JP4501442B2 - 三次元射出成形回路部品の製造方法 - Google Patents
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(1)レジスト樹脂として、軟化点が100〜230℃、200℃で測定した溶融粘度が300〜80000mPa・sの熱可塑性ポリアミド樹脂を使用し、かつ、
(2)めっき処理時のめっき触媒付与後またはめっきによる導体回路層の形成後に、有機溶媒を用いてレジスト樹脂被覆層を溶解除去する工程を配置する
ことを特徴とする三次元射出成形回路部品の製造方法が提供される。
a)二量体脂肪酸含有量が65重量%以上のダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体(a-1)を全カルボキシル基の20当量%以上と、ダイマー酸以外のジカルボン酸化合物またはそのアミド生成可能な誘導体(a-2)を全カルボキシル基の80当量%以下とからなるジカルボン酸成分と、
b)ジアミン成分とを、
全アミン当量の全カルボキシル当量に対する比が0.8:1〜1.3:1の範囲内で重縮合して得られる熱可塑性ポリアミド樹脂であることが好ましい。
H2NR5NH2
で表されるジアミン化合物(b-2)を挙げることができる。式中、R5は、脂肪族、脂環式または芳香族の二価の炭化水素基で炭素原子数2ないし36のもの、あるいは、ポリオキシアルキレン基を持ったものである。このようなジアミン化合物の具体例は、エチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノブタン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、オクタデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシレンジアミン、シクロへキシレンジアミン、ビス(アミノエチル)ベンゼン、シクロヘキシルビス(メチルアミン)、ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン、メチレンジアニリン、ポリオキシプロピレンジアミン、ダイマージアミンなどが挙げられる。ジアミン化合物は、R5が炭素原子数2ないし6のアルキレン基であるものが好ましい。
で表されるピペラジン化合物、及び下記式(II)
で表されるジピペリジル化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の含窒素複素環化合物(b-1)を使用することができる。
a)二量体脂肪酸含有量が65重量%以上のダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体(a-1)を全カルボキシル基の20当量%以上と、ダイマー酸以外のジカルボン酸化合物またはそのアミド生成可能な誘導体(a-2)を全カルボキシル基の80当量%以下とからなるジカルボン酸成分と、
b)前記式(I)で表されるピペラジン化合物、及び前記式(II)で表されるジピペリジル化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の含窒素複素環化合物(b-1)を全アミノ基の20当量%以上と、該含窒素複素環化合物以外のジアミン化合物(b-2)を全アミノ基の80当量%以下とからなるジアミン成分とを、
全アミン当量の全カルボキシル当量に対する比が0.8:1〜1.3:1の範囲内で重縮合して得られるポリアミド樹脂(A)、及び
c)二量体脂肪酸含有量が65重量%以上のダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体(c-1)を全カルボキシル基の20当量%以上と、ダイマー酸以外のジカルボン酸化合物またはそのアミド生成可能な誘導体(c-2)を全カルボキシル基の80当量%以下とからなるジカルボン酸成分と、
d)ポリアルキレンポリアミンとを、
全アミン当量の全カルボキシル当量に対する比が1.3:1〜3.0:1の範囲内で重縮合して得られるポリアミドポリアミン樹脂(B)
を重量比(A:B)99.9:0.1〜40:60の範囲内で溶融混合してアミド交換反応させてなるものであることが好ましい。
R3OOC−COOR3
または下記式
R3OOC−R4−COOR3
で表される化合物を挙げることができる。これらの式において、R3は、炭素原子数1〜8のアルキル基またはアリール基であり、R4は、炭素原子数1〜20の二価の炭化水素の脂肪族、脂環式または芳香族基である。また、これらの酸の無水物、ハロゲン化物(塩化物など)も使用することができる。エステルは、炭素原子数1〜4のアルキルエステルが好ましい。
i)軟化点が100〜230℃、好ましくは110〜210℃、より好ましくは120〜180℃、
ii)酸価が0〜5mgKOH/g、
iii)アミン価が10〜100mgKOH/g、
