JP4502820B2 - 半導体チップ及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板に埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線を備えた半導体チップ及び半導体装置に関する。
半導体集積回路装置は、微細化技術の進歩によって集積密度が向上し、高性能化や大容量化が進んでいる。しかしながら半導体素子の微細化には限界があるため、さらに集積密度を上げるためには新たな技術の導入が求められている。その一例として複数の半導体チップを積層した3次元半導体装置が提案されている。この複数の半導体チップを積層することでチップ面積を変えずに大規模な半導体集積回路装置を実現する技術は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1では、半導体集積回路が形成された親チップ上にメモリ回路が形成されたメモリ機能チップを搭載した例が開示されている。また、メモリセルアレイが形成された複数の半導体チップを積層して大容量化を実現した多層メモリが特許文献2に記載されている。
図17は3次元半導体装置の一構成例を示す側断面図である。
図17に示すように、複数の半導体チップ1が積層される3次元半導体装置では、チップ面内に設けられる通常配線(以下、面内配線と称す)に加えて半導体チップ間を接続するチップ間配線が必要になる。このチップ間配線として半導体チップの基板表面から裏面まで貫通する貫通配線2が用いられる。貫通配線2は、半導体チップ1に設けられた貫通孔内に絶縁膜3を介して埋設される。
例えば非特許文献1では、半導体チップとなるSi半導体基板を厚さ50μmで形成し、Si半導体基板に表面から裏面まで貫通する10μm角の貫通孔を設け、該貫通孔に配線材となる金属を充填してチップ間を接続するための貫通配線を形成した例を紹介している。このような貫通配線を用いることで配線密度が向上し、数百本のチップ間配線を備えた構成が可能になる。
特開平4−196263号公報 特開2002−26283号公報 K. Takahashi et al., "Current Status of Research and Development for Three-Dimensional Chip Stack Technology", Japanese Journal of Applied Physics, Vol. 40, pp. 3032-3037, April 2001.
しかしながら、上述した貫通配線は、幅が1μm以下の面内配線と異なり、10μm以上の幅が必要となる。これは、プロセス上の制約により半導体基板に精度良くアスペクト比の高い貫通孔を空けるのが困難なためである。また、積層した半導体チップどうしの貫通配線の位置を合わせるためには、貫通配線のサイズをチップ間の目合わせ精度である数μmよりも一桁大きく形成する必要があるからである。貫通配線は、前記理由によりその断面積が面内配線よりも大きくなるため、面内配線と電気的な特性が大きく異なってしまう。
図18は図17に示した3次元半導体装置の貫通配線及びその周辺の様子を示す模式図である。
上述したように、貫通配線5は半導体基板4に設けられた貫通孔内に絶縁膜6を挟んで埋設される。一般に、配線抵抗は配線の断面積に反比例するため、断面積の大きな貫通配線5は面内配線に比べて抵抗値が小さくなる。しかしながら、配線と半導体基板4間の寄生容量は配線と対向する基板面積に比例するため、断面積が大きく周囲長が長い貫通配線5は、半導体基板4との間の寄生容量が面内配線に比べて大きくなってしまう。
例えば、断面の直径が20μmの円状の貫通配線を250nm厚の絶縁膜を挟んで半導体基板4内に形成する場合、半導体基板4の厚さを50μm、つまり貫通配線長を50μmとすると、その寄生容量は0.45pFになる。この値は、通常使われる面内配線の寄生容量が1mmあたり0.2pF程度であることから、2mm以上の面内配線の寄生容量に相当する。
3次元半導体装置では、複数の半導体チップに形成される回路に信号を分配するため、面内配線及びチップ間配線をそれぞれ使用して配線をレイアウトする必要がある。例えば、3次元半導体装置の回路全体を同期させて動作させるためには、3次元半導体装置の回路全体に接続されるクロック信号用の配線を設け、クロック生成回路から各回路へクロック信号を分配しなければならない。また、3次元半導体装置が多層メモリの場合、アクセス対象となるメモリセルは3次元半導体装置全体に分布するため、外部とデータを送受信するための入出力バッファ回路と各メモリセル間にデータを送受信するためのデータバス線をそれぞれ設ける必要がある。いずれの場合も信号の伝送毎に配線の寄生容量を充放電しなければならないため、信号を高速に伝送することができなくなる。また、消費電力が配線の寄生容量に比例して増大する問題もある。したがって、配線の寄生容量はできるだけ少ないことが望ましい。
配線の寄生容量を減らすためには、貫通配線の周囲に形成する絶縁膜6をDRAM等で通常用いる値(例えば250nm)よりも厚く形成する方法が考えられる。しかしながら、半導体基板の貫通孔側面にSiO2等から成る絶縁膜6を形成する工程は、半導体チップ上にトランジスタ等を形成した後に実施することになるため、プロセス上の制約が生じる。具体的には、ソース・ドレイン中の不純物が拡散してトランジスタ特性が変化してしまうため、半導体チップを高温環境下に長時間置くことができない。したがって、SiO2から成る絶縁膜6の形成に一般的に使用される熱酸化法を用いることができないため、貫通孔側面に高品質で厚い絶縁膜を形成することが困難である。なお、絶縁膜の他の形成方法として、スパッタリング法を用いて絶縁膜を蒸着することも考えられるが、開口部に比べて深い貫通孔側面に絶縁膜を蒸着するためには、斜め方向に原子を入射させる必要があるため、この方法でも絶縁膜を厚く形成することはできない。
