JP4501332B2 - 開口工程を確実化した容器の製造方法並びにその製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばインフレーション成形されたチューブ状のフィルムを、平折り状態に重ね合わせ、シート状に形成した後、このものに一定ピッチ毎の接合(溶着)を施すとともに、単位容器長さ毎に切断して、所望の密閉容器を製造する手法に関するものであって、特にその加工途中において、内容物の充填や、別途充填口ピースを取り付けるにあたり、溶着前でありながらも、シートが密着した状態となっている開口予定部を、前記加工の際、確実に開口できるようにした新規な手法に係るものである。
【0002】
【発明の背景】
例えば薬剤、生理食塩液、血液、栄養剤等を充填するための薬液バッグB′等の容器は、プラスチックシートをシールして製作されることが多い。その製造手法は、一例として図7に示すように、まずインフレーション成形されたチューブ状のフィルムFを、ピンチローラPRで重ね合わせるように挟み、言わば二枚のシート状に平折り形成する。そして、この状態でシートS(フィルムF)の長手方向と直行する方向に所望のヒートシールを行うとともに(シールされた部位を溶着部11a′、12a′とする)、その後、バッグ一個分毎に切り離して、内容物が空の状態の薬液バッグB′を得るものである。もちろん溶着にあたっては、薬液を充填したり、別途充填口ピース15を取り付けるための開口予定部10A′は、当然ながらヒートシールが施されないものである。また実際に、薬液充填や、あるいはピース取り付け等のために、薬液バッグB′の開口予定部部10A′を大きく拡開させる開口工程においては、開口予定部10A′のシートSを吸盤30で吸着し、互いに離反方向に引っ張って、ほぼ完全に離反させるのが一般的である。
【0003】
しかしながら、このような吸盤30による開口作業は、シートS相互の密着状態が、予想以上に強固となっているため、必ずしも成功せず、例えば図示するようにシートSに吸着させた吸盤30を互いに引っ張っても、二枚のシートSは離反しないことがあった(いわゆるブロッキング状態)。
因みに開口予定部10A′のシートSが非溶着状態でも強固に密着する理由は、二枚のシートSが折り重なっていることに因み、まず平折り加工時における折りぐせが残っており、またフィルムF自体がスティッキング性を有していること、更には本図7に併せて示すように、カッターC等によって単位容器長さ毎に切り離す際、切断面に生じるバリBUが開口予定部10A′を塞ぐように絡みつくこと等が要因と考えられる。
【0004】
このようなことから、吸盤30による開口作業を助けるために、予め楔状等に形成された分離部材を強制的に開口予定部10A′の密着境界に差し込むようにする試みもあるものの、実際には、シートSの厚み寸法が一枚で、約0.25mm程度であるため、密着面に正確に分離部材を挿入することすら難しく、充分な対応とはなっていない。
また従来、このような吸盤30による開口工程は、内容物の充填工程またはピース15の取付工程と、一体に考えられており、このため開口工程において、例えば開口予定部10A′のシートSを両側から平面的に保持し、シート境界面を定位置に規制することが極めて難しく、開口工程において分離部材を差し込むことは、相当困難なことであった。
【0005】
更にこのようなことから、開口工程まで進んでいる薬液バッグB′については、内容物の充填またはピース15の取り付けにおいて不具合があったとしても、もはや不具合品のみを離脱、後退させることができず、充填もしくはピース取り付け不良の発生を甘受した上で、後工程において、これを排除しなければならず、製品歩留りの向上にも一定の限界があった。
【0006】
【開発を試みた技術的課題】
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、開口予定部のシートが強固に密着している状態であっても、開口予定部を拡開させる開口工程に先立ち、予めシートを僅かに開いた状態に加工しておき、開口工程を確実且つ円滑に行えるようにした新規な手法の開発を試みたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の、開口工程を確実化した容器の製造方法は、
