JP4501276B2 - Icカードビューワ、及びicカードビューワにおける検査方法 - Google Patents

Icカードビューワ、及びicカードビューワにおける検査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカードのアクセス装置、ICカードアクセス装置の検査装置及びICカードアクセス装置の検査方法に関し、例えば非接触ICカードの記録を確認するICカードビュアーの検査に適用することができる。本発明は、アクセス対象から所定のコードが得られた場合、動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置で所定の動作確認用のプログラムを実行することにより、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにして、簡易な構成、操作によりICカードビュアー等の動作を確認することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカードにおいては、大量のデータを記録して携帯できることにより、磁気記録によるカードに代えて、種々の用途に利用されるようになされている。すなわち図4は、この種のICカードシステムを示すブロック図である。このICカードシステム1において、パーソナルコンピュータ(PC)2は、店舗等において売り上げの集計等に利用される。
【0003】
リーダライタ3は、ICカード4のアクセス装置であり、パーソナルコンピュータ2等の制御によりICカード4をアクセスしてICカード4との間で種々のデータを入出力する。すなわちリーダライタ3においては、外部インターフェース(外部I/F)5を介してパーソナルコンピュータ2より出力される制御コマンド等を中央処理ユニット(CPU)6に通知し、メモリ7にワークエリアを確保した中央処理ユニット6の処理により、例えばカードインターフェース(カードI/F)8を介してICカード4をアクセスする。さらにリーダライタ3は、キーボード9の操作に応じた中央処理ユニット6の処理等により、さらにはパーソナルコンピュータ2の制御により、カードインターフェースを介してICカード4に記録されたデータを読み出し、またICカード4の記録を更新する。リーダライタ3は、このようなICカード4のアクセスに係る情報を液晶表示パネル等による表示ディバイス10に表示し、またパーソナルコンピュータ2との間で入出力する。これによりリーダライタ3は、例えばICカード4に記録された電子マネーをパーソナルコンピュータ2により処理して、ICカード4を店舗における支払い等に利用できるようになされている。
【0004】
これらに対応してICカード4においては、カードインターフェース(カードI/F)11を介してリーダライタ3によるアクセスを中央処理ユニット(CPU)12に通知し、この中央処理ユニット12の処理によりメモリ13に記録されたデータをリーダライタ3に通知し、またリーダライタ3からの制御によりメモリ13の内容を更新するようになされている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのような構成に係るICカードにおいては、リーダライタとの間で非接触によりデータを送受する構成の非接触ICカードがあり、このような非接触ICカードにおいては、ICカードをアクセスする携帯型のアクセス装置であるICカードビュアーを使用することが考えられる。
【0006】
すなわち図5は、このようなICカードビュアーを示す斜視図である。ICカードビュアー20においては、電源スイッチ20Aの操作により内蔵の電池で動作を開始し、内蔵のアンテナを駆動する。これによりICカードビュアー20は、ICカード4に近接して保持すると、ICカード4のアンテナに高周波を誘起し、この高周波によりICカード4の動作を立ち上げる。
【0007】
さらにICカードビュアー20は、ICカード4に呼び掛けを発するように内蔵のアンテナを駆動し、この呼び掛けに対する応答等の一連のデータ交換により、ICカード4が動作を立ち上げると、ICカード4との間で認証の処理を実行する。さらにICカードビュアー20は、この認証結果に基づいて、各種の操作子21の操作に応動して、ICカード4をアクセスし、所定の表示部22にICカード4に記録された各種の情報を表示する。
【0008】
このようなICカードビュアー20においては、基板への部品実装工程、出荷検査工程等の、製造時の各工程において、動作を確認する必要があり、近年の電子機器一般においては、所定のテストプログラムの実行によりこのような動作を確認できるようになされている。
【0009】
ICカードビュアー20においては、このようなテストプログラムの実行に、実用上未だ不十分な問題がある。
【0010】
すなわちこのようなテストプログラムを実行する場合、テスト用のボードに接続して実行する方法が考えられるが、非接触ICカードに適応するICカードビュアー20の場合、完成品においてはこの方法を適用できない問題がある。
【0011】
またリーダライタに接続して、リーダライタの特殊なキー操作によりテストプログラムを実行する方法も考えられる。またICカードビュアー20自体で、特殊なキー操作によりテストプログラムを実行する方法も考えられる。しかしながら、製造現場でこのような特殊なキー操作を必要とすると、その分、製造に要する時間が長くなる問題がある。またユーザー側の誤操作等によりに、不必要にテストモードになってしまう恐れもある。
【0012】
