JP4501483B2 - 多相直列多重電力変換装置およびそのpwm制御方法 - Google Patents
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図8はPS方式による直列3多重インバータの1相分の構成例である。また、図9はPS方式によるユニットインバータの出力電圧と相電圧波形を示し、図10には図8の回路のU相,V相電圧波形(Vu2,Vv2)とUV線間電圧波形(Vuv2)を示す。相電圧波形は+側(正側)に3段階、−側(負側)に3段階で0(零点)を含めて7段階(3多重の場合)の電圧変化が現れる。また、線間電圧波形は13段階の電圧変化が現れるが、この線間電圧波形には2段階分の電圧変化をしているところが多く見られる。このような2段階分となる大きな電圧変化はインバータの負荷となる誘導電動機の絶縁を劣化、及び破壊させる原因となるため好ましい制御方法ではない。このような2段階分の電圧変化が起こる原因を以下に示す。
図13はPD方式による直列3多重PWMインバータの基本波電圧指令信号と各ユニットインバータに与えるキャリア信号、各ユニットインバータの出力電圧Vdc7〜Vdc9と相電圧Vp3を示し、図14はPD方式による直列3多重PWMインバータのU相、V相電圧波形(Vu3,Vv3)とUV線間電圧波形(Vuv3)である。
図15はVCD方式による直列3多重PWMインバータの基本波電圧指令信号と各ユニットインバータに与えるキャリア信号、各ユニットインバータの出力電圧(Vdc10〜Vdc12)と相電圧波形(VP4)を示し、図16はそのU,V相電圧波形(Vu4,Vv4)とUV線間電圧波形(Vuv4)である。このVCD方式は、前記のPD方式を基礎としてその問題点を修正したものである。PD方式での問題点であるスイッチングの集中を電圧指令の分配などによって解決している。
(1)複数の単相直列多重インバータを星型結線(Y結線)することにより多相直列多重インバータを構成し、出力波形の基本波電圧指令信号とキャリア信号との振幅比較により生成したPWMゲートパルス信号で出力波形を制御する多相直列多重電力変換装置において、
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えることを特徴とする。
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えることを特徴とする。
(5)複数の単相直列多重インバータを星型結線(Y結線)することにより多相直列多重インバータを構成し、出力波形の基本波電圧指令信号とキャリア信号との振幅比較により生成したPWMゲートパルス信号で出力波形を制御する多相直列多重電力変換装置において、
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えるPWM制御部を備えたことを特徴とする。
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えるPWM制御部を備えたことを特徴とする。
図1は本実施形態に係わる3相直列3多重インバータの回路構成図で、直流電圧源を任意の電圧及び周波数の交流電圧源に変換するユニットインバータを3個直列接続(以後、単相3多重インバータ)し、さらに前記単相3多重インバータを星型結線(Y結線)して3相の交流電圧源を構成する。
U,V,W相それぞれの電圧レベルを監視し、相電圧パルスの位相が90度ずれる電圧レベルになったことが検出されたときに、入力するキャリア信号の位相を90度ずれたものに入れ替えて、すべての相で相電圧パルスの中心位相を同じにする。
上記方法1または2において、UV,VW,WU線間電圧間の対称性を高めるため、方法1または2に加え、基準とする相を一つの相に固定せず、U,V,W相に一定の周期で変更(ローテーション)する。
上記方法1または2に加え、基準相をローテーションすると共に、キャリア信号もローテーションする。
V1〜V3 V相ユニットインバータ
W1〜W3 W相ユニットインバータ
Su1〜Su3 切り替えスイッチ
Sv1〜Sv3 切り替えスイッチ
Sw1〜Sw3 切り替えスイッチ
Claims (8)
- 複数の単相直列多重インバータを星型結線(Y結線)することにより多相直列多重インバータを構成し、出力波形の基本波電圧指令信号とキャリア信号との振幅比較により生成したPWMゲートパルス信号で出力波形を制御する多相直列多重電力変換装置において、
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えることを特徴とする多相直列多重電力変換装置のPWM制御方法。 - 複数の単相直列多重インバータを星型結線(Y結線)することにより多相直列多重インバータを構成し、出力波形の基本波電圧指令信号とキャリア信号との振幅比較により生成したPWMゲートパルス信号で出力波形を制御する多相直列多重電力変換装置において、
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えることを特徴とする多相直列多重電力変換装置のPWM制御方法。 - 前記多相直列多重電力変換装置の相電圧パルスの位相ずれを検出する方法に加えて、基準相を全相でローテーションし、このローテーションにより選択された基準相と他相との相電圧パルスの位相比較または出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって、基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、前記基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の多相直列多重電力変換装置のPWM制御方法。
- 前記多相直列多重電力変換装置の相電圧パルスの位相ずれを検出する方法及び基準相を全相でローテーションすることに加えて、基準相を全相でローテーションすると共に、キャリア信号の位相も全相でローテーションし、このローテーションにより選択された基準相と他相との相電圧パルスの位相比較または出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって、基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、前記基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の多相直列多重電力変換装置のPWM制御方法。
- 複数の単相直列多重インバータを星型結線(Y結線)することにより多相直列多重インバータを構成し、出力波形の基本波電圧指令信号とキャリア信号との振幅比較により生成したPWMゲートパルス信号で出力波形を制御する多相直列多重電力変換装置において、
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えるPWM制御部を備えたことを特徴とする多相直列多重電力変換装置。 - 複数の単相直列多重インバータを星型結線(Y結線)することにより多相直列多重インバータを構成し、出力波形の基本波電圧指令信号とキャリア信号との振幅比較により生成したPWMゲートパルス信号で出力波形を制御する多相直列多重電力変換装置において、
多相直列多重電力変換装置の任意の1相を基準として、その基準相と他相との出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えるPWM制御部を備えたことを特徴とする多相直列多重電力変換装置。 - 前記多相直列多重電力変換装置の相電圧パルスの位相ずれを検出する方法に加えて、基準相を全相でローテーションし、このローテーションにより選択された基準相と他相との相電圧パルスの位相比較または出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって、基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、前記基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えるPWM制御部を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の多相直列多重電力変換装置。
- 前記多相直列多重電力変換装置の相電圧パルスの位相ずれを検出する方法及び基準相を全相でローテーションすることに加えて、基準相を全相でローテーションすると共に、キャリア信号の位相も全相でローテーションし、このローテーションにより選択された基準相と他相との相電圧パルスの位相比較または出力波形の基本波電圧指令信号の電圧レベルによって、基準相と他相との相電圧パルスを位相比較し、前記基準相と他相との相電圧パルスに位相ずれを検出したとき、前記基準相の相電圧パルスの位相と他相の相電圧パルスの位相とが同位相となるように、キャリア信号の位相を切り替えるPWM制御部を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の多相直列多重電力変換装置。
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