フィルム素材を密閉状態に接合して成る袋状の容器(1) を製造対象とし、
内容物を充填するための開口予定部(10A) 、あるいは内容物の充填口となるピース(15)を別途取り付けるための開口予定部(10A) が、内容物の未充填段階において非溶着状態でありながらも密着した状態となっており、この密着した開口予定部(10A) のフィルム素材を開口工程において拡開させてから、開口部(10)からの内容物充填、または開口部(10)へのピース取り付けのうち、いずれかの後工程処理を施すようにした容器の製造方法において、
前記密着状態の開口予定部(10A) には、開口工程に先立ち、密着面を一部離開させて成る開口支援変形部(SU)を形成するものであり、この開口支援変形部(SU)の形成にあたっては、密着状態に重なり合った二枚のフィルム素材を、不動状態の定盤(22)と、分離部材(27)の挿入を受けて弾性変形し得るバネ板(26)とによって、両側から平面的に保持し、厚み方向の姿勢基準を確保した状態で、二枚のフィルム素材の密着境界面に、楔状の分離部材(27)を強制的に挿入して、二枚のフィルム素材のうち一方または双方に、開口支援変形部(SU)をくせ付け状態に形成するようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、開口工程の前段で開口予定部に開口支援変形部を形成するため、開口作業が、ほぼ完璧に行える。
また、溶着前でありながら、密着した状態の開口予定部に開口支援変形部を、くせ付け状態に形成する具体的構成を現実のものとする。
更にまた、極めて薄いシート、特に開口支援変形部が形成される開口予定部において、その両面保持を確実なものとし、密着面に正確に分離部材を押し込むことができる。
【0008】
また請求項記載の、開口工程を確実化した容器の製造方法は、前記請求項記載の要件に加え、前記開口支援変形部(SU)を形成する予備開口工程は、開口工程とは、独立して事前に行われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、予備開口工程は、開口工程とは独立して事前に行うため、開口支援変形部を形成する際、開口予定部の平面的な両側保持が確実に行え、予備開口工程、ひいては開口工程を、より一層確実に行うことができる。また、予備開口工程が開口工程とは別であるため、開口工程の段階で内容物の充填不良もしくはピース取り付け不良の発生を甘受する必要がなくなり、製品の歩留り向上に寄与する。
【0009】
また請求項記載の、開口工程を確実化した容器の製造装置は、
フィルム素材を密閉状態に接合して成る袋状の容器(1) を製造対象とし、
内容物を充填するための開口予定部(10A) 、あるいは内容物の充填口となるピース(15)を別途取り付けるための開口予定部(10A) が、内容物の未充填段階において非溶着状態でありながらも密着した状態となっており、この密着した開口予定部(10A) のフィルム素材を、吸盤(30)を具えた開口装置(3) によって、両側から互いに離反方向に引っ張って拡開させてから、開口部(10)からの内容物充填、または開口部(10)へのピース取り付けのうち、いずれかの後工程処理を行うようにした容器の製造装置において、
前記開口装置(3) の前段には、開口予定部(10A) の密着面を一部離開させる予備開口装置(2) を具え、
この予備開口装置(2) は、密着した二枚のフィルム素材を両側から平面的に保持し、厚み方向の姿勢基準を確保する保持部(20)と、
保持されたフィルム素材の密着境界に、強制的に楔状の分離部材(27)を挿入し、開口支援変形部(SU)を形成する挿入部(21)とを具えて成るものであり、
また前記保持部(20)には、前記分離部材(27)の挿入を受け入れる許容空間(25)が形成されるものであり、この許容空間(25)には、フィルム素材を保持するとともに、分離部材(27)の挿入を受けて弾性的に変形し得るバネ板(26)が設けられるものであって、