iv)200℃で測定した溶融粘度が300〜80000mPa・s、好ましくは500〜10000mPa・s、より好ましくは1000〜8000mPa・s
を有するものである。
(ii)必要に応じて、一次成形品の表面を粗面化する工程ii、
(iii)一次成形品の回路を形成すべき部分を除く全表面にレジスト樹脂を射出成形して、レジスト樹脂被覆層を有する二次成形品を形成する工程iii、
(iv)二次成形品のレジスト樹脂が被覆されていない回路を形成すべき部分に、めっきにより導体回路層を形成する工程iv、及び
(v)有機溶媒を用いてレジスト樹脂被覆層を溶解除去する工程v。
(II)必要に応じて、一次成形品の表面を粗面化する工程II、
(III)一次成形品の回路を形成すべき部分を除く全表面にレジスト樹脂を射出成形して、レジスト樹脂被覆層を有する二次成形品を形成する工程III、
(IV)二次成形品のレジスト樹脂が被覆されていない回路を形成すべき部分に、めっき触媒を賦与する工程IV、
(V)有機溶媒を用いてレジスト樹脂被覆層を溶解除去する工程V、及び
(VI)めっき触媒賦与部分にめっきして導体回路層を形成する工程VI。
軟化点は、JIS K6863−1994に記載されているホットメルト接着剤の軟化点試験方法に準拠して測定した。
(2)酸価:
酸価は、フェノールフタレインを指示薬とし、水酸化カリウム水溶液を滴定液とする中和滴定法により測定した。
アミン価は、ブロムクレゾールグリーンを指示薬とし、塩酸水溶液を滴定液とする中和滴定法により測定した。
(4)溶融粘度:
溶融粘度は、JIS K6862−1984に記載されているホットメルト接着剤の溶融粘度試験方法のB法に準拠して、測定温度200℃で測定した。
めっき工程は、以下の手順により行った。すなわち、下記(1)〜(5)に示した処方にて無電解銅めっきを行い、厚み2μmの銅めっき層を形成し、引き続いて、(6)の手順で電気銅めっきを行い、めっき層の合計厚みを15μmとした。
一次成形品を超音波洗浄機で5分間洗浄した後、イオン交換水で洗浄する。
塩化ナトリウム(180g/L)、塩酸(80ml/L)、及びOS−1505〔シプレイ・ファーイースト(株)製、商品名〕(20ml/L)をこれらの比率で混合して処理液を調製し、この処理液を45℃の温度に設定して、その中に試料を3分間浸漬する。
塩化ナトリウム(180g/L)、塩酸(100ml/L)、OS−1505〔シプレイ・ファーイースト(株)製、商品名〕(20ml/L)、及びOS−1558〔シプレイ・ファーイースト(株)製、商品名〕(20ml/L)をこれらの比率で混合して処理液を調製し、この処理液を30℃の温度に設定して、その中に試料を8分間浸漬する。浸漬後、試料をイオン交換水で洗浄する。
OS−1560〔シプレイ・ファーイースト(株)製、商品名〕(濃度=20ml/L)からなる処理液を30℃の温度に設定し、この処理液中に試料を2分間浸漬する。浸漬後、試料をイオン交換水で洗浄する。
OS−1598M(48ml/L)、OS−1598A(10ml/L)、OS−1598R(2ml/L)、OS−1120SR(2.1ml/L)、CupZ(23ml/L)、及びCupY(12ml/L)〔それぞれシプレイ・ファーイースト(株)製、商品名〕をこれらの比率で混合してめっき液を調製し、次いで、めっき液を45℃の温度に設定して、その中に試料を15分浸漬する。浸漬後、試料をイオン交換水で洗浄する。
硫酸銅(220g/L)と硫酸(60g/L)をこれらの比率で混合してめっき液を調製し、次いで、めっき液を25℃の温度に設定して、その中に試料を浸漬し、2A/dm2の電流密度で20分間通電することにより、厚み約15μmのめっき層を形成する。
液晶ポリエステル樹脂(LCP)〔ベクトラC810、ポリプラスチック(株)製、商品名〕を、射出成形機(型締力=100トン、スクリュー径=45mmφ)を用いて、射出圧50kg/cm2、保圧時間10秒間、金型温度60℃の条件にて射出成形することにより、図2に示す形状の一次成形品21を成形した。得られた一次成形品をエタノールで洗浄した後、80℃に設定した45%の水酸化ナトリウム水溶液中に5分間浸漬し、次いで、3%の塩酸で中和する方法により粗面化した。粗面化した一次成形品を二次金型内にセットし、レジスト樹脂を射出成形して、一次成形品の回路を形成すべき部分を除く全表面にレジスト樹脂被覆層を形成した(二次成形品の成形)。
ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)〔UBE PBT 3000 宇部興産(株)製、商品名〕100重量部に炭酸カルシウム20重量部を添加した樹脂組成物を、射出成形機(型締力100トン、スクリュー径45mmφ)を用いて、射出圧50kg/cm2、保圧時間10秒間、金型温度60℃の条件にて射出成形することにより、図2に示す形状の一次成形品21を成形した。この一次成形品をエタノールで洗浄した後、80℃に設定した濃度45重量%水酸化ナトリウム水溶液中に5分間浸漬し、次いで、3%の塩酸で中和する方法で粗面化した。粗面化した一次成形品を二次金型内にセットし、レジスト樹脂をインサート射出成形して二次成形品を得た。