これに対して例えば専用のリーダライタ等の使用により、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにしてテストプログラムを実行する方法も考えられるが、この方法の場合、専用の設備が必要になり、市場におけるメンテナンス作業には適用困難な問題がある。
【0013】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにして、簡易な構成、操作によりICカードビュアー等の動作を確認することができるICカードのアクセス装置ICカードアクセス装置の検査装置及びICカードアクセス装置の検査方法を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、ICカードをアクセスしてICカードに記録された情報をユーザーに提供するICカードのアクセス装置に適用して、アクセス対象より所定のコードが得られた場合、動作モードをテストモードに切り換え、所定の動作確認用のプログラムを実行する。
【0015】
また請求項5の発明においては、ICカードアクセス装置によるアクセスに対して保持したデータを提供するICカードとほぼ同一の形状であり、ICカードアクセス装置によるアクセスに対して、ICカードアクセス装置の動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置に動作確認用のプログラムを実行させるデータを提供する。
【0016】
また請求項9の発明においては、ICカードをアクセスしてICカードに記録された情報をユーザーに提供するICカードアクセス装置の検査方法において、アクセス対象から所定のコードが得られた場合、ICカードアクセス装置の動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置で所定の動作確認用のプログラムを実行する。
【0017】
請求項1の構成によれば、ICカードのアクセス装置に適用して、アクセス対象より所定のコードが得られた場合、動作モードをテストモードに切り換え、所定の動作確認用のプログラムを実行することにより、ICカードに対するアクセスによっては、この所定のコードによる応答が得られないようにしてユーザー側ではテストモードに移行できないようにすることができる。これによりICカードをアクセスする場合と同様の簡易な操作により、またテストモードに移行させるコードをICカード記録する等の簡易な構成により、動作を確認することができる。
【0018】
また請求項5の構成によれば、ICカードアクセス装置によるアクセスに対して保持したデータを提供するICカードとほぼ同一の形状であり、ICカードアクセス装置によるアクセスに対して、ICカードアクセス装置の動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置で動作確認用のプログラムを実行させるデータを提供することにより、例えばICカードにテストモードに移行させるコードを記録するだけの簡易な構成により、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにして、ICカードをアクセスする場合と同様の簡易な操作により、ICカードアクセス装置の動作を確認することができる。
【0019】
また請求項9の構成によれば、ICカードアクセス装置の検査方法において、アクセス対象から所定のコードが得られた場合、ICカードアクセス装置の動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置で所定の動作確認用のプログラムを実行することにより、ICカードに対するアクセスによっては、この所定のコードによる応答が得られないようにしてユーザー側ではテストモードに移行できないようにすることができる。これによりICカードをアクセスする場合と同様の簡易な操作により、またICカードによりテストモードに移行させるコードを記録する等の簡易な構成により、動作を確認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0021】
(1)実施の形態の構成
図2は、本発明の実施の形態に係るICカードビュアーを示す平面図である。このICカードビュアー31は、板形状により形成され、電源スイッチ32の押圧操作により動作を開始して内蔵のアンテナを駆動し、近接して保持されるICカードの動作を立ち上げると共に、このICカードとの間で相互認証の処理を実行する。
【0022】
さらにICカードビュアー31は、上下左右方向によるスクロールの操作子33A〜D、履歴、残額の操作子34、35の操作に応動して、このように相互認証してなるICカードに種々のコマンドを送出し、このICカードの記録をロードする。さらにICカードビュアー31は、このようにしてロードした情報を液晶表示パネルによる表示部36に表示する。これによりICカードビュアー31は、携帯してICカードに記録された情報を確認できるようになされている。
【0023】
図1は、このICカードビュアー31の構成を示すブロック図である。このICカードビュアー31において、駆動用電源41は、内蔵の電池により構成され、変復調回路44は、情報処理部42の制御により動作を立ち上げ、ループアンテナ45を駆動する。変復調回路44は、このループアンテナ45の駆動により、近接して保持されたICカードに動作用の電源を供給し、またこのICカードに種々のデータを送信する。さらに変復調回路44は、所定期間の間、一定の出力インピーダンスによる高周波信号により(いわゆる無変調状態である)ループアンテナ45を駆動し、このループアンテナ45における高周波信号を検波することにより、近接して保持されてこのループアンテナ45の電力により動作するICカードから送出されたデータを受信する。変復調回路44は、このようなデータの送信、受信を情報処理部42の制御により実行することにより、ICカードとの間で相互認証等の処理を実行し、またICカードをアクセスして種々のデータを入出力するようになされている。