開口工程に先立ち、開口予定部(10A) の離開を促進させる開口支援変形部(SU)を形成するにあたっては、密着状態に重なり合った二枚のフィルム素材を、前記許容空間(25)内において不動状態の定盤(22)とバネ板(26)とによって、両側から平面的に保持した状態で、二枚のフィルム素材の密着境界面に分離部材(27)を強制的に挿入して、二枚のフィルム素材のうち、一方または双方に開口支援変形部(SU)を、くせ付け状態に形成するようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、未溶着でありながら、密着状態となった開口予定部に、開口予備装置によって開口支援変形部を形成してから、開口装置で開口部をほぼ完全に離反させるため、開口作業が確実且つ円滑に行える。
また、分離部材を挿入する際、密着した開口予定部の二枚のフィルム部材を、両側から平面的に保持するため、フィルム素材(シート)の浮き上がりを防止でき、開口支援変形部を正確に形成することができる。
【0010】
また請求項記載の、開口工程を確実化した容器の製造装置は、前記請求項記載の要件に加え、前記許容空間(25)は、幅寸法が、分離部材(27)を自在に挿入させ得る最小寸法に抑えられることを特徴として成るものである。
この発明によれば、許容空間の幅寸法は、分離部材の幅寸法よりも僅かに大きく形成されるため、分離部材の挿入に伴う、許容空間内でのシートの浮き上がりを極力抑制できる。
【0011】
また請求項記載の開口工程を確実化した容器の製造装置は、前記請求項3または4記載の要件に加え、前記分離部材(27)は、定盤(22)側の面にフィルム素材一枚分の逃がし部(29)が形成されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、極めて薄い二枚のシート間に、確実に分離部材を押し込むことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。説明にあたっては、本発明において製造対象となる、開口工程を確実化した容器1についてまず説明し、次いでこの容器の製造装置について説明した後、この装置の作動態様を説明しながら併せて容器の製造方法について説明する。
【0013】
開口工程を確実化した容器1は、フィルム素材(シート素材)を密閉状態に適宜接合して成る袋状の容器であり、一例として図2に示すような、点滴液等を充填した薬液バッグBが挙げられる。このような薬液バッグBは、一般に、インフレーション成形と呼ばれるフィルム成形手法によって得られるシートSから形成されるものである。具体的には、平折り状態(拝み合わせ状態)に重ね合わせた合成樹脂製チューブ(インフレーションチューブ)を、適宜の位置で溶着(ヒートシール)及び切断して形成される(図1参照)。
【0014】
もちろん薬液バッグBには、その後、点滴液等が充填されたり、内容物の注入口となるピース(口金)等が取り付けられるため、この部分には、シート段階での溶着は施されないものであり、この部位を開口予定部10Aとする。なお本明細書では薬液バッグB等の容器1において、内容物が充填されたり、別途充填口ピースが取り付けられる部位を、開口部10としており、開口予定部10Aは、その前段階のものである。
【0015】
本発明によって製造される容器1(薬液バッグB)は、内容物の充填や、別途充填口ピースを取り付けるにあたり、この開口予定部10Aの開口を確実に行うようにしたものである。すなわち、開口予定部10Aを除いて溶着が終了し、且つ一個分毎に切断された薬液バッグBは、二枚のシートSが強固に密着した状態となっているのが一般的であるため、開口予定部10Aを、ほぼ完全に離反させる開口作業が極めて行い難いものであった。このため本発明は、この開口作業に先立ち、予め開口予定部10のシートSを幾分開いた状態に加工しておき、開口工程を確実且つ円滑に行えるようにしたものである。このように本明細書では、溶着を行っていないものの、密着状態となっている開口予定部10Aを、大きく拡開させる、ないしは、ほぼ完全に離開させる工程を開口工程と称している。
【0016】
ここで薬液バッグBの各部位の名称について説明する。まずヒートシールされるバッグの両端部分を、便宜上、ボトム部11とトップ部12とし、各々の溶着部位を11a、12aとする。またボトム部11とトップ部12との間の、溶着されないバッグ胴部を本体シート部13とする。
