JP4502599B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機およびスロットマシーンなどの遊技機は、遊技盤に設けられる入賞装置および表示装置等を制御して遊技の興趣を盛り上げるものが主流となっている。この入賞装置および表示装置の制御はIC,LSI等の多数の電子部品を搭載したロジック制御回路基板またはマイクロコンピュータを搭載した制御回路基板により行われている。
【0003】
ところで、近年、制御回路基板から遊技機の遊技内容に関する制御情報が記憶されたROMを取り外し交換して、遊技機の遊技内容を変更する不正行為が問題になっている。そこで、このような不正行為を防止するために制御回路基板を被包する基板ボックスが種々提案されており、かかる基板ボックスにより制御回路基板に搭載された電子部品に接触することが防止されている。しかも、基板ボックスの壁面には多数の通気孔が形成されており、これらの通気孔によって、制御回路基板に搭載される電源回路などの発熱により加熱された基板ボックス内の空気が外部へ放出される。よって、基板ボックス内の温度上昇が抑制され、制御回路基板に搭載された電子部品の誤動作が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した制御回路基板を被包する基板ボックスによれば、その壁面から静電気などの静電気ノイズが基板ボックス内へ侵入してしまい、この静電気ノイズにより電子部品が誤動作してしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、静電気ノイズの制御回路基板への流れ込みを防止して、制御回路基板に搭載される電子部品の誤動作を防止することができる遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、識別情報としての図柄などを遊技機前面側に表示する表示画面と、その表示画面の表示制御等を行う電子部品が搭載される制御回路基板と、その制御回路基板が前記表示画面の裏面側に重なる向きにて前記制御回路基板の上下および左右を被包すると共に前記上下の壁面に複数の小孔が形成された光透過性を有するボックス体とが一体化した可変表示ユニットを備えており、前記ボックス体の上下の各壁面の内面側に略平行にそれぞれ設けられ、前記複数の小孔を部分的に塞ぐ導電性を有する平板状の上下部位と、前記ボックス体の左右の各壁面の内面側に略平行にそれぞれ設けられ、前記上下部位に連設された導電性を有する平板状の左右部位とを有する静電気遮蔽部材を備え、該静電気遮蔽部材の上下部位および左右部位の間に前記制御回路基板が設けられ、前記上下部位および前記左右部位に対して前記制御回路基板が垂直に配置されている。
【0008】
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記遊技機は、パチンコ遊技機である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の遊技機の一実施例であるパチンコ遊技機1の正面図である。このパチンコ遊技機1は、いわゆる第1種パチンコ遊技機であり、その前面(図1の紙面に対して手前側)には前面枠2が配設されている。この前面枠2は、略矩形額縁状に形成されており、その略中央部分には略矩形状の開口2aが穿設され、かかる開口2aの内周には金枠3が周設されている。この金枠3の内側の上方には、2枚のガラス板4a,4bをそれぞれ装着可能なガラス扉枠4が開閉可能に配設されており、ガラス扉枠4の後方(図1の紙面に対して奥側)には遊技盤5が配置されている。尚、ガラス板4aはガラス扉枠4の前側部分に装着され、ガラス板4bはガラス板4aの後側部分に装着される。即ち、ガラス板4aと遊技盤5との間にガラス板4bが装着されるのである。
【0010】
遊技盤5の前面には略円弧状の外レール6が植立され、その外レール6の内側位置には円弧状の内レール7が植立されている。この内レール7および外レール6により囲まれた遊技盤5の前面には、打球(遊技球)が打ち込まれる遊技領域8が形成されており、遊技領域8の周囲には、打球が入賞することにより5個から15個の打球が賞球として払い出される複数の入賞口9が設けられている。この複数の入賞口9が設けられた遊技領域8の略中央部分には、複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(LCD)パネルユニット10を備えた可変表示装置11が設けられている。
【0011】
この可変表示装置11の液晶パネルユニット10の手前側周囲には、可変表示装置11の装飾部材を兼ねたセンターフレーム11aが周設されており、このセンタフレーム11aにより液晶パネルユニット10の周囲が装飾されている。このセンタフレーム11aの上部中央には表示装置の一種である7セグメントLED11bが配設されており、この7セグメントLED1bにより図柄作動ゲート12を通過した打球数(保留球数)を表示することができる。尚、液晶パネルユニット10の詳細については後述する。
【0012】