以下、図19に示すように、外部インタフェース用の半導体チップ(インタフェースチップ7)上にさらに8枚の半導体チップ8を積層する3次元半導体装置を例にして、3次元半導体装置全体の配線の寄生容量(以下、3次元配線総容量と称す)について説明する。なお、図19に示す3次元半導体装置では、各半導体チップ8が32個(横8縦4)のサブ回路領域9にそれぞれ分割され、各サブ回路領域9にそれぞれ信号を分配するものとする。また、各半導体チップ8のサイズは、横20mm、縦10mm、厚さ50μmとする。
図19に示すように、インタフェースチップ7の角部に配置されたバッファ回路10から全ての半導体チップ8の各サブ回路領域9にそれぞれ信号を分配する場合、図20(a)に示すように1本の貫通配線(チップ間配線11)を用いて全ての半導体チップ8を接続し、面内配線12を用いて各半導体チップ8内の各サブ回路領域9にそれぞれ信号を分配する面内配線方式と、図20(b)に示すように面内配線を用いてインタフェースチップ7内の各サブ回路領域9の対応位置へそれぞれ信号を分配し、さらに32本の貫通配線を用いてインタフェースチップ7から全ての半導体チップ8に信号を分配するチップ間配線方式とが考えられる。
図19に示した半導体チップ8は、一辺の長さが十mm以上であるために面内配線が長くなるが、チップ間配線長は半導体チップの厚さに等しいため50μmと短くて済む。したがって、多数の貫通配線を用いるチップ間配線方式は、配線長が短く、さらに単位長さ当たりの抵抗値も小さくなる。
しかしながら、チップ間配線方式は、貫通配線が多いために3次元配線総容量が大きく、高速な信号伝送に不利となる。貫通配線の寄生容量(貫通配線容量)に対する面内配線方式の3次元配線総容量及びチップ間配線方式の3次元配線総容量の関係を図21のグラフに示す。なお、図21では、面内配線の寄生容量を1mm当たり0.2pFと仮定し、貫通配線の一本当たり(1チップ分、50μm長)の寄生容量を変化させたときの面内配線方式及びチップ間配線方式の3次元配線総容量の値をそれぞれ示している。
図21に示すように、チップ間配線方式では、多数の貫通配線を用いるために3次元配線総容量が貫通配線容量に依存して大きく変化する。一方、面内配線方式では、貫通配線を1本しか用いないため3次元配線総容量が貫通配線1本分の容量変化に留まっている。
3次元配線総容量は、貫通配線容量が0.5pFよりも少ないときは配線長が長い面内配線を多く備える面内配線方式の方が大きくなるが、貫通配線容量が0.5pFよりも大きくなると、貫通配線を多く備えるチップ間配線方式の方が大きくなる。特に、面内の分岐箇所が増大してチップ間配線数が多くなると、チップ間配線方式の3次元配線総容量は貫通配線容量に依存してさらに大きく変化することになる。
したがって、図19に示した3次元半導体装置では、配線長が短く、単位長さ当たりの抵抗値が小さい貫通配線をチップ間配線に用い、さらに貫通配線の寄生容量をできるだけ少なくすることが望ましい。しかしながら、上述したようにチップ間配線で使われる貫通配線は、その断面積が大きいために寄生容量を低減することが困難であった。
なお、半導体基板の表面から裏面まで貫通する貫通配線だけでなく、例えば半導体基板に設けられた溝や孔内に配線が埋設される構成を含む、半導体基板内に信号電流が流れる電流路(配線)が形成される構成でも、一般に、絶縁膜を用いて該配線と半導体基板間が絶縁される。したがって、このような構成でも上述した貫通配線と同様に配線と半導体基板間の寄生容量が大きくなり、信号を高速に伝送できない問題や信号伝送時の消費電力が増大する問題が発生する。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、配線と半導体基板間の寄生容量を低減して、信号伝送の高速化や信号伝送時の消費電力の増大を防止できる半導体チップ及び半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の半導体チップは、半導体基板と、
前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
前記半導体基板内に前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように、前記半導体基板にバイアス電圧を印加するための手段と、
を有する構成である。
または、半導体基板と、
前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
前記半導体基板内に、前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように前記配線にバイアス電圧を印加するための手段と、
を有する構成である。
または、第1の導電型から成る半導体基板と、
前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜を囲むように前記半導体基板内に形成される、前記第1の導電型と異なる第2の導電型からなる半導体層と、
を有する構成である。
一方、本発明の半導体装置は、上記半導体チップを有する構成、または上記半導体チップが複数積層された構成である。
上記のような構成では、半導体基板または配線にバイアス電圧を印加する、あるいは配線の周囲に半導体基板と異なる導電型の半導体層を設けることで、半導体基板内の絶縁膜との界面近傍に空乏層が形成されるため、配線と半導体基板間の寄生容量に直列に接続される該空乏層の容量によって配線の寄生容量が低減する。