なおボトム部11は、実際に点滴等を行う際に、吊り下げられる側であり、本実施の形態では、このボトム部11に一例として長円状の吊下孔14が形成されている。またトップ部12は、内容物が充填されたり、内容物充填のためのピース(口金)15が、別途取り付けられる側である。
【0017】
ピース15は、シート本体13とは別に形成され、内容物を詰める際の充填口(注入口)となる部材であり、図2に示したものの他、管状ないしはチューブ状の部材によって形成されても構わない。そして本実施の形態では、このトップ部12に、固定孔16が形成されており、これは例えばバッグにピース15を取り付ける際、バッグを固定するための位置決め用の孔である。
また本体シート部13には、内容物の種類、内容量、使用期限、製造番号、成分・分量、製造元、販売元等を示す、印刷が施される。なお本実施の形態では、この印刷は、点滴時に薬液バッグBを吊り下げた状態、すなわちボトム部11を上にした状態で印刷されている。
【0018】
なお溶着部11a、12aには、例えば溶着時間や溶着温度等を部分的に異ならせ、他の部位よりも溶着力を強化した部位(溶着強化部)を形成することが可能である。この溶着強化部は、ピンホールやこの部分の隅部からの液漏れを効果的に防止するためのものである。因みに溶着強化部位の、これ以上の詳細については、特開平6−154291「医療用プラスチックバッグの製造方法」を援用するものである。
また図1、2等に示した実施の形態では、トップ部12にピース15を取り付けるものであるが、ピース15は必ずしも容器1にとって必須の構成要素ではなく、内容物を充填するためのノズル等が開口部10から差し込まれ、充填後、開口部10がヒートシールされるバッグも有り得る。
【0019】
次に上述した薬液バッグBを製造する装置について説明する。なおここでは、開口工程に先立ち、強固に密着した開口予定部10Aを予め僅かに離開させる予備開口装置2と、僅かに開いた状態の開口予定部10Aをほぼ完全に離反させ、開口部10とする開口装置3について主に説明する。
【0020】
(a)供給されてくるシート(バッグ)の状態について
予備開口装置2に供給されてくるシートS(薬液バッグB)は、図1に示すように、開口予定部10Aを除く部位が溶着されており、またバッグ一個分毎に切断された状態である。この際、個別毎の切断は一般にカッターCによって行われるが、切断面には、カッターCの剪断力によって生じるバリ[burr]BUが、あたかも開口予定部10Aを塞ぐように絡み付いた状態となり、これが主な要因となって二枚のシートSが、強固に密着した状態となると考えられる。もちろん二枚のシートSが、このように強固に密着するのは、上述したバリBUの絡み付き以外にも、チューブ状態から平折り状態に畳む際の折りぐせや、シートSそのもののスティキング性も関与するものと考えられる。
なお予備開口装置2に供給されてくるシートS(バッグ)は、吊下孔14や固定孔16が既に開けられており、更に本体シート部13への印刷も行われているのが一般的である。
【0021】
(b)予備開口装置について
予備開口装置2は、強固に密着した開口予定部10Aの二枚のシートSのうち、一方または双方に、その後の開口作業を促進させる開口支援変形部SUを形成するものであり、本発明では楔状の分離部材27(これについては後述する)をシートSの密着境界に押し込み、シートSを引き伸ばすように変形させるものである。このため予備開口装置2は、一例として図3に示すように、密着状態に張り付いたシートS(開口予定部10A)を両側から平面的に挟み込む保持部20と、密着状態のシートSの境界面に、変形用の分離部材27を押し込む挿入部21とを具えて成るものである。
【0022】
保持部20は、基台となる定盤22と、シート押さえ23と、押圧体24とを具えて成り、不動状態の定盤22とシート押さえ23によって開口予定部10Aを挟み込み、その押さえ付けを押圧体24によって強化するようにしている。
そしてシート押さえ23には、分離部材27の挿入を受け入れ得る許容空間25が洞穴状態に形成されている。なお、単に許容空間25を掘削状態に形成しただけで、分離部材27をシートS間に打ち込めば、許容空間25内でシートSが浮き上がってしまい、開口支援変形部SUの形成が良好に行えないことが懸念される。このため本発明では、許容空間25内においてシートSの浮き上がりを防止するためにバネ板26が設けられる。もちろんこのバネ板26は、分離部材27の挿入を受けた際には、許容空間25内で適宜弾性変形し得るように構成される(図4(b)参照)。