可変表示装置11の下方には、図柄作動ゲート(第1種始動口)12が設けられている。図柄作動ゲート12を打球が通過することにより、可変表示装置11の変動表示が開始される。また、図柄作動ゲート12の下方には可変入賞装置13が設けられている。この可変入賞装置13は、遊技盤5に取着可能に形成された本体フレーム13aを備えており、その略中央部分には2以上の打球が同時に通過可能な幅広の矩形状の開口である大入賞口の開口13bが穿設されている。この大入賞口の開口13bは、大入賞口の一部を構成しており、可変表示装置11の変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせ(大当たり表示)の1つと一致する場合に、打球が入賞しやすいように所定時間(例えば、30秒間)経過するまで、又は、所定個数(例えば、10個)の打球が大入賞口の開口13bへ入賞するまで、開放されるものである。この大入賞口の開口13bの開閉動作の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態(特別遊技状態)である。
【0013】
大入賞口の開口13bには、開閉シャッタ13cが配設されている。この開閉シャッタ13cは、大入賞口の開口13bの形状に適合して形成されており、大入賞口の開口13bを開閉するものである。また、本体フレーム13aの前面であって、開閉シャッタ13cの前方にはガード部材13dが配設されている。尚、大入賞口は、大入賞口の開口13b、開閉シャッタ13c、ガード部材13dで構成されている。
【0014】
可変入賞装置13の下方であって、上述した遊技領域8の最下方には、いずれの入賞口にも入賞しなかった打球を遊技領域8外へ排出するためのアウト口14が形成されている。このアウト口14の形成された遊技領域8の前方に配設されるガラス扉枠4の下方には、金枠3に開閉可能に取着された前面扉板(腰板)15が配設されている。この前面扉板15の前面には打球を貯留し、かつ、打球発射装置(図示せず)へ打球を供給する上皿16が配設され、その上皿16の下方であって、前面枠2の下側部分には上皿16に貯留しきれなかった打球を貯留するための下皿17が配設されている。また、下皿17の右側部分には、打球を遊技領域8へ打ち込むために遊技者により操作される操作ハンドル18が配設され、かかる操作ハンドル18の内部には打球発射装置の駆動モータ(図示せず)を回転させるためのスイッチであるハンドルスイッチ18aが内蔵されている。
【0015】
図2は、遊技盤5から取り外された可変表示装置11の液晶パネルユニット10の外観斜視図であり、上述したセンターフレーム11aを省略して図示している。図2に示すように、液晶パネルユニット10は、その前方(図2の手前側)に複数種類の識別情報としての図柄などを表示するための液晶モジュール20と、その液晶モジュール20後部に取り付けられ後述する液晶制御基板30(図3参照)などを被包する液晶ボックス21とを備えている。
【0016】
液晶モジュール20は、液晶と偏光板とを組み合わせることにより構成された液晶パネル22と、その液晶パネル22が取り付けられるフレーム23とを備えている。液晶パネル22は、その前面に平面状の表示画面22aが形成されており、この表示画面22aに各種画像が表示される。液晶パネル22は、後述する液晶パネル制御基板32(図5参照)により液晶に印加される電圧の大きさを変更することによって、その液晶の分子配列が変更され色彩や透明度が変化される性質を有しており、この性質を用いることにより液晶パネル22の表示画面22aに図柄などの画像が表示されるのである。また、液晶パネル22の前方部分には、光透過性を有する(透明な)ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料で枠状体に形成されたフレーム23が覆設されている。このフレーム23は液晶パネル22を保護するためのものである。
【0017】
液晶モジュール20の後部には、光透過性を有するポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料で枠状体に形成されたスペーサ24を介して、中空箱状体の液晶ボックス21がビスなどによりねじ止めされ取り付けられている。この液晶ボックス21は、液晶モジュール20の後部に取り付けられ液晶制御基板30を被包するためのものであり、フレーム23やスペーサ24と同様に、光透過性を有するポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料で形成されている。この液晶ボックス21の上部には、その外壁の一部を構成する略矩形平板状の上壁板21aが形成されており、その上壁板21aには複数の円形状の通気孔21a1が穿設されている。
【0018】
次に、図3および図4を参照して、液晶ボックス21の構造について説明する。図3は、液晶パネルユニット10の分解斜視図であり、図4は、液晶ボックス21の正面図である。尚、図3は液晶モジュール20を省略して図示している。
【0019】