本発明によれば、半導体基板内の絶縁膜との界面近傍に空乏層が形成されるため、配線と半導体基板間の寄生容量に直列に接続される該空乏層の容量によって配線の寄生容量が低減する。したがって、該配線を用いた信号伝送が高速化され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
次に本発明について図面を参照して説明する。
まず、本発明の半導体装置の第1の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、図1に示すようにp型半導体から成るSi半導体基板(以下、単に「基板」と称す)15に絶縁膜16を挟んで金属から成る貫通配線17が埋設された構造において、基板15に負のバイアス電圧−Vを印加する構成を考える。このような構成では、図2のエネルギーバンド図で示すように、基板15と絶縁膜16との界面に表面ポテンシャルφSが形成され、基板15内に空乏層18が形成される。図2に示すEfmは貫通配線17に用いる金属のフェルミエネルギー、Ecは基板15に用いるp型半導体の伝導帯端エネルギー、Evは基板15に用いるp型半導体の価電子帯端エネルギー、Efは基板15に用いるp型半導体のフェルミエネルギー、Eiはバンドギャップ中心のエネルギーである。このとき、空乏層18の厚さlDは次の式で表される。
0<φS<2φfのとき
Figure 0004502820
φS≧2φfのとき
Figure 0004502820
ここで、Kは基板15の比誘電率、ε0は真空の誘電率、C0は絶縁膜16を挟んで形成される貫通配線17と基板15間の寄生容量、qは電子の電荷量、Naはアクセプタであるp型不純物濃度である。
また、p型半導体(基板15)の真性キャリア密度をniとすると、フェルミポテンシャルφfは次式で表される。
Figure 0004502820
空乏層18が形成されると、図3に示すように貫通配線の総寄生容量Cは、貫通配線17と基板15間の寄生容量C0と、空乏層18の容量CSとが直列に接続された値に等しく、以下のようになる。
Figure 0004502820
図4に示すグラフは、p型不純物濃度(Na)が異なる基板(Si)毎に、基板へ印加するバイアス電圧(−V)の変化に対する空乏層の厚さの変化を計算した結果である。
図4のグラフから分かるように、基板へのバイアス電圧が一定の場合、p型不純物濃度が少なくなると空乏層は厚くなるが、いずれの濃度においても基板に印加するバイアス電圧の絶対値を大きくすると空乏層の厚さが増大する。但し、基板に印加するバイアス電圧が所定の電圧を越え、φSが2φf以上になると絶縁膜と基板との界面に反転層が形成され、この反転層に電荷がたまるために空乏層はそれ以上厚くならずに一定となる。
図5に示すグラフは、p型不純物濃度(Na)が異なる基板毎に、基板へ印加するバイアス電圧(−V)の変化に対する容量比C/C0の変化を計算した結果である。なお、C0は基板にバイアス電圧を印加しないときの貫通配線の寄生容量であり、Cは基板にバイアス電圧を印加したときの貫通配線の寄生容量である。
図5のグラフから分かるように、例えば基板のp型不純物濃度を1×1015cm-3とすると、基板に−1Vのバイアス電圧を印加したときの貫通配線の寄生容量は基板にバイアス電圧を印加しないときの50%近くまで低減する。
したがって、貫通配線で伝送する信号の高速化が実現され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
なお、上記説明ではp型半導体基板に負のバイアス電圧を印加する例を示したが、貫通配線に正のバイアス電圧を印加した場合も同様である。また、n型半導体基板を用いる場合は、n型半導体基板に正のバイアス電圧あるいは貫通配線に負のバイアス電圧を印加しても同様に空乏層が形成される。
次に、本発明の半導体装置の第2の実施の形態について説明する。
図6に示すように貫通配線22が埋設される貫通孔側面に絶縁膜21を形成し、さらにその周囲にイオン打ち込み法等を用いて基板19と逆極性の導電型の半導体層20を形成すると、基板19と半導体層20との界面に空乏層を持ったpn接合ができる。
このような構成でも、図7に示すように、貫通配線22の寄生容量Cは、基板19と貫通配線22間の寄生容量C0と、空乏層23の容量CSとを直列に接続した値となる。このpn接合界面に形成される空乏層23の厚さldは次式で表される。
Figure 0004502820
ここで、Ndはドナーであるn型不純物濃度である。
また、ボルツマン定数をk、周囲温度をTとすると、pn接合界面のビルトインポテンシャルφbiは次式で表される。
Figure 0004502820
図8に示すグラフは、p型不純物濃度が異なる基板にn型不純物を注入することでpn接合を形成した時の、半導体層20のn型不純物濃度(Nd)の変化に対する空乏層の厚さの変化の計算結果を示している。図8のグラフから分かるように、pn接合界面に形成される空乏層はn型不純物濃度が少なければ厚く形成される。
図9に示すグラフは、p型不純物濃度が異なる基板にn型不純物を注入することでpn接合を形成した時の、半導体層20のn型不純物濃度(Nd)の変化に対する貫通配線の容量比C/C0の変化の計算結果を示している。なお、C0はn型不純物を注入しないときの貫通配線の寄生容量であり、Cはn型不純物を注入したときの貫通配線の寄生容量である。
図9のグラフから分かるように、例えば基板のp型不純物濃度を1×1014cm-3とすると、n型不純物を注入したときの貫通配線の寄生容量はn型不純物を注入しないときの約20%に低減する。