【0023】
また許容空間25は、図3に併せて示すように、ほぼ直方体状に形成されるものであるが、その幅寸法は、分離部材27の挿入を可能とする最小寸法に形成されることが好ましい(図4(c)参照)。これは、分離部材27が挿入された際の、許容空間25におけるシートSの浮き上がりを極力防止し、分離部材27のシート密着面への打ち込みを、より一層確実にするための構成である。
【0024】
挿入部21は、定盤22上をスライド自在に構成される変形用の分離部材27と、この分離部材27をシートSの密着境界に打ち込む挿入シリンダ28とを具えて成るものである。なお本実施の形態では、分離部材27は、作用先端が定盤22に対向する側(上側)のみを傾斜させた勾配状の楔形に形成されている。また分離部材27は、定盤22側(下側)にシートSの厚み一枚分の逃がし部29が形成されている。そして、この逃がし部29によって、分離部材27の先端は、確実に二枚のシートSの境界面に入り込むようにガイドされるものである。
【0025】
すなわち、開口支援変形部SUが形成される許容空間25内では、二枚のシートS(開口予定部10A)を定盤22とバネ板26によって、また許容空間25外では定盤22とシート押さえ23によって、両側から平面的に押圧保持しており、これによってシートSの厚み方向の姿勢基準を確保している。またこのようなことに加え、分離部材27にシートS一枚分の逃がし部29を形成することで、確実に且つ円滑に開口支援変形部SUを密着面に形成できるものである。
【0026】
なおバネ板26は、分離部材27の挿入を受ける先端部26aが、幾分、分離部材27の傾斜に沿う庇状に形成されるが、これは、分離部材27の挿入をより許容しやすくするための構成である。
このような分離部材27の挿入によって、例えば本実施の形態では、許容空間25部分(上側)の一方のシートSに開口支援変形部SUが形成されるが、形成された変形部は、分離部材27の後退によって、へこんだ状態に戻り得るものである。しかしながら、この予備開口工程においては、開口支援変形部SUが一旦形成されれば、シートSは、いわゆる、くせ付けされた状態となり、また開口部10における強固な密着も解消されるため、その後、開口予定部10Aをほぼ完全に離反させる開口工程においては、何ら支障を来すものではない。
【0027】
(c)開口装置について
開口装置3は、開口支援変形部SUが、くせ付け状態に形成されたシートS(薬液バッグB)の開口予定部10Aを、ほぼ完全に引き離すものであり、従来と同様の装置が適用される。すなわち、開口装置3は、一例として図5に示すように、一対の吸盤30(真空パット)を主要部材とし、各シートSに吸着させた後、この吸盤30を互いに離反方向に引っ張って、開口部10の拡開を図るものである。この際、シートSの境界面は、開口支援変形部SUによって、予め僅かに離開した状態に加工されているため、吸盤30による開口が確実且つ円滑に行えるものである。
なお本実施の形態では、このように拡開させた開口部10にピース15を溶着するため、開口装置3としては、吸盤30等の他にピース15の取付機能を、一体的に具えた装置を用いることが可能である。具体的には、拡開させた開口部10にピース15を供給する装置や、ピース15をヒートシールする溶着装置等が適宜組み合わされる。
【0028】
開口工程を確実化した容器1(薬液バッグB)を製造する予備開口装置2と開口装置3は、以上のような基本構造を有するものであり、以下これらの装置の作動態様と併せて、薬液バッグBの製造方法について説明する。
(1)インフレーション成形
薬液バッグBの製造にあたっては、一例として図1に示すように、まず溶融した合成樹脂を円環状のスリットを有する金型Dから押し出し、円筒状のチューブ状のフィルムFとし、この内部にエアを吹き込んで冷却してから、重ね合わせ状態ないしは拝み合わせ状態に平折りし、言わば二枚のシート状に形成する。なお図中符号PRは、チューブ状のフィルムFを挟み込み、二枚のシート状に形成するピンチローラである。またシートSは、適宜フリーローラRによって支持、移送されるものであり、この移送中に適宜の厚さに形成される(伸ばされる)。