図3に示すように、液晶ボックス21は、主に、パチンコ遊技機1の遊技内容を制御するメイン制御基板(図示せず)と液晶パネルユニット10とを接続するための中継端子板25と、静電気などの静電気ノイズ(以下、「静電気ノイズ」と称す)が液晶ボックス21内へ侵入することを防止するための一対の静電気遮蔽部材26,26と、その一対の静電気遮蔽部材26,26を液晶制御基板30のグランド30dに電気的に接続するための接続部材27と、その接続部材27に電気的に接続される接続コード28,29と、液晶パネル22の表示内容の制御を行う演算装置であるCPU30aを搭載した液晶制御基板30とを備えている。
【0020】
液晶ボックス21の上壁板21aには上述した複数の通気孔21a1が穿設されており、これらの通気孔21a1は液晶ボックス21の内部とそれぞれ連通している。一方、液晶ボックス21の下部には上壁板21aと対向して略矩形平板状の下壁板21bが形成されており、この下壁板21bには複数の円形状の通気孔21b1が穿設されている。よって、これらの通気孔21a1,21b1から液晶制御基板30の電源回路(図示せず)などの発熱により加熱された液晶ボックス21内の空気を外部へ放出することができる。従って、液晶ボックス21内の温度上昇は抑制されるので、かかる温度上昇による液晶制御基板30のCPU30aなどの誤動作を防止することができる。
【0021】
下壁板21bの両端辺には、それぞれ略矩形平板状の一対の側壁板21c,21dが立設されており、この一対の側壁板21c,21dの上端は上壁板21aにそれぞれ連設されている。しかも、これらの上壁板21a、下壁板21bおよび側壁板21c,21dの後端側には略矩形平板状の後壁板21eが連設されており、これらの5枚の上壁板21a、下壁板21b、側壁板21c,21dおよび後壁板21eにより、液晶ボックス21は前方部分が開放された中空箱状体に形成されている。
【0022】
後壁板21eの前面左縁部分には、液晶ボックス21の前方へ向けて延出される一対の略矩形平板状のガイド板21f,21fが側壁板21c内面と間隔W1を隔ててそれぞれ立設されている。また、後壁板21eの前面下縁部分には、液晶ボックス21の前方へ向けて延出される一対の略矩形平板状のガイド板21g,21gが下壁板21b内面と間隔W2を隔ててそれぞれ立設されている。尚、後壁板21eの前面右側部分にも、一対のガイド板21f,21fが側壁板21d内面と間隔W1を隔てて立設されており(図4参照)、後壁板21eの前面上側部分にも、一対のガイド板21g,21gが上壁板21a内面と間隔W2を隔てて立設されている(図4参照)。
【0023】
後壁板21eの前面における左下隅には円柱状の取着部材21hが液晶ボックス21の前方へ向けて立設されている。この取着部材21hは、後述する静電気遮蔽部材26を液晶ボックス21に取着するためのものであり、その前端面には、ビスなどがねじ込まれるねじ穴が凹設されている。取着部材21hの右側には、円柱状の支持部材21i,21jが液晶ボックス21の前方へ向けて立設されている。この支持部材21i,21jは、後述する接続部材27を支持するためのものであり、その前端面にはビスなどがねじ込まれるねじ穴がそれぞれ凹設されている。尚、取着部材21hは、後壁板21eの前面における左下隅に立設される一方、後壁板21eの前面における他の3隅にも立設されている。即ち、取着部材21hは、後壁板21eの前面における四隅にそれぞれ1つずつ立設されている(図4参照)。
【0024】
また、液晶ボックス21の前側縁部分には、かかる液晶ボックス21を液晶モジュール20のフレーム23にねじ止めするための通穴21kが6箇所に穿設されている。これらの通穴21kのうち、4つの通穴21kは、液晶ボックス21の四隅に穿設されており、残りの2つの通穴21kは上壁板21a内面に凸設されたボス部21mと下壁板21bの内面に突設されたボス部21nとにそれぞれ1つずつ穿設されている(図4参照)。よって、液晶ボックス21を液晶モジュール20に取り付ける場合には、これらの各通穴21kに液晶ボックス21後側から前側へ向けてビスをそれぞれ挿入してフレーム23へねじ込むことにより、液晶ボックス21を液晶モジュール20に取り付けることができる。
【0025】
後壁板21eの後面には正面視略矩形状の凹部21e1が凹設されている。この凹部21e1は矩形平板状に形成された中継端子板25の外形に適合して凹設されており、かかる中継端子板25が嵌合可能に形成されている。この中継端子板25は、液晶パネルユニット10とパチンコ遊技機1の遊技内容を制御するメイン制御基板(図示せず)とを電気的に接続するためのものであり、その四隅に略円形状の通穴25aがそれぞれ穿設されている。これらの通穴25aは、中継端子板25を液晶ボックス21の凹部21e1にねじ止めするための穴であり、ビスなどが挿入可能に形成されている。よって、中継端子板25を凹部21e1に嵌合し、各通穴25aにビスb6(図5参照)をそれぞれ挿入してねじ込むことにより、中継端子板25を液晶ボックス21の後壁板21eに取り付けることができる。
【0026】