以上説明したように、基板または貫通配線にバイアス電圧を印加する、あるいは貫通配線の周囲にpn接合を設けることで、基板内の絶縁膜との界面近傍に空乏層が形成されるため、配線と基板間の寄生容量に直列に接続される該空乏層の容量によって配線の寄生容量が低減する。
したがって、貫通配線で伝送する信号の高速化が実現され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
なお、上記第1、第2の実施の形態の半導体装置は、基板の表面から裏面まで貫通する貫通配線だけでなく、例えば基板に設けられた溝や孔内に絶縁膜を介して埋設された、信号電流が流れる配線(電流路)が形成された構成にも適用可能である。
(第1実施例)
第1実施例の半導体装置は、図1に示したように絶縁膜を介して貫通配線が埋設された基板にバイアス電圧を印加することで、基板中の絶縁膜との界面近傍に空乏層を形成し、該空乏層の容量を貫通配線の寄生容量を低減するために用いる例である。
図10は本発明の半導体装置の第1実施例の構成を示す側断面図である。
図10に示すように、第1実施例の半導体装置は、外部インタフェース用の半導体チップであるインタフェースチップ24上にそれぞれ層間絶縁層26を挟んで8枚のメモリセルアレイチップ25が積層された構成である。
各メモリセルアレイチップ25は、p型不純物濃度が1×1015cm-3程度の基板27にメモリセルアレイが形成された構成であり、チップサイズは、縦10mm、横20mm、厚さが50μmである。インタフェースチップ24と各メモリセルアレイチップ25、及びメモリセルアレイチップ25どうしは、基板27の貫通孔内に絶縁膜28を挟んで形成された貫通配線29によってそれぞれ接続されている。
図11は図10に示したメモリセルアレイチップが備える貫通配線周辺の構造を示す側断面図である。
図11に示すように、基板27の貫通孔には、例えばSiO2から成る厚さ250nm程度の絶縁膜28を挟んで直径約20μmの貫通配線29が埋設されている。貫通配線29には金属(Cu)あるいはポリシリコン等が用いられる。
基板27の表面近傍には不純物濃度が約1×1018cm-3のp型拡散領域30が形成され、p型拡散領域30上に基板27へバイアス電圧を印加するための電極31が形成されている。電極31には、各メモリセルアレイチップ25上に形成された電圧発生回路39(図13参照)から負(−)のバイアス電圧が印加される。電圧発生回路39は、例えば図12に示す周知のリングオシレータ51とチャージポンプ回路52とによって構成される。
基板27は、電極31及びp型拡散領域30を介してバイアス電圧が印加されることで、図11の斜線で示した貫通配線周辺を含む全ての領域で負電位となる。但し、基板表面に形成されるメモリセルアレイ32は、n型半導体から成る埋め込み層33上に形成されているため、バイアス電圧によって負電位となる基板27と電気的に分離されている。メモリセルアレイ32と貫通配線29とは面内配線34によってそれぞれ接続される。なお、メモリセルアレイ32に負のバイアス電圧を印加する場合は、n型半導体から成る埋め込み層33は無くてもよい。
図13に示すように、メモリセルアレイチップ25は、例えば32個のサブメモリアレイ35を有し、各サブメモリアレイ35に行アドレス及び列アドレス用のデコーダ36がそれぞれ配置された構成である。サブメモリアレイ35の入出力ビット長は、例えば4ビットであり、サブメモリアレイ35はデータ線として4本の貫通配線29を用いてインタフェースチップ24上に形成された入出力バッファとそれぞれ接続される。したがって、データ線用の貫通配線29の数は1チップ当たり128本となる。
このような構成において、基板27へバイアス電圧を印加しない場合、1つのメモリセルアレイチップ25における1本の貫通配線29の寄生容量は約0.45pFである。一方、基板27に−1Vのバイアス電圧を印加すると、絶縁膜28と基板27との界面から基板内に0.62μmの厚さの空乏層が形成される。この空乏層が持つ容量が貫通配線29と基板27間の寄生容量と直列に接続されることから、貫通配線29の寄生容量はおよそ0.54倍の0.24pFに低減する(図5参照)。
したがって、例えば図20(b)に示したチップ間配線方式により貫通配線29を用いてデータ線を配置した場合、基板27へバイアス電圧を印加しないときのデータ線の総寄生容量は1ビット当たり133pFとなる(図21参照)。それに対して、本実施例の半導体装置では、バイアス電圧として基板27に−1Vを印加することでデータ線の総寄生容量は1ビット当たり79pFとなり、総寄生容量が約4割低減される。信号伝送時にデータ線を充放電するために消費される電力は配線の寄生容量に比例するため、データ線を充放電するための消費電力は約4割低減する。
なお、上述した説明では、基板27に印加するバイアス電圧を−1Vに設定したが、バイアス電圧の絶対値を大きくすると、空乏層がより厚くなるためにその容量が増加し、貫通配線の寄生容量がさらに低減する。但し、バイアス電圧が−1.6Vを越えると絶縁膜28と基板27の界面に反転層が形成されるため、それ以上空乏層は厚くならない。
したがって、基板27に印加するバイアス電圧を反転層の形成が始まる−1.6Vとすれば、最も厚い空乏層が得られるため、基板27にバイアス電圧を印加することによる寄生容量の低減効果が最も大きくなる。
本実施例の半導体装置によれば、基板27にバイアス電圧を印加するための手段を有することで、基板27内の絶縁膜との界面近傍に空乏層が形成され、配線と基板間の寄生容量に直列に接続される該空乏層の容量によって配線の寄生容量が低減するため、信号伝送の高速化が実現され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