【0029】
(2)溶着、切断(印刷)
その後、重ね合わせ状態に形成された長尺状のシートSは、開口予定部10Aを除いてトップ部12とボトム部11とが適宜溶着され、バッグ一個分毎に切断される。なおこの切断の際、切断面には、カッターCによる剪断力が作用するため、これに伴い生ずるバリBUは、図1に併せて示すように、あたかも開口予定部10Aを閉鎖するように絡み付く傾向にあり、このため開口予定部10Aの二枚のシートSは強固に密着した状態となると考えられる。もちろんシートSがこのように強固に密着する要因は、このようなバリBUの絡み付きだけが要因ではなく、チューブ状態から二枚のシートSに折り畳む際の折りぐせや、シートSそのもののスティッキング性等も考えられる。
なおシートS(薬液バッグB)は、このような切断が行われる段階で、併せて吊下孔14や固定孔16が開孔形成されることが多い。また本体シート部13への印刷も、この切断工程の前後において行われることが多い。
【0030】
(3)予備開口
溶着・切断が終了したシートS(薬液バッグB)は、その後、開口予定部10Aが吸盤30で引っ張られ、大きく拡開されるものであるが、本発明では、このような開口作業に先立ち、予備開口作業が行われる。これは、上述したように一個分毎に切り離されたシートSの開口予定部10Aが、切断時のバリBUの影響等により、ぴったりと張り付いた状態になっているため、このまま開口作業に移行しても、開口予定部10Aの開口が必ずしも確実に行い得ないためである。
そして、この予備開口工程は、開口予定部10AにおいてシートSの密着境界に、開口支援変形部SUを形成する作業であり、本発明では楔状の分離部材27を密着面に強制的に押し込んでシートSを変形させるものである。
【0031】
(a) 設定
予備開口作業を行う際には、例えば図3、4(a)に示すように、まず開口予定部10A(シートS)を、定盤22とシート押さえ23とによって挟み込み、更に押圧体24によって、この押さえ付けの強化を図るものである。この際、開口予定部10Aは、許容空間25内では、定盤22とバネ板26によって両側から規制され、許容空間25外では、定盤22とシート押さえ23によって両側から規制される。このように、予備開口作業は、開口予定部10Aを両側から平面的に保持した状態、すなわちシートSの厚み方向の姿勢基準を確保した安定状態で行われるものである。
【0032】
またシートSの密着境界に挿入させる分離部材27には、定盤22側(下側)の面にシートS一枚分の逃がし部29が形成されており、分離部材27の作用先端が、ほぼ正確にシートSの境界面に合致するように設定されている。
なおバネ板26の先端部26aは、分離部材27の楔形状に沿って幾分傾斜状態に形成されており、より容易に分離部材27を受け入れ得るように構成されている。
【0033】
(b) 分離部材の挿入
分離部材27をシートSの密着境界に強制的に差し込むと、バネ板26は、一例として図4(b)に示すように、分離部材27の挿入を受けて許容空間25内において適宜弾性変形する(屈曲する)。
なお、本実施の形態では、図4(b)に併せて示すように、定盤22に直接支持されない上側のシートSのみに開口支援変形部SUが形成されるものである。またここでは、一例として図4(c)に示すように、許容空間25の幅寸法は、分離部材27を受け入れる最小限の寸法に抑えられることが好ましく、これによって分離部材27の挿入に伴うシートSの浮き上がりを効果的に防止でき、より確実に開口支援変形部SUを形成することができる。
【0034】
(c) 分離部材の抜き取り
シートSの密着境界に開口支援変形部SUを形成した後、開口予定部10Aから分離部材27を抜き取ると、バネ板26の弾性によって、形成された開口支援変形部SUが戻ることが有り得る。もちろん、開口支援変形部SUはシートSの一部を塑性変形、すなわち強制的に引き伸ばして形成するものであるため、ここでの「戻り」とは、形成した開口支援変形部SUが弾性的に平らな状態に戻るという意味ではなく、へこんだ状態になるという意味である。しかしながら、シートSの境界面に一旦形成された開口支援変形部SUは、言わば、くせ付け状態に形成されているため、バネ板26の弾性によって、へこんでも、その後の吸盤30による開口作業は、全く支障なく行えるものである。