中継端子板25の後面、即ち、液晶ボックス21との対向面の反対側にはメイン制御基板から配線された配線コード(図示せず)が接続されるコネクタ(図示せず)が配設されている。一方、中継端子板25が取り付けられる後壁板21eにおける凹部21e1の下方には、左右方向へ向けて幅広に形成された長穴21e2が穿設されている。この長穴21e2は中継端子板25のコネクタと液晶制御基板30とを接続する配線コード(図示せず)を液晶ボックス21内へ導入するための開口であり、かかる長穴21e2から導入される配線コードの一端は液晶制御基板30に電気的に接続される一方、その他端は中継端子板25に配設されたコネクタに電気的に接続される。よって、中継端子板25のコネクタにメイン制御基板から配線される配線コードを接続することにより、メイン制御基板とから出力された制御信号が中継端子板25を介して液晶パネルユニット10へ入力され、液晶パネル22の表示画面22aに複数種類の識別情報としての図柄などを表示することができるのである。
【0027】
一対の静電気遮蔽部材26,26は、上壁板21aの各通気孔21a1や下壁板21bの各通気孔21b1から液晶ボックス21内へ静電気ノイズが侵入することを防止するためのものであり、ステンレス鋼材などの導電性を有する金属製の線材で形成された網状体でそれぞれ構成されている。これらの静電気遮蔽部材26,26は、それぞれ略同一形状に形成されており、その一方が液晶ボックス21の左側部分(図3中、左側)に取り付けられ、その他方が液晶ボックス21の右側部分(図3中、右側)に取り付けられる。
【0028】
静電気遮蔽部材26,26の一方、即ち、液晶ボックス21の左側部分に取り付けられる静電気遮蔽部材26は、正面視略コ字形に折り曲げ形成されており、その上部に矩形平板状の第1網片26aが形成されている。この第1網片26aの左端には矩形平板状の第2網片26bが下方へ向けて連設されており、この第2網片26bの下端には第1網片26aと略平行に第3網片26cが連設されている。また、第1網片26aと第2網片26bとの間部分には静電気遮蔽部材26を液晶ボックス21の左上隅の取着部材21hにねじ止めするための取着部26dが形成されており、第2網片26bと第3網片26cとの間部分には静電気遮蔽部材26を液晶ボックス21の左下隅の取着部材21hにねじ止めするための取着部26eが形成されている。
【0029】
この静電気遮蔽部材26(図3中、左側)を液晶ボックス21に取り付ける場合には、第1網片26aが上壁板21aとボス部21mより左側に立設されるガイド板21gとの間隙W2に挿入されて挟み込まれ、第2網片26bが側壁板21cとガイド板21fとの間隙W1に挿入されて挟み込まれ、第3網片26cが下壁板21bとボス部21nより左側に立設されるガイド板21gとの間隙W2に挿入されて挟み込まれる。その後、静電気遮蔽部材26の取着部26d,26eを液晶ボックス21の左隅に立設された2つの取着部材21hにそれぞれねじ止めすることにより、静電気遮蔽部材26の一方(図3中、左側)が液晶ボックス21内の左側部分に取り付けられる。
【0030】
よって、かかる静電気遮蔽部材26の第1網片26aにより液晶ボックス21における上壁板21a内面の左側部分、即ち、ボス部21mより左側の上壁板21a内面を覆うことができる一方、第3網片26cにより液晶ボックス21における下壁板21b内面の左側部分、即ち、ボス部21nより左側の上壁板21a内面を覆うことができるのである。
【0031】
また、静電気遮蔽部材26,26の他方、即ち、液晶ボックス21の右側部分に取り付けられる静電気遮蔽部材26は、正面視略コ字形に折り曲げ形成されており、その下部に矩形平板状の第1網片26aが形成されている。この第1網片26aの右端には矩形平板状の第2網片26bが上方へ向けて連設されており、この第2網片26bの上端には第1網片26aと略平行に第3網片26cが連設されている。また、第1網片26aと第2網片26bとの間部分には静電気遮蔽部材26を液晶ボックス21の右下隅の取着部材21hにねじ止めするための取着部26dが形成されており、第2網片26bと第3網片26cとの間部分には静電気遮蔽部材26を液晶ボックス21の右上隅の取着部材21hにねじ止めするための取着部26eが形成されている。
【0032】
この静電気遮蔽部材26(図3中、右側)を液晶ボックス21に取り付ける場合には、第1網片26aが下壁板21bとボス部21nより右側に立設されるガイド板21gとの間隙W2に挿入されて挟み込まれ、第2網片26bが側壁板21dとガイド板21fとの間隙W1に挿入されて挟み込まれ、第3網片26cが上壁板21aとボス部21mより右側に立設されるガイド板21gとの間隙W2に挿入されて挟み込まれる。その後、静電気遮蔽部材26の取着部26d,26eを液晶ボックス21の右隅に立設された2つの取着部材21hにそれぞれねじ止めすることにより、静電気遮蔽部材26の他方(図3中、右側)が液晶ボックス21内の右側部分に取り付けられる。
【0033】
よって、かかる静電気遮蔽部材26の第1網片26aにより液晶ボックス21における下壁板21b内面の右側部分、即ち、ボス部21nより右側の下壁板21b内面を覆うことができると共に、第3網片26cにより液晶ボックス21における上壁板21a内面の右側部分、即ち、ボス部21mより右側の上壁板21a内面を覆うことができるのである。
【0034】
