JP4503236B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末装置に関し、特に第1筐体と該第1筐体に対して略水平方向に回動する第2筐体とを備える携帯電話機等の携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種携帯端末装置においては、携帯時にその外形寸法を小さくし、使用時に必要な外形寸法を確保できるよう、折り畳み式が普及しつつある。中でも、図9に例示される、第1筐体に対して第2筐体を水平に回動移動可能に設け、第1筐体に設けられた操作面を露出させる露出位置と、操作面を覆う収納位置と、を第2筐体が相互移動可能とした水平回動型は、意匠も斬新であり、市場の注目を集めることが大いに期待される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした水平回動型の携帯端末においても、持ち運び等の便宜のためハンドストラップが取り付けられることが望ましい。ところが、水平回動型では、ハンドストラップが第1筐体と第2筐体との間に挟まり易く、使用者が速やかに第2筐体を収納位置に移動させることができない虞があった。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ストラップが第1筐体と第2筐体との間に挟まり難い、新規なストラップ取付構造を備えた携帯端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯端末装置は、少なくとも操作部を有する第1筐体と、前記操作部を覆うように前記第1筐体上に重ね合わせ可能に設けられる第2筐体と、前記両筐体の重ね合わせ方向に沿う軸線を中心として前記第2筐体が前記操作部を覆う収納位置と前記操作部を露出させる露出位置との間で前記軸線を通る筐体中心線に対する一方側への回動のみを許容して前記筐体の端部同士を連結する連結部と、を有し、前記連結部は、前記露出位置において前記第2筐体が前記筐体中心線に対して対称に位置されるように前記第2筐体を前記第1筐体に回動可能に連結し、前記第1筐体は、前記筐体中心線に対する他方側にストラップ取付部が設けられていることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、回動によって第2筐体が重なり始める第1筐体の側部より充分に離した位置にストラップ取付部を設けたことから、第2筐体が第1筐体に重なり合うときに前記ストラップ取付部に取り付けたストラップが前記第1筐体の側部に回り込むのを効果的に防止できる。
なお、前記ストラップ取付部は、前記露出位置において前記筐体中心線に対する前記他方側に位置される前記第2筐体の一部と重ね合わせられる前記第1筐体の部位に設けられてよい。
【0007】
また、本発明は、前記携帯端末装置において、前記ストラップ取付部が、前記第1筐体の端面に形成された第1開口部と、前記第1筐体の操作部を有する面と反対側の裏面に形成され、前記第1開口部と内部にて連通する第2開口部とを備え、前記第1開口部の中心線と前記第2開口部の中心線にオフセットを設けたことを特徴とする。
【0008】
このように構成すれば、オフセットが設けられていない場合と比較して、両開口部間にある部位の厚みを肉厚とすることができるため、ストラップ取付部の強度を増すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯端末装置を前面側から見た斜視図であり、図2は、図1の携帯端末装置の背面図である。また、図3は、図1の携帯端末装置を背面側から見た斜視図であり、図4は、図1の携帯端末装置の正面図である。
【0011】
これらの図に示すように、この携帯端末装置10は、携帯電話機として機能するものであり、第1筐体12及び第2筐体14を備えている。第1筐体12及び第2筐体14は、いずれも薄型箱状に形成されており、第1筐体12の一方の端部12aと第2筐体14の一方の端部14aとは、回動軸(連結部)18により連結されている。
【0012】
第1筐体12の端面27にはアンテナ26が設けられており、前面を操作面22としてある。操作面22には、ボタン等の操作部材から構成される操作部20が設けられており、ユーザからの電話番号入力等の操作を行うことができるようになっている。また、第2筐体14の前面にはディスプレイ16が設けられている。このディスプレイ16には、着信電話番号の表示等、各種情報が表示されるようになっている。
【0013】
第2筐体14は、回動軸18により第1筐体12に対して回動可能とされている。この際、回動範囲は2つの筐体12,14が最も広い面積で重なり合う収納位置から第2筐体14が第1筐体12に対して一方側に例えば180°回動する範囲に規制されている。操作面22は相対向する左側縁部22L及び右側縁部22Rを有しており、左側縁部22Lから第2筐体14の裏面24が第1筐体12の操作面22を覆い始めるようになっている。そして、第2筐体14は、その裏面24が操作面22を完全に覆う収納位置と、この収納位置から第2筐体14を180°回動させて操作面22を完全に露出させる露出位置との間を、相互に回動移動するようになっている。
【0014】
図2に示すように、第1筐体12及び第2筐体14は、回動軸18の中心を通る中心線30に対して略左右対称に形成されており、第1筐体12の回動軸18側の端部12aを形成する裏面25にストラップの紐を通すための円形開口部28が形成されている。この円形開口部28は、第1筐体12の組み立てのため、該第1筐体12に取り付けられる螺子の頭部収容にも用いられる。
【0015】
また、円形開口部28は、中心線30に対して右側縁部22R側に形成されている。即ち、円形開口部28は中心線30を挟んで第2筐体14が収納位置から露出位置へ向かう回動方向とは反対側の部位に形成してある。すなわち、円形開口部28と右側縁部22R側側面との距離は円形開口部28と左側縁部22L側側面との距離よりも短くなっている。このため、ストラップ紐を通すための円形開口部28と、左側縁部22L、すなわち第2筐体14が第1筐体12を覆い始める部分と、の距離を確保することができる。この結果、図5に示すように、ストラップ34の一端を円形開口部28に取り付けた場合に、他端が左側縁部22Lに掛かり難いようにでき、筐体12,14間へのストラップ34の噛み込みを防止できる。