【0035】
(4)開口部の拡開、ピース溶着
開口支援変形部SUが形成されたシートS(薬液バッグB)は、その後、図5に示すように、開口予定部10Aの両側に吸盤30が取り付けられる。そしてこの吸盤30を互いに離反方向に引っ張って、開口予定部10Aの両シートSを大きく拡開させる。この際、予め開口予定部10Aに開口支援変形部SUが、くせ付け状態に形成(加工)してあるため、シートSが開かないという、いわゆるブロッキング状態を招くことがなく、開口作業が確実且つ円滑に行えるものである。
なお本実施の形態では、開口工程の後工程として、開口部10にピース15を取り付けるため、ほぼ完全に離反させた開口部10に、引き続きピース15を供給し、これを溶着する。もちろん後工程処理は、充填口となるピース15を開口部10に取り付けるだけでなく、開口部10から直接、内容物を充填する場合もあり得る。
【0036】
(5)洗浄、充填等
その後、薬液バッグB(シートS)は、洗浄、薬液充填、口栓取り付け(溶着)、滅菌、包装等を経て完成となり、適宜病院等に出荷される。
【0037】
なお本実施の形態では、開口支援変形部SUは、例えば図6(a)に示すように、密着状態のシートSのどちらか一方に形成されるものであったが、図6(b)に示すように、密着状態のシートSの双方に形成することも可能である。また、開口支援変形部SU(分離部材27)の形状は、例えば図6(c)に示すように、偏平の長円形状に形成しても構わない。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、切断後の密着した開口予定部10Aに開口支援変形部SUを形成してから、開口装置3によってシートSを、ほぼ完全に離反させるため、薬液バッグB等の容器1を、完全に拡開させることができ、開口作業の確実化且つ効率化を達成する。
また、シートSの密着面に鋭角状の分離部材27を強制的に押し込んで、開口支援変形部SUを形成する際、開口予定部10AのシートSを、定盤22とシート押さえ23とで両面から平面的に保持した状態で行うため、シートSの浮き上がりを防止でき、また確実に分離部材27を挿入することができる。
【0039】
更に、分離部材27が挿入される許容空間25の幅寸法を、可及的に抑えることで、シートSの浮き上がりを、より一層防止できる。
また開口支援変形部SUが形成される許容空間25でのシートSの保持を、定盤22と弾性変形するバネ板26とで行い、分離部材27の定盤22側の面にシートS一枚分の逃がし部29を形成することで、より一層確実に二枚のシートS間に分離部材27を打ち込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 開口工程を確実化した容器の製造方法を骨格的に示す説明図である。
【図2】 開口工程を確実化した容器の一例である薬液バッグを示す正面図(a)、並びにピース部分を示す斜視図(b)である。
【図3】 予備開口装置を示す斜視図である。
【図4】 シートの密着境界に開口支援変形部を形成する様子を段階的に示す縦断面図(a)、(b)、並びに本図(a)のIV方向から視た矢視図(c)である。
【図5】 開口支援変形部を形成した開口予定部に吸盤を取り付け、開口予定部をほぼ完全に離反させる様子を示す説明図(a)、並びに斜視図(b)である。
【図6】 密着状態の開口予定部に形成される開口支援変形部を種々示す斜視図である。
【図7】 薬液バッグの従来の製造方法を骨格的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 容器(開口工程を確実化した容器)
2 予備開口装置
3 開口装置
10 開口部
10A 開口予定部
11 ボトム部
11a 溶着部
12 トップ部
12a 溶着部
13 本体シート部
14 吊下孔
15 ピース
16 固定孔
20 保持部
21 挿入部
22 定盤
23 シート押さえ
24 押圧体
25 許容空間
26 バネ板
26a 先端部
27 分離部材
28 挿入シリンダ