【0024】
情報処理部42は、電源スイッチ32の操作により駆動用電源41で動作を開始し、変復調回路44の動作を立ち上げてループアンテナ45の駆動を開始する。これにより情報処理部42は、ユーザーの操作により近接して保持されたICカードの動作を立ち上げる。さらに情報処理部42は、変復調回路44の制御によりICカードとの間で相互認証の処理を実行した後、各種操作子33A〜33D、34、35等の操作に応動した変復調回路44の制御により、ICカードにリードコマンドを送出し、これによりICカードに記録された各種のデータを取得する。さらに情報処理部42は、このようにして取得したデータにより表示部36を駆動し、これによりユーザーの所望する情報をICカードより取得して表示するようになされている。
【0025】
情報処理部42は、この処理において、ICカードよりテストモードへの移行を指示するテストモードコードが受信されると、このコードによりメモリ46をアクセスし、このメモリ46に保持されたテストプログラムを実行する。すなわちメモリ46は、情報処理部42の処理に係る処理手順が記録され、この処理手順においては、ICカードをアクセスしてICカードに記録された情報の表示に供する処理プログラムと、このICカードビュアー31のテストプログラムとにより構成される。情報処理部42は、ICカードをアクセスして通常のコードが得られると、このメモリ46に保持されてなるICカードに記録された情報の表示に供する処理プログラムを実行し、これにより上述したように操作子33A〜33D、34、35の操作に応動してICカードをアクセスし、ICカードに記録された情報を表示する。
【0026】
これに対してテストモードコードがアクセス対象より得られると、情報処理部42は、テストプログラムを実行する。ここでこのテストプログラムは、表示部36にテスト用の各種文字等を表示して表示部36が正しく動作するか等を検査する動作確認用プログラムである。これによりICカードビュアー31においては、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにして、テスト用のICカードに近接して保持するだけの簡易な操作により、またアクセス対象からテストモードコードを返すだけの簡易な構成により、動作を確認することができるようになされている。
【0027】
かくするにつき図3は、この情報処理部42における処理手順を示すフローチャートである。情報処理部42は、変復調回路44を介してICカードとの間で相互認証の処理を完了すると、ステップSP1からステップSP2に移り、ICカードの所定領域に記録されたデータをロードする。ここでICカードビュアーの検査には、ICカードビュアー検査用のICカードが使用され、このようなICカードビュアー検査用のICカード及び通常のICカードにおいては、この所定領域がモード設定メモリに設定される。さらにICカードビュアー検査用のICカードにおいては、このモード設定メモリにテストモードコードが記録されるようになされている。
【0028】
これにより情報処理部42は、このモード設定メモリの記録を取得すると、ステップSP3に移り、この記録がテストモードコードか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、情報処理部42は、ステップSP4に移り、メモリ46に記録されたテストプログラムを実行することにより、テストモードにより一連の処理を実行した後、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。これに対してステップSP3で否定結果が得られると、ステップSP6に移り、メモリ46に記録された通常の処理手順を実行することにより、通常のプログラムを実行した後、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。
【0029】
このICカードビュアー31の構成に対応して、ICカードビュアー検査用のICカード51においては(図1)、ICカードビュアー31により最初にアクセスされる領域にテストモードコードが記録されている点を除いて、通常のICカードと同一に構成される。すなわちICカードビュアー検査用のICカード51においては、ループアンテナ52に誘起される高周波信号を変復調回路53により整流して動作用の電源を生成し、これによりリーダライタ、さらにはICカードビュアー31に近接して保持されると、動作を開始するようになされている。
【0030】
変復調回路53は、さらにループアンテナ52に誘起される高周波信号を検波し、これによりリーダライタ、さらにはICカードビュアー31より送出されたデータを受信して信号処理回路5に出力する。またこの信号処理回路5の制御により、ループアンテナ52の終端インピーダンスを切り換え、これによりループアンテナ52に結合してなるリーダライタ、さらにはICカードビュアー31に、種々のデータを送出する。
【0031】
信号処理回路54は、変復調回路53より得られるデータを解析し、この解析結果によりメモリ55に保持したデータ、さらには種々のステータスを変復調回路53に送出する。これによりICカードビュアー検査用ICカード51においては、ICカードビュアー31のアクセスによりメモリ55に記録された情報を送出するようになされている。