接続部材27は、導電性を有する薄板状の金属材料を折り曲げて形成されており、正面視略コ字形に形成された基部27aを備えている。この基部27aの左端には前方へ向けて延出された接続部27bが形成されており、この接続部27bは基部27aに対して略直角に折り曲げられている。この接続部27bの先端部は、左方へ向けて更に略直角に折り曲げられており、液晶ボックス21の左側部分に取り付けられる静電気遮蔽部材26の取付部26eと共に液晶ボックス21の左下隅における取着部材21hにビスb4(図5参照)によりねじ止めされる。また、この接続部27bには、リード線などで構成された接続コード28の一端側に形成された端子28aが接続される。尚、接続コード28の他端側に形成された端子28bは、後述する液晶パネル22のホールド部材31を介して液晶制御基板30のグランド30dに電気的に接続される(図5参照)。
【0035】
一方、基部27aの右端には前方へ向けて延出された接続部27cが形成されており、この接続部27cは基部27aに対して略直角に折り曲げられている。この接続部27cの先端部は、右方へ向けて更に略直角に折り曲げられており、液晶ボックス21の支持部材21iにビスb5(図5参照)によりねじ止めされる。しかも、この接続部27cには、リード線などで構成された接続コード29の一端側に形成された端子29aが接続される。この端子29aが接続部27cに接続される接続コード29の他端側には端子29bが形成されており、この端子29bは、液晶ボックス21の右側部分に取り付けられる静電気遮蔽部材26の取付部26dとともに液晶ボックス21の右下隅における取着部材21hにねじ止めされる。よって、接続部材27および接続コード29を介して、一対の静電気遮蔽部材26,26を電気的に接続することができる。
【0036】
また、接続部材27の基部27aの略中央から前方へ向けて延出された取付部27dが形成されており、この取付部27dは基部27aに対して略直角に折り曲げられている。この取付部27dの先端は、上方へ向けて更に略直角に折り曲げられており、液晶ボックス21の支持部材21jにビスb5(図5参照)によりねじ止めされる。
【0037】
液晶制御基板30は回路用基板であり、その前面には各種電子部品が搭載されている。例えば、液晶制御基板30の前面には、メイン制御基板から出力された信号に基づいて液晶パネル22を制御する演算装置であるCPU30aと、そのCPU30aにより実行される各制御プログラムなどを記憶したROM30bとが搭載されており、これらのCPU30aとROM30bとは、液晶制御基板30の前面にエッチング処理された複数の信号線30cにより電気的に接続されている。
【0038】
図5は、図2のIV−IV線における液晶パネルユニット10の側断面図である。尚、図5では、液晶制御基板30に搭載されるCPU30a、ROM30bおよび信号線30cの図示を省略している。
【0039】
図5に示すように、液晶パネルユニット10の外周は液晶ボックス21、液晶モジュール20のフレーム23およびスペーサ24により被包されている。液晶ボックス21の上壁板21a内面には静電気遮蔽部材26の第1網片26aが対向して配設されており、この第1網片26aは上壁板21aとガイド部材21gとの間隙W2に挟み込まれている。一方、液晶ボックス21の下壁板21b内面には静電気遮蔽部材26の第3網片26cが対向して配設されており、この第3網片26cは下壁板21bとガイド部材21gとの間隙W2に挟み込まれている。しかも、この静電気遮蔽部材26の取着部26d,26eは、ビスb4により液晶ボックス21の取着部材21hにそれぞれねじ止めされている。
【0040】
また、液晶モジュール20の前部(図5の左側)にはフレーム23が覆設されており、そのフレーム23の後方には液晶パネル22が配設されている。液晶パネル22の後面(図5中、右側面)には、液晶パネル22を保持するための側面視略コ字形のホールド部材31が配設されており、このホールド部材31は導電性を有する薄板状の金属板で形成されている。ホールド部材31は、その上端部分および下端部分がフレーム23の後面にビスb1,b1によりそれぞれねじ止めされており、フレーム23とともに液晶パネル22を前後方向から挟み込んで保持している。
【0041】
このホールド部材31の後面における上端部分および下端部分には後方(図5の右側)へ向けて脚部31a,31aがそれぞれ延出されている。これらの脚部31a,31aは略薄板平板状の液晶パネル制御基板32をホールド部材31に取り付けるためのものであり、各脚部31a,31aには液晶パネル制御基板32の上端部分および下端部分がそれぞれビスb2,b2によりそれぞれねじ止めされている。液晶パネル制御基板32は、液晶制御基板30のCPU30aから出力された制御信号に基づいて、液晶パネル22の液晶に印加される電圧値を制御するためのものであり、かかる電圧値を制御するために各種電子部品等で構成された制御回路(図示せず)が搭載されている。
【0042】