【0016】
また、図3及び図4に示すように、ストラップ取付部は、第1筐体12の端部のうち回動軸18を挟んで第2筐体14が回動する方向と反対の部位、即ち裏面25に開設された円形開口部28と第1筐体12の端面27に設けられた矩形開口部32とから構成されている。これら円形開口部28と矩形開口部32とは、内部で貫通しており、一方から他方にストラップ34の紐を通すことができるようになっている。また、このストラップ取付部では、円形開口部28の開設方向(開口の中心線)と矩形開口部32の開設方向(開口の中心線)との間にオフセットが設けられている。
【0017】
図6は、ストラップ取付部を拡大して示す透視背面斜視図である。同図に示すように、第1筐体12の端面27には、中心線30の方向に向かって断面矩形の凹部が形成されることにより、矩形開口部32が設けられている。また、第1筐体12の裏面25には、端面27側の縁部に形成された曲面25a部分に同裏面25に垂直に断面円形の凹部が形成されることにより、円形開口部28が設けられている。そして、矩形開口部32の底部角部と、円形開口部28の底部角部と、が連通され、ストラップ34の紐を挿通可能とされている。さらに、ストラップ取付部では、矩形開口部32の中心線(開設方向)40と円形開口部28の中心線(開設方向)42との間にオフセットが設けられている。
【0018】
なお、図7に示すように、矩形開口部32における、円形開口部28との連通部分に繋がる角部に徐変曲率部44を形成することにより、ストラップ34の紐の挿通を円滑化するようにしてもよい。
【0019】
上記ストラップ取付部によれば、図8に示すように矩形開口部32aの中心線40aと円形開口部28aの中心線42aとの間にオフセットを設けない場合に比して、両凹部の周囲に肉厚部分を多く形成することができ、ストラップ取付部の強度を高めることができる。
【0020】
以上説明した携帯端末装置10によれば、第1筐体12に対する第2筐体14の回動範囲を閉状態から180°の範囲に制限して、第1筐体12の左側縁部22Lの側からのみ第2筐体14が第1筐体12を覆う位置に回り込むようにするとともに、ストラップ取付部を第1筐体12における右側縁部22R側の裏面25に設けるようにしたので、ストラップ34の紐が第1筐体12と第2筐体14との間に挟まりにくくすることができる。また、ストラップ取付部を奥部にて連通する2つの凹部によって構成するとともに、両凹部の中心線にオフセットを設けるようにしたので、ストラップ取付部の強度を高めることができる。
【0021】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記説明では本発明を携帯電話機の機能を有する携帯端末装置に適用する例を示したが、携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistance)等、他の携帯端末装置に適用してもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る携帯端末装置によれば、回動によって第2筐体が重なり始める第1筐体の側部より充分に離した位置にストラップ取付部を設けてあるため、第2筐体が第1筐体に重なり合うときに前記ストラップ取付部に取り付けたストラップが前記第1筐体の側部に回り込むのを防止して両筐体間への噛み込みを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る携帯端末装置を前面側から見た斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る携帯端末装置の背面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る携帯端末装置を背面側から見た斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る携帯端末装置の側面図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る携帯端末装置のストラップ取付状態を示す背面側から見た斜視図である。
【図6】 ストラップ取付部を拡大して示す透視斜視図である。
【図7】 ストラップ取付部の変形例を拡大して示す透視斜視図である。
【図8】 他のストラップ取付部を示す斜視図である。
【図9】 水平回動型携帯端末装置を示す斜視図である。
Claims (3)
- 少なくとも操作部を有する第1筐体と、前記操作部を覆うように前記第1筐体上に重ね合わせ可能に設けられる第2筐体と、前記両筐体の重ね合わせ方向に沿う軸線を中心として前記第2筐体が前記操作部を覆う収納位置と前記操作部を露出させる露出位置との間で前記軸線を通る筐体中心線に対する一方側への回動のみを許容して前記筐体の端部同士を連結する連結部と、を有し、前記連結部は、前記露出位置において前記第2筐体が前記筐体中心線に対して対称に位置されるように前記第2筐体を前記第1筐体に回動可能に連結し、前記第1筐体は、前記筐体中心線に対する他方側にストラップ取付部が設けられていることを特徴とする携帯端末装置。
- 前記ストラップ取付部は、前記露出位置において前記筐体中心線に対する前記他方側に位置される前記第2筐体の一部と重ね合わせられる前記第1筐体の部位に設けられることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記ストラップ取付部は、前記第1筐体の端面に形成された第1開口部と、前記第1筐体の操作部を有する面と反対側の裏面に形成され、前記第1開口部と内部にて連通する第2開口部とを備え、前記第1開口部の中心線と前記第2開口部の中心線にオフセットが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
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