【0032】
メモリ55は、例えば不揮発性のメモリにより構成される。メモリ55は、通常のICカードにおいては、ICカードビュアー31により最初にアクセスされる領域に通常のICカードであることを示すコードが記述され、続いて例えば電子マネーの金額、電子マネーの使用履歴等が記録されるのに対し、この検査用のICカード51においては、ICカードビュアー31により最初にアクセスされる領域に通常のテストモードコードが記録される。
【0033】
これによりこのICカードビュアー検査用ICカード51においては、単に通常のICカードに所定のコードを記述するだけの簡易な構成により、ICカードビュアー31をテストモードに切り換えて、ICカードビュアー31の動作を確認できるようになされている。
【0034】
(2)実施の形態の動作
以上の構成において、ICカードビュアー31は(図1及び図2)、例えばICカードの上に重ねるように保持して、電源スイッチ32を押圧操作すると、内蔵の電源41により動作を開始し、ループアンテナ45を所定の高周波信号により駆動する。これによりこのようにしてICカードビュアー31に近接して保持されたICカードにおいては、内蔵のループアンテナに高周波信号が誘起され、この高周波信号の電力により動作を開始する。
【0035】
ICカードビュアー31は、このようにしてループアンテナ45を高周波信号により駆動した状態で、この高周波信号を変調し、ICカード側においては、ループアテンナに誘起される高周波信号を検波し、これにより非接触で、ICカードビュアー31からICカードへデータが送信される。またICカードビュアー側で一定の出力インピーダンスによる無変調状態で駆動した状態で、ICカード側において、ループアンテナの終端インピーダンスが切り換えられ、この切り換えにより変化するICカードビュアー31側、ループアンテナ45の高周波信号が検波され、これにより非接触で、ICカード側よりICカードビュアー31に種々のデータが送信される。このICカードシステムでは、このようなICカードビュアー31及びICカードによるデータ交換により、ICカードビュアー31より非接触でICカードをアクセスし、ICカードに記録された各種のデータが読み出され、表示部36に表示される。これによりこのICカードビュアー31においては、携帯して、例えばICカードの上に重ねて所望の操作子を押圧操作するだけの簡易な操作により、ICカードの記録を確認することができる。
【0036】
このようなICカードビュアー31の動作を確認する場合、製造工程においては、基板に部品を実装した状態で、また完成品の状態で、検査用ICカード51の上にICカードビュアー31を載置して電源スイッチ32を押圧操作することにより、ICカードビュアー31が正しく動作する場合には、通常のICカードをアクセスする場合と同様に、ループアンテナ45の駆動を開始する。
【0037】
検査用ICカード51では、通常のICカードと同様に、これによりループアンテナ52に高周波信号が誘起されて動作を開始し、ICカードビュアー31に応答する。ICカードビュアー31及びICカード51では、通常のICカードにおけるアクセスの場合と同様に、相互認証の処理を実行し、その後、ICカード51に内蔵のメモリ55の所定領域がアクセスされ、検査用ICカード51においては、この所定領域に記録されたテストモードコードがICカードビュアー31に送信される。
【0038】
ICカードビュアー31においては、このテストモードコードに代えて通常のICカードのアクセスによるコードが返された場合、メモリ46に記録された通常のICカードのアクセスに係る処理手順の実行により、ICカードをアクセスして記録された内容を表示部36に表示するのに対し、この検査用ICカード51によりテストモードコードが返されると、メモリ46に記録されたテストプログラムを実行し、これにより表示部36等の動作が確認される。
【0039】
これによりこの検査用ICカード51を用いたICカードビュアー31の検査工程においては、検査用ICカード51の上にICカードビュアー31を重ねて電源スイッチ32を押圧操作するだけの簡易な操作により、ICカードとの間のデータ通信、表示部36の表示等を確認することができる。また通常のICカードの記録を一部変更するだけの簡易な構成により、ICカードビュアー31の検査装置を作成することができ、その分、簡易な構成によりICカードビュアー31を検査することができる。またこのような検査用ICカード51の外部への流出を防止して、さらにはこのようなテストモードコードを外部に漏れないようにして、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにすることができる。
【0040】
(3)実施の形態の効果
以上の構成によれば、アクセス対象から所定のコードが得られた場合、動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置であるICカードビュアーで所定の動作確認用のプログラムを実行することにより、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにして、簡易な構成、操作によりビュアーの動作を確認することができる。
【0041】
またこのときこの動作確認用のプログラムを、ICカードビュアーに内蔵のメモリに記録することにより、検査用ICカードにおいては、単に一般のICカードにテストモードコードを記録するだけの簡易な構成により作成することができる。