液晶パネル制御基板32の後方には、上述した液晶制御基板30が配設されている。この液晶制御基板30は、その上端部分がホールド部材31の後面から後方へ向けて延出された脚部31bにビスb3によりねじ止めされており、その下端部分が接続部材33の接続部33aにビスb3によりねじ止めされている。しかも、液晶制御基板30における接続部33aがねじ止めされた部分には、液晶制御基板30を接地(アース)するための接地端子であるグランド30dが形成されており、かかるグランド30dに接続部材33の接続部33aが電気的に接続されている。
【0043】
この接続部材33は、ホールド部材31と液晶制御基板30のグランドとを電気的に接続するためのものであり、導電性を有する金属材料で形成されている。接続部材33の接続部33aの下端には、ホールド部材31の後面へ向けて延出される基部33bが形成されており、この基部33bの前端(図5中、左端)には下方へ向けて延出された接続部33cが連設されている。しかも、この接続部33cは上述したビスb1によりホールド部材31にねじ止めされており、接続部材33を介して、ホールド部材31と液晶制御基板30のグランド30dとが電気的に接続されている。
【0044】
また、ホールド部材31の上端部分は、上述したビスb1によって、接続コード28の端子28bとともにフレーム23にねじ止めされており、ホールド部材31と接続コード28の端子28bとが電気的に接続されている。一方、接続コード28の端子28aは、上述したビスb4によって、静電気遮蔽部材26の取着部26eとともに液晶ボックス21の取着部材21hにねじ止めされている。よって、接続コード28、ホールド部材31および接続部材33を介して、静電気遮蔽部材26と液晶制御基板30のグランド30dとを電気的に接続することができるのである。
【0045】
次に、図6を参照して、液晶ボックス21の上壁板21aに穿設された複数の通気孔21a1および静電気遮蔽部材26について説明する。尚、液晶ボックス21の上壁板21aと下壁板21bとは略同一形状に形成されているので、以下、上壁板21aと静電気遮蔽部材26との関係について説明し、下壁板21bと静電気遮蔽部材26との関係についての説明は省略する。
【0046】
図6は、液晶ボックス21の上壁板21aの拡大平面図であり、図中の2点鎖線は静電気遮蔽部材26を図示しており、図中の1点鎖線は通気孔21a1の中心線を図示している。図6に示すように、各通気孔21a1はそれぞれ円形状に形成されており、その内径Dは略2mm以下に形成されている。これらの通気孔21a1のうち、図6の左右方向(図2の左右方向)に隣接する各通気孔21a1の中心間距離は間隔P1(例えば、略3.5mm)に形成されており、図6の上下方向(図2の前後方向)に隣接する各通気孔21a1の中心間距離は間隔P2(例えば、略3mm)に形成されている。しかも、図6の上下方向に隣接する各通気孔21a1は、その左右方向における中心間距離が間隔P2に形成されており、この間隔P2は上述した間隔P1の略1/2の長さとされている。よって、上壁板21aに穿設された複数の通気孔21a1は千鳥状に穿設されるので、上壁板21aにより多くの通気孔21a1を穿設することができる。尚、上壁板21aに穿設される複数の通気孔21a1と同様に、下壁板21bに穿設される複数の通気孔21b1も千鳥状に穿設されている。
【0047】
一方、図6に示すように、上壁板21aの内面に配設される静電気遮蔽部材26は網状体で構成されており、その網状体を形成する金属材料の外径が直径d(例えば、略0.5mm)に形成されている。この静電気遮蔽部材26を構成する網状体の網目は菱形状に形成されており、この網目の幅長は間隔W3(例えば、略1.7mm)となるように形成され、液晶ボックス21の各通気孔21a1の内径Dより小さく形成されている(W3<D)。よって、図6に示すように、静電気遮蔽部材26の網状体によって、各通気孔21a1の一部分をくまなく覆うことができる。よって、例えば、かかる通気孔21a1から静電気ノイズが侵入した場合に、かかる静電気ノイズに伴う電流は全て静電気遮蔽部材26に吸収され、静電気ノイズが静電気遮蔽部材26を越えて、液晶ボックス21内部へ直接に侵入することを防止することができる。
【0048】
次に、図5および図6を参照して、上記のように構成された液晶パネルユニット10の液晶ボックス21による静電気ノイズの防止方法について説明する。まず、図5に示す液晶ボックス21の上壁板21aの通気孔21a1や下壁板21bの通気孔21b1から静電気ノイズが侵入すると、その静電気ノイズに伴う電流が静電気遮蔽部材26へ流れ込む。静電気遮蔽部材26へ静電気ノイズに伴う電流が流れ込むと、かかる電流が接続コード29および接続部材27を介して、端子28aから接続コード28へ流れ込み、端子28bからホールド部材31へと流れる。このホールド部材31は接続部材33を介して液晶制御基板30のグランド30dに接続されており、ホールド部材31へ流れ込んだ電流が液晶制御基板30のグランド30dへ流れる。よって、静電気ノイズが静電気遮蔽部材26を越えて、その静電気ノイズに伴う電流が液晶ボックス21に被包される液晶制御基板30や液晶パネル制御基板32上の電子部品や信号線に直接流れ込むことが防止される。しかも、これらの静電気遮蔽部材26,26は液晶制御基板30のグランド30dに電気的に接続されているので、静電気ノイズにより静電気遮蔽部材26,26が帯電することが防止され、液晶制御基板30に搭載されるCPU30aやROM30bの誤動作が防止される。