実施例1で作製したのと同じ一次成形品を使用し、二次成形用のレジスト樹脂として、ダイマー酸(0.65当量)、セバシン酸(0.35当量)、エチレンジアミン(0.53当量)、及びピペラジン(0.53当量)を重縮合して得られた、軟化点160℃、酸価1.0mgKOH/g、アミン価10.0mgKOH/g、溶融粘度3000mPa・s(210℃)のポリアミド樹脂(A)と、ダイマー酸(1.0当量)及びジエチレントリアミン(1.5当量)を重縮合して得られた、酸価1.0mgKOH/g、アミン価100.0mgKOH/g、溶融粘度100mPa・s(200℃)のポリアミドポリアミン樹脂(B)とを、A:B=80/20の重量比で配合し、230℃で12時間溶融混合、アミド交換反応させて得られた、軟化点150℃、酸価1.0mgKOH/g、アミン価25.0mgKOH/g、溶融粘度3000mPa・s(200℃)のアミド交換反応型ポリアミド樹脂を使用した。
実施例1で作製したのと同じLCP製の一次成形品を使用し、二次成形用のレジスト樹脂として、ダイマー酸ベースの熱可塑性ポリアミド樹脂であるマクロメルトOM673(ヘンケルジャパン製;軟化点185℃、200℃での溶融粘度3000mPa・s)を使用した。
実施例1で作製したのと同じLCP製の一次成形品を使用し、二次成形用のレジスト樹脂として、オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール系樹脂〔エコマティAX2000、日本合成化学(株)製、商品名〕を使用し、図2に対応する形状を有する二次成形品を得た。しかし、粗面化工程において、レジスト樹脂被覆層の膨潤が見られ、所望の回路幅300μm、回路ピッチ600μmのパターンの導体回路層を形成することができなかった。
実施例1で作製したのと同じLCP製の一次成形品を使用し、二次成形用のレジスト樹脂として、ダイマー酸ベースの熱可塑性ポリアミド樹脂であるマクロメルト6900(ヘンケルジャパン製;軟化点140℃、200℃での溶融粘度10mPa・s)を使用した。しかし、レジスト樹脂の射出成形工程でバリ(一次成形品と金型のクリアランスに樹脂が入り込む現象)が発生したため、所望の回路幅300μm、回路ピッチ600μmのパターンの導体回路層の形成ができなかった。
実施例1で作製したのと同じLCP製の一次成形品を使用し、二次成形用のレジスト樹脂として、実施例3でアミド交換反応に使用したポリアミドポリアミン樹脂(B)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして導体回路の形成を行った。しかし、レジスト樹脂の射出成形工程で、バリが発生したため、所望の回路幅300μm、回路ピッチ600μmのパターンの導体回路層の形成ができなかった。
(*1)二次成形性:
○:バリの発生がなく、二次成形性が良好である、
×:バリが発生する。
(*2)めっき液耐性:
○:めっき液で溶解または膨潤しない、
×:めっき液で溶解または膨潤する。
(*3)溶解性:
○:有機溶媒に対する溶解性が良好である、
×:有機溶媒に対する溶解性が悪い。
(*4)回路パターン形成性:
○:ライン&スペース=300/300μmの回路パターンを精度良く形成することができる、
×:回路パターンを形成できないか、その精度に劣る。
12:レジスト樹脂層、
13:めっき層(導体回路層)、
21:一次成形品、
22:めっき層(導体回路層)。
Claims (11)
- 回路部品の基板を構成する一次成形品を合成樹脂の射出成形により形成する工程、所望により一次成形品の表面を粗面化する工程、一次成形品の回路を形成すべき部分を除く全表面にレジスト樹脂を射出成形して、レジスト樹脂被覆層を有する二次成形品を形成する工程、及び二次成形品をめっき処理して、レジスト樹脂が被覆されていない回路を形成すべき部分に導体回路層を形成する工程を含む三次元射出成形回路部品の製造方法において、
(1)レジスト樹脂として、軟化点が100〜230℃、200℃で測定した溶融粘度が300〜80000mPa・sの熱可塑性ポリアミド樹脂を使用し、かつ、
(2)めっき処理時のめっき触媒付与後またはめっきによる導体回路層の形成後に、有機溶媒を用いてレジスト樹脂被覆層を溶解除去する工程を配置する
ことを特徴とする三次元射出成形回路部品の製造方法。 - レジスト樹脂として使用する熱可塑性ポリアミド樹脂が、ダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体を含むジカルボン酸成分とジアミン成分とを重縮合してなるダイマー酸ベースの熱可塑性ポリアミド樹脂である請求項1記載の製造方法。
- ダイマー酸ベースの熱可塑性ポリアミド樹脂が、