【0042】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ICカードビュアー側にテストプログラムを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、検査用ICカード側に配置してもよく、ICカードビュアー側、ICカード側に分割して配置するようにしてもよい。
【0043】
また上述の実施の形態においては、ICカードビュアーの検査工程に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メンテナンスに適用するようにしてもよい。
【0044】
また上述の実施の形態においては、ICカードビュアーでなるICカードアクセス装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リーダライタ等、種々のICカードアクセス装置の検査に広く適用することができる。
【0045】
また上述の実施の形態においては、非接触型のICカードシステムに本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、接触型のICカードによるシステムにも広く適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、アクセス対象から所定のコードが得られた場合、動作モードをテストモードに切り換えて、ICカードアクセス装置で所定の動作確認用のプログラムを実行することにより、ユーザー側ではテストモードに移行できないようにして、簡易な構成、操作によりICカードビュアー等の動作を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るICカードビュアー及びICカードを示すブロック図である。
【図2】図1のICカードビュアーを示す正面図である。
【図3】図1のICカードビュアーにおける情報処理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】従来のICカードシステムを示すブロック図である。
【図5】ICカードビュアーの説明に供する斜視図である。
【符号の説明】
1 ……ICカードシステム、3……リーダライタ、4……ICカード、20、31……ICカードビュアー、46、55……メモリ、51……検査用ICカード

Claims (3)

  1. ICカードビューワにより最初にアクセスされる所定のメモリ領域に、テストモードに移行させるテストモードコードが記録されたICカードビューワ検査用ICカード、又は、前記所定のメモリ領域に通常のICカードであることを示す通常コードが記録され、前記所定のメモリ領域とは異なるメモリ領域に電子マネーに関する情報が記録された通常のICカードが翳された際に、前記所定のメモリ領域に記録されているコードを読み出す読み出し手段と、
    テスト用の情報を表示するためのテストプログラム、及び、前記通常のICカードに記録された情報を表示させる通常のプログラムが記録されたメモリと、
    前記読み出し手段により読み出されたコードが前記テストモードコードであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記読み出し手段により読み出されたコードが前記テストモードコードであると判定された場合には前記メモリに記録されたテストプログラムを実行し、前記読み出し手段により読み出されたコードが前記テストモードコードでないと判定された場合には前記メモリに記録された通常のプログラムを実行する実行手段と、
    前記実行手段により実行結果を表示する表示部と、
    を備える、ICカードビューワ。
  2. 前記読み取り部は、相互認証が成功したICカードビューワ検査用ICカード又は通常のICカードから非接触通信を利用してコードを読み出す、
    請求項1に記載のICカードビューワ。
  3. ICカードビューワにより最初にアクセスされる所定のメモリ領域に、テストモードに移行させるテストモードコードが記録されたICカードビューワ検査用ICカード、又は、前記所定のメモリ領域に通常のICカードであることを示す通常コードが記録され、前記所定のメモリ領域とは異なるメモリ領域に電子マネーに関する情報が記録された通常のICカードが翳された際に、前記所定のメモリ領域に記録されているコードを読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにて読み出されたコードが前記テストモードコードであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じて、テスト用の情報を表示するためのテストプログラム、及び、前記通常のICカードに記録された情報を表示させる通常のプログラムが記録されたメモリからプログラムが読み込まれる読み込みステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果、前記読み出しステップにて読み出されたコードが前記テストモードコードであると判定された場合には前記メモリから読み込まれたテストプログラムを実行し、前記読み出しステップにて読み出されたコードが前記テストモードコードでないと判定された場合には前記メモリから読み込まれた通常のプログラムを実行する実行ステップと、
    前記実行ステップの実行結果を表示する表示ステップと、
    を含む、ICカードビューワにおける検査方法。
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