【0049】
このように本実施例の液晶パネルユニット10によれば、複数の通気孔21a1,21b1が穿設された液晶ボックス21の上壁板21aおよび下壁板21bに配設される一対の静電気遮蔽部材26,26は、導電を有する金属材料で網状体に形成され、かつ、その網状体における網目の幅長である間隔W3が通気孔21a1,21b1の内径Dより小さく形成されているので(W3<D)、液晶ボックス21の上壁板21aおよび下壁板21bにおける各通気孔21a1,21b1の一部分をくまなく覆うことができる。よって、液晶ボックス21外から各通気孔21a1,21b1へ静電気ノイズが侵入した場合に、かかる静電気ノイズに伴う電流は静電気遮蔽部材26,26へ流れるので、液晶ボックス21外から各通気孔21a1,21b1へ侵入した静電気ノイズを遮断することができる。よって、静電気ノイズが静電気遮蔽部材26,26を越えて液晶制御基板30のCPU30aやROM30bへ直接到達することが防止されので、CPU30aやROM30bなどの誤動作や破損を防止することができる。しかも、これらの静電気遮蔽部材26,26は液晶制御基板30のグランド30dに電気的に接続されているので、静電気ノイズにより静電気遮蔽部材26,26が帯電することが防止され、液晶制御基板30に搭載されるCPU30aやROM30bの誤動作を防止することができる。
【0050】
液晶モジュール20のフレーム23、スペーサ24および液晶ボックス21は光透過性を有する合成樹脂材料で形成され、かつ、各静電気遮蔽部材26,26は網状体に形成されているので、液晶ボックス21により被包される液晶制御基板30を外部から視認することができる。よって、液晶制御基板30の検査を行う場合には、液晶パネルユニット10を開封することなく、液晶制御基板30が液晶パネルユニット10の外部から視認されるので、液晶制御基板30上の電子部品等の検査作業を簡素化することができる。
【0051】
液晶ボックス21の上壁板21aに穿設される複数の通気孔21a1や、下壁板21bに穿設される複数の通気孔21b1はニッパなどの工具の刃先より内径Dが小さく(例えば、略2mm以下に)形成されているので、液晶ボックス21の外部からニッパなどの工具の刃先を挿入することを防止することができる。しかも、各静電気遮蔽部材26,26は液晶制御基板30を被包する液晶ボックス21の内側に配設されるので、液晶ボックス21の外部から各通気孔21a1,21b1へニッパなどの工具の刃先を挿入して静電気遮蔽部材26,26を切断する行為を防止することができる。よって、例えば、ニッパなどの工具により静電気遮蔽部材26,26を切断し、その切断箇所から針金などの工具を挿入することを防止することができる。このため、かかる針金などの工具により液晶制御基板30の信号線30cを切断して、パチンコ遊技機1の遊技内容を変更する不正行為を防止することができる。
【0052】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0053】
本実施例では、液晶ボックス21をフレーム23にねじ止めしたが、例えば、封印ねじ等を用いた各種封印具や封印シールなどの封印手段を液晶パネルユニット10に適宜配設することにより、液晶パネルユニット10内に液晶制御基板30や液晶パネル制御基板32を封印することができる。このように、封印手段により液晶パネルユニット10を封印することによって、液晶パネルユニット10の不正な開封が防止されるので、液晶制御基板30や液晶パネル制御基板32を改造してパチンコ遊技機1の遊技内容を変更する不正行為を防止することができる。
【0054】
また、一対の静電気遮蔽部材26,26を備えた液晶ボックス21は、液晶パネル22の液晶制御基板30を被包するために使用されているが、必ずしも液晶制御基板30を被包するための使用に限定されるものではなく、その他の電子回路基板に対して使用しても良い。例えば、パチンコ遊技機1の遊技内容を制御するメイン制御基板を収納するために使用しても良い。
【0055】
一対の静電気遮蔽部材26,26は、導電性を有する金属材料で網状体で構成されたが、かかる静電気遮蔽部材を構成する材料は、必ずしも網状体に限られるものではなく、例えば、格子幅が液晶ボックスの各通気孔の内径より小さく形成された導電性を有する格子状体であっても良い。即ち、液晶ボックスの各通気孔を完全に塞ぐことなく、部分的に塞ぐことができる導電性を有する部材であれば良い。
【0056】
一対の静電気遮蔽部材26,26は、ステンレス鋼材などの導電性を有する金属材料で網状体に形成されているが、例えば、ピアノ線などで網状体を形成しても良い。
【0057】
尚、以下に本発明の変形例を示す。遊技機等の制御を行うための電子部品が搭載された制御回路基板を被包すると共に、壁面に複数の小孔が形成されたボックス体を備えた遊技機用基板ボックスにおいて、前記複数の小孔が形成された前記ボックス体の壁面に配設されるとともに、導電性材料で格子状に形成され、かつ、その格子幅が前記小孔の内径より小さく形成された静電気遮蔽部材を備えていることを特徴とする遊技機用基板ボックス1。