ところで、図5のグラフに示したように、本実施例の半導体装置では、基板27のp型不純物濃度を低くすれば、貫通配線の寄生容量をより低減することができる。しかしながら、一般に不純物濃度を低下させると基板27の特性が絶縁体に近づくため基板電位が不安定になってしまう。したがって、不純物濃度を過度に低下させることは好ましくない。通常、基板27のp型不純物濃度は1×1014cm-3程度が下限であり、このときの貫通配線の寄生容量はバイアス電圧を印加することで、バイアス電圧を印加しないときの約20%にまで低減できる。
一方、基板27に印加するバイアス電圧の絶対値を大きくすることでも貫通配線29の寄生容量をより低減することができるが、基板27上の回路で使用する電源電圧よりも高いバイアス電圧を使うことは、バイアス電圧の生成に多大な電力を消費することになるため好ましくない。但し、基板27に印加するバイアス電圧は、上述したように反転層が形成されることから最大でも−2V程度で十分である。ここで、p型不純物濃度が1×1016cm-3の基板27に−2Vのバイアス電圧を印加すると、貫通配線29の寄生容量はバイアス電圧を印加しないときの約80%になる。
したがって、基板27の不純物濃度とバイアス電圧の関係は、上記容量比C/C0が0.2〜0.8の範囲内になるように設定することが好ましい。
バイアス電圧と基板の不純物濃度との比V/Naは以下の式で表される。
Figure 0004502820
ここで、
Figure 0004502820
とするV/Naの値は、2.3×10-16(V/cm-3)以上、9.9×10-15(V/cm-3)以下となる。
よって、基板の導電型が不純物の種類によってp型あるいはn型になることを考慮しても、基板に印加するバイアス電圧の絶対値とバイアス電圧を印加する基板の不純物濃度との比は、2.3×10-16(V/cm-3)以上、9.9×10-15(V/cm-3)以下であることが望ましい。
なお、本実施例では、全てのメモリセルアレイチップ25にバイアス電圧を生成するための電圧発生回路39を備え、メモリセルアレイチップ25毎に基板27に印加するバイアス電圧を生成する例を示したが、積層される複数のメモリセルアレイチップ25のうち、いずれか1つのメモリセルアレイチップ25にのみ電圧発生回路39を備え、該電圧発生回路39で生成したバイアス電圧を専用の貫通配線を用いて他の全てのメモリセルアレイチップ25へ供給してもよい。さらに、インタフェースチップに外部からバイアス電圧を供給するための端子を備え、該端子から供給されるバイアス電圧を各メモリセルアレイチップ25の基板27へそれぞれ供給してもよい。
また、本実施例では、基板27の導電型をp型とした例で説明したが、基板27の導電型がn型の場合は、基板27に正(+)のバイアス電圧を印加すれば上記と同様に絶縁膜28と基板27の界面近傍に空乏層を形成できる。また、積層する半導体チップとしてメモリセルアレイチップ25を例に説明したが、半導体チップ上に形成する回路はCPUやDSPあるいはその他の論理回路であってもよく、どのような回路を有する半導体チップであっても本実施例のように基板にバイアス電圧を印加すれば、配線の寄生容量を低減することができる。
また、本実施例では、基板27にバイアス電圧を意図的に印加する例を示したが、基板27の電位が固定されていない場合、あるいは基板27が固定電位と比較的大きな値の抵抗で結合している場合は、基板27に形成された回路等から漏洩する電流により貫通配線29と基板27間に電位差が生じる場合がある。本実施例では、貫通配線29と基板27間に電位差が発生すれば同様な効果が得られるため、バイアス電圧を印加するための手段はどのような構成であってもよく、上記のように基板27に形成された回路等から漏洩する電流により貫通配線29と基板27間に電位差が発生する場合も、バイアス電圧を印加する手段に含むものとする。
(第2実施例)
第1実施例の半導体装置では、貫通配線29が形成された基板27にバイアス電圧を印加することで貫通配線29と基板27間に電位差を与え、基板27内の絶縁膜28との界面近傍に空乏層を形成する例を示した。
第2実施例の半導体装置は、貫通配線29にバイアス電圧を印加(あるいは信号にバイアス電圧を重畳)することで貫通配線29と基板27間に電位差を与え、基板27内の絶縁膜との界面近傍に空乏層を形成する例である。半導体装置の構成は第1実施例と同様であるため、その説明は省略する。
例えば、図13に示したメモリセルアレイチップ25では、各サブメモリアレイ35が備えるデコーダ36へインタフェースチップ24に形成されたクロックドライバ回路からクロック信号が分配される。ここで、電源電圧を1.8V、クロック周波数を200MHzとすると、High電圧が1.8V、Low電圧が0V、High時間とLow時間のデューティ比が50%のクロック信号が供給される。
以下では、このクロック信号を伝送するためのクロック線用として、第1実施例で示したデータ線と同じサイズの貫通配線を使用する例で説明する。なお、基板27には第1実施例と同様に−1Vのバイアス電圧が印加されているとする。
本実施例の半導体装置では、貫通配線29にバイアス電圧を印加することで、貫通配線29と基板27間に電位差を与える。具体的には、抵抗器等を用いて信号線を所定の電圧にプルアップ(あるいはプルダウン)することで貫通配線29に+0.5Vのバイアス電圧を印加し、High電圧が2.3V、Low電圧が0.5Vのクロック信号を各サブメモリアレイ35に分配する。このように貫通配線29に+0.5Vのバイアス電圧を印加すると、基板27に印加されたバイアス電圧(−1V)と合わせて、貫通配線29と基板27間には1.5Vの意図的な電位差が与えられる。