29 逃がし部
30 吸盤
B 薬液バッグ
BU バリ
C カッター
D 金型
F フィルム
R フリーローラ
S シート
SU 開口支援変形部
PR ピンチローラ

Claims (5)

  1. フィルム素材を密閉状態に接合して成る袋状の容器(1) を製造対象とし、
    内容物を充填するための開口予定部(10A) 、あるいは内容物の充填口となるピース(15)を別途取り付けるための開口予定部(10A) が、内容物の未充填段階において非溶着状態でありながらも密着した状態となっており、この密着した開口予定部(10A) のフィルム素材を開口工程において拡開させてから、開口部(10)からの内容物充填、または開口部(10)へのピース取り付けのうち、いずれかの後工程処理を施すようにした容器の製造方法において、
    前記密着状態の開口予定部(10A) には、開口工程に先立ち、密着面を一部離開させて成る開口支援変形部(SU)を形成するものであり、この開口支援変形部(SU)の形成にあたっては、密着状態に重なり合った二枚のフィルム素材を、不動状態の定盤(22)と、分離部材(27)の挿入を受けて弾性変形し得るバネ板(26)とによって、両側から平面的に保持し、厚み方向の姿勢基準を確保した状態で、二枚のフィルム素材の密着境界面に、楔状の分離部材(27)を強制的に挿入して、二枚のフィルム素材のうち一方または双方に、開口支援変形部(SU)をくせ付け状態に形成するようにしたことを特徴とする、開口工程を確実化した容器の製造方法。
  2. 前記開口支援変形部(SU)を形成する予備開口工程は、開口工程とは、独立して事前に行われることを特徴とする請求項記載の、開口工程を確実化した容器の製造方法。
  3. フィルム素材を密閉状態に接合して成る袋状の容器(1) を製造対象とし、
    内容物を充填するための開口予定部(10A) 、あるいは内容物の充填口となるピース(15)を別途取り付けるための開口予定部(10A) が、内容物の未充填段階において非溶着状態でありながらも密着した状態となっており、この密着した開口予定部(10A) のフィルム素材を、吸盤(30)を具えた開口装置(3) によって、両側から互いに離反方向に引っ張って拡開させてから、開口部(10)からの内容物充填、または開口部(10)へのピース取り付けのうち、いずれかの後工程処理を行うようにした容器の製造装置において、
    前記開口装置(3) の前段には、開口予定部(10A) の密着面を一部離開させる予備開口装置(2) を具え、
    この予備開口装置(2) は、密着した二枚のフィルム素材を両側から平面的に保持し、厚み方向の姿勢基準を確保する保持部(20)と、
    保持されたフィルム素材の密着境界に、強制的に楔状の分離部材(27)を挿入し、開口支援変形部(SU)を形成する挿入部(21)とを具えて成るものであり、
    また前記保持部(20)には、前記分離部材(27)の挿入を受け入れる許容空間(25)が形成されるものであり、この許容空間(25)には、フィルム素材を保持するとともに、分離部材(27)の挿入を受けて弾性的に変形し得るバネ板(26)が設けられるものであって、
    開口工程に先立ち、開口予定部(10A) の離開を促進させる開口支援変形部(SU)を形成するにあたっては、密着状態に重なり合った二枚のフィルム素材を、前記許容空間(25)内において不動状態の定盤(22)とバネ板(26)とによって、両側から平面的に保持した状態で、二枚のフィルム素材の密着境界面に分離部材(27)を強制的に挿入して、二枚のフィルム素材のうち、一方または双方に開口支援変形部(SU)を、くせ付け状態に形成するようにしたことを特徴とする、開口工程を確実化した容器の製造装置。
  4. 前記許容空間(25)は、幅寸法が、分離部材(27)を自在に挿入させ得る最小寸法に抑えられることを特徴とする請求項記載の、開口工程を確実化した容器の製造装置。
  5. 前記分離部材(27)は、定盤(22)側の面にフィルム素材一枚分の逃がし部(29)が形成されることを特徴とする請求項3または4記載の、開口工程を確実化した容器の製造装置。
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