態に制御される第2制御トランジスタと、
    前記第1ノードに接続される第1のインダクタと、
    前記第1のインダクタにアノードが接続され、カソードが前記第1制御ノードに接続される第1ダイオードと
    を有し、
    前記第1整流トランジスタは、
    前記正電圧期間前に前記第2制御トランジスタにより導通状態から非導通状態に制御され、前記正電圧期間において前記正極電圧により非導通状態に維持され、前記正電圧期間の終了時に前記第1のインダクタに発生する電圧により非導通状態から導通状態に制御され、
    前記第2の駆動回路は、
    前記基準電位端子と前記第2整流トランジスタの制御端子との間に接続される第3制御トランジスタと、
    前記第3制御トランジスタの制御端子に接続され、前記負電圧期間において前記基準電位端子に接続される第2制御ノードと、
    前記基準電位端子と前記第2制御ノードとの間に接続され、前記負極電圧より進んだ第2のトリガ信号により導通状態に制御される第4制御トランジスタと、
    前記第2ノードに接続される第2のインダクタと、
    前記第2のインダクタにアノードが接続され、カソードが前記第2制御ノードに接続される第2ダイオードと
    を有し、
    前記第2整流トランジスタは、
    前記負電圧期間前に第4制御トランジスタにより導通状態から非導通状態に制御され、前記負電圧期間において前記負極電圧により非導通状態に維持され、前記負電圧期間の終了時に前記第2のインダクタに発生する電圧により非導通状態から導通状態に制御される
    スイッチング電源装置。
  2. 前記第1の駆動回路は、
    前記第1ダイオードのカソードにアノードが接続される第3ダイオードと、
    前記第3ダイオードのカソードと前記第1整流トランジスタの制御端子との間に接続される第5制御トランジスタと、
    前記第3ダイオードのカソードと前記基準電位端子との間に接続される第1のキャパシタと
    を有し、
    前記第5制御トランジスタの制御端子は、前記第1制御ノードに接続され、
    前記第1のキャパシタは、
    前記第1のインダクタの放出エネルギーにより充電され、
    当該充電による電圧を用いて前記第1整流トランジスタの制御端子を充電して、前記第1整流トランジスタを非導通状態から導通状態に制御し、
    前記第2の駆動回路は、
    前記第2ダイオードのカソードにアノードが接続される第4ダイオードと、
    前記第4ダイオードのカソードと前記第2整流トランジスタの制御端子との間に接続される第6制御トランジスタと、
    前記第4ダイオードのカソードと前記基準電位端子との間に接続される第2のキャパシタと
    を有し、
    前記第6制御トランジスタの制御端子は、前記第2制御ノードに接続され、
    前記第2のキャパシタは、
    前記第2のインダクタの放出エネルギーにより充電され、
    当該充電による電圧を用いて前記第2整流トランジスタの制御端子を充電して、前記第2整流トランジスタを非導通状態から導通状態に制御する
    請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記スイッチング電源装置は、
    前記正電圧期間前に、前記正極電圧より進んだ前記第1のトリガ信号を出力する第1の補助変圧器と、
    前記負電圧期間前に、前記負極電圧より進んだ前記第2のトリガ信号を出力する第2の補助変圧器と
    を有する請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチング電源装置は、補助変圧器を有し、
    前記補助変圧器は、
    2次巻線にセンタタップを含み、極性が交互に反転することにより、前記正電圧期間前に前記正極電圧より進んだ前記第1のトリガ信号を出力し、前記負電圧期間前に前記負極電圧より進んだ前記第2のトリガ信号を出力する
    請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  5. 基準電位端子と、
    出力ノードを有し、1周期のうちに、出力ノードから、前記基準電位端子の電圧より低い負極電圧または前記基準電位端子の電圧より高い正極電圧となる電圧を出力する所定期間と、出力を停止する停止期間とを含む電圧を出力する主変圧器と、
    前記出力ノードと基準電位端子との間に接続された整流トランジスタと
    を有するスイッチング電源装置であって、
    前記整流トランジスタの制御端子と前記基準電位端子との間に接続される第1制御トランジスタと、
    前記第1制御トランジスタの制御端子に接続され、前記所定期間において前記基準電位端子に接続される制御ノードと、
    前記制御ノードと前記基準電位端子との間に接続され、前記負極電圧または前記正極電圧より進んだトリガ信号により導通状態に制御される第2制御トランジスタと、
    前記出力ノードに接続されるインダクタと、
    記インダクタにアノードが接続され、カソードが前記制御ノードに接続される第1ダイオードと
    を有し、
    前記整流トランジスタは、
    前記所定期間前に前記第2制御トランジスタにより導通状態から非導通状態に制御され、前記所定期間において前記正極電圧または前記負極電圧により非導通状態に維持され、前記所定期間の終了時に前記インダクタに発生する電圧により非導通状態から導通状態に制御される
    スイッチング電源装置。
  6. 前記駆動回路は、
    前記第1ダイオードのカソードにアノードが接続される第2ダイオードと、
    前記第2ダイオードのカソードと前記整流トランジスタの制御端子との間に接続される第3制御トランジスタと、
    前記第2ダイオードのカソードと前記基準電位端子との間に接続されるキャパシタと
    を有し、
    前記第3制御トランジスタの制御端子は、前記制御ノードに接続され、
    前記キャパシタは、
    前記インダクタの放出エネルギーにより充電され、
    当該充電による電圧を用いて前記第1整流トランジスタの制御端子を充電して、前記整流トランジスタを非導通状態から導通状態に制御する
    請求項5記載のスイッチング電源装置。
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