JP4501709B2 - 半導体装置用接着剤付きテープの製造方法 - Google Patents
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Description
L : 接着剤付きフィルム長(m)
R : 空隙をもうけた場合の巻き径(直径)(m)
d : コア径(直径)(m)。
(1)防湿梱包を開封後、直ちに図1の様な丸穴を打ち抜き、図1に示す丸穴Aの中心から丸穴Bの中心の距離、および丸穴Cの中心から丸穴Dの中心の距離の2つの平均値を幅方向の穴間寸法(T0)とし、丸穴Aの中心から丸穴Cの中心の距離、および丸穴Bの中心から丸穴Dの中心の距離の2つの平均値をテープ長さ方向の穴間距離(M0)として測定する。
(2)寸法測定後、サンプルを工程環境で48時間放置し、(1)と同様に図1に示す丸穴AB間の距離と丸穴CD間の距離の平均値を幅方向の穴間寸法(T1)とし、丸穴AC間の距離と丸穴BD間の距離の平均値をテープ長さ方向の穴間距離(M1)として測定する。
(3)次式により、寸法変化率を算出する。
寸法変化率X(%)=(T1−T0)/T0×100
Y(%)=(M1−M0)/M0×100。
本発明の要件を具備するポリイミド等の有機絶縁性フィルムに接着剤組成物溶液をコーティング法により塗工、乾燥した後所定の幅にスリットし、接着剤付きテープを得る。あるいは、離型性を付与したポリエステルフィルム等の保護フィルム上に接着剤組成物溶液をコーティング法により塗工、乾燥した後、所定の幅にスリットし、次いで、幅35〜170mmの有機絶縁性フィルムの中央部に100〜160℃、10N/cm、5m/minの条件で熱ロールラミネートする方法で接着剤付きテープを得る。また、ラミネートする接着剤の本数は任意に選ぶことができる。通常は1〜4本の接着剤を張りあわせることが多い。
(1)半導体装置用接着剤付きテ−プおよびテープロールの作製
ポリアミド樹脂(ユニケマ(株)製「PRIADIT」(商品名)2053、100重量部)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製「エピコート」(商品名)L2832、40重量部)、およびアルキルフェノール樹脂(群栄化学工業(株)製「レヂトップ」(商品名)PS2780およびPSM4326、80重量部)を溶媒としてクロルベンゼンおよびイソプロピルアルコール混合液を用い、固形分濃度25%となるように溶解し、30℃で撹拌、混合して接着剤溶液を作製した。
(1)の方法で作製した防湿梱包された半導体装置用接着付きテープを、工程環境(温度25℃、相対湿度55%)で8時間以上馴化させた。次に防湿梱包を開封後、直ちに接着剤付きテープに図1の様な丸穴を打ち抜き、穴間寸法(M0、T0)を測定した。寸法測定後のサンプルは工程環境下に48時間放置し、穴間寸法(M1、T1)を測定した。寸法変化率は次式により求めた。なお、M0、T0、M1、T1は上記に説明したとおりである。
X(%)=(T1−T0)/T0×100
Y(%)=(M1−M0)/M0×100
なお、得られた測定結果は表1にまとめた。
(1)で作製した半導体装置用接着剤付きテ−プに、15μmの電解銅箔(三井金属(株)製FQ−VLP箔)を140℃、15N/cm、3m/minの条件でラミネート、続いてエアオーブン中で、80℃、4時間、100℃、5時間、160℃、4時間の順次加熱硬化処理を行い、銅箔付き半導体装置用接着剤テ−プを得た。銅箔をラミネートする際、接着剤付きテープの走行を観察し、接着剤付きテープの蛇行、または銅箔の貼り合わせ位置のずれが見られた場合は評価を×とし、見られなかった場合を○とした。得られた評価結果は表1にまとめた。さらに、常法によりフォトレジスト膜形成、エッチング、レジスト剥離、電解金メッキ、ソルダーレジスト膜形成を行い、ニッケルメッキ厚3μm、金メッキ厚1μmの半導体接続用基板(パターン加工テープ)を作製した。
(3)で作製した評価用半導体接続用基板の寸法精度を、設計値からのずれの割合として評価した。結果を表1に示した。
実施例1と同一の手法で作製した半導体装置用接着剤付きテープロールに、スペーサーテープとして、気泡緩衝シート(川上産業(株)製「プチプチ」(商品名)#78、単位面積当たりの重量56g/m2、凸部面積73%、最大厚み13mm)を170mm幅にスリットして用い、リールトゥリール方式の巻き返し機で速度30m/min共巻きをした。このときの空隙率はε=0.99であった。その後、温度25℃、相対湿度55%の環境に5日間保管して調湿処理を行い、脱気包装した。その他は実施例1の手法により半導体用接続基板を作製し、評価した結果を表1に示した。
実施例1と同一の手法で作製した半導体装置用接着剤付きテープロールに、スペーサーテープとしてPETテープ(凸部加工前の材料フィルムで厚み188μm、幅170mm、単位面積当たりの重量260g/m2)を用いて、片側全面に凸部(直径5mm、凸部高さ2mm)を10mm間隔で施したもの(凸部面積25%)を用い、リールトゥリール方式の巻き返し機で速度30m/min共巻きをした。このときの空隙率はε=0.95であった。その後、温度25℃、相対湿度55%の環境に5日間保管して調湿処理を行い、脱気包装した。その他は実施例1の手法により半導体用接続基板を作製し、評価した結果を表1に示した。
実施例1と同一の手法で作製した半導体装置用接着剤付きテープロールに、調湿処理を行わずに脱気包装した。その他は実施例1の手法により半導体用接続基板を作製し、評価結果を表1に示した。
実施例1と同一の手法で作製した半導体装置用接着剤付きテープロールに、スペーサーテープなしで隙間を設けず空隙率ε=0の状態で、温度25℃、相対湿度55%の環境に5日間保管して調湿処理を行い脱気包装した。その他は実施例1の手法により半導体用接続基板を作製し、評価結果を表1に示した。
実施例1と同一の手法で半導体装置用接着剤付きテープロールに、スペーサーテープとしてPETテープ(凸部加工前の材料フィルムで厚み188μm、幅170mm、単位面積当たりの重量260g/m2)を用いて、テープの両縁部にエンボス加工により凸部(直径5mm、突起高さ2mm)を10mm間隔で施したものを用いた。リールトゥリール方式の巻き返し機で速度30m/min共巻きをした。このときの空隙率はε=0.95であった。その後、温度25℃、相対湿度55%の環境に5日間保管して調湿処理を行い脱気包装した。他は実施例1の手法により半導体用接続基板を作製し、評価した結果を表1に示した。
2 保護フィルム
3 有機絶縁性フィルム
Claims (5)
- 有機絶縁性フィルム、接着剤層、保護層を有する半導体装置用接着剤付きテープの製造方法であって、ロール状に巻かれた保護層と有機絶縁性フィルムの間に、テープの全面に凸部が形成された、単位面積当たりの重量が150g/m 2 以下であるスペーサーテープをもうけ空隙を形成し、半導体装置用接着剤付きテープの長手方向をロール状に巻いた状態で、調湿を行うことを特徴とする半導体装置用接着剤付きテープの製造方法。
- 前記スペーサーテープの全面に配列されている凸部頂点の面積がテープ全面積の20〜80%であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用接着剤付きテープの製造方法。
- 前記スペーサーテープの最大厚みが0.2〜5mmであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用接着剤付きテープの製造方法。
- 前記スペーサーテープが気泡緩衝シートであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用接着剤付きテープの製造方法。
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