このような構成でも、基板27内には、絶縁膜28と基板27の界面から約0.84μmの厚さの空乏層が形成される。この空乏層の容量が、貫通配線29の寄生容量(0.45pF)と直列に接続されることから、貫通配線29の寄生容量は約0.46倍の0.21pFに低減される。
したがって、例えば図20(b)に示したチップ間配線方式により貫通配線29を用いてクロック線を配置した場合、貫通配線29及び基板27へバイアス電圧を印加しないときのデータ線の総寄生容量は1ビット当たり133pFとなる(図21参照)。それに対して、本実施例の半導体装置では、貫通配線29に0.5Vのバイアス電圧を重畳することでクロック線の総寄生容量は72pFまで低減される。
本実施例の半導体装置によれば、貫通配線29にバイアス電圧を印加する手段を有することで、第1実施例と同様に、基板27内の絶縁膜28との界面近傍に空乏層が形成され、貫通配線29と基板27間の寄生容量に直列に接続される該空乏層の容量によって貫通配線29の寄生容量が低減するため、信号伝送の高速化が実現され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
なお、上述した説明では、貫通配線29に+0.5Vのバイアス電圧を印加することで基板27と貫通配線29間に電位差を与える例を示したが、第1実施例と同様に、基板27と貫通配線29間の電位差が、反転層の形成が始まる1.6Vとなるように貫通配線29に印加するバイアス電圧を設定すれば、最も厚い空乏層が得られるため、貫通配線29にバイアス電圧を印加することによる寄生容量の低減効果が最も大きくなる。
また、本実施例の半導体装置も、第1実施例と同様に、貫通配線29と基板27間の電位差の絶対値と基板27の不純物濃度との比は、2.3×10-16(V/cm-3)以上、9.9×10-15(V/cm-3)以下であることが望ましい。
また、バイアス電圧を印加する配線は、信号が入力される全ての配線である必要はなく、例えば比較的高速な信号が入力される配線にのみバイアス電圧を印加してもよい。その場合、バイアス電圧を生成する回路の電流出力能力を低減できるため、該回路を安価に形成できる。
また、本実施例では、貫通配線29にバイアス電圧を印加する例を示したが、例えばデューティ比や振幅値を変えて信号電圧の平均値を制御することで信号にバイアス電圧を重畳させれば、貫通配線29にバイアス電圧を印加したのと等価になる。本実施例では、貫通配線29と基板27間に電位差が発生すれば同様な効果が得られるため、貫通配線29にバイアス電圧を印加するための手段はどのようなものであってもよく、上記のように信号のデューティ比や振幅値を制御する構成もバイアス電圧を印加する手段に含むものとする。さらに、外部からバイアス電圧を重畳した信号を入力することで、貫通配線29と基板27間に電位差を発生させてもよい。その場合、バイアス電圧を常に重畳するのではなく、例えば高速な信号を入力するときのみバイアス電圧を重畳してもよい。但し、信号の振幅をあまり大きくすると、寄生容量に対する充放電電流が増大し、消費電流が増大すると共に信号を高速に伝送することができなくなる。したがって、信号の振幅はできるだけ抑制し、外部からバイアス電圧を印加する構成の方が好ましい。
また、本実施例では、基板27の導電型をp型とした例で説明したが、基板27の導電型がn型の場合は、信号に負(−)のバイアス電圧を重畳すれば上記と同様に絶縁膜28と基板27の界面近傍に空乏層を形成できる。また、積層する半導体チップとしてメモリセルアレイチップ25を例に説明したが、半導体チップ上に形成する回路はCPUやDSPあるいはその他の論理回路であってもよく、本実施例のように貫通配線で伝送する信号にバイアス電圧を重畳すれば、配線の寄生容量を低減することができる。
(第3実施例)
第3実施例の半導体装置は、図6に示したように貫通配線を囲む絶縁膜の周囲に基板と異なる導電型の半導体層を形成し、基板と半導体層との界面に形成されるpn接合の空乏層を貫通配線の寄生容量を低減するために用いる例である。
図14は本発明の半導体装置の第3実施例の構成を示す側断面図である。
図14に示すように、第3実施例の半導体装置は、外部インタフェース用の半導体チップであるインタフェースチップ40上にそれぞれ層間絶縁層42を挟んで8枚のメモリセルアレイチップ41が積層された構成である。
各メモリセルアレイチップ41は、p型不純物濃度が1×1015cm-3程度の基板43にメモリセルアレイが形成された構成であり、基板43の厚さは50μmである。
インタフェースチップ40と各メモリセルアレイチップ41、及びメモリセルアレイチップ41どうしは、基板43の貫通孔内に絶縁膜44を挟んで形成された貫通配線45によってそれぞれ接続されている。SiO2から成る絶縁膜44の厚さは約250nmであり、貫通配線45は直径が約20μmの金属(Cu)またはポリシリコンで形成される。
基板43に設けられた貫通孔の側面には、例えばイオン打ち込み法を用いて、約2.7μmの深さを有するn型不純物濃度が1×1014cm-3の半導体層46が形成されている。
このような構成では、基板43と半導体層46とによって、その接合界面に空乏層を持つpn接合が形成される。ここでは不純物濃度が低いn型の半導体層46側に空乏層が形成され、そのほぼ全てが空乏層化される。
上述したように、1つのメモリセルアレイチップにおける1本当たりの貫通配線の寄生容量は約0.45pFである。一方、本実施例では、pn接合の接合界面にできる空乏層により、貫通配線45の寄生容量が0.09pFまで低減する。したがって、配線と基板間の寄生容量に直列に接続されるpn接合の接合界面にできる空乏層の容量によって配線の寄生容量が低減するため、信号伝送の高速化が実現され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