a)二量体脂肪酸含有量が65重量%以上のダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体(a-1)を全カルボキシル基の20当量%以上と、ダイマー酸以外のジカルボン酸化合物またはそのアミド生成可能な誘導体(a-2)を全カルボキシル基の80当量%以下とからなるジカルボン酸成分と、
b)ジアミン成分とを、
全アミン当量の全カルボキシル当量に対する比が0.8:1〜1.3:1の範囲内で重縮合して得られる熱可塑性ポリアミド樹脂である請求項2記載の製造方法。 - ジアミン成分が、下記式(I)
で表されるピペラジン化合物、及び下記式(II)
で表されるジピペリジル化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の含窒素複素環化合物(b-1)を全アミノ基の20当量%以上と、該含窒素複素環化合物以外のジアミン化合物(b-2)を全アミノ基の80当量%以下とからなるジアミン成分である請求項3記載の製造方法。 - レジスト樹脂として使用する熱可塑性ポリアミド樹脂が、ダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体を含むジカルボン酸成分とジアミン成分とを重縮合してなるダイマー酸ベースのポリアミド樹脂と、ポリアミドポリアミン樹脂とをアミド交換反応させて得られるアミド交換反応型ポリアミド樹脂である請求項1記載の製造方法。
- アミド交換反応型ポリアミド樹脂が、
a)二量体脂肪酸含有量が65重量%以上のダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体(a-1)を全カルボキシル基の20当量%以上と、ダイマー酸以外のジカルボン酸化合物またはそのアミド生成可能な誘導体(a-2)を全カルボキシル基の80当量%以下とからなるジカルボン酸成分と、
b)下記式(I)
で表されるピペラジン化合物、及び下記式(II)
で表されるジピペリジル化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の含窒素複素環化合物(b-1)を全アミノ基の20当量%以上と、該含窒素複素環化合物以外のジアミン化合物(b-2)を全アミノ基の80当量%以下とからなるジアミン成分とを、
全アミン当量の全カルボキシル当量に対する比が0.8:1〜1.3:1の範囲内で重縮合して得られるポリアミド樹脂(A)、及び
c)二量体脂肪酸含有量が65重量%以上のダイマー酸またはそのアミド生成可能な誘導体(c-1)を全カルボキシル基の20当量%以上と、ダイマー酸以外のジカルボン酸化合物またはそのアミド生成可能な誘導体(c-2)を全カルボキシル基の80当量%以下とからなるジカルボン酸成分と、
d)ポリアルキレンポリアミンとを、
全アミン当量の全カルボキシル当量に対する比が1.3:1〜3.0:1の範囲内で重縮合して得られるポリアミドポリアミン樹脂(B)
を重量比(A:B)99.9:0.1〜40:60の範囲内で溶融混合してアミド交換反応させてなるものである請求項5記載の製造方法。 - アミド交換反応型ポリアミド樹脂が、ポリアミド樹脂(A)とポリアミドポリアミン樹脂(B)とを重量比(A:B)95:5〜40:60の範囲内で溶融混合してアミド交換反応させてなるものである請求項6記載の製造方法。
- レジスト樹脂被覆層を溶解除去するのに使用する有機溶媒が、アルコール類またはアルコール類と他の有機溶媒との混合溶媒である請求項1記載の製造方法。
- アルコール類が、エタノールまたは2−プロパノールである請求項8記載の製造方法。
- 下記工程i〜v:
(i)回路部品の基板を構成する一次成形品を合成樹脂の射出成形により形成する工程i、
(ii)必要に応じて、一次成形品の表面を粗面化する工程ii、
(iii)一次成形品の回路を形成すべき部分を除く全表面にレジスト樹脂を射出成形して、レジスト樹脂被覆層を有する二次成形品を形成する工程iii、
(iv)二次成形品のレジスト樹脂が被覆されていない回路を形成すべき部分に、めっきにより導体回路層を形成する工程iv、及び
(v)有機溶媒を用いてレジスト樹脂被覆層を溶解除去する工程v
を含む請求項1乃至9のいずれか1項に記載の製造方法。 - 下記工程I〜VI:
(I)回路部品の基板を構成する一次成形品を合成樹脂の射出成形により形成する工程I、
(II)必要に応じて、一次成形品の表面を粗面化する工程II、
(III)一次成形品の回路を形成すべき部分を除く全表面にレジスト樹脂を射出成形して、レジスト樹脂被覆層を有する二次成形品を形成する工程III、
(IV)二次成形品のレジスト樹脂が被覆されていない回路を形成すべき部分に、めっき触媒を賦与する工程IV、
(V)有機溶媒を用いてレジスト樹脂被覆層を溶解除去する工程V、及び
(VI)めっき触媒賦与部分にめっきして導体回路層を形成する工程VI
を含む請求項1乃至10のいずれか1項に記載の製造方法。
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