【0058】
遊技機用基板ボックス1、又は、請求項1記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記静電気遮蔽部材が配設される前記ボックス体の壁面は光透過性を有する材料で形成されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス2。この遊技機用基板ボックス2によれば、静電気遮蔽部材が配設されるボックス体の壁面は光透過性を有する材料で形成され、かつ、静電気遮蔽部材は網状体または格子状に形成されているので、ボックス体に被包される制御回路基板を外部から視認することができる。よって、制御回路基板の検査を行う場合には、ボックス体を開封することなく、制御回路基板がボックス体の外部から視認されるので、制御回路基板の検査作業を簡素化することができる。
【0059】
遊技機用基板ボックス1,2、又は、請求項1記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記複数の小孔はニッパなどの工具の刃先より内径が小さく形成され、前記静電気遮蔽部材は前記制御回路基板が被包される前記ボックス体の内側に配設されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス3。この遊技機用基板ボックス3によれば、ボックス体の壁面に形成された複数の小孔はニッパなどの工具の刃先より内径が小さく形成され、かつ、静電気遮蔽部材は制御回路基板を被包するボックス体の内側に配設されるので、ボックス体の外部から小孔内へニッパなどの工具の刃先を挿入して静電気遮蔽部材を切断する行為を防止することができる。よって、例えば、ニッパなどの工具により静電気遮蔽部材を切断し、その切断箇所から針金などの工具を挿入することを防止することができる。このため、かかる針金などの工具により制御回路基板の回路パターンなどの信号線を切断して、遊技機の遊技内容を変更する不正行為を防止することができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明の遊技機によれば、制御回路基板に搭載される電子部品の誤動作を防止して、これらを正常に動作させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遊技機の一実施例であるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 遊技盤から取り外された可変表示装置の液晶パネルユニットの外観斜視図である。
【図3】 液晶パネルユニットの分解斜視図である。
【図4】 液晶ボックスの正面図である。
【図5】 図2のIV−IV線における液晶パネルユニットの側断面図である。
【図6】 液晶ボックスの上壁板の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機)
10 液晶パネルユニット(可変表示ユニットの一部)
11 可変表示装置(可変表示ユニット)
20 液晶モジュール
21 液晶ボックス(ボックス体の一部)
21a 上壁板(上下の壁面の一部)
21a1 通気孔(小孔の一部)
21b 下壁板(上下の壁面の一部)
21b1 通気孔(小孔の一部)
21c,21d 側壁板(左右の壁面)
22 液晶パネル(表示画面)
22a 表示画面
23 フレーム(ボックス体の一部)
24 スペーサ(ボックス体の一部)
26 静電気遮蔽部材
26a 第1網片(上下部位の一部)
26b 第2網片(左右部位)
26c 第3網片(上下部位の一部)
30 液晶制御基板(制御回路基板)
30a CPU(表示画面の表示制御等を行う電子部品の一部)
30b ROM(表示画面の表示制御等を行う電子部品の一部)
D 通気孔の内径(小孔の内径)
W3 間隔(網目の幅長)
Claims (2)
- 識別情報としての図柄などを遊技機前面側に表示する表示画面と、その表示画面の表示制御等を行う電子部品が搭載される制御回路基板と、その制御回路基板が前記表示画面の裏面側に重なる向きにて前記制御回路基板の上下および左右を被包すると共に前記上下の壁面に複数の小孔が形成された光透過性を有するボックス体とが一体化した可変表示ユニットを備えた遊技機であって、
前記ボックス体の上下の各壁面の内面側に略平行にそれぞれ設けられ、前記複数の小孔を部分的に塞ぐ導電性を有する平板状の上下部位と、前記ボックス体の左右の各壁面の内面側に略平行にそれぞれ設けられ、前記上下部位に連設された導電性を有する平板状の左右部位とを有する静電気遮蔽部材を備え、
該静電気遮蔽部材の上下部位および左右部位の間に前記制御回路基板が設けられ、前記上下部位および前記左右部位に対して前記制御回路基板が垂直に配置されていることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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