なお、本実施例では、基板43の貫通孔の側面に形成するn型の半導体層46をイオン打ち込み法を用いて形成する例を示したが、イオン打ち込み法に代えて気相成長法によりn型の半導体層46を結晶成長させてもよい。
また、積層するメモリセルアレイチップ41の基板43に、pn接合に対して逆バイアスがかかるようにバイアス電圧を印加することで、空乏層をさらに厚く形成するようにしてもよい。
また、本実施例では、基板43の導電型をp型とした例で説明したが、基板43の導電型がn型の場合は、貫通孔側面に形成する半導体層をp型とすれば、上記と同様に基板43と半導体層46との界面に空乏層を持つpn接合が形成される。また、積層する半導体チップとしてメモリセルアレイチップ41を例に説明したが、半導体チップ上に形成する回路はCPUやDSPあるいはその他の論理回路であってもよく、本実施例のように貫通配線で伝送する信号にバイアス電圧を重畳すれば、配線の寄生容量を低減することができる。
(第4実施例)
上述した第1実施例〜第3実施例では、基板の表面から裏面まで貫通する貫通配線を例にして本発明の特徴を説明した。第4実施例は、基板内に埋設された配線に上述した第1実施例〜第3実施例の構成を適用した例である。
図15は本発明の半導体装置の第4実施例の構成を示す側断面図であり、図16は本発明の半導体装置の第4実施例の他の構成を示す側断面図である。
図15及び図16は、いずれも図11に示した半導体装置の変形例であり、図15は、基板の表面に開孔を設け、該開孔内に金属あるいはポリシリコンから成る配線(埋め込み配線61)を埋設した構成である。埋め込み配線61と対向する基板の裏面には高濃度のn+拡散領域62が設けられ、埋め込み配線61を挟んで裏面電極63が形成されている。このような構成では、n+拡散領域62を介して埋め込み配線61と裏面電極63間に所定の抵抗値を有して電流が流れる。
また、図16は、積層された2枚の基板に設けた貫通配線の位置を一致させることができないときの対処例を示すものであり、一方の基板の面方向と水平に設けられた溝内に、絶縁膜72を介して配線(溝配線72)を設けることで、位置が異なる貫通配線どうしの接続を可能にした構成である。
このように基板の表面から裏面まで貫通しない埋め込み配線61、あるいは基板の面方向と水平に設けられた溝配線71であっても第1実施例と同様に基板にバイアス電圧を印加すれば、該配線周囲の基板内の絶縁膜との界面近傍に空乏層が形成され、該空乏層の容量により配線の寄生容量を低減できる。
また、第2実施例と同様に基板と配線間に所定の電位差が生じるように配線にバイアス電圧を重畳すれば、該配線周囲の基板内の絶縁膜との界面近傍に空乏層が形成され、該空乏層の容量により配線の寄生容量を低減できる。
さらに、第3実施例と同様に配線周囲に基板と異なる導電型の半導体層を形成することで、接合界面に空乏層を持つpn接合が形成されるため、該空乏層の容量により配線の寄生容量を低減できる。
したがって、該配線で伝送する信号の高速化が実現され、信号伝送時の消費電力の増大が防止される。
なお、上記第1実施例〜第4実施例では、絶縁膜としてSiO2膜を用いる例を示したが、絶縁膜はSiO2膜である必要はなく、例えばSiNx,TiO2,Al23等、誘電率が比較的低い材料であれば、どのようなものを用いてもよい。
また、上記第1実施例〜第4実施例では、インタフェースチップ上にそれぞれ層間絶縁層を挟んでメモリセルアレイチップが積層された半導体装置を例にして本発明の特徴を説明したが、本発明の半導体装置は、複数の半導体チップが積層された構成に限定されるものではなく、例えば1枚の半導体チップのみ備えた構成、インタフェースチップ上に複数の半導体チップが混載された構成、あるいはインタフェースチップ上に複数の半導体チップが積層された多層構造を複数備えた構成等、どのような構成にも適用できる。
本発明の半導体装置の第1の実施の形態の構成を示す模式図である。 図1に示した半導体装置のエネルギーバンド構造を示す模式図である。 図1に示した半導体装置が有する貫通配線の寄生容量の構成を示す模式図である。 図1に示した半導体装置の基板へ印加するバイアス電圧の変化に対する空乏層厚の変化の計算結果を示すグラフである。 図1に示した半導体装置の基板へ印加するバイアス電圧の変化に対する容量比C/C0の変化の計算結果を示すグラフである。 本発明の半導体装置の第2の実施の形態の構成を示す模式図である。 図6に示した半導体装置が有する貫通配線の寄生容量の構成を示す模式図である。 図6に示した半導体装置が有する半導体層のn型不純物濃度の変化に対する空乏層厚の変化の計算結果を示すグラフである。 図6に示した半導体装置が有する半導体層のn型不純物濃度の変化に対する貫通配線の容量比C/C0の変化の計算結果を示すグラフである。 本発明の半導体装置の第1実施例の構成を示す側断面図である。 図10に示したメモリセルアレイチップが備える貫通配線周辺の構造を示す側断面図である。 図10に示した半導体装置が有する電圧発生回路の一構成例を示す回路図である。 図10に示した半導体装置が有するメモリセルアレイチップの一構成例を示す平面図である。 本発明の半導体装置の第3実施例の構成を示す側断面図である。 本発明の半導体装置の第4実施例の構成を示す側断面図である。 本発明の半導体装置の第4実施例の他の構成を示す側断面図である。 3次元半導体装置の一構成例を示す側断面図である。 図17に示した3次元半導体装置の貫通配線及びその周辺の様子を示す模式図である。 3次元半導体装置の他の構成例を示す斜視図である。 図19に示した3次元半導体装置の配線レイアウトを示す図であり、同図(a)は面内配線方式、同図(b)はチップ間配線方式を示す斜視図である。 貫通配線の寄生容量に対する図20に示した面内配線方式の3次元配線総容量及びチップ間配線方式の3次元配線総容量の関係を示すグラフである。
符号の説明
15、19、27、43 基板
16、21、28、44、72 絶縁膜
17、22、29、45 貫通配線
18、23 空乏層
20、46 半導体層
24、40 インタフェースチップ
25、41 メモリセルアレイチップ
26、42 層間絶縁層
30 p型拡散領域
31 電極
32 メモリセルアレイ
33 埋め込み層
34 面内配線
35 サブメモリアレイ
36 デコーダ
39 電圧発生回路
51 リングオシレータ
52 チャージポンプ回路
61 埋め込み配線
62 n+拡散領域
63 裏面電極
71 溝配線

Claims (18)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    前記半導体基板内に前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように、前記半導体基板にバイアス電圧を印加するための手段と、
    を有する半導体チップ。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    前記半導体基板内に、前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように前記配線にバイアス電圧を印加するための手段と、
    を有する半導体チップ。
  3. 前記バイアス電圧は、
    前記絶縁膜と前記半導体基板との界面に反転層が形成される値である請求項1または2記載の半導体チップ。
  4. 前記バイアス電圧の絶対値と前記半導体基板の不純物濃度との比が、2.3×10-16(V/cm-3)以上、9.9×10-15(V/cm-3)以下である請求項1から3のいずれか1項記載の半導体チップ。
  5. 第1の導電型から成る半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜を囲むように前記半導体基板内に形成される、前記第1の導電型と異なる第2の導電型からなる半導体層と、
    を有する半導体チップ。
  6. 前記配線は、前記半導体基板の厚さ方向と垂直な方向に延在する請求項1から5のいずれか1項記載の半導体チップ。
  7. 前記配線は、前記半導体基板の厚さ方向に延在する請求項1から5のいずれか1項記載の半導体チップ。
  8. 前記配線は、
    前記半導体基板の表面から裏面まで貫通する貫通配線である請求項7記載の半導体チップ。
  9. 前記半導体基板上に形成される回路を、該半導体基板から電気的に分離する埋め込み層を有する1から8のいずれか1項記載の半導体チップ。
  10. 請求項1からのいずれか1項記載の半導体チップを有する半導体装置。
  11. 半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    を有する半導体チップと、
    前記半導体基板内に前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように、外部から前記半導体基板にバイアス電圧を印加するための端子と、
    を有する半導体装置。
  12. 請求項1から10のいずれか1項記載の半導体チップが複数積層された半導体装置。
  13. 半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    をそれぞれ有する、積層された複数の半導体チップと、
    前記半導体チップとそれぞれ接続された、前記半導体基板内に前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように、外部から前記半導体基板にバイアス電圧を印加するための端子と、
    を有する半導体装置。
  14. 前記半導体チップは、
    メモリセルアレイが形成されたメモリセルアレイチップである請求項10から13のいずれか1項記載の半導体装置。
  15. 半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    を有する半導体装置の動作方法であって、
    前記半導体基板内に前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように、前記半導体基板にバイアス電圧を印加する半導体装置の動作方法。
  16. 半導体基板と、
    前記半導体基板に少なくとも一部が埋設された、伝送信号に応じて電流が流れる電流路となる配線と、
    前記配線の、前記半導体基板に埋設された部位を覆う絶縁膜と、
    を有する半導体装置の動作方法であって、
    前記半導体基板内に前記絶縁膜との界面から伸びる空乏層が形成されるように、前記配線にバイアス電圧を印加する半導体装置の動作方法。
  17. 前記バイアス電圧は、
    前記絶縁膜と前記半導体基板との界面に反転層が形成される値である請求項15または16記載の半導体装置の動作方法。
  18. 前記バイアス電圧の絶対値と前記半導体基板の不純物濃度との比が、2.3×10-16(V/cm-3)以上、9.9×10-15(V/cm-3)以下である請求項15または16記載の半導体装置の動作方法。
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